JPH01165597A - 22―デクロロテイコプラニン類 - Google Patents

22―デクロロテイコプラニン類

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JPH01165597A
JPH01165597A JP63289027A JP28902788A JPH01165597A JP H01165597 A JPH01165597 A JP H01165597A JP 63289027 A JP63289027 A JP 63289027A JP 28902788 A JP28902788 A JP 28902788A JP H01165597 A JPH01165597 A JP H01165597A
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alkyl
formula
group
hydrogen
ring
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JP63289027A
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Adriano Malabarba
アドリアーノ・マラバルバ
Franca Spreafico
フランカ・スプレアフイコ
Giorgio Tarzia
ジヨルジヨ・タルツイア
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Gruppo Lepetit SpA
Original Assignee
Gruppo Lepetit SpA
Lepetit SpA
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D498/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D498/22Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains four or more hetero rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K9/00Peptides having up to 20 amino acids, containing saccharide radicals and having a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K9/006Peptides having up to 20 amino acids, containing saccharide radicals and having a fully defined sequence; Derivatives thereof the peptide sequence being part of a ring structure
    • C07K9/008Peptides having up to 20 amino acids, containing saccharide radicals and having a fully defined sequence; Derivatives thereof the peptide sequence being part of a ring structure directly attached to a hetero atom of the saccharide radical, e.g. actaplanin, avoparcin, ristomycin, vancomycin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、抗生物質ティコプラニン(むetcopla
nin)の新規な22−デクロロ誘導体、その製造方法
及びそれらを含有する製薬学的組成物に関する。
更に特定的には、特にダラム陽性菌に対する抗微生物活
性を持った本発明の化合物は、下記式In 式中、 Yはヒドロキシ、エステル基又はアミド基を表し、 Aは水素又は−N [(CIlI  C++)脂肪族ア
シル]−β−D−2−デオキシ−2−アミノ−グルコピ
ラノシルを表し、 Bは水素又はN−アセチル−β−D−2−デオキシーア
ミノーグルコピラノシルを表し、Mは水素又はα−D−
マンノピラノシルを表す、を有しそしてその付加塩を含
む。
ティコプラニンは、炭素、窒素及び無機塩の同化可能な
ソースを含む培養培地中で、菌株アクチノプラネス・テ
イコミセチクス(Avtinoplanes teic
omyceticus)  n o v、 s p、 
ATCC31121を培養することにより得られる、公
式的にティコマイシン(teicomycin)と呼ば
れる抗生物質の国際的非専有名称(internati
onal non−proprietary name
) (I N N)である。(米国特許第4.239.
751号参照)。上記特許に記載の方法に従えば、ティ
コマイシンA3、A2及びA、は、分離された発酵ブロ
スから、適当な水に不溶性の有機溶媒による抽出及び普
通の方法に従う抽出溶媒からの沈澱により回収される。
単離された抗生物質複合体の主要な因子であるティコマ
イシンA2は、次いでセファデックス[F]でのカラム
クロマトグラフィーにより他の因子から分離される。
英国特許公告第2121401号公報は、抗生物質ティ
コマイシンA2は実際には5つの密接に関連した同時生
成した主成分の混合物であることを開示している。
最近の構造の研究に従えば、ティコプラニンA。
(公式的にはティコマイシンAt)主成分l、2゜3.
4及び5を下記式■ 式中、 Yはヒドロキシであり、 Aは−N[(C+*−Cst)脂肪族アシル]−β−D
−2−デオキシ−2−アミノ−グルコピラノシルを表し
、 BはN−アセチル−β−D−2−デオキシー2−アミノ
−グルコピラノシルを表し、 M ハa −D−マンノピラノシルを表す、にょう表す
ことが可能である。
更に特定的には、ティコプラニンA2成分lにおいて、
[(C+a  C++)−脂肪族アシル]置換基は、2
−デセノイルを表し、ティコプラニンA、成分2におい
ては、8−メチル−ノナノイルを表し、ティコプラニン
A2成分3においては、デカノイルを表し、ティコプラ
ニンA2成分4においては、8−メチルデカノイルを表
し、ティコプラニンA、成分5においては、9−メチル
デカノイルを表す。
糖部分はすべて、存在する場合には、O−グリコシド結
合を介してティコプラニン核に連結されている。
更に、ティコプラニン、その純粋な因子又は任意の割合
の前記因子の混合物を、1つ又は2つの糖部分の選択的
加水分解により単一の抗生物質製品に転換することが可
能である。それらは抗生物質L17054及びL170
46と命名され、そしてヨーロッパ特許公開公報第11
9575号及び第119574号にそれぞれ記載されて
いる。
抗生物質L17054は、Yがヒドロキシであり、Aが
水素を表し、BがN−アセチル−β−り一2−デオキシ
−2−アミノ−グルコピラノシルを表し、Mがσ−D−
マンノピラノシルヲ表し、糖部分は0−グリコシド結合
を介してペプチド核に連結されている前記式■により表
される。
抗生物質L17046は、Yがヒドロキシであり、A及
びMが水素原子を表し、BがN−アセチル−β−D−2
−デオキシー2−アミノ−グルコピラノシルであり、糖
部分はO−グリコシド結合を介してペプチド核に連結さ
れている前記式■により表される。
Yがヒドロキシを表し、Aが−N[(C,、−C++)
脂肪族アシル]−β−D−2−デオキシ−2−アミノ−
グルコピラノシルを表しモしてBがN−アセチル−β−
D−2−デオキシーアミノーグルコピラノシルを表す式
■の化合物は、ヨーロッパ特許出願第88110195
゜01号(特願昭63−162735)に開示されてい
る。
ティコプラニン化合物のすべての糖部分の完全な選択的
開裂は、抗生物質L17392又はデグルコテイコプラ
ニンと呼ばれモしてYがヒドロキシであり、A、B及び
Mが各々独立に水素基を表す前記式■により表されるア
グリコン分子を与える。この選択的加水分解プロセスは
ヨーロッパ特許公開公報第146053号に記載されて
いる。
同じ構造式を持った物質がヨーロッパ特許公開公報第9
0578号に開示されておりそして抗生物質A4103
0因子Bと呼ばれている。
この物質は、適当な培地で菌株ストレプトミセス番ビル
ギニアエ(Streptomyces virgini
ae)N RRL  12525又はストレプトミセス
・ビルギニアエ(Streptomyces virg
iniae)N’RRL  15156を発酵させ、単
離し、精製しそして抗生物質A41030、A4103
0因千Bを包含する少なくとも2つの因子の抗生物質複
合体、の成分に分離することを伴う微生物学的方法によ
り得られる。
Yがエステル基を表す式■の化合物は、EP−A−21
6775及びEP−A−182157に記載されている
Yがアミド基を表す式■の化合物はEP−A−2180
99に記載されている。
更に特定的には、EF’−A−216775は、YがO
Rを表し、式中Rは、(C、−C+z)アルキル、ヒド
ロキシ(CI−CIりアルキル、(C3゜−〇、)アル
コキシ< c r−c ts)アルキル、ハロ(CI 
 CIz)アルキル; 式 %式%) (式中、R2及びR3は各々独立に水素又は(CIC4
)アルキル基を表すか又はR2とR3とは隣接窒素原子
と一緒になって5−7員の芳香族環、部分的に水素化さ
れているか又は飽和した複素環を表し、該環はS、0及
びNから選ばれる更なるヘテロ原子を随時含んでいても
よい)の基;式 %式%) [式中R2及びR3は前記したとおりであり R4は水
素又は(CI  Ca)アルキルを表す]の基を表すか
、又は、 ・、Rは、式 %式% ] [式中、mは整数2又は3を表し、nは1−10の整数
であり、  (CHt)−基の水素原子の1つはメチル
基により置換されていてもよい]の基;(Cx−Cl@
)アルカノイルオキシメチル、7エ:−ル、R換さht
:フェニル、フェニル(CI−Cs)アルキル、置換さ
れたフェニル(CI  Co)アルキルを表す、 式■の化合物を記載している。
EP−A−218099は、Yに対する下記の定義を与
える: “Yは、基 R′ / N \ z を表し、 上記式中、 R1は、水素、(CI−C6)アルキル、ヒドロキシ(
Cs  C4)アルキル、ハロゲノ(C!−C4)アル
キル、(CI−C4)アルコキシ(Cj  CG)アル
キル、アミン(02C4)アルキル、(cl−C6)ア
ルキルアミノ(CI−C4)アルキル、ジ(C,−04
)アルキルアミZ(CIC*)アルキルを表し、 R2は、水素、(CI−C6)アルキル、ヒドロキシ(
C!−CG)アルキル、ハロゲノ(cg  C4)アル
キル、(CI  C4)アルコキシ(C*−Ca)アル
キル、 窒素含有5−6員複素環[該環は不飽和であるか、部分
的に飽和されているか又は完全に飽和されていてもよく
、そしてN%S及びOから選ばれるヘテロ原子を更に1
個乃至3個含んでいてもよく、環炭素の1個乃至3個は
随時(CI  CI)アルキル置換基を有していてもよ
く、そして環窒素の1つは(CI−C4)アルキル、(
Ca  Ct)シクロアルキル、随時ハロゲン又は(C
I  C4)アルキルで置換されていてもよいフェニル
、フェニル(CI−C4)アルキル、ピリジル、(c 
を−04)アルキルピリジニオから選ばれる置換基R″
を随時有していてもよく、そして前記環が完全に飽和さ
れている場合には、環員の2つは1個乃至3個の炭素原
子のアルキレン鎖により随時架橋されていてもよく、そ
のメチレン基の1つは−NH−又れていてもよい]、 基−alk−W [式中、 “alk”は1個乃至8個の炭素原子の線状アルキレン
鎖を表し、該アルキレン鎖は、(CI−C4)アルキル
、ヒドロキシ(c t−c a)アルキル、ヒドロキシ
、カルボキシ、アミノカルボニル、(Ci  C4)ア
ルキルアミノカルボニル、ジ(C1G4)アルキルアミ
ノカルボニル、(C1−C4)アルコキシカルボニル、
フェニル(CI−C4)アルコキシカルボニル、から選
ばれる置換基で随時置換されていしてもよく、そして、
Wは、カルボキシ、(C,−C4)アルコキシカルボニ
ル、フェニル(CI−C4)アルコキシカルボニル、ア
ミノカルボニル、(CI−C4)アミノカルボニル、ジ
(c+c*)アミノカルボニル、ベントサミノカルボニ
ル、ヘキソミノカルボニル、ウレイド、グアニジノ、前
記した窒素含有5−6員複素環、 式 式中、R3及びR4は各々独立に水素、(CI−CI)
アルキル、ヒドロキシ(ci  C4)アルキル及びハ
ロゲノ(C2C4)アルキルを表すか、又はR′はフェ
ニルメチルオキシカルボニルを表しそしてR3は水素を
表す、の基、 式 式中、R6、R7及びRaは各々独立に(C1−C4)
アルキルを表す、の基、 を表す] を表すか、あるいは、 R1とR2は隣接窒素原子と一緒になって、飽和の5−
7員複素環を表し、該環は環炭素上に1個乃至2個の(
CI  C4)アルキル置換基を随時有していてもよく
、そして−〇−1−5−及び−NR5−1ここにR5は
前記したとおりである、から選ばれる更なるペテロ原子
を含有していてもよく、R4R8 ウレイド、グアニジノ又は環窒素原子との結合を介して
“alk”部分と直接結合した前記の窒素含有5−6員
複素環を表す場合には、線状アルキレン“alk”部分
は少なくとも2つの炭素原子でなければならないものと
する。
硫酸バリウム上のパラジウム、硫酸バリウム上の白金、
リンドラ−触媒(鉛で弱めた炭酸カルシウム上のパラジ
ウム)及び炭素上の5%(W / W )硫化パラジウ
ムのような弱めた(po 1soned)触媒の存在下
に、ティコプラニンA2成分lを選択的に水素化してそ
れをティコプラニンA2成分3に転換することを記載し
ている。
これらの条件下での脱塩素化は報告されていない。
ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイエテ
4 (J、 Am、 Chem、 Soc、 )第10
7巻、(1985)、6652−6658頁に、ハリス
 シー・エム(Harris C,M、)等は、公知の
グリコペプチド抗生物質であるバンコマイシン(van
comyc in)のモノ−及びジブクロロ誘導体の製
造を記載している。しかしながら、それに述べられた反
応条件、主としてlO%Pd/Cの存在下の水素化は、
本発明の基質には適していない。その理由は、それらは
七ノーデクロロ誘導体(即ち22−デクロロティコプラ
ニン誘導体)のために選択的ではなくて、更に十分に以
下に説明するように相当な量のジブクロロ誘導体(即ち
、22.25−ジブクロロティコプラニン誘導体)の形
成にも導くからである。
故に、本発明の目的は、ティコプラニン又はティコプラ
ニン誘導体のペプチド核の位置22のクロロ原子を除去
するための選択的方法である。
本発明の他の目的は、公知のティコプラニン誘導体のい
ずれかから出発して本発明の方法により得られる22−
デクロロティコプラニン誘導体により表される。
これらの化合物は、出発化合物の抗微生物パターンを維
持しており、従って主としてダラム陽性菌に対して活性
である。
本発明は、活性成分として本発明の化合物を使用する製
薬学的組成物及び感受性のバクテリアにより引き起こさ
れる感染症を処置するためのこの薬理学的に活性な物質
の使用も包含する。
本発明の化合物の好ましい群は、 Yが、基 R1 / N \ を表し、 上記式中、 R1は、水素、(CI  Ca)アルキルを表し、R2
は、水素、(CI  CS)アルキル、窒素含有5−6
員複素環[線環は不飽和であるか、部分的に飽和されて
いるか又は完全に飽和されていてもよく、そしてN、S
及び0から選ばれるヘテロ原子を更に1個乃至3個含ん
でいてもよく、環炭素の1個乃至3個は随時(CI  
C4)アルキル置換基を有していてもよく、そして環窒
素の1つは(ct  C4)アルキル、(Ca  Cy
)シクロアルキル、フェニル、及びピリジルから選ばれ
る置換基R8を随時有していてもよい]、完全に飽和し
た窒素含有5−6員複素環[線環は更なるN原子を含有
していてもよく、環炭素の1個乃至3個は随時(CI 
 C4)アルキル置換基を有していてもよく、環窒素の
1つは(CI  C4)アルキルを表す置換基R5を随
時有していてもよく、そして環員の2つは1個乃至3個
の炭素原子のアルキレン鎖により架橋されており、その
メチアルキル]により随時置換えられていてもよい]、
基−alk−W 〔式中、”alk”は1個乃至8個の炭素原子の線状ア
ルキレン鎖を表し、該アルキレン鎖は、(CI  C4
)アルキル、カルボキシ、アミノカルボニル、(ct 
 C4)アルキルアミノカルボニル、ジ(ct  C4
)アルキルアミノカルボニル、(ct  C4)アルコ
キシカルボニル、フェニル(CI  C4)アルコキシ
カルボニル、から選ばれる置換基で随時置換されていて
もよく、そしてWは、カルボキシ、(C1−04)アル
コキシカルボニル、フェニル(C1−C4)アルコキシ
カルボニル、アミノカルボニル、(CI  Ca)アミ
ノカルボニル、’; (CI  C4)アミノカルボニ
ル、ゲルコサミノカルボニル、ウレイド、グアニジノ、
窒素含有5−6員複素環[線環は不飽和であるが、部分
的に飽和されているか又は完全に飽和されていてもよく
、そしてN、S及び0から選ばれるヘテロ原子を更に1
個乃至3個含んでいてもよく、環炭素の1個乃至3個は
随時(C,−C4)アルキル置換基を有していてもよく
、そして環窒素の1つは(CI  CI)アルキル、(
Ca  Ct)シクロ 。
アルキル、フェニル、及びピリジルから選ばれる置換基
R5を随時有していてもよい]、完全に飽和した窒素含
有5−6員複素環[線環は更なるN[子を含有していて
もよく、環炭素の1個乃至3個は随時(CI  C4)
アルキル置換基を有していてもよく、環窒素の1つは(
a、−C,)アルキルを表す置換基R″を随時有してい
てもよく、そして環員の2つは1個乃至3個の炭素原子
のアルキレン鎖により架橋されており、そのメチアルキ
ル]により随時置換えられていてもよい]、式 [式中、R3及びR4は各々独立に水素、(Ct−06
)アルキル、ヒドロキシ(C2C4)アルキル及びハロ
ゲノ(cz  C4)アルキ、ルを表すか、又はR4は
フェニルメチルオキシカルボニルを表しそしてR3は水
素を表す1の基、 式 [式中、R6、R7及びR6ハ各々独立に(C,−C4
)アルキルを表す]の基を表す〕を表すが、あるいは、 R1とR2は隣接窒素原子と一緒になって、飽和の5−
7員複素環を表し、線環は環炭素上に1個乃至2個の(
ct  CI)アルキル置換基を随時有していてもよく
、そして−0−1−8−及び−NR5−1ここにR5は
前記したとおりである、がら選ばれる更なるペテロ原子
を含有していてもよく、Aは水素又は−N[(CI。−
C1l)脂肪族アシル]−β−D−2−デオキシ−2−
アミノ−グルコピラノシルを表し、 Bは水素又はN−アセチル−β−D−2−デオキシー2
−アミノ−グルコピラノシルを表し、Mは水素又はα−
D−マンノピラノシルを表し、R4R8 ウレイド、グアニジノ又は環窒素原子との結合を介して
“alk”部分と直接結合した前記の窒素含有5−6員
複素環を表す場合には、線状アルキレン“alk”部分
は少なくとも2つの炭素原子でなければならないものと
する、 式Iのこれらの化合物及びそれらの酸付加塩により表さ
れる。
本発明の化合物の更に好ましい群は、YがNR’R’を
表し、ここにR1は水素を表しそしてR1は基−alk
−Wを表し、ここに“alk”は2個乃至8個の炭素原
子の線状アルキレン鎖であり、Wはピロリジノ、モルホ
リノ、チオモルホリノ、ピペリジノ、又はN′窒素原子
において(c l−c s)アルキル、(C4Cy)シ
クロアルキル、ベンジル、ピリジニル又は(C,−C,
)アルキルピリジニオ基により随時置換されていてもよ
いピペラジノを表すか、又は Wは、式 式中、R3及びR1は各々独立に(CI  Ca)アル
キル基を表す、 の基を表しそしてA、B及びMは前記したとおりである
、 式Iのこれらの化合物及びそれらの酸付加塩を包含する
本発明の好ましい化合物は、YがNR’R”を表し、こ
こにR’、A、B及びMは水素原子を表しモしてR2は
、基、 −alk−N \ 式中、“alk”は2−6個の炭素原子の線状アルキレ
ン鎖でありそしてR3及びR4は(CI−cm)アルキ
ル基を表す、 を表す、式Iのこれらの化合物及び製薬学的に許容しう
るそれらの付加塩によっても表される。
本発明の好ましい化合物の他の群は、YがNR’R”を
表しそしてR1が水素又は(C,−C,)アルキルを表
し、R1が完全に飽和した窒素含有5−6員複素環[線
環は更なるN原子を含有していてもよく、環炭素の1個
乃至3個は(CI−C4)アルキル置換基を随時有して
いてもよく、環窒素の1つは(CI  C4)アルキル
を表す置換基R5を随時有していてもよく、そして環員
の2つはl−3個の炭素原子のアルキレン鎖により架橋
されており、そのメチレン基の1つは−NH−又はられ
ていてもよい]を表すか、 又は基−alk−W(式中、alkはl−3個の炭素原
子の線状アルキレン鎖を表しそしてWは前節に述べた完
全に飽和した窒素含何5−6員複素環である)を表す、
式Iのこれらの化合物である。
本発明の好ましい化合物の他の群は、A、B及びMが前
述の糖部分を表すか又は各々が同時に水素原子を表す、
これらの化合物により表される。
他の最も好ましい化合物は、A、B及びMが同時に前述
の糖部分を表すか又は各々が同時に水素原子を表し、そ
してYがN R’R2を表し、このNR’R2は基−H
N(alk)W[式中”alk”は2.3.4.5.6
.7又は8単位の線状アルキレン鎖を表し、そしてWは
、−NH,、−NHCH3、−NHC2H,、N(CH
3)2、−N(c !Hs)z、及び−N (CHs)
  (02H5)又は基−HNCH(COOCH3)(
CH2)4NH2、又は から選ばれる基を表す]である式■の化合物である。
本発明の化合物は慣用の方法に従って塩を形成すること
ができる。
本発明の化合物はすべて酸付加塩を形成することができ
る。
更に、Yがヒドロキシであるか又は−NR’R”部分に
酸基を含有する本発明のこれらの化合物は塩基付加塩も
形成することができる。
一般に、酸基及び塩基性基を含む本発明のこれらの化合
物は、内部塩を形成することができる。
本発明の範囲について、この゛内部塩゛′は゛″非塩形
態(non 5alt form)の定義により包含さ
れる。
本発明の化合物の好ましい付加塩は製薬学的に許容しう
る酸及び/又は塩基付加塩である。
゛製薬学的に許容しうる酸及び/又は塩基付加塩″′と
いう用語は、生物学的、製造上及び配合上の観点から製
薬学的実施に適合可能でありそして動物成長促進に使用
するのに適合可能な酸及び/又は塩基とのこれらの塩を
意図する。
式Iの化合物の代表的なそして好適な酸付加塩は、例え
ば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、酢酸、トリフル
オロ酢酸、トリクロロ酢酸、コハク酸、クエン酸、アス
コルビン酸、乳酸、マレイン酸、フマル酸、バルミチン
酸、コール酸、パモ酸(pamoic acid)、粘
液酸(mucic acid)、グルタミン酸、しょう
のう酸、グルタル酸、グリコール酸、フタル酸、酒石酸
、ラウリン酸、ステアリン酸、サリチル酸、メタンスル
ホン酸、ベンゼンスルホン酸、ソルビン酸、ピクリン酸
、安息香酸、けい皮酸及び同様な酸のような有機及び無
機酸との標準反応により形成されるこれらの塩を包含す
る。
前記塩基の代表的な例は、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム及び水酸化カルシウムのようなアルカリ金属及び
アルカリ土金属水酸化物;アンモニア及びメチルアミン
、ジメチルアミン、トリメチルアミン及びピコリンのよ
うな有機脂肪族、脂環族又は芳香族アミンである。
本発明の化合物が(C1−C4)アルキルピリジニオ又
は−N R’R’R’部分、ここにR6、RY及びR1
は前記した意味を有する、を含む場合には、それぞれの
アニオンは製薬学的に許容しうる酸由来のアニオンであ
る。該アニオンの代表的な例は上述の酸由来のアニオン
である。
本発明の遊離アミノ又は非塩化合物(non−salt
compound)の対応する塩への転化及びその逆、
即ち、本発明の化合物の付加塩の基塩又は遊離アミノ形
態への転化は普通の技術的熟練の範囲内にありそして本
発明により包含される。
例えば、式1の化合物は、非塩形態を水性溶媒に溶解し
そして僅かにモル過剰の選ばれた酸又は塩基を加えるこ
とにより、対応する酸又は塩基付加塩に転化することが
できる。得られる溶液又は懸濁液を次いで凍結乾燥して
所望の塩を回収する。
凍結乾燥の代わりに、成る場合には、有機溶媒により抽
出し、分離した有機相を小容量に濃縮しそして非溶媒を
加えることにより沈澱させることによって最終塩を回収
することが可能である。
非塩形態が可溶である有機溶媒に最終塩が不溶性である
場合には、最終塩は、化学量論的量又は僅かにモル過剰
の選ばれた酸又は塩基の添加の後有機溶液から非塩形態
をろ過することによって回収される。
非塩形態は、水性溶媒に溶解した対応する酸塩又は塩基
塩から、次いでそれを中和して非塩形態を遊離させるこ
とにより製造することができる。
次いでこれを例えば有機溶媒による抽出により回収する
か、又は選ばれた酸又は塩基を加えそして上述の如くし
て旭理することにより他の塩基又は酸付加塩に転化する
中和に続いて脱塩が必要な場合には、良く知られた脱塩
方法を使用することができる。
例えば、制御された細孔のポリデキストラン樹脂(セフ
ァデックスLH20のような)又はシラン化されたシリ
カゲルでのカラムクロマトグラフィーを都合良く使用す
ることができる。所望されない塩を水性溶液で溶離した
後、所望の生成物は、例えばアセトニトリル/水50:
50から100%アセトニトリルまでの如き、水と極性
又は非極性溶媒の混合物の線状勾配又は段階勾配により
溶離される。
当分野で知られているとおり、製薬学的に許容しうる酸
(塩基)まくたは製薬学的に許容されない酸(塩基)と
の塩形成は、便利な精製技術として使用することができ
る。形成及び単離の後、式Iの化合物の塩形態は対応す
る基塩形態又は製薬学的に許容しうる塩に転化すること
ができる。
式Iの化合物及びそれらの塩の性質の類似性に鑑みると
、本用途において言えることは、式■の化合物の生物学
的活性を取り扱゛うときに、それらの製薬学的に許容し
うる塩にも当てはまり、そして逆も成り立つ。
本発明の方法に従えば、ティコプラニン複合体、ティコ
プラニンA2成分11成分2、成分3、成分4、成分5
、抗生物質L17054、抗生物質L17046.デグ
ルコテイコプラニン又はそのカルボキシアミド又はエス
テル、即ち、Yが水素、エステル基又はアミド基を表し
、Aが水素又は−N [(C+a−C++)脂肪族アシ
ル]−β−D−2−デオキシ−2−アミノ−グルコピラ
ノシルを表し、 Bが水素又はN−アセチル−β−D−2−デオキシーア
ミノーグルコピラノシルを表し、Mが水素又はα−D−
マンノピラノシルを表す、式■の化合物又はそれらの付
加塩から選ばれるティコプラニン出発化合物を、随意に
炭素、炭酸カルシウム及び同様なものの如き適当な担体
上のパラジウム又はその塩のようなパラジウムをベース
とする水素化触媒の存在下に、水素化ホウ素ナトリウム
、カリウム又はカルシウム、水素化シアノホウ素ナトリ
ウム、又はカリウム(sodium or potas
sium cyanoborohydrid’e)の如
き水素化ホウ素アルカリ金属又はアルカリ土金属と反応
させる。
出発物質の定義についても、“エステル基パ及び“アミ
ド基“に等しい意味Yは、EP−A−216775及び
EP−A−218099に関して上記したとおりである
反応温度は一般に10℃乃至60℃であり、それより高
い温度はより速い反応時間をもたらすが、22.55−
デクロロ誘導体の形成を増加させる。
最も好ましい反応温度は35°C乃至40℃である。
明らかに、反応時間は特定の反応体及びそれらの濃度、
温度等のような他のファクターと共に変わる。いずれに
せよ、反応経過は、好ましくは所定の時間での試料のH
PLC分析のような通常の手段により追跡することがで
き、当業者は反応がいつ終了したとみなすことができる
か及びいつ処理を開始することができるかを決定するこ
とができる。
少量の(一般にl O−20%までの)、22.55−
デクロロ誘導体が同時形成される場合には、それはカラ
ムクロマトグラフィー、好ましくは逆相分配クロマトグ
ラフィーにより分離することができる。この化合物は事
実対応する22−デクロロ誘導体よりも一般に極性が大
きい。
一般に、大過剰の水素化ホウ素及びパラジウム誘導体が
必要である。
水素化ホウ素については50乃至600(ティコプラニ
ン出発物質に対して)のモル比が一般に必要であり、パ
ラジウム誘導体については5乃至50(ティコプラニン
出発物質に対して)のモル比が一般に必要である。
一般に、これらの反応体のより高い割合はAlB及びZ
が糖単位を表す出発物質により必要とされるが、AlB
及びZが水素原子を表す出発物質ではより低い割合の反
応体が必要とされる。
同じ一般的発見は反応温度及び反応時間にも成り立つ。
事実、他のパラメータが一定であるならば、デグルコテ
イコプラニン誘導体については、ティコプラニンA2の
場合よりも短い反応時間又は低い反応温度が必要である
反応溶媒は、公知のそして当業界で普通に使用される溶
媒から選ばれる極性有機溶媒である。
好ましい極性有機溶媒は、1個乃至6個の炭素原子のア
ルカノール、例えば、メタノール、エタノール及びグロ
パノールである。前記のアルカノールとの混合物として
好ましく使用することができる他の極性有機溶媒はジメ
チルホルムアミド、ジエチルホルムアミド及び同様なも
のである。
本発明の方法に従えば、ティコプラニンA2成分lは、
22−デクロロティコプラニンA2成分3に転換される
。その理由は、アシル鋼上の不飽和(Aの意味参照)が
22−クロロ原子を除去するときに還元されるからであ
る。
故に、ティコプラニンAt(複合体)が本発明の方法に
おいて出発物質として使用される場合には、22−デク
ロロティコプラニンA2成分2、成分3、成分4及び成
分5から成る4つの主成分の混合物が得られる。前記混
合物は、当分野で同様に知られている技術(例えば英国
特許公報第2121401号参照)に従ってその1つの
成分に分離することができる。明瞭にするために、反応
から得られた混合物自体及び誘導体の各々はAが−N[
(CI。−011)脂肪族アシル]−β−D−2−デオ
キシ−2−アミノ−グルコピラノシルを表す特許請求の
範囲に記載の本発明の一部を形成することを意図する。
反対に、各ティコプラニンA2成分の単一の純粋な誘導
体は、複合体から出発する代わりにその単一の成分自体
から出発する本発明の方法に従うことにより得られる(
ティコプラニンA2成分lについて上記したことを例外
として)。
本発明の方法の反応条件下に不安定でありうる他の基、
例えばハロアルキルに等しいYは、本発明の脱塩素化反
応を受ける前にそれ自体公知の技術に従って保護又はマ
スクされることが必要であるか、又はこの反応が終了し
た後にのみ導入されなければならない。当業者は本発明
の開示及び当分野での普通の知見に基づいて適正な反応
条件及び方式を発見することができる。
式■の化合物の糖部分は選択的に除去してそれを式■の
他の化合物に転換することができる。
例えば、A、B及びMが前記した糖部分を表す式Iの化
合物は、強い濃厚水性有機酸中での制御された加水分解
によって、B及びMが前記したとおりでありそしてAが
水素である対応する化合物に転換することができる。こ
の場合の濃厚有機酸は、好ましくは75%乃至95%の
水性トリフルオロ酢酸でありそして反応温度は好ましく
はlOo乃至50°Cである。好ましい加水分解条件は
、室温での約90%トリフルオロ酢酸により表される。
反応時間は他の反応パラメーターに依存して変わるが、
いずれにせよ反応はTLC又は好ましくはHPLC技術
により監視することができる。同様な選択的加水分解は
ヨー口・7パ特許出願公開第14682’2号に報告さ
れている。
同様に、A%B及びMが上記の糖部分を表すか又はAが
水素を表しそしてB及びMが上記の糖部分を表す式■の
化合物は、室温で液体であるエーテル、ケトン及びその
混合物から選ばれる極性非プロトン性溶媒の存在下に強
酸での選択的加水分解によって、A及びMが水素を表し
モしてBが上記の糖部分を表す式Iの対応する化合物に
転換することができる。好ましい加水分解条件は、この
場合には室温でジメトキシエタンのようなエーテルの存
在下に濃鉱酸の使用により表される。この場合にも、反
応経過はTLC又は好ましくはHPLCにより監視する
ことができる。同様な選択的加水分解がヨーロッパ特許
出願公開第175100号に報告されている。
本発明の他の態様に従えば、A、B及びMが上記の糖部
分を表す式Iの化合物、Aが水素を表しモしてB及びM
が上記の糖部分を表す式Iの化合物又はA及びMが水素
を表しそしてBが上記の糖部分を表す式■の化合物は、
反応温度で液体である脂肪族酸及びα−ハロゲン化脂肪
族酸、反応温度で水と僅かに混合可能な液体である脂肪
族及び環状脂肪族アルカノール、フェニル部分が随時(
CI  Ca)アルキル、(CI  CI)アルコキシ
又はハロ残基を有していてもよい、反応温度で水と僅か
に混合可能な液体であるフェニル置換低級アルカノール
、及び反応温度で液体であるβ−ポリハロゲン化低級ア
ルカノールから選ばれる有機プロトン性溶媒中で、強鉱
酸、強有機酸及び水素形態の強酸カチオン交換樹脂から
選ばれる、前記溶媒と相溶性の強酸の存在下に20°C
乃至100℃の温度で選択的加水分解することにより、
A。
B及びMが水素原子を表す式Iの対応する化合物に転換
することができる。
この場合に、好ましい加水分解条件は、トリフルオロエ
タノールの如きハロアルカノール中で65℃乃至85℃
の温度での塩酸の如き鉱酸の使用により表される。
同様な基質に対する類似した選択的加水分解条件は、ヨ
ーロッパ特許出願公開第146053号に記載されてい
る。
下記の表(表りにおいて、本発明の代表的化合物の構造
式を報告する。
下表(表■)は本発明のいくつかの代表的化合物の分析
データを報告し、表IIaは、比較の目的で表■に報告
された化合物の22.55−ジブクロロ誘導体の分析デ
ータを報告する。
表■ ティコプラニンの22−デクロロ誘導体の分析データの
要約83  15.7   n、cl    1.95
/1.92      −−−88   9.5  1
530    2.08/2.31     C22H
,,0□8N、C18910,513682,46/2
.59     Ca5HssO*aNsC18712
11642,5/3.04     C,、H,、O,
、N、C155n、d、1306    2.53/2
−71     Cs5H6oO+5NsC19211
,5bn、d、     2.83/2−9     
CaJs40+aNyC19710,6bn、d、2−
86/2.93     CarHsxChsNtC1
a = 2 m01分の流速で35分の0.2%水性H
CO,CH,中のCH,CN  5−75%の線状勾配 b −2m01分で35分の0.2%水性HC02CH
中のCH,CN  20−75%の線状勾配表Ha 表■に報告された22−ブクロロ誘導体に対応する22
.55−ジブクロロ誘導体の分析データの要約(括弧内
の数は対応するモノクロロ誘導体の番号を表わす) (83)  14.5   n、d、    0−05
/−−−−(88)   8.5  1495    
0.11/−C,、H,。02aNm(89)  10
   1333    0.12/−C,、H,。0□
N8(87)  11   1129    0.4/
−Cs5H4tO+aNr(55)  n、d、   
1283    0.06/−Cs5Hs+O+5Ns
(92)  10’   n、d、     0.07
/−C1zHssO+aNy*=上記モノクロロ化合物
に対応するジブクロロ化合物 a = 2 m01分の流速で35分の0.2%水性H
CO,CH,中のCHsCN  5 75%の線状勾配 b −2m07分で35分の0.2%水性HCO2CH
4中のCH,CN  20−75%の線状勾配本発明の
化合物の抗バクテリア活性は標準寒天希釈試験によって
試験管内で示すことができる。
スタフィロコッカスとストレプトコッカスヲ増殖させる
ためにイソセンシテストブロス(Isosensits
st broth) [オクソイド(Oxoid)]及
びトツドーヘビットブロス(Todd−Hewitt 
broth) [デイフコ(Dirco)] をそれぞ
れ使用する。ブロス培養物を、最終接種が約101コロ
ニー形成単位/mQ(CF U /m12)となるよう
に希釈する。最小阻止濃度(MIC)は、37°Cで1
8−24時間の後目に見える増殖を示さない最低濃度で
あると考えられる。式Iの代表的化合物の試験管内抗バ
クテリア試験の結果を下表■に要約する。
前記の抗微生物活性に鑑みると、本発明の化合物は、活
性成分に感受性の病原性バクテリアにより引き起こされ
る感染症予防及び処理のだめの人間医薬及び獣医薬に使
用される抗バクテリア製剤の活性成分として有効に使用
することができる。
このような処理においては、これらの化合物はそれ自体
で又は任意の割合の混合物の形態で使用することができ
る。
本発明の化金物は、経口的に、局所的に又は非経口的に
投与することができるが、非経口的投与が好ましい。投
与経路に依存して、これらの化合物は種々の投与形態に
処方することができる。経口用製剤はカプセル剤、錠剤
、液体溶液剤又は懸濁液剤の形態にあることができる。
当業界で知られているとおり、カプセル剤及び錠剤は、
活性成分の他に、希釈剤、例えば、ラクトース、リン酸
カル/ウム、ソルビトール及び同様なもの、滑剤、例え
ば、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリエチレン
グリコール、結合剤、例えばポリビニルピロリドン、ゼ
ラチン、ソルビトール、トラガカント、アカシア、矯味
・矯臭剤及び許容しうる崩壊剤及び湿潤剤の如き慣用の
賦形剤を含有することができる。一般に水性又は油性溶
液又は懸濁液の形態にある液体製剤は、懸濁剤のような
慣用の添加剤を含むことができる。局所的使用のために
は、本発明の化合物は、鼻、咽喉又は気管支組織を通し
て吸収させるのに適した形態に調製することができそし
て便利には液体スプレー又は吸入剤、トローチ剤又はの
どペイント(throat paints)の形態を取
ることができる。
目又は耳の治療のために、製剤を液体又は半液体形態で
与えることができる。局所的用途は、軟膏、クリーム、
ローション、ペイント又は粉末として疎水性又は親水性
ベースで処方することができる。
直腸投与用ll−は、本発明の化合物は、例えばココア
バター、ワックス、鯨ろう又はポリエチレングリコール
及びその−誘導体のような慣用のビヒクルと混合した止
剤の形態で投与される。
注射用の組成物は、油性又は水性ビヒクル中の懸濁液、
溶液又はエマルジョンのような形態を取ることができそ
して懸濁剤、安定剤及び/又は分散剤のような旭方用剤
を含むことができる。
あるいは、活性成分は渡す時点で無菌の水のような適当
なビヒクルによる再構成のための粉末形態にあることが
できる。
投与されるべき活性成分の量は、処理されるべき対象の
寸法及び状態、投与経路及び頻度及び含まれる原因剤(
causative agent)のような種々のファ
クターに依存する。
本発明の化合物は、好ましくは1日当I;す2−4回の
投与に分割された体重IKg当たり活性成分約0.5m
g乃至約30mgから成る用量で一般に有効である。特
に望ましい投与単位は、単位当たり約20mg乃至約3
00mgを含有する投与単位の形態に調製された組成物
である。
製薬学的組成物の製剤の代表的な例は、下記のとおりで
ある。
非経口用溶液は、注射用の無菌の水2m12に溶 、解
した実施例1の化合物100mgで調製される。
非経口用溶液は、注射用の無菌の水3r+lに溶解した
実施例1の化合物の塩酸塩250mgで調製される。
局所用軟膏は、実施例1の化合物200mg。
ポリエチレングリコール4000U、S、P3.6g1 ポリエチレングリコール400U、S、P6.2g により調製される。
薬剤としてのそれらの活性の他に、本発明の化合物は動
物成長促進剤として使用することができる。
この目的で、本発明の1種又は1種より多くの化合物は
、適当な飼料において経口的に投与される。使用される
正確な濃度は、普通の量の飼料が消費される場合には成
長促進有効量の活性な剤をあたえるのに必要な濃度であ
る。
動物飼料への本発明の化合物の添加は、好ましくは活性
化合物を有効量含有する適当な飼料プレミックスを調製
しそしてこのプレミックスを完全な規定食(ratio
n)に配合することにより達成される。
あるいは、活性成分を含有する中間濃縮物又は飼料添加
物(feed supplement)を飼料にブレン
ドすることができる。
このような飼料プレミックス及び完全な規定食を調製し
そして投与することができる方法は、参考書[°′アプ
ライド・アニマル・ヌトリッション”、ダブリュ・エイ
チ・フリートマン・アンドカンパニー0.サンフランシ
スコ、アメリカ合衆国、1969又は、“ライブストッ
ク・フィーダ・アンドフィーディング、0及びBブック
ス、コルパリス、オレゴン、アメリカ合衆国、l 97
7(”Applied Animal Nutriti
on”、 W、 H,Freedman andCo、
、 S、 Francisco、 USA、1969 
or ”Livestock Feeds and F
eeding”、 Oand B Books、 Co
rvallis。
Oregon、 USA、 1977)]に記載されて
おりそして川魚によりここに加入する。
下記の実施例により本発明を更に説明するが、本発明を
限定するものとみなすべきではない。
実施例1 22−デクロロティコプラニン(化合物83)の製造 無水メタノールto中のティコプラニン(HPLC組成
:ティコプラニンA、成分1:13.1%、ティコプラ
ニンA、成分2:38.6%、ティコプラニンA2成分
3:19.3%、ティコプラニンA2成分4:9.2%
、ティコプラニンA2成分5:9.5%、ティコプラニ
ンA2成分1 : l O,4%)log(約5ミリモ
ル)の撹拌した懸濁液に、PdCIz20g(約112
ミリモル)をN、雰囲気下に室温で一度に加える。1時
間の後、反応混合物を0−5℃に冷却しモしてN a 
B Ha (ベレット)80g(約2.1モル)を、1
5℃以下の温度に保ちながら、1時間に少しずつ加える
。次いで激しく撹拌しながら温度をゆっくりと35−3
8℃にする。35−40℃で8時間の後、反応混合物を
室温に冷却しそして撹拌を一夜統ける。沈澱(元素パラ
ジウム)をろ別しそして150mj2のCH30Hで2
回洗浄する。ろ液を氷酢酸でpH5に調節し次いで小容
量に濃縮する。かくして形成する沈澱をろ過により集め
(約90gの粗製褐色物質)そしてHto 600 m
Qに再溶解する。
この溶液を2%水性HCO,NH,中のシラン化された
シリカゲルカラム(2,5kg、0.06−0.2mm
、メルクカンパニー)に加える。CH3CN : H,
O(v/v)、1)10:90.2)20 : 80.
3)30ニア0.4)40:60及び5)50 : 5
0(V/V)の混合物各112で溶離することにより脱
塩を行う。カラムをCH,CN:0、INHcI、50
 : 50の溶液により展開した後、500mQの画分
を集め、これをHPLCにより分析する。22−デクロ
ロティコプラニンを含有するこれらの両分を一緒にし、
n−C,H。
OHを加えそして混合物を25℃で濃縮して約250m
(lの乾燥ブタノール性懸濁液を得る。エーテルを加え
ることにより固体が分離し、これをろ過により集め、エ
ーテルで洗浄しそして真空中で室温にて一夜乾燥して、
22−デクロロティコプラニン(HPLC組成:ティコ
プラニンA2成分l:不存在、ティコプラニンA、成分
2:38.9%:ティコプラニンA2成分3:32.1
%、ティコプラニンA2成分4:11%、ティコプラニ
ンA2成分5:9.7%:ティコプラニンA2成分l:
10.2%)7−5gが塩酸塩として得られる。
上記の方法に従い、しかしティコプラニンの純粋な成分
から出発して、実質的に同じ収率で対応する純粋な22
−デクロロ誘導体が得られる。あるいは、全22−デク
ロロティコプラニン成分含有クロマトグラフィー画分を
集める(上記の方法参照)代わりに、同じ22−デクロ
ロティコプラニン成分を含有するこれらのクロマトグラ
フィー両分のみを別々にプールする。
これらの方法のいずれかに従って、22−デクロロティ
コプラニンA2、成分2.3.4又は5が純粋な形態で
別々に得られる。反対にティコプラニンA2成分lは殆
ど定量的に22−デクロロティコプラニンA2成分3に
転換される。
対応する出発物質を使用することによって実施例1の方
法に従って下記の化合物(表I参照)を製造、する。
化合物:l−6,21,24−30,53,54,56
,57,59−62,65−72,75−77,83−
86,90,91193及び100゜ 実施例2 22−デクロロ抗生物質LI7054 (化合物88)
、22−デクロロ抗生物質L17046(化合物89)
又は22−デクロロデグルコテイコプラニン(化合物8
7)の製造 実質的に前記の方法に従うが、抗生物質L17054、
抗生物質LI7046又はデグルコナイフプラニン5ミ
リモルから出発して、対応する22−デクロロ誘導体を
得る。
上述の方法の主な変更は下記のとおりである。
反応をそれぞれ、NaBH,の添加が終了した後、40
°C(内部温度)で8時間(抗生物質L17054)、
5時間(抗生物質L l 7046)及び2時間(デグ
ルコティコグラニン)進行させ、かくして得られた粗製
生成物を固定相として0.2%水性HCO,NH,中の
シラン化されたシリカゲル(0,06−0,2mm)1
.4kg及び移動相として500 m(17時間の流速
で10時間のN20中のCH,CN1O%から50%ま
での線状勾配を使用する逆相カラムクロマトグラフィー
により精製し、この間に25m<2の画分を集める。純
粋な標題の化合物を含むこれらの両分をプールし、過剰
のn−C,H,OH及びINHcIを加え、次いで得ら
れる混合物を小容量に濃縮する。エーテルを加えること
によって、出発物質に依存して、22−デクロロ抗生物
質L17054 (2,9ミリモル)、22−デクロロ
抗生物質L17046(1,8ミリモル)又は22−デ
クロロデグルコテイコプラニン(3,5ミリモル)が得
られる。
容易に参照できるように、それらは分析データを報告す
る表にそれぞれ実施例88.89及び87の化合物とし
て示される。
対応する出発物質を使用することによって、実施例2の
方法に従って下記の化合物(表I参照)を製造する。
化合物ニア−20,22,23,31−52,55,5
8,63,64,73,74,78−82,87−89
,92及び97−99゜実施例3 α−リシン−メチルエステルと22−デクロロデグルコ
テイコプラニンのアミド(化合物55)の製造 無水CHso H800mQ中のα−リシンーメチルエ
ステルデグルコティコプラニンアミ)’(EP−A21
8099に記載の如くして製造した)(6g、約3.6
ミリモル)の撹拌した溶液に、N。
雰囲気下に室温で撹拌しながらPde123.8g(2
1,6ミリモル)を加える。1時間の後、反応混合物を
0−5°Cに冷却しモしてNaBH4(ペレット)12
.6g(約360ミリモル)を30分間にわたり15°
C以下の温度を維持しながら加える。30分の後、温度
をゆっくりと38°Cに増加させそして4時間の後、反
応系を室温に冷却させる。沈澱する元素状Pdをろ別し
そして無水CHso H150mQで3回洗浄する。氷
酢酸を加えることによってこのメタノール溶液をpH5
に調節し、次いで溶媒を蒸発させて褐色がかった残留物
30gを得る。この粗製物質を水中に調製したシラン化
されたシリカゲル(1,4kg。
0゜06 0.2mm、メルク・カンパニー)でのカラ
ムクロマトグラフィーにより精製しそして400mL/
時間の速度で20時間における0、0INHCl中のC
H,CNl0%から60%までの線状勾配で展開し、こ
の間20mQの両分を集める。標題の化合物を含むこれ
らの画分をプールしそして実施例1に記載の如くして処
理して、標題の22−デクロロデグルコテイコプラニン
アミド18gを得る。
出発物質のNε−カルボベンゾキシ誘導体から出発して
、実質的に同じ方法に従うことによって、標題の生成物
が実質的に同じ収率で得られる。
実施例4 22−デクロロティコプラニンアグリコン、n−ブチル
エステル(化合物92)の製造無水CHsOH300m
Q中のデグルコテイコプラニンn−ブチルエステル(E
P−p、−216775に記載の如くして製造した)3
.2g (約2゜4ミリモル)の撹拌した溶液に、Pd
C1,35g(約200ミリモル)をN2雰囲気下に室
温で加える。45分の後、NaBH,(ペレット)l 
Og(約285ミリモル)を1時間にわたり少しずつ加
える。温度を30℃に上昇させそして約30−35℃に
3時間保つ。反応混合物を室温に冷却しそして無水Cl
−1,OHで500mQに希釈する。生成する元素状P
dをろ過動剤(セライト)パネルを通してろ別しそして
無水メタノール50m12で3回洗浄する。溶液を氷酢
酸を加えることによってpH5としそして濃縮して暗褐
色残留物9gを得、これを混合物CHsOH: N29
3 : 7 (V/v)loOmoに溶解する。得られ
る暗色溶液をH,O中のシラン化されたシリカゲル60
0gの短いカラム(0,06−0,2mm、メルク・カ
ンパニー)に装入する。
CHsOH: H20(v / v ) l ) 30
 : 70、2)40:60.3)50:50の混合物
の各々lQで溶離することにより脱塩を行い、この間5
00mf2の画分を集め、これをHPLCによりチエツ
クする。標題の生成物を含むこれらの両分を一緒にし、
n −B u OHを加えそして溶媒を35°Cで蒸発
させて、粗製残留物1.3gを得、これをCHsCN 
: O−01NHc l、75 : 25 (v/v)
250m12に溶解する。得られる溶液をH1O中のシ
ラン化されたシリカゲル200gのカラムに装入する。
このカラムを0.0INHC1中のCH3CN25%か
らO,INHcI中のCH。
CN75%までの線状勾配で400mQ/時間の速度で
20時間に展開する。20mαの両分を集めそして所望
の生成物を含む画分を実質的に実施例1に記載の如くし
て処理して、標題の化合物の塩酸塩1gを得る。
上記の方法に従いしかしデグルコテイコプラニンn−プ
ロピルエステルから出発して、化合物97が得られる。
実施例5 22−デクロロティコプラニンの22−デクロロ抗生物
質L17054への転化 90%水性CF、C0OH160mQ中の22−デクロ
ロティコプラニン(実施例1参照)2ミリモルの溶液を
室温で90分間撹拌する。次いで溶媒を40°Cで蒸発
させそして油状残留物を混合物CH,CN : HzO
1:  l  (v/v)200mf2に再溶解する。
有機溶媒を室温で蒸発させそして得られる曇った水性溶
液を0.lNNaOHでpH6,5とする。沈澱を集め
、H20100mQで洗浄し、次いで混合物CH30H
: n−C,HsOH: Q、l NHCl、4 : 
4 : 2 (v/v/v)200m(2に再溶解する
。得られる溶液を45°Cで小容量(約10m(2)に
濃縮しそしてエーテル100rrlを加える。沈澱を集
め、エーテルで洗浄しそして真空中で50℃で一夜乾燥
しく K OHペレット上で)、1.72又は1.85
ミリモルの22−デクロロ抗生物質L17054が塩酸
塩として得られる。
実施例6 22−デクロロティコプラニン又は22−デクロロ抗生
物質L17054の22−デクロロ抗生物質L1704
6への転化 1.2−ジメトキシエタン(DME)  l OOmQ
中の22−デクロロティコプラニン(実施例1参照)又
は22−デクロロ抗生物質L17054(実施例2参照
)Iミ’Jモルの撹拌した懸濁液に室温で3時間乾燥H
CQを吹き込む。形成される溶液を50°Cで蒸発させ
そして残留物を混合物CHsOH:n−C,H,OH:
0.INH,4:4:2(v/ v/ v) l 00
 mQに再溶解する。得られる溶液を実施例5に記載の
如くして処理して、0.6又は0.5ミリモルの標題の
化合物を得る。
実施例7 22−デクロロティコプラニン、22−デクロロ抗生物
質L17054又は22−デクロロ抗生物質L1704
6の22−デクロロデグルコテイコプラニンへの転化 2.2.2−トリフルオロエタノール(TFE)20O
mQ中の22−デクロロティコプラニン、22−デクロ
ロ抗生物質Lj7054又は22−デクロロ抗生物質L
17046又はその混合物2ミリモルの撹拌した懸濁液
を乾燥HCIを吹き込みながら70℃で加熱しそして混
合物CH、CN: H2O1: 1 (v/ v) 1
00 mQに溶解する。
20gのシラン化されたシリカゲルを加えた後、得られ
る懸濁液を激しく撹拌しながらH2O400mαで希釈
しそしてpHを1NNaOHにより5.5に調節する。
混合物をH,O中のシラン化されたシリカゲル400g
のクロマトグラフィーカラムに装入しモしてO,0OI
NHCI中のCH,CNl0%から50%までの線状勾
配で200r+l/時間の速度で20時間に溶離を行い
、この間15m12の画分を集める。所望の生成物を含
むこれらの画分(HP L C)をプールし、n−C4
H、OHを加えそして得られる混合物を小容量(約50
mQ)に濃縮して、曇った乾燥ブタノール性溶液を得る
。酢酸エチル250m+2を加えることによって、固体
が分離し、これを集め、エーテルで洗浄しそして空気中
で一夜乾燥して、1.1又は1.3ミリモルの22−デ
クロロデグルコテイコプラニンが塩酸塩として得られる
実施例8 1O%Pd/Cによる水素化[ハリス・シー・エム等、
ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイエテ
ィ(Harris C,!J、 et al、、 J、
 Am。
Chem、 5oc)、107.1985.6652−
6658] a)ティコプラニンから 混合物CH1OH: H2O7: 3(v/v)500
mQ中のティコプラニン(実施例1参照)lOg(約5
ミリモル)の溶液を0.0INNaOHによりpH7,
6に調節し、lO%P d / C5gの存在下に室温
及び圧力において6時間にわたり水素化するFバール(
Parr)装置1゜Hx020Omff中の同じ触媒l
ogの懸濁液を加えそして4気圧で6時間水素化を続け
る。暗色の懸濁液を次いでINHcIによりpH2,5
とし、そしてセライトBDH−545ろ過動剤50gの
パネルを通してのろ過により触媒を除去する。透明なろ
液をlN  NaOHによりpH5,6とし、50mf
fのn  C4Hs OHの存在下に濃縮して、CH、
OHの大部分を除去する。100m12の1%水性HC
02NH,を加えることによって、固体が曇った水性溶
液から分離し、これを集め、H2O100m(lで洗浄
しそして真空中で40°Cにて3日間乾燥して、6.4
gの22.55−ジブクロロティコプラニンが内部塩と
して得られる。
CH3OHI OOmQ中のこの生成物2gの懸濁液を
、37%水性HCl0.12m1+を加え、続いて酢酸
エチル500mQを加えながら、撹拌する。沈澱を集め
、エーテル100m12で洗浄し、次いで真空中室温で
P2O,上で3日間乾燥して、上記化合物1.6gが塩
酸塩として得られる。
b)抗生物質L17054、抗生物質L17046又は
デグルコティコプラニンから、下記した変更を伴い上記
の方法に従い、抗生物質L17054、抗生物質L17
046又はデグルコテイコプラニン5ミリモルから出発
して、22.55−ジブクロロ抗生物質L17054.
3.6ミリモル、22.55−ジブクロロ抗生物質L1
7046.3.4ミリモル又は22.55−ジデクロロ
デグルコテイコプラニン2.9ミリモルが得られる。混
合物CH,OH: 0.04NHCl 7 : 3(v
/v)500m12中の出発物質を、lO%P d /
 C5g上で室温及びl気圧(98M P a )で3
時間、次いで同じ触媒10g上で4気圧で3.2.5及
び2時間それぞれ水素化する。
ろ過しそして溶媒の蒸発の後、出発物質に依存して、上
記の生成物が、更に精製することなく塩酸塩として得ら
れる。
C)α−リシンーメチルエステルデグルコテイコブラニ
ンアミドから 0.1)混合物CH,OH: o、04NHC17: 
3 (v/v)700m+2中のりシンメチルエステル
のα−アミノ基とデグルコテイコブラニンの63−カル
ボキシ基とのアミド(EP−A−218099及び実施
例3参照)14g(約1039モル)の溶液を室温及び
圧力下にlO%Pd/C1ogの存在下に水素化し、そ
の間H2630m12を吸収する。この反応物のHPL
C分析は、未反応の出発物質(約20%)、22−デク
ロロ誘導体(約45%)及び22.55−ジブクロロ誘
導体(約35%)を示す。追加の5gの同じ触媒を加え
た後、上記の条件下に1時間水素化を続ける(この期間
約240mI2のH2が吸収される)。
次いで触媒をろ別しそしてシラン化されたシリカゲル5
0g及びn−ブタノール500mQをろ液(HPLC分
析:出発物質不存在、22−デクロロ誘導体約60%、
22.55−ジブクロロ誘導体約40%)に加える。得
られる懸濁液を60’0で蒸発乾固する。残留物をH2
O中のシラン化されたシリカゲル1.4kgのクロマト
グラフィーカラムに加える。400m4/時間の速度で
20時間の0.0INHC1中のcH1cNlo%がら
60%までの線状勾配によりカラムを展開し、この間2
0rrlの両分を集めそして標題の化合物を含むこれら
の両分を処理すると、22−デクロロ誘導体4.1g及
び22.55−ジブクロロ誘導体2.6gが塩酸塩とし
て得られる。
0.2)混合物CH,OH: 0.01 NHC18:
 2 (v/v)1.5(2中の、デグルコテイコプラ
ニンの63−カルボキシ基とりシンメチルエステルのα
−アミノ基の縮合から得られるアミド(上記参照)10
ミリモルの溶液を10%Pd/C5gの存在下に室温及
び圧力下に2時間水素化する。次いで同じ触媒10gを
加えそして4気圧で6時間水素化を続ける。触媒を除去
しモしてろ液をlNNaOHによりpH8,5としモし
て25°Cで濃縮して水性溶液を得、これをn−C4H
@OH600m12で抽出した。ブタノール性層を水(
2X300m12)で洗浄しそして小容量(約100m
Q)に濃縮する。37%HCl1mff及びエーテル4
00mQを加えて後、分離する沈澱を集め、エーテルで
数回洗浄しそして真空中で50℃で一夜乾燥して、22
.55−ジブクロロ誘導体7゜8gが塩酸塩として得ら
れる。
実施例9 5%Pd/Cによる水素化 混合物CH30H: O−04NHCI 7 : 3 
(v/v)lf2中のティコプラニン、抗生物質L17
054、抗生物質L17046又はデグルコテイコプラ
ニンlOミリモルの溶液を5%Pd/C1ogの存在下
に室温及び圧力下に水素化した。
1−2時間以内に、第1の脱塩素化工程について計算し
たR2の理論量(約220mQ)は吸着されたが、出発
物質の転換はHPLCによっては示されなかった。次い
で新たな触媒、5%Pd/C1ogを加えそして水素化
を4時間続けたが、この間Hz200 250m(2の
吸収及び依然として出発ティコプラニン化合物の存在下
の(4〇−50%)モノ−及びジブクロロ誘導体の同時
的形成(HP L C)が観察される。lO%Pd/C
1ogを加えた後、水素化を進行させて追加の250m
12のR2を吸収させ、次いで得られる暗色の懸濁液を
ろ過しそしてろ液をLNNaOHによりpH7,2に調
節する。溶媒を蒸発させて、特有め出発物質に依存して
七ノー及びジー脱塩素化誘導体の異なる混合物が得られ
、出発物質は一般に存在していなかった。シラン化され
たシリカゲルでの逆相カラムクロマトグラフィー(0,
2%水性HCOx N H4中のCH,CN10%から
R20中のCH,CN70%までの線状勾配により溶離
した)によって、モノデクロロティコプラニン誘導体が
対応するジー脱塩素化化合物から分離された。最終生成
物は、pH6−6,5に調節された水性溶液からのそれ
らの内部塩の沈澱により得られ Iこ 。
本発明の主なる特徴及び態様は以下のとおりである。
11式、 O 上記式において、 Yは、ヒドロキシ、基NR’R2を表し、式中、 R1は、水素、(Ct−Ca)アルキル、ヒドロキシ(
Cz  C4)アルキル、ハロゲノ(cz  C4)ア
ルキル、(Ct  C4)アルコキシ(Cm−C,)ア
ルキル、アミノ(cg−ct)アルキル、(Ct−04
)アルキルアミノ(C2ct)アルキル、ジ(Ct  
C4)アルキルアミノ(CZ−Ct>アルキルを表し、 R2は、水素、(ct  ci)アルキル、ヒドロキシ
(cz−ct)アルキル、ハロゲン(cz  C4)ア
ルキル、(Ct  C4)アルコキシ(C2Ct)アル
キル、 窒素含有5−6員複素環[線環は不飽和であるか、部分
的に飽和されているか又は完全に飽和されていてもよく
、そしてN、S及びOから選ばれるヘテロ原子を更に1
個乃至3個含んでいてもよく、環炭素の1個乃至3個は
随時(Ct−Ct)アルキル置換基を有していてもよく
、そして環窒素の1つは(C,−C,)アルキル、(C
4Cy)シクロアルキル、随時ハロゲン又は(CI  
C4)アルキルで置換されていてもよいフェニル、フェ
ニル(ci−ca)アルキル、ピリジル、(CI  C
4)アルキルピリジニオから選ばれる置換基R11を随
時有していてもよく、そして前記環が完全に飽和されて
いる場合には、環員の2つは1個乃至3個の炭素原子の
アルキレン鎖により随時架橋されていてもよく、そのメ
チレン基の1つは−NH−又は−N [(C1−C4)
アルキル]により置換えられていてもよい]、 基−alk−W [式中、 “alk”は1個乃至8個の炭素原子の線状アルキレン
鎖を表し、該アルキレン鎖は、(CI−C4)アルキル
、ヒドロキシ(Cl  C=)アルキル、ヒドロキシ、
カルボキシ、アミノカルボニル、(CI−C4)アルキ
ルアミノカルボニル、ジ(CI  C4)アルキルアミ
ノカルボニル、(01C4)アルコキシカルボニル、フ
ェニル(Cl−Ca)アルコキシカルボニル、から選ば
れる置換基で随時置換されていしてもよく、そして、W
は、カルボキシ、(ca  C4)アルコキシカルボニ
ル、フェニル(Cl  C4)アルコキシカルボニル、
アミノカルボニル、(ca  C4)アミノカルボニル
、シ(CI  C4)アミノカルボニル、ベントサミノ
カルポニル、ヘキソサミノ力ルポニル、ウレイド、グア
ニジノ、前記した窒素含有5−6員複素環、 式 式中、R3及びR4は各々独立に水素、(C1−C6)
アルキル、ヒドロキシ(C2−C,)アルキル及びハロ
ゲノ(c z−C4)アルキルを表すか、又はR6はフ
ェニルメチルオキシカルボニルを表しモしてR3は水素
を表す、の基、 式 式中、R6、R7及びR”は各々独立i:(c、−C4
)アルキルを表す、の基を表す] を表すか、あるいは、 R1とR2は隣接窒素原子と一緒になって、飽和の5−
7員複素環を表し、線環は環炭素上に1個乃至2個の(
Cl  C4)アルキル置換基を随時有していてもよく
、そして−〇−1−5−及び−NR6−1ここにR6は
前記したとおりである、がら選ばれる更なるヘテロ原子
を含有していてもよく、R4Rs ウレイド、グアニジノ又は環窒素原子との結合を介して
“alk”部分と直接結合した前記の窒素含有5−6員
複素環を表す場合には、線状アルキレン“alk”部分
は少なくとも2つの炭素原子でなければならないものと
し、あるいは、YはORを表し、 式中Rは、(C1−01□)アルキAy、 ヒドロキシ
(Cl−C+2)アルキル、(CI−C3)アルコキ’
/ (CI  Cl2) フルキAy、 t’o (C
1C12)アルキル; 式 %式%) (式中、R2及びR3は各々独立に水素又は(Ct−C
6)アル−キル基を表すか又はR2とR3とは隣接窒素
原子と一緒になって5−7員の芳香族環、部分的に水素
化されているか又は飽和した複素環を表し、線環はS1
0及びNから選ばれる更なるヘテロ原子を随時含んでい
てもよい)の基;式 \Φ R3−N−(CI−C,□)アルキル / [式中R2及びR3は前記したとおりであり R4は水
素又は(CI  C4)アルキルを表す]の基を表すか
、又は、 Rは、式 %式%] [式中、mは整数2又は3を表し、nは1−10の整数
であり、−(CH2)−基の水素原子の1つはメチル基
により置換されてし1てもよい]の基;(C2C1゜)
アルカノイルオキシメチル、フェニル、置換すれたフェ
ニル、フェニル(CI  Cs)アルキル、置換された
フェニル(c+  C4)アルキルを表し、 Aは水素又は−N[(C1゜−C81)脂肪族アシル1
−β−D−2−デオキシー2−アミノ−グルコピラノシ
ルを表し、 Bは水素又はN−アセチル−β−D−2−デオキシーア
ミノーグルコビラノシルを表し、Mは水素又はα−D−
マンノピラノシルを表す、のティコプラニン誘導体及び
その付加塩。
2、Yが水素又は式NR’R”の基を表し、R1は水素
又は(CI  C4)アルキルを表し、R2は(CI 
 Ca)アルキル、カルボキシ(CI−C6)アルキル
、アミノ(CI  Cm)アルキル、アミノカルボキシ
(CI  C6)アルキル又は基(CI−Cm)アルコ
キシを表す、特許請求の範囲第1項記載の化合物及びそ
の塩。
3.22−デクロロティコプラニンA2成分2である特
許請求の範囲第1項記載の化合物。
4、式■、 式中、Y、A、B及びMは特許請求の範囲第1項に記載
のとおりである、 のティコプラニン誘導体を、極性有機溶媒中でパラジウ
ムをペースとする水素化触媒の存在下に、10°C乃至
60°Cの温度で、アルカリ金属又はアルカリ土金属ボ
ロハイドライド又はシアノボロハイドライドと反応させ
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の化合物
の製造方法。
5、前記ボロハイドライドが水素化ホウ素ナトリウム又
はカリウム又は水素化シアノホウ素ナトリウムである特
許請求の範囲第4項記載の方法。
6、パラジウムをベースとする水素化触媒が塩化パラジ
ウムである特許請求の範囲第4項記載の方法。
7、反応温度が35°C乃至40°Cである特許請求の
範囲第4項記載の方法。
8、医薬として使用するための特許請求の範囲第1項乃
至第3項のいずれかに記載の化合物。
9、製薬学的に許容しうる担体との混合物として特許請
求の範囲第1項記載の化合物を含有して成る薬剤組成物
10、抗バクテリア性用途のだめの薬剤を製造するだめ
の特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載の
化合物の使用。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ I 上記式において、 Yは、ヒドロキシ基、NR^1R^2を表し、式中、 R^1は、水素、(C_1−C_6)アルキル、ヒドロ
    キシ(C_2−C_4)アルキル、ハロゲノ(C_2−
    C_4)アルキル、(C_1−C_4)アルコキシ(C
    _2−C_4)アルキル、アミノ(C_2−C_4)ア
    ルキル、(C_1−C_4)アルキルアミノ(C_2−
    C_4)アルキル、ジ(C_1−C_4)アルキルアミ
    ノ(C_2−C_4)アルキルを表し、 R^2は、水素、(C_1−C_6)アルキル、ヒドロ
    キシ(C_2−C_4)アルキル、ハロゲノ(C_2−
    C_4)アルキル、(C_1−C_4)アルコキシ(C
    _2−C_4)アルキル、 窒素含有5−6員複素環[該環は不飽和であるか、部分
    的に飽和されているか又は完全に飽和されていてもよく
    、そしてN、S及びOから選ばれるヘテロ原子を更に1
    個乃至3個含んでいてもよく、環炭素の1個乃至3個は
    随時(C_1−C_4)アルキル置換基を有していても
    よく、そして環窒素の1つは(C_1−C_4)アルキ
    ル、(C_4−C_7)シクロアルキル、随時ハロゲン
    又は(C_1−C_4)アルキルで置換されていてもよ
    いフェニル、フェニル(C_1−C_4)アルキル、ピ
    リジル、(C_1−C_4)アルキルピリジニオから選
    ばれる置換基R^5を随時有していてもよく、そして前
    記環が完全に飽和されている場合には、環員の2つは1
    個乃至3個の炭素原子のアルキレン鎖により随時架橋さ
    れていてもよく、そのメチレン基の1つは−NH−又は
    −N[(C_1−C_4)アルキル]により置換えられ
    ていてもよい]、 基−alk−W [式中、 “alk”は1個乃至8個の炭素原子の線状アルキレン
    鎖を表し、該アルキレン鎖は、(C_1−C_4)アル
    キル、ヒドロキシ(C_1−C_4)アルキル、ヒドロ
    キシ、カルボキシ、アミノカルボニル、(C_1−C_
    4)アルキルアミノカルボニル、ジ(C_1−C_4)
    アルキルアミノカルボニル、(C_1−C_4)アルコ
    キシカルボニル、フェニル(C_1−C_4)アルコキ
    シカルボニル、から選ばれる置換基で随時置換されてい
    てもよく、そして、 Wは、カルボキシ、(C_1−C_4)アルコキシカル
    ボニル、フェニル(C_1−C_4)アルコキシカルボ
    ニル、アミノカルボニル、(C_1−C_4)アミノカ
    ルボニル、ジ(C_1−C_4)アミノカルボニル、ペ
    ントサミノカルボニル、ヘキソサミノカルボニル、ウレ
    イド、グアニジノ、前記した窒素含有5−6員複素環、 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、R^3及びR^4は各々独立に水素、(C_1−
    C_5)アルキル、ヒドロキシ(C_2−C_4)アル
    キル及びハロゲノ(C_2−C_4)アルキルを表すか
    、又はR^4はフェニルメチルオキシカルボニルを表し
    そしてR^3は水素を表す、の基、 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、R^6、R^7及びR^8は各々独立に(C_1
    −C_4)アルキルを表す、の基を表す] を表すか、あるいは、 R^1とR^2は隣接窒素原子と一緒になって、飽和の
    5−7員複素環を表し、該環は環炭素上に1個乃至2個
    の(C_1−C_4)アルキル置換基を随時有していて
    もよく、そして−O−、−S−及び−NR^5−、ここ
    にR^5は前記したとおりである、から選ばれる更なる
    ヘテロ原子を含有していてもよく、但し、Wが基▲数式
    、化学式、表等があります▼、基▲数式、化学式、表等
    があります▼、 ウレイド、グアニジノ又は環窒素原子との結合を介して
    “alk”部分と直接結合した前記の窒素含有5−6員
    複素環を表す場合には、線状アルキレン“alk”部分
    は少なくとも2つの炭素原子でなければならないものと
    し、あるいは、 YはORを表し、 式中Rは、(C_1−C_1_2)アルキル、ヒドロキ
    シ(C_1−C_1_2)アルキル、(C_1−C_3
    )アルコキシ(C_1−C_1_2)アルキル、ハロ(
    C_1−C_1_2)アルキル; 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^2及びR^3は各々独立に水素又は(C_
    1−C_4)アルキル基を表すか又はR^2とR^3と
    は隣接窒素原子と一緒になって5−7員の芳香族環、部
    分的に水素化されているか又は飽和した複素環を表し、
    該環はS、O及びNから選ばれる更なるヘテロ原子を随
    時含んでいてもよい)の基;式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中R^2及びR^3は前記したとおりであり、R^
    4は水素又は(C_1−C_4)アルキルを表す]の基
    を表すか、又は、 Rは、式 H−[O(CH_2)m]−n (C_1−C_3)アルキル[O(CH_2)m]−n
    [式中、mは整数2又は3を表し、nは1−10の整数
    であり、−(CH_2)−基の水素原子の1つはメチル
    基により置換されていてもよい]の基;(C_2−C_
    1_0)アルカノイルオキシメチル、フェニル、置換さ
    れたフェニル、フェニル(C_1−C_6)アルキル、
    置換されたフェニル(C_1−C_6)アルキルを表し
    、 Aは水素又は−N[(C_1_0−C_1_1)脂肪族
    アシル]−β−D−2−デオキシ−2−アミノ−グルコ
    ピラノシルを表し、 Bは水素又はN−アセチル−β−D−2−デオキシ−ア
    ミノ−グルコピラノシルを表し、 Mは水素又はα−Dマンノピラノシルを表す、のテイコ
    プラニン誘導体及びその付加塩。 2、式II、 ▲数式、化学式、表等があります▼II 式中、Y、A、B及びMは特許請求の範囲第1項に記載
    のとおりである、 のテイコプラニン誘導体を、極性有機溶媒中でパラジウ
    ムをベースとする水素化触媒の存在下に、10℃乃至6
    0℃の温度で、アルカリ金属又はアルカリ土金属ポロハ
    イドライド又はシアノポロハイドライドと反応させるこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の化合物の
    製造方法。 3、医薬として使用するための特許請求の範囲第1項記
    載の化合物。 4、製薬学的に許容しうる担体との混合物として特許請
    求の範囲第1項記載の化合物を含有して成る薬剤組成物
    。 5、抗バクテリア性用途のための薬剤を製造するための
    特許請求の範囲第1項記載の化合物の使用。
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