JPH0116426Y2 - - Google Patents

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JPH0116426Y2
JPH0116426Y2 JP468381U JP468381U JPH0116426Y2 JP H0116426 Y2 JPH0116426 Y2 JP H0116426Y2 JP 468381 U JP468381 U JP 468381U JP 468381 U JP468381 U JP 468381U JP H0116426 Y2 JPH0116426 Y2 JP H0116426Y2
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shelf
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  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電動式移動棚に関するものである。
従来の電動式移動棚はその制御回路がすべてリ
レー回路で構成されていた。ところが、リレーは
それ自体嵩張るためリレー回路の占有空間が大き
く、棚のスペース効率の向上に障害となつてい
た。また、リレー回路は消費電力が多く、電力の
浪費はもちろん、回路を構成する電線を太くしな
ければならないという問題があり、回路の組立て
上も問題があつた。さらに、リレーは機械的接点
を有するため、故障が多く、信頼性は必ずしも高
くなかつた。
本考案の目的は、かかる従来の電動式移動棚に
見られる欠点を解消することにあり、制御回路を
半導体論理回路によつて構成して無接点化し、ま
た、上記論理回路の電源回路にだけリレーを用い
て、回路の簡単化と電源回路の信頼性の向上を図
つたことを特徴とするものである。
以下、図示の実施例によつて本考案を説明す
る。第1図において、床上に固定して立設された
固定棚51の前方には、複数単位の移動棚52
が、それぞれ間口面に対して直角の方向に移動可
能に置き並べられている。各棚の天板上には、第
2図にも示されているように、それぞれの棚の前
方に形成される作業通路を照明することのできる
照明灯55が支持されている。相隣接する棚は、
各棚の天板上に枢着されたスイングアーム56を
双方の先端部において枢着することにより連結さ
れており、このスイングアーム内を制御用信号線
が引き通されている。各棚の側面には第5図に示
されているように棚支柱67によつて側板65が
固定されており、この側板と棚板66の端面との
間には電気回路基板を収納することのできる空間
が確保されている。固定棚51の側板には、第3
図に示されているように、キースイツチKS、解
除スイツチ58、ブザー解除スイツチ59、主電
源表示ランプPL、電源入力表示ランプP3、照度
感知素子FDを有する操作パネル53が設けられ
ている。各移動棚52の側板には、第4図に示さ
れているように、開指令スイツチ63、非常停止
指令スイツチ64を有する操作パネル54が設け
られている。各移動棚52の間口面がわには、第
5図に示されているように、複数段にわたり設け
られた棚板66のうち適宜の高さ位置にある棚板
の前面および台枠68の前面に異物検知バー69
が設けられている。異物検知バー69は、棚が移
動しているとき人体又は棚から落下した物品等に
触れることにより棚の奥行方向に押され、バー6
9の内方に設けられた異物検知スイツチを作動さ
せるようになつている。かかるバー69および検
知スイツチは、移動棚52の左右両側の間口面に
設けてもよいし、通路巾が狭い場合などには片方
の間口面だけに設けてもよい。
次に本考案に用いられる電気回路の構成を説明
する。なお、文章をなるべく単純化するため、ア
ンド回路についてはa1,a2,a3,…のように、オ
ア回路についてはO1,O2,O3,…のように、イ
ンバータについてはI1,I2,I3,…のように、抵
抗についてはR1,R2,R3,…のように、コンデ
ンサについてはC1,C2,C3,…のように、フリ
ツプフロツプ回路についてはFF1,FF2,FF3
…のように、ダイオードについてはD1,D2,D3
…のようにそれぞれ符号のみを表示するものとす
る。
第6図は固定棚51内に設けられた電気回路を
示すものである。第6図において、破線で囲んだ
大きなブロツク70は回路基板を示すものであ
り、この基板には符号1乃至24で示される入出
力端子およびa乃至sで示される入出力端子を有
している。交流電源電路ACは漏電遮断器BRを
介して端子17,18に接続され、また、遮断器
BR、トランスTR1、キースイツチKS1を介して
端子15,16に接続されている。交流電源電路
ACはトランスTR2を介して主電源表示ランプPL
に接続されている。端子16は上記キースイツチ
KS1と連動するキースイツチKS2を介して端子1
4に接続されている。端子15は端子pに、端子
17は端子rに、端子18は端子sにそれぞれ接
続されている。端子16はリレーRYのa接点を
介し、端子14および端子qに接続されている。
端子p,q間には、前記キースイツチKS1および
リレーRYの接点が閉じることにより所定の交流
電圧がかかるが、端子p,q間には上記交流電圧
から直流の+15Vを得るための直流電源回路
DCPS1と直流の+12Vを得るための直流電源回路
DCPS2が接続されている。各直流電源回路
DCPS1,DCPS2のマイナス端子は、端子Oと共
に接地されている。
基板70の端子4には直流電源+15Vが加えら
れるようになつており、端子8は接地されてい
る。端子1と端子4との間には前記ブザー解除ス
イツチ59が、端子2と端子4との間には開指令
スイツチ63のb接点が、端子3と端子4との間
には開指令スイツチ63のa接点が、端子4と端
子5との間には異常表示ランプP1が、端子4と
端子6との間には開指令表示ランプP2が、端子
4と端子8との間には電源入力表示ランプP3が、
端子4と端子12との間には照度感知素子FDが、
端子4と端子13との間には異物検知表示ランプ
P4が、端子7と端子9との間には非常停止指令
スイツチ64が、端子8と端子10との間には解
除スイツチ58がそれぞれ基板70外から引き込
まれて接続されている。端子1は基板70内にお
いて入力処理回路B1を介してO11に接続されてい
る。端子2は入力処理回路B2を介してFF1のCL
端子に、端子3は入力処理回路B3を介してFF1
PR端子に接続されている。FF1のD端子および
CP端子は接地され、FF1のQ端子はO1の入力端
子に接続されている。基板70の端子7は端子f
に接続されると共に、端子9は入力処理回路A1
を介してO2の入力端子に接続されている。端子
10は入力処理回路A2を介してa3,O37の入力端
子に接続され、さらにI6を介してのちO39の入力
端子に接続されている。端子11は入力処理回路
B4を介してO1の入力端子に接続されている。O1
の出力端子はI3を介して端子6に接続されると共
にa1,O3およびa6の入力端子に接続され、さら
にI14,I15を介して端子iに接続されている。端
子12は可変抵抗R13を介して接地されている。
可変抵抗R13の可動接点は抵抗R12を介してオペ
レーシヨンアンプOPの−端子に接続されている。
アンプOPの+端子は、直流の+15Vと接地との
間に直列に接続された抵抗R11と抵抗R15の接続
点に接続され、また、アンプOPの+端子と出力
端子との間には抵抗R14が接続されている。アン
プOPの出力端子はa1の入力端子に接続されると
ともに、I20,I21を介して端子1に接続されてい
る。端子5,6,13にはそれぞれブリーダー抵
抗R7,R8,R9が接続され、各ランプP1,P2,P4
が消灯しているときでも上記ブリーダー抵抗を介
して微少電流を流すことにより、点灯時に上記各
ランプに急激な電圧がかかることを防止し、もつ
て、各ランプの寿命を長くすることができるよう
になつている。端子aは入力処理回路A3およびI4
を介してa2の入力端子に接続されている。a2の他
方の入力端子にはa1の出力が加えられるようにな
つており、a2の出力はI70を介して半導体スイツ
チ回路SSR1に加えられるようになつている。半
導体スイツチ回路SSR1は直流の+15Vから抵抗
R30を介して電源が供給されており、その出力端
子はトライアツクTRC1のゲートに接続されると
共に、抵抗R33を介して端子21に接続されてい
る。トライアツクTRC1は端子21と端子17と
の間に接続されている。
基板70の端子bは入力処理回路A4を介して
a4とO37の入力端子に接続されている。O37はノア
回路となつていてその出力端子はO38の入力端子
に接続されている。端子Cには抵抗R10を介して
直流の+15Vが加えられるようになつており、端
子CはI1を介して端子13に接続され、端子13
は抵抗R9を介して接地されている。端子dは入
力処理回路A5を介してa3の入力端子に接続され、
a3の出力はO36の入力端子に加えられるようにな
つている。端子eは接地されている。端子gは入
力処理回路A6を介してO3,a6の入力端子に接続
されている。O3の出力はC4,R19を介してO7に加
えられ、また、I5を介してa4およびFF3のCL端子
に加えられるようになつている。C4とR19との間
はR21を介して接地されると共にR20と逆方向の
D2を介して接地されている。これらC4,R21は微
分回路を構成しており、D2はマイナス分をカツ
トするようになつている。端子hは入力処理回路
A7を介してO16に接続されている。O16にはさら
にa6の出力が加えられるようになつており、O16
の出力はO2に加えられるようになつている。O2
の出力はO5に加えられるようになつている。端
子mは入力処理回路A8を介してa8およびO17に接
続されている。端子nは入力処理回路A9を介し
てO12に接続されている。
前記FF3のCP端子には、I9,I10,I11,R27の直
列接続と、この直列接続の両端に並列に接続され
たR26,R25の直列枝路と、I9,I10の接続点とR27
の端部との間に挿入されたC6とよりなる発振回
路が接続されている。FF3の出力端子QはO36
接続されている。O36はノア回路を構成してお
り、その出力はO15に加えられるようになつてい
る。O15もノア回路になつていて、その入力端子
の一つは接地され、出力端子はO5に接続されて
いる。O5の入力端子の一つには、直流の+15Vに
R17,R18,I7を介して接続することによつて得ら
れるローレベルの信号が加えられるようになつて
いる。このローレベルの信号はO11,O14,O17
も加えられるようになつている。O5の出力は、
O6に加えられるようになつている。O6はO7とと
もにノア回路になつていてフリツプフロツプ回路
を構成しており、このフリツプフロツプ回路の出
力はO8に加えられるようになつている。O8はノ
ア回路になつていて、他の一つの入力端子は接地
され、また出力端子はI16,I17を介して端子jに
接続されている。
前記a4の出力はO13に加えられるようになつて
いる。O13にはまたO12の出力が加えられ、O13
出力はI8を介してO11およびO4に加えられると共
に、C5,R22,R23,R24,D3からなる微分回路を
介してO10に加えられるようになつている。O12
の出力はO38に加えられると共にI13を介してO14
に加えられるようになつている。O38の出力は
I16,I17を介して端子jに加えられるようになつ
ている。O14の出力はO12に加えられるようにな
つており、また、O12の他の一つの入力端子は接
地されている。上記O11の出力はO9に加えられる
ようになつている。O9とO10はフリツプフロツプ
回路を構成していて、このフリツプフロツプ回路
の出力はI12を介してa5に加えられるようになつ
ている。
a5およびa8の入力端子にはカウンタFF2の出力
端子Qが接続されている。FF2はその端子CPが、
I22,I23,I24,R29の直列接続と、この直列接続に
並列に接続されたR60と、I22,I23の接続点とR29
の端部との間に挿入されたC7とよりなる発振回
路に接続されている。FF2のCL端子は接地され
ている。FF2の出力端子QはさらにカウンタFF4
のCP端子に接続されている。FF4のCL端子には
O17の出力が加えられるようになつている。FF4
はCP端子に加えられるパルス数に応じて動作点
を異にする複数の出力端子Q10,Q11,Q12を有し
ており、これら各出力端子はデジスイツチDSの
各接点に接続されると共に端子Q10,Q11はそれ
ぞれa7の入力端子に接続され、a7の出力端子はデ
ジスイツチDS中の他の一つの接点に接続されて
いる。デジスイツチDS中の各接点の他端は一括
してI25,I26、リレーRYを介し直流の+12Vに接
続されている。
前記a8の出力端子はI27を介して端子19に接
続されている。前記a5の出力端子はO4およびO39
の入力端子に接続されている。O4はノア回路に
なつており、その出力はI2を介して端子6に加え
られるようになつている。また、O39の出力はI28
を介して端子23に加えられるようになつてい
る。端子20,24はそれぞれ直流の+12Vに接
続され、端子22は端子18に接続されている。
端子19,20間には基板70外に設けられた
ブザーBZ1が、端子21,22間には照明灯55
が、端子23,24間にはブザーBZ2がそれぞれ
接続されている。
前記デジスイツチDSの構成および接続関係の
詳細は第10図に示されている。第10図におい
て、デジスイツチDS内の複数の接点は2個の接
点を一組として複数組構成され、組をなす接点は
連動して操作することができるようになつてお
り、各組の片方の接点は前述のようにFF4の出力
端子およびa7の出力端子に接続され、各組の他方
の接点は一端がそれぞれ接地され、他端がそれぞ
れバツフア71を介して初期設定値選択回路72
に接続されると共に、適宜の直流電源から抵抗を
介して適宜の電圧が印加されるようになつてい
る。バツフア71は、デジスイツチDS中の接点
を選択操作することにより印加される電圧が異な
り、これに応じて信号波形を整形し、これを出力
する。初期設定値選択回路72は、バツフアから
の信号に応じた信号を出力しダウンカウンタ73
に加えるようになつている。カウンタ73には、
第6図におけるFF2の出力端子Qからの信号がバ
ツフア74を介して加えられ、FF2からのパルス
信号が加えられるごとに減算するようになつてい
る。また、カウンタ73には、第6図における
O17の出力がバツフア75を介して加えられ、
O17から信号が入力されることにより減算動作を
初めからやり直すようになつている。カウンタ7
3の出力はドライバー76に加えられて2桁の7
セグメントのデジタル表示素子77を作動させる
に必要な信号に変換され、これによつて表示素子
77が駆動されるようになつている。
なお、前記キースイツチKSはオフ、オン、ス
タートの3段階になつていて、自動車のエンジン
キーと同様に、オンの位置で接点KS1がオン、ス
タートの位置で接点KS2がオンになり、キーから
手を離すとばねによりキーがオンの位置まで戻つ
て接点KS2がオフになり、接点KS1のみがオンの
状態を維持するようになつているものとする。
第7図は各移動棚52内に設けられた電気回路
を示すものである。第7図において、破線で囲ん
だ大きなブロツク80は回路基板を示すものであ
り、この基板には符号31乃至49、a′乃至s′、
A乃至Sで示される入出力端子を有している。端
子a′乃至s′は第6図における端子a乃至sにそれ
ぞれ接続されるものである。端子31乃至49に
は、基板80の外部から次のような接続がなされ
ている。まず、端子31,32間には常閉性の左
停止リミツトスイツチLLSが接続されている。端
子33,35間には開指令スイツチ63の常閉接
点が、端子34,35間には上記開指令スイツチ
と連動するスイツチ63の常開接点が接続されて
いる。端子36,31間には、複数個の常閉性左
側安全バースイツチLSSが直列に、端子37,3
1間には同じく複数の常閉性右側安全バースイツ
チRSSが直列に接続されている。スイツチLSS,
RSSは第5図によつて説明した安全バー69に連
動するものであつて、スイツチLSSは棚の左側間
口面に設けられた安全バーに、スイツチRSSは棚
の右側間口面に設けられた安全バーに連動するも
のである。端子35,38間には異物検知表示ラ
ンプP5が、また、端子35,39間には開指令
表示ランプP6が接続されている。端子41,4
2間には非常停止指令スイツチ64が、端子4
3,31間には右停止指令スイツチRLSが接続
されている。上記左停止リミツトスイツチLLSお
よび右停止リミツトスイツチRLSは移動棚が所
定距離走行して隣接棚と近接したとき作動するも
のであつて、スイツチLLSは棚が左がわに所定距
離走行したとき作動し、スイツチRLSは棚が右
がわに所定距離走行したとき作動するものであ
る。端子44,45間には棚駆動モータMoの温
度検知スイツチTHが接続されている。端子4
6,47間には照明灯55が接続されている。端
子48はモータMoの逆転端子に、端子49はモ
ータMoの正転端子に、端子47はモータMoの
中庸端子にそれぞれ接続されている。各端子A乃
至Sは他の移動棚の回路基板80における端子
a′乃至s′に接続されるのであるが、移動棚列のう
ちの最後列における基板80の端子A乃至Sのう
ち端子A,E,I,J,K,L,O,P,Q,
R,Sは開放、端子B,C,D,F,G,H,
M,Nは接地される。
基板80内においては次のような接続がなされ
ている。端子p′は端子Pに、端子q′は端子Qに接
続され、端子p′,q′間には直流電源回路DCPS3
接続されて直流の+15Vの出力が得られるように
なつている。端子o′は端子Oに、端子r′は端子R
に、端子s′は端子Sにそれぞれ接続され、直流電
源DCPS3のOV端子は端子o′に、端子47は端子
s′に、端子n′は端子44に、端子Nは端子45に
それぞれ接続されている。端子31は接地され、
端子35には直流の+15Vが加えられるようにな
つている。端子32は端子a′に接続されると共
に、入力処理回路A10を介してO31に接続されて
いる。端子33は入力処理回路B5を介してFF5
CL端子に接続され、端子34はFF5のPR端子に
接続されている。FF3のD端子とCP端子は接地
され、FF3のQ端子はO24に接続されている。端
子36は入力処理回路A11を介してa9,O23に接
続されている。端子37は入力処理回路A12を介
してa10,O23に接続されている。端子40は入力
処理回路B7を介してO24に接続されている。O24
の出力端子はI32を介して端子39に接続される
と共に、a11,a12,O25,O28,O29にそれぞれ接
続されている。端子39はR37を介して接地さ
れ、端子41は端子f′に、端子42は端子Fにそ
れぞれ接続されている。端子43は端子Aに接続
されると共に、入力処理回路A13を介してO32
接続され、さらにI56を介してa13に接続されてい
る。
端子Bは入力処理回路A14を介してO22に接続
されている。O22の他の一つの入力端子にはO23
の出力が加えられるようになつており、O22の出
力はI36,I33を介して端子b′に加えられるように
なつている。端子Cは入力処理回路A15を介して
O38に接続されている。端子Dは入力処理回路
A16を介してO19に接続されている。端子Gは入
力処理回路A18を介してO29,O27,O25にそれぞ
れ接続されている。O25の出力はI42,I41を介して
端子g′に加えられるようになつている。また、
O29の出力はO21に加えられる共にI45を介してO33
に加えられるようになつている。端子Hは入力処
理回路A19を介してO26に接続されている。端子
Mは入力処理回路A24を介してO35に接続されて
いる。
端子e′は入力処理回路A17を介してO21に接続さ
れている。O21の出力はa9に加えられ、a9の出力
はO20に加えられると共にI35,I34を介して端子
c′に加えられるようになつている。端子i′は入力
処理回路A20を介したのちO27,O28,a10に接続さ
れ、さらに、I39,I40を介して端子Eに接続され、
また、I46を介してO34に接続されている。上記
O27の出力はa11に加えられ、a11の出力はO26に加
えられ、O26の出力はI44,I43を介して端子h′に加
えられるようになつている。また、上記a10の出
力はO20およびO38に加えられ、O20の出力はO19
に、O19の出力はI38,I37を介して端子d′に加えら
れるようになつている。さらに、上記O38の出力
はI31を介して端子38に加えられるようになつ
ており、端子38はR36を介して接地されてい
る。O28の出力はI47,I48を介して端子Iに加えら
れるようになつている。端子jは入力処理回路
A21を介してO30に接続されると共に、I49,I50
介して端子Jに接続されている。また、端子k′は
入力処理回路A22を介したのちO30に接続される
と共に、I51,I52を介して端子Kに接続されてい
る。O30の出力はO31,O32に加えられるようにな
つている。O31の出力はO33に、O32の出力はO34
に加えられるようになつている。O33,O34はノ
ア回路でなると共にフリツプフロツプ回路を形成
し、このフリツプフロツプ回路の一方の出力は
O35に加えられると共にI59を介して半導体スイツ
チ回路SSR6の入力端子に加えられるようになつ
ており、また、上記フリツプフロツプ回路の他方
の出力はO35に加えられると共にI58を介して半導
体スイツチ回路SSR5の出力端子に加えられるよ
うになつている。O35はノア回路を構成してお
り、その出力はI55を介して端子m′に加えられる
ようになつている。端子l′は入力処理回路A23
介してa12に接続され、さらにI53,I54を介して端
子Lに接続されている。上記a12の出力はa13に加
えられ、a13の出力はI57を介して半導体スイツチ
回路SSR4の入力端子に接続されている。半導体
スイツチ回路SSR4はトライアツクTRC2を制御
するものであつて、上記回路SSR4の出力端子は
トライアツクTRC2のゲートに接続され、トライ
アツクTRC2の両端子は端子46および端子r′に
それぞれ接続されている。R38,R39,R40,R41
およびC18等は回路保護用の素子である。同様に、
半導体スイツチ回路SSR5はトライアツクTRC3
を制御するものであつて、上記回路SSR5の出力
端子はトライアツクTRC3のゲートに接続され、
トライアツクTRC3の両端子はそれぞれ端子4
8,r′に接続されている。また、半導体スイツチ
回路SSR6はトライアツクTRC4を制御するもの
であつて、回路SSR6の出力端子はトライアツク
TRC4のゲートに接続され、トライアツクTRC4
の両端子はそれぞれ端子49,r′に接続されてい
る。
次に、第6図および第7図における入力処理回
路A1乃至A24とB1乃至B7の具体例を第8図およ
び第9図によつて説明する。
第8図は入力処理回路A1乃至A24として用いら
れるものであつて、入力端子と出力端子間には
R3,R2が直列に接続され、入力端子はR1を介し
て直流の+15Vに接続され、R3,R4の接続点は
逆方向のダイオードとC1の並列接続を介して接
地されると共に、今一つのダイオードを逆方向に
介して直流の+15Vに接続されている。この入力
処理回路によれば、入力端子につながる接点が閉
じて入力端子が接地されれば出力がローレベルと
なり、上記接点が開いて入力端子が開放されれば
出力がハイレベルとなるようになつている。
第9図は入力処理回路B1乃至B7として用いら
れるものであつて、入力端子と出力端子との間に
はR4とR5が直列に接続され、入力端子はR6を介
して接地され、R4,R5の接続点は逆方向のダイ
オードとC2の並列接続を介して接地されると共
に、今一つのダイオードを逆向きに介して直流の
+15Vに接続されている。この入力処理回路によ
れば、入力端子につながる接点が閉じて入力端子
に直流電圧(第6図、第7図の例では+15V)が
かかると出力がハイレベルになり、上記接点が開
放するとローレベルになるようになつている。
次に、上記のように構成された本考案の作用を
説明する。
(1) 準備操作 キースイツチKSをスタート位置にしてその接
点KS1,KS2をオンにする。これにより交流電源
ACからトランスTR1を介して端子p,q間に所
定の交流電圧がかかり、直流電源回路DCPS1
DCPS2によつて所定の直流電圧、即ち+15V,+
12Vが得られる。この+12VはリレーRYにかか
つてリレーRYが励磁され、そのa接点が閉じ
る。従つて、キースイツチKSから手を離すこと
によりキースイツチKSがオンの位置まで戻つて
その接点KS2がオフになつても接点KS1,RYを
介して端子p,q間の電圧が維持され、かつ、直
流電源電圧が維持される。また、端子p,q間の
交流電圧は端子p′,q′を介して移動棚の回路基板
80がわに導入され、直流電源回路DCPS3によ
つて所定の直流電圧が供給されることになる。
(2) 移動棚の移動 いま、第1図に示されているように、固定棚5
1と移動棚52が近接している状態において、固
定棚51とこの棚に隣接する移動棚との間に通路
を形成しようとするときは、固定棚51における
開指令スイツチ63を操作する。これによりスイ
ツチ63のb接点がオフになつて入力処理回路
B2の出力がローレベル(以下、「0」と表示す
る)となり、また、スイツチ63のa接点がオン
になつて入力処理回路B3の出力がハイレベル
(以下、「1」と表示する)となり、それぞれFF1
のCL端子とPR端子に入力される。これにより
FF1の出力端子Qは「1」となりO1に入力され、
O1の出力が「1」となる。O1から出力された
「1」の信号はI3によつて「0」に転換され、開
指令表示ランプP2の両端子間に大きな電位差を
生ぜしめてランプP2を点灯させる。O1の「1」
の信号はa1にも加えられる。a1の他の一つの入力
端子は、照度感知素子FDおよびオペレーシヨン
アンプOPとを有してなる照度感知回路からの信
号が加えられている。そして、移動棚列が配設し
てある室内が明るいときは照度感知素子FDの検
知作動に基づきアンプOPから「0」の信号が出
力されるが、室内がある程度暗くなるとアンプ
OPから「1」の信号が出力される。従つて、室
内が暗い場合にはじめてa1から「1」の信号が出
力され、a2の一方の入力端子に加えられる。しか
し、棚51とこれに隣接する移動棚52との間の
空間が所定の巾まで開かない限り、第7図におけ
る左停止リミツトスイツチLLSはオフになつてお
り、端子32,a′,aを介して接続された入力処
理回路A3の出力は「1」であり、この「1」の
信号はI4によつて「0」に転換されてa2に加えら
れるから、a2の出力は「0」になる。この「0」
の信号はI70によつて「1」に転換されるから半
導体スイツチ回路SSR1およびトライアツク
TRC1は作動せず、従つて、照明灯55は点灯し
ない。しかし、後に述べるように棚51が走行し
て棚51と隣接棚54との間が所定巾以上になる
とリミツトスイツチLLSがオンになつてa2の出力
は「1」となりI70を介して半導体スイツチ回路
SSR1に「0」の信号が入力される。スイツチ回
路SSR1は上記「0」の入力信号に基いてトライ
アツクTRC1をターンオンさせて照明灯55の回
路をオンさせ、照明灯55を点灯させて棚51と
これに隣接する移動棚52との間の通路を照明す
る。即ち、照明灯55の点灯は、その照明灯が
該当する通路の開指令スイツチが操作されたこ
と、周囲の照度がある程度低くなつており、
上記照明灯が該当する通路の巾が所定の巾まで開
いていること、という三つの条件が具備されたと
き行われることになる。
前記O1から出力された「1」の信号は、さら
にI14,I15を通り、端子iから右行信号として出
力され、隣接する移動棚がわの基板80における
端子i′を介して入力処理回路A20に導入され、さ
らに、I46,O34,I59を通り半導体スイツチ回路
SSR6に「0」の信号を加える。これによりスイ
ツチ回路SSR6はトライアツクTRC4をターンオ
ンさせ、駆動モータMoの正転回路に交流電源を
通電させ、モータMoを正転させて移動棚52を
右方に走行させる。
このようにして移動棚52が右方に所定距離走
行すると隣接棚に近接して右停止リミツトスイツ
チRLSがオフになる。リミツトスイツチRLSが
オフになると入力処理回路A13から「1」の信号
が出力されO32に入力される。O32はノア回路で
あるからO32の出力は「0」となり、I59により
「1」に転換され、スイツチ回路SSR6の出力を
「0」とすると共に所定のターンオフ回路により
トライアツクTRC4をターンオフさせ、モータ
Moを停止させて通路形成動作を完了する。
なお、O1から出力された「1」の信号は、端
子i,i′を介し、また、入力処理回路A20,O28
I47,I48、端子Iを介してさらに別の隣接棚に導
入され、この別の移動棚においても上に述べたよ
うな動作が行われて、開指令スイツチの選択操作
に応じ、固定棚51とこれに隣接する移動棚52
との間に通路が形成されることになる。
(3) 非常停止操作 所望の位置に通路を形成させるために棚を動か
している場合においても、棚の移動を途中で停止
させることができるようになつている。この非常
停止は、以下に述べるように、何れの棚、従つて
移動していない棚における非常停止指令スイツチ
を操作しても行われるようになつていて、緊急時
の安全確保の上で有効な構成となつている。
棚が移動中に何れかの棚における非常停止指令
スイツチ64を押圧操作したとする。スイツチ6
4は総てb接点でなり、各回路基板70,80の
所定の端子を介して直列に接続され、かつ、最後
列の棚におけるスイツチ64の一端が接地されて
いるから、何れかのスイツチ64が操作されるこ
とにより入力処理回路A1の入力端子が接地から
開放されてその出力が「1」となり、O2,O5
通つた「1」の信号がO6,O7でなるフリツプフ
ロツプ回路に加えられ、その出力を「0」にす
る。この「0」の信号はノア回路O8によつて
「1」に転換され、さらにI18,I19を通り、端子k
から停止信号として送り出される。この停止信号
は、移動棚がわにおいて端子k′から導入され、入
力処理回路A22,O30,O31を通り、さらにO33
O34でなるフリツプフロツプ回路によつてO33
出力を「0」にし、かつ、I58で「1」に変換さ
れて、半導体スイツチ回路SSR5、トライアツク
TRC3を有してなるモータMoの逆転制御回路の
作動を停止させる。また、モータMoが正転して
いる場合はO30を通つた停止信号がO33,O34でな
るフリツプフロツプ回路のO34がわから導入さ
れ、O34の出力が「0」になり、さらにI59
「1」に変換されて、半導体スイツチ回路SSR6
トライアツクTRC3を有してなるモータMoの正
転制御回路の作動を停止させる。こうして、モー
タMoが正転していても逆転していても非常停止
指令スイツチの操作によつてモータMoへの給電
が絶たれ、移動棚がその場で停止することにな
る。
以上のような緊急停止動作は、固定棚51の基
板70がわからの停止信号が、直列に接続された
各移動棚における基板80に、その端子k′,Kを
介して導入されるから、各移動棚において同様に
行われることになる。
(4) 安全バーの動作 棚が移動しているとき、狭められつつある通路
内に人等の異物が存在するときは、これを検知し
て移動棚を停止させ、安全を確保するようになつ
ている。このような停止動作は、狭められつつあ
る通路に面する安全バーのみが作動したときにの
み行われるようになつていて、安全確保上無用な
停止は行われないようになつている。
いま、例えばモータMoが正転することにより
移動棚が右方に走行しているときに右安全バーに
人体等の異物が当接したとする。これにより右安
全バースイツチRSSがオフになり入力処理回路
A12から「1」の信号が出力され、a10に入力され
る。a10はその他方の入力端子に固定棚の基板7
0の端子iから出力された右行信号が入力処理回
路A20を介して既に加えられているから、a10から
「1」の信号が出力される。この「1」の信号は
O20,O19,I38,I37および端子d′を介して基板7
0がわの端子dに異物信号として導入される。こ
の異物信号は入力処理回路A5を介してa3に加え
られる。a3の今一つの入力端子には解除スイツチ
58がわから信号が導入されるようになつている
が、解除スイツチ58は未だ操作されていないか
ら入力処理回路A2から「1」の信号が出力され、
この「1」の信号がa3の今一つの入力端子に加え
られている。従つて、a3は「1」の信号を出力
し、O36,O15を介し、さらにO5を介してO6,O7
でなるフリツプフロツプ回路に加えられる。この
フリツプフロツプ回路に加えられる信号は、前に
述べた非常停止指令スイツチ64を操作したとき
に加えられる信号と同じであるから、以下、前に
述べた通りに作動してモータMoの停止、従つ
て、移動棚の停止が行われることになる。
なお、O5には、R16,R17,R18,C3等よりなる
遅延回路からI18を介して信号が加えられるよう
になつている。これは、いわゆるイニシヤルリセ
ツト回路であつて、電源を入れたとき直ちに作動
することのないようにするため、ある一定時間遅
らせて出力させるようにした保護回路である。
ところで、上記のように移動棚が右方に移動し
ているときに、棚の左がわの安全バーに人体等の
異物が接したとする。これにより左安全バースイ
ツチLSSがオフになり、入力処理回路A11から
「1」の信号が出力されa9に入力される。しかし、
a9の他方の入力端子には、左行指令信号が入力さ
れていないからその出力は「0」であり、O20
入力は総て「0」であるからその出力も「0」で
あり、異物信号は出力されない。よつて、各棚の
駆動モータMoへの給電が絶たれるようなことは
なく、棚は移動し続ける。
前に述べたように、棚間に人体等の異物が挾み
込まれて棚の移動が停止した場合、挾み込まれた
人体等の異物を除去できる場合は問題ない。かり
に上記人体等の異物を除去できない場合は、解除
スイツチ58を押圧操作し、さらに、人体等の異
物が挾み込まれた位置における開指令スイツチ6
3を一旦復帰させたのち再び押圧操作する。上記
解除スイツチ58が押圧操作されると入力処理回
路A2の出力が「0」となりa3の一方の入力端子
に加えられる。よつてa3の出力は「0」となり、
O36,O15を介してO5に「0」の信号として入力
される。O5は他の入力端子の入力信号も「0」
であるから出力も「0」となり、O6,O7からな
るフリツプフロツプ回路に入力される。このフリ
ツプフロツプ回路のセツトおよびリセツト入力は
共に「0」であるから、反転作動することはな
い。次に、人体等が挾み込まれている位置の移動
棚における開指令スイツチ63を押圧操作する
と、右行又は左行の指令信号がO3に入力され、
O3の出力が「1」となり、この「1」の信号が
O7に入力されてO6,O7でなるフリツプフロツプ
回路が反転し、その出力が「1」になる。しか
し、「1」の信号はノア回路O8から「0」の信号
として出力されI18,I19を介して端子kから出力
される信号が「0」、即ち停止解除信号となつて
各移動棚に導入され、前記人体等が挾み込まれた
位置を境にして右方又は左方の移動棚が右方又は
左方に移動する。
そして、解除スイツチ58を押圧操作すること
により、入力処理回路A2を介してO37に「1」の
信号が入力され、O38に「0」の信号を入力す
る。O38の今一つの入力端子にはO12の出力が加
えられている。従つて、O12の出力が「0」の場
合はO38の出力も「0」となつてI16,I17を介して
端子jから出力される全停止信号は「0」となつ
て、前記開指令スイツチ63の操作に基く棚の移
動は持続される。しかし、安全バーに当つた人体
等の異物が除去されると、安全バースイツチが復
帰してO23に「0」の信号が入力され、O23,O22
の出力が「0」となり、さらに、I36,I33、端子
b′、端子bを介して基板70に導入される異物信
号が「0」となる。この「0」の信号は入力処理
回路A4の出力を「0」にし、この「0」の信号
はノア回路O37の一方の入力端子に入力される。
ノア回路O37の他方の入力端子の入力信号も解除
スイツチ58の押圧操作に基き「0」となつてい
るから、ノア回路O37の出力は「1」となり、
O38,I16,I17を介し、端子jから全停止信号とし
て出力され、移動中の移動棚をすべて停止させ
る。このようにして棚間に挾み込まれた人体等の
異物を排除することが可能となる。
(5) 安全バー動作表示 電源がオンの状態で開指令スイツチ63を操作
していなときに安全バーに人体等の異物が当る
と、次に述べるように、ブザーによりこれを表示
するようになつている。安全バーが異物に当る
と、左安全バースイツチLSS又は右安全バースイ
ツチRSSがオフになつて、入力処理回路A11又は
A12からO23に「1」の信号が加えられ、O23
O22,I36,I33、端子b′を介して異物信号として出
力される。この異物信号は基板70に端子bから
導入され、入力処理回路A4を通り、a4に入力さ
れる。そして、このときは開指令スイツチ63は
何れも操作されていないから、O3の入力端子は
何れも「0」であり、その出力も「0」である
が、この「0」の信号はI5によつて「1」に転換
され、a4の今一つの入力端子に加えられる。従つ
て、a4の出力は「1」となり、O13,O9とO10
なるフリツプフロツプ回路、I12を介してa5
「1」の信号として加えられる。a5の今一つの入
力端子には、FF2のQの出力信号が入力されてい
る。FF2は、I22,I23,I24を含むカウンタからの
タイミングパルスに応じて端子Qから「1」と
「0」の信号を交互に出力しているから、a5の出
力は「1」と「0」の繰り返えしとなり、O39
I28を介してブザーBZ2の一端に加えられる。ブザ
ーBZ2の他端は直流の+12Vが印加されているか
ら、一端に「0」の信号が加えられるとその両端
に所定の電位差を生じてブザーBZ2が作動し、ま
た「1」の信号が加えられるとブザーBZ2の作動
が停止する。このようにして、ブザーBZ2が間欠
作動することにより、安全バーに異物が当つたこ
とを聴覚的に表示する。
安全バーから異物を除去すると、基板70に対
する異物信号の導入が停止してa4,O13の出力が
「0」となり、I8の出力が「1」に転換してこの
「1」の信号がO11を介しO9,O10でなるフリツプ
フロツプ回路に入力され、O10の出力を「1」に
する。この「1」の信号はI12により「0」に転
換され、a5,O39,I28を通つてさらに「1」に変
換され、ブザーBZ2の端子間電圧を零又はそれに
近い値にしてブザーBZ2の作動を停止させる。
(6) 運転中表示 前にも述べたように、いま、例えば固定棚がわ
の開指令スイツチ63を操作したとする。スイツ
チ63の操作により、前述の通りFF1,O1の出力
が「1」になり、この「1」の信号はI14,I15
介して端子iから右行信号として移動棚がわの基
板に導入され、入力処理回路A20,I46を介して
O34から「1」の信号として出力される。この信
号は、前述のようにモータ駆動回路に導入されて
モータMoを作動させ、移動棚を移動させて通路
を形成することになる。そして、O34の出力は
O35,I55を介して端子m′から運転中信号として固
定棚がわの基板端子mに導入され、さらに入力処
理回路A8を介してa8に「1」の信号として入力
される。a8の今一つの入力端子には、FF2から所
定周期の「1」と「0」の繰り返えし信号(FF2
はI22,I23,I24を含むタイマー回路により所定周
期で転換作動するようになつている)が入力され
ている。従つて、a8からは所定周期の「1」と
「0」の繰り返えし信号が出力され、I27を介して
ブザーBZ1に入力される。これによりブザーBZ1
が間欠的に作動して移動棚が運転中である旨を聴
覚的に表示する。
(7) その他の各種ランプ表示等 異常表示ランプP1、開指令表示ランプP2,P6
異物検知表示ランプP4,P5にはそれぞれブリー
ダー抵抗R7,R8,R37,R9,R36が接続されてい
て、点灯表示を行つていないときでも常時各ラン
プに微少電流が流れるようにしてランプ寿命を長
くすることができるようになつている。
まず、キースイツチKSの操作によつて電源が
入ると、電源入力表示ランプP3が点灯してその
旨表示する。
次に、例えば固定棚51がわの開指令スイツチ
63を操作すると、前述のようにFF1の出力端子
Qの出力が「1」となり、O1,I3を介して開指令
表示ランプP2の一端に「0」の信号を加えるか
ら、ランプP2の端子間電圧が高くなつて点灯し、
開指令がなされた旨を表示する。開指令スイツチ
63の操作により、所定の位置に通路が形成され
ることは前に述べた通りである。このような開指
令表示は、移動棚がわの開指令スイツチを操作し
ても行われる。即ち、第7図における開指令スイ
ツチ63を操作すると、入力処理回路B6,FF5
O24,I32を介して開指令表示ランプP6の一端に
「0」の信号が加えられ、ランプP6が点灯するこ
とになる。
また、移動棚が左に向つて移動しているときに
左安全バーに異物が触れて安全バースイツチLSS
が作動すると、第7図における入力処理回路A11
から「1」の信号が出力され、a9に入力される。
a9の他の一つの入力端子には、開操作スイツチ6
3の操作に基き、B6,FF5,O24,O29,O21を介
して「1」の信号が加えられているから、a9の出
力は「1」となり、この「1」の信号がI35,I34
端子c′,C,I1を介して異物検知表示ランプP4
一端に「0」の信号として加えられ、ランプP4
を点灯させる。また、移動棚が右に向つて移動し
ているときに右安全バーに異物が触れて安全バー
スイツチRSSが作動すると、第7図における入力
処理回路A12から「1」の信号が出力され、a10
入力される。a10の他の入力端子には、基板の端
子i′から導入される右行信号が、A20を介して加
えられているから、a10の出力は「1」となり、
この「1」の信号がO38,I31を介して異物検知表
示ランプP5の一端に「0」の信号に変換されて
加えられ、ランプP5を点灯させる。このように
して、安全バーに異物が触れた場合は棚の移動を
停止させると共に、作動した安全バー位置の異物
検知表示ランプを点灯させるから、異物の存在の
みでなく、どこに異物があるかを一見して知るこ
とができる。
安全バーが作動して移動棚が停止したのち、棚
間に挾み込まれた異物を除去すべく、前に述べた
ように、解除スイツチ58を操作した上で異物が
挾み込まれた位置における開指令スイツチ63を
一旦復帰させ、再び操作し直す。解除スイツチ5
8を操作するとA2の出力は「0」、I6の出力は
「1」、O39の出力は「1」、I28の出力は「0」と
なり、この「0」の信号がブザーBZ2の一端に加
えられ、ブザーBZ2が作動して解除スイツチ58
を操作中である旨を表示する。また、開指令スイ
ツチ63を復帰させると(固定棚がわの開指令ス
イツチの場合でも移動棚がわの開指令スイツチの
場合でも同じである)、O3,I5を介してa4に加え
られる信号は「1」であるからその出力も「1」
となり、O13の出力が「1」となる。この「1」
の信号はC5,R24等でなる微分回路により微分さ
れて(第11図参照)、O9,O10でなるフリツプ
フロツプ回路に加えられてその出力を「0」とす
る。この「0」の信号はI12で「1」に変換され
てa5に加えられる。a5の他の入力端子には、前述
のようにFF2から「1」と「0」の間欠信号が加
えられているから、その出力も間欠信号となる。
この間欠信号はO4,I2を介して異常表示ランプP1
の一端に加えられ、ランプP1を点滅させる。ま
た、上記間欠信号はO39,I28を介してブザーBZ2
の一端に加えられ、ブザーBZ2を間欠作動させ
る。このような表示作動を停止させようとすると
きは、ブザー解除スイツチ59を操作する。スイ
ツチ59の操作によりB1の出力が「1」、O11
出力が「1」、O9,O10でなるフリツプフロツプ
回路の出力が「1」、I12およびa5の出力が「0」
となり、ブザーBZ2の作動が停止する。また、a5
の出力はO4に加えられる。O4の他の入力端子に
はI8を介して「0」の信号が加えられる。O4はノ
ア回路であるから、上記「0」,「0」の信号に基
いて「1」の信号が出力され、ランプP1が点滅
から連続的な点灯に変わる。そして、異物が除去
されると、I8の出力が「1」に反転し、O4の出力
が「0」、I2の出力が「1」となつて、ランプP1
が消灯する。
(8) モータの過熱検知 各移動棚の駆動モータの温度検知スイツチTH
は直列に接続され、これらのスイツチのうちの一
つでも作動すると固定棚がわの基板70がわに端
子nから温度信号として導入され、A9,O12
O38,I16,I17、端子jから全停止信号として全移
動棚に導入されて全移動棚が停止するようになつ
ている。また、上記温度信号はA9,O12,O13
O10,I12,a5から表示信号としてランプP1および
ブザーBZ2に送られ、ランプP1を点灯させると共
に、ブザーBZ2を作動させて、異常が生じたこと
を表示する。
(9) 電源自動遮断動作 キースイツチKSの操作によつて電源をオンに
しても、一定時間開指令スイツチを操作しないま
ま放置すると、電源が自動的に遮断され、電力の
浪費が防止されるようになつている。どの程度の
時間が経過すると電源が自動的に遮断されるか
は、デジスイツチDS中の接点を任意に選択する
ことによつて自由に設定できるようになつてい
る。いま、デジスイツチDSの接点のうち、例え
ば30分の接点を選択したとする。これにより第1
0図の表示素子77により「30」が表示される。
また、デジスイツチDSの接点を選択した時点か
ら、ダウンカウンタ73がFF2からの信号ごとに
減算し、減算値に応じて表示素子77が表示す
る。一方、FF4においてもFF2からの信号を計数
し、計数値に応じて出力端子Q10,Q11,Q12から
順に信号を出力する。そこで、第10図における
カウンタ73の計数値が「0」になり、表示素子
77の表示も「0」になると、これと同時に第6
図におけるデジスイツチDSのうちの選択された
接点を通じてFF4から信号が出力され、リレー
RYの端子間電圧を零又はこれに近い値にしてリ
レーRYを消磁する。その結果リレーRYの接点
が復帰して電源の供給が遮断されることになる。
しかし、リレーRYが消磁される前に、何れかの
開指令スイツチ63が操作されると、端子mから
導入される運転信号がA9,O17を介してFF4の端
子CLに加えられてFF4をクリアさせると共に、
第10図のカウンタ73をクリアさせ、この時点
から再び計数し直すことになる。
電源遮断用のリレーRYの接点はトランスTR1
の前又は遮断器BRの前に設けてもよい。
(10) 二重指令自動停止動作 一つの開指令スイツチ63の操作により移動棚
が移動しているとき、他の開指令スイツチ63を
重ねて操作すると、総ての棚の移動が停止するよ
うになつている。即ち、移動棚が移動していると
きは、第7図におけるa11の一つの入力信号が
「1」になつている。そこでさらに他の開指令ス
イツチが操作されるとa11の他の一つの入力端子
に「1」の信号が入力されるからa11,O26,I44
I43、端子n′から二重指令信号として出力され、さ
らに、A7,O16,O2,O5,O6,O8,I18,I19、端
子kから停止信号として移動棚がわに導入され、
移動棚がその場で停止させられる。
本考案によれば、選択操作指令回路と走行方向
判別回路とを含む制御回路を半導体論理回路で構
成すると共に、交流電源を直流電源に変換する直
流電源回路を設け、この直流電源回路を介して励
磁されるリレーを設け、このリレーは、準備操作
でオンしかつ自己保持するように接続し、上記リ
レーが自己保持しているとき上記直流電源回路を
介して上記半導体論理回路に電源が供給されるよ
うに上記リレーの接点を交流電源回路に接続した
から、外部からの雑音の影響を受け易い半導体論
理回路へは、リレー接点と直流電源回路を介して
電源が供給されることになり、上記直流電源回路
が雑音に対する緩衝部材となつて半導体論理回路
は安定に作動し、誤動作のない信頼性の高い電動
式移動棚を提供することができる。また、半導体
論理回路の電源回路をオン、オフするリレーも上
記直流電源回路を介して励磁されるから、その動
作が安定し、この面からも信頼性の高い電動式移
動棚を提供することができる。
次に、本考案の変形例を挙げておく。
照度感知素子FDの取付位置は、何れでも差支
えなく、例えば、照明用電力の節約に最も効果的
となるような位置を選定すればよい。
リミツトスイツチ、非常停止スイツチ、その他
の検知スイツチは、光電スイツチ、各種近接スイ
ツチ等を用いてもよい。
ブザーの代りに、ベル、チヤイム等を用いても
よい。
なお、図示の例では、安全バースイツチが破断
した場合にも安全バーが作動した場合と同様にブ
ザー、ランプによつてこれを表示するから、これ
によつて故障の発生を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る移動棚列の外観を示す側
面図、第2図は同上平面図、第3図は上記棚に用
いられる操作パネルの例を示す正面図、第4図は
操作パネルの他の例を示す正面図、第5図は上記
移動棚の一部を示す斜面図、第6図は本考案に用
いられる回路例のうち固定棚がわの回路図、第7
図は同じく移動棚がわの回路図、第8図は上記回
路のうち入力処理回路の一例を示す回路図、第9
図は同じく入力処理回路の別の例を示す回路図、
第10図は電源自動遮断回路につながる表示回路
の例を示すブロツク図、第11図は第6図中の微
分回路の動作を示すタイミングチヤートである。 58……解除スイツチ、59……ブザー解除ス
イツチ、55……照明灯、63……開指令スイツ
チ、64……非常停止指令スイツチ、69……異
物検知バー、KS……キースイツチ、PL……主電
源表示ランプ、P1……異常表示ランプ、P2,P6
……開指令表示ランプ、P3……電源入力表示ラ
ンプ、P4,P5……異物検知表示ランプ、FD……
照度感知素子、LLS……左停止リミツトスイツ
チ、LSS……左安全バースイツチ、RSS……右安
全バースイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 通路を形成すべき位置を選択的に任意に指定す
    ることにより、この指定信号と各棚の配置との関
    係から走行すべき棚とその走行すべき方向を判別
    し、この判別信号に基き移動棚駆動モータを所期
    の向きに回転駆動して指定された位置に通路を形
    成するようにした電動式移動棚において、通路を
    形成すべき位置を選択的に任意に指定する選択操
    作指令回路と、選択操作指令回路からの信号と各
    棚の配置との関係から走行すべき棚とその走行方
    向とを判別する走行方向判別回路とを含む制御回
    路を半導体論理回路で構成し、交流電源を直流に
    変換する直流電源回路を設け、この直流電源回路
    を介して励磁されるリレーを設け、このリレー
    は、準備操作でオンしかつ自己保持するように接
    続し、上記リレーが自己保持しているとき上記直
    流電源回路を介して上記半導体論理回路に電源が
    供給されるように上記リレーの接点を交流電源回
    路に接続したことを特徴とする電動式移動棚。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11607490B2 (en) 2016-11-01 2023-03-21 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Volume measuring arrangement

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