JPH01164068A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH01164068A
JPH01164068A JP62323475A JP32347587A JPH01164068A JP H01164068 A JPH01164068 A JP H01164068A JP 62323475 A JP62323475 A JP 62323475A JP 32347587 A JP32347587 A JP 32347587A JP H01164068 A JPH01164068 A JP H01164068A
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JP
Japan
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well region
type
region
impurity concentration
vertical power
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Application number
JP62323475A
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Inventor
Misaki Ono
美咲 小野
Yuzuru Fujita
譲 藤田
Tetsuo Iijima
哲郎 飯島
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Microcomputer Engineering Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/76Unipolar devices, e.g. field effect transistors
    • H01L29/772Field effect transistors
    • H01L29/78Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate
    • H01L29/7801DMOS transistors, i.e. MISFETs with a channel accommodating body or base region adjoining a drain drift region
    • H01L29/7802Vertical DMOS transistors, i.e. VDMOS transistors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/02Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/06Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by their shape; characterised by the shapes, relative sizes, or dispositions of the semiconductor regions ; characterised by the concentration or distribution of impurities within semiconductor regions
    • H01L29/10Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by their shape; characterised by the shapes, relative sizes, or dispositions of the semiconductor regions ; characterised by the concentration or distribution of impurities within semiconductor regions with semiconductor regions connected to an electrode not carrying current to be rectified, amplified or switched and such electrode being part of a semiconductor device which comprises three or more electrodes
    • H01L29/1095Body region, i.e. base region, of DMOS transistors or IGBTs

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体装置、特に絶縁ゲート構造の縦型パワ
ーMO3FET(メタル・オキサイド・セミコンダクタ
型電界効果トランジスタ)単体または縦型パワーMO3
FETを組み込んだMO3IC等の半導体装置に関する
〔従来の技術〕
パワーMO3FETの特性を左右するものの一つとして
オン抵抗がある。このため、MOSFETの特性向上を
図るべくオン抵抗を低(する構造が種々開発されている
。たとえば、米国特許第4゜376.286号には、縦
型パワーMO8FETのドレイン表面に高濃度n十形層
をソースより深く設け、これによってオン抵抗(ROM
)を低くする例が開示されている。
また、縦型パワーMO3FETの破壊強度を強めるため
、ソース直下に深いウェルを設ける構造が開発されてい
る。このような構造を開示した文献としては、米国特許
第4,642,666号や日本ニス・ニス・ティ株式会
社発行「ソリッドステート テクノロジー(solid
  5ta−te  technology)日本版、
1986年1月号、昭和60年12月15日発行、P4
4〜P50がある。
上記した従来の縦型パワーMOS F ETを、第8図
(パワーMO3FETのセルを示す一部断面図)により
説明する。同図において、パワーMO5FETのセルI
Aは、n十形のシリコン(Si)基板2A上に設けられ
たn−形のエピタキシャル層3Aの表層に比較的浅く設
けられたp形つェル領域4Aと、前記p形つェル領域4
Aよりも深く設けられたP十形ウェル領域5Aと、前記
n−形エピタキシャル層3Aの表層に選択的に設けられ
たn十形拡散層6Aとゲート絶縁[7Aおよびゲート電
極8Aとにより構成されている。前記n◆十形散Ji6
Aをソース、前記n″″形エピタキシャル層3Aおよび
基板2Aをドレインとするn形MO3FET構造である
。また、9Aはゲート保護膜であり、IOAはソース電
極(アルミ電橋)であり、11Aはドレイン電橋である
前記パワーMOSFETの闇値は、前記P形つェル領域
4Aの不純物濃度およびp÷十形ウェル領域5A不純物
濃度により制御されている。この理由は、前記P十形ウ
ェル領域5Aを形成する時に、不純物が横方向にも拡散
されパワーMO5FETのチャネル領域CHに達する為
である。
また、前記パワーMO5FETは、その構造上、前記n
ゝ形拡散層6Aをエミッタ(E)、前記p+十形ウェル
領域Aをベース(B)、前記n−形エビタキシャル層3
Aをコレクタ(C)とみなす寄生npn型バイポーラト
ランジスタQを含んでいる。Rは前記p十形ウェル領域
5Aの抵抗成分を示す。
(発明が解決しようとする問題点〕 縦型パワーMO3FETの特性向上におけるオン抵抗の
低減手段としては、前記文献に示されているように、ゲ
ート電極直下のドレイン領域の不純物濃度を、たとえば
、n十形と高濃度にする方法がある。しかし、この構造
では、その製造において、n◆形層を形成する工程が必
要となり、コスト高となる。
また、縦型パワーMOS F ETの闇値は、前記P形
つェル領域4Aの不純物濃度と、前記p+十形ウェル領
域Aの不純物濃度の2値を考慮しなければならず、さら
に、前記p十形ウェル領域5Aの不純物のイオン打ち込
みのばらつきにより、チャネル領域CHでの不純物濃度
がばらつくため、闇値が変動するという問題がある。
さらに、前記p十形ウェル領域5Aの不純物は、前記n
−形エビタキシャル層3Aに深く拡散されるため、前記
P十形ウェル領域5A全体の不純物濃度は低くなる。こ
のため前記寄生抵抗Rの値は高くなり、前記縦型パワー
MO3FETの動作時に前記p4−形ウェル領域5Aに
リーク電流が発生した場合、電圧降下により前記ベース
(p十形ウェル領域5A)−エミッタ(n十形拡散層6
A)間電圧■1が大きくなり、前記寄生npn型バイポ
ーラトランジスタQが動作してしまい、縦型パワーMO
5FETのソース(n十形拡散層)−ドレイン(n−″
形エピタキシャル層または、基板2A)間に電流バスが
生じ、縦型パワーMO3FETが誤動作してしまう不良
が生じる問題がある。
本発明の目的はオン抵抗が低くかつ破壊強度が高い縦型
パワーMOS F ETを有する半導体装置を提供する
ことにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、
本明細書の記述および添付図面からあきらかになるであ
ろう。
c問題点を解決するための手段〕 本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、本発明の継型パワーMO3FETは、n十形
のシリコン基板の主面に設けられたn−形のエピタキシ
ャル層の表層部分に不純物濃度が低いp形の第1ウェル
領域を有している。また、このp形の第1ウェル領域内
にはこの第1ウェル令頁域に比較して不純物濃度が高い
p十形の第2ウェル領域が前記第1ウェル領域よりも浅
く設けられている。また、前記第2ウェル領域の表層部
分にはn1形のソース領域が設けられている。また、前
記ソース領域の表面に設けられたソース電極はソース領
域から外れて前記第2ウェル領域にも電気的に接触して
いる。
〔作用〕
上記した手段によれば、本発明の縦型パワーMO3FE
Tは、n十形シリコン基板の主面に設けられたn〜形の
エピタキシャル層の表層部分に不純物濃度が低いp形の
第1ウェル領域を有し、かつこの第1ウェル領域内には
第1ウェル領域よりも不純物濃度が高いp十形の第2ウ
ェルfil域が設けられ、さらに前記第2ウェル領域の
表層部分にn十形のソース領域が設けられている構造と
なっている。
したがって、この構造では、パワーMO3FETの闇値
電圧は一回のイオン打ち込みおよび拡散によって形成さ
れた第1ウェル領域の不純物濃度によりて決定されるこ
とから、従来の縦型パワーMO3FETに比較してチャ
ネル領域の不純物濃度が一定し、閾値電圧の再現性が良
くなる。また、この構造では、前記ソース領域直下の第
2ウェル領域の不純物濃度を高くすることができるので
、ベースの寄生抵抗が下がり、前記ベースにリーク電流
が発生した場合に、ベース・エミッタ間電圧V0を小さ
くできるため、寄生npnトランジスタQが動作せず、
この縦型パワーMOS F ETが安定に動作するよう
になる。
また、この縦型パワーMO3FETは、第2ウェル領域
の深さが浅くなることから、従来の縦型パワーMO3F
ETに比べ、実効的にn−形のエピタキシャル層の厚さ
が厚くなり、空乏層の拡がりも大きくなって耐圧が向上
する。
また、この縦型パワーMOS F ETは、前記のよう
に耐圧が太き(なることから、耐圧を従来と同じにした
場合、設計上エピタキシャル層の不純物濃度を高くでき
、ドレイン領域の寄生抵抗を小さくできるので、オン抵
抗を小さくできる。したがって、従来のようにドレイン
表面をn十形化してオン抵抗の低減を図る必要もなくな
り、工程数低減が可能となる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の一実施例について説明する
第1図は本発明の一実施例による縦型パワーMO5FE
Tの一部を示す斜視図、第2図は同じく縦型パワーMO
S F ETのセル部分を示す断面図、第3図〜第7図
は同じく縦型パワーMO5FETにおけるセル部分の各
製造状態を示す図であって、第3図は酸化膜およびポリ
シリコン膜を形成したウェハの断面図、第4図は第1ウ
ェル領域が設けられたウェハの断面図、第5図は第2ウ
ェル領域が設けられたウェハの断面図、第6図はソース
領域が設けられたウェハの断面図、第7図はソース電極
およびドレイン電極が設けられたウェハの断面図である
この実施例の縦型パワーMOS F ETにおけるその
要部、すなわち、セル部分は、第1図に示されるような
構造となっている。同図において、−点鎖線間Wが断面
的な単一のセル1部分であり、−点鎖線枠で囲まれる領
域が平面的に見た単一のセル1部分である。このような
セル1は、単一の縦型パワーMO3FETにあって、縦
横に規則正しく多数配設されている。なお、第2図では
、単一の〜セル1をのみ示しである。
セル1は、n十形(第1導電形)のシリコンの基板2の
主面(上面)に設けられたn−形のエピタキシャル層3
の表層部に二重構造に設けられたp形の第1ウェル領域
4およびp◆形の第2ウェル領域5と、前記第2ウェル
領域5の周辺表層部に枠状に設けられたn十形のソース
領域6とによって構成されている。前記基板2は不純物
濃度が5X10”cm−’程度となっている。また、前
記エピタキシャル層3は、不純物濃度が2X10’“c
 m−”程度とな′るとともに、厚さは10μm程度と
なっている。さらに、前記第1ウェル領域4の不純物濃
度は10 ”c nr’  程度となり、その深さは3
μm前後となっている。
一方、前記第2ウェル領域5の不純物濃度は10”cm
−”程度と高くなり、その深さは2μm前後となってい
る。また、前記第2ウェル領域5の底の第1ウェル領域
4の厚さdは、0.5μm〜1μm前後となっている。
なお、前記ソース領域6の不純物濃度は1019〜10
”cm−”となっているとともに、前記第1ウェル領域
4の側方に延在する第1ウェル領域4の厚さ旦は、3〜
4μm程度となっている。この厚さ吏はイオン打ち込み
の際のマスク上の打ち込み間隔でもある。また、この縦
型パワーMO3FETの闇値は、第1ウェル領域4の不
純物濃度、すなわち、10 ”c m−’によって決定
される。
他方、前記ソース領域6の端部分から、露出する第1ウ
ェル領域4およびエピタキシャル層3の表面に亘ってゲ
ート絶縁膜7が設けられている。
このゲート絶縁膜7は前記基板2の主面に格子状に設け
られている。そして、単一の格子部分が単一のセル1と
なる。また、前記ゲート絶縁膜7の上にはポリシリコン
膜からなるゲート電極8が設けられている。前記ゲート
電極8およびゲート絶縁膜7は絶縁膜9で被われている
。また、前記基板2の主面にはアルミニウム(Ai)か
らなるソース電極lOが設けられている。このソース電
極10は、前記絶縁膜9およびソース領域6ならびにソ
ース領域6に取り囲まれた24″形の第1ウェル領域4
上に亘って設けられている。さらに、前記セルlの裏面
(下面)にはドレイン電極11が設けられている。
つぎに、このような縦型パワーMO3FETの製造方法
について説明する。
縦型パワーMOS F ETの製造にあっては、第3図
に示されるように、n◆形のシリコンからなる基板2の
主面にn−形のエピタキシャル層3を有するウェハ(半
導体薄板)12が用意される。
この基板2はその不純物濃度が5XlO”cm−”とな
っている、また、前記エピタキシャル層3はその厚さが
lOIIm程度となっているとともに、不純物濃度は2
X1014cm−’程度となっている。
そして、この基板2の主面、すなわち、エピタキシャル
層3上にはtooo人程度の厚さの5i02膜からなる
ゲート絶縁膜7が形成される。また、このゲート絶縁膜
7上には格子状に厚さが4500人程度となるポリシリ
コン(Poly  Si)からなるゲート電極8が、常
用のホトエツチングによって形成される。なお、同図お
よび以後の図において、基板2を横切るように示される
一点鎖線は、単一のセル1の境界を示す線である。
つぎに、第4図の矢印に示されるように、ボロン(B◆
)が打ち込まれ、その後、熱処理(アニール)が行われ
て深さ3μm前後の第1ウェル領域4が形成される。こ
のボロンの打ち込み時、ボロンはゲート電極8にも打ち
込まれる結果、ゲート電極8の比抵抗が小さくなる。
つぎに、第5図に示されるように、再びウェハ12の主
面には、高温低圧処理雰囲気で絶縁膜(S i O! 
Wi)が形成される。この絶縁膜、すなわち、厚さが5
000人となるHLD膜(SiO3膜)13は、常用の
ホトエツチングによってパターニングされ、前記第1ウ
ェル領域4に対面する領域のみが部分的に露出するよう
になる。その後、再びボロンが高濃度に打ち込まれる。
この第2ウェル領域5を形成するために、lXl0”c
m−”以上の量のボロンが打ち込まれる。このボロン打
ち込み後、拡がり拡散処理が行われ、第1ウェル領域4
の内側、すなわち、表層部に深さ2μm前後の第2ウェ
ル領域5が形成される。そして、第1・第2ウェル領域
形成のためのマスクおよび拡がり拡散処理の条件を整え
ることによって、第2ウェル領域5の底の第1ウェル領
域4の厚さdは0.5〜1μm程度となり、かつ第2ウ
ェル頌域5の側方の第1ウェル領域4の厚さ文は3〜4
μmとなる。縦型パワーMO3FETの閾値は、前記第
1ウェル領域4によって決定されることから、第1ウェ
ル領域4の不純物濃度は重要であるとともに、第1ウェ
ル領域4の厚さは重要である。
このため、第2ウェル領域5の底に対面する第1ウェル
領域4の厚さdおよび第2ウェル領域5の側方の厚さ見
は上記の数値が採用されることになる。
つぎに、前記HLD膜13が除去される。その後、前記
ゲート絶縁膜7はゲート電極8をマスクとしてエツチン
グ除去される。
つぎに、第6図に示されるように、再びウェハ12の主
面には常用のデボジシ町ンおよびホトエツチングによっ
て、厚さ5000人のHLD膜(St(h膜)14が前
記第2ウェル領域5の中央部分に設けられる。ついで、
リン(p+)が打ち込まれ、かつ熱処理(アニール)さ
れ、不純物濃度がIQ19〜10”cm−”程度となる
n十形のソース領域6が形成される。
つぎに、前記HLD膜14は除去される。また、前記ウ
ェハ12の主面には、第7図に示されるように、前記ゲ
ート電極8およびゲート絶縁膜7を被うように、常用の
フォトリソグラフィによってPSG (リンシリケート
ガラス)からなる厚さが8000人程度となる絶縁膜9
が形成される。これによって前記絶縁膜9に取り囲まれ
た領域、すなわち、単一のセル領域にあっては、中央に
第2ウェル領域5が露出し、かつこの第2ウェル領域5
の周囲にソース領域6が露出する形状となる。
つぎに、前記ウェハ12の主面には、数μmの厚さにア
ルミニウム(AfL)が蒸着され、ソース電極10が形
成される。この結果、前記n形の基板2およびエピタキ
シャル層3と、p形の第1ウェル領域4および第2ウェ
ル頭域5と、n形のソース領域6とによって寄生npn
型バイポーラトランジスタが形成される。そして前記寄
生npn型バイポーラトランジスタは、特に、前記第2
ウェル領域域5(ベース領域)の寄生抵抗が大きいとM
OSFETの動作を阻害する。すなわち、前記P形の第
1ウェル領域4とp十形の第2ウェル領域5からなるベ
ース領域の濃度が低いと抵抗が大きくなり、ベース領域
に、リーク電流が発生した場合、電圧降下によってベー
ス・エミッタ間電圧■□が大きくなり、寄生npn型バ
イポーラトランジスタが動作してしまい、n十形ソース
領域6(エミッタ)と、n−層のエピタキシャル層3(
コレクタ)との間に電流パスができてしまう。
この結果、MOS F ETでは、正常なトランジスタ
動作が不可能になる。そこで、この実施例では、ベース
において、p+形となる不純物が高濃度の第2ウェル領
域5を設けることによって、ベースの寄生抵抗を下げて
ベース・エミッタ間電圧V−が大となるのを防止する構
造としである。したがって、この実施例の場合には、前
記第2ウェル領域5の不純物濃度はIQ”cm−”と高
くなっている。これに対して、前記第1ウェル領域4は
、闇値を決定する層となることから、不純物濃度は10
 I7c m−’と前記第2ウェル領域5に比較して低
くなっている。
また、この実施例の構造では、第2ウェル領域5が浅く
設けられているため、実効的に、n−形エピタキシャル
N3の厚さが厚くなる。このため、デバイス動作時に、
ベース領域の空乏層の拡がりも大きく取れるため耐圧が
向上する。さらに、耐圧を従来と同じにした場合、設計
上エピタキシャル層3の不純物濃度を高くすることがで
き、縦型MOS F ETのドレイン領域(n−形エピ
タキシャル層3)の寄生抵抗を低減できるため、オン抵
抗を低減できる。したがって、この実施例の構造によれ
ば、従来オン抵抗を低減するためにドレインの表層部に
n十形なる高不純物濃度層を設けているが、これも必要
な(なり、工程数を低減できることになる。
つぎに、前記ウェハ12の裏面には、ドレイン電極11
が形成される。これによって縦型パワーMOS F E
Tのセル1の製造が終了する。
このような縦型パワーMOS F ETにあっては、つ
ぎのような効果を奏することになる。
(1)本発明の縦型パワーMO3FETは、第1ウェル
領域内にp十形の第2ウェル領域を第1ウェル領域より
も浅く設けた構造となっていることから、前記第2ウェ
ル領域の濃度を高くできるため、ベースの寄生抵抗の増
大が抑止され、寄生npn型バイポーラトランジスタが
動作しなくなり、縦型パワーMO3FETの動作が安定
するという効果が得られる。
(2)上記(1)により、本発明によれば縦型パワーM
O5FETの信頼性が向上するという効果が得られる。
(3)本発明の縦型パワーMO3FETは、第1ウェル
領域の深さは3μm前後、第2ウェル領域の深さは2μ
m前後に設けられるため、従来のウェル構造を有するも
のに比較して、pn接合(ベース・ドレイン間接合)の
深さは浅くなるため、エピタキシャル層の厚さが実効的
に厚くなるため、空乏層の拡がりも太き(なり、パンチ
スルー耐圧が向上し、ソース・ドレイン間耐圧が高くな
るという効果が得られる。
(4)上記(3)により、本発明によれば、縦型パワー
MO3FETの静電破壊強度が向上するという効果が得
られる。
(5)本発明の縦型パワーMO3FETは、闇値は第1
ウェル領域の不純物濃度で決定されること、チャネル領
域は1回のイオン打ち込みによって形成されることから
、チャネル領域の不純物濃度の精度が向上するとともに
、再現性も高くなり、品質が安定するという効果が得ら
れる。
(6)上記(5)により、本発明の縦型パワーMOSF
ETは、その製造において、品質の安定化。
再現性の向上が図れるため、歩留りの向上から製造コス
トの低減が達成できるという効果が得られる。
(7)上記(3)により、本発明の縦型パワーMOSF
ETは、従来の縦型パワーMO3FETとソース・ドレ
イン間耐圧を同等にするならば、エピタキシャル層(ド
レイン領域)の濃度を高くすることができるので、ドレ
イン領域の寄生抵抗を低減することができるという効果
が得られる。
(8)上記(7)により、本発明によれば、縦型パワー
MOS F ETのオン抵抗を低減できるという効果が
得られる。
(9)上記(1)〜(8)により、本発明によれば、静
電破壊強度が高くかつオン抵抗の小さい縦型パワーMO
S F ETを安価に提供することができるという相乗
効果が得られる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野である縦型パワーMO3F
ETの製造技術に適用した場合について説明したが、そ
れに限定されるものではなく、このような縦型パワーM
O3FETを組み込んだパワーMO3ICに適用できる
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりであ
る。
上記した手段によれば、本発明の縦型パワーMOSFE
Tは、不純物濃度が低いp形の第1ウェル領域と、この
内側に前記第1ウェル領域より浅く設けられた不純物濃
度が高いP÷形の第2ウェル領域とを有する構造となり
、第2ウェル領域の深さが浅(なることから、実効的に
n″″形のエピタキシャル層(ドレイン領域)の厚さが
厚くなるため耐圧が向上する。また、この縦型パワーM
O5FETは、閾値は一回のイオン打ち込みによる第1
ウェル領域の形成によって決定されることから、闇値の
再現性が良くなる。また、この縦型パワーMO5FET
は前記のように耐圧が大きくなることから、耐圧を従来
と同じにしておいた場合、設計上エピタキシャル層(ド
レイン領域)の不純物濃度を高くでき、ドレイン領域の
寄生抵抗を低減できるので、縦型パワーMOSFETの
オン抵抗を小さくできる。したがって、従来のようにド
レイン表面をn十形化してオン抵抗の低減を図る工程も
不要となり、工程数の低減も達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による縦型パワーMO3FE
Tの一部を示す斜視図、 第2図は同じく縦型パワーMO3FETのセル部分を示
す断面図、 第3図は同じく縦型パワーMOS F ETのセル部分
の製造状態におけるウェハの断面図、第4図は同じく第
1ウェル領域が設けられたウェハの断面図、 第5図は同じく第2ウェル領域が設けられたウェハの断
面図、 第6図はソース領域が設けられたウェハの断面図、 第7図はソース電極およびドレイン電極が設けられたウ
ェハの断面図、 第8図は従来の縦型パワーMOSFETを示す要部断面
図である。 1・・・セル、2・・・基板、3・・・エピタキシャル
層、4・・・第1ウェル領域、5・・・第2ウェル領域
、6・・・ソース領域、7・・・ゲート絶縁膜、8・・
・ゲート電極、9・・・絶縁膜、10・・・ソース電極
、11・・・ドレイ7ti、12・・・ウェハ、13.
14・・・HLD膜。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、第1導電形の基板と、この基板の主面に設けられた
    エピタキシャル層の表層部に部分的に設けられた第2導
    電形からなる第1ウェル領域と、前記第1ウェル領域内
    に設けられ前記第1ウェル領域よりも不純物濃度が高い
    第2導電形からなる第2ウェル領域と、前記第2ウェル
    領域の表層部に設けられた第1導電形からなるソース領
    域と、前記ソース領域の端表面から前記第1ウェル領域
    の表面部を経て第1導電形の基板主面に亘って設けられ
    たゲート酸化膜と、前記ゲート酸化膜上に設けられたゲ
    ートとからなる電界効果トランジスタを有することを特
    徴とする半導体装置。 2、前記第2ウェル領域の底に対面する第1ウェル領域
    の厚さは、0.5μm〜数μmとなっていることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の半導体装置。 3、前記第2ウェル領域は、前記第1ウェル領域よりも
    浅く設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の半導体装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011003919A (ja) * 2010-08-23 2011-01-06 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体装置およびその製造方法

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JPS58153368A (ja) * 1982-03-09 1983-09-12 Toshiba Corp 絶縁ゲ−ト型電界効果トランジスタ
JPS61156882A (ja) * 1984-12-28 1986-07-16 Toshiba Corp 二重拡散形絶縁ゲ−ト電界効果トランジスタ及びその製造方法

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