JPH01163317A - パイル打込み用板状緩衝材 - Google Patents

パイル打込み用板状緩衝材

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JPH01163317A
JPH01163317A JP32258387A JP32258387A JPH01163317A JP H01163317 A JPH01163317 A JP H01163317A JP 32258387 A JP32258387 A JP 32258387A JP 32258387 A JP32258387 A JP 32258387A JP H01163317 A JPH01163317 A JP H01163317A
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JP
Japan
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pile
paper
plate
cushion
driving
Prior art date
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Pending
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JP32258387A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kaminuma
上沼 健
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TOUNOU KOAA KK
Original Assignee
TOUNOU KOAA KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は、パイルを地中に打込む際にパイルと杭打ハン
マとの間に配置して用いるパイル打込み用板状緩衝材に
関する。
「従来の技術] 従来からパイル打込み用板状緩衝材の(A料として振材
が用いられている。これは、樫が他の木材に比べれば極
めて強靭で、耐衝撃性にすぐれて(1)るからである。
この振材のパイル打込み用板状緩衝材(以下、樫製緩衝
材という)は、複数枚の樫の板材を平板状に並べて接合
固着した後、所定形状、例えば円盤状に、切断加工する
ことによって製作されている。
このように製作された樫製緩衝材は、パイルと杭打ハン
マとの衝撃を緩衝することができるパイル打込み用板状
緩衝材でおる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、樫製緩衝材には、次のような問題点が残
されている。
まず第1に、樫製緩衝材は、天然の樫から得られた複数
枚の板材を平板状に並べて接合固着されたものであるた
め、1枚の樫製緩衝材の中で板材毎に密度が異なる。従
って、この樫製緩衝材を公知のキャップに嵌め込んでパ
イルと杭打ハンマとの間に配置し、パイルを打込む際に
、パイルの打撃面に加わる圧力が不均一となる、いわゆ
る変打が起きて、パイルの打撃面を損傷してしまう場合
があり好ましくない。この打撃面の損傷の発生はコンク
リート製パイルの場合に顕著である。
第2に、樫製緩衝材は、パイルの打込み毎の衝撃によっ
て摩耗したり、部分的に開裂、破損して行くため、使用
するにつれて上記した変打が多発しパイルの打撃面を損
傷してしまう。さらに上記摩耗、開裂および破損が生じ
るために、樫製緩衝材の打込み可能なパイル本数は5〜
10本程度であった。加えて開裂または破損した樫製緩
衝材をキャップから取り出し、新しいものに取り替える
作業も困難であった。また、パイルを打込む際に発生す
る衝撃音も大きく、工事従事者等にとって苦痛であった
第3に、樫はその強靭な性質のために特殊な用途にしか
用いられないので、自然林から伐採されている。従って
振材を安定供給することは困難であるとともに、その価
格も高価である。
本発明は上記問題点を解決するためになされ、その目的
は、パイル打込みの際の衝撃を緩衝することができるこ
とはもちろんのこと、パイル打撃面の損傷および変打の
発生を防止でき、耐摩耗性および耐久性に富み、取り替
え作業の簡便化および衝撃音の緩和が可能で、安価なパ
イル打込み用板状緩衝材を提供することである。
発明の構成 「問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するために、本発明の用いた手段は、 パイルを地中に打込む際に該パイルと杭打ハンマとの間
に配置され、上記パイルと上記杭打ハンマとの衝撃を緩
衝するパイル打込み用板状緩衝材であって、 繊維材料を主成分とし、抄紙成形して成ることを特徴と
するパイル打込み用板状緩衝材をその要旨とする。
[作用] 本発明のパイル打込み用板状緩衝材は、繊維材料を主成
分とし、その繊維材料を抄紙成形して成るので、繊維材
料を均一に含みパイルの打撃面の損傷および変打の発生
を防止する。そして繊維材料を主成分とするので、本発
明のパイル打込み用板状緩衝材は、加えられた圧力によ
って収縮し、摩耗、開裂および破損することがない。ま
た、容易に入手できる繊維材料を主成分とするので、本
発明のパイル打込み用板状緩衝材は安価である。
ここで、本発明のパイル打込み用板状緩衝材に用いる繊
維材料として、木材パルプ、古紙、製紙スラッジである
靭皮繊維屑、綿繊維間、合成繊維屑などを例示すること
ができる。そして木材パルプ、故紙の成分比率は60〜
75%、好ましくは70%程度であり、各繊維屑等を合
わせた成分比率は20〜35%、好ましくは25%程度
である。
また、繊維材料以外の成分として、熱硬化性樹脂、熱可
塑性樹脂などの樹脂や天然糊料なとの紙力増強剤、サイ
ズ剤および定着剤などを、主成分である繊維材料に加え
ることも可能である。
本発明の抄紙成形とは、各種の抄紙装置によって上記繊
維材料の繊維かゆ状液から所定形状の成紙を抄造し、そ
の後脱水プレス、乾燥を経て、また必要であれば乾燥後
に型打扱きを行なって、繊維材料を主成分とする板材を
得ることである。
[実施例1 次に、本発明のパイル打込み用板状緩衝材の実施例を、
図面に基づき説明する。
第1面は、本実施例のパイル打込み用板状緩衝材(以下
、パイルクツションという)の平面図である。図示する
如く、本実施例のパイルクツション1の外形形状は、板
厚30mの略円盤状であり、その外径は、パイル打込み
の際に用いられる公知のキャップの内径に適合するよう
定めである。例えばキャップ内径が260#であれば、
パイルクツション1の外径は約260mである。そして
外周には、等間隔に8個の突起2が突設されている。
この突起2の突出高さは約10#2111である。
このパイルクツション]の各成分を表1に記す。
なお、表1における木材パルプ、靭皮繊維屑および合成
繊維屑は、各成分例の欄から1つ以上選ばれて用いられ
る。また、同じく表1における熱硬化性樹脂は、ユリア
系、メラニン系、フェノール系、エポキシ系等から選ば
れたひとつ以上の樹脂であり、本実施例ではエポキシ系
を用いた。熱可塑性樹脂は、アクリルアミド、合成ゴム
ラテックス(スチレンブタジェンラバなど)等から選ば
れたひとつ以上の樹脂であり、本実施例ではスチレンブ
タジェンラバを用いた。パイルクツション1におけるこ
の熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂とを合せた成分比率は約
3%〜4%程度である。
上記の熱硬化性樹脂等の紙力増強剤は、後述する抄紙装
置によって抄造された抄紙の紙力を増強する。特に、熱
硬化性樹脂は、後述の熱風乾燥によって硬化し、パイル
クツション1の形状の型くずれを無くすとともに、耐水
性を向上させる。−方熱可塑性樹脂は、後述の熱風乾燥
によってパイルクツションに粘弾性を与える。
第1図に示す形状および上述した各成分をもつ本実施例
のパイルクツション1は、以下に記す抄紙成形によって
得られる。
まず、木材パルプ等の繊維材料を、叩解機および離解機
であるビータ−、パルパー、リッツイナーの各装置によ
って、解繊する。そして解繊された繊維分濃度、すなわ
ち解繊紙料a度2%〜6%(本実施例では3%〜5%〉
の繊維かゆ状液を得る。この繊維かゆ状液に、繊維材料
以外の成分すなわち紙力増強剤等を加える。そして、繊
維かゆ状液を真空吸引しながら湿紙を形成するモールド
抄造機、繊維かゆ状液を加圧して水を搾り抄紙を抄造す
るプレス抄造機、抄造された湿紙を積層するメーキング
ロール式の積層機などを含む抄紙装置を用いて、上記繊
維かゆ状液から各繊維材料の繊維を均一に含む成紙を抄
造する。この成紙を積層して、第1図に示す外形形状を
備えた板紙を成形する。その後、20Kg/car〜6
0Kg/ci (本実施例では30 Kg/ cttr
〜50 K3/ cti )の圧力を加えて脱水プレス
を行ない、板紙の水分を除去する。
こうして板紙を、0.7g/cm3〜1.0g/cm3
の密度(本実施例では0.85g/cm3 )と、5M
〜40#の板厚(本実施例では30M)とを備えた板材
とする。さらにこの板材を高温(本実施例では120℃
〜180’C)の熱風を吹きつける熱風循環乾燥様で乾
燥、あるいは天日にて乾燥させる。上記過程を経て、本
実施例のパイルクツション1が成形される。なお、パイ
ルクツション1の曲げ強さは176Kg/ciであった
。試験方法はJISA5908パーティクルボード方法
に準拠して実施した。
次に、パイルクツション1の使用状態を、第2図に基づ
き説明する。パイルクツション1は、パイル10の打撃
面側に冠着されるキャップ11の凹部に嵌め込まれる。
するとパイルクツション1の外周から突出している突起
2が、キャップ11凹部の内周壁に添って弾性変形する
ので、パイルクツション1は、この突起2の復元力によ
ってキャップ11の凹部内に保持される。杭打ハンマ1
2は、キャップ11上面を打撃し、パイルを地中に打込
む。
パイルクツション1は、繊維材料を主成分とした板状の
抄紙ではあるが、曲げ強さで証明される如く強靭であり
、適度な板厚を有しているので、杭打ハンマによる衝撃
を緩衝する衝撃緩衝材として好適に用いることができる
。また抄紙成形によってl!維材料の繊維を均一に含ん
でいるので、杭打ハンマによってパイルの打撃面に加わ
る圧力は均等となり、蛮行が起きることはない。このた
めパイルの打撃面を損傷することがない。そして、加え
られた圧力によって収縮するので、衝撃音が吸収緩和さ
れる。そればかりか、杭打ハンマによる衝撃が加えられ
ても、抄紙成形されたパイルクツション1は摩耗、開裂
および破損を生じることはない。このため、このパイル
クツション1によって打込み可能なパイル本数は10本
〜20本となり耐久性が向上した。また従来の樫製緩衝
材の場合と異なり、キャップ内で圧縮されたパイルクツ
ションに、新しいパイルクツションを重ねればよく、取
り替えの手間が省け、取扱が容易である。
パイルクツション1の主成分は極めて安価に、しかも容
易に入手することができる繊維材料であり、パイルクツ
ション1は抄紙成形によって容易に得られる。従ってパ
イルクツション1は安定して供給され、安価な板状緩衝
材である。
加えて本実施例では、熱硬化性樹脂を用いたので、水に
よる伸縮が防止され、パイルクツション1は耐水性にも
優れている。また、外周には突起を設けたので、容易に
パイルクツションをキャップの凹部内に保持しておくこ
とができる。なお、突起2を有しない形状で良いことは
言うまでもない。
第3図は、第2実施例のパイルクツション3の平面図で
ある。パイルクツション3は、上述したパイルクツショ
ン1の中央部に100mの直径の扱穴4を穿設したにす
ぎず、成分比率や抄紙成形の過程もパイルクツション1
と同一である。従って第2実施例のパイルクツション3
は、パイルクツション1と同じ使われ方をされ、同じ作
用・効果を持わ合わせている。例えば、蛮行が起きない
のでパイルの打撃面を損傷しないといった効果を持ち合
わせている。しかし、パイルクツション3は、中央部に
夫人4を設けているので次のような第1実施例のパイル
クツション1にはない効果を備えている。杭打ハンマ1
2の打撃によってパイルクツション3に内部応力が発生
するが、この内部応力が夫人4によって緩和されるので
、衝撃に対する耐久性がより向上する。
本発明のパイル打込み用板状緩衝材は、上記実施例に限
定されるものではない。例えば、比較的板厚を薄く抄紙
成形した板材を複数枚貼着して、所望する板厚の板材と
する。そして、外形形状を、第1および第2実施例で例
示した如くの形状に型打1友きすることによって、パイ
ル打込み用板状緩衝材を成形しても良い。こうすること
によって、種々の板厚のパイル打込み用板状緩衝材を容
易に得ることができる。
発明の効果 以上実施例を含めて詳述したように、本発明によるパイ
ル打込み用板状緩衝材は、パイルを地中に打込む際の衝
撃を緩衝することが可能であるとともに、繊維材料を主
成分とし抄紙成形によって得られるので、衝撃音を吸収
緩和し、耐摩耗性および耐久性に富み、しかもパイルの
打撃面を損傷することのない安価なパイル打込み用板状
緩衝材である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例によるパイル打込み用板状
緩衝材の平面図、第2図はその使用状態を説明するため
の説明図、第3図は第2実施例によるパイル打込み用板
状緩衝材の平面図である。 1.3・・・パイル打込み用板状緩衝材代理人  弁理
士  定立 勉(ばか1名)第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 パイルを地中に打込む際に該パイルと杭打ハンマとの間
    に配置され、上記パイルと上記杭打ハンマとの衝撃を緩
    衝するパイル打込み用板状緩衝材であって、 繊維材料を主成分とし、抄紙成形して成ることを特徴と
    するパイル打込み用板状緩衝材。
JP32258387A 1987-12-18 1987-12-18 パイル打込み用板状緩衝材 Pending JPH01163317A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190085135A (ko) * 2016-11-30 2019-07-17 윤탄 오와이 파일 항타 리그의 하부 쿠션

Cited By (3)

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KR20190085135A (ko) * 2016-11-30 2019-07-17 윤탄 오와이 파일 항타 리그의 하부 쿠션
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