JPH01162851A - ヘチマ繊維を用いた寝具類の芯材とその製造方法 - Google Patents
ヘチマ繊維を用いた寝具類の芯材とその製造方法Info
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- JPH01162851A JPH01162851A JP62318390A JP31839087A JPH01162851A JP H01162851 A JPH01162851 A JP H01162851A JP 62318390 A JP62318390 A JP 62318390A JP 31839087 A JP31839087 A JP 31839087A JP H01162851 A JPH01162851 A JP H01162851A
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Landscapes
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
この発明は、就寝用のマットや敷布団及びソファ−等の
芯材として好適なヘチマ繊維の積層品とその製造方法に
関する。
芯材として好適なヘチマ繊維の積層品とその製造方法に
関する。
(従来の技術)
周知のように、ヘチマ(糸瓜)の実から採れる網目状の
繊維は、他の天然繊維や合成繊維製品と違って、格段に
優れた吸湿性と通気性とを兼備し、従来から入浴用の「
垢すり」及び靴の1−中敷き」などに加工され、広く一
般に使用されている。
繊維は、他の天然繊維や合成繊維製品と違って、格段に
優れた吸湿性と通気性とを兼備し、従来から入浴用の「
垢すり」及び靴の1−中敷き」などに加工され、広く一
般に使用されている。
(発明が解決しようとする問題点)
けれども、前記のヘチマ繊維を例えば寝具類の芯材に利
用しようとする場合、ヘチマ繊維の素材は工科の栽培植
物で、その実から採れるヘチマ繊維の形状や大きさには
自ら制約があり、そのま\の単体では到底芯材として使
用することが難しいため、これを細かく切断してチップ
化したものを芯材として寝具類の袋体内に詰め込んで使
用することになる。しかしながら、前記のような方法で
芯材を使用すると、チップ化されたヘチマ繊維の細片の
組織は、フラクタルな線形に分岐した部分とループ状に
曲折した部分とが不規則に混在した組織になっているの
で、これに圧縮その他の外力が加えられた時に、相互の
組織が複雑に絡み合って潰れて状態のま\原形に戻らな
くなる性質があることは勿論、ヘチマ繊維が乾燥しすぎ
ていると、繊維自体が崩壊して細粉化するので、極く短
期間のうちに寝具として最も大切なりデション性が失な
われてしまうと云う致命的な欠点があるため、ヘチマ繊
維に特有の優れた吸湿性と通気性とを充分に活用するこ
とができず、この点がヘチマ繊維を芯材として利用する
上での最大の障害になっていたものである。
用しようとする場合、ヘチマ繊維の素材は工科の栽培植
物で、その実から採れるヘチマ繊維の形状や大きさには
自ら制約があり、そのま\の単体では到底芯材として使
用することが難しいため、これを細かく切断してチップ
化したものを芯材として寝具類の袋体内に詰め込んで使
用することになる。しかしながら、前記のような方法で
芯材を使用すると、チップ化されたヘチマ繊維の細片の
組織は、フラクタルな線形に分岐した部分とループ状に
曲折した部分とが不規則に混在した組織になっているの
で、これに圧縮その他の外力が加えられた時に、相互の
組織が複雑に絡み合って潰れて状態のま\原形に戻らな
くなる性質があることは勿論、ヘチマ繊維が乾燥しすぎ
ていると、繊維自体が崩壊して細粉化するので、極く短
期間のうちに寝具として最も大切なりデション性が失な
われてしまうと云う致命的な欠点があるため、ヘチマ繊
維に特有の優れた吸湿性と通気性とを充分に活用するこ
とができず、この点がヘチマ繊維を芯材として利用する
上での最大の障害になっていたものである。
本発明は、前記のような問題を解決するために開発され
たもので、その目的は、長期間使用しても弾力を失なう
ことがなく、常に安定したクツション性を保持し、ヘチ
マ繊維に特有の卓越した吸湿性と通気性とを充分に発揮
し得る物性を備え、芯材としての加工性及び生産コスト
の面でも非常に優れた新規なヘチマ繊維の積層品とこれ
を安価に製造する方法を提供することにある。
たもので、その目的は、長期間使用しても弾力を失なう
ことがなく、常に安定したクツション性を保持し、ヘチ
マ繊維に特有の卓越した吸湿性と通気性とを充分に発揮
し得る物性を備え、芯材としての加工性及び生産コスト
の面でも非常に優れた新規なヘチマ繊維の積層品とこれ
を安価に製造する方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段)
この発明は、上記目的を達成するため、多年に亘り鋭意
研究を続けた結果、ヘチマの実を水に浸漬して網目状に
連続する繊維組織に離解し、水洗、乾燥、切断の諸加工
を行なって適当な大きさに細片化したものを吸湿繊維層
とし、熱融着ポリエステル繊維のウェッブを結合繊維層
として、前記の吸湿繊維層と結合繊維層とを交互に重ね
合わせ、その後、側繊維層を熱風で加熱しながら加圧し
て所定厚さの積層品に成形する方法によって、前記の細
片化されたヘチマ繊維からなる吸湿繊維層と、熱融着ポ
リエステル繊維のウェッブからなる結合繊維層とが交互
に重なり合い、上下の結合繊維層がヘチマ繊維の隙間の
ある部分で断続的に架橋結合し、その内部空間に前記の
吸湿繊維層が抱持固定されている新規なヘチマ繊維の積
層品を得ることに成功したものである。
研究を続けた結果、ヘチマの実を水に浸漬して網目状に
連続する繊維組織に離解し、水洗、乾燥、切断の諸加工
を行なって適当な大きさに細片化したものを吸湿繊維層
とし、熱融着ポリエステル繊維のウェッブを結合繊維層
として、前記の吸湿繊維層と結合繊維層とを交互に重ね
合わせ、その後、側繊維層を熱風で加熱しながら加圧し
て所定厚さの積層品に成形する方法によって、前記の細
片化されたヘチマ繊維からなる吸湿繊維層と、熱融着ポ
リエステル繊維のウェッブからなる結合繊維層とが交互
に重なり合い、上下の結合繊維層がヘチマ繊維の隙間の
ある部分で断続的に架橋結合し、その内部空間に前記の
吸湿繊維層が抱持固定されている新規なヘチマ繊維の積
層品を得ることに成功したものである。
(実施例)
以下、本発明の実施態様を図面について具体的に説明す
ると、第1図はこの発明の方法によって製造された積層
品の一例を示したもので、積層品Mは、ヘチマの実から
採れるヘチマ繊維を素材にして加工された吸湿繊維層1
と、熱融着ポリエステル繊維のウェッブを用いた結合繊
維層2とを交互に重ね合わせ、側繊維層1,2を一体に
固着した積層構造のシート状乃至板状の成形物になって
いる。
ると、第1図はこの発明の方法によって製造された積層
品の一例を示したもので、積層品Mは、ヘチマの実から
採れるヘチマ繊維を素材にして加工された吸湿繊維層1
と、熱融着ポリエステル繊維のウェッブを用いた結合繊
維層2とを交互に重ね合わせ、側繊維層1,2を一体に
固着した積層構造のシート状乃至板状の成形物になって
いる。
このうち、吸湿繊維層1を形成するヘチマ繊維F1につ
いては、栽培植物から収穫したヘチマの実の両端部を切
落し、外皮と種子とを除去する前加工を行なった後、こ
れをそのま\の大きさ或いは予め適当な大きさに切断し
て約3日〜7日間、水に浸漬し、その醗酵作用により繊
維が分離しやすイ状態に変化させ、加圧ロール又はプレ
ス機等で圧搾する手段により果肉などの不要成分を取り
除き、網目状に連続する繊維組織に離解したものを粗繊
維として採取した後、これに水洗、乾燥、切断等の諸加
工を施し、所定の大きさに細片化したものを吸湿繊維層
1の形成素材として使用する。
いては、栽培植物から収穫したヘチマの実の両端部を切
落し、外皮と種子とを除去する前加工を行なった後、こ
れをそのま\の大きさ或いは予め適当な大きさに切断し
て約3日〜7日間、水に浸漬し、その醗酵作用により繊
維が分離しやすイ状態に変化させ、加圧ロール又はプレ
ス機等で圧搾する手段により果肉などの不要成分を取り
除き、網目状に連続する繊維組織に離解したものを粗繊
維として採取した後、これに水洗、乾燥、切断等の諸加
工を施し、所定の大きさに細片化したものを吸湿繊維層
1の形成素材として使用する。
この場合、細片化したヘチマ繊維F1の大きさは製造さ
れる積層品Mの用途によって異なるが、後工程での成形
性及び吸湿能力などを考慮すると、最小でも1辺の長さ
が0.5 mm、最大でも30mm程度の大きさに形成
することが望ましい。なお、前記ヘチマ繊維F1の製造
工程は、必ずしも本実施例の手順のみに限定されるもの
ではなく、例えばヘチマの実を最初から所定の大きさに
切断したものを水に浸漬して繊維を離解し、これを水洗
、乾燥処理して所望の大きさを持つヘチマ繊維F1を得
ることもできる。
れる積層品Mの用途によって異なるが、後工程での成形
性及び吸湿能力などを考慮すると、最小でも1辺の長さ
が0.5 mm、最大でも30mm程度の大きさに形成
することが望ましい。なお、前記ヘチマ繊維F1の製造
工程は、必ずしも本実施例の手順のみに限定されるもの
ではなく、例えばヘチマの実を最初から所定の大きさに
切断したものを水に浸漬して繊維を離解し、これを水洗
、乾燥処理して所望の大きさを持つヘチマ繊維F1を得
ることもできる。
また、他方の結合繊維層2を形成する繊維F2について
は、種々の合成繊維のうち、特に熱融着性が非常に良好
で、且つ、融着後の抗張力(引張強度)をはじめ、摩擦
、折曲、脆化等に対する耐久性にも優れた熱融着ポリエ
ステル繊維をウェッブの状態で使用し、例えば次のよう
な方法により前記のヘチマ繊維F1と熱融着ポリエステ
ル繊維F2とを交互に重ね合わせて一体に固着しミ第1
図図示のような多層構造の積層品Mに成形する。
は、種々の合成繊維のうち、特に熱融着性が非常に良好
で、且つ、融着後の抗張力(引張強度)をはじめ、摩擦
、折曲、脆化等に対する耐久性にも優れた熱融着ポリエ
ステル繊維をウェッブの状態で使用し、例えば次のよう
な方法により前記のヘチマ繊維F1と熱融着ポリエステ
ル繊維F2とを交互に重ね合わせて一体に固着しミ第1
図図示のような多層構造の積層品Mに成形する。
即ち、前記両繊維Fl、 F2の積層加工に際しては、
プレス機3の下型4上面に、先ず第1層目の結合繊維層
2として熱融着ポリエステル繊維F2のウェッブを、製
品の種類や積層数によっても異なるが、約5mm〜15
mの厚さに形成して第2図図示のように載置した後、そ
の上面に、吸湿繊維層1としてヘチマ繊維F1の細片を
下面の熱融着ポリエステル繊維F2を見透せるような厚
さで第3図図示の如くはN゛等分布状態に撒布する。こ
のようにして第1層目の吸湿繊維層1と結合繊維層2の
配置が完了したならば、同様の操作を繰返しながら第4
図図示のように第2層目以降の熱融着ポリエステル繊維
F2とヘチマ繊維F1とを所定の積層数に達するまで交
互に重ね合わせた後、最上層のヘチマ繊維F1の上面に
第5図図示の如く熱融着ポリエステル繊維F2を追加し
て載置し、前記の各繊維層に熱風を吹きつけて加熱しっ
\プレス機3の上型5を第6図図示のように所定の位置
まで下降させると、成形時の熱により熱融着ポリエステ
ル繊維F2が軟化し、上下に重なり合って対面する熱融
着ポリエステル繊維F2がヘチマ繊維F1の隙間のある
部分で相互に熱融着して架橋結合するため、第7図図示
の如く各結合繊維層2,2間にヘチマ繊維F1が断続的
に抱持固定された状態に閉じ込められ、内外に通気性の
ある吸湿繊維層1を形成する。
プレス機3の下型4上面に、先ず第1層目の結合繊維層
2として熱融着ポリエステル繊維F2のウェッブを、製
品の種類や積層数によっても異なるが、約5mm〜15
mの厚さに形成して第2図図示のように載置した後、そ
の上面に、吸湿繊維層1としてヘチマ繊維F1の細片を
下面の熱融着ポリエステル繊維F2を見透せるような厚
さで第3図図示の如くはN゛等分布状態に撒布する。こ
のようにして第1層目の吸湿繊維層1と結合繊維層2の
配置が完了したならば、同様の操作を繰返しながら第4
図図示のように第2層目以降の熱融着ポリエステル繊維
F2とヘチマ繊維F1とを所定の積層数に達するまで交
互に重ね合わせた後、最上層のヘチマ繊維F1の上面に
第5図図示の如く熱融着ポリエステル繊維F2を追加し
て載置し、前記の各繊維層に熱風を吹きつけて加熱しっ
\プレス機3の上型5を第6図図示のように所定の位置
まで下降させると、成形時の熱により熱融着ポリエステ
ル繊維F2が軟化し、上下に重なり合って対面する熱融
着ポリエステル繊維F2がヘチマ繊維F1の隙間のある
部分で相互に熱融着して架橋結合するため、第7図図示
の如く各結合繊維層2,2間にヘチマ繊維F1が断続的
に抱持固定された状態に閉じ込められ、内外に通気性の
ある吸湿繊維層1を形成する。
この場合、素材を加圧する単位面積当りの圧力と、熱風
による素材の加熱温度については、素材を必要以上に強
く加圧したり、高温で加熱したりすると、ヘチマ繊維F
1を結合する熱融着ポリエステル繊維F2のウェッブが
過度に圧縮されたり溶融されて大切な弾力性及び通気性
が著しく低下することは勿論、ヘチマ繊維F1も押潰さ
れて扁平になり、その吸湿性能を充分に発揮できなくな
る恐れがあるので、製品の種類にもよるが、加圧力は素
材の体積比が概ね1/3〜1/2程度に圧縮される強さ
、約1〜5g/c+&前後で加圧することが望ぞましく
、また、熱風温度は130℃〜160°C位で素材を加
熱するのか好適であり、更に、結合繊維層2になる熱融
着ポリエステル繊維F2のウェッブは、その繊維方向を
同じ向きに引揃えて重ね合わせる場合と、1層毎に繊維
方向を直角に変化させて交互に重ね合わせる場合とがあ
る。
による素材の加熱温度については、素材を必要以上に強
く加圧したり、高温で加熱したりすると、ヘチマ繊維F
1を結合する熱融着ポリエステル繊維F2のウェッブが
過度に圧縮されたり溶融されて大切な弾力性及び通気性
が著しく低下することは勿論、ヘチマ繊維F1も押潰さ
れて扁平になり、その吸湿性能を充分に発揮できなくな
る恐れがあるので、製品の種類にもよるが、加圧力は素
材の体積比が概ね1/3〜1/2程度に圧縮される強さ
、約1〜5g/c+&前後で加圧することが望ぞましく
、また、熱風温度は130℃〜160°C位で素材を加
熱するのか好適であり、更に、結合繊維層2になる熱融
着ポリエステル繊維F2のウェッブは、その繊維方向を
同じ向きに引揃えて重ね合わせる場合と、1層毎に繊維
方向を直角に変化させて交互に重ね合わせる場合とがあ
る。
本発明によるヘチマ繊維の積層品は、細片化されたヘチ
マ繊維からなる吸fA繊維層と、熱融着ポリエステル繊
維のウェッブからなる結合繊維層とが交互に重なり合い
、上下の結合繊維層がヘチマ繊維の隙間のある部分で断
続的に架橋結合し、その内部に前記のヘチマ繊維か抱持
固定された構造になっているので、これを例えば就寝用
のマットや敷布団等の芯材として使用すれば、綿やウレ
タンフオームで作られた従来の芯材ど違って、ヘチマ繊
維に特有の卓越した吸湿性と通気性とを発揮し得る物性
を備え、且つ、安定したクツション性を長期間に亘って
保持できるため、常に快適な就寝と安眠効果が得られる
。
マ繊維からなる吸fA繊維層と、熱融着ポリエステル繊
維のウェッブからなる結合繊維層とが交互に重なり合い
、上下の結合繊維層がヘチマ繊維の隙間のある部分で断
続的に架橋結合し、その内部に前記のヘチマ繊維か抱持
固定された構造になっているので、これを例えば就寝用
のマットや敷布団等の芯材として使用すれば、綿やウレ
タンフオームで作られた従来の芯材ど違って、ヘチマ繊
維に特有の卓越した吸湿性と通気性とを発揮し得る物性
を備え、且つ、安定したクツション性を長期間に亘って
保持できるため、常に快適な就寝と安眠効果が得られる
。
また、本発明の方法では、前記の積層品を製造する場合
、ヘチマの実を水に浸漬して網目状に連続する繊維組織
に離解し、水洗、乾燥、切断の諸加工を行なって適当な
大きさに細片化したものを吸湿繊維層とし、熱融着ポリ
エステル繊維のウェッブを結合繊維層として、前記の吸
湿繊維層と結合繊維層とを交互に重ね合わせ、その後、
両繊維層を熱風で加熱しながら加圧して所定厚さの積層
品に成形するので、原材料になるヘチマの実の大きさ如
何に拘らず、所望の面積と厚さを有する芯材を全く自由
に製造できる事は勿論、吸湿繊維層になるヘチマ繊維が
上下の結合繊維層で位置ズレや永久変形を起さないよう
に抱持固定され、然かも、その製品は、常に安定したク
ツション性を保持し、ヘチマ繊維に特有の吸湿性と通気
性を充分に発揮し得る物性を備えているため、芯材とし
ての加工性に侵れており、生産コストの面でも比較的安
価に製造し得る事とも相俟って実用性が非常に高く、芯
材以外の製品にも広く利用することができるものである
。
、ヘチマの実を水に浸漬して網目状に連続する繊維組織
に離解し、水洗、乾燥、切断の諸加工を行なって適当な
大きさに細片化したものを吸湿繊維層とし、熱融着ポリ
エステル繊維のウェッブを結合繊維層として、前記の吸
湿繊維層と結合繊維層とを交互に重ね合わせ、その後、
両繊維層を熱風で加熱しながら加圧して所定厚さの積層
品に成形するので、原材料になるヘチマの実の大きさ如
何に拘らず、所望の面積と厚さを有する芯材を全く自由
に製造できる事は勿論、吸湿繊維層になるヘチマ繊維が
上下の結合繊維層で位置ズレや永久変形を起さないよう
に抱持固定され、然かも、その製品は、常に安定したク
ツション性を保持し、ヘチマ繊維に特有の吸湿性と通気
性を充分に発揮し得る物性を備えているため、芯材とし
ての加工性に侵れており、生産コストの面でも比較的安
価に製造し得る事とも相俟って実用性が非常に高く、芯
材以外の製品にも広く利用することができるものである
。
第1図は本発明によるヘチマ繊維の積層品の基本的な実
施構造の一例を示す斜視図、第2図、第3図、第4図、
第5図及び第6図は本発明方法による積層品の製造工程
を示す断面図、第7図は積層品の一部を拡大して示した
断面図である。 M・・・積層品、1・・・吸湿繊維層、2・・・結合繊
維層、Fl・・・ヘチマ繊維、F2・・・熱融着ポリエ
ステル繊維、3・・・プレス機、4・・・下型、5・・
・上型第 1 図 ステ 第6図 ル繊維 第 2 図 第4図 第 5 図
施構造の一例を示す斜視図、第2図、第3図、第4図、
第5図及び第6図は本発明方法による積層品の製造工程
を示す断面図、第7図は積層品の一部を拡大して示した
断面図である。 M・・・積層品、1・・・吸湿繊維層、2・・・結合繊
維層、Fl・・・ヘチマ繊維、F2・・・熱融着ポリエ
ステル繊維、3・・・プレス機、4・・・下型、5・・
・上型第 1 図 ステ 第6図 ル繊維 第 2 図 第4図 第 5 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1) 細片化されたヘチマ繊維からなる吸湿繊維層と、
熱融着ポリエステル繊維のウェッブからなる結合繊維層
とが交互に重なり合い、上下の結合繊維層がヘチマ繊維
の隙間のある部分で断続的に架橋結合し、その内部空間
に前記のヘチマ繊維が抱持固定されていることを特徴と
するヘチマ繊維の積層品。 2) ヘチマの実を水に浸漬して網目状に連続する繊維
組織に離解し、水洗、乾燥、切断の諸加工を行なって適
当な大きさに細片化したものを吸湿繊維層とし、熱融着
ポリエステル繊維のウェッブを結合繊維層として、前記
の吸湿繊維層と結合繊維層とを交互に重ね合わせ、その
後、両繊維層を熱風で加熱しながら加圧して所定厚さの
積層品に成形することを特徴とするヘチマ繊維の積層品
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62318390A JPH0665783B2 (ja) | 1987-12-16 | 1987-12-16 | ヘチマ繊維を用いた寝具類の芯材とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62318390A JPH0665783B2 (ja) | 1987-12-16 | 1987-12-16 | ヘチマ繊維を用いた寝具類の芯材とその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01162851A true JPH01162851A (ja) | 1989-06-27 |
JPH0665783B2 JPH0665783B2 (ja) | 1994-08-24 |
Family
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KR102634043B1 (ko) * | 2022-12-28 | 2024-02-05 | 권창수 | 흡습성 포장재의 제조 방법 |
Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JPS58129884U (ja) * | 1982-02-26 | 1983-09-02 | 株式会社八木研 | 簡易組立式施餓鬼壇 |
JPS59178105U (ja) * | 1983-05-17 | 1984-11-28 | 河村 正達 | 中敷 |
JPS62126393U (ja) * | 1986-02-04 | 1987-08-11 |
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1987
- 1987-12-16 JP JP62318390A patent/JPH0665783B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
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