JPH01162733A - 熱膨張調整材料の製造方法 - Google Patents

熱膨張調整材料の製造方法

Info

Publication number
JPH01162733A
JPH01162733A JP32249287A JP32249287A JPH01162733A JP H01162733 A JPH01162733 A JP H01162733A JP 32249287 A JP32249287 A JP 32249287A JP 32249287 A JP32249287 A JP 32249287A JP H01162733 A JPH01162733 A JP H01162733A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermal expansion
holes
adjusting material
adjustment
stocks
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32249287A
Other languages
English (en)
Inventor
Akinori Nagata
永田 晃則
Yutaka Ishiwatari
裕 石渡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP32249287A priority Critical patent/JPH01162733A/ja
Publication of JPH01162733A publication Critical patent/JPH01162733A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は例えば核融合炉のダイバータ板の如く、熱膨張
係数が異なる材料を接合した板材に対し、その中間に介
在させて熱応力を緩和する熱膨張調整材料の製造方法に
関する。
(従来の技術) 例えば核融合炉の炉壁内面側には、超高熱のプラズマの
炉壁への直接接触による損傷を防ぐため、ダイバータ板
が設けられる。このダイバータ板は、プラズマからの高
熱負荷および粒子負荷に耐え得る高融点および高熱伝導
率の耐熱材料、例えばタングステン(W)、モリブデン
(MO>またはこれらの合金等からなる保護材と、この
保護材を冷部するための高熱伝導率の材料、例えば銅(
Cu)またはその合金等からなる熱吸収材とを接合した
2層構造とされる。
また、核融合炉内のプラズマを加熱する粒子入射加熱装
置の受熱板も同様の2層構造とされる。
このような2層構造板を構成する保護材と熱吸収材どの
接合手段の一つとして拡散接合またはろう付【ノによる
両者の直接的な接合がある。ところが、W、MO等の熱
膨張係数は例えば1000℃以下で4.5〜5.5X1
0’/’Cと小さいのに対し、Cuまたはその合金等の
熱膨張係数は16〜17x10’/’Cと大きい。この
ため熱負荷が作用した場合に両材料の接合部に熱膨張係
数の差に基づく熱応力が繰返し発生し、接合部の熱疲労
が大きくなる問題がある。
そこで従来、このような接合手段として、保護材と冷却
材との間にこれら両材料の中間の熱膨張係数を有する材
料、即ち熱膨張調整材料を介在して接合することが考え
られている。この熱膨張調整用材料としては、金属をマ
トリックスとした繊維複合材料、例えば銅−炭素繊維系
の複合材料、または銅−タングステン繊維系の複合材料
が用いられている。なお、前者の銅−炭M繊維系の複合
材料では、炭素繊維の熱伝導率が小さいため、全体とし
ての熱伝導性が悪いが、後者の銅−タングステン繊維系
の複合材料(以下、CU−W繊維複合材料という)は熱
伝導性に優れ、熱膨張調整材料として有望視されている
このようなi1M重合材料からなる従来の熱膨張調整材
料の製造方法を第4図(A)〜(C)によって説明する
例えば直径が0.5II11以下のW繊維1を交錯させ
て、薄肉かつ多孔性の織物または網状の熱膨張調整用素
材2をつくる(第4図(A))。
また、別にCu’a板を所定形状に切断する等により薄
板状のマトリックス金1ii3を用意し、このマトリッ
クス金属3と熱膨張調整用素材2とを交互に積層する(
第4図(B))。
そして、これらをホットプレス等によって高温下で加圧
し、マトリックス金属3を拡散接合させることにより、
そのマトリックス金属3中に繊維状の熱膨張調整用素材
2を完全に複合化させて熱膨張調整材料4とする(第4
図(C))。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、熱膨張調整用素材としてのW繊維は剛性
が大きいため、高密度に織製することが困難であり、W
!1Iltの体積率(熱膨張調整材料全体に対するW繊
維の占める割合)はl&l維径の大小と関係なく約15
%が上限である。
したがって、得られる熱膨張調整材料の熱膨張係数も制
約を受け、CU−W繊維複合材料の場合、約13X10
’/’C以下の熱膨張係数のものを得ることはできない
また、前記のように繊維同士が交錯した熱膨張調整用素
材を用いる場合には、加圧製造中の変形によって!IN
径が小さくなり、熱変形時の破損の原因となる。
なお、繊維の屈曲を小さくするために熱膨張調整材を平
行繊維の集合体とすることも考えられるが、結束保持が
面倒で製造工程が複雑となり、また繊維配列も不均一と
なり易い等の問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、熱膨
張調整材料の熱膨張係数を広範囲に亘って選択できると
ともに、高強度のものを得ることができ、しかも製造工
程も比較的容易な熱膨張調整材料の製造方法を提供する
ことを目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段および作用)本発明は、
薄板状のマトリックス金属と、このマトリックス金属と
熱膨張係数の異なる薄肉かつ多孔性の熱膨張調整用素材
とを積層し、これを高温下で加圧することにより複合化
さVる熱膨張調整材料の製造方法において、前記熱膨張
調整用素材として多数の透孔を形成した薄板状のものを
用い、この熱膨張調整用素材の体積率を透孔の形状、大
きさ、数量又は配列の調整により設定することを特徴と
する。
薄板状の熱膨張調整用素材の体積率は透孔によって任意
に調整することができ、その透孔を介してマトリックス
金属が相互に接合し得る範囲で比較的高い体積率に設定
すること°が可能となる。したがって、熱膨張調整材料
全体の熱膨張係数を従来のものよりも低下させることが
できる。
また、薄板状の熱膨張調整用素材はJllft状のもの
に比べて変形や破損のおそれも少なく、製造工程も比較
的容易である。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
この実施例では、マトリックス金属として銅(Cu)を
用い、熱膨張調整用素材としてタングステン(W)を用
いる。
第1図(A)は熱膨張調整用素材の平面形状を示してい
る。この熱膨張調整用素材11は肉薄なW板12に多数
の円形透孔13を均一配置で穿設したものである。W板
12は常温では脆性が高く、常温下での孔あけ加工は困
難であるが、400〜450℃の高温では延性的特性が
向上することから、当該温度以上に加熱した状態で孔あ
け加工を行なう。透孔13の大きさ、数量、配列は、必
要とする熱膨張率に対応するWの体積率に応じて設定す
る。
第1図(B)は複合化工程を示している。
Cu板素材の切断等により形成される薄いマトリックス
金属14を用意しておく。そして、このマトリックス金
属14I3よび熱膨張調整用素材11の表面をそれぞれ
脱脂して各表面の酸化物等を除去した後、必要に応じて
熱膨張調整用素材11の表面を溶剤等によって前処理し
、これらを交互に積重ねてホットプレス等のチャンバー
15内の金型16に設置する。その後、ヒータ17によ
って加熱するとともに、上下方向からピストン18゜1
9によって高温下で加圧し、これによりマトリックス金
属14と熱膨張調整用素材11とを複合化させる。
なお、加熱温度および加圧力はマトリックス金属14の
拡散接合に要する条件によって設定する。
好ましい加熱温度は、マトリックス金属14の融点(約
1100℃)よりも約10%低い温度(約990℃)で
ある。また、好ましい加圧力は熱膨張調整用素材11に
複合化中の変形を起こさせることなく、マトリックス金
属14が熱膨張調整用素材11の透孔13内を流動する
圧力(100〜200に9/ci)である。
第1図(C)は以上の工程で製造した熱膨張調整材料を
示している。この熱膨張調整材料20を調べたところ、
マトリックス金属14中の熱膨張調整用素材11に変形
が殆ど生じておらず、高強度(50〜100Kg/aj
)を有するものであることが認められた。
また、熱膨張係数については、熱膨張調整用素材11の
体積率(%)によって広範囲に設定できる。第2図は熱
膨張係数の特性を例示したものである。即ち、熱膨張調
整用素材11を肉厚0.2姻のW薄板とし、その透孔1
3を直径0.2rmの円形孔として孔数および配列を種
々の値に設定し、これをCUマトリックス金属14と複
合化させて熱膨張調整用素材11の体積率が20〜60
%の範囲の熱膨張調整材料20を作成した。この熱膨張
調整材料20の常温〜350℃間における熱膨張係数を
調べたところ、熱膨張係数は熱膨張調整用素材11の体
積率に対応して14 X 10”6/’CX10’/’
Cの範囲で直線的に変化することが認められた。
なお、熱膨張調整用素材11の透孔13は円形に限らず
、任意の形状にすることができる。
第3図はその一例を示し、熱膨張調整用素材11aの透
孔13aをスリット状としている。このような形状の透
孔13aを有する熱膨張調整用素材11aを用いて本発
明を実施した場合についても前記実施例と略同様の効果
が得られる。
また、前記実施例では、マトリックス金属としてCuを
用い、熱膨張調整用素材としてWを用いたが、本発明で
適用する材料は必ずしもこのようなものとは限らず、用
途に応じて種々の材料を適用することができる。
例えば、7トリツクス金属としては、Cu合金、アルミ
ニウム合金、マグネシウム合金等また熱膨張調整用素材
としてはMOおよびその合金、Fe−1’Ji系のイン
バー合金等がある。
〔発明の効果〕
以上の実施例で詳述したように、本発明によれば、熱膨
張係数が広範囲に亘って任意に設定できるとともに、高
強度の熱膨張調整用素材を比較的容易に製造することが
でき、熱膨張係数の異なる異種材料の接合面の耐熱疲労
性の向上が図れ、核融合炉用装置等の信頼性向上に大き
く寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)、(B)、(C)は本発明の一実施例を工
程順に示す図、第2図は前記実施例により製造した熱膨
張調整用素材の熱膨張係数を表す特性図、第3図は本発
明で使用する熱膨張調整用素材の変形例を示す図、第4
図(Δ)、(B)。 (C)は従来例を工程順に示す図である。 11.118・・・熱膨張調整用素材、13・・・透孔
、14・・・7トリツクス金属。 出願人代理人  波 多 野    久第1 因 、10= Wの怪錦#(’10) 第2図 第3図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 薄板状のマトリックス金属と、このマトリックス金属と
    熱膨張係数の異なる薄肉かつ多孔性の熱膨張調整用素材
    とを積層し、これを高温下で加圧することにより複合化
    させる熱膨張調整材料の製造方法において、前記熱膨張
    調整用素材として多数の透孔を形成した薄板状のものを
    用い、この熱膨張調整用素材の体積率を透孔の形状、大
    きさ、数量又は配列の調整により設定することを特徴と
    する熱膨張調整材料の製造方法。
JP32249287A 1987-12-19 1987-12-19 熱膨張調整材料の製造方法 Pending JPH01162733A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32249287A JPH01162733A (ja) 1987-12-19 1987-12-19 熱膨張調整材料の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32249287A JPH01162733A (ja) 1987-12-19 1987-12-19 熱膨張調整材料の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01162733A true JPH01162733A (ja) 1989-06-27

Family

ID=18144246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32249287A Pending JPH01162733A (ja) 1987-12-19 1987-12-19 熱膨張調整材料の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01162733A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007043805A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Atsumi Electric Co Ltd 直流電源装置の過電流保護回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007043805A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Atsumi Electric Co Ltd 直流電源装置の過電流保護回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100524540C (zh) 聚变反应堆的层状构件
EP2002915B1 (en) Method of fabricating dissimilar material jointed body
US20070023489A1 (en) Method of joining components using amorphous brazes and reactive multilayer foil
CN102275022B (zh) 一种c/c复合材料与铜或铜合金的连接方法
JPS59151084A (ja) 核融合装置
CN103612007B (zh) 一种高温合金三维点阵夹层结构的制备方法
CN113878220B (zh) 一种钨和钢层状金属复合材料及其扩散连接方法
JP2000226273A (ja) 熱的に高負荷可能な複合構造部材の製造方法
CN113732467B (zh) 一种用于钨/钢连接件的复合中间层及扩散焊接方法
US3793700A (en) Method of reshaping metal matrix composite material
JPH08506315A (ja) 高耐熱構造部品
JP2013159536A (ja) セラミックス多孔体−金属断熱材及びその製造方法
EP1400300B1 (en) Layered heat-resistant alloy plate and method of producing the same
CN108947558A (zh) 一种金属与Ti3SiC2陶瓷的连接方法
JPH01162733A (ja) 熱膨張調整材料の製造方法
US3538593A (en) Method of making composite structure
CN114367731A (zh) 一种钨与钢的连接方法
JPH01312015A (ja) 熱膨張調整部材の製造方法
US20120135268A1 (en) Process for joining stainless steel part and silicon nitride ceramic part and composite articles made by same
JPH0881290A (ja) 銅合金被覆炭素材料及びその製造法並びに銅合金被覆炭素材料を用いたプラズマ対向材
JP5242200B2 (ja) 異種材料接合体の製造方法
JPH02142683A (ja) 熱膨張調整材料の製造方法
JPS5865564A (ja) 複合金属体の製造方法
CN117428195A (zh) 一种六面覆铜金刚石/铜复合材料的近净成型方法
JPS6037280A (ja) 超硬合金と鋼の接合部材の製造方法