JPH01159801A - 磁気録画再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気録画再生装置（以下ＶＴＲと略す）に係
り、特に良好な音声を得るアフターレコーディングに関
する。

〔従来の技術〕

ＶＴＲは記録時間の長時間化を行うため、記録密度を向
上させ、テープ速度を遅くしてきた。

しかし、音声信号は、固定ヘッドによるバイアス記録を
行っているため、テープ速度の遅くなっただけ再生音声
信号の狭帯域化、ＳｌＮ比の劣下を招いた。

そこで、上記技術の欠点を軽減、解消すべく、下記した
音声信号の映像トラック多重記録の技術が知られている
。この映像トラック多重記録の技術は、特開昭５１−１
３５５１９号公報に示されているように、映像信号のＦ
Ｍ被変調信号と、音声信号のＦＭ被変調信号を、多重し
て同一の映像トラックに記録するものである。初めにＦ
Ｍ音声信号を記録し、次にＦＭ映像信号を重ね書きする
こととなり、テープの磁性層の深層までＦＭ音声信号が
記録され、そのあと磁性層の浅層にＦＭ映像信七が記録
される。

このように、映像信号の記録を行う回転ヘッドを用いる
ため、音声信号についてもテープとヘツドの相対速度が
固定ヘッドより大幅に高くなり、再生信号の広帯域化、
Ｓ／Ｎ比の向上を実現した。

しかしＦＭ音声信号については、映像信号をそのままで
、音声信号のみを記録し直す音声アフターレコーディン
グが不可能な点についてはこれまで配慮がなされていな
かった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は、ＦＭ音声信号を用いた音声アフターレ
コーディングが不可能な点について配慮がされておらず
、音声アフターレコーディングを行う場合には、音質の
劣る固定ヘッドによるリニア音声トラックを用いなくて
はならないという問題があった。

本発明の目的は、従来ＶＴＲとの互換を保ったままで、
回転ヘッドを用いた音声アフターレコーディングを実現
し、その高音質化を計る方法を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、ＶＴＲのヘッドシリンダのテープ巻き付け
角を大きくシ（例えば２ヘツドＶＴＲでは２００°程度
）、映像信号用回転ヘッドの記録トラックを固定ヘッド
による音声トラックにオーバーラツプさせ、そのオーバ
ーラツプした部分では、磁性層の深層部分に固定ヘッド
による音声信号を。

浅層部分には、回転ヘッドを用いて時間軸圧縮した音声
信号を記録することにより、達成される。

〔作用〕

磁気テープ上には、回転ヘッドにより記録されたＦＭ映
像信号とＦＭ音声信号、及び固定ヘッドにより記録され
た音声信号の他に、ヘッドシリンダの巻き付け角を大き
くしたことにより、固定ヘッドで記録されたリニア音声
トラックを回転ヘッドの記録トラックがオーバーラツプ
した部分の磁性層の浅層部分に、時間軸圧縮された音声
信号が記録される。

それによって、オーバーラツプ部分の浅層には。

映像信号とは独立に、音声信号を記録することができ、
しかもこの音声信号は回転ヘッドによる高密度な記録と
なるので、固定ヘッドの音声アフターＬ／コーディング
より高音質な音声のアフターレコーディングが可能とな
る。また、映像トラックには変化はなく、リニア音声ト
ラックも、深層部に従来固定音声ヘッドによる信号が記
録されているので、従来互換再生には問題をきたさない
。

〔実施例〕

以下本発明の一実施例を第１図と第２図により説明する
。第１図は、本発明の実施例を示すブロック構成図であ
る。１は映像信号入力端子、２は音声信号入力端子、３
は映像信号処理回路、４は音声信号時間軸圧縮回路、５
は音声信号Ｆ’　Ｍｆｉｐ４回路、６．２５は映像トラ
ック及びそのオーバーラツプ部分を切り換えるスイッチ
、７は磁気テープ、８はヘッドドラム、９．１４はガイ
ドローラ、１Ｏ９１１は回転映像ヘッド、１２　、１３
は回転音声ヘッド。

１５は固定音声ヘッド、１６は時間軸圧縮した音声信号
の変調回路、２６は映像信号記録用のスイッチ、２７は
時間軸圧縮音声信号記録用のスイッチである。

矢印は各々ヘッドドラム８．磁気テープ７の方向を示す
。

第２図は、第１図のブロック構成に従って記録された磁
気テープ７上のパターンである。１Ｂ　、　１９゜２０
は固定音声へラド１５により記録されたリニア音声トラ
ック、　２１　、２２は回転映像ヘッド１０　、１１及
び回転音声ヘッド１２　、１３により記録された映像ト
ラック、斜線部分で示されたｎ、２４が回転映像ヘッド
により音声トラック１８にオーバーラツプして浅層に時
間軸圧ｍされた音声信号を記録した浅層音声トラックで
ある。

第１図において、映像入力端子ｌに、映像信号が入力さ
れる。この映像信号は、映像信号処理回路３により、家
庭用ＶＴＲの場合で輝度信号のＦＭ変調、色度信号の低
域変換が行われる。音声信号は、音声入力端子２に入力
される。この音声信号は、音声信号時間軸圧縮口ｌ！４
により時間軸圧縮され、更に変調回路１６により、ＦＭ
変調もしくはＰＣＭ変調等の変調を受ける。これらの処
理を受けたＦＭ映像信号と時間軸圧縮音声信号が、スイ
ッチ２６　、２７を経て、スイッチ２５．６に入力され
る。

スイッチ６．２５の切り換えに対応した回転映像ヘッド
１０　、１１のトレースの様子について説明する。

磁気テープ７は、回転映像ヘッド１０　、１１が、リニ
ア音声トラック１８にオーバーラツプするように巻き付
け角度を１８０°より大きくとっている。今、回転映像
ヘッド１０が、映像トラック２１をトレースするとすれ
ば、回転映像ヘッド１０は、ガイドローラ９の場所に来
たとき、映像トラック２１の下端をトレースし始め、１
８０°回転したとき上端に来る。

この間スイッチ６により、映像回転ヘッド１０に、映像
信号処理回路３の出力が接続される。１８０゜以上来た
とき、スイッチ６は、逆に接続される。

このとき回転映像ヘッド１０には、時間軸圧縮音声信号
が供給され、浅層音声トラック四のトレースを始め、同
時に、もう一つの回転映像ヘッド１１は、ガイドローラ
９の位置にいて、映像用トラック２２のトレースを始め
る。以後この繰り返しを行う。

音声信号は、音声信号ＦＭ変調回路５を経て回転音声ヘ
ッドにより映像トラック２１　、２２に、また固定ヘッ
ド１５によりリニア音声トラック１８にも同時に記録さ
れる。

この結果、映像トラック２１　、２２と、リニア音声ト
ラック１８は、従来の家庭用ＶＴ几と同じパターンでト
レースされることに加えて、浅層音声トラック％、２４
をトレースできる。よって従来方式で記録済みのテープ
に対して、浅層ヘッドをトレースしている時に、時間軸
圧縮音声信号の回転映像ヘッド１０　、１１での記録を
行うように、ＦＭ映像信号をスイッチ２６で切り、時間
軸圧縮音声信号は。

スイッチ２７を経て、スイッチ６．２５を制御してやる
ことで、テープ記録済信号はそのままに、固定へラド１
５で行うより高音質な、音声アフターレコーディングを
可能とする。

浅層音声トラックの用途を音声アフターレコーディング
としたのは、次の理由による。固定へラド１５の位置は
、テープ進行方向で見るときヘッドドラム８の先にある
。このため回転映像ヘッド１０で浅層音声トラック田を
記録するとき固定ヘッド１５はリニア音声トラック１９
をトレースするという位置関係になっている。もし浅層
音声トラックを、映像と音声の同時記録に用いたとすれ
ば、浅層音声トラックを記録した後に、音声トラックを
記録するため、前者が消去されてしまう。

以上の第１図を用いた説明では、浅層音声トラック２３
　、２４は回転映像ヘッド１０　、１１を用いて記録さ
れ、回転音声ヘッド１２　、１３は使われていない。

このため、この方法は％ＦＭＦＭ音声信号層に記録しな
い方式、例えばＦＭ変調された輝度信号と低域変換され
た色度信号の間に周波数多重して記録する方式、もしく
はリニア音声トラックの記録だけでＦＭ音声信号記録を
行わないＶＴ几においても可能である。

次に、ＦＭ音声信号を、深層記録するＶＴＲの場合のみ
の特徴について第３図を用いて説明する。

第３図は、第１図に、映像トラック及びオーバーラツプ
部分を切り換えるスイッチ２９　、３０と、ＦＭ音声信
号記録用のスイッチ２８を加えたものである。

これらのスイッチ２８　、２９　、３０は、スイッチ６
゜２５　、２６と同じ動作を行い、磁気テープ７に対し
て回転映像ヘッド１０　、１１が行った記録と同様に、
回転音声ヘッドが、映像トラック２１　、２２にＦＭ音
声信号を、浅層音声トラックｎ、２４に時間軸圧縮音声
信号を記録する。

映像トラック２１　、２２でＦ’Ｍ映像信号が浅層、Ｆ
Ｍ音声信号が深層に記録されることと同様に、浅層音声
トラック２３　、２４でも時間軸圧縮音声信号が浅層、
深層の両方に記録される。しかしながら、リニア音声ト
ラック１８に記録される音声信号に対しては、両者とも
浅層記録である。

この結果、専用の回転音声ヘッドを持つＶ’ｒＲでは、
固定ヘッドによる深層音声、回転音声ヘッドによる中層
音声、回転映像ヘッドによる浅層音声を記録でき、二重
の音声アフターレコーディングを可能とする。ただし、
中層音声は、浅層音声を記録した後には、独立した音声
レコーディングは不可能となる。

以上説明してきた浅層音声トラック（ただし、これより
中層、浅層の両者を含むものとする）の。

音声アフターレコーディング以外の用途について説明す
る。

近年、デジタル技術の発達、メモＩＪ　−Ｉ　Ｃの低価
格化により、デジタル技術を用いた特殊再生、効果等が
ＶＴＲに組み込まれている。この一つとして、小画面再
生がある。これは別々の２つの画面の一方を、デジタル
処理により子画面処理し、同一画面に映し出すものであ
る。この子画面映像を、浅層音声トラックにアフターレ
コーディングを行う。

もう一つの利用方法として、特殊再生操作指令の打ち込
みが掲げられる。すなわち、記録済のテープに対し、記
録内容に応じて、スロー、サーチ、デジタル応用特殊再
生の動作に移るようにする信号を、浅層音声トラックに
打ち込む。

この結果、特殊効果を用いてダビング編集を行う場合の
画質劣下を起さない。

〔発明の効果〕 本発明によれば、従来のＦＭ音声信号同等の高音質の音
声アフターレコーディング（回転音声ヘッドを持つ場合
は二重）が行える。また音声の替わりに子画面の挿入、
特殊効果動作の指令等も可能となる。これらの機能によ
り、ダビング回数の低減が計れるため編集作業のダビン
グによる画質。

音質劣下を防止できるなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
、本発明による磁気テープ上の記録パターン図、第３図
は、本発明の他の実施例を示すブロック図である。 ４・・・音声信号時間軸圧縮回路 ６　、２５　、２９　、３０　、２６　、２７　、２Ｂ
・・・スイッチ１６・・・変調回路 第１図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、映像信号を回転ヘッドで映像トラックに記録し、音
   声信号を固定ヘッドでテープ端部のリニア音声トラック
   に記録するヘリカルスキャン式磁気記録再生装置におい
   て、テープの回転ヘッドの巻き付け角度を大きくして、
   回転ヘッドによる記録トラックをリニア音声トラック部
   分にオーバーラップさせ、音声トラックの深層部分に固
   定ヘッドによる音声信号を、浅層部分に回転ヘッドによ
   る時間軸を圧縮した音声信号を記録再生するように構成
   したことを特徴とする磁気録画再生装置。