JPH01157708A - 冷間圧延機の潤滑性能低下検出方法 - Google Patents

冷間圧延機の潤滑性能低下検出方法

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JPH01157708A
JPH01157708A JP62318155A JP31815587A JPH01157708A JP H01157708 A JPH01157708 A JP H01157708A JP 62318155 A JP62318155 A JP 62318155A JP 31815587 A JP31815587 A JP 31815587A JP H01157708 A JPH01157708 A JP H01157708A
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rolling load
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Satoshi Kasai
聡 笠井
Yu Muramoto
村元 祐
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、圧延材の張力制御を行う冷間圧延機の潤滑性
能低下検出方法に関する。
〔従来の技術〕
一般に、薄鋼板を圧延する冷間圧延機においては、ヒー
トストリークと呼ばれるワークロールと圧延材との焼付
き現象による表面損傷が発生することがある。このヒー
トストリークは強圧下率や高圧延速度あるいは潤滑性能
が低下した場合に多発するとされている〔鉄と鋼第67
年(1981)第14号参照〕。
このヒートストリークの発生メカニズムは、高圧下また
は高速度圧延によるロールバイト中での温度上昇により
圧延油の油膜強度が減少して油膜破壊が起こり、その結
果、金属間接触が局部的に生じて凝着するものと考えら
れている。このようなヒートストリークの発生は製品の
表面品質の悪化1歩留りの低下、圧延能率の低下など多
くの悪影響を及ぼすので、操業にあたっては圧延条件す
なわち圧下率、圧延速度等とヒートストリーク発生との
相関関係を求め、安全領域内で操業してヒートストリー
クの発生防止を図っているのが現状である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
冷間圧延においては所定の板厚精度を得るため、圧延機
の前段スタンドでは圧下制御を行って積極的に圧下量を
調整しているが、後段スタンドでは圧延材の加工硬化が
進み、圧下制御では所定板厚精度を得られないため張力
制御を行うことによって所要精度を得ている。
また、このように張力制御を行っている後段スタンド、
とくに最終スタンドは高速度圧延であるため、加工硬化
の進んだ圧延材との間でヒートストリーク発生の可能性
が極めて高く、また張力制御であるため圧下率を変更で
きず、そこで潤滑性能の状態が重要な問題となってくる
が、現状においてはこの潤滑性能状態の最適検出方法が
なく、潤滑不良が起因して品質欠陥の発生や通板材の破
損トラブルなどを惹き起こすという問題が生じている。
本発明は、このような従来の問題点にがんがみてなされ
たものであって、圧延中の圧延荷重変動幅を常時検知す
る等により、上記問題点を解決することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、永年に亘る操業経験から、冷間圧延機の
張力制御を行っている後段スタンドにおいて圧延潤滑性
能が低下すると第2図(alに示すような張力の微小な
変化で同図(b)に示すようヒ圧延荷重が大きく変動す
る事実を解明し、さらに潤滑性能を左右する要因のなか
で特に水系潤滑油の濃度変動幅と圧延荷重変動幅との関
係で第3図に示すようなヒートストリークの発生領域が
存在する知見を得た。
よってこれらの知見を基に本発明は、圧延材の張力制御
を行う冷間圧延機の潤滑性能低下の検出にあたり、圧延
材の特性等により設定した張力を負荷した際の初期圧延
荷重と圧延中の圧延荷重とを常時比較演算することによ
り該初期圧延荷重に対する圧延中の圧延荷重変動幅を検
知し、この変動幅が許容値を超えた場合に警報信号を出
力せしめることにより潤滑性能低下を検出する構成とし
た冷間圧延機の潤滑性能低下検出方法を提供するもので
ある。
〔作用〕
本発明は上記のような構成となっているので、圧延材を
圧延して潤滑性能の低下がない場合は張力は一定であり
、圧延荷重も許容値内に納まっているが、潤滑性能が低
下すると微小な張力変動でも圧延荷重が大きく変動する
ので、常時圧延中の圧延荷重を測定し、その結果を例え
ば比較回路に入力する。そして比較回路は初期圧延荷重
と上記圧延中の圧延荷重とを比較演算し、その結果を判
定回路へ出力すると、判定回路はその演算結果がヒート
ストリーク発生の荷重変動幅の許容範囲内か否かを判定
し、範囲内であれば継続圧延信号を出力し、範囲外であ
れば警報信号を出力することにより、直ちにヒートスト
リークの発生防止対策を行うことができる。
〔実施例〕
以下、この発明を図面を参照して説明する。第1図〜第
2図はこの発明の一実施例を説明するための図である。
第1図は本発明による実施例の概要図であって、冷間圧
延機1はNo、1スタンド″1.No、2スタンド”2
. ・・・・・・・”、No、5スタンド″5.No、
6スタンド“6を備えている場合を示す。2はこれらの
スタンドを矢印方向に通板される鋼板、3は後段スタン
ドである″5スタンドと16スタンドの間において鋼板
2の張力を計測するために設置された張力計、4は圧延
荷重を測定するロードセル、5は初期圧延荷重を設定す
る電圧設定器、6はロードセル4から送られる値を設定
値(初期圧延荷重)と比較演算する比較回路、7は比較
回路6からの圧延荷重変動幅が許容値の範囲内か否かを
判断する判定回路、8は判定回路7から範囲外信号が送
られた場合、警報信号を出力する警報器である。
以上の構成において、先ず圧延すべき鋼板の鋼種、サイ
ズ等により初めに決められたスタンド間張力をプリセッ
トし、この時の圧延荷重をロードセル4により読みとり
これを初期圧延荷重P0として電圧設定器5により比較
回路6へ入力しておく。次いで鋼板2の圧延を行う。
鋼板2の圧延中に、潤滑性能の異常、すなわち低下が生
じない場合は“5.  ”6スタンド間の張力は一定で
あり、ロードセル4により計測される圧延荷重P、も許
容変動幅α以内に納まっているが、潤滑性能の低下が生
じると微妙な張力変化が生じ(第2図(a))、それに
伴って圧延荷重P1が大きく変動するので(第2図(b
))、常時、圧延中の圧延荷重P、をロードセル4によ
り測定し、その結果が比較回路6へ入力されるようにす
る。
そして、比較回路6は前記の初期圧延荷重P0と入力さ
れる圧延中の圧延荷重P、とを比較演算し、その結果を
判定回路7へ出力する。判定回路7は比較回路6からの
(Po  P+)の演算結果がヒートストリーク発生の
荷重変動幅の許容変動幅αの範囲内であるか否かを判定
し、範囲内であればそのまま圧延は継続され、範囲外で
あれば警報器8に警報信号を出力してオペレータに潤滑
性能低下(異常)であることを知らせることになる。
そこでオペレータはこの警報器8の警報により例えば圧
延速度の減速など、ヒートストリークの発生防止策を直
ちにとることができる。
次に本発明の実施例として以下の操業例について述べる
6スタンドからなる冷間圧延機で、鋼種5PCC(一般
冷延鋼板)、製品サイズ0.22m厚×800mm幅x
coil(入側板厚2.1 tm )の圧延を行った。
この際、15〜I6スタンド間の張力を20kg/mm
”にプリセントし、このときの初期設定の圧延荷重はI
16スタンドで650トンであり、16スタンド出側の
圧延速度は2000 m/minである。
この状態で圧延を行ったところ、張力の微小な変動(1
kg/mm” )が確認され、このときの圧延荷重は初
期圧延荷重に対し±30トンの幅で変動(変動幅率60
/650X100=9.2%)しており、警報器より警
報が発せられた。そしてこの警報により潤滑性能低下を
検出したので圧延速度を2000n/winから180
0 m/minに減速したところ、張力変動もなくなり
圧延荷重の変動幅を初期設定圧延荷重に対する許容値内
に維持することができた。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば冷間圧延機の潤滑
性能低下を自動的に検出される構成としたため、ヒート
ストリークの発生を未然に防止でき、従って品質の欠陥
や通板材の破損トラブル等を防止できるために、材料歩
留りの向上及び製品の不良率の大幅な減少や品質向上を
図ることができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る実施例の概要図、第2図(a)は
鋼板のスタンド間における張力変動の実測グラフ、同図
(ト))は張力変化により生じた圧延荷重の変動を実測
したグラフ、第3図は圧延荷重変動幅と水系潤滑油濃度
変動幅との関係で存在するヒートストリーク発生域を示
す図である。 1・・・・・・冷間圧延機、2・・・・・・圧延材(鋼
板)。 特許出願人  川崎製鉄株式会社 代理人 弁理士 森   哲 也 代理人 弁理士 内 藤 嘉 昭 代理人 弁理士 清 水   正 第2図 mln 凍衾°1勧幅c%〕

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 圧延材の張力制御を行う冷間圧延機の潤滑性能低下の検
    出にあたり、圧延材の特性等により設定した張力を負荷
    した際の初期圧延荷重と圧延中の圧延荷重とを常時比較
    演算することにより該初期圧延荷重に対する圧延中の圧
    延荷重変動幅を検知し、この変動幅が許容値を超えた場
    合に警報信号を出力せしめることにより潤滑性能低下を
    検出することを特徴とする冷間圧延機の潤滑性能低下検
    出方法。
JP62318155A 1987-12-16 1987-12-16 冷間圧延機の潤滑性能低下検出方法 Expired - Fee Related JPH0669579B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61199507A (ja) * 1985-02-28 1986-09-04 Nippon Steel Corp 金属板圧延における先進率制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61199507A (ja) * 1985-02-28 1986-09-04 Nippon Steel Corp 金属板圧延における先進率制御方法

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