JPH0115458Y2 - - Google Patents

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JPH0115458Y2
JPH0115458Y2 JP1984144936U JP14493684U JPH0115458Y2 JP H0115458 Y2 JPH0115458 Y2 JP H0115458Y2 JP 1984144936 U JP1984144936 U JP 1984144936U JP 14493684 U JP14493684 U JP 14493684U JP H0115458 Y2 JPH0115458 Y2 JP H0115458Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、スラグ除去装置に関し、特に、ガス
切断によつて切断部材の裏面に付着したスラグを
迅速且つ確実に除去することができるように企図
したものである。
〈従来の技術〉 第4図イに示すように、ガス切断火口3によつ
て鋼板等の切断部材1を切断すると、この切断部
材1の裏面には切断線に沿つてスラグ2が付着す
る。なお、4はガス切断用定盤であり、菓子箱状
に仕切4aを備えている。
スラグ2が付着したままで切断部材1を次の工
程、例えば溶接・塗装などを施すと、部材合せ精
度の低下、溶接欠陥の発生、塗膜の剥離、美観の
低下などを招く。そこで、何らかの方法で付着し
たスラグ2を除去しなければならない。
付着したスラグ2を除去するには下記(a),(b)の
ような方法が考えられるが、それぞれ問題があ
る。
(a) 切断中に、発生スラグを切断部材の下面から
高速噴流で飛散させる方法あるいは機械的に削
除する方法: しかし部材下面には通常菓子箱状に仕切られた
定盤が用いられているため、部材下面へ向けて噴
流機構や削除機構を取付けることは煩雑であり且
つ不可能に近く、実用例がない。
(b) 切断後の後工程で除去する方法: 切断部材が小型部材である場合、回転バレル内
にこれを多数投入して所定時間回転を継続し、部
材相互の接触により付着スラグを除去するという
省力自動化が計られている。
しかし、大型部材ではクレーンで吊上げ、人手
によつてハンマーやケレンなどで除去している。
そのため、付着スラグの除去中にはクレーンが揚
重状態で停止するので部材の流れが停止し、また
人手を要するので製造コストの上昇を招き且つ危
険を伴うと共に取り忘れによる品質低下の可能性
がある。
そこで考案者は先に、第4図ハ及び第5図に示
すようなスラグ除去装置を考案した。第4図ハは
装置の正面図であり、第5図はそのA−A矢視側
面図である。この装置の概要を説明すると、図に
おいて、1は切断部材、2はスラグ、6は摺動部
を有する基板、6−1は摺動ガイド用突起、6−
2は回動支点、6−3は回動駆動用昇降シリン
ダ、7は揺動台、7−1はスラグ除去用の突起
刃、7−2は摺動ガイド用凹部、7−3は両側端
のガード、8はフライホイール、9はコンロツ
ド、10は連結ピンである。基板6は支点6−2
を中心にシリンダ6−3の昇降Dによつて水平及
び部材流れ方向に低くなるように傾斜でき、この
基板6上にて揺動台7がガイド突起6−1及びガ
イド凹部7−2に沿つて第5図の矢印Fの如く、
水平状態で直線的(一方向)に揺動するように、
フライホイール8,コンロツド9及び連結ピン1
0で駆動される。揺動台7の幅及び長さは、それ
ぞれ切断部材1の幅W,長さ以上とされる。揺
動台7の上面には、揺動方向Fに直交または斜交
する方向に伸びて、先端の尖つた突起刃7−1が
溝を介して並列に配置されている。この突起刃7
−1の先端部の高さは揺動方向Fにおいて一定で
あり水平面内にある。突起刃7−1のピツチは切
断部材1の幅Wに比して極めて小さく、且つ付着
スラグ2の粒径と略同等あるいはそれ以上とされ
ている。
動作としては、第4図イの如くガス切断火口3
で切断した部材1を、矢印Bの如く第4図ロに示
すマグネツト式などの搬送フツク5で持ち上げ、
次いで矢印Cの如く第4図ハに示す揺動台7上に
運びスラグ付着面を下にして載置する。このと
き、揺動台7は水平にしておき、揺動台7を所定
時間、フライホイール8,コンロツド9及び連結
ピン10で第4図ハにおいて紙面と直角方向に往
復動させると、切断部材1は揺動台7が反転する
際にその慣性力によつて揺動台7との相対運動が
発生する。従つて、突起刃7−1間に存在する付
着スラグが突起刃7−1に触れ、その剪断力を受
けて除去される。かくしてスラグ2を除去した後
は、シリンダ6−3を上昇させて揺動台7を傾斜
させると、切断部材1は重力によつて滑動して第
4図ニに示す搬送ロール11に載り矢印Eの如く
搬送される。同時に、除去されて突起刃7−1間
の溝に堆積していたスラグ2−1が揺動台7から
放出される。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上述した如く、第4図ハ及び第5図に示したス
ラグ除去装置は突起刃を有する水平の揺動台7上
にスラグ付着面を下にして載せ、揺動台7を直線
往復動させるものなので、人手を要さず安全であ
り、特に建設機械や産業機械などの中・量産機器
に用いられる中・大型部材のガス切断裏面のスラ
グ除去に有用である。
しかし、スラグ除去用の複数の突起刃7−1の
先端部高さが第5図に示す如く揺動方向Fにおい
て一定であるため、つまり刃先端部が揺動台7の
幅方向に形成する包絡面が水平面であるため、切
断部材1が切断時の熱歪で湾曲している場合に
は、突起刃7−1と付着スラグ2とが接触できな
い領域が生じることとなり、完全なスラグ除去が
困難であるか或いは完全除去までに長時間を要す
るという問題が残つた。
本考案は上述した問題点に鑑み、湾曲した切断
部材であつても付着したスラグを迅速且つ確実に
除去することができる装置を提供することを目的
とする。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するための本考案のスラグ除去
装置は、ワークが載せられると共に水平面内で直
線揺動が可能な揺動台と、この揺動台を直線揺動
させる揺動手段と、前記揺動台の前記ワークに対
向する表面に、揺動方向と直交または斜交する方
向に伸びて且つ揺動方向に沿つて間隔をあけて備
えられた複数の突起刃と、を具備するスラグ除去
装置であつて、前記複数の突起刃の先端部高さが
少くとも揺動方向において異つていることを特徴
とするものである。
〈作用〉 複数の突起刃の先端部高さが揺動方向において
異なると、揺動台上面に形成された突起刃頂部の
なす包絡面が少くとも揺動方向において曲面等に
変化するので、切断部材が湾曲していてもいずれ
かの突起刃に付着スラグが接触する。よつて、ス
ラグ除去が完全になされる。
〈実施例〉 第1図、第2図、第3図にそれぞれ本考案のス
ラグ除去装置の各実施例を示す。いずれの実施例
も第4図ハ及び第5図にて先に説明したスラグ除
去装置を本考案に基づいて改善したものである。
第1図〜第3図いずれも第5図に相当するスラグ
除去装置の側面図であり、第5図におけると同じ
部分には同一符号を付し詳細な説明を省くが、2
はスラグ、6は摺動部を有する基板、6−1はガ
イド突起、6−2は回転支点、6−3は回転駆動
用昇降シリンダ、7は揺動台、7−1はスラグ除
去用突起刃、7−2はガイド凹部、7−3はガー
ド、8はフライホイール、9はコンロツド、10
は連結ピンである。
第1図は揺動台7上面の突起刃7−1の頂部が
形成する包絡面7−4が揺動方向Fに沿つて凸面
となるように、突起刃7−1の先端部高さを揺動
方向Fにおいて異つて配列している。この場合、
熱歪によつて湾曲した切断部材1−1が図示の如
くスラグ付着面で凸になつており、その反り半径
をRPとし、また突起刃7−1頂部の凸配列の曲
率半径をR1とする。
(a) R1>RPであれば、図示の如くスラグ2の付
着した凸面を下にして切断部材1−1を揺動台
7上に載せ、揺動台7を矢印F方向に往復動さ
せると、切断部材1−1の自重及び慣性によつ
て突起刃7−1と付着スラグ2とが触れた部分
を支点にして切断部材1−1が湾曲矢印G,H
方向にシーソー状に上下動し、且つ突起刃の包
絡凸面7−4と切断部材1−1とが外接しなが
ら複雑な運動をすることになる。これにより、
或る短い時間で全ての付着スラグ2が突起刃7
−1と接触することになり、スラグが完全に除
去される。
(b) R1<RPの場合は、揺動台幅が切断部材幅よ
りも小さいことになる。
次に第2図では、突起刃7−1の頂部が形成す
る包絡面7−5が揺動方向Fに沿つて波状になる
ように、突起刃7−1先端部高さを揺動方向にお
いて異つて配列している。切断部材1−1の反り
半径RPに対し、包絡面7−5の波形配列の曲率
半径R2を R2<RP としてある。スラグ除去の原理は第1図の場合と
同様であるが、第2図の場合は波形包絡面7−5
としたことにより、付着スラグ2と突起刃7−1
との接触機会が増大し、スラグ除去が短時間で行
える。
第3図は、突起刃7−1の頂部が形成する包絡
面7−6が揺動方向Fに沿つて凹面となるよう
に、突起刃7−1の先端部高さを揺動方向におい
て異つて配列している。切断部材1−1の反り半
径RPに対し、包絡面7−6の凹配列の曲率半径
R3は、 R3>RP としてある。これにより、切断部材1−1が矢印
G,Hの如くシーソー状に上下動し、突起刃の凹
状包絡面7−6と切断部材1−1のスラグ付着面
とが外接摺動し、スラグ2に突起刃7−1の剪断
力が働いて全面除去される。但し第3図では基台
6、昇降シリンダ6−3、フライホイール8、コ
ンロツド9、連結ピン10は省略してある。
以上第1図〜第3図の説明は全て切断部材1−
1の反りがスラグ付着面で凸の場合についてのも
のであるが、切断条件によつては逆に凹となる場
合もある。この凹の場合は、第2図の如く突起刃
の包絡面を波状にするとか、切断部材1−1の流
れ方向(第4図ハの方向に相当)に第3図の凹
形状のステージと第1図の凸形状のステージとを
多段設置するとか、更には、切断条件及び部材形
状を考慮して切断部材1−1の反りがスラグ付着
面側で凸(または凹)に統一されるようにすれば
良い。また、切断部材1−1が第4図ハの方向
に反る場合には、切断部材1−1の設置方向を
90゜旋回させるとか、方向においても突起刃7
−1の包絡面が湾曲するよう突起刃7−1の先端
部高さを異ならせるなど本考案の技術的思想を
種々応用すれば良い。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、切断部材
が熱歪などによつて湾曲していても、切断下面に
付着したスラグを迅速且つ確実に除去することが
できる。また、本考案によれば人手が不要である
から、安全であると共に、コスト低減及び品質向
上が達成される。更に、切断部材を突起刃付きの
揺動台上に載せ、揺動台を水平状態で揺動させる
だけであるから、中・大型の切断部材のスラグ除
去に極めて効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はそれぞれ本考案に係り、スラ
グ除去装置の各実施例の側面図、第4図イ〜ニ及
び第5図は従来技術に係り、第4図イはガス切断
の一部破断説明図、第4図ロは切断部材搬入の説
明図、第4図ハはスラグ除去装置の正面図、第4
図ニは搬出の説明図、第5図は第4図ハのA−A
矢視によるスラグ除去装置の側面図である。 図面中、Fは揺動方向、1−1は切断部材、2
はスラグ、6は基台、6−1はそのガイド突起、
6−2は回転支点、6−3は昇降シリンダ、7は
揺動台、7−1はその突起刃、7−2はガイド凹
部、7−3はガード、7−4,7−5及び7−6
は突起刃の揺動方向における包絡面、8はフライ
ホイール、9はコンロツド、10は連結ピンであ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ワークが載せられると共に水平面内で直線揺動
    が可能な揺動台と、この揺動台を直線揺動させる
    揺動手段と、前記揺動台の前記ワークに対向する
    表面に、揺動方向と直交または斜交する方向に伸
    びて且つ揺動方向に沿つて間隔をあけて備えられ
    た複数の突起刃と、を具備するスラグ除去装置で
    あつて、 前記複数の突起刃の先端部高さが少くとも揺動
    方向において異つていることを特徴とするスラグ
    除去装置。
JP1984144936U 1984-09-27 1984-09-27 Expired JPH0115458Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984144936U JPH0115458Y2 (ja) 1984-09-27 1984-09-27

Applications Claiming Priority (1)

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JP1984144936U JPH0115458Y2 (ja) 1984-09-27 1984-09-27

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Publication Number Publication Date
JPS6161118U JPS6161118U (ja) 1986-04-24
JPH0115458Y2 true JPH0115458Y2 (ja) 1989-05-09

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ID=30703197

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5756552B2 (ja) * 1973-02-15 1982-11-30

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5811471Y2 (ja) * 1979-04-26 1983-03-04 株式会社小松製作所 バリ取り機械のバリ取りカツタ
JPS6037157Y2 (ja) * 1980-09-17 1985-11-05 川崎製鉄株式会社 鋼片の溶断スラグ除去装置

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JPS5756552B2 (ja) * 1973-02-15 1982-11-30

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JPS6161118U (ja) 1986-04-24

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