JPH0115404Y2 - - Google Patents

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JPH0115404Y2
JPH0115404Y2 JP1982094385U JP9438582U JPH0115404Y2 JP H0115404 Y2 JPH0115404 Y2 JP H0115404Y2 JP 1982094385 U JP1982094385 U JP 1982094385U JP 9438582 U JP9438582 U JP 9438582U JP H0115404 Y2 JPH0115404 Y2 JP H0115404Y2
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lever
tilting rod
safety pin
shaft
fire extinguisher
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、一般家庭、ビルデイング、自動車
等に備え付けられる小型消火器のように、レバー
の回動により起動して消火剤を噴出する消火器に
装置され、不使用時に消火器が不用意に起動する
のを防止する安全装置の改良に関する。
レバーの回動により起動する消火器の構成と作
用とについて、第1図により簡単に説明する。消
火剤を充填した容器1の上部開口に袋ナツト2に
よつて被着された蓋体3の下面には圧力ガスを充
填したボンベ4が固定されており、このボンベ4
の上方の蓋体3内には、下端を尖らせた撃針5
が、上下方向の摺動を自在に収納されている。更
に、この蓋体3の上部には固定の把手6と、この
把手6の上方で、一端の横の軸7を中心として回
動自在な起動レバー8とが設けられている。上記
撃針5の上端はこの起動レバー8の一部に係止さ
れている。消火器を使用する場合は、起動レバー
8を軸7を中心として回動させつつ押し下げれ
ば、このレバー8によつて撃針5が押し下げられ
て、その尖つた下端部がボンベ4の封板を破り、
ボンベ4内の圧力ガスが容器1内に噴出する。こ
のため、容器1内の消火剤がこの圧力ガスに押さ
れてサイホン管9を上昇し、ノズル10から噴出
する。
ところで、上述のような構成され作用する消火
器に於いては、不使用時に、消火器の転倒、或は
起動レバー8上への物体の落下等によりこのレバ
ー8が回動し、消火剤が不用意に噴出するのを防
止するための機構(安全装置)が設けられてい
る。即ち、把手6の上面に下端を枢着した中空の
起倒杆11を消火器の不使用時には第1図に示す
ように起しておき、起動レバー8に穿設した透孔
12に上方から挿通した安全ピン13の直線部1
3aを、この起倒杆11の上端からその中空部内
に挿入している。このため、この状態で起動レバ
ー8を押し下げようとしても、このレバー8の下
面が起倒杆11の上端に当接し、起動レバー8を
押し下げることはできず、消火剤が不用意に噴出
することはない。消火器を使用する場合は、安全
ピン13を上方に引き抜き、起動レバー8を押し
下げる。起倒杆11の上端面11aは、傾斜面と
なつており、起動レバー8の下降に伴つてこの起
倒杆11を第1図の時計方向に回動させる力が加
わるため、安全ピン13を引き抜いた後は、起動
レバー8の押し下げに伴つてこの起倒杆11は矢
印a方向に自動的に倒れ、消火器を起動させるこ
とができる。なお、第1図に於いて、14は粘着
テープ状の帯封で、安全ピン13のループ部13
bを抑えるようにして起動レバー8の上面に貼り
付けておく。この帯封14は、消火器起動時に安
全ピン13を上方に引き抜く際に容易に破れる。
ところが、上述のように構成され作用する消火
器の安全装置に於いては、次に述べるような不都
合を生じる。即ち、消火器を家庭或はビルデイン
グの床面等の静かな場所に置いておく場合は良い
が、自動車に備え付けた場合のように、消火器に
細かい連続的な振動が加わると、安全ピン13の
直線部13aが起倒杆11内から抜け落ちてしま
い、安全装置としての役目を果さなくなる。この
際、ループ部13bを抑えた帯封14は振動によ
り破れて、安全ピン13の抜け止めの用を成さな
い。
本考案の消火器の安全装置は、上述のような従
来の安全装置の有する欠点を解消すべく考案され
たもので、安全ピン13の直線部13aの一部に
形成した浅いV溝状の凹部に、この直線部13a
に向けた弾力を有する板ばねの端縁を係合させ、
この安全ピンの直線部が振動により起倒杆11か
ら抜け出ないようにするとともに、安全ピンを抜
いた後は、この板ばねの弾力により起倒杆11が
確実に倒れるようにしたものである。
以下、実施例を示す図面により、本考案を更に
詳しく説明する。
第2図は本考案の安全装置を付設した消火器上
部の縦断側面図である。本考案の安全装置も、第
1図に示した従来の安全装置と同様に、固定の把
手6の上面に下端を枢着した起倒杆11の傾斜し
た上端面を、上記把手6の上方に設け一端の軸7
を中心として回動可能な起動レバー8の下面に対
向させ、ループ部13bの下方に直線部13aを
形成した安全ピン13の直線部13aを起動レバ
ー8に穿設した透孔12を上方から挿通して上記
起倒杆11に係合させて起倒杆11の倒れを防止
している。本考案の安全装置の特徴は、起倒杆1
1の倒れ止めをする安全ピン13の直線部13a
の前側面(起動レバー8の端部を枢着した軸7側
の面。図面は左側面。)に浅いV溝状の凹部15
を形成し、この凹部15に上記起倒杆11を倒れ
る方向に付勢した板ばね16の端縁部を係合させ
た点にある。即ち、安全ピン13の直線部13a
の前側面には、第3図に詳示するように、V溝状
の凹部15を形成している。一方、未使用時に起
動レバー8の下降を阻止する起倒杆11は、板ば
ね16により、常に倒れる方向(図面時計方向)
に付勢されている。この板ばね16は、第4図に
示すように、この板ばね16を起倒杆11を支承
する横の軸17(第2図)の周囲に支持するため
の彎曲部16aの一端から基部16bを延出し、
他端から弾圧部16cを延出したもので、この弾
圧部16cの先端部は、後方に向け折曲げて係止
部16dとしている。このように形成された板ば
ね16は、第2図に示すように、彎曲部16aを
起倒杆11の下端の軸17を巻いてこれに係止
し、一方の基部16bを固定の蓋体3(把手6で
も良い。)の一部に弾接させている。このため、
この板ばね16の弾性により弾圧部16cは起倒
杆11を第2図の時計方向に弾圧しており、更に
この状態で弾圧部16cの端部の係止部16d
は、起倒杆11の上端部又はこの起倒杆11の前
面に設けた透孔からこの起倒杆11の中心に向け
て進入し、起倒杆11の中心の中空部(起倒杆1
1の後面に上下方向に亘つて形成した凹溝でも良
い。)に挿入された安全ピン13の直線部13a
の前面の凹部15に係合し、この直線部13aを
弾圧している。
本考案の消火器の安全装置は、以上に述べた様
に、安全ピン13の直線部13aの前面に凹部1
5を形成し、この凹部15に板ばね16の端部を
係合させたので、消火器を細かい振動を受ける場
所に設置した場合でも、振動により安全ピンが脱
落することはなく、安全装置の信頼性が向上す
る。又、消火器を使用する場合は、従来の安全装
置の場合と同様に、ループ部13b内に指を挿入
して安全ピン13の直線部13aを起倒杆11の
内側から引き抜き、起動レバー8を押し下げれば
良い。安全ピン13を引抜くとき、板ばね16の
係止部16dはV溝状凹部15の縁に押され、板
ばねの弾性的変形により凹部15から外れる。こ
の凹部15と係止部16dとの係合を外すために
安全ピンを引張る力は僅小で済む。又、直線部1
3aを起倒杆11内から完全に引き抜いた後は、
板ばね16の弾力によつてこの起倒杆11が軸1
7を中心として時計方向に回動し、把手6の上面
に倒れるため、起動レバー8の下面と起倒杆11
の上面との当接によつてのみこの起倒杆11を倒
す従来の安全装置に比べて、起倒杆11が倒れず
に起動レバーを押し下げることができない等の作
動不良がなくなるとともに、起動レバー8を押し
下げる力によつて起倒杆を倒さなくても良いの
で、起動レバーの押し下げを小さい力で円滑に行
なえる。
その他の構成及び作用については、第1図に示
した従来構造の場合と同様であるため、同等部分
には同一符号を付して重複する説明を省略する。
なお、図示の実施例に於いては、安全ピン13
の形状を直線部13aの上端にループ部13bを
設け、全体を9字形に形成したものを示したが、
安全ピン13の形状としてはこのようなものに限
定されず、要は直線部13aの上端部に、この直
線部13aを引抜く際に指を掛ける係止部分があ
れば良く、例えばT字形、L字形とすることもで
きる。
消火器の安全装置としては、実開昭57−84965
号公報に、横台形板状の安全栓の上下に同体に分
岐させたばね作用のある可動片を把手と可動レバ
ーとの間に挿入し、可動片の先端の凹部を把手、
可動レバーに形成した突起に係合させて、常時は
安全栓を把手、可動レバーの間に保持し、使用時
には安全栓を横に引抜けるようにしたものが記載
されているが、これは安全ピンを別体の起倒杆に
縦に挿通するものとは別異な構造のものである。
また起倒杆を倒れる方向にばねで付勢し、常時は
安全ピンを横から可動レバーに挿通しておくもの
が実開昭51−45891号公報に記載されているが、
これは付勢ばねで安全ピンの動きを拘束すること
ができない。これらは本考案とは別異なものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の安全装置を付設した消火器の上
部縦断側面図、第2〜4図は本考案の実施例を示
しており、第2図は第1図同様の縦断側面図、第
3図は安全ピンの側面図、第4図は板ばねの側面
図である。 1:容器、2:袋ナツト、3:蓋体、4:ボン
ベ、5:撃針、6:把手、7:軸、8:起動レバ
ー、9:サイホン管、10:ノズル、11:起倒
杆、11a:上端面、12:透孔、13:安全ピ
ン、13a:直線部、13b:ループ部、14:
帯封、15:凹部、16:板ばね、16a:彎曲
部、16b:基部、16c:弾圧部、16d:係
止部、17:軸、18:凹溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蓋体3に固定した把手6の上面に下端を横の軸
    17により枢着した起倒杆11の傾斜した上端面
    を、上記把手6の上方に於いて横の軸7により蓋
    体3に枢着されこの軸7を中心として上下に回動
    可能な起動レバー8の下面に対向させ、ループ部
    13bの下方に直線部13aを形成した安全ピン
    13の直線部13aを起動レバー8に穿設した透
    孔12を通して起動レバー8に上方から縦に挿通
    して上記起倒杆11に係合させ、起倒杆11の倒
    れを防止した消火器の安全装置に於いて、上記起
    倒杆11を倒れる方向に付勢する板ばね16を、
    起倒杆11の中空部に入つてその軸17を迂回す
    る彎曲部16aと、起倒杆外に出て不動に支えら
    れる一端の基部16bと、基部と反対側にあつて
    起倒杆に弾接する弾圧部16cと、その端部を折
    曲げた係止部16dとから形成し、係止部16d
    を安全ピンの直線部13aに形成した浅いV溝状
    の凹部15に弾力的に係合させたことを特徴とす
    る消火器の安全装置。
JP9438582U 1982-06-25 1982-06-25 消火器の安全装置 Granted JPS59152U (ja)

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JP9438582U JPS59152U (ja) 1982-06-25 1982-06-25 消火器の安全装置

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JP9438582U JPS59152U (ja) 1982-06-25 1982-06-25 消火器の安全装置

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Publication Number Publication Date
JPS59152U JPS59152U (ja) 1984-01-05
JPH0115404Y2 true JPH0115404Y2 (ja) 1989-05-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5145891U (ja) * 1974-10-02 1976-04-05
JPS5816775Y2 (ja) * 1980-11-13 1983-04-05 株式会社 初田製作所 消火器の安全栓

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JPS59152U (ja) 1984-01-05

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