JPH01152958A - 直列共振形dc/dcコンバータ - Google Patents
直列共振形dc/dcコンバータInfo
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- JPH01152958A JPH01152958A JP30738987A JP30738987A JPH01152958A JP H01152958 A JPH01152958 A JP H01152958A JP 30738987 A JP30738987 A JP 30738987A JP 30738987 A JP30738987 A JP 30738987A JP H01152958 A JPH01152958 A JP H01152958A
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 15
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、直列接続された共振りアクドル及び共振コ
ンデンサを用いた直列共振形DC/ DCコンバータに
関し、特に入力電圧及び負荷の変動に対してコンバータ
出力電圧を安定させた直列共振形DC/ DCコンバー
タに関するものである。
ンデンサを用いた直列共振形DC/ DCコンバータに
関し、特に入力電圧及び負荷の変動に対してコンバータ
出力電圧を安定させた直列共振形DC/ DCコンバー
タに関するものである。
[従来の技術]
−mに、DC/ DCコンバータは、スイッチング素子
のオンオフ動作の時間比率を制御してコンバータ出力電
圧を安定化させているが、スイッチング素子のオンオフ
時に電圧及び電流が急峻に変化するため、スイッチング
損失が大きく、輻射雑音や伝導雑音も大きいという欠点
がある。従って、雑音で誤動作し易いデジタル機器やマ
イクロコンピュータ等の電源として使用するには、輻射
雑音を所定レベル以下に押さえるため各パーツ及び導線
に静電シールドや磁気シールドを施し、又、伝導雑音を
押さえるため特性の良いノイズフィルタを入出力に接続
する必要があり、コストアップ、大形化、信顆性の低下
等を招くという問題点があった。
のオンオフ動作の時間比率を制御してコンバータ出力電
圧を安定化させているが、スイッチング素子のオンオフ
時に電圧及び電流が急峻に変化するため、スイッチング
損失が大きく、輻射雑音や伝導雑音も大きいという欠点
がある。従って、雑音で誤動作し易いデジタル機器やマ
イクロコンピュータ等の電源として使用するには、輻射
雑音を所定レベル以下に押さえるため各パーツ及び導線
に静電シールドや磁気シールドを施し、又、伝導雑音を
押さえるため特性の良いノイズフィルタを入出力に接続
する必要があり、コストアップ、大形化、信顆性の低下
等を招くという問題点があった。
このような問題点を解決するため、従来より、リアクト
ル及びコンデンサの直列共振特性を利用した直列形DC
/ DCコンバータが提案されている。
ル及びコンデンサの直列共振特性を利用した直列形DC
/ DCコンバータが提案されている。
即ち、LC直列共振回路によりスイッチング素子の導通
時の電流波形を正弦波とし、この電流零点でスイッチン
グ素子をオフにして、スイッチング損失及び輻射雑音を
低減しようとするものである。
時の電流波形を正弦波とし、この電流零点でスイッチン
グ素子をオフにして、スイッチング損失及び輻射雑音を
低減しようとするものである。
第6図は、例えば特開昭58−89076号公報に記載
された従来の直列共振形DC/ DCコンバータを示す
回路図である。
された従来の直列共振形DC/ DCコンバータを示す
回路図である。
図において、(1)及び(2)は各一対のトランジスタ
であり、これらは直流入力電源に対して繰り返し交互に
オンオフするブリッジ回路を構成している。(3)及び
(4)はトランジスタ(1)及び(2)のコレクタエミ
ッタ間に接続された各一対のフライホイールダイオード
、(5)及び(6)はトランジスタ(1)及び(2)の
ベースに駆動信号A及びBを出力する各一対のベース駆
動回路である。
であり、これらは直流入力電源に対して繰り返し交互に
オンオフするブリッジ回路を構成している。(3)及び
(4)はトランジスタ(1)及び(2)のコレクタエミ
ッタ間に接続された各一対のフライホイールダイオード
、(5)及び(6)はトランジスタ(1)及び(2)の
ベースに駆動信号A及びBを出力する各一対のベース駆
動回路である。
(7)は共振りアクドル、(8)はこの共振りアクドル
(7)に直列接続された共振コンデンサであり、これら
はブリッジ回路に接続された直列共振回路を構成してい
る。
(7)に直列接続された共振コンデンサであり、これら
はブリッジ回路に接続された直列共振回路を構成してい
る。
(9)は直列共振回路に直列接続されたトランスであり
、直列共振回路に接続された一次巻線(9a)及びこの
−次巻線(9a)に磁気結合された二次巻線(9b)を
含んでいる。 (10)はトランス(9)の二次巻線(
9b)に接続された整流回路であり、各一対のダイオー
ド(11)及び(12)を含むブリッジで構成されてい
る。 (13)は整流回路(10)の出力端子間に接続
された平滑コンデンサであり、両端から負荷(図示せず
)に対し直流のコンバータ出力電圧Vo及び出力電流I
oを供給している。
、直列共振回路に接続された一次巻線(9a)及びこの
−次巻線(9a)に磁気結合された二次巻線(9b)を
含んでいる。 (10)はトランス(9)の二次巻線(
9b)に接続された整流回路であり、各一対のダイオー
ド(11)及び(12)を含むブリッジで構成されてい
る。 (13)は整流回路(10)の出力端子間に接続
された平滑コンデンサであり、両端から負荷(図示せず
)に対し直流のコンバータ出力電圧Vo及び出力電流I
oを供給している。
(14)は平滑コンデンサ(13)の両端間に接続され
てコンバータ出力電圧Voを検出する電圧検出素子、(
15)はコンバータ出力電圧Voを基準電圧vRと比較
するコンパレータ、(16)は各ベース駆動回路く5)
及び(6)を制御してブリッジ回路のスイッチング周波
数を変化させるための周波数制御回路である。尚、第6
図では、便宜的に1つのベース駆動回路(6)に周波数
制御信号Cfを印加するように示したが、周波数制御信
号Cfは、全てのベース駆動回路(5)及び(6)に印
加されている。
てコンバータ出力電圧Voを検出する電圧検出素子、(
15)はコンバータ出力電圧Voを基準電圧vRと比較
するコンパレータ、(16)は各ベース駆動回路く5)
及び(6)を制御してブリッジ回路のスイッチング周波
数を変化させるための周波数制御回路である。尚、第6
図では、便宜的に1つのベース駆動回路(6)に周波数
制御信号Cfを印加するように示したが、周波数制御信
号Cfは、全てのベース駆動回路(5)及び(6)に印
加されている。
次に、第7図の波形シーケンス図を参照しながら、従来
の直列共振形DC/ DCコンバータの動作について説
明する。
の直列共振形DC/ DCコンバータの動作について説
明する。
IJL
まず、ベース駆動回路(5)の駆動信号Aにより一対の
トランジスタ(1)がオンとなり、入力電源(+Vc)
からの電流は破線のように流れる。このとき、直列共振
回路に流れる共振電流11は正弦波となり、その大きさ
及び周波数rは、入力電圧をVc、共振りアクドル(7
)のインダクタンスをし、共振コンデンサ(8)の静電
容量をCとすれば、以下の■式及び0式で与えられる。
トランジスタ(1)がオンとなり、入力電源(+Vc)
からの電流は破線のように流れる。このとき、直列共振
回路に流れる共振電流11は正弦波となり、その大きさ
及び周波数rは、入力電圧をVc、共振りアクドル(7
)のインダクタンスをし、共振コンデンサ(8)の静電
容量をCとすれば、以下の■式及び0式で与えられる。
i、a: v6/ (L / C)I” ・”
■f= 1/[2π(L/C)”リ ・・・ ■この
共振電流11は、トランス(9)及び整流回路(10)
を介して整流電流12となり、更に平滑コンデンサ(1
3)よって平滑され、直流の出力電流工0どなる。この
出力電流Ioにより、平滑コンデンサ(13)の両端間
からは直流のコンバータ出力電圧Voが得られる。
■f= 1/[2π(L/C)”リ ・・・ ■この
共振電流11は、トランス(9)及び整流回路(10)
を介して整流電流12となり、更に平滑コンデンサ(1
3)よって平滑され、直流の出力電流工0どなる。この
出力電流Ioにより、平滑コンデンサ(13)の両端間
からは直流のコンバータ出力電圧Voが得られる。
第」」段層〜
共振電流11が電流零点になると、駆動信号Aがオフと
なり、時間τの間だけ一対のトランジスタ(1)がオフ
となる。従って、共振電流11は逆向きになり、一対の
フライホイールダイオード(3)を通して流れる。この
ときの共振電流11も、■式で与えられる周波数fの正
弦波形である。
なり、時間τの間だけ一対のトランジスタ(1)がオフ
となる。従って、共振電流11は逆向きになり、一対の
フライホイールダイオード(3)を通して流れる。この
ときの共振電流11も、■式で与えられる周波数fの正
弦波形である。
ベース駆動回路(6)の駆動信号Bによって一対のトラ
ンジスタ(2)がオンとなり、入力電源からの電流が一
点鎖線のように流れる。このときの共振電流i lは、
第■区間とは反対方向であるが電流の大きさ及び周波数
fは同じである。そして、前述と同様に、トランス(9
)、整流回路〈10)及び平滑コンデンサ(13)を介
して、コンバータ出力電圧■0が得られる。
ンジスタ(2)がオンとなり、入力電源からの電流が一
点鎖線のように流れる。このときの共振電流i lは、
第■区間とは反対方向であるが電流の大きさ及び周波数
fは同じである。そして、前述と同様に、トランス(9
)、整流回路〈10)及び平滑コンデンサ(13)を介
して、コンバータ出力電圧■0が得られる。
第■区間
第■区間と同様に、共振電流i1が電流零点になると、
時間τの間だけ一対のトランジスタ(2)がオフとなる
ため、共振電流i、は逆向きになり、−対のフライホイ
ールダイオード(4)を通して流れる。このときの共振
電流i、も、反対方向であるが第■区間と同、様の波形
である。
時間τの間だけ一対のトランジスタ(2)がオフとなる
ため、共振電流i、は逆向きになり、−対のフライホイ
ールダイオード(4)を通して流れる。このときの共振
電流i、も、反対方向であるが第■区間と同、様の波形
である。
以下、第1区間〜第■区間を繰り返して、第7図に示す
ような直流のコンバータ出力電圧Voを得る。尚、この
ときの出力電流1oの大きさは、二次巻線(9b)で得
られる電流の最大値をip及び半波分の周期をt、とす
れば、以下の0式で与えられる。
ような直流のコンバータ出力電圧Voを得る。尚、この
ときの出力電流1oの大きさは、二次巻線(9b)で得
られる電流の最大値をip及び半波分の周期をt、とす
れば、以下の0式で与えられる。
I o=(2t+−ip/ r)/ (t+ + τ)
−00式より、時間τを大きくすれば出力電流Io
が減少することが分かる。
−00式より、時間τを大きくすれば出力電流Io
が減少することが分かる。
従って、入力電圧Vc及び負荷が変動してコンバータ出
力電圧Voが変動しても、これに応じて周波数制御回路
(16)からの周波数制御信号Crを変化させ、トラン
ジスタ(1)及び(2)のスイッチング周波数を変化さ
せれば、第■区聞及び第■区間における時間τが変化し
、コンバータ出力電圧Voは一定に制御されることにな
る。このとき、スイッチング周波数は、負荷にほぼ反比
例、即ち負荷抵抗にほぼ比例する。
力電圧Voが変動しても、これに応じて周波数制御回路
(16)からの周波数制御信号Crを変化させ、トラン
ジスタ(1)及び(2)のスイッチング周波数を変化さ
せれば、第■区聞及び第■区間における時間τが変化し
、コンバータ出力電圧Voは一定に制御されることにな
る。このとき、スイッチング周波数は、負荷にほぼ反比
例、即ち負荷抵抗にほぼ比例する。
例えば、負荷抵抗が大きい軽負荷状態においては、コン
パレータ(15)がコンバータ出力電圧Voが高くなっ
たことを検出し、周波数制御回路(16)は、ブリッジ
回路のスイッチング周波数を減少させるための周波数制
御信号Cfを出力する。これにより、時間τは増大して
出力電流Io及びコンバータ出力電圧Voが減少する。
パレータ(15)がコンバータ出力電圧Voが高くなっ
たことを検出し、周波数制御回路(16)は、ブリッジ
回路のスイッチング周波数を減少させるための周波数制
御信号Cfを出力する。これにより、時間τは増大して
出力電流Io及びコンバータ出力電圧Voが減少する。
[発明が解決しようとする問題点]
従来の直列共振形DC/ DCコンバータは以上のよう
に、ブリッジ回路のスイッチング周波数によりコンバー
タ出力電圧Voを制御しているため、負荷抵抗が大きい
軽負荷時には、スイッチング周波数が小さくなってコン
バータ出力電圧■0に重畳し、雑音が増大してノイズフ
ィルタの設計が困難となるうえ可聴雑音が生じ、又、低
周波数時の磁束飽和を防ぐためトランス(9)の鉄心が
大形化するという問題点があった。
に、ブリッジ回路のスイッチング周波数によりコンバー
タ出力電圧Voを制御しているため、負荷抵抗が大きい
軽負荷時には、スイッチング周波数が小さくなってコン
バータ出力電圧■0に重畳し、雑音が増大してノイズフ
ィルタの設計が困難となるうえ可聴雑音が生じ、又、低
周波数時の磁束飽和を防ぐためトランス(9)の鉄心が
大形化するという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、スイッチング損失、輻射雑音及び伝導雑音が
小さいという特質を損なうことなく、スイッチング周波
数の減少を抑制し、入出力変動に対してコンバータ出力
電圧を安定化させた直列共振形DC/ DCコンバータ
を得ることを目的とする。
たもので、スイッチング損失、輻射雑音及び伝導雑音が
小さいという特質を損なうことなく、スイッチング周波
数の減少を抑制し、入出力変動に対してコンバータ出力
電圧を安定化させた直列共振形DC/ DCコンバータ
を得ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
この発明に係る直列共振形DC/ DCコンバータは、
トランスに直流偏磁用の三次巻線と直流電圧生成用の四
次巻線とを設けると共に、コンバータ出力電圧に基づい
て四次巻線の出力電流を直流に変換して三次巻線に供給
するための制御電源を設けたものである。
トランスに直流偏磁用の三次巻線と直流電圧生成用の四
次巻線とを設けると共に、コンバータ出力電圧に基づい
て四次巻線の出力電流を直流に変換して三次巻線に供給
するための制御電源を設けたものである。
[作用]
この発明においては、コンバータ出力電圧に基づいて負
荷状態を判定し、軽負荷時には三次巻線に直流偏磁をか
けてコンバータ出力電圧を制限し、逆に、重負荷時には
直流偏磁を緩和してコンバータ出力電圧を増加させ、コ
ンバータ出力電圧を一定にする。
荷状態を判定し、軽負荷時には三次巻線に直流偏磁をか
けてコンバータ出力電圧を制限し、逆に、重負荷時には
直流偏磁を緩和してコンバータ出力電圧を増加させ、コ
ンバータ出力電圧を一定にする。
[実施例]
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図はこの発明の一実施例を示す回路図であり、(1)〜
(8)、(9a)、(9b)及び(10) 〜(15)
は前述と同様のものである。
図はこの発明の一実施例を示す回路図であり、(1)〜
(8)、(9a)、(9b)及び(10) 〜(15)
は前述と同様のものである。
(17)は直列共振回路に直列接続されたトランスであ
る。 (18)及び(19)はトランス〈17)に設け
られた三次巻線及び四次巻線であり、三次巻線(18)
は直流偏磁によりトランス(1))の鉄心の動作点を変
化させ、四次巻線(19)は三次巻線(18)に供給さ
れる直流電流i4を決定している。
る。 (18)及び(19)はトランス〈17)に設け
られた三次巻線及び四次巻線であり、三次巻線(18)
は直流偏磁によりトランス(1))の鉄心の動作点を変
化させ、四次巻線(19)は三次巻線(18)に供給さ
れる直流電流i4を決定している。
(20)はコンパレータ(15)がらの制御信号りが入
力される制御電源であり、コンバータ出力電圧V。
力される制御電源であり、コンバータ出力電圧V。
に基づいて四次巻線(19)の出力電流i、を直流に変
換して三次巻線(18)に供給するようになっている。
換して三次巻線(18)に供給するようになっている。
ここで、第2図のB(磁束密度)−H(磁界)特性図を
参照しながら、第1図内の三次巻線(18)に直流電圧
Fが印加された場合の、トランス(17)の鉄心の動作
状態について説明する。
参照しながら、第1図内の三次巻線(18)に直流電圧
Fが印加された場合の、トランス(17)の鉄心の動作
状態について説明する。
第2図は典型的な鉄心のB−H特性を模式的に示してお
り、特性直線の傾きは一次巻線(9a)から二次巻線(
9b)への電力移行率を示している。又、通常、直流電
圧FがOVのときのトランス(17)の鉄心の動作領域
は点xI〜x2の間である。直流電圧Fが少し大きくな
り、 F=V+[V] となった場合、動作領域は点X、〜X、の間となるが、
−次巻線(9a)の入力電圧は所定の巻線比で二次巻線
(9b)に移行する。直流電圧Fが更に大きくなり、 F=V、[V] となった場合、動作領域は点X4〜X、の間となり、−
次巻線(9a)から二次巻線(9b)への電力移行率は
低下する。
り、特性直線の傾きは一次巻線(9a)から二次巻線(
9b)への電力移行率を示している。又、通常、直流電
圧FがOVのときのトランス(17)の鉄心の動作領域
は点xI〜x2の間である。直流電圧Fが少し大きくな
り、 F=V+[V] となった場合、動作領域は点X、〜X、の間となるが、
−次巻線(9a)の入力電圧は所定の巻線比で二次巻線
(9b)に移行する。直流電圧Fが更に大きくなり、 F=V、[V] となった場合、動作領域は点X4〜X、の間となり、−
次巻線(9a)から二次巻線(9b)への電力移行率は
低下する。
従って、トランス(17)の鉄心のB−H特性の非直線
性を用いてトランス(17)の電力移行率を制御すれば
、−次巻線(9a)の入力電圧は一定のままで、二次巻
線(9b)の出力電圧を負荷に応じて制御できることが
分かる。
性を用いてトランス(17)の電力移行率を制御すれば
、−次巻線(9a)の入力電圧は一定のままで、二次巻
線(9b)の出力電圧を負荷に応じて制御できることが
分かる。
次に、第2図のB−H特性図、第3図及び第4図の電圧
波形図、並びに第5図の波形シーケンス図を参照しなが
ら、第1図に示したこの発明の一実施例の動作について
説明する。尚、各波形に関する基本動作については前述
と同様なので説明しない。
波形図、並びに第5図の波形シーケンス図を参照しなが
ら、第1図に示したこの発明の一実施例の動作について
説明する。尚、各波形に関する基本動作については前述
と同様なので説明しない。
まず、負荷抵抗が大きい軽負荷状態においてはコンバー
タ出力電圧Voは上昇しようとし、直流電圧Fの制御が
行なわれないと、第3図に破線で示すように上昇し続け
る。
タ出力電圧Voは上昇しようとし、直流電圧Fの制御が
行なわれないと、第3図に破線で示すように上昇し続け
る。
このとき、コンバータ出力電圧Voは四次巻線(19)
の出力電圧Eと比例関係にあるので、コンバータ出力電
圧Voが上昇しようとすると、出力電圧Eも同様に破線
のように上昇しようとする。
の出力電圧Eと比例関係にあるので、コンバータ出力電
圧Voが上昇しようとすると、出力電圧Eも同様に破線
のように上昇しようとする。
しかし、実際には、コンパレータ(15)がコンバータ
出力電圧Voと基準電圧vRとを比較し、両者の差に基
づく制御信号りを出力している。そして、制御電源(2
0)は、コンバータ出力電圧Voに基づく制御信号りに
より軽負荷状態を判別し、同時に、四次巻線(19)の
出力電圧Eに基づく比較的高い直流電圧■2により、直
流電圧Fを、 F=V。
出力電圧Voと基準電圧vRとを比較し、両者の差に基
づく制御信号りを出力している。そして、制御電源(2
0)は、コンバータ出力電圧Voに基づく制御信号りに
より軽負荷状態を判別し、同時に、四次巻線(19)の
出力電圧Eに基づく比較的高い直流電圧■2により、直
流電圧Fを、 F=V。
となるように制御する。
即ち、制御電源(20)は、コンバータ出力電圧V。
が基準電圧VRより大きくなろうとすると、これを制御
信号りにより判別し、四次巻線(19)からの出力電流
i、を直流に変換すると共に、四次巻線(19)の出力
電圧Eをわずかに制御して、三次巻線(18)に直流電
圧F(=V2)を印加して直流電流i4を供給する。
信号りにより判別し、四次巻線(19)からの出力電流
i、を直流に変換すると共に、四次巻線(19)の出力
電圧Eをわずかに制御して、三次巻線(18)に直流電
圧F(=V2)を印加して直流電流i4を供給する。
従って、第2図のB−H特性から明らかなように、三次
巻線(18)の直流偏磁によりトランス(17)の鉄心
の動作点が変化し、トランス(17)の二次巻線(9b
)に対する電力移行率は低下する。この結果、第5図に
示すように、共振電流11は変化しないが整流電流12
が破線のように減少し、コンバータ出力電圧Voは、過
電圧が抑制されて基準電圧vRと等しくなるように一定
に制御される。
巻線(18)の直流偏磁によりトランス(17)の鉄心
の動作点が変化し、トランス(17)の二次巻線(9b
)に対する電力移行率は低下する。この結果、第5図に
示すように、共振電流11は変化しないが整流電流12
が破線のように減少し、コンバータ出力電圧Voは、過
電圧が抑制されて基準電圧vRと等しくなるように一定
に制御される。
一方、重負荷状態においては、平滑コンデンサ(13)
の両端に接続される負荷抵抗が小さいので、コンバータ
出力電圧Voは降下しようとし、制御が行なわれないと
第4図に破線で示すように下降し続ける。
の両端に接続される負荷抵抗が小さいので、コンバータ
出力電圧Voは降下しようとし、制御が行なわれないと
第4図に破線で示すように下降し続ける。
しかし、コンバータ出力電圧Voが基準電圧vR以下に
なったことを示す制御信号りに基づいて、制御電源は、
四次巻線(19)の出力電圧Eをわずかに制御して低い
直流電圧V1を生成し、F =V l< V 2 となる直流電圧Fを三次巻線(18)に印加する。従っ
て、第2図から明らかなように、三次巻線(18)によ
る直流偏磁が緩和されてトランス(17)の電力移行率
は上昇する。この結果、第5図のように、共振電流i
+は変化しないが整流電流12は実線のように増大し、
コンバータ出力電圧Voは基準電圧vRと等しくなるよ
うに一定に制御される。
なったことを示す制御信号りに基づいて、制御電源は、
四次巻線(19)の出力電圧Eをわずかに制御して低い
直流電圧V1を生成し、F =V l< V 2 となる直流電圧Fを三次巻線(18)に印加する。従っ
て、第2図から明らかなように、三次巻線(18)によ
る直流偏磁が緩和されてトランス(17)の電力移行率
は上昇する。この結果、第5図のように、共振電流i
+は変化しないが整流電流12は実線のように増大し、
コンバータ出力電圧Voは基準電圧vRと等しくなるよ
うに一定に制御される。
このように、四次巻線(19)の出力電圧Eを用いて三
次巻線(18)に直流偏磁をかけるようにしたので、ト
ランス(17〉の鉄心及び巻線比を適当な値にiffべ
ば、はとんど制御電源(20)によるフィードバク制御
なし゛ご、又は鉄心の磁気(B −1()!1e性に応
じて浦助的に制御型、M(20)を制御するのみで、コ
ンバータ出力−8圧Voを一定に制御することができる
。
次巻線(18)に直流偏磁をかけるようにしたので、ト
ランス(17〉の鉄心及び巻線比を適当な値にiffべ
ば、はとんど制御電源(20)によるフィードバク制御
なし゛ご、又は鉄心の磁気(B −1()!1e性に応
じて浦助的に制御型、M(20)を制御するのみで、コ
ンバータ出力−8圧Voを一定に制御することができる
。
又、このように、三次巻線(18)に供給される直7a
’+”L rH; 3を変化させてコンバータ出力電
圧Voを制御すれば、入出力変動があってもスイッチン
グ周波数を変化させる必要がないので、フィルタの設置
も容易となり、軽負荷時の可聴雑音も無くすことができ
る。
’+”L rH; 3を変化させてコンバータ出力電
圧Voを制御すれば、入出力変動があってもスイッチン
グ周波数を変化させる必要がないので、フィルタの設置
も容易となり、軽負荷時の可聴雑音も無くすことができ
る。
尚、上記実施例では、負荷状態にかかわらず、トランス
(17)の鉄心の磁気飽和特性のみを利用して定電圧制
御を行なう例を示したが、重負荷時には従来の周波数制
御を行なってもよい。
(17)の鉄心の磁気飽和特性のみを利用して定電圧制
御を行なう例を示したが、重負荷時には従来の周波数制
御を行なってもよい。
[発明の効果]
以上のようにこの発明によれば、トランスに直流偏磁用
の三次巻線と直流電圧生成用の四次巻線とを設けると共
に、コンバータ出力電圧に基づいて四次巻線の出力電流
を直流に変換して三次巻線に供給するための制御電源を
設け、負荷状態を表わすコンバータ出力電圧に基づいて
三次巻線に直流電流を供給し、トランスの鉄心の磁気飽
和特性を変化させてコンバータ出力電圧を一定に制御す
るようにしたので、スイッチング損失及び可聴雑音を抑
制しながら、入出力変動に対してコンバータ出力電圧を
安定にした直列共振形DC/ DCコンバータが得られ
る効果がある。
の三次巻線と直流電圧生成用の四次巻線とを設けると共
に、コンバータ出力電圧に基づいて四次巻線の出力電流
を直流に変換して三次巻線に供給するための制御電源を
設け、負荷状態を表わすコンバータ出力電圧に基づいて
三次巻線に直流電流を供給し、トランスの鉄心の磁気飽
和特性を変化させてコンバータ出力電圧を一定に制御す
るようにしたので、スイッチング損失及び可聴雑音を抑
制しながら、入出力変動に対してコンバータ出力電圧を
安定にした直列共振形DC/ DCコンバータが得られ
る効果がある。
第1図はこの発明の一実施例を示す回路図、第2図はト
ランスの鉄心のB−H特性図、第3図はこの発明の一実
施例の軽負荷時の動作を示す電圧波形図、第4図はこの
発明の一実施例の重負荷時の動作を示す電圧波形図、第
5図はこの発明の一実施例の動作を説明するための波形
シーケンス図、第6図は従来の直列共振形DC/ DC
コンバータを示す回路図、第7図は第6図の動作を説明
するための波形シーケンス図である。 (7)・・・共振りアクドル (8)・・・共振コンデ
ンサ(9b)・・・二次巻線 (10)・・・整
流回路(13)・・・平滑コンデンサ (17)・・・
トランス(18)・・・三次巻線 (19)・・
・四次巻線(20)・・・制御電源 Vo・・・コンバータ出力電圧 vR・・・基準電圧 i5・・・四次巻線の出力電流 E・・・四次巻線の出力電圧 i4・・・直流電流 F・・・直流電圧■、・
・・低い直流電圧 v2・・・高い直流電圧面、図中
、同一符号は同−又は相当部分を示す。 帛1図 罵3図 /・″ ノ/ 不4図 形5図 第6図 手続補正書 6つ 昭和 咋 4)=lIB
ランスの鉄心のB−H特性図、第3図はこの発明の一実
施例の軽負荷時の動作を示す電圧波形図、第4図はこの
発明の一実施例の重負荷時の動作を示す電圧波形図、第
5図はこの発明の一実施例の動作を説明するための波形
シーケンス図、第6図は従来の直列共振形DC/ DC
コンバータを示す回路図、第7図は第6図の動作を説明
するための波形シーケンス図である。 (7)・・・共振りアクドル (8)・・・共振コンデ
ンサ(9b)・・・二次巻線 (10)・・・整
流回路(13)・・・平滑コンデンサ (17)・・・
トランス(18)・・・三次巻線 (19)・・
・四次巻線(20)・・・制御電源 Vo・・・コンバータ出力電圧 vR・・・基準電圧 i5・・・四次巻線の出力電流 E・・・四次巻線の出力電圧 i4・・・直流電流 F・・・直流電圧■、・
・・低い直流電圧 v2・・・高い直流電圧面、図中
、同一符号は同−又は相当部分を示す。 帛1図 罵3図 /・″ ノ/ 不4図 形5図 第6図 手続補正書 6つ 昭和 咋 4)=lIB
Claims (2)
- (1)直流入力電源に対しオンオフを繰り返すブリッジ
回路と、このブリッジ回路に接続された直列共振回路と
、この直列共振回路に直列接続されたトランスと、この
トランスの二次巻線に接続された整流回路及び平滑コン
デンサとを備え、前記平滑コンデンサの両端から直流の
コンバータ出力電圧を供給する直列共振形DC/DCコ
ンバータにおいて、前記トランスの鉄心に直流偏磁をか
けるための三次巻線と、前記コンバータ出力電圧に比例
した出力電圧を得るための四次巻線とを前記トランスに
設けると共に、前記コンバータ出力電圧に基づいて前記
四次巻線の出力電流を直流に変換して前記三次巻線に供
給するための制御電源を設けたことを特徴とする直列共
振形DC/DCコンバータ。 - (2)制御電源は、コンバータ出力電圧が基準電圧越え
たときには、四次巻線の出力電圧に基づく比較的高い直
流電圧を三次巻線に印加し、前記コンバータ出力電圧が
前記基準電圧以下となったときには、前記四次巻線の出
力電圧に基づく低い直流電圧を前記三次巻線に印加する
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の直列共振
形DC/DCコンバータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30738987A JPH01152958A (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | 直列共振形dc/dcコンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30738987A JPH01152958A (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | 直列共振形dc/dcコンバータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01152958A true JPH01152958A (ja) | 1989-06-15 |
Family
ID=17968462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30738987A Pending JPH01152958A (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | 直列共振形dc/dcコンバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01152958A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8220243B2 (en) | 2009-08-06 | 2012-07-17 | Tsubakimoto Chain Co. | Cable protection and guide device |
-
1987
- 1987-12-07 JP JP30738987A patent/JPH01152958A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8220243B2 (en) | 2009-08-06 | 2012-07-17 | Tsubakimoto Chain Co. | Cable protection and guide device |
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