JPH01150019A - 耐衝撃性にすぐれた軸受部材 - Google Patents
耐衝撃性にすぐれた軸受部材Info
- Publication number
- JPH01150019A JPH01150019A JP31071787A JP31071787A JPH01150019A JP H01150019 A JPH01150019 A JP H01150019A JP 31071787 A JP31071787 A JP 31071787A JP 31071787 A JP31071787 A JP 31071787A JP H01150019 A JPH01150019 A JP H01150019A
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- cylinder
- bearing member
- bearing
- outer cylinder
- cylindrical body
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- Pending
Links
- 230000035939 shock Effects 0.000 title abstract description 4
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 claims abstract description 18
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 17
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 239000000872 buffer Substances 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 230000000116 mitigating effect Effects 0.000 description 1
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- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は耐衝撃性にすぐれた軸受部材に関する。
金属外筒にセラミックス内筒を内嵌固定してなる軸受部
材は、軸支する回転軸との耐焼付性、耐摩耗性がすぐれ
ている。そのため、この種の軸受部材は、潤滑油等の潤
滑剤を必要としない無潤滑軸受に利用されている。
材は、軸支する回転軸との耐焼付性、耐摩耗性がすぐれ
ている。そのため、この種の軸受部材は、潤滑油等の潤
滑剤を必要としない無潤滑軸受に利用されている。
しかし、軸受側または軸支している回転軸側に、衝撃や
振動に起因する振れが生じた場合、第4図に示すように
、軸受部材(a)の両端内側部分(b)と、回転軸(c
)とが衝突して、該軸受部材(a)の両端内側部分(b
)に、内側から外側に向けて荷重・衝撃力Pが加わると
、セラミックス内筒(d)に大きなモーメントが生じる
が、セラミックス内筒(d)の弾性率は小さ・いもので
あるため、そのモーメントに対抗して、衝撃力Pが加わ
った両端内側部分(b)に、亀裂や欠は落ち等の損傷を
生じ易い。
振動に起因する振れが生じた場合、第4図に示すように
、軸受部材(a)の両端内側部分(b)と、回転軸(c
)とが衝突して、該軸受部材(a)の両端内側部分(b
)に、内側から外側に向けて荷重・衝撃力Pが加わると
、セラミックス内筒(d)に大きなモーメントが生じる
が、セラミックス内筒(d)の弾性率は小さ・いもので
あるため、そのモーメントに対抗して、衝撃力Pが加わ
った両端内側部分(b)に、亀裂や欠は落ち等の損傷を
生じ易い。
このような損傷があると軸受機能に支障をきたす懸念が
ある。また、このような懸念があるため、・この種の軸
受は、頻繁に衝撃や振動が加わる軸受部に好適に用いる
ことができない。
ある。また、このような懸念があるため、・この種の軸
受は、頻繁に衝撃や振動が加わる軸受部に好適に用いる
ことができない。
本発明は上記問題点を解決するための耐衝撃性にすぐれ
た軸受部材を提供するものである。
た軸受部材を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明の軸
受部材は、金属外筒とこれに内嵌固定されたセラミック
ス内筒とからなる軸受部材において、セラミックス内筒
は、2つの端部筒体と、中間部筒体とからなり、端部筒
体の胴長しは、0.05D〜0.2D(但し、Dは金属
外筒の内径)であることを特徴とするものである。
受部材は、金属外筒とこれに内嵌固定されたセラミック
ス内筒とからなる軸受部材において、セラミックス内筒
は、2つの端部筒体と、中間部筒体とからなり、端部筒
体の胴長しは、0.05D〜0.2D(但し、Dは金属
外筒の内径)であることを特徴とするものである。
本発明の軸受部材においては、軸受側または回転軸側に
衝撃や振動に起因する振れが生じて、軸受部材のセラミ
ックス内筒の両端内側部分つまり端部筒体と、回転軸と
が衝突して、端部筒体に内側から外側に向けての衝撃力
が加わった場合、端部筒体は中間部筒体と分断されてい
るとともに胴長さも短いので、衝撃力は、端部筒体を介
して外周側の金属外筒に加わる。金属外筒は、セラミッ
クス内筒より弾性率も大きく衝撃に対処する効果も大き
いので、該金属外筒に加わった衝撃力を緩衝する。
衝撃や振動に起因する振れが生じて、軸受部材のセラミ
ックス内筒の両端内側部分つまり端部筒体と、回転軸と
が衝突して、端部筒体に内側から外側に向けての衝撃力
が加わった場合、端部筒体は中間部筒体と分断されてい
るとともに胴長さも短いので、衝撃力は、端部筒体を介
して外周側の金属外筒に加わる。金属外筒は、セラミッ
クス内筒より弾性率も大きく衝撃に対処する効果も大き
いので、該金属外筒に加わった衝撃力を緩衝する。
したがって、本発明の軸受部材は、回転軸との衝突に対
して、高い耐衝撃性を有し、衝撃力が加わった部分に亀
裂や欠は落ちを生じにくい構造になっている。
して、高い耐衝撃性を有し、衝撃力が加わった部分に亀
裂や欠は落ちを生じにくい構造になっている。
ここで、端部筒体の胴長りが、金属外筒の内径りを基準
にして、0.05D〜0.2Dとしたのは、0.050
未満では、中間部筒体に亀裂や欠は落ちを生じやす<、
0.2Dを越えると、衝撃緩和効果がほぼ飽和するだけ
でなく、中間部筒体の受圧面圧の点から好ましくないか
らである。
にして、0.05D〜0.2Dとしたのは、0.050
未満では、中間部筒体に亀裂や欠は落ちを生じやす<、
0.2Dを越えると、衝撃緩和効果がほぼ飽和するだけ
でなく、中間部筒体の受圧面圧の点から好ましくないか
らである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例は、ラジアル軸受に本発明を適用したもので
ある。
ある。
第1図は軸受部材の断面構造を示し、図中(10)はラ
ジアル軸受であり、(20)は回転軸である。
ジアル軸受であり、(20)は回転軸である。
ラジアル軸受(10)は、軸受本体(11)の内周面に
、軸受部材(30)を固定状態に取付けである。この軸
受部材(30)は、金属外筒(40)に、端部筒体(5
1)(51)と中間部筒体(52)とによって構成され
たセラミックス内筒(50)を、焼ばめによって内嵌固
定したものである。ここで、端部筒体(51) (51
)と中間部筒体(52)は、同外径、同内径を有するも
のであり、端部筒体(51) (51)の胴長しは、金
属外筒(40)の内径りを基準にして、0.05D〜0
.2Dとなっている。
、軸受部材(30)を固定状態に取付けである。この軸
受部材(30)は、金属外筒(40)に、端部筒体(5
1)(51)と中間部筒体(52)とによって構成され
たセラミックス内筒(50)を、焼ばめによって内嵌固
定したものである。ここで、端部筒体(51) (51
)と中間部筒体(52)は、同外径、同内径を有するも
のであり、端部筒体(51) (51)の胴長しは、金
属外筒(40)の内径りを基準にして、0.05D〜0
.2Dとなっている。
このような軸受であると、軸受部材(30)のセラミッ
クス内筒(50)が、端部筒体(51) (51)と中
間部筒体(52)とによって構成されているので、軸受
(10)または回転軸(20)に振動や衝撃が加わって
、回転軸(20)と端部筒体(51)(51)とが衝突
状態となった場合、衝撃力は端部筒体(51) (51
)を介して、セラミックス内筒(50)より弾性率の大
きな金属外筒(40)に加わり、衝撃力は対処される。
クス内筒(50)が、端部筒体(51) (51)と中
間部筒体(52)とによって構成されているので、軸受
(10)または回転軸(20)に振動や衝撃が加わって
、回転軸(20)と端部筒体(51)(51)とが衝突
状態となった場合、衝撃力は端部筒体(51) (51
)を介して、セラミックス内筒(50)より弾性率の大
きな金属外筒(40)に加わり、衝撃力は対処される。
第2図および第3図は本発明を適用した他の実施例の軸
受部材を示す。
受部材を示す。
この実施例を軸受部材と、第1図に示す実施例の軸受部
材と異なるところは、セラミックス内筒(50)の端部
筒体(51) (51)が周方向に複数に分割(図中で
は4分割)された点である。ここで、端部筒体(51)
(51)は、複数の円弧状部材(53・・・)を、周方
向に配列して構成されている。
材と異なるところは、セラミックス内筒(50)の端部
筒体(51) (51)が周方向に複数に分割(図中で
は4分割)された点である。ここで、端部筒体(51)
(51)は、複数の円弧状部材(53・・・)を、周方
向に配列して構成されている。
また、金属外筒(40)の両端には、端部筒体(51)
(51)の外方への抜は落ちを阻止するための、押えリ
ング(60)が固定されている。
(51)の外方への抜は落ちを阻止するための、押えリ
ング(60)が固定されている。
このような構成にすることによっても、前記第1図の実
施例と同様の作用効果を生じる。しかも、端部筒体(5
1) (51)は分割構成となっているので、一体筒体
のものでは割れを生じるような大きな衝撃力が加わって
も、始めから分割されているので、その大きな衝撃力に
も対応できる利点を有する。
施例と同様の作用効果を生じる。しかも、端部筒体(5
1) (51)は分割構成となっているので、一体筒体
のものでは割れを生じるような大きな衝撃力が加わって
も、始めから分割されているので、その大きな衝撃力に
も対応できる利点を有する。
本発明の軸受部材によれば、金属外筒に内嵌固定された
セラミックス内筒が、端部筒体と中間部筒体とからなる
ので、一体もののセラミックス内筒を有する従来の軸受
部材に比し、回転軸との衝突に対して高い耐衝撃性を有
し、衝撃力が加わる内筒部材の両端内側部分に亀裂や欠
は落ちを生じにくい構造となっている。
セラミックス内筒が、端部筒体と中間部筒体とからなる
ので、一体もののセラミックス内筒を有する従来の軸受
部材に比し、回転軸との衝突に対して高い耐衝撃性を有
し、衝撃力が加わる内筒部材の両端内側部分に亀裂や欠
は落ちを生じにくい構造となっている。
したがって、本発明の軸受部材は、信頼性の高い軸受機
能を有し、その実用上の効果は大きい。
能を有し、その実用上の効果は大きい。
第1図は本発明の実施例の軸受部材を概略的に示す模式
断面図、第2図および第3図は本発明の他の実施例の軸
受部材を示し、第2図は第1図相当の模式断面図、第3
図は第2図■−■方向から見た断面図、第4図は軸受部
材と回転軸との衝突状態を示す模式断面図である。 30:軸受部材、40:金属外筒、50:セラミックス
内筒、51.51:端部筒体、52:中間部筒体、53
:円弧状部材。
断面図、第2図および第3図は本発明の他の実施例の軸
受部材を示し、第2図は第1図相当の模式断面図、第3
図は第2図■−■方向から見た断面図、第4図は軸受部
材と回転軸との衝突状態を示す模式断面図である。 30:軸受部材、40:金属外筒、50:セラミックス
内筒、51.51:端部筒体、52:中間部筒体、53
:円弧状部材。
Claims (2)
- (1)金属外筒とこれに内嵌固定されたセラミックス内
筒とからなる軸受部材において、セラミックス内筒は、
2つの端部筒体と、中間部筒体とからなり、端部筒体の
胴長Lは、0.05D〜0.2D(但し、Dは金属外筒
の内径)であることを特徴とする耐衝撃性にすぐれた軸
受部材。 - (2)セラミックス内筒の端部筒体が周方向に複数分割
されたものであることを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載の耐衝撃性にすぐれた軸受部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31071787A JPH01150019A (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | 耐衝撃性にすぐれた軸受部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31071787A JPH01150019A (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | 耐衝撃性にすぐれた軸受部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01150019A true JPH01150019A (ja) | 1989-06-13 |
Family
ID=18008631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31071787A Pending JPH01150019A (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | 耐衝撃性にすぐれた軸受部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01150019A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102021201009A1 (de) | 2021-02-04 | 2022-08-04 | Zf Friedrichshafen Ag | Mehrmaterialgleitfläche |
-
1987
- 1987-12-07 JP JP31071787A patent/JPH01150019A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102021201009A1 (de) | 2021-02-04 | 2022-08-04 | Zf Friedrichshafen Ag | Mehrmaterialgleitfläche |
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