JPH01149876A - 施工用接着剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、コンクリート面に弾性材などを接着するに適
した施工用接着剤に関する。

〈従来技術と問題点〉 従来よシ、コンクリート下地面に塩ビタイルや木質床材
を接着する施工用接着剤としては、耐水性や耐アルカリ
性が要求されることより、エポキシ系接着剤が使用され
ているが、２液型であること、可使時間が短いこと、低
温硬化性が劣るなどの問題があった。殊に最近、石貼シ
木質床材には、遮音性、防音性、施工性などの機能を付
与する目的で、裏面側には、天然ゴム、ポリエチレン、
エチレン酢ビ共重合体などの発泡体からなる弾性材が予
め接着加工されている。従って、該直結り木質床材の施
工用接着剤としてエポキシ系接着剤を使用する場合には
、前記問題点の他に弾性材への密着性にも問題があった
。また、クロロプレン系やスチレンブタジェン系などの
エラストマー又は酢酸ビニル系などの熱可塑性樹脂を主
成分とする溶剤型又は水分散型の接着剤は、耐水性、耐
アルカリ性、接着性などに問題があった。

〈発明の目的〉 本発明の目的は、オレフィン系発泡体などの弾性材をア
ルカリ性のコンクリート面へも接着ができる１液型で作
業性の優れた施工用接着剤を提供することにある。

〈発明の開示〉 本発明は、酢酸ビニル含量３０〜５０重量％のエチレン
−酢酸ビニル共重合樹脂と粘着付与剤の有機溶剤溶液を
必須成分とする施工用接着剤である。

本発明では、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂（ＥＶＡ
）のうち、酢ビ含量３０重量％よシ低いと溶剤に溶解し
難く、また接着剤塗布後の貼合せ可能時間が短くなる。

また酢ビ含量５０重量％よシ多いと凝集力が弱く接着力
の低下をもたらす。

したがって、よシ好ましくは酢と含量３５〜４５チが最
適である。次に、粘着付与剤としては、ロジン、ロジン
誘導体、テルペン樹脂、石油樹脂、フェノール樹脂、キ
シレン樹脂、スチレン系樹脂、インブチレン樹脂など公
知のものが使用でき、その添加量は前記ＥＶＡ１００部
に対して１０〜３００部で、１０部以下では、オープン
タイム、接着強度、初期タック力が低下するので不適当
であり、３００部以上ではオレフィン系被着体への密着
が悪くなる。したがって、よシ好ましくは、１０〜２０
０部の添加が最適である。次に、溶剤としては、トルエ
ンやキシレンなどの芳香族炭化水素系、トリクレンや塩
化メチレンなどの塩素系、酢酸エチルや酢酸メチルなど
のエステル系、アセトンやＭＥＫなどのケトン系などの
単独又は混合物で、前記ＥＶＡ及び粘着付与剤を溶解分
散する溶剤をいう。更に、必要に応じて、充填剤（フィ
ラー）、軟化剤（可塑剤）、揺変剤などが添加使用され
るが、充填剤としては、炭酸カルシウム、カオリン、ク
レー、メルク、砕砂、硫酸バリウム、アルミニウム水和
物などがｉｂ、凝集力向上、増粘、熱変化防止などの目
的で添加される。軟化剤としては、ジブチルフタレート
、ジオクチルフタレート、ポリブテン、ブチルゴムなど
があシ、粘着付与剤の溶解、混和性、作業性の改良、耐
寒性、増粘などの目的で添加される。揺変剤としては、
無水硅酸、含水硅酸などがあシ、チキソトロピー性付与
して垂れ止め防止の目的で添加される。

前記の必須成分及び各種変性剤を配合し、固形分濃度４
０〜７５重量％、粘度３００〜７００ボイズ／２０°Ｃ
に調合して施工用接着剤として、くし目ごてなどの塗布
具を用いて、コンクリート、アスファルトコンクリート
、モルタル、木材などの下地面、及びニジストマーや熱
可塑性樹脂からなるシートないしは発泡体を予め裏面に
接着加工されている直結シ木質床材などの被着体の片面
又は両面に塗布して、適度のオープンタイムをおいて貼
合せ接着加工する。

〈発明の作用効果〉 本発明の施工用接着剤は、耐水性と軟質材への密着性の
優れた溶剤型のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂と、接
着作業性を改良する粘着付与剤の相乗作用により、水分
が多くアルカリ性のセメントモルタルやコンクリート面
への弾性シート材の接着を可能にするので、殊に遮音、
防音機能を付与した直結シ用木質床材の施工用接着剤と
して有用である。

次に本発明を実施例によシ説明する。なお、部とあるは
重量部を示す。

実施例１ 酢酸ビニル含量３５チのＥＶＡであるスミチー）ＭＢ−
１１（住友化学社製）１００部、ロジンエステル系の粘
着付与剤であるスーパーエステルＡ−１１５（荒用化学
社製）１００部及び重質炭酸カルシウム１００部をトル
エン２５０部に溶解分散して実施例１の接着剤とした。

比較例１ 実施例１で、スミチー）ＭＢ−１１の代シに、酢酸ビニ
ル含量２０％のスミテートＨＥ−１０を使用した以外は
、同一の材料を使用して比較例１の接着剤とした。

比較例２ 市販の水分散型のＥＶＡ系接着剤であるアイ力・アイボ
ンＡＥ−２１を比較例２の接着剤とした。

比較例３ 市販の溶剤型・のクロロプレン系接着剤であるアイ力・
アイボンＲＣ−Ｈｚを比較例３の接着剤とした。

比較例４ 市販の溶剤型の酢酸ビニル系接着剤であるアイ力・アイ
ボンＳ−２４０を比較例４の接着剤とした。

次に、材令７日のモルタル面（ｐＨ，１２）に上記各接
着剤を約０．５　ｋｇ／ｎ／の割合で塗布し、オープン
タイム（乾燥）５分後に、裏面に３澗厚のＥＭＡ発泡体
が接着加工されている１５ｍｇ厚の木質床材を貼合せ、
養生７日後の平面引張接着強度（単位ｋｌｌｄ　）及び
剥離個所を測定した結果を第１表に示す。

第１表

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　酢酸ビニル含量３０〜５０重量％のエチレン−酢酸ビ
   ニル共重合樹脂と粘着付与剤の有機溶剤溶液を必須成分
   とすることを特徴とする施工用接着剤。