JPH01148874A - 超吸水性繊維の製造方法 - Google Patents
超吸水性繊維の製造方法Info
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- JPH01148874A JPH01148874A JP30130387A JP30130387A JPH01148874A JP H01148874 A JPH01148874 A JP H01148874A JP 30130387 A JP30130387 A JP 30130387A JP 30130387 A JP30130387 A JP 30130387A JP H01148874 A JPH01148874 A JP H01148874A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は衛生材料や農業用途や、土木用途といった分野
で用いられる水に不溶性の超吸水性繊維に関する。さら
に詳しくは、他の繊維材料と均一に混合しうる超吸水繊
維に関する。
で用いられる水に不溶性の超吸水性繊維に関する。さら
に詳しくは、他の繊維材料と均一に混合しうる超吸水繊
維に関する。
(従来の技術)
従来、超吸水性繊維として、ポリアクリロニトリル繊維
のけん化物(特開昭58−31113)や、再生セルロ
ース中に吸水物質を分散したもの(特開昭49−614
18、特開昭56−9418)またはセルロースを、カ
ルボキシメチル化したもの(特開昭52−5393.特
公昭60−15641.特開昭60−2707.特開昭
6O−60101)等が提案されている。しかしながら
、ポリアクリロニトリル繊維のけん化物は、その膨潤速
度が遅い為に吸水速度が遅いという欠点を有している。
のけん化物(特開昭58−31113)や、再生セルロ
ース中に吸水物質を分散したもの(特開昭49−614
18、特開昭56−9418)またはセルロースを、カ
ルボキシメチル化したもの(特開昭52−5393.特
公昭60−15641.特開昭60−2707.特開昭
6O−60101)等が提案されている。しかしながら
、ポリアクリロニトリル繊維のけん化物は、その膨潤速
度が遅い為に吸水速度が遅いという欠点を有している。
また再生セルロース繊維中に吸水物質を分散したものは
吸水量が小さいという欠点を有している。セルロース繊
維をカルボキシメチル化したものは、そのカルボキシメ
チル化の置換度が大きくなると水溶性となる。水溶性カ
ルボキシメチル化セルロースの不溶化方法として、エト
キシル基を導入する方法(特公昭53,8751) 、
エピクロルヒドリンで架橋する方法(特開昭54−52
189) 、熱架橋を施す方法(特公昭56−4342
7)が知られているが、これらはいづれも、パルプ状カ
ルボキシルメチル化セルロース短繊維に適用されている
にすぎず、通常の繊維加工工程を通過しうる、水不溶性
の超吸水性繊維の例はない。
吸水量が小さいという欠点を有している。セルロース繊
維をカルボキシメチル化したものは、そのカルボキシメ
チル化の置換度が大きくなると水溶性となる。水溶性カ
ルボキシメチル化セルロースの不溶化方法として、エト
キシル基を導入する方法(特公昭53,8751) 、
エピクロルヒドリンで架橋する方法(特開昭54−52
189) 、熱架橋を施す方法(特公昭56−4342
7)が知られているが、これらはいづれも、パルプ状カ
ルボキシルメチル化セルロース短繊維に適用されている
にすぎず、通常の繊維加工工程を通過しうる、水不溶性
の超吸水性繊維の例はない。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明はかかる従来技術の欠点、すなわち、吸水速度が
早く、吸水量が大きく、水不溶性で、かつカード通過性
が良好な超吸水材料を提供することが目的である。
早く、吸水量が大きく、水不溶性で、かつカード通過性
が良好な超吸水材料を提供することが目的である。
(問題を解決する為の手段)
本発明は、カルボキシル基を1.0モル/ kg〜3.
5セルロース系超吸水繊維に関するものである。カルボ
キル基含有量が1.0モル/kg以下のときは、充分な
吸水倍率が得られない。−また、3.5モル/kg以上
のときは、水溶性となり、本発明の主旨とする超吸水性
繊維とはいえない。
5セルロース系超吸水繊維に関するものである。カルボ
キル基含有量が1.0モル/kg以下のときは、充分な
吸水倍率が得られない。−また、3.5モル/kg以上
のときは、水溶性となり、本発明の主旨とする超吸水性
繊維とはいえない。
カルボキシメチル化セルロースは木綿等の天然繊維ある
いは、再生セルロース繊維のいづれでも良いが、工程通
過性あるいは均一な超吸水ファイバーを得るには、再生
セルロースステープルを、後加工によってカルボキシメ
チル化して得るのが望ましい。カルボキシメチル化は、
従来公知の方法によって行なえる。すなわち、セルロー
ス繊維を力性ソーダでアルカリセルロースにした後、モ
ノクロル酢酸でカルボキシメチル化する方法でよい。こ
の時、カルボキシメチル化置換度(以下O5)は0.2
以上(カルボキシル基含有量1.0モル/ kg以上)
が必要である。0.2以下であると水との親和性が小さ
く充分な吸水性能が得られない。DSo、2以上では、
カルボキシメチル化セルロース繊維が部分的あるいは完
全に溶解する。従って、不溶化の為に架橋結合を行なう
。本発明の特徴はカルボキシメチル化セルロース繊維の
表面のみを架橋することにある。繊維中心部まで架橋を
行なうと剛直な構造となり、吸水時の膨潤が妨げられ充
分な吸水性能が得られない。
いは、再生セルロース繊維のいづれでも良いが、工程通
過性あるいは均一な超吸水ファイバーを得るには、再生
セルロースステープルを、後加工によってカルボキシメ
チル化して得るのが望ましい。カルボキシメチル化は、
従来公知の方法によって行なえる。すなわち、セルロー
ス繊維を力性ソーダでアルカリセルロースにした後、モ
ノクロル酢酸でカルボキシメチル化する方法でよい。こ
の時、カルボキシメチル化置換度(以下O5)は0.2
以上(カルボキシル基含有量1.0モル/ kg以上)
が必要である。0.2以下であると水との親和性が小さ
く充分な吸水性能が得られない。DSo、2以上では、
カルボキシメチル化セルロース繊維が部分的あるいは完
全に溶解する。従って、不溶化の為に架橋結合を行なう
。本発明の特徴はカルボキシメチル化セルロース繊維の
表面のみを架橋することにある。繊維中心部まで架橋を
行なうと剛直な構造となり、吸水時の膨潤が妨げられ充
分な吸水性能が得られない。
また本発明においては架橋剤として下記一般式で示され
る化合物を用いることを特徴とする。
る化合物を用いることを特徴とする。
110 (CHz−CHz−0) nH(1)[nは2
〜7の整数] nが2未満の場合架橋結合が生じずカルボキシメチル化
セルロース繊維の不溶化に到らない。またnが8以上の
場合は、架橋網目構造が大きくなり、電解質水溶液(生
理食塩水)中では正イオンが自由に網目中に入り込み、
負イオンの反癩力を減少させ、繊維が充分膨潤できなく
なり結果として吸水倍率が減少する。
〜7の整数] nが2未満の場合架橋結合が生じずカルボキシメチル化
セルロース繊維の不溶化に到らない。またnが8以上の
場合は、架橋網目構造が大きくなり、電解質水溶液(生
理食塩水)中では正イオンが自由に網目中に入り込み、
負イオンの反癩力を減少させ、繊維が充分膨潤できなく
なり結果として吸水倍率が減少する。
架橋結合は予め導入されたカルボキシル基と架橋剤の水
酸基との間に生成する。多量の架橋結合が生成すると最
初に導入したカルボキシル基が減少しすぎるので吸水効
果にマイナスの効果が現れる。それゆえ、架橋結合の導
入量は予めの導入したカルボキシル基量の約20%まで
が消費される程度がよい。。
酸基との間に生成する。多量の架橋結合が生成すると最
初に導入したカルボキシル基が減少しすぎるので吸水効
果にマイナスの効果が現れる。それゆえ、架橋結合の導
入量は予めの導入したカルボキシル基量の約20%まで
が消費される程度がよい。。
また本発明ではこの架橋処理をカルボキシメチルセルロ
ースの非膨潤性溶媒中で行なうことを特徴とする。すな
わち非膨潤性の溶媒中で架橋することによって、カルボ
キシメチル化セルロース繊維の表面近付を高密度に架橋
できる。
ースの非膨潤性溶媒中で行なうことを特徴とする。すな
わち非膨潤性の溶媒中で架橋することによって、カルボ
キシメチル化セルロース繊維の表面近付を高密度に架橋
できる。
これによって水を吸収した時に充分膨潤し、しかも不溶
性の超吸水性繊維が得られる。
性の超吸水性繊維が得られる。
ここでいう非膨潤性の溶媒とは(1)式で示される化合
物を溶解し、しかもこの化合物およびカルボキシメチル
化セルロースと反応性を示さないカルボキシメチル化セ
ルロースを膨潤させない溶媒ならいづれも良いが例えば
、脂肪族アルコール、芳香族アルコール、エーテル、ケ
トン、炭化水素、などがあげられるが、溶解性および架
橋反応のし易さから脂肪族アルコールを用いるのが望ま
しい。
物を溶解し、しかもこの化合物およびカルボキシメチル
化セルロースと反応性を示さないカルボキシメチル化セ
ルロースを膨潤させない溶媒ならいづれも良いが例えば
、脂肪族アルコール、芳香族アルコール、エーテル、ケ
トン、炭化水素、などがあげられるが、溶解性および架
橋反応のし易さから脂肪族アルコールを用いるのが望ま
しい。
処理方法としては、化合物(+)の上記溶媒溶液中にカ
ルボキシメチル化セルロース繊維を浸漬し、加熱する方
法が、あげられるが、本発明は必ずしも、この方法に限
定されるものではない。
ルボキシメチル化セルロース繊維を浸漬し、加熱する方
法が、あげられるが、本発明は必ずしも、この方法に限
定されるものではない。
浸漬法による場合、一般式(1)で示される化合物の3
〜20%溶液で40〜100°C110分〜180分処
理する。夫々の条件の組み合わせは濃度、l!iA度、
時間で決定する。
〜20%溶液で40〜100°C110分〜180分処
理する。夫々の条件の組み合わせは濃度、l!iA度、
時間で決定する。
(吸水倍率)
試料約0.5gを精秤(Wo) L、不織布製袋に入れ
、0.9%食塩水500d中に30分間浸漬する。30
分間空中に吊るして水切り後、秤量する(−1)。
、0.9%食塩水500d中に30分間浸漬する。30
分間空中に吊るして水切り後、秤量する(−1)。
吸水倍率を次式によって求める。
A:不織布製袋のみの吸水後型量
(カルボキル基含有量)
酸塩基滴定法によって求めた。
(繊維の均一混合可能性)
得られた繊維ウェブをカーシングし、そのネップおよび
落綿によって、カード通過性を調べ、繊維混合性の尺度
とした。
落綿によって、カード通過性を調べ、繊維混合性の尺度
とした。
(実施例)
実施例1
1.5’ X51”のボリノジンクステーブルファイバ
ーを次の要領でカルボキシメチル化した。
ーを次の要領でカルボキシメチル化した。
上記浴中にファイバー40gを投入後70°CX3hr
処理した後、メタノール洗浄し、風乾した。得られたカ
ルボキシメチル化セロース繊維は水に完全溶解し、その
O3は0.62 (カルボキシル基含有量3.2モル/
kg)であった。
処理した後、メタノール洗浄し、風乾した。得られたカ
ルボキシメチル化セロース繊維は水に完全溶解し、その
O3は0.62 (カルボキシル基含有量3.2モル/
kg)であった。
実施例2〜4.比較例1〜2
上で得られたカルボキシメチル化セルロース繊維を表1
に示した架橋剤の5%メタノール溶液中で65°CX6
0分間処理を行なった。この時の浴比は1対50゜結果
を表1に示す。
に示した架橋剤の5%メタノール溶液中で65°CX6
0分間処理を行なった。この時の浴比は1対50゜結果
を表1に示す。
比較例3
1.5’ X 51”のポリノジクステーブルファイバ
ーを次の要領でカルボキシメチル化した。
ーを次の要領でカルボキシメチル化した。
上記浴中にファイバー5gを投入後70 ’CX 3
hr処理した後、メタノール洗浄し、風乾した。
hr処理した後、メタノール洗浄し、風乾した。
得られたカルボキシメチル化セルロースのDSは0.8
2 (カルボキシル基含有量は4.2モル/kg)であ
った、この繊維を実施例1の方法で架橋した結果を表1
に示す。
2 (カルボキシル基含有量は4.2モル/kg)であ
った、この繊維を実施例1の方法で架橋した結果を表1
に示す。
比較例4
実施例1で得られたDSo、62 (カルボキシル基含
有量3.2モル/ kg )のカルボキシメチル化セル
ロース繊維を37%ホルマリン5%、塩化マグネシウム
6水塩1.0%溶液を繊維重量の60%付与し乾燥後1
50’CXS分熱処理してホルムアルデヒド架橋を導入
した。結果を表1に示す。
有量3.2モル/ kg )のカルボキシメチル化セル
ロース繊維を37%ホルマリン5%、塩化マグネシウム
6水塩1.0%溶液を繊維重量の60%付与し乾燥後1
50’CXS分熱処理してホルムアルデヒド架橋を導入
した。結果を表1に示す。
(発明の効果)
本発明によってカード通過性の良い、水不溶性の吸水量
が20倍以上のカルボキシメチル化セルロース繊維かえ
られた。
が20倍以上のカルボキシメチル化セルロース繊維かえ
られた。
特許出願人 東洋紡績株式会社
Claims (2)
- (1)セルロース繊維をカルボキシメチル化した後下記
一般式で示される化合物で処理することを特徴とする超
吸水性繊維の製造方法。 HO■CH_2−CH_2■nH(1) 〔nは2〜7の整数〕 - (2)架橋処理をカルボキシメチル化セルロースの非膨
潤性溶媒中で行なうことを特徴とする特許請求の範囲第
一項記載の超吸水性繊維の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30130387A JPH01148874A (ja) | 1987-11-28 | 1987-11-28 | 超吸水性繊維の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30130387A JPH01148874A (ja) | 1987-11-28 | 1987-11-28 | 超吸水性繊維の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01148874A true JPH01148874A (ja) | 1989-06-12 |
Family
ID=17895218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30130387A Pending JPH01148874A (ja) | 1987-11-28 | 1987-11-28 | 超吸水性繊維の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01148874A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05272056A (ja) * | 1992-03-25 | 1993-10-19 | Nisshinbo Ind Inc | 内部親水化処理されたセルロース系繊維 |
JPH06193088A (ja) * | 1992-12-28 | 1994-07-12 | Kajima Corp | 地下止水壁の構築法 |
US6846924B1 (en) * | 1996-01-10 | 2005-01-25 | Sca Hygiene Products Ab | Method of producing an absorbent material, an absorbent material and absorbent articles including the material in question |
-
1987
- 1987-11-28 JP JP30130387A patent/JPH01148874A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05272056A (ja) * | 1992-03-25 | 1993-10-19 | Nisshinbo Ind Inc | 内部親水化処理されたセルロース系繊維 |
JPH06193088A (ja) * | 1992-12-28 | 1994-07-12 | Kajima Corp | 地下止水壁の構築法 |
US6846924B1 (en) * | 1996-01-10 | 2005-01-25 | Sca Hygiene Products Ab | Method of producing an absorbent material, an absorbent material and absorbent articles including the material in question |
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