JPH01148470A - アルミ合金製シリンダブロックの製造方法 - Google Patents
アルミ合金製シリンダブロックの製造方法Info
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- JPH01148470A JPH01148470A JP30410787A JP30410787A JPH01148470A JP H01148470 A JPH01148470 A JP H01148470A JP 30410787 A JP30410787 A JP 30410787A JP 30410787 A JP30410787 A JP 30410787A JP H01148470 A JPH01148470 A JP H01148470A
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Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/02—Cylinders; Cylinder heads having cooling means
- F02F1/10—Cylinders; Cylinder heads having cooling means for liquid cooling
- F02F2001/104—Cylinders; Cylinder heads having cooling means for liquid cooling using an open deck, i.e. the water jacket is open at the block top face
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/02—Cylinders; Cylinder heads having cooling means
- F02F1/10—Cylinders; Cylinder heads having cooling means for liquid cooling
- F02F2001/106—Cylinders; Cylinder heads having cooling means for liquid cooling using a closed deck, i.e. the water jacket is not open at the block top face
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Arc Welding In General (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、自動車等車両のエンジン部品であるシリンダ
ブロックの製造方法に関する。
ブロックの製造方法に関する。
(従来の技術)
一般に、シリンダブロックは、そのトップデツキの形式
により、ウォータジャケットのシリンダヘッド側端部が
開放されたいわゆるオーブンデツキタイプのものと、ピ
ース材がウォータジャケットのシリンダヘッド側端部の
全部もしくはその一部を除く部分を覆うようにアルミ合
金製シリンダブロック本体に溶接により接合されてなる
いわゆるクローズドデツキタイプのものとに分けること
ができる。そして、上記クローズドデツキタイプのシリ
ンダブロックは、オープンデツキタイプのものに比べて
高剛性を確保することができるという利点がある。しか
し、このタイプのものは、上述の如くウォータジャケッ
トのシリンダヘッド側端部の全部もしくはその一部を除
く部分がピース材により覆われていることから、例えば
ダイカスト鋳造法によりアルミ合金製シリンダブロック
を一体成形する場合には中子を用いなければならない。
により、ウォータジャケットのシリンダヘッド側端部が
開放されたいわゆるオーブンデツキタイプのものと、ピ
ース材がウォータジャケットのシリンダヘッド側端部の
全部もしくはその一部を除く部分を覆うようにアルミ合
金製シリンダブロック本体に溶接により接合されてなる
いわゆるクローズドデツキタイプのものとに分けること
ができる。そして、上記クローズドデツキタイプのシリ
ンダブロックは、オープンデツキタイプのものに比べて
高剛性を確保することができるという利点がある。しか
し、このタイプのものは、上述の如くウォータジャケッ
トのシリンダヘッド側端部の全部もしくはその一部を除
く部分がピース材により覆われていることから、例えば
ダイカスト鋳造法によりアルミ合金製シリンダブロック
を一体成形する場合には中子を用いなければならない。
このため、鋳造変形や溶湯の差込み等の不具合が生じた
り、あるいは中子の完全な抜取りが困難である等、製造
する上において多くの制約が生ずる。
り、あるいは中子の完全な抜取りが困難である等、製造
する上において多くの制約が生ずる。
そこで、クローズドデツキタイプのアルミ合金製シリン
ダブロックを中子を用いずに製作する方法として、例え
ば特開昭59−3142号公報に開示されているように
、ウォータジャケットのシリンダヘッド側端部が開放さ
れたオーブンデツキタイプのシリンダブロック本体をダ
イカスト鋳造法により一体成形し、次いで、該シリンダ
ブロック本体に対しそのウォータジャケットのシリンダ
ヘッド側端部の一部を除く部分を覆うようにピース材を
溶接により接合することにより、上記中子を用いること
による製造上の制約を解消する方法が知られている。
ダブロックを中子を用いずに製作する方法として、例え
ば特開昭59−3142号公報に開示されているように
、ウォータジャケットのシリンダヘッド側端部が開放さ
れたオーブンデツキタイプのシリンダブロック本体をダ
イカスト鋳造法により一体成形し、次いで、該シリンダ
ブロック本体に対しそのウォータジャケットのシリンダ
ヘッド側端部の一部を除く部分を覆うようにピース材を
溶接により接合することにより、上記中子を用いること
による製造上の制約を解消する方法が知られている。
(発明が解決しようとする問題点)
ところが、上述の如くシリンダブロック本体とピース材
とを溶接により接合する場合、溶接により形成されるビ
ードの終端にはアークやガス炎の作用によってクレータ
が発生することから、このクレータが上記シリンダブロ
ック本体のシリンダライチ周辺に存在する際には、ガス
ケットのグロメットの動きが抑制されたり、ガスシール
性が悪化したりするおそれがある。そこで、このクレー
タの発生を抑制すべく、溶接終了間際に溶接電流を徐々
に下げるいわゆるスロープダウンさせることが考えられ
る。しかし、この方法によると、溶接終了付近は溶は込
みが浅くなるという不具合が生ずることになる。特に溶
接長さが短い場合には溶接開始直後からスロープダウン
させる必要があるため、溶接箇所中に占める溶は込み不
足部分が多くなって接合強度が低下してしまうこととな
る。
とを溶接により接合する場合、溶接により形成されるビ
ードの終端にはアークやガス炎の作用によってクレータ
が発生することから、このクレータが上記シリンダブロ
ック本体のシリンダライチ周辺に存在する際には、ガス
ケットのグロメットの動きが抑制されたり、ガスシール
性が悪化したりするおそれがある。そこで、このクレー
タの発生を抑制すべく、溶接終了間際に溶接電流を徐々
に下げるいわゆるスロープダウンさせることが考えられ
る。しかし、この方法によると、溶接終了付近は溶は込
みが浅くなるという不具合が生ずることになる。特に溶
接長さが短い場合には溶接開始直後からスロープダウン
させる必要があるため、溶接箇所中に占める溶は込み不
足部分が多くなって接合強度が低下してしまうこととな
る。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、上述の如くオーブンデツキタイプの
シリンダブロック本体に対し、そのウォータジャケット
のシリンダヘッド側端部の一部を除く部分を覆うように
ピース材を溶接により接合することによりクローズドデ
ツキタイプのシリンダブロックを製作する場合に、適切
な溶接手段を講するとともに溶接後に適切な処置を施す
ことにより、スロープダウンさせる必要がなく、よって
溶接により形成されるビードを溶接箇所全体に亘って所
定の溶は込み深さに均一に設定し得、しかもビード終端
に発生するクレータをその後の処置によって除去し得、
これによりシリンダブロック本体に対するピース材の接
合強度の優れたシリンダブロックを得んとすることにあ
る。
的とするところは、上述の如くオーブンデツキタイプの
シリンダブロック本体に対し、そのウォータジャケット
のシリンダヘッド側端部の一部を除く部分を覆うように
ピース材を溶接により接合することによりクローズドデ
ツキタイプのシリンダブロックを製作する場合に、適切
な溶接手段を講するとともに溶接後に適切な処置を施す
ことにより、スロープダウンさせる必要がなく、よって
溶接により形成されるビードを溶接箇所全体に亘って所
定の溶は込み深さに均一に設定し得、しかもビード終端
に発生するクレータをその後の処置によって除去し得、
これによりシリンダブロック本体に対するピース材の接
合強度の優れたシリンダブロックを得んとすることにあ
る。
(問題点を解決するための手段)
上記の目的を達成するため、本発明の解決手段は、ピー
ス材がウォータジャケットのシリンダヘッド側端部の一
部を除く部分を覆うようにアルミ合金製シリンダブロッ
ク本体に溶接により接合されてなるシリンダブロックの
製造方法として、まず、ウォータジャケットのシリンダ
ヘッド側端部が開放されたシリンダブロック本体を用意
する。
ス材がウォータジャケットのシリンダヘッド側端部の一
部を除く部分を覆うようにアルミ合金製シリンダブロッ
ク本体に溶接により接合されてなるシリンダブロックの
製造方法として、まず、ウォータジャケットのシリンダ
ヘッド側端部が開放されたシリンダブロック本体を用意
する。
次いで、該シリンダブロック本体のウォータジャケット
開放部にピース材を挿入配置する。その後、上記シリン
ダブロック本体とピース材とをビード終端がピース材側
に逸れるように溶接する。しかる後、上記溶接されたピ
ース材をピース材側に逸れたビード部分が取り除かれる
ように加工するようにする。
開放部にピース材を挿入配置する。その後、上記シリン
ダブロック本体とピース材とをビード終端がピース材側
に逸れるように溶接する。しかる後、上記溶接されたピ
ース材をピース材側に逸れたビード部分が取り除かれる
ように加工するようにする。
(作用)
上記の構成により、本発明方法では、シリンダブロック
本体のウォータジャケット開放部に挿入配置されたピー
ス材は、ビード終端がピース材側に逸れるように上記シ
リンダブロック本体に溶接により接合され、その後、ピ
ース材側に逸れたビード部分が取り除かれることから、
ス白−ブダウンさせる必要がなく、これにより溶接によ
り形成されるビードが溶接箇所全体に亘って所定の溶は
込み深さに均一に設定され、しかもビード終端に発生す
るクレータがその後の処置によりて除去され、よってシ
リンダブロック本体に対するピース材の接合強度の優れ
たクローズドデツキタイプのシリンダブロックが得られ
ることとなる。
本体のウォータジャケット開放部に挿入配置されたピー
ス材は、ビード終端がピース材側に逸れるように上記シ
リンダブロック本体に溶接により接合され、その後、ピ
ース材側に逸れたビード部分が取り除かれることから、
ス白−ブダウンさせる必要がなく、これにより溶接によ
り形成されるビードが溶接箇所全体に亘って所定の溶は
込み深さに均一に設定され、しかもビード終端に発生す
るクレータがその後の処置によりて除去され、よってシ
リンダブロック本体に対するピース材の接合強度の優れ
たクローズドデツキタイプのシリンダブロックが得られ
ることとなる。
(実施例)
以下、本発明の実施例に係るアルミ合金製シリンダブロ
ック製造方法を図面に基づいて説明する。
ック製造方法を図面に基づいて説明する。
まず、第2図および第3図に示すように、ウォータジャ
ケット1のシリンダヘッド側端部(−第3図で上端部)
が開放された。オーブンデツキタイプのシリンダブロッ
ク本体2を用意する。該シリンダブロック本体2は、例
えば砂型動力鋳造法により鋳造され、その金属組織がS
i4.0ffi量%、CuO,1重量%、FeO,4重
量%、Mg0、 3ffiJ1%、残部がAfIよりな
るアルミ合金CJIS規格 AC2A)製のものである
。そして、該シリンダブロック本体2にはシリンダ3が
形成され、該シリンダ3には、図示しないピストンが摺
動する鋳鉄製シリンダライナ4が一体的に嵌合せしめら
れている。
ケット1のシリンダヘッド側端部(−第3図で上端部)
が開放された。オーブンデツキタイプのシリンダブロッ
ク本体2を用意する。該シリンダブロック本体2は、例
えば砂型動力鋳造法により鋳造され、その金属組織がS
i4.0ffi量%、CuO,1重量%、FeO,4重
量%、Mg0、 3ffiJ1%、残部がAfIよりな
るアルミ合金CJIS規格 AC2A)製のものである
。そして、該シリンダブロック本体2にはシリンダ3が
形成され、該シリンダ3には、図示しないピストンが摺
動する鋳鉄製シリンダライナ4が一体的に嵌合せしめら
れている。
次いで、上記シリンダブロック本体2のウォータジャケ
ット1開放部にそのシリンダヘッド側端部の一部を除く
部分を覆うように、第1図(a)に拡大詳示する如き複
数個のピース材5,5.・・・(同図に表われるものの
形状は10關(幅)×15關(厚さ)x5Qmm(円周
方向の長さ)に設定されている)を所定間隔をあけて挿
入配置する。
ット1開放部にそのシリンダヘッド側端部の一部を除く
部分を覆うように、第1図(a)に拡大詳示する如き複
数個のピース材5,5.・・・(同図に表われるものの
形状は10關(幅)×15關(厚さ)x5Qmm(円周
方向の長さ)に設定されている)を所定間隔をあけて挿
入配置する。
該各ピース材5は、金属組織がSlG、3重量%、Cu
3.0ffi量%、FeO,411量%、Mg 4.
5fff量%、残部がAfIよりなるアルミ合金(JI
S規格 5056)製のものである。
3.0ffi量%、FeO,411量%、Mg 4.
5fff量%、残部がAfIよりなるアルミ合金(JI
S規格 5056)製のものである。
その後、第1図(b)に拡大詳示するように、上記シリ
ンダブロック本体2と各ピース材5との両側の境目の各
々をそれぞれ一端側から他端に向かって(同図では左側
から右側に向かって)電子ビーム等の高密度集中エネル
ギの照射により溶接し、この溶接時にシリンダブロック
本体2とピース材5とが溶けてできた細長い帯状のビー
ド6゜6が各々所定の長さになった時点で、溶接電流を
下げることなく(スロープダウンすることなく)各ビー
ド6終端がピース材5側に逸れるように溶接箇所をずら
せる。この状態で上記各ピース材5の各ビード6終端に
は、上下方向に貫通するクレータ7が形成されている。
ンダブロック本体2と各ピース材5との両側の境目の各
々をそれぞれ一端側から他端に向かって(同図では左側
から右側に向かって)電子ビーム等の高密度集中エネル
ギの照射により溶接し、この溶接時にシリンダブロック
本体2とピース材5とが溶けてできた細長い帯状のビー
ド6゜6が各々所定の長さになった時点で、溶接電流を
下げることなく(スロープダウンすることなく)各ビー
ド6終端がピース材5側に逸れるように溶接箇所をずら
せる。この状態で上記各ピース材5の各ビード6終端に
は、上下方向に貫通するクレータ7が形成されている。
しかる後、第1図(C)に拡大詳示するように、上記各
ピース材5の長手方向両端をドリル加工することにより
該各ピース材5両端を半円形状に切削し、上記ピース材
5側に逸れた各ビード6部分を取り除く。
ピース材5の長手方向両端をドリル加工することにより
該各ピース材5両端を半円形状に切削し、上記ピース材
5側に逸れた各ビード6部分を取り除く。
このように、本実施例では、シリンダブロック本体2の
ウォータジャケット1開放部に挿入配置された複数個の
ピース材5,5.・・・を、ビード6終端がピース材5
側に逸れるように上記シリンダブロック本体2にスロー
プダウンさせることなく溶接により接合し、その後、ピ
ース材5側に逸れたビード6部分をドリル加工によって
取り除くようにするので、溶接により形成される各ビー
ド6を溶接箇所全体に亘って所定の溶は込み深さに均一
に設定し得、しかもビード6終端に発生する各クレータ
7を上記ドリル加工によって切削し得、よってシリンダ
ブロック本体2に対する各ピース材5の接合強度の優れ
たクローズドデツキタイプのシリンダブロックを得るこ
とができる。
ウォータジャケット1開放部に挿入配置された複数個の
ピース材5,5.・・・を、ビード6終端がピース材5
側に逸れるように上記シリンダブロック本体2にスロー
プダウンさせることなく溶接により接合し、その後、ピ
ース材5側に逸れたビード6部分をドリル加工によって
取り除くようにするので、溶接により形成される各ビー
ド6を溶接箇所全体に亘って所定の溶は込み深さに均一
に設定し得、しかもビード6終端に発生する各クレータ
7を上記ドリル加工によって切削し得、よってシリンダ
ブロック本体2に対する各ピース材5の接合強度の優れ
たクローズドデツキタイプのシリンダブロックを得るこ
とができる。
二9ことを実証するために、本実施例の方法によるビー
ド6形状およびクレータ7形状を、溶接電流値を変化さ
せたほかは同一の溶接テスト条件の下で溶接した比較例
の場合と比較した。
ド6形状およびクレータ7形状を、溶接電流値を変化さ
せたほかは同一の溶接テスト条件の下で溶接した比較例
の場合と比較した。
溶接テスト条件
ワークデイスタンス 3501脂
ab値 1.0
レンズ電流 1.21A
ビーム出力 5Kw
周波数 3000Hz振幅
0. 1龍 溶接速度 1000鰭/s1nなお、本
実施例においては、第1図(b)中、x印を付して表わ
すA点〜C点間を100mAの溶接電流値でもって溶接
した。一方、比較例Iにおいては、A点〜B点間を10
0mAの溶接電流値でもって溶接し、B点で終了した。
0. 1龍 溶接速度 1000鰭/s1nなお、本
実施例においては、第1図(b)中、x印を付して表わ
すA点〜C点間を100mAの溶接電流値でもって溶接
した。一方、比較例Iにおいては、A点〜B点間を10
0mAの溶接電流値でもって溶接し、B点で終了した。
また、比較例■においては、A点を100mAの溶接電
流値でもってスタートし、B点の手前10nでスロープ
ダウンし、B点で終了した。さらに、比較例■において
は、A点を100mAの溶接電流値でもってスタートし
、B点の手前20nでスロープダウンし、B点で終了し
た。また、比較例■においては、A点〜B点間を100
mAの溶接電流値でもって溶接し、B点〜B′点間をス
ロープダウンし、B=点で終了した。さらに、比較例V
においては、A点〜B点間を10.0mAの溶接電流値
でもって溶接し、B点〜B″゛点間をスロープダウンし
、B゛点で終了した。なお、A点〜B点間の距離は30
11% B点〜C点間の距離は3■ta、 B点〜B゛
点間の距離は10+s+、B点〜B”点間の距離は20
關である。
流値でもってスタートし、B点の手前10nでスロープ
ダウンし、B点で終了した。さらに、比較例■において
は、A点を100mAの溶接電流値でもってスタートし
、B点の手前20nでスロープダウンし、B点で終了し
た。また、比較例■においては、A点〜B点間を100
mAの溶接電流値でもって溶接し、B点〜B′点間をス
ロープダウンし、B=点で終了した。さらに、比較例V
においては、A点〜B点間を10.0mAの溶接電流値
でもって溶接し、B点〜B″゛点間をスロープダウンし
、B゛点で終了した。なお、A点〜B点間の距離は30
11% B点〜C点間の距離は3■ta、 B点〜B゛
点間の距離は10+s+、B点〜B”点間の距離は20
關である。
その結果、比較例Iのようにスロープダウンを行わずに
溶接した場合には、ビード6全長において15龍の溶は
込み深さを得ることができたが、ビード6終端(B点)
にピース材5を貫通する直径4龍のクレータ7が形成さ
れた。また、比較例■および比較例■のように溶接終了
の手前からスロープダウンした場合には、クレータ7は
比較例■が深さ3關、直径4關、比較例■が深さ1.5
龍、直径3u+と共に小さくなるが、溶は込み深さは比
較例■が20鰭、比較例■が10鰭と共に短かった。さ
らに、比較例■および比較例Vのように一定電流値で所
定長さ溶接した後スロープダウンした場合には、比較例
1の場合と同様にビード6全長において15mmの溶は
込み深さを得ることができ、かつクレータ7も比較例■
が深さ3mm。
溶接した場合には、ビード6全長において15龍の溶は
込み深さを得ることができたが、ビード6終端(B点)
にピース材5を貫通する直径4龍のクレータ7が形成さ
れた。また、比較例■および比較例■のように溶接終了
の手前からスロープダウンした場合には、クレータ7は
比較例■が深さ3關、直径4關、比較例■が深さ1.5
龍、直径3u+と共に小さくなるが、溶は込み深さは比
較例■が20鰭、比較例■が10鰭と共に短かった。さ
らに、比較例■および比較例Vのように一定電流値で所
定長さ溶接した後スロープダウンした場合には、比較例
1の場合と同様にビード6全長において15mmの溶は
込み深さを得ることができ、かつクレータ7も比較例■
が深さ3mm。
直径4IIffi、比較例vが深さ1 、 5 mll
、 直径3 +uト共に小さくなるが、スロープダウン
分に相当する長さだけピース材5を長くしなければなら
ず不経済である。しかし、本実施例においては、ピース
材5を長くすることなくビード6全長において15鰭の
溶は込み深さを得ることができる。そして、ビード6終
端(0点)にピース材5を貫通する直径4+amのクレ
ータ7が形成されるが、このクレータ7は後処理として
のドリル加工によって取り除かれるので支障は起きない
。
、 直径3 +uト共に小さくなるが、スロープダウン
分に相当する長さだけピース材5を長くしなければなら
ず不経済である。しかし、本実施例においては、ピース
材5を長くすることなくビード6全長において15鰭の
溶は込み深さを得ることができる。そして、ビード6終
端(0点)にピース材5を貫通する直径4+amのクレ
ータ7が形成されるが、このクレータ7は後処理として
のドリル加工によって取り除かれるので支障は起きない
。
なお、第4図に示すように、各ビード6終端をドリル加
工のセンタに位置せしめれば、その後のドリル加工が容
易になる利点を有する。
工のセンタに位置せしめれば、その後のドリル加工が容
易になる利点を有する。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明方法によれば、シリンダブ
ロック本体のウォータジャケット開放部にピース材を挿
入配置し、その後、上記シリンダブロック本体とピース
材とをビード終端がピース材側に逸れるように溶接し、
しかる後、上記溶接されたピース材をピース材側に逸れ
たビード部分が取り除かれるように加工するので、溶接
により形成されるビードの溶は込み深さを均一に設定し
得、しかもビード終端に発生するクレータをその後の処
置によって除去し得、これによりシリンダブロック本体
に対するピース材の接合強度の優れたクローズドデツキ
タイプのシリンダブロックを得ることができる。
ロック本体のウォータジャケット開放部にピース材を挿
入配置し、その後、上記シリンダブロック本体とピース
材とをビード終端がピース材側に逸れるように溶接し、
しかる後、上記溶接されたピース材をピース材側に逸れ
たビード部分が取り除かれるように加工するので、溶接
により形成されるビードの溶は込み深さを均一に設定し
得、しかもビード終端に発生するクレータをその後の処
置によって除去し得、これによりシリンダブロック本体
に対するピース材の接合強度の優れたクローズドデツキ
タイプのシリンダブロックを得ることができる。
m1図(a)〜(c)は本発明方法を説明するためのシ
リンダブロック本体の要部拡大平面図、第2図および第
3図は本発明方法により製造されたシリンダブロックの
平面図および縦断側面図である。第4図は別の製造方法
を説明するための第1図Cb>相当図である。 1・・・ウォータジャケット、2・・・シリンダブロッ
ク本体、5・・・ピース材、6・・・ビード。
リンダブロック本体の要部拡大平面図、第2図および第
3図は本発明方法により製造されたシリンダブロックの
平面図および縦断側面図である。第4図は別の製造方法
を説明するための第1図Cb>相当図である。 1・・・ウォータジャケット、2・・・シリンダブロッ
ク本体、5・・・ピース材、6・・・ビード。
Claims (1)
- (1)ピース材がウォータジャケットのシリンダヘッド
側端部の一部を除く部分を覆うようにアルミ合金製シリ
ンダブロック本体に溶接により接合されてなるシリンダ
ブロックの製造方法であって、ウォータジャケットのシ
リンダヘッド側端部が開放されたシリンダブロック本体
を用意し、次いで、該シリンダブロック本体のウォータ
ジャケット開放部にピース材を挿入配置し、その後、上
記シリンダブロック本体とピース材とをビード終端がピ
ース材側に逸れるように溶接し、しかる後、上記溶接さ
れたピース材をピース材側に逸れたビード部分が取り除
かれるように加工することを特徴とするアルミ合金製シ
リンダブロックの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30410787A JPH01148470A (ja) | 1987-12-01 | 1987-12-01 | アルミ合金製シリンダブロックの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30410787A JPH01148470A (ja) | 1987-12-01 | 1987-12-01 | アルミ合金製シリンダブロックの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01148470A true JPH01148470A (ja) | 1989-06-09 |
Family
ID=17929114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30410787A Pending JPH01148470A (ja) | 1987-12-01 | 1987-12-01 | アルミ合金製シリンダブロックの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01148470A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0869270A3 (de) * | 1997-04-05 | 1999-05-26 | VAW mandl & berger GmbH | Zylinderkurbelgehäuse mit geschweissten Brücken |
FR3059049A1 (fr) * | 2016-11-22 | 2018-05-25 | Renault S.A.S. | "bloc-cylindres a tablature semi-fermee obtenu par moulage par injection sous pression" |
-
1987
- 1987-12-01 JP JP30410787A patent/JPH01148470A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0869270A3 (de) * | 1997-04-05 | 1999-05-26 | VAW mandl & berger GmbH | Zylinderkurbelgehäuse mit geschweissten Brücken |
FR3059049A1 (fr) * | 2016-11-22 | 2018-05-25 | Renault S.A.S. | "bloc-cylindres a tablature semi-fermee obtenu par moulage par injection sous pression" |
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