JPH0114787Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0114787Y2 JPH0114787Y2 JP598383U JP598383U JPH0114787Y2 JP H0114787 Y2 JPH0114787 Y2 JP H0114787Y2 JP 598383 U JP598383 U JP 598383U JP 598383 U JP598383 U JP 598383U JP H0114787 Y2 JPH0114787 Y2 JP H0114787Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crankshaft
- cylinder
- rotary compressor
- flanges
- partition plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 23
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 2
Description
【考案の詳細な説明】
本案は多シリンダロータリ圧縮機の改良に関す
るものである。
るものである。
従来の多シリンダロータリ圧縮機を第１図によ
り説明すると、１がハウジングで、同ハウジング
１の内壁面にモータ１２第１および第２のシリン
ダ３，４が固定されており、第１のシリンダ３は
上部軸受７と仕切板９とにより、第２のシリンダ
４は仕切板９と下部軸受８とによりシリンダ室を
形成している。また２がクランク軸で、同クラン
ク軸２は第１のピン部１０と第２のピン部１１と
を有し、同各ピン部１０，１１には、第１のロー
タ５第２のロータ６が遊嵌されている。このよう
に構成された多ロータリ圧縮機では、モータ１２
により駆動されるクランク軸２の回転に従つて、
第１、第２のシリンダ３，４とロータ５，６と上
部軸受７と仕切板９と下部軸受８とにより囲まれ
た空間の容積が変化し、容積増大時には図示され
ていない吸入管からガスが吸入され、容積縮小時
には吸入ガスが圧縮され図示されていない吐出
弁、ハウジング１内の空間を経て吐出管１３から
圧縮機の外部へ吐出されるようになつている。
り説明すると、１がハウジングで、同ハウジング
１の内壁面にモータ１２第１および第２のシリン
ダ３，４が固定されており、第１のシリンダ３は
上部軸受７と仕切板９とにより、第２のシリンダ
４は仕切板９と下部軸受８とによりシリンダ室を
形成している。また２がクランク軸で、同クラン
ク軸２は第１のピン部１０と第２のピン部１１と
を有し、同各ピン部１０，１１には、第１のロー
タ５第２のロータ６が遊嵌されている。このよう
に構成された多ロータリ圧縮機では、モータ１２
により駆動されるクランク軸２の回転に従つて、
第１、第２のシリンダ３，４とロータ５，６と上
部軸受７と仕切板９と下部軸受８とにより囲まれ
た空間の容積が変化し、容積増大時には図示され
ていない吸入管からガスが吸入され、容積縮小時
には吸入ガスが圧縮され図示されていない吐出
弁、ハウジング１内の空間を経て吐出管１３から
圧縮機の外部へ吐出されるようになつている。
前記多シリンダロータリ圧縮機では、通常、ク
ランク軸２の第１のピン部１０と第２のピン部１
１との位相が180゜ずれており、クランク軸２の１
回転に対してガスが２回圧縮される。そのため多
シリンダロータリ圧縮機を組立てるに当つてはク
ランク軸２または仕切板９を２つに分割するとか
ピン部１１をクランク軸２に対し別部品とし、こ
れを組立時に圧入するとか、仕切板９の中心穴径
をピン部の直径よりも大きくするとかの必要があ
るが、クランク軸２を２分割するのは、クランク
軸２の同心度を出しにくい。またピン部１１を圧
入するは、ピン部１１のクランク軸２円周方向に
対する位置決めがむづかしい。また仕切板２を２
つ割りにするは、仕切板９の平面度を出しにく
い。また仕切板９の中心穴径を大径化するのは、
ロータ５，６と仕切板９とのすきまからガス漏れ
を発生しやすい。などの問題があつた。
ランク軸２の第１のピン部１０と第２のピン部１
１との位相が180゜ずれており、クランク軸２の１
回転に対してガスが２回圧縮される。そのため多
シリンダロータリ圧縮機を組立てるに当つてはク
ランク軸２または仕切板９を２つに分割するとか
ピン部１１をクランク軸２に対し別部品とし、こ
れを組立時に圧入するとか、仕切板９の中心穴径
をピン部の直径よりも大きくするとかの必要があ
るが、クランク軸２を２分割するのは、クランク
軸２の同心度を出しにくい。またピン部１１を圧
入するは、ピン部１１のクランク軸２円周方向に
対する位置決めがむづかしい。また仕切板２を２
つ割りにするは、仕切板９の平面度を出しにく
い。また仕切板９の中心穴径を大径化するのは、
ロータ５，６と仕切板９とのすきまからガス漏れ
を発生しやすい。などの問題があつた。
本案は前記の問題点に対処するもので、多シリ
ンダロータリ圧縮機の各シリンダ室を仕切る仕切
壁を、クランク軸の各ピン部に遊嵌した各ロータ
の対向端部側に設けられて、それぞれが相手側の
フランジ及びシリンダに可摺動的に接触する一対
のフランジにより形成したことを特徴とする多シ
リンダロータリ圧縮機に係り、その目的とする処
は、仕切板やクランク軸の分割が不要であり、仕
切板の平面度やクランク軸の同心度を確保でき
て、性能を向上できる。仕切板やクランク軸の分
割が不要であり、工数及び製作時間を節減できて
製作コストを低減できる。さらに仕切板の中心穴
の大径化が不要だし、フランジどうし、及びフラ
ンジとシリンダとを良好な摺動状態に保つことが
できて、これらのすき間からのガス漏れを防止で
きる改良された多シリンダロータリ圧縮機を供す
る点にある。
ンダロータリ圧縮機の各シリンダ室を仕切る仕切
壁を、クランク軸の各ピン部に遊嵌した各ロータ
の対向端部側に設けられて、それぞれが相手側の
フランジ及びシリンダに可摺動的に接触する一対
のフランジにより形成したことを特徴とする多シ
リンダロータリ圧縮機に係り、その目的とする処
は、仕切板やクランク軸の分割が不要であり、仕
切板の平面度やクランク軸の同心度を確保でき
て、性能を向上できる。仕切板やクランク軸の分
割が不要であり、工数及び製作時間を節減できて
製作コストを低減できる。さらに仕切板の中心穴
の大径化が不要だし、フランジどうし、及びフラ
ンジとシリンダとを良好な摺動状態に保つことが
できて、これらのすき間からのガス漏れを防止で
きる改良された多シリンダロータリ圧縮機を供す
る点にある。
次に本案の多シリンダロータリ圧縮機を第２図
に示す一実施例により説明すると、２，３，４，
７，８，１０，１１が前記と同一の部分、１５，
１６が前記ロータ５，６に仕切板の機能を有する
フランジ１５ａ，１６ａを設けたロータで、同フ
ランジ１５ａ，１６ａの外径はフランジ１５ａ，
１６ａとシリンダ３，４との間からガス漏れを生
じないような、但しハウジング３４の内壁３４′
に当らないような大きさに選定されている。また
フランジ１５ａ，１６ａもハウジング３４内で可
摺動的に接触していて、互いの間からのガス漏れ
も防止されている。
に示す一実施例により説明すると、２，３，４，
７，８，１０，１１が前記と同一の部分、１５，
１６が前記ロータ５，６に仕切板の機能を有する
フランジ１５ａ，１６ａを設けたロータで、同フ
ランジ１５ａ，１６ａの外径はフランジ１５ａ，
１６ａとシリンダ３，４との間からガス漏れを生
じないような、但しハウジング３４の内壁３４′
に当らないような大きさに選定されている。また
フランジ１５ａ，１６ａもハウジング３４内で可
摺動的に接触していて、互いの間からのガス漏れ
も防止されている。
本案は前記のように多シリンダロータリ圧縮機
の各シリンダ室を仕切る仕切壁を、クランク軸２
の各ピン部１０，１１に遊嵌した各ロータ１５，
１６の対向端部側に設けられて、それぞれが相手
側のフランジ及びシリンダ３，４に可摺動的に接
触する一対のフランジ１５ａ，１６ａにより形成
したので、仕切板やクランク軸の分割が不要で、
仕切壁を形成するフランジ１５ａ，１６ａの平坦
度やクランク軸２の同心度を確保できて、多シリ
ンダロータリ圧縮機の性能を向上できる。また上
記のように仕切板やクランク軸の分割が不要で、
工数及び製作時間を減小できて、製作コストを低
減できる。また仕切板の中心孔の中心穴の大径化
が不要である。しかもフランジ１５ａ，１６ａど
うし及びフランジ１５ａ，１６ａとシリンダ３，
４とを良好な摺動状態に保つことができて、これ
らの隙間からのガス漏れを防止できる効果があ
る。
の各シリンダ室を仕切る仕切壁を、クランク軸２
の各ピン部１０，１１に遊嵌した各ロータ１５，
１６の対向端部側に設けられて、それぞれが相手
側のフランジ及びシリンダ３，４に可摺動的に接
触する一対のフランジ１５ａ，１６ａにより形成
したので、仕切板やクランク軸の分割が不要で、
仕切壁を形成するフランジ１５ａ，１６ａの平坦
度やクランク軸２の同心度を確保できて、多シリ
ンダロータリ圧縮機の性能を向上できる。また上
記のように仕切板やクランク軸の分割が不要で、
工数及び製作時間を減小できて、製作コストを低
減できる。また仕切板の中心孔の中心穴の大径化
が不要である。しかもフランジ１５ａ，１６ａど
うし及びフランジ１５ａ，１６ａとシリンダ３，
４とを良好な摺動状態に保つことができて、これ
らの隙間からのガス漏れを防止できる効果があ
る。
第１図は従来の多シリンダロータリ圧縮機を示
す縦断側面図、第２図は本案に係る多シリンダロ
ータリ圧縮機の一実施例を示す縦断側面図であ
る。 ２……クランク軸、３，４……シリンダ、１
０，１１……ピン部、１５，１６……ロータ、１
５ａ，１６ａ……フランジ。
す縦断側面図、第２図は本案に係る多シリンダロ
ータリ圧縮機の一実施例を示す縦断側面図であ
る。 ２……クランク軸、３，４……シリンダ、１
０，１１……ピン部、１５，１６……ロータ、１
５ａ，１６ａ……フランジ。
Claims (1)
- 多シリンダロータリ圧縮機の各シリンダ室を仕
切る仕切壁を、クランク軸の各ピン部に遊嵌した
各ロータの対向端部側に設けられて、それぞれが
相手側のフランジ及びシリンダに可摺動的に接触
する一対のフランジにより形成したことを特徴と
する多シリンダロータリ圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP598383U JPS59114482U (ja) | 1983-01-21 | 1983-01-21 | 多シリンダロ−タリ圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP598383U JPS59114482U (ja) | 1983-01-21 | 1983-01-21 | 多シリンダロ−タリ圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59114482U JPS59114482U (ja) | 1984-08-02 |
| JPH0114787Y2 true JPH0114787Y2 (ja) | 1989-04-28 |
Family
ID=30137548
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP598383U Granted JPS59114482U (ja) | 1983-01-21 | 1983-01-21 | 多シリンダロ−タリ圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59114482U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001069087A1 (fr) * | 2000-03-15 | 2001-09-20 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Compresseur rotatif du type a compression a deux cylindres et a deux etages |
-
1983
- 1983-01-21 JP JP598383U patent/JPS59114482U/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001069087A1 (fr) * | 2000-03-15 | 2001-09-20 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Compresseur rotatif du type a compression a deux cylindres et a deux etages |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59114482U (ja) | 1984-08-02 |
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