JPH01147693A - 自動販売機等におけるケーブル支持装置 - Google Patents

自動販売機等におけるケーブル支持装置

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Publication number
JPH01147693A
JPH01147693A JP30614887A JP30614887A JPH01147693A JP H01147693 A JPH01147693 A JP H01147693A JP 30614887 A JP30614887 A JP 30614887A JP 30614887 A JP30614887 A JP 30614887A JP H01147693 A JPH01147693 A JP H01147693A
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JP
Japan
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rail
cable
equipment unit
hanging
lower rail
Prior art date
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Pending
Application number
JP30614887A
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English (en)
Inventor
Shirokazu Nihei
二瓶 城和
Masao Shibui
渋井 正夫
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Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH01147693A publication Critical patent/JPH01147693A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ケーブル、の一端を接続した機器ユニット
を、吊り金具に取付けたレールを介して筐体から出し入
れ自在に備えた自動販売機等におけるケーブル支持装置
に関するものである。
例えば、金銭情報を有するカードの使用者に対して商品
を販売するようにした自動販売機においては、カード処
理機、貨幣鑑別機、貨幣処理機等の可動部を有するもの
を、点検修理を容易にするため、それぞれ機器ユニット
として、独立して筐体から出し入れ可能に取付けている
出し入れ可能に取付けるには、筐体に固定した支持板の
上面に相対移動するレールを設け、そのレールの上側に
機器ユニットを設置する据置き式があるが、点検修理を
必要とする複数の機器ユニットを上下に設置する必要が
ある場合や、下側に固定の機器が設けである場合は、筐
体の天板下面に吊り金具を取付け、その吊り金具にレー
ルを介して上側の機器ユニットを出し入れ自在に取付け
る吊り下げ式を採らざるを得ない。
そして、出し入れされる機器ユニットに電力供給又は信
号伝送用のケーブルが接続される場合は、そのケーブル
は、機器ユニットの出し入れに追従して移動可能にこれ
を支持する必要がある。
この発明は、吊り下げ式で出し入れされる機器ユニット
にケーブルが接続されている場合の、そのケーブルの支
持装置に関するものである。
[従来技術] 従来、吊り下げ式で機器ユニットを出し入れ自在に取付
ける場合は、第13図に示すように、筐#131の天板
132の下面に吊り金具133を固   定し、その吊
り金具の下端部に相対移動するレール134の固定レー
ルを固着し、その固定レールに可動レールをローラを介
して移動可能に支持し、その可動レールに機器ユニット
135を取付けているが、この機器ユニット135に接
続されるケーブル136を、機器ユニットの出し入れに
追従して移動可能に支持するには、第13図に示すよう
に、吊り金具133、レール134及び機器ユニット1
35の側面と筐体131の側壁との間にケーブル収納ス
ペース137を設け、そのケーブル収納スペースに、吊
り金具133の側面から機器ユニット135の側面まで
第14図に鎖線で示すように、機器ユニット135を筐
体131の背面から引出しうる長さをもたせたケーブル
13Bを揺動自在に収納している。
[解決しようとする問題点] 上記の構成であるから、従来は、第一に、吊り金具、レ
ール及び機器ユニットと筐体側面との間にケーブル収納
のための専用スペースを必要とした0例えば、カード使
用可能な自動券売機には、カード処理機、貨111ff
i別機、貨幣処理機、券印刷発行機等の多くの機器ユニ
ットが設けられるので、ややもすると接客面の幅が有効
幅に対して過大になり易い状況下で、上記ケーブル収納
専用スペースを設けることは、実装効率を低下させ、あ
るいは機器ユニットの実装を困難にする。
第二に、ケーブルはレール及び機器ユニットの側部に設
けた収納スペースから機器ユニットの出し入れに応じて
外部に移動するから、機器ユニットの出し入れの際にケ
ーブルがレール又は機器ユニットに引っ掛からないよう
に、あるいは機器ユニットを引出して修理などをする際
に身体、工具、部品などをケーブルに引っ掛けないよう
に注意を払う必要があって厄介である。
第三に、機器ユニットの点検修理の容易化のため、機器
ユニットの全部を筐体背面から引き出し可能に取付ける
場合は、機器ユニットの完全引出し時のケーブル伸長量
はとくに大となるため、機器ユニット収納時にケーブル
が前記収納スペースに完全に収納されるように設計する
ことが困難である。
第四に、ケーブルは筐体背面の扉を開放すると見えるの
で、自動販売機の内観が見苦しいとともに、保守作業員
などに徒に内部構造が複雑な印象を与え、作業に影響を
与える。
この発明は、上記の点に鑑み、ケーブルの一端を接続し
た機器ユニットを、吊り金具に取付けたレールを介して
筐体から出し入れ自在に備えた自動販売機等において、
前記ケーブルを前記レール部に撓屈伸縮可能に支持する
ことにより、ケーブル専用収納スペースを必要とせず、
従って、機器の実装効率が向上され、また、機器ユニッ
トの出し入れの際及び機器ユニットが引出されている間
のケーブルの外部延出がなく、機器ユニットの出し入れ
や保守点検修理がケーブルに邪魔されずに円滑にできる
ようにしたケーブル支持装置を提供することを目的とす
る。
第一発明は、レールが吊り金具に固定される上レールと
、この上レールに相対移動可能に支持され、機器ユニッ
トを取付けた下レールで構成されている場合のものであ
る。
第二発明は、レールが吊り金具に固定される上レールと
、この上レールに相対移動可能に支持された中レールと
、この中レールに相対移動可能に支持され、機器ユニッ
トを取付けた下レールで構成されている場合のものであ
る。このレールは、機器ユニットの全部を筐体から引出
し可能に取付ける場合に使用される。そして、このよう
なレールの場合は、機器ユニットを引出すときは下レー
ルが先行すると、また、機器ユニットを押し込むときは
中レールが先行すると、中レールがケーブルに過大な引
っ張り力を加え、その反復によりケーブルが損傷し又は
断線するおそれがある。第二発明は、このような問題点
を解決することを目的とする。
[課題解決手段] 第一発明によるケーブル支持装置は、ケーブルの一端を
接続した機器ユニットを、吊り金具に取付けたレールを
介して筐体から出し入れ自在に備えた自動販売機等にお
いて、 (イ)前記レールは前記吊り金具に固定された上レール
と、前記機器ユニットに取付けられ、前記上レールに前
記機器ユニットを前記筐体より外部に引き出し可能に移
動自在に支持された下レールとからなり、 (ロ)前記上レールに前記機器ユニットの出し入れに伴
う前記ケーブルの撓屈移動を可能にする長孔を設けると
ともに、前記下レールの後端部に前記ケーブルの垂れる
部分を受入れ案内する切欠を設け、 (ハ)前記ケーブルを前記上レールの前端部付近から後
端部付近まで前記上レールの上方を延長させ、さらに、
前記長孔を通し、前記下レールの切欠に嵌合して他端を
前記下レールに固定し、 (ニ)前記上レールの上方に前記ケーブルの垂れ下がり
防止用のバネを設け、そのバネの自由端を前記ケーブル
に前記上レールの長孔の後端部付近において連結してな
ることを特徴とする。
第二発明によるケーブル支持装置は、ケーブルの一端を
接続した機器ユニットを、吊り金具に取付けたレールを
介して筐体から出し入れ自在に備えた自動販売機等にお
いて、 (イ)前記レールは前記吊り金具に固定された上レール
と、この上レールに移動自在に支持された中レールと、
前記機器ユニットに取付けられ、前記中レールに前記機
器ユニットの全部を前記筐体より外部に引き出し可能に
移動自在に支持された下レールとからなり、 (ロ)前記中レールの後端部にも下レールの切欠と同様
に、前記ケーブルの垂れる部分を受入れ案内する切欠を
設け、 (ハ)前記ケーブルを前記中レール及び下レールの切欠
に嵌合して他端を前記下レールに固定し、 (ニ)前記中レールと下レールとを位置的に上下合致さ
せた場合に両レールを結合し、前記中レールが停止され
た状態で下レールに加える引き出し方向の力により前記
両レールの結合を解除する弾性捕捉具と、前記中レール
と上レールとを前記中レールが引出し限界まで引出され
た状態で両レールを結合し、前記中レールに加える押し
込み方向の力により前記両レールの結合を解除する弾性
捕捉具を、それぞれ備えてなることを特徴とする。
[作用コ 第一発明においては、機器ユニットを筐体内に収納した
状態において、ケーブルが上レールの長孔に沿ってその
後端部まで延長し、後端部付近においてバネがケーブル
を支持しているので、ケーブルの上レール長孔に対応す
る部分はほぼ水平状態を維持する。それより先の部分は
下レールの切欠内に自重で垂れ、前方に湾曲して、他端
が下レールに固定され、機器ユニットに、電気的に接続
されている。
機器ユニットを筐体から引出すときは、下し一ルが一緒
に移動し、これにつれてケーブルは上レールの長孔内を
湾曲しながら移動し、かつ、これに従ってバネがケーブ
ルに引っ張られて上レールの長孔内を伸長してケーブル
を支え、機器ユニットを出し切ったときのケーブルの垂
れ下がり量を最少限に押さえる。
また、機器ユニットを筐体に押し込むときは、下レール
の内方移動によりケーブルのバネに加える引っ張り力が
弱くなるにつれて、バネが短縮し、ケーブルを垂れ下が
らないように引っ張る。また、ケーブルの他端部は下レ
ールの切欠に嵌合して案内される。従って、ケーブルは
最少限の垂れ下がり量をもって上レールの長孔に沿って
その後端部方向に移動し、機器ユニットの復帰収納とと
もにレールの当初位置に収容される。ケーブルは機器ユ
ニットの出し入れの間に外部には露出又は延出しない。
第二発明においては、機器ユニットを筐体内に収納した
状態において、ケーブルは上レールに対してはバネに支
持されて第一発明の場合と同様の位置関係にあり、また
、ケーブルの上レールより下側の部分は中レールと下レ
ールの切欠内に自重で垂れ、前方に湾曲している。
機器ユニットを筐体から引出すときは、中レールと下レ
ールが、両レールの間に設けられた第一の弾性捕捉具に
より結合されているため、中レールが引出し限界位置で
停止されるまでは一緒に移動する。中レールが引出し限
界位置で停止されると、第一の弾性捕捉具が引続き加え
られる引出し方向の力により中レールと下レールの結合
を解除するので、下レールのみがさらに機器ユニットの
全部が筐体の外に出るまで移動する。中レールと下レー
ルの同時移動及びその後の下レールの単独移動に伴って
ケーブルは上レールの長孔内を湾曲しながら移動し、か
つ、これに従ってバネがケーブルに引っ張られて上レー
ルの長孔内を伸長してケーブルを支え、機器ユニットを
出し切ったときのケーブルの垂れ下がり量を最少限に押
さえる。そして、機器ユニットを出し切ったときは、上
レールと中レ−ルの間に設けた第二の弾性捕捉具が両レ
ールを結合する。
また、機器ユニットを筐体に押し込むときは、第二の弾
性捕捉具が上レールと中レールを結合しているので、下
レールが内方移動を先行する。
これによりケーブルのバネに加える引っ張り力が弱くな
るにつれて、バネは短縮して、ケーブルを垂れ下がらな
いように引っ張る。下レールが中レールと合致する位置
まで移動すると、第一の弾性捕捉具が下レールと中レー
ルを結合又は連繋し、中レールより第二の弾性捕捉具に
押し込み方向力が加わるため、第二の弾性捕捉具が上レ
ールと中レールの結合を解除する。従って、以後は中レ
ールと下レールが一緒に内方に移動する。
従って、機器ユニットの出し入れのいずれの場合も、ケ
ーブルが中レールの切欠部の前端部に強く擦られること
がない。
[この発明の実施例] 次に、この発明の詳細な説明する。説明の重複を避ける
ため、先に第二発明について説明し、第一発明について
は、その要点及び第二発明との相違点のみを説明するこ
ととする。
第1図において、Aは自動販売機の筐体10Gの天板下
面に固定された吊り金具であり、左右一対の板1.2で
形成されている。
前記吊り金具Aの下端部に、機器ユニットCを吊り下げ
式で出し入れ自在に支持するレールBが取付けられてい
る。
レールBは、第二発明では、第3図に詳細に示すように
、吊り金具Aに固着される断面下方開ロコ字形の上レー
ル4と、この上レールに移動自在に支持された断面下方
開口角C字形の中レール5と、この中レールに移動自在
に支持された、断面上方開口ハツト形の下レール6とを
概ね入れ子穴に嵌合して構成されている。各レールの対
向する側壁に、それぞれ内側に存するレールを軽快に移
動可能に支持する複数個のローラr1+ r2 、r3
1 r4が取付けられている。
上レール4は、−例として、吊り金具Aの板1.2の下
端部を外側に屈曲し、その屈曲部1 a + 2 aの
下面に上レール4の上面部をボルトナツト7などで吊り
金具Aに連結している。
下レール6の下面には、下レールと上レールの下端面の
間を遮閉し、かつ、機器ユニットCを取付けるに必要な
幅を有する取付は板8が固着されている。この取付は板
8の下側に、例えば自動販売機や自動券売機の接客面に
設けられたカード挿入口から挿入されるカードに対して
読取り、書込み、パンチングなどの処理を行うカード処
理機等の前記機器ユニットCが取付けられる。
そして、この機器ユニットCに接続される電力供給用又
は表示情報、制御情報などの信号伝送用のケーブルDは
、機器ユニットの出し入れに追従してしなやかに移動で
きるようにするため、可撓性のものが用いられ、前記吊
り金具Aの一対の板1.2の間に形成した空間3に通し
、固定具等9で所要位置において締付は固定するととも
に、吊り金具の下端部の前端部付近においてU字形に折
り返し、前記レールBの上方をレールの後端部方向に延
長させている。
ケーブルDの折り返し点内側に、板1.2に形成した横
長孔10に挿通された軸11を備え、その軸を図示を省
略したバネにより外方向、すなわち、筐体の背面方向に
付勢することにより、後述されるように機器ユニットの
出し入れの際にケーブルに引っ張り力が伝達された時に
、ケーブルの前記折り返し部分が無理無く折り返し方向
又は角度を変えられるように柔軟性を持たせである。
第5図に示すように、上レール4の上面部には、その前
端部付近から後端部付近まで連続する長孔12が形成さ
れ、中レール5と下レール6の後端部にそれぞれ後方に
開口するほぼ等長の切欠13.14が、機器ユニットC
を筐体内に収納して全レールが上下に揃えられた場合に
、上レールの長孔12の後端部と連通ずるように形成さ
れている。
また、レールBは、下レール6を断面下方開口角C字形
に形成することにより、中レール5の上面部と下レール
の間に、前記ケーブルDを挿通するための空間15が形
成されている。
そして、前記折り返し部から上レール4の上方をその後
端部まで延長されたケーブルDはさらに上レールの長孔
12を下方に通すとともに中レール5と下レール6の切
欠13,14を経て前方に湾曲し、再び下レール6の空
間15内を前方に延長して、その端部付近をその空間内
で固定具16により固定して、そのケーブルの端部を下
、レールの底面に設けた孔17に挿通して、その端部に
機器ユニットCと接続するためのコネクタ18を設けで
ある。
ケーブルを上記のようにほぼ偏平S字形に配置した場合
は、機器ユニットを引出したときにゲーゾが自重で撓み
、機器ユニットの後方に生じた空間に垂れ下がり、機器
ユニットの収納時にレールに擦れたり、横振れによりレ
ール間に挾まれるなどの不都合が生じる。この発明では
このようなケーブルの垂れ、横振れを防止するため、ケ
ーブルに常に後上方の引っ張り力を加えるバネ20が設
けである。
一例として、前記吊り金具Aの一対の板1゜2の後部の
間に、取付部材19を介して、巻き尺に類似した、円形
ケースに収容された渦巻きバネ20が取付けられており
、その渦巻きバネの自由端に一端が結合されたワイヤ2
1の他端が、機器ユニットCが筐体に収納された状態に
おける上レールの長孔12の後端部付近において、固定
部材22によりケーブルDに結合されている。
渦巻きバネ20のバネ定数及びワイヤ21の長さは、機
器ユニットCの収納状態におけるケーブルの折り返し点
から上レールの長孔の後端部付近までの部分を上レール
4の上面と平行な状態に支持することができ、かつ、機
器ユニットBを引出した状態ではケーブルの移動に応じ
てワイヤ21が伸長し、しかも、後述される弾性捕捉具
による結合停止力を越えない引っ張り力をケーブルDに
作用するように設定されている。
上記渦巻きバネ20は、常時ケーブルに引っ張り力を加
えることにより、ケーブルの自重による垂れ下がり量を
最少限にするために用いている。この機能の実現には、
コイルバネの使用も考えられるが、コイルバネは伸長量
に応じて引っ張り力が大幅に変化するため、機器ユニッ
トの引出し量が例えば60〜90cm程度の場合にコイ
ルバネを用いるときは、機器ユニットの引出し状態では
コイルバネの過大な引っ張り力により機器ユニットが意
に反して筐体に引き込まれてしまう不都合が生じ、また
、このような不都合が生じないように引出し状態におけ
る引っ張り力を弱めると、機器ユニット収納時における
ケーブルの垂れ下がり量が多くなり、ケーブルが下側の
部材に擦ったり、中レール又は下レールの切欠13,1
4からケーブルが外れて、レールの円滑な移動を妨げる
などの支障が生じる。
これに対して、渦巻きバネはその伸長量に対する引っ張
り力の変化率が少ないので、上記のような不都合や支障
が生じないという利点があある。
ワイヤ21と固定部材22は、ワイヤの他端に接続した
結合具21aを固定部材の突起23に軸24により回転
自在に結合することにより、ケーブルBの移動に伴って
結合部がどの位置に存しても、ワイヤの端部に無理な力
が加わらないようにして、ワイヤ21がケーブルDから
分離することを防止している。
上記の構成に止どまる場合は、機器ユニットが収納され
ている状態で機器ユニット又は下レール6の前面に設け
であるハンドルなどを前方に引くと、通常は第6図に示
すように、下レール6から先に外方向に移動するから、
これとともに移動するケーブルDの湾曲部が中レール5
の切欠13の鋭い前端縁13aに接触し、その反復によ
りケーブルDの損傷、あるいは機器ユニットCの駆動又
は制御に影響を与えるおそれがある、また、引出されて
いる機器ユニットCを押し込んで収納する際に、中レー
ル5と下レール6の間の摩擦力により中レール5が先行
することがあり、この場合も同様の問題が生じる。
第二発明では、このような問題を生じさせないため、各
レール4,5.6の間に、引出し時と収納時のレールの
移動の前後関係を規定する第一の弾性捕捉具25と第二
の弾性捕捉具26を備えている。
第7図に示すように、第一の弾性捕捉具25は中レール
5と下レール6に取付けられ、第8図に示すように中レ
ール5の下面に外方向に突設され、前端部の大径部とそ
の大径部に連なる小径部を有する雄部材25aと、下レ
ール6の上面に内方向に開口し、前記雄部材を弾性的に
嵌合しうる雌部材25bとからなる。そして、両レール
5.6を押し込み限界まで移動させたとき、すなわち、
機器ユニットを収納した状態では雄部材25aと雌部材
25bが弾力的に嵌合して、両レールを結合する。
この弾性捕捉具の結合力は、上レール4と中レール5間
の摩擦力よりも大きい。
また、第二の弾性捕捉具26は、第一の弾性捕捉具25
の構成部材25a、25bと同様の部材26a、26b
で構成され、雄部材26aは中レール5に、雌部材26
bは内方向に開口させて上レール4に取付けられており
、中レール5を引出し限界まで移動したときに、雄部材
26aが雌部材26bに弾力的に嵌合し、中レールを停
止させる。
引出された中レールを停止させるには、第二の弾性捕捉
具26を兼用せずに、他の強度の大きい停止部材を備え
ても良い。
この第二の捕捉具26の結合力も、中レール5と下レー
ル6間の摩擦力よりも大きい。
下レール6が中レール5に対して外方向に移動可能で、
中レール5が上レール4に対して内方向に移動可能であ
れば、各弾性捕捉具の雄部材25a、26aと雌部材2
5b、26bのレールに対する関係は、上記の例と逆に
しても良い。
以上のような構成により、第9図(イ)に示すように筐
体に収納されている機器ユニットBを引出すと、第一の
捕捉具25により、中レール5と下レール6が結合して
いるので、第9図(ロ)に示すように中レール5が引出
し限界位置で停止されるまで中レール5と下レール6が
一緒に移動する。そして、ケーブルDは上レール4の長
孔12から両レール5.6の後方の機器ユニットの移動
により生じた空間部に湾曲して移動する。また、機器ユ
ニットがさらに引出されるのに従って、第一の弾性捕捉
具25の雄部材25aと1tfs材25bが分離して、
レール5.6の結合が解除されるので、第9図(ハ)に
示すように、下レール6のみが前方に移動し、ケーブル
Dは同様に機器ユニットの移動により中レール5の下方
に生じた空間部を延長する。
従って、第6図について説明したような事態は生じず、
ケーブルはいずれのレールにも擦れることがない。
また、同図(ハ)から明らかなように、機器ユニットが
引出された状態でも、ケーブルは外部に露出しないから
、ケーブルによって機器ユニットの保守点検、修理箇所
が見苦しくなったり、外観が複雑な印象を与えたり、修
理作業の邪魔になることがない。
引出された機器ユニットBを再び筐体に収納するため機
器ユニット又は下レール6を押し込むときは、第一の弾
性捕捉具25は分離状態、第二の弾性捕捉具26は結合
状態にあるので、下レール6のみが内方向に移動する。
従って、ケーブルDが第6図に示すように先行する中レ
ールに押されて突っ張ることがなく、また渦巻きバネ2
0により引っ張られているので、下レール6の移動量に
応じて徐々に中レール5及び上レール4の下方空間内及
び上レール4の長孔内を内方向に移動され、機器ユニッ
トの移動に伴うケーブルの垂れ下がり量が最少限に維持
される。
第9図(ニ)に示すように、内方向に移動する下レール
6が中レール5と重なった時は、第一の弾性捕捉具25
により結合するため、機器ユニット又は下レールから引
続き中レール5に加えられる押し込み力により第二の弾
性捕捉具26が分離するので、以後は第9図(ニ)に示
す状態から第9図(ホ)に示す状態まで、中レール5と
下レール6が共に内方向に機器ユニットCが当初の位置
に収納されるまで移動する。
ケーブルDは上記のように、機器ユニットの移動に伴っ
て上レール4の長孔12内を撓屈しながら移動するので
、その際にケーブルが横振れして上レールの長孔、中レ
ール及び下レールの切欠の鋭い端縁に擦れて摩耗、発熱
、粉塵発生などの不都合が生じ、あるいは、ケーブルが
中レール及び下レールの切欠から食み出るおそれがある
。これを防止するため、好ましい実施例として、次の二
つの工夫が施されている。
その一つは、第1図と第3図に示されているように、ケ
ーブルDを硬さ、径、単位長の重さがそれぞれ等しい複
数本、例えば2本のケーブルを水平に接合して構成し、
2本のケーブルが常に水平状態を維持して湾曲伸縮する
ように用いている。これにより、ケーブルDの移動時の
横振れを最小にしている。
もう一つは、第3図と第4図に示されているように、上
レール4の長孔とほぼ等しい大きさの長孔27を有する
取付部材28を、−例として吊り金具Aの一対の板1,
2の下端部に固定し、その長孔の周縁内側に薄金属板等
を湾曲して形成した低摩擦係数の保護ガイド29を固着
している。これにより、万一、ケーブルDが横振れして
も、この保護ガイド29に案内されるので、ケーブルは
摩耗、発熱、粉塵発生などを生じることなく、円滑に移
動できる。
保護ガイド29は、取付部材28を用いずに、上レール
4の長孔12の周縁に直接取付けても良い。
上記の渦巻きバネ20及び弾性捕捉具25゜26は、機
器ユニットの引出し当初又は収納当初に第二の弾性捕捉
具26が分離していたり、ワイヤ21が切断している場
合には、効を奏しない、この場合は、ケーブルDが中レ
ール5の切欠13の前端縁に接触して突っ張られ、損傷
するおそれがある。この発明の好ましい実施例では、中
レール5の切欠の前端部に、第10図に例示するように
、取付部材30によりローラ31を回転自在に設けて、
そのローラで切欠13の前端部を画成することにより、
機器ユニットの引出し時に下レール6が先行し、又は機
器ユニットの収納時に中レール5が先行し、あるいはワ
イヤ21がケーブルDから外れた場合などに、ケーブル
をローラ31で受けさせるようにしている。
続いて、第一発明について、第11図及び第12図に基
いて説明する。第一発明においては、レールBが吊り金
具に固定される上レール4−と、この上レールに騒動可
能に支持され、機器ユニットCを取付ける下レール6−
とからなっている、従って、第一発明では第二発明にお
ける弾性捕捉具は必要としない、しかし、第二発明にお
けるケーブルの垂れ下がり量を最少比にする渦巻きバネ
20と、ケーブルの移動を円滑にする保護ガイド29と
、中レール5の切欠の前端部に設けられるローラ31と
は、第一発明においても備えられている。ローラ31は
第一発明においては下レール6−の切欠14の前端部に
取付けられる。
[この発明の効果] 上述したように、第一発明によるケーブル支持装置は、
ケーブルをレール部に撓屈伸縮可能に支持するから、ケ
ーブル専用収納スペースを必要とせず、従って、幅が制
限された筐体内での機器の実装が容易にできるとともに
、実装効率が向上され、また、機器ユニットの出し入れ
の際及び機器ユニットが引出されている間にケーブルが
外部に延出することがないので、機器ユニットの出し入
れや保守点検修理をケーブルに邪魔されずに円滑に行う
ことができる。
また、第二発明によるケーブル支持装置は、レールが吊
り金具に固定された上レールと、この上レールに移動自
在に支持された中レールと、機器ユニットに取付けられ
、前記中レールに前記機器ユニットの全部を前記筐体よ
り外部に引き出し可能に移動自在に支持された下レール
とからなる場合に、前記中レールの後端部にも下レール
の切欠と同様に、ケーブルの垂れる部分を受入れ案内す
る切欠を設け、前記中レールと下レールとを位置的に合
致した状態で結合し、前記中レールが停止された状態で
下レールに加える引き出し方向の力により前記結合を解
除する弾性捕捉具と、前記中レールと上レールとを前記
中レールが引出し限界まで引出された状態で結合し、前
記中レールに加える押し込み方向の力により前記結合を
解除する弾性捕捉具を、それぞれ備えたものであるから
、機器ユニットの引出し時に下レールが先行することが
、また、機器ユニット収納時は中レールが先行すること
がそれぞれ防止されるため、ケーブルが中レールに強く
接触し突っ張られてケーブルの損傷、粉塵発生、断線な
どを生じさせることなく、機器ユニット全部の出し入れ
が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかるケーブル支持装置を取付けた
自動販売機等の要部の背面図、第2図は第1図の■−■
線断面図、第3図は第2図の■−■線断面図、第3A図
は第3図のレール部の詳細断面図、第4図は第3図のI
V−IV線に沿った一部省略断面図、第5図はレールの
分解斜視図、第6図はレール移動の前後関係を規定する
手段を設けない場合の問題点を説明する断面図、第7図
はレール移動の前後関係を規定する手段の一例を備えた
状態を示す概念図、第8図は弾性捕捉具の一例を示す平
面図、第9図は機器ユニットの引出しから収納までの行
程における各レールの位置関係及び弾性捕捉具による結
合・分離の関係を示す概念図、第10図はケーブル損傷
防止用のローラの取付は例を示す要部断面図である。 第11図及び第12図は第一発明を示す概念図であり、
第11図は機器ユニットの収納状態における断面図、第
12図は機器ユニット引出し状態における断面図である
。 第13図及び第14図は従来技術を示すものであり、第
13図は第1図に対応する背面図、第14図は断面図で
ある。 A・・・吊り金具、 B・・・レール、 4・・・上レール、 5・・・中レール、 6・・・下レール、 4−・・・上レール、 6゛・・・下レール、 12・・・長孔、 13.14・・・切欠、 C・・・機器ユニット、 D・・・ケーブル、 20・・・バネ、 21・・・ワイヤ、 25.26・・・弾性捕捉具、 31・・・ローラ。 第3A図 (−−1−一ノ 25・・・第一の弾性捕捉具 26・・・第二の弾性捕捉具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ケーブルの一端を接続した機器ユニットを、吊り
    金具に取付けたレールを介して筐体から出し入れ自在に
    備えた自動販売機等において、 (イ)前記レールは前記吊り金具に固定された上レール
    と、前記機器ユニットに取付けられ、前記上レールに前
    記機器ユニットを前記筐体より外部に引き出し可能に支
    持された下レールとからなり、 (ロ)前記上レールに前記機器ユニットの出し入れに伴
    う前記ケーブルの撓屈を可能にする長孔を設けるととも
    に、前記下レールの後端部に前記ケーブルの垂れる部分
    を受入れ案内するための後方に開口する切欠を設け、 (ハ)前記ケーブルを前記上レールの前端部付近から後
    端部付近まで前記上レールの上方を延長させ、さらに、
    前記長孔を通し、前記下レールの切欠に嵌合して他端を
    前記下レールに固定し、 (ニ)前記上レールの上方に前記ケーブルの垂れ下がり
    防止用のバネを設け、そのバネの自由端を前記ケーブル
    に前記上レールの長孔の後端部付近において連結してな
    る、 自動販売機等におけるケーブル支持装置。
  2. (2)ケーブルの一端を接続した機器ユニットを、吊り
    金具に取付けたレールを介して筐体から出し入れ自在に
    備えた自動販売機等において、 (イ)前記レールは前記吊り金具に固定された上レール
    と、この上レールに移動自在に支持された中レールと、
    前記機器ユニットに取付けられ、前記中レールに前記機
    器ユニットの全部を前記筐体より外部に引き出し可能に
    移動自在に支持された下レールとからなり、(ロ)前記
    上レールに前記機器ユニットの出し入れに伴う前記ケー
    ブルの撓屈を可能にする長孔を設けるとともに、前記中
    レールと下レールの後端部に前記ケーブルの垂れる部分
    を受入れ案内するための後方に開口する切欠をそれぞれ
    設け、 (ハ)前記ケーブルを前記上レールの前端部付近から後
    端部付近まで前記上レールの上方を延長させ、さらに、
    前記長孔を通し、前記中レール及び下レールの切欠に嵌
    合して他端を前記下レールに固定し、 (ニ)前記上レールの上方に前記ケーブルの垂れ下がり
    防止用のバネを設け、そのバネの自由端を前記ケーブル
    に前記長孔の後端部付近において連結し、 (ホ)前記中レールと下レールとを位置的に上下合致さ
    せた場合に両レールを結合し、前記中レールが停止され
    た状態で下レールに加える引き出し方向の力により前記
    両レールの結合を解除する弾性捕捉具と、前記中レール
    と上レールとを前記中レールが引出し限界まで引出され
    た場合に両レールを結合し、前記中レールに加える押し
    込み方向の力により前記両レールの結合を解除する弾性
    捕捉具を、それぞれ備えてなる、 自動販売機等におけるケーブル支持装置。
  3. (3)中レールの切欠の前端部は、垂れたケーブルを受
    ける回転自在のローラで画成されていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第2項に記載の自動販売機等における
    ケーブル支持装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006011699A (ja) * 2004-06-24 2006-01-12 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 自動販売機
JP2011211596A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Brother Industries Ltd 画像読取装置

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