JPH0114751Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0114751Y2 JPH0114751Y2 JP1983062851U JP6285183U JPH0114751Y2 JP H0114751 Y2 JPH0114751 Y2 JP H0114751Y2 JP 1983062851 U JP1983062851 U JP 1983062851U JP 6285183 U JP6285183 U JP 6285183U JP H0114751 Y2 JPH0114751 Y2 JP H0114751Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve body
- water
- housing
- air cleaner
- fluid passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 23
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 29
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 235000014676 Phragmites communis Nutrition 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Check Valves (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案はエアクリーナの排水装置に係り、特
に、エアクリーナのハウジングが水中に浸漬され
てもその内部に浸入した水を積極的に排水するこ
とができるエアクリーナの排水装置に関するもの
である。
に、エアクリーナのハウジングが水中に浸漬され
てもその内部に浸入した水を積極的に排水するこ
とができるエアクリーナの排水装置に関するもの
である。
一般に自動車用エンジンの吸入側に設けられる
エアクリーナは、第1図に示すごとく吸気径路の
途中に介設されたハウジング1内に、エレメント
と呼ばれる過材2が装着されている。ハウジン
グ1内の下部には浸入した水を受けるドレンパン
3が形成され、このドレンパン3には第2図に示
すごとく、溜つた水を排水すべく排水孔4と、溜
つた水の水頭圧で下方へ撓み、上記排水孔4を開
放するラバー製のリードバルブ5とが設けられ
て、ハウジング1内に浸入した水を外部へ排水す
るように構成されている。
エアクリーナは、第1図に示すごとく吸気径路の
途中に介設されたハウジング1内に、エレメント
と呼ばれる過材2が装着されている。ハウジン
グ1内の下部には浸入した水を受けるドレンパン
3が形成され、このドレンパン3には第2図に示
すごとく、溜つた水を排水すべく排水孔4と、溜
つた水の水頭圧で下方へ撓み、上記排水孔4を開
放するラバー製のリードバルブ5とが設けられ
て、ハウジング1内に浸入した水を外部へ排水す
るように構成されている。
ところで、上記リードバルブ5は逆止弁機能を
持たせたもので、外部からの浸水を防止しなけれ
ばならないが、そのためにラバーの弾性を高める
と、これを撓ませるのに大きな水頭圧を必要とす
るのでその排水機能を損なうことになり、逆にラ
バーの弾性を弱くすると逆止弁機能を果すことが
できなくなるというジレンマを有するものであつ
た。また特に、車体の下端部に取り付けられたエ
アクリーナにあつては浅瀬等を走行する際に、そ
のハウジング1自体がその水中に浸漬されるとそ
の排水機能は全く期待できるものではなかつた。
持たせたもので、外部からの浸水を防止しなけれ
ばならないが、そのためにラバーの弾性を高める
と、これを撓ませるのに大きな水頭圧を必要とす
るのでその排水機能を損なうことになり、逆にラ
バーの弾性を弱くすると逆止弁機能を果すことが
できなくなるというジレンマを有するものであつ
た。また特に、車体の下端部に取り付けられたエ
アクリーナにあつては浅瀬等を走行する際に、そ
のハウジング1自体がその水中に浸漬されるとそ
の排水機能は全く期待できるものではなかつた。
また他の考案(実公昭52−17608号公報参照)
にて、ラバー等の弾性体で成形された板状の弁体
を形成し、この弁体の略中央にスリツトを設けて
ドレンパン等の水受部の底部にこれを取り付けた
ものが開示されている。しかしこの考案において
も、水受部に溜つた水の水頭圧乃至自重によつて
スリツトを押し広げ、排水するもので、上述のご
とき問題点に関しては何等その対策となるもので
はなかつた。
にて、ラバー等の弾性体で成形された板状の弁体
を形成し、この弁体の略中央にスリツトを設けて
ドレンパン等の水受部の底部にこれを取り付けた
ものが開示されている。しかしこの考案において
も、水受部に溜つた水の水頭圧乃至自重によつて
スリツトを押し広げ、排水するもので、上述のご
とき問題点に関しては何等その対策となるもので
はなかつた。
尚、関連する技術として、「エアクリーナの排
水装置」(実開昭57−123954号公報)が提案され
ている。
水装置」(実開昭57−123954号公報)が提案され
ている。
本考案は上述のごとき問題点に鑑み、これらを
有効に解決すべく創案されたものである。
有効に解決すべく創案されたものである。
本考案の目的は、エアクリーナの排水装置にお
いてその排水機能を可及的に高め、特にエアクリ
ーナのハウジング自体がたとえ水中に浸漬されて
も、その内部に浸入した水を積極的に排水するこ
とができるエアクリーナの排水装置を提供するこ
とにある。
いてその排水機能を可及的に高め、特にエアクリ
ーナのハウジング自体がたとえ水中に浸漬されて
も、その内部に浸入した水を積極的に排水するこ
とができるエアクリーナの排水装置を提供するこ
とにある。
以下に本考案の好適一実施例について添付図面
に従つて説明する。
に従つて説明する。
第3図は本考案に係るエアクリーナの排水装置
を示す分解斜視図であるが、ハウジング1(第1
図に図示)の底板6には、その内部へ浸入した水
を外部へ排出するための排水孔4が穿設されてい
る。底板6の下面には排水孔4に臨み、その下方
からこれら排水孔4を覆い塞ぐように板状に成形
されたラバー製の弁体7が設けられ、リテイナ8
(保持部材)によつてその周縁部が更にその下方
から底板6に押えつけられて固定されている。弁
体7にはその略中央にスリツト9が形成され、そ
の上下に、即ち、ハウジング1の内外に圧力差が
生じると、高圧側から低圧側へスリツト9が押し
広げられるように構成されている。
を示す分解斜視図であるが、ハウジング1(第1
図に図示)の底板6には、その内部へ浸入した水
を外部へ排出するための排水孔4が穿設されてい
る。底板6の下面には排水孔4に臨み、その下方
からこれら排水孔4を覆い塞ぐように板状に成形
されたラバー製の弁体7が設けられ、リテイナ8
(保持部材)によつてその周縁部が更にその下方
から底板6に押えつけられて固定されている。弁
体7にはその略中央にスリツト9が形成され、そ
の上下に、即ち、ハウジング1の内外に圧力差が
生じると、高圧側から低圧側へスリツト9が押し
広げられるように構成されている。
実施例にあつて弁体7は第3図に示すようにハ
ウジング1の底板6に間隔をおいて並設された排
水孔4に対して、排水孔4,4間の位置に上記ス
リツト9が位置するように形成され、弁体7自ら
の弾性力で上記底板6に密着しこれら排水孔4,
4を閉じるように取付けられる。
ウジング1の底板6に間隔をおいて並設された排
水孔4に対して、排水孔4,4間の位置に上記ス
リツト9が位置するように形成され、弁体7自ら
の弾性力で上記底板6に密着しこれら排水孔4,
4を閉じるように取付けられる。
つまりこの構成によれば、ハウジング1外方か
ら水圧等の圧力が弁体7に作用すると、弁体7
は、弁体7自体の持つ弾性力とその作用圧力で上
記底板6に密着し排水孔4,4を閉じるようにし
てある。
ら水圧等の圧力が弁体7に作用すると、弁体7
は、弁体7自体の持つ弾性力とその作用圧力で上
記底板6に密着し排水孔4,4を閉じるようにし
てある。
したがつて車輌が浅瀬等の水中で停車するよう
な場合にあつても弁体7は逆止弁として機能しハ
ウジング1内への水の侵入を防止する。
な場合にあつても弁体7は逆止弁として機能しハ
ウジング1内への水の侵入を防止する。
弁体7に臨むハウジング1の外側には、本考案
に係るエアクリーナが取り付けられる自動車の走
行方向に沿つて前後の両端が外部に開放される流
体通路10(第4図に図示)が形成されるように
覆部材11が取り付けられる。この覆部材11に
よつて形成される流体通路10は、その一端が吸
入口12、他端が排出口13として外部に開放さ
れ、その略中央の弁体7に臨む位置においてその
流路断面積が縮小されるように窄められて狭窄部
14が形成されている。
に係るエアクリーナが取り付けられる自動車の走
行方向に沿つて前後の両端が外部に開放される流
体通路10(第4図に図示)が形成されるように
覆部材11が取り付けられる。この覆部材11に
よつて形成される流体通路10は、その一端が吸
入口12、他端が排出口13として外部に開放さ
れ、その略中央の弁体7に臨む位置においてその
流路断面積が縮小されるように窄められて狭窄部
14が形成されている。
なお、第3図中15はリテイナ8を取り付ける
ための取付穴、16は覆部材11の取付穴、17
は取付用ビスである。
ための取付穴、16は覆部材11の取付穴、17
は取付用ビスである。
次に本考案の作用について述べる。
本考案に係るエアクリーナが取り付けられた自
動車が走行すると、第4図に示すごとく車外の流
体は矢印Aの方向に流体通路10内を流れる。通
常の走行に際してその流体は空気である。
動車が走行すると、第4図に示すごとく車外の流
体は矢印Aの方向に流体通路10内を流れる。通
常の走行に際してその流体は空気である。
吸入口12から流入する空気は流体通路10内
をベルヌーイの定理に従つて流れ、狭窄部14で
その流速を増大すると共に圧力を減じる。従つて
弁体7を境にしてハウジング1内と流体通路10
の狭窄部14との間に圧力差を生じ、高圧側のハ
ウジング1内から低圧側の流体通路10側へ弁体
7のスリツト9が押し広げられ、ハウジング1内
の水が排出される。
をベルヌーイの定理に従つて流れ、狭窄部14で
その流速を増大すると共に圧力を減じる。従つて
弁体7を境にしてハウジング1内と流体通路10
の狭窄部14との間に圧力差を生じ、高圧側のハ
ウジング1内から低圧側の流体通路10側へ弁体
7のスリツト9が押し広げられ、ハウジング1内
の水が排出される。
また浅瀬等を走行してハウジング1自体が水中
に没するときには、流体通路10内を水が流れる
ことになる。水中走行の場合、自動車の速度自体
が低くなり、流体通路10内を流れる水の速度も
低くなる。しかし乍ら、狭窄部14での減圧量は
流速の自乗と流体の密度とに比例し、水の密度は
空気の約1000倍なので、低速時でも有効な圧力差
が得られ、弁体7のスリツト9が押し広げられて
ハウジング1内の水が排出される。
に没するときには、流体通路10内を水が流れる
ことになる。水中走行の場合、自動車の速度自体
が低くなり、流体通路10内を流れる水の速度も
低くなる。しかし乍ら、狭窄部14での減圧量は
流速の自乗と流体の密度とに比例し、水の密度は
空気の約1000倍なので、低速時でも有効な圧力差
が得られ、弁体7のスリツト9が押し広げられて
ハウジング1内の水が排出される。
また、第5図に示すごとく、弁体7に臨む位置
に第1の流体通路10を形成し、更にその下方乃
至外側に第2の流体通路18を形成し、第1の流
体通路10の排出口13部に第2の流体通路18
の狭窄部19を位置させれば、この狭窄部19で
の減圧に伴つて上記排出口13でも誘引効果が得
られ、第1の流体通路10内を流れる流体の速度
が増大される。従つてハウジング1内と第1の流
体通路10との間の圧力差は増大され、排水機能
が更に高められる。
に第1の流体通路10を形成し、更にその下方乃
至外側に第2の流体通路18を形成し、第1の流
体通路10の排出口13部に第2の流体通路18
の狭窄部19を位置させれば、この狭窄部19で
の減圧に伴つて上記排出口13でも誘引効果が得
られ、第1の流体通路10内を流れる流体の速度
が増大される。従つてハウジング1内と第1の流
体通路10との間の圧力差は増大され、排水機能
が更に高められる。
なお、ボート等の船体の底部に取り付ければ、
自動的にアカ汲みを行わせることも可能である。
自動的にアカ汲みを行わせることも可能である。
以上の説明より明らかなように本考案によれば
次のごとき優れた効果が発揮される。
次のごとき優れた効果が発揮される。
(1) エアクリーナのハウジング内に浸入した水を
積極的に排水することができ、その排水機能を
可及的に高めることができる。
積極的に排水することができ、その排水機能を
可及的に高めることができる。
(2) エアクリーナのハウジング自体が水中に浸漬
されてもハウジング内の水を排水することがで
きる。
されてもハウジング内の水を排水することがで
きる。
(3) 覆部材によつて弁体を外部からの異物の飛来
による損傷から防護することができる。
による損傷から防護することができる。
第1図はエアクリーナの概略構成図、第2図は
従来のエアクリーナの排水装置を示す側断面図、
第3図は本考案に係るエアクリーナの排水装置の
一実施例を示す分解斜視図、第4図は本考案の一
実施例を示す側断面図、第5図は本考案の他の一
実施例を示す側断面図である。 なお、図中1はハウジング、6はその底板、7
は弁体、10は流体通路である。
従来のエアクリーナの排水装置を示す側断面図、
第3図は本考案に係るエアクリーナの排水装置の
一実施例を示す分解斜視図、第4図は本考案の一
実施例を示す側断面図、第5図は本考案の他の一
実施例を示す側断面図である。 なお、図中1はハウジング、6はその底板、7
は弁体、10は流体通路である。
Claims (1)
- 車輌用エンジンのエアークリーナのハウジング
の底板に間隔をおいて排水孔を並設し、該底板に
排水孔間位置にスリツトを有し自らの弾性力で底
板に密着して排水孔を閉じるラバー製の弁体を取
付け、上記底板に上記弁体に臨む流路断面を縮小
し車輌走行方向前後端を開放させて上記弁体を通
過流体の負圧で開弁させる流体通路を形成したエ
アークリーナの排水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6285183U JPS6039764U (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | エアクリーナの排水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6285183U JPS6039764U (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | エアクリーナの排水装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6039764U JPS6039764U (ja) | 1985-03-19 |
JPH0114751Y2 true JPH0114751Y2 (ja) | 1989-04-28 |
Family
ID=30193036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6285183U Granted JPS6039764U (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | エアクリーナの排水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6039764U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000074132A (ko) * | 1999-05-18 | 2000-12-05 | 정몽규 | 자동차용 레저네이터의 이물질 배출용 캡 |
JP2021127698A (ja) * | 2020-02-12 | 2021-09-02 | トヨタ紡織株式会社 | エアクリーナ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5217608U (ja) * | 1975-07-23 | 1977-02-08 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51156307U (ja) * | 1975-06-09 | 1976-12-13 |
-
1983
- 1983-04-28 JP JP6285183U patent/JPS6039764U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5217608U (ja) * | 1975-07-23 | 1977-02-08 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6039764U (ja) | 1985-03-19 |
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