JPH0114740Y2 - - Google Patents

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JPH0114740Y2
JPH0114740Y2 JP1984030947U JP3094784U JPH0114740Y2 JP H0114740 Y2 JPH0114740 Y2 JP H0114740Y2 JP 1984030947 U JP1984030947 U JP 1984030947U JP 3094784 U JP3094784 U JP 3094784U JP H0114740 Y2 JPH0114740 Y2 JP H0114740Y2
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JP
Japan
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exhaust gas
outlet
gas duct
duct
filter
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、排気ガスダクトの吹出し口、例え
ば、非再生式ガスタービンの排気ガスダクトの吹
出し口に関する。
周知のごとく、ガスタービンの特徴をいえば、
排気ガスダクトの吹出し口が閉塞され、出口圧力
が高くなると(例えば、約300mmAq)、異常燃焼
を惹起し、その結果、自励振動(サーシング)を
発生することになり、当該ガスタービンの寿命を
損なうこともある。更に、冷間始動がきわめて容
易である反面、電気的始動装置(スタータモー
タ)でしか始動できず、例えば大形のガスタービ
ン(600ps)ではスタータモータの容量も大容量
(1.5kw)を必要とし、そのため、ガスタービン
のバツテリーが必然的に大形化しており、にもか
かわらず、ガスタービンの始動失敗回数は、当該
大容量のバツテリーでも、高々6〜7回が限度と
されている。加えて、バツテリーの容量は寒冷地
における使用は夏期に比べ約1/2の能力低下とな
り、仮に、始動失敗を重ねれば、バツテリーアツ
プで、ガスタービンが始動不能に陥るおそれが生
じる。
一方、非再生式ガスタービンでは、高温排気処
理のため、排気ダクトの断熱もしくは吹出し口の
配慮が必要とされている。
〔従来技術とその問題点〕
従来よりガスタービンは、前記のごとく、冷間
始動良好のため、発電機駆動として、寒冷地でし
かも屋外で配置され、重宝がられているが、従来
の発電機用ガスタービンでは雪対策迄配慮されて
おらず、降雪によつて排気ダクトの閉塞を行い、
ガスタービンの始動に支障をきたしていた。殊
に、ガスタービンは、入口全圧と出口静圧(背
圧)との差で仕事を遮断するので、当該背圧が高
くなれば、それだけガスタービン起動および運転
に重大な影響を及ぼすことになる。
〔考案の目的〕
本考案は前記ガスタービンの排気ガスダクトの
吹出し口の不都合を解消しようとした切掛で、一
般の良好な排気ガスダクトを提供しようとするも
のである。
〔考案の構成〕
本考案の構成を別紙添付図面の実施例にもとづ
き説明する。
第1図は本考案の実施例の全体側面図、第2図
は第1図におけるA〜A矢視図、第3図は第1図
の要部斜視図を示す。
第1図において、発電機直結形ガスタービンは
全体囲い体(キユービクル)1内に内蔵され、騒
音を防いでいるとともに、屋外に設置された場合
の風雨を防いでいる屋外設置形に構成している。
2は空気取入口、3は吸気通路、4は排気ガスダ
クト、5は該排気ダクトと連通するフレキシブル
連結具を示す。なお、2点鎖線で表した6の部分
は全体囲い体1内の冷却換気を行う吸引式フアン
の装着個所で、該フアンは排気ガスダクト4の燃
焼ガスによるエジエクタ効果を利用すれば、その
必要がない。
排気ガスダクト4は断面長方形状の煙道で形成
され該ダクト4内は断熱材で内装され、適宜のサ
イレンサを装備している。該ダクト4の吹出し口
7は、若干下向きで略水平に開口しており、開口
端は、第1フイルタともいうべき格子状の枠8を
形成し、該枠8には、多数の湾曲状ブレード9を
並設している。該湾曲状ブレード9より内側に空
間10を介して、第2フイルタともいうべき傾斜
状の金網11を排気通路全面に張設している。該
空間10の下面は全面的に開口し、落下口12と
し、格子状の枠8より吹き込んだ雪が落下するよ
うにしている。
本実施例は以上のごとき構造になつているの
で、本屋外設置形の発電機直結形ガスタービンを
設置しておけば、運転休止の際、排気ガスダクト
4へ風雪が吹き込んでも、格子状の枠8で予め雪
の浸入を防止し、排気ガスダクト4内部迄浸入し
ないが、枠8を若干通過して浸入した雪も、空間
10のところで落下し、しかも、金網11で遮ら
れているので、排気ガスダクト4内部迄には全く
浸入しない。一方、排気ガスダクト4の吹出し口
7は略水平状に開口しているので、当該ガスター
ビンの運転中、排気ガスは水平方向に放出され、
下向き開口に形成された吹出し口に比べ背圧を生
じないようにしている。
以上要するに本考案は、排気ガスダクトは煙突
状に立設し、該排気ガスダクトの吹出し口は略水
平状に開口し、該吹出し口には外側の荒い目の第
1フイルタと内側の細かい目の第2フイルタとを
並設し、これらフイルタ間に空間を形成するとと
もに、該空間に落下口を開口した排気ガスダクト
の吹出し口であるから次の効果を奏する。
〔考案の効果〕
本考案の排気ガスダクトは屋外設置用であるの
で、ダクト休止時において、風雪により、排気ガ
スダクトを閉塞することがない。詳しくいえば、
吹出し口には外側に荒い目の第1フイルタを内側
に細かい目の第2フイルタとを並設したので、雪
が第1フイルタを通過しても、第2フイルタ迄は
浸入を阻止され、しかも空間に浸入した雪は落下
口により落下するので、雪による排気ガスダクト
の目詰まりは防止できる。また、第1フイルタに
堆積した雪があつても、排気ガス温度によつて第
1フイルタに付着堆積した雪は次第に解消できる
合理的な面を有する。
なお、本考案の排気ガスダクトを発電機直結形
のガスタービンに付設すれば、当該ガスタービン
を緊急時等運転必要時に起動しても、その失敗は
回避でき、起動失敗にもとづくバツテリーアツプ
の危険性は防止でき、しかも、排気ガスダクトの
吹出し口を略水平に開口しているので、ガスター
ビン運転中または夏期使用時の排気ガスの迂回に
よる背圧は抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の全体側面図、第2図
は第1図におけるA〜A矢視図、第3図は第1図
の要部斜視図を示す。 4……排気ガスダクト、7……吹出し口、8…
…枠、10……空間、11……金網、12……落
下口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排気ガスダクトは煙突状に立設し、該排気ガス
    ダクトの吹出し口は略水平に開口し、該吹出し口
    には外側の荒い目の第1フイルタと内側の細かい
    目の第2フイルタとを並設し、これらフイルタ間
    に空間を形成するとともに、該空間に落下口を開
    口した排気ガスダクトの吹出し口。
JP1984030947U 1984-03-02 1984-03-02 排気ガスダクトの吹出し口 Granted JPS60143139U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984030947U JPS60143139U (ja) 1984-03-02 1984-03-02 排気ガスダクトの吹出し口

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984030947U JPS60143139U (ja) 1984-03-02 1984-03-02 排気ガスダクトの吹出し口

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60143139U JPS60143139U (ja) 1985-09-21
JPH0114740Y2 true JPH0114740Y2 (ja) 1989-04-28

Family

ID=30531102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984030947U Granted JPS60143139U (ja) 1984-03-02 1984-03-02 排気ガスダクトの吹出し口

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JP (1) JPS60143139U (ja)

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Publication number Publication date
JPS60143139U (ja) 1985-09-21

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