JPH0313533Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0313533Y2
JPH0313533Y2 JP16391085U JP16391085U JPH0313533Y2 JP H0313533 Y2 JPH0313533 Y2 JP H0313533Y2 JP 16391085 U JP16391085 U JP 16391085U JP 16391085 U JP16391085 U JP 16391085U JP H0313533 Y2 JPH0313533 Y2 JP H0313533Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
exhaust outlet
exhaust
exhaust gas
gas turbine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16391085U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6271342U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16391085U priority Critical patent/JPH0313533Y2/ja
Publication of JPS6271342U publication Critical patent/JPS6271342U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0313533Y2 publication Critical patent/JPH0313533Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ventilation (AREA)
  • Incineration Of Waste (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、産業用ガスタービンの排気出口に関
する。
〔従来の技術とその問題点〕
周知のように、ガスタービンでは、排気ガスダ
クトの吹き出し口が閉塞され、出口圧力が高くな
ると(例えば、約300mmAq)、異常燃焼を誘発し、
その結果、自動振動(サージング)を発生するこ
とになり、当該ガスタービンの寿命を損なうこと
もある。また、排気ガスダクトの吹き出し口が突
風や向い風をうけると排気出口は閉塞される状態
となり、エンジントリツプ4(排気温度異常上
昇)を発生する。更に、ガスタービンがエジエク
ター排気方式を採る場合、全体囲い体(ボンネツ
ト)内への排気吹き戻しの現象が発生したり、あ
るいは、エジエクター効果が低減ないし消滅する
(前記吹き出し口は約10mmAqであるため)ことに
よつて、全体囲い体内の温度上昇を招くととも
に、内蔵されているオイルクーラの冷却性が悪化
してガスタービンの出力特性を損なうという不具
合が発生する。
一方、ガスタービンは、冷寒始動がきわめて容
易であるため非常用等発電設備として、寒冷地で
しかも屋外に配置されている。かかる場合、排気
ガスダクトにおける排気出口が積雪により閉塞す
れば、前記の各種の不具合が発生する。
そのため、実開昭60−102421号公報では、屋外
に配置される非常用発電機直列形のガスタービン
の排気ガスダクトにおける排気出口に、積雪対策
を構じた堤案がなされている。すなわち、該排気
ガスダクトにおける横吹き出し排気出口に、更
に、上方開口部を有する有底筒状のダクトを接合
し、該上方開口部に支柱を立て、該支柱を被覆す
るよう筒状の網体をかぶせたものであつて、該網
体の上に積雪があつても、網体の胴部より排気ガ
スが排出できる、という堤案である。
しかしながら、かかる堤案の場合、積雪対策等
は構じられているものの、屋外装置に対ししばし
ば遭遇する突風対策は構じられていない。加え
て、網体を露出させているので、損傷が激しい。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案は、産業用ガスタービンの排気出
口に、積雪対策および突風対策を構じるととも
に、排気ガスをサイレンサー壁やボンネツト壁等
に吹き付けて汚染することのない排気出口構造を
堤供する。
以下、本考案の構成を添付図面に示す実施例に
より詳細に説明する。第1図は本考案の実施例の
一部断面全体図、第2図は第1図の要部斜視図を
示す。
第1図において、非常用の発電機直列形ガスタ
ービンは全体囲い体(ボンネツト)1に内蔵さ
れ、騒音を防ぎ、かつ、屋外設置のため風雨にも
耐えるようにしている。2は空気取入口、3は吸
気サイレンサー、5は発電機(550KVA)、6は
ガスタービン、7はエジエクター排気方式用排気
ベルマウス(エジエクター)を示す。
8は煙突状の排気ガスダクトで、該排気ガスダク
ト8内には断熱材を内張りし、適宜のサイレンサ
ーを内装している。該排気ガスダクト8の上端に
は、横吹き出し状の排気出口Aを形成し、該排気
出口Aに継手9を突設している。該継手9にはダ
クト用エルボ10を接合し、突風や向い風を避け
るため、該ダクト用エルボ10を上向きに開口さ
せている。該ダクト用エルボ10基部内には金網
11を張設し、ガスタービンの運転を休止してい
るとき、鳥虫の浸入を防止している。
次に、該ダクト用エルボ10は、前記のように
上向きに開口しているため、降雪があれば、その
開口部を閉塞することになる。そこで、該ダクト
用エルボ10の底部には、前記金網11より出口
側に、下向き開口12を開設し、該下向き開口1
2は、該ダクト用エルボ10の上向き開口と上下
方向において一部重合するよう開設している。該
下向き開口12に対向して、積雪量を考慮した間
隔で空間13を形成し、該空間13を介して、側
視L字状の風ガイド板14を吊設している。該風
ガイド14をの垂直部14aの上端を前記継手9
とダクト用エルボ10との接合部に固着し、該風
ガイド14の水平部14bを、該ダクト用エルボ
10の弯曲面に沿わしている。図示では、水平に
対し約5゜以上で上方に弯曲させている。該水平部
14bの先端両側に支柱15,15を立設し、該
支柱15の上端を該ダクト用エルボ10の側面に
溶着している。該水平部14bの最低部に排水穴
16を開設している。
本実施例は、以上のように構成されているの
で、本発電機直列形ガスタービンを非常用として
起動させる際、第3図イの図示のように、p矢印
の突風や向い風を受けると、ダクト用エルボ10
は上向き開口されているので、排気ガスダクト8
の排気出口A迄侵入せず、排気ガスの排出を防げ
ることはない。また同ロの図示のように、q矢印
の斜め上方から風が吹いた場合も、侵入した風は
下向き開口部12を通り、風ガイド板14に当た
り、四散する。したがつて、排気ガスダクト8の
排気出口Aへは侵入しない。更に、同ハの図示の
ように、ダクト用エルボ10内に積雪があつた場
合、排気ガスは下向き開口部12から排出し、し
かも、風ガイド板14に沿つて横向き(または横
方向、かつ、斜め上向き)に排出するから、排気
ガスダクト8(サイレンサー壁)や全体囲い体1
(ボンネツト壁)の表面に吹き付けられない。
なお、本実施例では、ダクト用エルボ10を全
体囲い体1側に向け突設しているが、本考案はこ
れに限らず、その反対方向に突設してもよい。ま
た、継手9を長くし、その底部に下向き開口部1
2を開設してもよい。また側視L字状風ガイド板
14は、少なくとも排気ダクト8側に垂直部14
aがあつて、両側の垂直部の有無は問わないもの
である。
以上要するに本考案は、実用新案登録請求の範
囲に記載された構成を採択したので、次の効果を
奏する。
〔考案の効果〕 横吹き出し状に開設した排気出口に、ダクト
用エルボを、上向き開口部を形成するように接
合したので、突風や向い風(真上から吹き込む
風は殆んどない)を排気出口に侵入させない。
したがつて、侵入風による前記排気出口閉塞に
よる各種不具合は生じない。
降雪場合、ダクト用エルボの底部に、上向き
開口部と一部重複して下向き開口部を開設した
ので、ダクト用エルボの上向き開口部が閉塞さ
れても、下向き開口部より排気ガスは排出され
る。また、任意の方向の風を受ける場合、開口
方向を全く異にする2個の開口部を開設してい
るので、一方の開口部より侵入する風は、ダク
ト用エルボ内で排気ガスと一瞬ぶつかるもの
の、排気ガスより圧力の低い他方の開口部へ逃
げ、排気出口への風の侵入はない。したがつ
て、閉塞による前記不具合が生じない。
下向き開口部に対向して側視L字状風ガイド
板を張設したので、下向き開口部から排出され
る排気ガスによつて、周辺の物を汚さず、熱放
射による悪影響も与えない。
下向き開口部および側視L字状風ガイド板は
現場施工が可能であるので、降雪地域以外へ産
業用ガスタービンを設置する場合は、下向き開
口部の開設と側視L字状風ガイド板の張設は必
要でなく、したがつて、簡単な構造としながら
多様性をもたすことができる。
上向き開口部には金網を設ける必要がないか
ら、金網は露出せずその耐久性を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の一部断面全体図、第
2図は第1図の要部斜視図、第3図は本考案の作
用説明図を示す。 8……排気ガスダクト、10……ダクト用エル
ボ、12……下向き開口部、13……空間、14
……側視L字状風ガイド板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 屋外に配置される産業用ガスタービンの煙突
    状排気ガスダクトの排気出口を、横吹き出し状
    に開設し、該排気出口にダクト用エルボを上向
    き開口部を形成するよう接合し、該ダクト用エ
    ルボの底部に、該上向き開口部と上下方向で一
    部重合するよう下向き開口部を開設し、該下向
    き開口部に、空間を介して、側視L字状風ガイ
    ド板を対向して張設したことを特徴とする産業
    用ガスタービンの排気出口構造。 (2) ダクト用エルボの基部に金網を張設した実用
    新案登録請求の範囲第(1)項に記載の産業用ガス
    タービンの排気出口構造。
JP16391085U 1985-10-24 1985-10-24 Expired JPH0313533Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16391085U JPH0313533Y2 (ja) 1985-10-24 1985-10-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16391085U JPH0313533Y2 (ja) 1985-10-24 1985-10-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6271342U JPS6271342U (ja) 1987-05-07
JPH0313533Y2 true JPH0313533Y2 (ja) 1991-03-27

Family

ID=31092545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16391085U Expired JPH0313533Y2 (ja) 1985-10-24 1985-10-24

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0313533Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6332801B2 (ja) * 2014-07-23 2018-05-30 株式会社辰巳菱機 負荷試験装置
JP2016133329A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 株式会社辰巳菱機 負荷試験装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6271342U (ja) 1987-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10181770B2 (en) Standby generator with air intake on rear wall and exhaust opening on front wall
CN210224641U (zh) 一种防尘型配电柜
CN111355164A (zh) 一种散热通风配电箱系统及方法
JPH0313533Y2 (ja)
CA2265421A1 (en) Furnace vent and intake terminal and blockage safety shut down system
RU2222753C2 (ru) Комбинированное статико-динамическое устройство для удаления газовой среды
JP3085913B2 (ja) 発電装置
JP4876877B2 (ja) 発電装置のパッケージ構造
CN213877725U (zh) 一种干式变压器防水结构
CN209561597U (zh) 一种雷达天线罩主动通风降温系统
CN213208243U (zh) 热水器及其上罩
JP2603738Y2 (ja) 排風ダクトの防雨構造
JPH02196134A (ja) 発電装置の冷却装置
CN213906027U (zh) 一种散热良好的配电箱
JPS5838358Y2 (ja) 風呂釜
JP2008045830A (ja) 消音装置
CN217632673U (zh) 发电机组
JPH0137577B2 (ja)
CN216546154U (zh) 一种适用于铁路工程车辆的顶置式防雨散热系统
JPS6335188Y2 (ja)
CN219980252U (zh) 用于预装式变电站的散热风道构造
RU212565U1 (ru) Зонт крышной вентиляционной системы
CN217741092U (zh) 室外散热设备箱
CN216695133U (zh) 一种烟气超声波流量计
CN216489250U (zh) 一种预装式变电站