JPH01147369A - Sm−B/B’抗原、Sm−B/B’抗源のクローニングとSm−B/B’抗源もしくはSm−B/B’抗源とSm−D抗源の混合物を使用した全身性紅斑性狼瘡の検出 - Google Patents

Sm−B/B’抗原、Sm−B/B’抗源のクローニングとSm−B/B’抗源もしくはSm−B/B’抗源とSm−D抗源の混合物を使用した全身性紅斑性狼瘡の検出

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JPH01147369A
JPH01147369A JP63230238A JP23023888A JPH01147369A JP H01147369 A JPH01147369 A JP H01147369A JP 63230238 A JP63230238 A JP 63230238A JP 23023888 A JP23023888 A JP 23023888A JP H01147369 A JPH01147369 A JP H01147369A
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polypeptide
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antigen
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Sallie O Hoch
サリー オー.ホッシュ
Luis A Rokeach
ルイス エイ.ロキーチ
Jeanne A Haselby
ジーン エイ.ヘイズルビー
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    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/564Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for pre-existing immune complex or autoimmune disease, i.e. systemic lupus erythematosus, rheumatoid arthritis, multiple sclerosis, rheumatoid factors or complement components C1-C9
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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    • G01N2800/101Diffuse connective tissue disease, e.g. Sjögren, Wegener's granulomatosis
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は生物が全身性紅斑性根1m(SLE)であるか
否か人の血清試料をテストする方法に関するものであり
、更に詳細には、患者の血清がSm−B及び/又はSm
−B’と反応するか否かを調べて、SLEであるかをテ
ストする方法に関するものであ゛る6本発明はさらにS
m−B及び/又はSm−E′ポリペプチドのcDNAを
単離しクローニングする方法に関するものである。この
方法はまたSm−B及び/又はSm−B’抗原とSm−
B及び/又はSm−B’抗原とSLEに冒されている人
の抗体との反応が起ったことを示す物質との組み合わせ
ないしは組成物に関するものである。さらにSm−Dと
Sm−B及び/又はSm−B’ポリペプチドの混合物を
上記の目的に用いることに関係している。
〔従来技術1 自己免疫疾患では、生体の免疫系は自分自身の細胞内の
構成物と反応する抗体を産生ずる。その結果、抗原一抗
体複合体は種々の病理症状をもたらす。いくつかのリウ
マチ性疾患は自己免疫疾患である。そのようなリウマチ
性疾患のひとつにSLEがある。
細胞核に対する抗体は自己免疫疾患の証明である。その
抗体は生体で、細胞核内の構成物に反応するので、核に
対する抗体となる。このような抗体の測定を基礎とする
検査は種々のリウマチ性疾患の診断のために臨床研究室
ではよく確立されている。(1,2)。これらの検査は
一般的に、これらの抗体に対する抗原として精製された
抗原を用いていない。従ってこれらの検査は比較的粗雑
である。細胞の抽出物が通常抗原として使われていると
いうことは、内部標準となる明確な基準がないというこ
とになる。これらの自己免疫疾患の標的となる抗原の分
子的な性質(分子構成)が比較的複雑であるため、問題
はさらに複雑になっている。
近年、当業者等によって、自己免疫抗体の標的抗原の分
子的性質が解明されはじめ、特にそれらを構築している
大きな構成物に関係する複雑さが認識されはじめた。そ
の大きな構成物は、RNAとタンパク質の複合体(リボ
ヌクレオプロティン: RNP)あるいはDNAとタン
パク質の複合体(デオキシリボヌクレオプロティン: 
DNP)である。また彼らは、生体の細胞内でこれらの
抗体が機能している役割についての謎も解き始めている
。(3)。このような情報が得られた結果、検査結果が
明確な大量の抗原試薬の開発やこれらの試薬を使って鋭
敏で定量的な臨床検査法を開発する可能性が出てきた。
リウマチ性疾患のような自己免疫疾患での抗体を検出す
る抗原として、比較的単純なポリペプチドやタンパク質
を単離する試みがなされてきた。
これらのポリペプチドやタンパク質は単純な抗原である
が、それらは実際にはずっと複雑な細胞内構造の一部で
ある6その結果、そのような抗体と反応するポリペプチ
ドやタンパク質を単離することは困難であった。また同
じように、このような抗原を使ってリウマチ性疾患のよ
うな自己免疫疾患の抗体を検出する分析方法を開発する
ことも困難であった。
SLEと呼ばれるリウマチ性疾患のための明確で豊富な
抗原を開発することは特に難しかった。
なぜならば、SLEの抗原(Smと呼ばれている)が、
s n RN P (small nuclear r
ibonucle。
protejns)と呼ばれる保存されたタンパク質と
関りあっているからである。(4)。Sm抗原となって
いるSm  snRNPは5fffi類のUsnRNA
(U1、U2、U4、U5、tJ6)と少なくとも11
のポリペプチドを含んでいる。UsnRNAはウリジン
に富んでいる。
本発明者らならびに当業者等はSm  snRNPを固
定した。(5−8)。本発明者らは、最近SLEに関っ
ているSm−Dポリペプチド抗原を単離した。Sm−D
ポリペプチドの分子量はおよそ13,000である0本
発明者らは最近このような抗原を用いて患者がSLEに
冒されているか否かを患者の血清試料をテストする簡単
で有効な比色検査法を特許申請した。上に述べた全ての
ことは、rSm−D抗原、Sm−D抗原のクローニング
とSm−D抗原を使ったSLEの検出」という名称で1
987年6月19日米国特許庁に出願した出願番号第0
62802号の中に開示されており、その出願は本願出
願人に譲渡されている。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであって、上述し
た如き従来技術の欠点を解消し、Sm−B及び/又はS
m−B’ポリペプチド抗原の少なくともひとつをコード
化するcDNAを単離することである。Sm−B及び/
又はSm−B′ポリペプチド抗原の分子量はそれぞれ約
26.000と27.000である。(5−8)、本発
明の別の目的とするところは生物がSLEに冒されてい
るかをそのような抗原と人の血清試料を使って調べる簡
単で有効な比色分析物を提供することである。本発明の
更に別の目的とするところは、Sm−DとSm−B及び
/又はSm−B′ポリペプチド混合物を使った簡単で有
効な比色分析法及び分析物を提供することである。
〔構成1 本発明の1実施例においては、SLEに冒されている患
者の血清試料から得た抗体を使って、イムノアフィニテ
ィークロマトグラフィーにより、snRNPタンパク質
を分離する。次にSm−B及び/又はSm−B′ポリペ
プチドをゲル電気泳動により単離し電気的に溶出する6
それからSm−B及び/又はSm−B′ポリペプチドの
アミノ末端からアミノ酸配列を決定し、そのアミノ酸を
コード化する塩基配列に相補的な塩基配列を持つ標識さ
れたDNAプローブを合成する。んクローニングベクタ
ーのヒトc D N’Aライブラリーをニトロセルロー
スフィルターのような適当なフィルターに移す。これら
のフィルターを標識されたプローブとハイブリダイズさ
せ、プローブの配列と合う配列を持つcDNAクローン
を固定する。
S m −B及び/又はSm−B’タンパク質をコード
化するcDNAをサブクローニングする。
それかSm−B及び/又はSm−B′ポリペプチドをイ
ムノアフィニティークロマトグラフィーと、さらに必要
ならばHPLC(高速液体クロマトグラフィー)により
単離する。検査では単離したSm−B及び/又はSm−
B′ポリペプチドを用い生物の血清試料とSm−B及び
/又はSm−B′ポリペプチドとの反応により生物がS
LEに冒されているかどうかを決定する。その検査は、
単離したS m −B及び/又はSm−B′ポリペプチ
ドと単離したSm−Dポリペプチド(上記のように単離
した)の混合物で行うこともできる。
検査は標識酵素と共有結合した抗ヒトIgG/IgMな
どを使ったELISA法によって行うことができる。ラ
クトペルオキシダーゼ、アルカリホスファクーゼは、特
別な発色によって病気にかかっていることを示す標識酵
素の一例である。
[実施例] Sm  snRNPの 両 本発明の1実施例において、Sm  snRNPをイム
ノアフィニティークロマトグラフィーによって分離した
。そのプロセスの最初のステップでは、SLEに冒され
た患者の血漿成分を調製し、ヒト抗Sm抗体を得た。免
疫グロブリンG(I gG)を半飽和硫安塩析による分
画とDEAE−86phace 1カラムを通過させる
ことにより精製した。精製したIgGを5ephar。
5eCL−4Bにカルボニル−ジイミダゾール法によっ
て結合させた。(10)。
細胞抽出液は、浮遊培養したヒト細胞株HeLa細胞を
0.35M NaC1,10mMTris−HC1、p
H7,4,1,5mMMgCI2.0.2mMphen
y1methylsulf。
nyl  fluoride中で全細胞を超音波破壊す
ることにより調製した。(8)。細胞抽出液を調製して
ただちに前項で述べた方法で作製した抗Smイムノアフ
ィニティーカラムにかけた。カラムを抽出用緩衝液で洗
った後、O,1MNac1.6MLIrea、0.2m
Mpheny1methylsulfonyl  fl
ucrideを含む10mMTr i 5−HC1、p
H7,4で溶出した。低タンパク質濃度でも、Smsn
RNPの沈殿ができるように溶出液にキャリアRNA(
20μg/ml)を加えた。Sm  snRNPは、2
容量のエタノールを加えて一20℃で一晩沈殿させた。
イムノアフィニティーカラムの溶出物の全タンパク質構
成物(特長のあるSm  snRNPの様相を含んでい
る)を5DS−ゲル電気泳動し、クマシーブリリアント
ブルーの染色により調べた。
(11)、抗原ポリペプチドをニトロセルロース膜に移
し、イムノプロット法で検出した。  (12,13)
、このようにして、直接生化学的解析に十分な純度のS
m抗原が大量に精製された。この方法は、Sm  sn
RNPがタンパク質分解酵素や核酸分解酵素にさらされ
ることが最も少なかった。(9)。
一且ヱ(7) S m  s n RNかポリペプチド
の 肖本発明者らは、クロマトグラフィーの操作によっ
てSm  snRNP粒子を容易に分離することができ
たが、クロマトグラフィーによってSm  snRNP
粒子を明確に分画することはできなかった。そのかわり
本発明者らはSm  snRNP粒子を5DS−ゲル電
気泳動と電気的溶出により分画した1本発明者らがこれ
を遂行するのに使用したプロトコール(と装置)はHu
nkapillerら(14)がマイクログラム量のタ
ンパク質を分離するのに使ったものである。このプロト
コールは本発明者らの目的に理想的であった。なぜなら
ば、それぞれのポリペプチドのバンドについて、大きな
アクリルアミドのかたまり(10−11cm巾/1.5
mm厚)から少量のタンパク質(10−20LLg)を
少量の容積(300−500μl)中に溶出できるから
である。
Hunkapi 1lerらのプロトコールから本発明
者らが唯一改変した点はゲルからそれぞれのバンドを切
り出す前の染色の条件である。この変更は、注目してい
るいくつかのペプチドが長い(20Cm)ゲルを使った
時でさえ、非常に近接しているためになされた。これら
のペプチドを2時間の通常の脱色の後に、はっきり区別
するためクマシーブルー濃度をもとのHunkapi 
l lerらのプロトコールから、0.05%に下げた
それぞれのペプチドのバンドを電気的に溶出した後それ
ぞれのバンドを5DS−ゲル電気泳動(11)にかけ、
銀染色によりその均一性を検定し、プロッティング法に
より、抗体との反応性を検定した。(12,13)。
タンパク のアミノ  51の゛ 本発明者らは、Sm−B及び/又はSm−B′ポリペプ
チドのアミノ酸配列の決定にピコモル程度の量のタンパ
ク質しか必要でない気相法の方式を用いた。(15,1
6)、配列の決定はミズーリー州セントルイスのワシン
トン大学タンパク質化学研究室で行った。本発明者らは
Sm−B及び/又はSm−B′ポリペプチドのアミノ末
端からそれぞれ19と20残基の配列を得た。その配列
は以下に示す通りであった。
val gly lys ser ser  lys 
met leu gin his  Lieasp  
tyr arg met arg cys  ile 
leu gin asp本発明者らは2つの23塩基長
のDNAプローブと1つの54塩基長のプローブをSm
−B及び/又はSm−B′タンパク質をコード化するc
DNAをクローニングするために合成した。 (ABI
Synthesizer、 The Agouron 
In5titutel 、これらのプローブはSm−B
及び/又はSm−B’ポリペプチドのアミノ酸配列から
導かれる塩基組成で合成された。これらのプローブをB
1.B3、B4プローブと名付けた。プローブを放射性
リン(”P)で標識した。
B1.B3、B4プローブは次のように作られた。
獣  1−(j     I−−− 一   ←        <<< Q  [−(j   < C5(:口 ′A  <      白    目        
目上  陣 < 0  冒0  ゴ+0    −一 
    く           トー       
 トー               トーのトー(シ ー     く           トー     
   ←               ←−、euU
フ(コ(コ 5  3 C:5     I:CJ   [:l: 
L)       8屈 巳、   冒″−)  て←
00 冒(り[jヒフ ■←− 巨   <         [−1−)−ヵ 畷  
  日° に°    # トー ω H<          ロ L−z<コ (1)トー<−f: カ  斯                     
 くト一 >≧=(コ −I    lj                 
          QeioL)(コ 完  言                   イ〉
(コQ これは第1図にも示しである。上記の配列中で” N 
”はA、T、G、Cの4つの塩基のいずれかを示す。”
 I ”はC以外の3つの塩基の代用であり、デオキシ
イノシンに相当する。上記の配列中にシスティン残基が
見られる。このことは、のちの実験で確かめられた。し
かし実際にはB1、B2(B3の誤植と思われる)、B
4プローブを使った週はこのアミノ酸残基はリジンであ
ると考えられた。
示したように81プローブは最も不確かなコドンの3番
目の塩基の位置にデオキシイノシンを使用するように設
計された。(17)。従って、Blプローブは64種の
オリゴヌクレオチドの3昆合物として作られている。B
3プローブでは縮重しているコドンの3番目の位置に4
つの塩基が含まれている。さらにコドンの使用頻度に基
づいて(18)、本発明者らはロイシンのコドンの1番
目の位置をシトシンのみとした。その結果、B3プロー
ブの分子種の数は192に減少した。B4プローブとし
てヒトのコドンの使用頻度に基づいて、Sm−B/B’
ポリペプチドのアミノ酸配列に対応する54塩基長の一
種類のプローブを作った。
b ライブラリーのスクリーニング cDNAとしてはCloneteck社(Pa1o  
Alto、Ca1ifornia)のヒトBリンパ球細
胞poly−RNA由来のんgtlOベクターを用いた
cDNAライブラリーをイ吏用した。およそ25.00
0の独立した組み換え体プラークを大腸菌Y1090上
にまき、ニトロセルロースフィルター上に移した。(1
9)。これらのフィルターを[32P]で標識されたB
1プローブとハイブリダイズさせ、スクリーニングした
第一回目のスクリーニングで、[”PIで標識されたB
lプローブとハイブリダイズする19個のプラークを固
定した。さらに約25.000個の独立した組み換え体
プラークをB3プローブでスクリーニングした。このス
クリーニングで[32p]でt稟議されたB3プローブ
とハイブリダイズする16個のプラークを固定した。
B1プローブでスクリーニングされた9個の最もシグナ
ルの強いクローンとB3プローブでスクリーニングされ
た16個のクローンについては、B3プローブによりさ
らに2回プラークの純化を行った。2度のハイブリグイ
ゼーション後、24個の純化されたクローンが得られた
。これらの24個のクローンをさらにB4プローブによ
って、低塩濃度、高温の条件でスクリーニングした。こ
の最後のスクリーニングによって、[”PIで標識され
たB4プローブとハイブリダイズする7個の組み換え体
クローンを固定した。
Cサブクローニングと塩基配り1の゛定B3プローブで
選別した24個の陽性クローンのDNAを調製し、(1
9)制限酵素EcoRIで消化した。消化の後ベクター
に挿入されたcDNAの長さを決定した。挿入された断
片(インサート)は、とある範囲の塩基長を持つ6つの
グループに分類された。これらのグループは、0.80
Kbから2.OKbの範囲の中にあった。B4プローブ
で陽性であった7個のクローンのうち6個は、1.3−
1.4Kbの長さのグループに属した。λB419−2
はEcoRIで切り出された1、IKbのインサートc
DNAを持っていた。λB5−1、λB22−2、λB
4O7−1、んB419−2、λB443−2のEco
RIで切り出されるcDNA挿入部分を一般的なベクタ
ーM13mp18中にサブクローニングした。(20)
。えB4O9−2と8445−2クローンのcDNAの
EcoRI断片を一般的なベクター1)UCl3中にサ
ブクローニングした。
(21)、cDNA挿入部分の塩基配列をジデオキシ法
を用いて決定した。(22)。7個のクローン全てから
得られたDNAの配列はSm−B及び/又はSm−B’
ポリペプチドの知られている20個のアミノ酸のコドン
の構成と完全に一致した。
Sm−B及び/又はSm−B’タンパク質の発現は大腸
菌内で行った。この系を選んだ理由には次の2つがある
6 (I)このバクテリアは生理学的、遺伝学的、分子
生物学的に最もよく研究され、理解されている。(2)
多くのfi aJIの便利な発現ベクターがすでに開発
されている。(23−26)。これらのベクターは、バ
クテリア中で高率の転写とvI+訳が可能であるため、
クローン化した遺伝子の産物が高いレベルで合成できる
クローン化した遺伝子産物によるバクテリアの増殖の阻
害を防ぐため、条件によって活性化できる誘導可能な転
写プロモーターを使ってクローン化した遺伝子を発現さ
せる。たとえばプラスミドp I N−111(23)
やpKK233−2 (24)はそれぞれ−し」ユqや
ta旦ジブロモクーを含んでいるにれらは両方とも培養
液中に1sopr。
1)3’l−β−D−thiogalactopyra
noside (IPTG)を加えることにより誘導で
きる。プラスミドpASI (25)は保温温度を30
°Cか642℃に変化させることにより活性化しつるん
pLプロモーターを持っている。
他のシステム(26)は2つのプラスミドを使って行わ
れる。ひとつのプラスミドpap 1−2は、T7RN
AポリメラーゼがえpLプロモーターの支配下にコード
されている。調べたい(発現させたい)遺伝子は別のプ
ラスミドpT7−3中にφ1OT7RNAポリメラーゼ
プロモーターの支配下にクローン化されている。
第一段階として、Sm−B及び/又はSm−B′タンパ
ク質をコード化するcDNAクローンを上に挙げた全て
のベクター中にクローニングした。次にSm−B及び/
又はSm−B′タンパク質の発現に最適な条件となるよ
うに転写の誘導の前後の培養条件を決定した。クローン
化したSm−B及び/又はSm−B′ポリペプチドの発
現量は新たに合成されたタンパク質を[”S]−メチオ
ニンで標識し、継時的にサンプリングして5DS−ゲル
電気泳動にかけ、オートラジオグラフィーを行うことに
より測定できる。
Sm   の 折物 患者などの抗体の反応性を調べる直接的な分析物も使用
できる。直接的な分析物の大きな問題点は一般にそのよ
うな分析には比較的大量の抗原が必要とされることであ
る。はとんど単一に精製された抗原を使用することが望
ましい場合には特に問題となる。
2つ前のパラグラフですでに述べた方法で大量の抗原を
調製することが可能である。たとえばSm−B及び/又
はSm−B’抗原はrSm  snRNPの分離」とい
うセクションで述べたようにイムノアフィニティークロ
マトグラフィーによって精製し得る。このようなイムノ
アフィニティークロマトグラフィーでは、ヒトのポリク
ローン血清が使用できる。もしくはSm−B及び/又は
Sm−B’のバンドに特異的なウサギのポリクローン抗
体が使用できる。もしこれが望ましいと考えられるなら
ば、抗原のクロマトグラフィーは最後の精製のステップ
としてもよい。
ELISA分析物(27)はより望ましい分析物である
。精製したSm−B及び/又はSm−B′ポリペプチド
をマイクロタイタープレートの表面に吸着させる。露出
したマイクロタイタープレートの表面は高濃度の反応性
のないタンパク質溶液(ウシ血清アルブミンなど)でブ
ロックする。(28a)−血清試薬を直接Sm−B/B
’抗原と反応するか試験する6 Sm−B/B’抗原と血清試薬の反応によってできた抗
原一抗体複合体はラクトペルオキシダーゼ/アルカリホ
スファターゼのような酵素が共有結合した抗ヒトIgG
/IgM抗体によって検出する。標識となる酵素の結合
量は比色検査によって示される。さらにマイクロタイタ
ープレートは自動プレートリーダーによって測定できる
。バックグランドの測定は反応性のない病気にかかって
いない人の血清を使用して陰性反応とし、反応性のある
既知のヒト抗Sm抗体(29)やウサギ抗Sm−B及び
/又はSm−B′抗体(28b)を使用して陽性反応す
ることで測定できる。
SLEの検査のためにSm−B及び/又はSm−B′抗
原のみを使用するかわりに、Sm−D抗原とSm−B及
び/又はSm−B’抗原の混合物もしくは、Sm−D抗
原とSm−B抗原かSm−B′抗原のどちらかのみとの
混合物を使用することも可能である。Sm−D抗原をS
mB抗原がSm−B′抗原の両方もしくは片方と混合し
て使用する場合は、マウス抗Sm−Dモノクローン抗体
とウサギ抗Sm−B及び/又はSm−B′抗体とを混合
して使用し、陽性反応とすることができる。もしくはS
m−B抗原かSm−B抗原をマウス抗Sm−Dモノクロ
ーン抗体がウサギ抗Sm−B及び/又はSm−B’抗体
のどちらがと個別に混合して用い、陽性反応とすること
もできる。
現在米国特許庁に係属中の特許出願第064802号の
出願の中で開示されている通り、Sm−Dポリペプチド
はDlとD2プローブを用いて次に述べるようにして単
離した。
met lys leu vat arg phe l
eu met 1ysCCCCCA(: GGG   G えgtloベクターを用いたcDNAライブラリーをD
lとD2プローブを用いてスクリーニングした。スクリ
ーニングは、大筋では上に述べたように、そして特別に
第064802号の出願の中で述べたようにして行われ
た。そのようにして選別されたDNAをサブクローニン
グし、塩基配列も第064802号に述べた通りに行っ
た0組み換え体Sm−Dタンパク質は大筋においては、
上に述べたようにまた特別に第064802号に述べた
ように発現させた。
主なSm抗原はり、B、B’ポリペプチドと関係してい
る。イムノプロットと呼ばれる手法で、特に抗Smの反
応性について調べた3つの参考文献を下に引用した。(
30−32)、最も通常のパターンは、この3つの全て
のポリペプチドを認識するパターンである。さらに、あ
るひとつのマウスのモノクローン抗体がこの3つの全て
のポリペプチドを認識することから、この3者は少なく
ともひとつのエピトープを共通に持っていることが知ら
れている。(33)、1.がし同時に、特異的な抗原決
定基も存在する。引用した3つの調査(30−32)で
は、およそ8%のヒト抗血清がSm−B及び/又はSm
−B′ポリペプチドのみを認識する。恐らくまれにSm
−Dポリペプチドのみを認識する血清も存在するであろ
う、たとえば、Sm−Dポリペプチドのみを認識するマ
ウスモノクローン抗体が単離されている。
この分野の研究者は今までSm−D抗原について強調す
る傾向があった。抗Sm検査に使う組織の臨床材料は、
非常に多くの場合ウサギ胸腺から調製されたENAと呼
ばれる抽出物である。ENAが調製される古い方法では
、全てではないがほとんどのSm−B及び/又はSm−
B′ポリペプチドが失われていることが示された。(3
5)。
従って、多くの臨床検査で抗Smの反応性は、Sm−D
ポリペプチドに対するものだけであると結論された。さ
らに引用文献31で結論されているように[抗り抗体は
、抗−(II)RNPの血清には見い出されないことか
ら、抗り抗体の存在は、抗Sm血清に、より特徴的なこ
とであるらしい。」別な表現をすれば、抗Sm−B及び
/又はSm−B’抗体は、ひとつ以上の表現型と関係し
ている。
3つの抗原(Sm−DSm−B及び/又はSm−B ′
)が全て重要であることが明らかになった。Sm−D抗
原が3者の中で最も重要ではあるが、Sm−B及び/又
はSm−B’抗原も重要な貢献をしていることが明らか
になってきた。このことにより3つの抗原を使用する方
が個々の抗原を使用するより少なくともある特定の場合
には望ましいことが明らかになった。
上記の方法には、重要な利点がある。これによって、S
LEの検定をするSm−B及び/又はSm−B′抗原の
クローニングを行うことができる。また人がSLEにか
かっているかを検定するための血清試料と反応させる抗
原を供給する6SLEの抗体がSm−B及び/又はSm
−B′抗原(もしくはSm−DとSm−B及び/又はS
m−B′の混合物)と反応し、抗原一抗体複合体が形成
された場合には、酵素の結合した別の抗体を導入するこ
とにより、特別な発色反応を示すことができる。酵素の
結合した別の抗体は抗原一抗体複合体と反応し、酵素の
活性を比色検査により検出することができる。この特別
な色によ、す、検査された人がSLEにかかっているこ
とを検出することができる。
上記の方法は、他の重要な利点をも持っている。抗原は
、Sm−Dポリペプチドや多くの妨害をするポリペプチ
ドやタンパク質の含まれた複合体ではなく、Sm−B及
び/又はSm−B’ポリペプチドのみ(もしくはSm−
D抗原との混合物)であるため、Sm−B及び/又はS
m−B′ポリペプチド(もしくはSm−B及び/又はS
m−B′とSm−Dポリペプチドの混合物)とSLE抗
体の反応は、以前の技術による複雑な抗原と抗体の反応
よりも、特異的で感度もよいにのことにより、本発明者
らの検出方法は、以前の複雑な抗原に基づいた試験より
も明確で確実なものとなった。
以上、本発明の具体的実施の態様について詳細tこ説明
したが1本発明はこれら具体例にのみ限定されるべきも
のではな(、本発明の技術的範囲を逸脱することなしに
種々の変形が可能であることは勿論である6
【図面の簡単な説明】
第1図は、Sm−B及び/又はSm−B’ポリペプチド
のアミノ末端のアミノ酸の配列と番号を示しており、さ
らにそのアミノ酸配列をコード化するcDNAとハイブ
リダイズさせるために合成されたプローブをした説明図
、 第2図は、Sm−Dポリペプチドのアミノ末端のアミノ
酸配列と番号を示しており、さらにそのアミノ酸配列を
コード化するcDNAとハイブリダイズさせるために合
成されたプローブを示した説明図である。 跨許J:@ス、   シ゛′ ア2°iり/ インステ
イ+ニー1〜ン 一   ヘ ロ    ロ ーいい FIG、  / va工gly lys ser ser lys me
t leu gln his3’  CACCCG T
ACAGG GTCTTCTACGACGTCGTGL
le asp tyr arg met arg cy
s ile leu gln aspG

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、生物がSLEに冒されているか否かを検出する方法
    において、Sm−BとSm−B′ポリペプチドのうち少
    なくともひとつと抗体を含む生物の血清試料とを反応さ
    せ、前記Sm−BとSm−B′ポリペプチドのうち少な
    くともひとつと血清試料中の抗体との反応性により生物
    がSLEに冒されているか否かを決定する、各ステップ
    を有することを特徴とする方法。 2、特許請求の範囲第1項において、Sm−BとSm−
    B′ポリペプチドの分子量はそれぞれ約26,000と
    27,000であることを特徴とする方法。 3、特許請求の範囲第2項において、前記Sm−BとS
    m−B′ポリペプチドのうち少なくともひとつと生物の
    血清試料中の抗体との反応性は、反応生成物と標識酵素
    を共有結合させた抗IgG/IgM抗体とを反応させる
    ことによって検出することを特徴とする方法。 4、特許請求の範囲第1項において、Sm−BとSm−
    B′ポリペプチドはval gly lys sers
    er lys met leu gln his il
    e asp tyr arg metarg cys 
    ile leu gln aspというアミノ酸配列を
    持っていることを特徴とする方法。 5、生物がSLEに冒されているか否かを検出する方法
    において、SLEに冒されている生物の血清試料から得
    た抗体をsnRNPを分離するために使用し、snRN
    Pのタンパク質から分子量約26,000と27,00
    0のポリペプチドを単離し、分子量約26,000と2
    7,000のポリペプチドの少なくともひとつをクロー
    ニングし、組み換え体ポリペプチドの少なくともひとつ
    を生物の血清試料と反応させ、クローン化したポリペプ
    チドの少なくともひとつと生物の血清試料との反応性に
    よって生物がSLEであるか否かを決定する、上記各ス
    テップを有することを特徴とする方法。 6、特許請求の範囲第5項において、クローン化したポ
    リペプチドの少なくともひとつと血清試料との反応性は
    反応生成物に標識酵素を共有結合させた抗IgG/Ig
    M抗体を加えることにより決定することを特徴とする方
    法。 7、特許請求の範囲第5項において、少なくとも単離し
    たポリペプチドのひとつは、Sm−BとSm−B′ポリ
    ペプチドのひとつであることを特徴とする方法。 8、特許請求の範囲第5項において、分離したポリペプ
    チドの少なくともひとつは、アミノ末端に、val g
    ly lys ser ser lys met le
    u glnhis ile asp tyr arg 
    met arg cys ile leu glnas
    pという配列を持っていることを特徴とする方法。 9、生物がSLEに冒されているか否かを検出する方法
    において、Sm−BとSm−B′ポリペプチドの少なく
    ともひとつをクローニングし、生物の血清試料との反応
    性を調べるために、クローニングしたSm−BとSm−
    B′ポリペプチドのうちのクローニングしたものを調製
    する、上記各ステップを有することを特徴とする方法。 10、特許請求の範囲第9項において、SmsnRNP
    のタンパク質を分離し、snRNPのタンパク質からS
    m−BとSm−B′ポリペプチドの少なくともひとつを
    単離し、Sm−BとSm−B′ポリペプチド単離された
    ひとつからのアミノ酸配列に基づき、Sm−BとSm−
    B′ポリペプチドの少なくともひとつをコード化するD
    NA配列をクローニングする、上記各ステップを有する
    ことを特徴とする方法。 11、特許請求の範囲第9項において、Sm−BとSm
    −B′ポリペプチドの分子量はそれぞれ約26,000
    と27,000であることを特徴とする方法。 12、特許請求の範囲第9項において、Sm−BとSm
    −B′ポリペプチドの少なくともひとつはアミノ末端に
    val gly Iys ser ser lys m
    etleu gln his ile asp tyr
     arg met arg cys ileleu g
    ln aspという配列を持っていることを特徴とする
    方法。 13、生物がSLEに冒されているか否かを試験する方
    法において、Sm−BとSm−B′ポリペプチドの少な
    くともひとつをコード化するcDNAをクローニングし
    、cDNAから前記Sm−BとSm−B′ポリペプチド
    の少なくともひとつを単離し、マイクロタイタープレー
    ト表面にSm−BとSm−B′ポリペプチドの単離した
    少なくともひとつを吸着させ、露出した表面をブロッキ
    ングし、マイクロタイタープレート上でSm−BとSm
    −B′ポリペプチドのブロックしたひとつに生物の血清
    試料を反応させ、その反応で生じた抗原−抗体複合体を
    検出する、上記各ステップを有することを特徴とする方
    法。 14、特許請求の範囲第13項において、抗原−抗体複
    合体の形成は標識酵素を共有結合した抗ヒトIgG/I
    gM抗体によって検出することを特徴とする方法。 15、特許請求の範囲第13項において、前記マイクロ
    タイタープレート上の前記Sm−BとSm−B′ポリペ
    プチドのブロックしたひとつの露出した表面を高濃度の
    反応性のないタンパク質溶液で、ブロックすることを特
    徴とする方法。 16、特許請求の範囲第14項において、Sm−BとS
    m−B′ポリペプチドの少なくともひとつはイムノアフ
    ィニティークロマトグラフィーによりcDNAから単離
    し、マイクロタイタープレート上のSm−BとSm−B
    ′ポリペプチドのブロックしたひとつの露出した表面を
    高濃度の反応性のないタンパク質溶液でブロックする、
    上記各ステップを有することを特徴とする方法。 17、特許請求の範囲第16項において、抗原−抗体複
    合体の形成を特殊な発色によって示す検査に用いられる
    標識酵素は、ラクトペルオキシダーゼ/アルカリホスフ
    ァターゼであることを特徴とする方法。 18、生物がSLEに冒されているか否かを検出するた
    めの組成物において、SLEに冒されている生物の抗体
    と反応するSm−BとSm−B′抗原の少なくともひと
    つ、Sm−BとSm−B′抗原の少なくともひとつとS
    LEに冒されている生物の血清試料を混合した時に形成
    される抗原一抗体複合体に反応するもうひとつの後から
    加える抗体、形成された抗原−抗体複合体に後から加え
    た抗体が結合した時に、適当な基質を加えると、特別な
    発色を起こす後から加える抗体に結合させた酵素、を有
    することを特徴とする組成物。 19、特許請求の範囲第18項において、後から加える
    抗体は抗ヒトIgG/IgM抗体であり、酵素はその抗
    体に共有結合している、ことを特徴とする組成物。 20、特許請求の範囲第19項において、酵素はラクト
    ペルオキシダーゼとアルカリホスファターゼの少なくと
    も一方から成ることを特徴とする組成物。 21、生物がSLEに冒されているか否かを検出する方
    法において抗体を含んでいる人の血清試料とSm−Dと
    Sm−B/B′ポリペプチドの混合物を反応させ、生物
    がSLEであるか否かを、Sm−DとSm−BとSm−
    B′ポリペプチドの少なくともひとつとの混合物と生物
    の血清試料中の抗体との反応性によって決定する、上記
    各ステップを有することを特徴とする方法。 22、特許請求の範囲第21項において、Sm−BとS
    m−B′ポリペプチドの分子量はそれぞれ約26,00
    0と27,000であり、Sm−Dポリペプチドの分子
    量は約13,000であることを特徴とする方法。 23、特許請求の範囲第22項において、Sm−DとS
    m−BとSm−B′ポリペプチドの少なくともひとつと
    の混合物と生物の血清試料との反応性は、反応生成物と
    標識酵素を共有結合させた抗IgG/IgM抗体とを反
    応させることによって検出することを特徴とする方法。 24、特許請求の範囲第21項において、Sm−BとS
    m−B′ポリペプチドの少なくともひとつはval g
    ly lys ser ser lys met le
    u gln hisile asp tyr arg 
    met arg cys ile leu gln a
    spというアミノ酸配列を持ち、Sm−Dポリペプチド
    はmet lys leu val arg phe 
    leu met lys leuserというアミノ酸
    配列を持つことを特徴とする方法。 25、生物がSLEに冒されているか否かを検出する方
    法において、SLEに冒されている生物の血清試料から
    得た抗体をsnRNPを分離するために使用し、snR
    NPのタンパク質から分子量約13,000のポリペプ
    チドと分子量約26,000と27,000のポリペプ
    チドの少なくとも一方を単離し、単離した分子量約13
    ,000のポリペプチドと分子量約26,000と27
    ,000のポリペプチドの少なくとも一方をクローニン
    グし、クローン化したポリペプチドの混合物と生物の血
    清試料と反応させ、クローン化したポリペプチドの混合
    物と生物の血清試料との反応性によって、生物がSLE
    であるか否かを決定する、上記各ステップを有すること
    を特徴とする方法。 26、特許請求の範囲第25項において、クローン化し
    たポリペプチドの混合物と血清試料との反応性は標識酵
    素と共有結合させた抗IgG/IgM抗体を加えること
    により決定することを特徴とする方法。 27、特許請求の範囲第25項において、単離したポリ
    ペプチドは、Sm−DポリペプチドとSm−BとSm−
    B′ポリペプチドの少なくともひとつであることを特徴
    とする方法。 28、特許請求の範囲第25項において、Sm−BとS
    m−B′ポリペプチドの単離したものはアミノ末端にt
    hr val gly lys ser ser ly
    s metleu gln his ile asp 
    tyr arg met arg cys ilele
    u gln aspというアミノ酸配列を持ち、Sm−
    Dポリペプチドはアミノ末端にmet lys leu
     valarg phe leu met lys l
    eu serというアミノ酸配列を持つことを特徴とす
    る方法。 29、生物がSLEに冒されているか否かを検出する方
    法において、Sm−BとSm−B′ポリペプチドの少な
    くともひとつとSm−Dポリペプチドをクローニングし
    、Sm−BとSm−B′ポリペプチドのクローニングし
    たものとクローニングしたSm−Dポリペプチドを生物
    の血清試料と反応させるために調製する、上記各ステッ
    プを有することを特徴とする方法。 30、特許請求の範囲第29項において、Sm snR
    NPタンパク質を分離し、snRNPタンパク質の中か
    らSm−BとSm−B′ポリペプチドの少なくともひと
    つとSm−Dポリペプチドを単離し、Sm−BとSm−
    B′ポリペプチド単離したもののアミノ酸配列に基づい
    て、Sm−BとSm−B′ポリペプチドの少なくともひ
    とつをコード化するDNA配列をクローニングし、単離
    したSm−Dポリペプチドのアミノ酸配列に基づいて、
    Sm−Dポリペプチドをコード化するDNA配列をクロ
    ーニングする、上記各ステップを有することを特徴とす
    る方法。 31、特許請求の範囲第29項において、Sm−BとS
    m−B′ポリペプチドの分子量はそれぞれ約26,00
    0と27,000であり、Sm−Dポリペプチドの分子
    量は約13,000であることを特徴とする方法。 32、特許請求の範囲第29項において、Sm−BとS
    m−B′ポリペプチドの少なくともひとつはアミノ末端
    にval gly lys ser ser lys 
    metleu gln his ile asp ty
    r arg met arg cys ileleu 
    gln aspという配列を持ち、Sm−Dポリペプチ
    ドはアミノ末端にmet lys leu val a
    rgphe leu met lys leu ser
    という配列を持つことを特徴とする方法。 33、生物がSLEに冒されているか否かを試験する方
    法において、Sm−BとSm−B′ポリペプチドの少な
    くともひとつとSm−Dポリペプチドをコード化するc
    DNAをクローニングし、cDNAからSm−BとSm
    −B′ポリペプチドの少なくともひとつとSm−Dポリ
    ペプチドを単離し、単離したSm−BとSm−B′ポリ
    ペプチドとSm−Dポリペプチドの混合物をマイクロタ
    イタープレート上の表面に吸着させ、露出した表面をブ
    ロックし、生物の血清試料とマイクロタイタープレート
    上において、Sm−BとSm−B′ポリペプチドのブロ
    ックしたものとSm−Dポリペプチドのブロックしたも
    のを反応させ、この反応で形成される抗原−抗体複合体
    を検出する、上記各ステップを有することを特徴とする
    方法。 34、特許請求の範囲第33項において、抗原−抗体複
    合体の形成は、標識酵素が共有結合した抗ヒトIgG/
    IgM抗体によって検出することを特徴とする方法。 35、特許請求の範囲第33項において、マイクロタイ
    タープレート上のSm−BとSm−B′ポリペプチドの
    少なくともひとつとSm−Dポリペプチドの混合物の露
    出した表面は高濃度の反応性のないタンパク質溶液でブ
    ロックすることを特徴とする方法。 36、特許請求の範囲第34項において、Sm−BとS
    m−B′ポリペプチドの少なくともひとつとSm−Dポ
    リペプチドはcDNAを発現させ、イムノアフィニティ
    ークロマトグラフィーを行って分離させ、マイクロタイ
    タープレート上のSm−BとSm−B′ポリペプチドの
    少なくともひとつとSm−Dポリペプチドの混合物を露
    出した表面を高濃度の反応性のないタンパク質溶液でブ
    ロックすることを特徴とする方法。 37、特許請求の範囲第36項において、抗原−抗体複
    合体の形成を特殊な発色によって示す検査に用いられる
    標識酵素はラクトペルオキシダーゼ/アルカリホスファ
    ターゼであることを特徴とする方法。 38、生物がSLEに冒されているか否かを検出するた
    めの組成物において、SLEに冒されている生物の抗体
    と反応するSm−BとSm−B′抗原の少なくともひと
    つとSm−D抗原の混合物、Sm−BとSm−B′抗原
    の少なくともひとつとSm−D抗原の混合物と生物の血
    清試料を混合した時に形成される抗原−抗体複合体に反
    応するもうひとつの後から加える抗体、形成された抗原
    −抗体複合体に後から加えた抗体が結合した時に、適当
    な基質を加えると、特別な発色を起こす後から加える抗
    体に結合させた酵素を、有することを特徴とする組成物
    。 39、特許請求の範囲第38項において、後から加える
    抗体は、抗ヒトIgG/IgM抗体であり、酵素は後か
    ら加える抗体に共有結合していることを特徴とする組成
    物。 40、特許請求の範囲第39項において、酵素はラクト
    ペルオキシダーゼとアルカリホスファターゼのうち少な
    くとも一方から成ることを特徴とする組成物。
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