JPH0114662Y2 - - Google Patents

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JPH0114662Y2
JPH0114662Y2 JP3827183U JP3827183U JPH0114662Y2 JP H0114662 Y2 JPH0114662 Y2 JP H0114662Y2 JP 3827183 U JP3827183 U JP 3827183U JP 3827183 U JP3827183 U JP 3827183U JP H0114662 Y2 JPH0114662 Y2 JP H0114662Y2
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JP
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waste gas
waste
waste heat
air
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  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は石灰石焼成炉などの廃熱回収装置に
関するものである。
〔従来技術〕
従来、この種の石灰石焼成炉などにおいては、
炉からの廃熱をまずレキユペレータにより熱風、
つまり炉への燃焼用高温空気として一部回収し、
ついでさらにこれを廃熱ボイラにより蒸気として
回収する手段が講じられている。
しかしてこのような従来の廃熱回収装置にあつ
て、廃熱ボイラから得る蒸気の使用量が季節によ
り大巾に変化する場合、例えば冬期に特に可能な
限り発生蒸気量を増加させたい要望のあるときに
は、レキユペレータでの熱回収を減じて、炉から
の廃熱、すなわち高温廃ガスをより多く廃熱ボイ
ラに供給する必要がある。従つてこのような場合
には、レキユペレータでの伝熱面積を小さいもの
にして廃熱回収を少なくさせるが、一方、例えば
夏期になつて蒸気使用量が大巾に減ずると、この
場合には廃ガス入口風量を減少させるか、あるい
はその温度を下げなければならない。しかしこの
ような操作を行なうと、当然の結果としてレキユ
ペレータでの廃熱回収が減じて、炉からの廃ガス
温度が上昇し、熱消費および廃ガス容積が増加し
たり、廃ガスフアンの消費動力が増えるなどの不
利を招くものであつた。
〔考案の概要〕
この考案は従来装置のこのような欠点に鑑み、
レキユペレータに風量調整ダンパをもつバイパス
ダクトを設けて、レキユペレータおよび廃熱ボイ
ラへの廃ガス導入量を切換え調整できるようにし
たものである。
〔実施例〕
以下、この考案に係わる廃熱回収装置の一実施
例につき、図面を参照して詳細に説明する。
図面は実施例装置を適用した石灰石焼成炉のシ
ステム構成図である。この図面において、石灰石
焼成炉の炉内は、上部から順次に予熱帯A、焼
成帯B、および冷却帯Cとされており、炉上端の
投入装置2から炉内に装入される原石(石灰石)
は、予熱帯Aで廃ガスにより予熱され、焼成帯B
で上部燃焼室3、および下部燃焼室4からの燃焼
ガスにより焼成され、かつ冷却帯Cで冷却空気調
整ダンパ5を経て冷却空気取入口6から供給され
る冷却空気により冷却され、炉下端の生石灰取出
口7から取出される。
また前記焼成炉には、炉心上部にあつて中筒
8が設けられており、この中筒8は下部に前記焼
成帯Bを経た廃ガスの取入口9を開口させ、かつ
上部を廃ガスダクト10に連通させるとともに、
冷却空気調整ダンパ11を経て冷却空気ブロワ1
2により供給される冷却空気により冷却され、さ
らに前記上部および下部燃焼室3,4にはバーナ
13,14が設けられ、燃料タンク15から燃料
ポンプ16により燃料ヒータ17を経た燃料が供
給される。
しかして前記焼成炉への燃焼空気は次のよう
に供給される。すなわち,各バーナ13,14へ
の1次空気は、1次空気調整ダンパ18を経て1
次空気ブロワ19により取入れられたのち、前記
廃ガスダクト10に順次組み込まれたレキユペレ
ータ20、廃熱ボイラ21のうちのレキユペレー
20により、ここを通る廃ガスにより加熱され
た上で1次空気供給パイピング22から供給さ
れ、また各バーナ13,14には別に前記中筒8
を冷却した空気が、その冷却により加熱された状
態で、2次空気として2次空気供給パイピング2
3から供給され、さらに前記冷却帯Cを経て加熱
された空気が3次空気として供給されるのであ
る。
そしてまた前記焼成炉において、予熱帯Aを
経た廃ガスは、炉頂部から予熱廃ガスダクト24
により風量調整ダンパ25を経て取出されると共
に、前記レキユペレータ20、レキユペレータ風
量調整ダンパ26、および廃熱ボイラ21を通
り、廃ガスダクト10により風量調整ダンパ27
を経て取出される廃ガスと一緒にされ、サイクロ
ンからなる1次集塵装置28、総廃ガス風量調整
ダンパ29、誘引フアン30、および2次集塵装
置31を経て、煙突32により外部に放出され
る。さらに前記廃熱ボイラ21には、給水ポンプ
33により給水パイピング34を経て給水が行な
われ、発生した蒸気は蒸気パイピング35によ
り、前記燃料ヒータ17の熱源を兼ねて外部に取
出されるようになつている。
こゞで前記石灰石焼成炉での焼成効果と焼成
品質とを向上させるためには、焼成帯Bに理論値
以上の熱量を供給する必要があるが、この場合、
同熱量は原石の予熱に必要な熱量以上であつて、
予熱帯Aを経た廃ガス温度が高温になり過ぎて不
経済である。このために原石の予熱以上の熱量
は、燃焼空気の加熱と蒸気発生とによつて回収す
るが、このときできるだけ高温の廃ガスを取出す
ことが効果的である。従つて前記構成でのよう
に、焼成帯Bと予熱帯Aの境界部から高温の廃ガ
スを取出して、まずレキユペレータ20に供給
し、このレキユペレータ20で燃焼空気の加熱に
より一部熱回収したのち、廃熱ボイラ21に供給
して蒸気を発生するようにしているのであるが、
この実施例においては冒頭に述べたような冬期と
夏期での蒸気需要の大巾な変動に対応させるため
に、前記レキユペレータ20に導入する高温廃ガ
スの一部をバイパスするダクト、すなわちレキユ
ペレータ20の入口側と出口側とをバイパスする
バイパスダクト36を、前記廃ガスダクト10に
設けると共に、このバイパスダクト36には廃ガ
スのバイパスを切換え、かつそのバイパス量を調
整する廃ガスバイパス風量調整ダンパ37を介在
させたものである。
従つてこの実施例では、石灰石焼成炉から取
出される廃ガスの熱量を、まず燃焼空気加熱によ
り一部熱回収するレキユペレータ20に供給し、
ついで蒸気発生により熱回収する廃熱ボイラ21
に供給する場合、例えば冬期と夏期などでの蒸気
需要の大巾な変動に対応して、廃ガスバイパス風
量調整ダンパ37の操作をなすことにより、バイ
パスダクト36を閉じ、もしくは任意の開度で開
くことができ、これによつてレキユペレータ20
を通る廃ガス風量を調整し、廃熱ボイラ21への
廃ガス風量、ならびにレキユペレータ20を通さ
ずに直接供給することによる廃ガス温度のそれぞ
れ増減をなし、ひいては廃熱ボイラ21での蒸気
発生量を制御し得るのである。
〔考案の効果〕
以上詳述したようにこの考案によるときは、石
灰石焼成炉などから取出される廃ガスが供給され
燃焼空気を加熱するレキユペレータと、このレキ
ユペレータで一部が熱回収された廃ガスを供給す
ることで蒸気を発生させる廃熱ボイラを備えてな
り、レキユペレータの入口側と出口側との廃ガス
ダクトをバイパスするバイパスダクトを設け、こ
のバイパスダクトに廃ガス風量調整ダンパを介在
させて設けるようにしたので、この廃ガス風量ダ
ンパによりこのバイパスダクトを閉じ、もしくは
任意開度で開くことにより、廃ガスの全量をレキ
ユペレータを経たのちに廃熱ボイラに供給した
り、あるいは廃ガスの一部をレキユペレータを経
て廃熱ボイラに供給させ、かつ他部を直接、すな
わち高温のまゝで廃熱ボイラに供給したりするこ
とが可能となり、蒸気需要の大巾な変動に対応す
る極めて効果的な廃熱回収を行ない得られる。な
お廃熱ボイラ側に多量の廃ガスをバイパスさせる
ことにより原石予熱ガスが減少するが、これは予
熱後の廃ガス温度が露点温度以下にならない範囲
に保持させるようにすればよく、またレキユペレ
ータの伝熱面積を経済ベースを考慮した範囲で大
きくしておくことにより、充分な熱効率を確保で
きて、廃ガス容積の増加、および廃ガスフアンの
動力消費の増加を阻止し得るほか、構成が簡単で
容易かつ安価に実施できるなどの実用上有益な諸
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係わる廃熱回収装置の一実施
例を適用した石灰石焼成炉のシステム構成図であ
る。 ……石灰石焼成炉、2……石灰石投入装置、
3,4……上部、下部燃焼室、7……生石灰取出
口、8……中筒、9……廃ガス取入口、10……
廃ガスダクト、13,14……バーナ、15……
燃料タンク、19……1次空気ブロワ、20……
レキユペレータ、21……廃熱ボイラ、22……
1次空気供給パイピング、23……2次空気供給
パイピング、24……予熱廃ガスダクト、33…
…給水ポンプ、34……給水パイピング、35…
…蒸気パイピング、36……バイパスダクト、3
7……バイパス風量調整ダンパ、A……予熱帯、
B……焼成帯、C……冷却帯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 石灰石焼成炉などから取出される廃ガスが供給
    され燃焼空気を加熱するレキユペレータと、この
    レキユペレータで一部が熱回収された廃ガスを供
    給することにより蒸気を発生させる廃熱ボイラと
    を備えてなる廃熱回収装置において、前記レキユ
    ペレータの入口側と出口側との廃ガスダクトをバ
    イパスするバイパスダクトを設けると共に、この
    バイパスダクトに、前記レキユペレータを通る廃
    ガス風量と廃熱ボイラに供給する廃ガス風量とを
    調整する廃ガスバイパス風量調整ダンパを介在さ
    せて設けたことを特徴とする石灰石焼成炉などの
    廃熱回収装置。
JP3827183U 1983-03-17 1983-03-17 石灰石焼成炉などの廃熱回収装置 Granted JPS59145541U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3827183U JPS59145541U (ja) 1983-03-17 1983-03-17 石灰石焼成炉などの廃熱回収装置

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JP3827183U JPS59145541U (ja) 1983-03-17 1983-03-17 石灰石焼成炉などの廃熱回収装置

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Publication Number Publication Date
JPS59145541U JPS59145541U (ja) 1984-09-28
JPH0114662Y2 true JPH0114662Y2 (ja) 1989-04-28

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JP3827183U Granted JPS59145541U (ja) 1983-03-17 1983-03-17 石灰石焼成炉などの廃熱回収装置

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JP6701577B2 (ja) * 2016-12-27 2020-05-27 Jfeエンジニアリング株式会社 廃棄物焼却システム

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JPS59145541U (ja) 1984-09-28

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