JPH01146231A - デュオプラズマトロンイオン源 - Google Patents

デュオプラズマトロンイオン源

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JPH01146231A
JPH01146231A JP30340987A JP30340987A JPH01146231A JP H01146231 A JPH01146231 A JP H01146231A JP 30340987 A JP30340987 A JP 30340987A JP 30340987 A JP30340987 A JP 30340987A JP H01146231 A JPH01146231 A JP H01146231A
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彰 磯矢
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、微細イオンビームを発生できるデュオプラズ
マトロンイオン源に関するものである。
[従来の技術] デュオプラズマトロンイオン源は、一般に知られている
ようにイオンビームの取り出し小孔部に密接して高密度
の安定なプラズマが発生され、しかも低電圧アーク放電
であるためにイオン温度が低く、またプラズマは軸方向
の強い磁場の集束作用によりイオンビームの取り出し小
孔部の口径と同程度の太さのフィラメント状の形態を成
しており、その結果高密度のプラズマの発生が極めて効
率よく行われる。
従来のデュオプラズマトロンイオン源の構造は、添付図
面の第2図に示すようにフィラメントA1を備えた陰極
Aと鉄材製の陽[JBとの間に鉄材製の中間電極Cが設
けられ、陽極Bと中間電極Cとの間には励磁コイルDが
配置され、これら画電極B、C間に磁路が形成され、軸
方向磁界を発生するようにされている。陽[!Bはビー
ム取出し用小孔部B1を備えている。このビーム取出し
用小孔部B1はイオン照撃により損傷され易く、これを
避けるために、この小孔部B1の周囲は通常金属ボタン
と呼ばれる耐熱・耐スパツタ性の部材Eが取付けられて
いる。
[発明が解決しようとする問題点] 上述のような従来公知のデュオプラズマトロンイオン源
では、通常陽極を鉄で作り、中央のビーム取出し用小孔
部に例えばタングステン等の耐熱性、耐スパツタ性の金
属ボタンが挿置されているが、陽極すなわち磁極の中心
に非磁性の金属ボタンが存在するため、陽極面上に鋭く
集束した磁束を形成することができず、その結果、陽極
面上のビーム取出し小孔部にプラズマを鋭く絞ることが
離しくなっている。また、ビーム取出し用小孔部の近く
で磁場の一様性が乱れるために、この場所からイオンの
引出しが行われる場合にはプラズマの境界面が平面とは
著しく外れたものとなり、従って引出されるイオンビー
ムは平行性の悪いものとなり、エミツタンスを劣化させ
る結果となっている。また、@極のビーム取出し用小孔
部に挿置される耐熱性の金属ボタンの先端を鋭くすると
、それ自体の寿命が短くなるという問題かある。
ところで、エミツタンスはイオンビームの質を表す重要
なファクタであり、このエミツタンスの値が小さければ
小さいほど良質のビームということができ、集束レンズ
系を用いてビーム径を十分小さくできる。エミツタンス
が、イオン源から引出されたイオンビームの送り込まれ
る集束レンズ系や加速系のアクセプタンスより小さけれ
ば、イオンビームはその系を通過することができるが、
エミツタンスがその系のアクセプタンスより大きければ
、イオンビームの一部はその系に捕捉されて損失となる
。そのため、表面分析等に用いられる微細なイオンビー
ムを得るためにはエミツタンスの小さいビームが要求さ
れる。
そこで、本発明の目的は、上記のような従来装置のもつ
問題点を解消してエミツタンスが小さくて微細なイオン
ビームを形成でき、しかも寿命の長い改良型のデュオプ
ラズマトロンイオン源を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するなめに、本発明によるデュオプラ
ズマトロンイオン源は、陽極と陰極との間に中間電極を
設け、上記陽極と陰極との間にアーク放電を発生させて
プラズマを生成し、上記陽極自体を耐熱性の非鉄金属で
構成し、その前方に位置する上記引出電極を鉄製とし、
上記中間電極と上記引出電極との間に磁気回路を設けて
これら両電極間に軸方向磁界を形成し、上記陽極のビー
ム取出し小孔部において磁束が最も細く成るように構成
したことを特徴としている。
[作     用] このように構成した本発明のデュオプラズマトロンイオ
ン源では、中間電極と引出電極とを通る磁気回路により
中間電極から引出電極に向って軸方向に強力な磁界が発
生されるため、プラズマは磁気圧縮され、プラズマ密度
を高めることができる。すなわち、陽極のビーム取出し
小孔部付近において磁場の集束の度合がもっとも大きく
なり、小孔部の先方までほぼ平行な磁場が存在する。こ
の条件の下では、プラズマ境界は平面となり、そこから
平行なイオンビームが出発するため小孔部の通過による
ビーム強度の損失が少なく、強度の高い良質の細いイオ
ンビームが得られることになる。また、ビーム引出し部
における磁界は陽極のビーム取出し小孔部から引出電極
にかけてほぼ平行に走り、引出電極の直前で急に発散す
る。従ってイオンビームは引出電極の直前まで平行に加
速され、充分高いエネルギをもった後で最小のビーム径
の状態で磁場を横切ることができる。
また、本発明では、陽極のビーム取出し小孔部は軸方向
の磁束が最も細くなる位置に位置決めされているので、
比較的プラズマにさらされることが少なく、孔径を小さ
く鋭くしても長時間安定して作動でき、低エミツタンス
のイオンビームを得ることができる。
[実    施    °例] 以下、添付図面の第1図を参照して本発明の実施例につ
いて説明する。
第1図には、本発明の一実施例を概略的に示し、1は陰
極で、円筒状ハウジング2内に配置されている。この陰
極1は傍熱型ホローカソードで、内面には酸化バリウム
が塗布されている0円筒状ハウジング2の一端には中間
型tif13が陰@1と同軸上に設けられている。中間
電極3の前方には非鉄金属から成る非磁性の陽極4が同
軸的に配置され、この陽極4は中央にビーム取出し用の
孔径が小さく(例えば0.4n+n程度)て鋭い小孔部
4aを備えている。陽極4の前方には第1引出電極5お
よび第2引出電極6がそれぞれ同軸的に配置されている
中間電極3、陽極4、第1引出電極5および第2引出電
極6の各隣接電極間はそれぞれ石英ガラスのような絶縁
体7.8.9で絶縁されると共に所定の間開に保持され
ている。また第1図において10はBJri!iコイル
テアル。
中間電極3および第1引出電極5は電磁軟鉄で構成され
、WfJ磁コイル10の作る磁界がこれらの画電極を通
る磁気回路を形成するようにされている。
これにより中間電極3から第1引出電極5へ向って軸方
向に強い磁界が発生される。
なお、図示実施例では、磁気回路はイオン源の本体と引
出電極とに股がって形成されているため、電気的絶縁の
目的で符号11で示すように磁気回路の途中に数千ボル
ト程度の電位差に堪える電気絶縁部材(例えばテフロン
シート)が挿置される。
中間電極3から第1引出電I#I5へ向う軸方向磁界は
、磁束が陽!f!4のビーム取出し小孔部4aにおいて
最も細くなるようにされる。
このように構成された図示装置の動作において、陰極1
から放出された熱電子は、高抵抗を介して200■の電
圧の印加された中間電極3と陰極1との間のプラズマ生
成室で導入された動作ガスと衡突し、電離し、プラズマ
が形成される。このプラズマは陽fi4まで伸びてアー
ク放電となり、中間電極3と第1引出電f!5とを通る
磁気回路による軸方向磁界の作用を受けて圧縮され、プ
ラズマ密度が高められる。第2引出電極6と陽極4との
間には一25kVの電圧が印加され、これによりイオン
ビームの引出エネルギを決定している。−力筒1引出電
極5は陽#!4の電位に対して15kVの電圧が印加さ
れ得る。この二段引出によりイオンに与えるエネルギを
変えることなしに、プラズマのメニスカスの状態を第1
引出電極5の電圧によって変えることができ、最大イオ
ン電流を引出すことができる。
[発明の効果コ 以上説明してきたように、本発明によれば、中間電極と
引出電極とを通る磁気回路を形成し、中間電極から引出
電極陽極に向って軸方向の磁界の磁束が陽極の中央にお
けるビーム取出し小孔部において最も細くなるように構
成しているので、ビーム取出し小孔部の孔径を小さくし
かも鋭くでき、その結果引出電極から引出されるイオン
ビームのエミツタンスは従来構造のものより一段と小さ
くすることができ、微細なイオンビームを発生させるこ
とができ、しかも陽極のビーム取出し小孔部を小さく鋭
くしてもプラズマにさらされる度合いが少なくなり、装
置の長寿命化が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を概略的に示す断面図、第2
図は従来のデュオプラズマトロンイオン源を概略的に示
す原理図である。 図   中 1:陰極 3:中間電極 4:陽極 4a:ビーム取出し小孔部 5:第1引出電極 10:励磁コイル 11:電気絶縁部材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、陽極と陰極との間に中間電極を設け、上記陽極と陰
    極との間にアーク放電を発生させ、軸方向磁界の作用に
    より上記陽極のビーム取出し小孔部付近にその口径と同
    程度の太さの高密度プラズマを生成し、上記ビーム取出
    し小孔部を通して上記陽極の前方に設けた引出電極から
    イオンビームを引出すようにしたデュオプラズマトロン
    イオン源において、上記陽極自体を耐熱性の非鉄金属で
    構成し、その前方に位置する上記引出電極を鉄製とし、
    上記中間電極と上記引出電極との間に磁気回路を設けて
    これら両電極間に軸方向磁界を形成し、上記陽極のビー
    ム取出し小孔部において磁束が最も細く成るように構成
    したことを特徴とするデュオプラズマトロンイオン源。 2、中間電極と引出電極との間に形成される磁気回路を
    構成している部分の一部が電気絶縁物で構成されている
    特許請求の範囲第1項に記載のデュオプラズマトロンイ
    オン源。
JP30340987A 1987-12-02 1987-12-02 デュオプラズマトロンイオン源 Expired - Lifetime JP2610281B2 (ja)

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