JPH01145010A

JPH01145010A - 胡坐用座布団

Info

Publication number: JPH01145010A
Application number: JP30308587A
Authority: JP
Inventors: Tatsutoshi Isogai; 磯貝　龍利
Original assignee: ROFUTEE KK
Current assignee: ROFUTEE KK
Priority date: 1987-12-02
Filing date: 1987-12-02
Publication date: 1989-06-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、特殊な外部形状と内部構造を存する気密クッ
ション体とすることによって、長時間に亘ワて快適、か
つ安定した胡座を維持することができる胡坐用座布団に
関するものである。

（ロ）従来技術及びその問題点従来から、人間生活において“胡座°゛という動作は、
人体を安楽に保持し得るための姿勢の１つであって、そ
の“胡座”と言う動作を、畳・ジュータン等の敷設され
た場所において快適になし得るための数多くの工夫がな
されている。

しかしながら、従来の胡坐用座布団やクッションは、い
づれも胡座した状態における上半身の体圧が組んだ下肢
部に負荷されないようにして、下肢部の圧迫痛やしびれ
を防止して、長時間に亘って胡坐姿勢を維持することに
重点がおかれ、胡坐姿勢の安定性を持続できるものでは
なかった。特に、胡座用空気座布団は空気の移動が急速
に行われるため、体圧の僅かな変動に対しても座布団の
変形が激しく、極端な場合には座布団が臀部より離脱し
たり、或いは上半身が横転したりする欠点を有していた
。

（ハ）本発明が解決しようとする問題点本発明が解決し
ようとする問題点、即ち本発明の目的は、従来技術の欠
点を解消するものであって、胡坐時に生じがちな下肢部
のしびれ、血行障害等を防止すると共に、すわったまま
の安定した胡坐姿勢を長時間にわたって維持することが
でき、しかも軽量でコンパクトに携帯することができる
安価な胡坐用座布団を擢供するのである。

（ニ）問題点を解決するための手段本発明は、前記（ハ）の如き目的を達成するために次の
如き構造を有するものである。即ち、本発明は、丈低な
下肢部支承坐部と丈高な臀部支承坐部とからなる非伸縮
性気密クッション体の内部を複数の柔軟性隔壁体で複数
の区画室に分画すると共に、前記の隣接する区画室に連
通路を設けたことを特徴とする胡坐用座布団である。

なお、本発明においては、非伸縮性気密クッション体の
端部に使用時に空気等のガスを充填するための逆止弁を
有する注入口が付設されている。

また、前記の連通路は、気密クッション体の内部におけ
る両側端部に沿って並設されたもの、気密クッション体
の内部における両側端部に左右交互のジグザグ状に設け
られたもの等のいずれであっても差し支えない。

（ホ）本発明の作用本発明は、上述した構成を有しているので、以下の如き
作用を奏する。

ａ）丈低な下肢部支承坐部と丈高な臀部支承坐部とで非
伸縮性気密クッション体を構成したことによって、下肢
部支承坐部より高位置の臀部支承坐部が胡坐時の左右交
叉状に座屈した両下肢部に体圧が負荷されない高さで臀
部を支承するので、胡坐時の両下肢部が体圧によって過
度に圧迫されることがなく、下肢部の円滑な血行を維持
する作用を発揮することができる。

ｂ）非伸縮性気密クッション体の内部を複数の柔軟性隔
壁体で複数の区画室に分画したことによって、胡坐時に
おける体圧変動に対して各区画室内の空気の移動が少な
くクッション作用と保形作用とを発揮することができる
。

Ｃ）隣接する区画室に連通路を設けたことによって、胡
坐時における体圧変動に対して急速ではなく経時的に緩
慢に各区画室の空気が移動して順応し、胡坐時の体圧を
均等に分散して支承し、体圧の局部的集中を排除し安定
した胡坐姿勢を維持するフィツト機能を発揮することが
できる。

（へ）実　　施　　例第１〜２図は、本発明の胡坐用座布団の一実施例を示し
たものであって、第１図はその外観を示した一部破断斜
視図であり、第２図は第１図における連通路の別層様を
示した平面断面図である。

まず、第１図に示す如き本実施例の胡坐用座布団は、塩
化ビニール製シートを素材として５０＋ｗ＋ｗの厚味を
有する下肢部支承坐部１と１５（１ｗｍ＋の厚味を有す
る臀部支承坐部２とからなる幅６００ＩＩＩＩ１１、奥
行６００ｍｍの非伸縮性気密クッション体３を形成し、
次いで、非伸縮性気密クッション体３の内部に、幅５０
０■−の塩化ビニールシートからなる５枚の柔軟性隔壁
体４を用いて座布団の奥行方向に１００１の間隔で６つ
の区画室５を配設すると共に、前記非伸縮性気密クッシ
ョン体３の内部両側端に連通路６を並設し、更に、一端
部には逆止弁を有する空気注入ロアを付設して構成した
ものである。なお、本実施例の連通路６としては、第２
図に示す如き非伸縮性気密クッション体３の内部におけ
る両側端部に左右交互ジグザグ状に設けられたものであ
っても差し支えない。

かくして、得られた本実施例の胡坐用座布団は、いかな
る場所であっても使用時に空気を手軽に封入することに
よって、胡坐時に下肢部のしびれ、血行障害等を誘発す
ることなく、安定した胡坐姿勢を長時間にわたって維持
することができるものであった。

（ト）本発明の効果本発明は、上述した構成及び作用を有しているので、次
の如き効果を奏する。

■　丈低な下肢部支承坐部と丈高な臀部支承坐部とで非
伸縮性気密クッション体を構成したことによって、胡坐
時に両下肢部に上半身の体圧を負荷することなく無理の
ない屈曲形態を確保して下肢部の円滑な血行を持続する
ことができるので、胡坐姿勢を長時間に亘って維持する
ことができる。

■　非伸縮性気密クッション体の内部を複数の柔軟性隔
壁体で複数の区画室に分画したことによって、胡坐時に
おける体圧変動に対して各区画室内に生じる空気の移動
を抑止してクッション性と保形性とを維持することがで
きる。

■　隣接する区画室に連通路を設けたことによって、各
区画室間の経時的に緩慢な空気の移動を可能にして体圧
の移動に１１１応した馴染み性のある形状を形成し、体
圧の均等分散をはかり、安定性のある胡坐姿勢を持続さ
せることができるものである。

以上のように、本発明の胡坐用座布団は、胡坐時初期に
おける急激な体圧負荷に対してクッション効果と保形効
果を有し、且つ胡坐時に住じがちな下肢部のし乙；れ、
血行障害等を防止し、連通路によって空気の２．激な移
動を抑止し、経時的緩慢な空気の移動によって、フィツ
ト性のある形状を呈して体圧の均等分散を持続すると共
に、安定した胡坐姿勢を長時間に亘って、維持すること
ができ、且つ安価で軽量でコンパクトに携帯することが
できるものであり、その効果は著大である。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明の胡坐用座布団に関するものであって、
第１図はその一実施例の外観を示した一部破断斜視図で
あり、第２図は第１図における連通路の別態様を示した
上方断面図である。 ■・・・下肢部支承坐部２・・・臀部支承坐部３・・・非伸縮性気密クッション体４・・・柔軟性隔壁体５・・・区画室６・・・連通路７・・・空気注入口

Claims

【特許請求の範囲】

（１）丈低な下肢部支承坐部と丈高な臀部支承坐部とか
らなる非伸縮性気密クッション体の内部を複数の柔軟性
隔壁体で複数の区画室に分画すると共に、前記の隣接す
る区画室に連通路を設けたことを特徴とする胡坐用座布
団。
（２）前記の連通路が非伸縮性気密クッション体の内部
における両側端部に沿って並設されていることを特徴と
する特許請求の範囲第１項記載の胡坐用座布団。
（３）前記連通路が非伸縮性気密クッション体の内部に
おける両側端部に左右交互のジグザグ状に設けられてい
ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の胡坐用
座布団。