JPH01142552A - 版下マスク製作方法 - Google Patents

版下マスク製作方法

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JPH01142552A
JPH01142552A JP62299964A JP29996487A JPH01142552A JP H01142552 A JPH01142552 A JP H01142552A JP 62299964 A JP62299964 A JP 62299964A JP 29996487 A JP29996487 A JP 29996487A JP H01142552 A JPH01142552 A JP H01142552A
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JP
Japan
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paper
mask
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transfer paper
film
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JP62299964A
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Hirotsugu Takano
博次 高野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は1例えば印版などの文字や図形などを形成する
ために、感光性樹脂を露光するときに用いる版下マスク
の製作に関するものである。
(従来の技術) 印刷用の版やスタンプを製作するには、まず紙に原稿を
清書しく版下原稿と呼ぶ)、これを写真などのフィルム
に写しく版下フィルムと呼ぶ)、このフィルムを用いて
感光性樹脂に紫外光を露光して硬化させることにより、
凸版や凹版を作る方法が今日一般に広く採用されている
第5図は版下フィルム(ネガ)の−例で、第6図は版下
フィルム(ポジ)の−例である。このような版下フィル
ムを作る方法は、まず文字や図形を書いた版下原稿を作
り、この原稿を第7図の例のごとく写真撮影する。これ
は1版下原稿23に照明(22−1,22−2)をあて
てカメラ17で撮影する。カメラの内部には透明ガラス
19の上に感光フィルム18が置かれていて、シャッタ
20を開いた時、版下原稿の像はレンズ21を通ってフ
ィルム面に露光される。以下のプロセスは図示していな
いが、露光したフィルムを暗室内でカメラから取り出し
、現像液で処理して現像し、水洗後乾燥させると、前記
のごとき版下フィルムができ上がる。
この版下フィルムは感光性樹脂に重ねて光をあてるマス
クとして用いられるもので、第8図はその一例を示した
ものである。透明ガラス26の上に版下フィルム25を
置き、その上に感光性樹脂24(樹脂は板状のものや液
状のものがある)を密着させて置く、下から紫外光光源
27からの光を照射する。このとき版下フィルム25に
第5図のようなネガフィルムを用いた場合は、白い線(
パターン)の部分のみに光が通って感光性樹脂を硬化し
、光の当たらなかった黒い部分は硬化せず、洗い流して
除去すると、レリーフが突起した樹脂凸版ができ上がる
また、版下フィルム25に第6図のようなポジフィルム
を用いた場合は、前記と同様にして黒い線(パターン)
の部分には光が通らず硬化しないので、この部分を洗い
流して除去すると、レリーフが凹んだ樹脂凹版ができ上
がる。
以上のごとく、目的とする印版が凸版か、凹版かによっ
て、ポジ又はネガフィルムが露光用のマスクとして使用
される。
(発明が解決しようとする問題点) 今日では、木やゴムへの彫刻に代わって、感光性樹脂の
紫外線硬化方法が広く用いられるようになったが、この
ために紫外光露光用のマスクが必需品となった。
このマスクには、従来、前述のように写真フィルムが用
いられているが、これにはカメラによる撮影と、フィル
ムの現像を行なう必要がある。撮影のためには被写体と
なる清書した原稿が必要でありこれの作成に時間を要す
る。
一方、フィルムの現像を行なうには次のような準備作業
や、取扱上の問題点がある。
1)、現像液の温度(現像液は適温範囲が狭く、適温範
囲より冷たくても熱くても不可であるため、ヒーターで
熱したり、水で冷やしたりす場合がある) 2)、現像液の廃液(現像液には水銀や強アルカリ性な
ど有害物質が含まれていることが多いため1通常、液は
回収しなければならない)3)、所要時間が長い(現像
液による処理、時間に加え、その後の水洗、乾燥をを含
む全所要時間が長い) 4)、暗室を要する。(カメラへのフィルムの装填と取
り出し、現像処理作業は暗室内でなければならない) なお1版下用でない普通の写真フィルムの場合は多数枚
をまとめて現像処理できる場合が多いので、このような
現像のための準備作業も許容しやすいが、版下フィルム
の場合は必要な都度、1枚のみ現像を要する場合が多い
ので、このための準備作業や、所要時間の長さは特に問
題となっている。
また、このような作業内容や作業環境(暗室)及び所要
時間を必要とするために、例えば住所印などの個人用ス
タンプの製作販売なども1店頭で、その場で作ってお渡
しすることはできず、受注後の後日納品という形態をと
らざるを得なかった。
本発明はこのような問題を解決しようとするもので、フ
ィルム現像作業を不要とし、この結果暗室も不要で全て
の作業は明るい場所で行え、かつ版下原稿作成を含む版
下マスクの製作時間を著しく短縮することができる方法
を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 上記問題を解決するために、本発明は、キーボートを用
いた文字入力手段や、TVカメラを用いた映像や図形人
、力手段を用いて原稿情報を入力し、この情報に応じて
熱転写方式のプリンタを作動させ、熱溶融転写方式の版
下用紙を熱転写させて版下マスクを製作するものである
(作 用) 上記の熱転写による版下マスクの製作方法を用いること
により1文字原稿を清書しなくてもキーボートから入力
でき、また、映像や図形はTVカメラから入力できるの
で1版下原稿の作成が容易となり、所要時間が短縮され
ると共に、写真フィルムを用いないので撮影のためのカ
メラは不要で、現像の必要がなく、これらの作業時間が
省略されると共に、暗室も不要で現像液を取り扱う必要
もない。
二九によって、商店の店頭のような明るい普通の環境で
、例えば、スタンプなどの受注から製作完成納品までを
短時間で行えるので、お客様には短時間のお待たせ時間
で、注文品をその場でお持ち帰りしていただける新しい
販売形態も可能となる。
加えて、現像液のような化学薬品や特別な取扱技術が不
要となり、誰でも簡単に、何処ででもクリーンに行える
などの実用効果を有するものである。
(実施例) 以下に本発明の一実施例について図を用いて説明する。
第1図は本発明の実施例における全体構成ブロック図、
およびプリンタの内部構成を示す。
はじめに、文字の情報(原稿)を入力する場合について
述べる0図において1は文字入力用のキーボート、2は
文字処理回路を示し、これらは−般に広く使用されてい
るワープロ(ワードプロセッサ)同様の機能で、例えば
、キーボートの必要な文字キーを押すとその文字の信号
が文字処理回路2へ入力されて、文字処理回路内部に備
えられた字体発生回路からrひらがな」や「漢字」など
の文字パターンが出力され、パターン記憶回路5へ書き
込まれる。パターン記憶回路5の内容は定期的に読み出
されて、モニタTV6に映し出されるので、キーボート
を操作して選択した文字は、モニタTV6の画面を見て
確がぬられる。
文字処理回路2には、ワープロと同様のかな漢字変換機
能を備えていて、キーボートから「ひらがな」を入力し
て必要なr漢字」を1文字毎に選び出せる1例えば、い
ま住所印の原稿を作る場合は、上記のキーボート1を操
作して、住所や氏名。
郵便番号など、住所印に必要な文字とその配列を。
モニタTV6を見ながら打ち込む0文字とその配列がT
V画面上で正しくでき上がれば、パターン記憶回路5に
その情報(原稿)が記憶されている。
次に、図形の情報(H稿)の場合について述べる。人が
ペンを用いて紙に描いたイラストなどの絵や図又はサイ
ンなどの文字は、第1図のTVカメラ3aで撮影して入
力する。このときTVカメラのレンズによって任意に拡
大又は縮小して入力できる。
TVカメラ3aから出力される映像信号は、画像処理回
路4に入り情報処理される。ここでの処理内容は例えば
画の構成を白又は黒のどちらかで中間の明るさの無い画
(2値画)に変換処理する。
あるいはまた、TVカメラ3aで撮影する被写体が人の
顔そのもの(濃淡画)である場合は、上記画像処理回路
4は入力された映像の濃淡レベルが変化している部分を
抽出して、映像の輪郭線画を創り出す処理を行なう。
また1図形を入力する別の方法としては、直線を入力す
るには、2箇所の点と長さを指定すれば可能であり、円
弧を入力する場合は、3箇所の点と円弧の長さを指定す
るか又は1円の中心点と半径及び円弧の長さを指定すれ
ば可能である。このような点や長さを入力し易いグラフ
ィック用のキーボート3bを設け、この出力を画像処理
回路4へ入れてここで、直線や円弧パターンの創出処理
を行なう。
この創出処理は、機械図面のコンピュータを用いた製図
方法(CAD)などで現在広く使用されているものと同
様に行える。
これら処理された後の情報は、パターン記憶回路5に書
き込まれて記憶される。記憶内容はモニタTV6に映し
出され、これを見て処理結果を確認できる。
以上が文字や図形の情報入力手段であり1版下原稿作成
までのプロセスで゛ある。
上記のごとく入力され、パターン記憶回路5に記憶され
ている情報(パターン)は、熱転写方式のプリンタによ
って、熱溶融転写方式の版下用紙を転写させる。
以下にこのプロセスについて詳述する。
本発明筒1の特徴である版下用紙は、第2図に示すよう
に、熱溶融転写方式の転写紙8と被転写紙9から成って
いて、転写紙8は、例えば厚さ約0.01+++*のポ
リエステル材で作った透明のベースフィルム8−1に、
紫外線の遮光性能の良い黒や赤色の染料や紫外線吸収剤
などの粉状の材料を熱融点が約50℃(溶融時間約2ミ
リ秒)のワックスでバインドした塗料8−2を、薄く(
例えば約2μm)塗布したものである。
被転写紙9は、例えば厚さ約0.1■mのポリエステル
材の透明フィルムであり、転写紙8の塗料が塗布されて
いる面に重ね合わせたものである。
この版下用紙の大きさは任意であるが、例えば名刺サイ
ズや、或はハガキサイズの寸法で製作しておき、必要な
ものを選んで用いる。
上記版下用紙を熱転写プリントするプリンタ機構は、第
1図で参照符号7−2で示すように、モータ(図示して
いない)によって駆動され回転するプラテンローラ11
を有し、このローラ11に圧接して設けたピンチローラ
12−1との間に版下用紙(8と9)を挟み装着する。
これらプラテンローラ11とピンチローラ12−1の表
面はゴム等の柔軟材から成っており、プラテンローラ1
1の回転に伴って版下用紙は紙送りされ。
もう一つのピンチローラ12−2に挟まれて更に送られ
る0版下用紙の先端は、プラテンローラ11と間隙を設
けた加熱へラド10との間隙を通って外部に送り出され
る。
加熱ヘッド10は通常プラテンローラ11と間隙を保っ
ているが、熱転写のための加熱を行なう時はプラテンロ
ーラ11に対して押圧する方向に動く機構で保持されて
おり、電磁ソレノイド(図示していない)によって抑圧
駆動される。
上記加熱ヘッド10の抑圧面には第2図′に示す発熱対
10−1が埋設されており、この発熱体は長手方向に櫛
歯状に微小な発熱素子が1列に高密度で(例えば1m1
1毎に8個の発熱素子を設ける)等間隔に配列されてい
る。この発熱素子は電流を流すと瞬時に発熱し高温とな
るもので、多数個の発熱素子は電気回路により選択的に
通電されて、個々に発熱する。
この電気回路は第1図のプリンタ制御回路7−1にあり
、その実施例を第4図に示す。
第4図において1通電すべき発熱素子を選択する信号は
、端子Bから入力され、シフトレジスタ15に入る。シ
フトレジスタ15は1ビツトの直列となっており、入力
された信号は順次水から右へ押し込まれるように入れら
れる0図示しているシフトレジスタでは4つの情報が入
る分しか示されていないが、前述の加熱ヘッドに設けた
発熱素子と同数の情報が入る分が用意されている。
この用意されている分の情報が入った時、入った全ての
情報が並列に出力されて、ドライバ(14a、14b、
14c、14d−)の入力信号となる。これらのドライ
バの出力は前述した加熱ヘッド10に設けた多数の発熱
素子の全て(1G−1a、1O−1b、1O−1c。
1O−1d・・・)につながっていて、個々に選択的に
電流を流す。
転写のための発熱のタイミングは、前述したプリンタ機
構の加熱ヘッド10が版下用紙を押圧した時に必要であ
り、このタイミングに併せて電流を流すために、タイミ
ング信号を端子Aに入力し、スイッチ回路13から全て
の発熱素子に熱溶融に必要な短時間(例えば約1ミリ秒
)のパルス状の電圧を印加する。
すでに述べたように、作るべき版下の情報(原稿)は第
1図のパターン記憶回路5に記憶されているので、その
記憶されている情報(TV画面に映っている)を横方向
に一行、直列に読み出して。
上記シフトレジスタ15の入力端子Bへ入力することに
より、原稿情報にもとづいた選択的な発熱素子の熱発生
が実行される。
第2図に示すごとく、加熱ヘッドlOとプラテンローラ
11の間に版下用紙(8と9)を挟んで押圧し、上記の
ごとく発熱素子へ通電して選択的に発熱させると1発生
した熱は転写紙8のベースフィルムS−tを通して塗料
8−2を溶融する。上述のように発熱素子の発熱時間は
短いので溶融した塗料は、熱容量の大きい(フィルムの
厚さが大)被転写紙に接している方から冷えて固着し、
転写紙のベースフィルムから外れ易い状態となる。なお
、前述のように塗料は粉状の材料をワックスでバインド
しているので小さな面積で外れることができる。
このようなプロセスによって1発熱素子が発熱した部分
の塗料は被転写紙に転写し1発熱しなかった部分の塗料
はベースフィルム側に残る。
以上に述べた構成とその動作によって、第1図のパター
ン記憶回路5に記憶されている1作るべき版下の情報(
原稿)の−行が加熱ヘッドに押圧された版下用紙の横方
向−行に熱転写される。
この動作に続いて、加熱ヘッドの抑圧動作が解除され、
加熱ヘッド10とプラテンローラ11との間に間隙がで
きる0次にモータによってプラテンローラ11が一定の
微小角度回転して1版下用紙が送られた後、再び加熱ヘ
ッド10が版下用紙(8と9)を押圧する。この間に、
パターン記憶回路5に記憶されている内容の次の一行が
読み出されてシフトレジスタ15に入っており、上記加
熱ヘッド10が押圧されたタイミングで発熱素子を選択
的に通電し1発熱させる。この一連の動作によって版下
用紙の新しい一行の熱転写が行なめれる。
このような一連の動作を順次繰り返し行なって行くこと
により、上記パターン記憶回路5に記憶されている内容
は全て1版下用紙上に熱転写することができる。
なお、ここでの−行の幅は例えば約0 、125mmの
微小寸法であるが、上記の一行を熱転写するための一連
の動作時間は約5ミリ秒と高速なため、例えば100+
amの幅を熱転写するに要する時間は4秒である。
以上のように−してでき上がった版下用紙の転写紙8は
、熱転写されて塗料が無くなり、ベースフィルムのみと
なって透明の部分と塗料が残っていて不透明の部分とか
ら成る第5図のごとき(ネガ)の版下マスクとして使用
できる。
一方、同時にできる被転写紙9の方は、塗料が転写され
て不透明の部分と何も転写されなかった透明の部分とか
ら成る第6図のごとき(ポジ)の版下マスクとして使用
できる。
これらの版下マスクは第8図に示す版下マスク25に代
わって、感光性樹脂24に重ねて紫外光を照射するマス
クとして使用されるものであるため。
塗料の有る不透明部分は紫外光の遮断性能が良く、塗料
の無い透明部分は紫外光の透過性が良いことが必要であ
る。
このため、これらの目的に合わせて、転写紙のベースフ
ィルム8−1と被転写紙9は紫外光に対し透過性の良い
材料を選び、転写紙の塗料8−2は紫外光をできるだけ
透過させない材料を使用するか。
又は塗料をできるだけ厚く塗布する必要がある。
しかしながら本発明の方法は、熱溶融による転写方式で
あるため、その転写速度や転写できる量の細かさ(分解
能)の関係から転写紙の塗料を厚く塗布することに制約
がある。
この問題の対策の実施例であり1本発明の第2の特徴を
表す別の版下用紙について、第3図を用いて次に説明す
る。
第3図において、加熱ヘッド10とプラテンローラ11
とこれらの間に挟まった被転写紙9は、第2図のものと
同様である。転写紙8は透明なベースフィルム8−1の
表面に約50℃の熱で溶融するワックスを塗布した熱溶
融層8−2aを設け、その表面にアルミなどの金属を薄
く(例えば0.5μm)蒸着した金属層8−2bを設け
る。更にその表面に熱によって接着する(例えばホット
メルト)接着層8−20を重ねた4層の構成とする。
このような転写紙8を、被転写紙9に重ねて両側から第
3図のごとく、プラテンローラ11と加熱ヘッドで押圧
し1発熱素子へ通電して発熱させると、発生した熱はベ
ースフィルム8−1を通って熱溶融層8〜2aを溶かし
、更に金属層8−2bを通して接着層8−20を加熱す
る。熱容量の大きい被転写紙9に接している接着層8−
20が先に低温となり固着する。金属層8−2bは極め
て薄く機械的には弱いので、接着部分は小さな面積でも
容易に離断し、溶融した熱溶融層と共に外れる0以上の
プロセスによって、加熱ヘッドで加熱された部分は転写
し、加熱しなかった部分はベースフィルム側に残る。
このようにしてでき上がった版下マスクは、上記の金属
層8−2bを備えているため、紫外光から可視光を含む
広い光の波長範囲で遮光性能が良く、印版用以外の各種
感光性材料のマスクにも適用できる。更に、上記金属層
は蒸着によって形成しているため、塗布方式に比べ任意
の厚さの薄膜を作り易く、必要な遮光や破断性能も得や
すい。
以上に本発明の一実施例をあげて印版の加工に用いる版
下マスクの製作について述べたが、本発明はこれらの説
明の範囲にとどまるものではなく、例えば下記のごとき
応用や変形も可能である。
本マスクは、光が透過する部分による光のパターンを形
成するもので露光を目的とするものであり、印版の加工
のみでなく、例えば電気回路として広く用いられている
プリント板の銅箔のエツチングのためのフォトレジスト
の露光など、露光を必要とする・各種加工に使用し、マ
スク製作時間の短縮などの効果を発揮できるものである
また1本説明では転写紙に用いる塗料(8−2)は紫外
光の遮断性能をねらいとして述べたが、使用する光の波
長に適した性能の染料や吸収剤などの材料を選定し使用
できるものである。
また、版下用紙は同じ大きさの転写紙と被転写紙をあら
かじめ重ねて用意するのではなく、転写紙はタイプライ
タのインクリボンのように、長いものをロール状に巻い
て用意し、転写した後で切り取って使用する方法も可能
である。
更に被転写紙も同様にトイレットペーパーのように長い
ものをロール状に巻いたものも使用できる。
なお1本発明はポジとネガのマスクが同時に得られるこ
とも特長であるが、転写紙のみをマスクとして使用し、
被転写紙はマスクとして使用しない場合は、被転写紙は
透明フィルムではなく不透明な普通紙でも使用できる。
また、プリンタに設ける加熱ヘッドの発熱素子の個数は
転写紙の横幅が大きくなるに応じて増大し、これに伴っ
て発熱素子の通電のための制御回路の規模も増大する。
この問題を解消するために発熱素子を縦方向に配列して
(このときの発熱素子の個数は例えば20〜30個を1
列に設ける)、小型の加熱ヘッドとし、このヘッドを横
方向へ移動させる機構に載せて動作させる構成のプリン
タを用いることで、転写の所要時間は長くなるが少ない
発熱素子数で広い面積の転写を実施することも可能であ
る。
(発明の効果) 以上のように本発明は、文字や図形を入力するためのキ
ーボートやTVカメラなどの入力手段によって原稿情報
を入力し、この情報に応じて多数の微小な発熱素子が個
々に熱発生する熱転写方式のプリンタを用いて、遮光性
の良い熱溶融塗料を塗布した転写紙に被転写紙を重ね合
わせた版下用紙を熱転写する版下マスク製作方法を用い
ることにより、写真フィルムが不要となり、これに関わ
る写真用と、カメラの被写体となる清書された原稿と、
フィルムの現像と、その現像に必要な現像液の取扱い及
び暗室が不要となった。
これによって1版下マスク完成までの時間が大幅に短縮
されると共に、商店の店頭のような接客現場でも行える
など、製作環境が改善され、これらの結果、短時間のお
待たせ時間で、注文品をその場で作って渡せるという新
しい販売形態まで可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における全体構成ブロック図と
プリンタ機構部のみ内部構成を示す図、第2図は本発明
第1実施例における版下用紙の構成と、その熱転写の説
明図、第3図は本発明筒2の実施例における版下用紙の
構成と、その熱転写の説明図、第4図は発熱素子の選択
的な通電を行う電気回路図、第5図はネガの版下マスク
の一例で、第6図は同パターンのポジの版下マスクの一
例を示す図、第7図は版下マスク作成の従来例で、原稿
とそれを撮影するカメラ及びフィルムの配置関係を示す
図、第8図は版下マスクを用いて感光性樹脂を露光する
工程を示す図である。 5・・・パターン記憶回路、7−1・・・プリンタ制御
回路。 7−2・・・プリンター機構、8・・・転写紙、8−1
ベースフイルム、8−2・・・塗料、9・・・被転写紙
、10・・・加熱ヘッド、10−1発熱体、11・・・
プラテンローラ。 特許出願人 松下電器産業株式会社 第1図 12−2−°じ0ンケローク 第2図 n 8−1 ・ ベースフイ)レム 8−2 v科 1o−1・ 整屯対 第3図 ’8−2o°・禦傭鉢層 8−2b金41 8−2C・蒋遁1 第4図 1515”°°シフトνジスク 第5図  第6図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)文字や図形を入力するためのキーボートやTVカ
    メラなどの入力手段によって原稿情報を入力し、この情
    報に応じて多数の微小な発熱素子を個々に熱発生させる
    熱転写方式のプリンタと、透明なベースフィルムの片面
    にマスクとして使用するときの光に対して遮光性能の良
    い粉材を前記発熱素子の発する熱で溶解する材料でバイ
    ンドした塗料を塗布した転写紙とを用い、前記塗料が塗
    布されている転写紙の面に被転写紙を重ね合わせて熱転
    写することにより版下マスクを製作することを特徴とす
    る版下マスク製作方法。
  2. (2)前記転写紙は、透明なベースフィルムの片面に前
    記発熱素子の発する熱で溶融する材料を塗布した熱溶融
    層と、金属材料を薄く付着させた金属層と、前記発熱素
    子の発する熱で接着力を発揮する接着剤を塗布した接着
    層とを積層した構成である、特許請求の範囲第(1)項
    に記載の版下マスク製作方法。
JP62299964A 1987-11-30 1987-11-30 版下マスク製作方法 Pending JPH01142552A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH025058A (ja) * 1988-06-24 1990-01-09 Union Kemikaa Kk 印刷システム
JPH06342204A (ja) * 1993-06-02 1994-12-13 Sonzaishiya:Kk 製版フィルム及びその製造方法

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