JPH01139440A

JPH01139440A - 底部シート分離・給送装置

Info

Publication number: JPH01139440A
Application number: JP63263839A
Authority: JP
Inventors: Colin R Dodd; コリン　アール　ドッド; Jr Thomas C Iaia; トーマス　シー　ライア　ジュニア; William J Mclaughlin; ウィリアム　ジェイ　マックローリン
Original assignee: Xerox Corp
Current assignee: Xerox Corp
Priority date: 1987-10-29
Filing date: 1988-10-19
Publication date: 1989-05-31
Anticipated expiration: 2011-10-09
Also published as: US4813660A; JP2541639B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、シート給送装置、より詳細にはシート給送能
力を高めた真空波形シート給送装置に関するものである
。

発明か解決しようとする課題毎時３．０００枚以上の速度でコピーを作成することか
可能な高速ゼログラフィー複写機か出現したことにより
、この複写機の全能力を利用するには、原稿取扱装置か
、原稿書類を迅速に、連続して、確実に、かつ信頼てき
るやり方で複写機のプラテンの上へ給送しなければなら
ない。現在、入手できる多数の原稿取扱装置は、その要
求を満している。原稿書類を損傷させる可能性を全く無
くし、かつ原稿書類の誤給送や重複給送による複写機の
停止を最小限にするには、原稿取扱装置は完べきに動作
しなければならない。問題が最も多く発生するのは、原
稿書類のスタックから個々の原稿書類を最初に分離する
ときである。

多数回の循環を通して原稿書類に損傷を与えずに確実に
分離するには、原稿書類を丁寧に、しつかり取り扱わな
ければならないので、重複給送を防止する遅延ベルト、
遅延パッドまたは遅延ロールや、原稿書類をかなり確実
に給送するため使用する摩擦ロール又は摩擦ヘルドなと
、多数の解決案が提案されてきた。そのほか、吸引チュ
ーブ、吸引ロッカー式真空ロール、又は真空給送ベルト
など、真空分離装置も使用されてきた。

いろいろな方法か、上記の問題の解決にかなりの成功を
収めている。例えば、米国特許第４　、３０５　。

５７６号は、シート支持トレイの底に設置した真空充気
室の上に複数の摩擦ベルトを配列した典型的な真空分離
給送装置を開示している。シート支持トレイの底に設け
たＵ形ポケットは、真空給送ベルトで捕そくされる一番
下のシートに空間を与え、一番下のシートとポケットの
縁との間にエア・シールを与え、そして一番下のシート
とスタックの残部との間に高圧シールを与える役目を果
たす。

しかし、このＵ形構造は、幾何学的に展開可能な形状に
シートを変形させることができず、シート・スタックの
空中浮揚の度合いか減少することが判った。米国特許第
４，４１１，４１７号に開示されている底部シート真空
波形給送装置は、基準平面を定める平らな基底部分の前
部に開口を設け、その中に底部シート分離装置を配置し
た異なる設計のスタック支持トレイを設けることで、こ
の問題を解決している。スタック支持トレイには、その
ほかに、基底部分に設けた開口の両側に１個づつ、２個
の傾斜した平らな側翼部が付いている。この傾斜した平
らな側翼部は、基準平面から上方にある角度をなし、ト
レイの前部から後部へ外向きにある角度をなしている。

そして側翼部は、トレイの後部では、給送するシートの
長方形の後隅に近い場所で基準平面と交差しており、ト
レイの前部では、給送するシートの前隅とシートの中心
線のほぼ中間で基準平面と交差している。

上記米国特許第４，３０５，５７６号と同第４，４１１
，４１７号に開示されている２つの原稿取扱装置はかな
り成功を収めたけれども、前記米国特許第４，４１１，
４１７の原稿取扱装置は、エアナイフの圧力を高めずに
、１００シート以上のスタックからシートを給送するに
は、またカール付きシートを給送するには、さらに改良
する必要がある。

課題を解決するための手段本発明は、上記の課題を解決するために、シート・スタ
ック支持面を有するシート支持トレイ、シート・スタッ
クに向かい合って配置され、スタックの一番下のシート
をスタックの残部から分離するように構成したエアナイ
フ、少なくとも前記シート支持トレイの前端を貫いて延
び、スタックの一番下のシートを捕そくして搬送する有
孔エンドレス真空給送ベルトを備えており、給送するシ
ート・スタックの底からシートを分離して、連続的に送
り出す底部シート分離・給送装置であって、前記給送ベ
ルトはベルトの背面に負圧を加える真空開口が付いたベ
ルト支持板を有する真空充気室を横切って延びており、
前記ベルト支持板には、前記ベルト支持板の二段階に傾
斜した部分に沿って延びている複数の波形付与手段が設
けてあり、前記シート支持トレイのシート・スタック支
持面の一部分には、少なくとも前記複数の波形付与手段
の一部と一直線に、前記シート支持トレイの後部に向か
って延びている複数のリブが設けてあり、高いシート・
スタックからのシートの給送やカール付きシートの給送
を改善するため、前記エンドレス真空ベルトの両側に隣
接して、前記シート支持１〜レイのシート・スタック支
持面の前部に、四部か設けであることを特徴とするシー
ト分離・給送装置を提供するものである。

次に、添付図面を参照して、底部シート分離・給送装置
の好ましい実施例について説明する。

実施例第１図に、通常のゼログラフィー式複写機の露光プラテ
ン３の上に装着することができる典型的な自動原稿取扱
装置１を示す。しかし、本発明の原理及び原稿取扱装置
１は、相応の修正を施して、給紙装置としても使用する
ことができる。これは、本発明の改良型シート分離・給
送装置を組み入れることかできる典型的な原稿取扱装置
の単なる一例に過ぎない。原稿取扱装置１は、原稿書類
のスタック７を支持するように構成した、後て゛詳しく
説明する原稿トレイ５を備えている。

原稿トレイの前部すなわち前方領域の下には、スタック
の一番下の原稿シートを捕そくし、波形を付与し、取出
しロール対１１へ送り出す真空ベルト波形付与給送装置
９が設置されている。送り出された原稿シートは、取出
しロール対１１から原稿ガイド１３を通って給送ロール
対１５へ、そしてプラテン・ロール１７の下を通って複
写機のプラテン３の上へ搬送される。プラテンの上に送
られた原稿シートの前縁を整合するために、引込み式整
合縁１８が設置されている。原稿書類の露光後、整合縁
１８が適当な手段例えばソレノイドによって引っ込めら
れると、原稿書類はプラテン・ロール１７によってプラ
テン３から送り出され、ガイド１９から給送ロール対２
１を経て、給送ロール対２３によって原稿スタックの上
部へ送り戻される。再び積み重ねるとき、対向する固定
縁ガイドから標準シート・サイズの距離に再設定できる
縁カイト（図示せず）によって、おおまかな横整合か行
われる。

原稿書類の裏面を露光したい場合は、原稿書類の後縁か
原稿転向器２４を通過するまで、原稿書類はスタック７
からカイト２３へ送り出される。原稿書類の後縁が通過
すると直ちに、原稿転向器２４が反時計方向に、すなわ
ち原稿シート通路の中に回転され、その後、原稿書類の
進行方向が逆にされ、原稿書類は転向器２４によってガ
イド２６へ転向され、給送ロール対２８でプラテン３へ
送られる。

原稿取扱装置１は、さらに、給送する原稿書類と原稿取
扱装置へ戻された原稿書類を検出して指示するため、す
なわち循環した各セットをカウントするため、この分野
では周知のシート分離フィンガー３５を備えている。シ
ート分離フィンガー３５の下から、最後の原稿書類が取
り出されると（送り出されると）、フィンガー３５はト
レイ　５に設けたスロットを通って落下し、適当なセン
サを作動させて、セットの最後の原稿書類がトレイから
取り出されたことを指示するようになっている。フィン
カー３５は、その後、原稿スタック７の次の循環を開始
する前に、自動的に時計方向に回転させるか、または持
ち上げるかして、再びスタック７の全原稿書類の上に載
せられる。

第２図かられかるように、原稿シート分離・給送装置９
は、給送ベルト・ロール３９．４０に支持された複数の
給送ベルト３７を備えている。給送ベルト３７の走行部
の中に、真空充気室４１か配置されている。真空充気室
４１の開口４３は、ベル１−３７の孔４５と共同して原
稿スタックの一番下の原稿書類をベルト３７へ引き付け
る真空を供給する。真空充気室４１は二段階に傾斜して
いる。第２図及び第３図に詳細に示すように、真空充気
室４１には、ベルト３７の下の所に、隆起部分すなわち
リブ６０〜６４か設けであるので、スタックの一番下の
原稿書類かベルト３７へ捕そくされたとき、シートに波
形か生じて、スタックの残部からの分離か強められる。

このように分離が強められる理由は、シートに生じた波
形のすき間か最初のく一番下の）シートの気孔を通して
シート間の真空圧を下げて、エアナイフ１２から分離用
空気流が入り易くするからである。

エアナイフ１２は、複数の独立した空気噴射口５１を有
する圧搾空気充気室５０を備えており、空気噴射口５０
は、給送ベル１へへ引き付けられた一番下の原稿書類と
その上の原稿書類との間に空気を注入して、スタックと
一番下の原稿書類の間に空気クツションすなわち支持体
を提供し、スタックから一番下の原稿書類を取り出すの
に必要な力をできるだけ小さくする作用をする。

ベルトが移動を開始する前に一番下の原稿書類かベルト
へ確実に捕そくされるようにし、かつエアナイフ１２が
同時に吸引された原稿書類から一番下の原稿書類だけを
分離する時間を考慮して、適当な弁と制御装置を用いて
、原稿書類を給送ベルトへ吸引する真空を加える時間と
、給送ベルトが移動を開始する時間との間に時間遅れを
与えることが望ましい。

次に、本発明の特徴を詳細に説明する。米国特許第４，
４１１，４１７号明細書の第４図などの竜翼式真空波形
給送装置は、こけら板状の重複給送や合体状の重複給送
につながる不安定な状態になることがある。いくつかあ
る不安定状態の第１は、給送中のシート（最初のシート
）の前縁が搬送装置からはがれて、フラッタ−現象を起
こすことである。

この現象が起きると、シートはエアナイフの前壁や噴射
口にジャムして、故障の原因になったり、あるいは最初
のシートを送り出すとき２枚目のシートをこすって前方
へこけら板状にする。この不具合は、第１図の分離・給
送装置の二段階に傾斜した真空充気室４１の前部と後部
に、複数の波形部材を追加することで解決している。二
段階に傾斜した真空充気室４１の前部には、約０．７　
ｍｍの高さの３つの波形部材すなわちリブ６０，８１．
６２が設けてあり、後部には、約２　ｍｍの高さの２つ
のリブ６３．６４が設けである。リブ６０，６１．６２
は、屈曲線６５からスタックの前縁まで伸びている。３
つのリブ６０．６１．６２は２インチの間隔をおいて配
置されており、中央のリブは真空充気室の中心線上にあ
ることが好ましい。また、３つのリブ６０，６１．６２
は真空充気室４１のベルト支持板部分に対し平行である
。

後部リブ６３，６４は真空充気室の上に配置され、屈曲
線６５からトレイの後部に向かって伸びている。

後部リプ口３，６４は、２つの外側の前部リブと一直線
に並んでいる。

後部リブ６３，６４は幾つかの目的を持っており、第１
の目的は最初の原稿書類の上下に通気通路を提供するほ
か、波形を付加することによって最初の原稿書類を曲が
りにくする（断面係数をより大きくする）。原稿書類よ
り下の通気通路は、より高圧の漏れ流の代わりの空気源
を与える。これは、実際に真空装置の漏れ流を大きく変
えずに、原稿書類前縁の周囲から吸引される空気を最小
限するので、２枚目の原稿書類を捕そくする傾向が弱ま
る。この変更の効果は、逆こけら板状の原稿書類や幅の
異なる原稿書類によって生じる重複給送の割合か少なく
なることである。原稿書類より上の通気通路は、実際に
、最初の原稿書類とスタックとの間にエアナイフ流のた
めの流路を提供することによって、より迅速にスタック
を空中浮揚させ、スタックを膨満させる。このエアナイ
フ流のための低インピーダンス流路は、逆流やスタック
前縁まわりの流れに起因する損失を小さくする。

スタック前縁まわりの漏れ流をさらに減らすために、米
国特許第４，４１１．４１７号明細書の第４図のトレイ
に参照番号６３．６４で表示された三角形タブを取り除
き、約１６　ｍｍの底辺を持つように三角形の切欠きの
大きさを増し、原稿書類が真空搬送装置の上板によく順
応して良好なシールが生しるようにした。この結果、原
稿書類前縁まわりの漏れ流が減り、２枚目の原稿書類を
捕そくする傾向が小さくなり、従って、重複給送が少な
くなった。

より少ない漏れ流は、より良好なシーリング（より高い
インピーダンス）及び三角形開口を通る代わりの低イン
ピーダンス流路（存在するどんな漏れ流についても）の
生成と結び付いている。さらに、三角形の凹部は、トレ
イ５の縁と真空充気室４１のベルト支持板との間のまず
い関係によって生じた漏れを事実上無くする。すなわち
、トレイは、この領域では、真空充気室のベルト支持板
より下にあり、従って、原稿書類をシールすることがで
きない。

第２図〜第４図に示すように、大部分のスタッり通気が
スタックの側面に沿ってではなく、スタックの後縁で起
きるように、真空充気室の２つの後部波形リブ６３，６
４は、実質上、真空充気室の縁からトレイ５の後部まで
、すっと延長されている。

この結果、スタックの縁に沿う乱れた通気に起因するス
タック全体のフラッタ−か回避される。トレイ５の原稿
支持面に追加した全長リブ６６．６７は、本質的に、ス
タックの後縁に沿った通気を改善して、圧力をより一様
にするので、より完全なボケッ）〜か形成される。それ
に加えて、最初の高さが１．５　ｍｎ＋で、後部の高さ
か２．５　ｍｍであるリブ６６゜６７は、前から後へ低
インピーダンス流路を形成する。この流路によって、従
来よりも迅速にボケッＩ・が形成されるので、最初の原
稿書類の捕そくが強化される。また、トレイ　５にリブ
６６．６７を追加した結果、より良好なポケットが形成
されるので、カール付きシートの給送が改善され、そし
て以前はどんな圧力でも重複給送されたであろうく完全
なポケットか形成されないため）多数の原稿スタックが
、通常のエアナイフ圧力で、うまく給送されることが判
った。

発明の効果エアナイフの必要圧力を３０〜４５％低減して（２０＃
の平らな１００シートまたは他の坪量の同じ質量のスタ
ックについては、４６　ｍｍ　ｌｌｔ、Ｇ、から２８ｍ
ｍ　ｌ’１．Ｇ、へ、同じ質量のカール付きシート・ス
タックについては、７５　ｎｕｎ　Ｗ、Ｇ、から４５　
ｍｍ　Ｗ、Ｇ、へ）、総合効率の向上を達成したシート
分離・給送装置が得られたことは明らかである。試験は
、２０＃の２００〜２５０シートや他の坪量の同じ質量
のスタックについて、４５　ｍｍ　ＩＡ、Ｇ、のエアナ
イフ圧力のみで゛、高スタック給送能力が得られること
を示した。上記の効果は、真空充気室のベルト支持板の
前部と後部に多数のリブを追加して、前縁フラッタ−を
回避し、かつシートを曲がりにくくすることで達成され
た。トレイのシート支持面に設けたリブは、スタックの
後部における通気を確実にすることで、エアナイフの性
能を安定させると共に、真空搬送装置の付加空気源とし
て作用し、シート縁の周囲から吸引される空気を最小限
にする働きをする。

さらに、シート支持面の前部に設けた凹部は、スタック
の前縁まわりの漏れを減らして、重複給送を少なくする
働きをする。

以上好ましい実施例について発明の詳細な説明したが、
この分野の専門家は、特許請求の範囲に記載した発明の
範囲内で、実施例の形状や細部構造について、いろいろ
な変更を為しうろことは理解されるであろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明を具体化した典型的なシート分離・給
送装置の横断面図、第２図は、本発明によるシート支持トレイを示す平面図
、第３図は、第２図の線３−３に沿った断面図、第４図は
、第２図の線４−４に沿った断面図である。符号の説明１・・・原稿取扱装置、　　　３・・・露光プラテン、
５・・・原稿トレイ、　　　　７・・・原稿スタック、
９・・・真空波形給送装置、１１・・・取出しロール対
、１２・・・エアナイフ、　　　１３・・・原稿ガイド
、１５・・・給送ロール対、　　１７・・・プラテン・
ロール、１８・・・引込み式整合縁、　１９・・・ガイ
ド、２１．２３・・・給送ロール対、２４・・・転向器
、２６・・・ガイド、　　　　　２８・・・給送ロール
対、３５・・・シート分離フィンガー、３７・・・給送ベルト、　　　３９．４０・・・支持ロ
ール、４１・・・真空充気室、　　　４３・・・開口、
４５・・・孔、　　　　　　　５０・・・圧搾空気充気
室、５１・・・空気噴出口、　　　６０〜６４・・・リ
ブ、６５・・・屈曲線、　　　　　６６．６７・・・リ
ブ。

Claims

【特許請求の範囲】給送するシートのスタックの底からシートを分離して、
連続的に送り出す底部シート分離・給送装置であって、シート・スタック支持面を有するシート支持トレイ、シート・スタックに向かい合って配置され、スタックの
一番下のシートをスタックの残部から分離するように構
成されたエアナイフ、少なくとも前記シート支持トレイの前端を貫いて延びて
おり、スタックの一番下のシートを捕そくして搬送する
有孔エンドレス真空給送ベルト、を備え、前記ベルトはベルトの背面に負圧を加える真空
開口が付いたベルト支持板を有する真空充気室を横切っ
て延びていること、前記ベルト支持板は、前記ベルト支
持板の二段階に傾斜した部分に沿って延びた複数の波形
付与手段が設けてあること、前記シート支持トレイのシ
ート・スタック支持面の一部分に、少なくとも前記複数
の波形付与手段の一部と一直線をなして前記シート支持
トレイの後部に向かって延びた複数のリブが設けてある
こと、スタック高が大きい場合やカールしている場合の
シートの給送を改善するため、前記エンドレス真空ベル
トの両側に隣接して、前記シート支持トレイのシート・
スタック支持面の前部に、凹部が設けてあることを特徴
とする底部シート分離・給送装置。