JPH01139066A

JPH01139066A - 薬剤の取り出し機構

Info

Publication number: JPH01139066A
Application number: JP62298163A
Authority: JP
Inventors: Toru Kondo; 亨近藤
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1987-11-26
Filing date: 1987-11-26
Publication date: 1989-05-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は薬剤の取り出し機構に関し、特には薬剤棚よ
りカプセルや錠剤等の薬剤を所望の数だけ取り出すため
の薬剤の取り出し機構に係る。

（従来の技術）例えば医院、病院などの調剤業務においてカプセルや錠
剤等の薬剤は、一般に手作業によって薬剤棚より取り出
されている。しかしながら、人手により薬剤を取り出す
調剤作業はときに時間をとり、医療業務にかかる負担を
大きくすることがあった。また、薬剤に直接子が触れて
しまうおそれや調剤をあやまる危険性を否定できないな
どの問題があった。

このような点から、これまでにおいても調剤を自動化す
る試みが各所でなされている。特に薬剤棚から薬剤を取
り出す機構は重要であるが、ＦＴＰ包装等しない非被覆
（バラ）のカプセルや錠剤を取り出す機構についてはこ
れまでのところ機構が複雑化するなどのために低価格で
目的を達成できる有効なものがなかった。

例えば、従来においても薬剤の収容部に非被覆のカプセ
ルや錠剤を一列に積み、順次所望の数を取り出すように
した機構が考えられている。しかるに、この従来機構で
は、収容部に精密で複雑な構造が必要となり、薬剤を規
則正しく収める薬剤供給装置が必要とされるなど、数百
種類にのぼる薬剤棚に用いるにはコストやスペース等の
面で問題かのこされていた。

（発明が解決しようとする問題点）この発明は上述の問題点に鑑みて提案されたものであっ
て、その目的とするところは、薬剤の取り出し機構をよ
り簡略で低廉な構造によって実現し、従来コストやスペ
ースの面で難しかった非被覆のカプセルや錠剤などの調
剤の自動化を可能にする薬剤の取り出し機構を提供する
ことにある。

また、あわせてこの発明は自動化しない薬剤棚において
も、手にふれるおそれなく薬剤を容易に所望の数取り出
すことを可能にする薬剤の取り出し機構を提供すること
を目的とする。

（問題点を解決するための手段）すなわち、この発明の薬剤の取り出し機構は、カプセル
や錠剤等の薬剤を収納する収容部の下部に前記薬剤の一
を保持する落込孔部が一ないし複数形成された板面部を
有する取出板部材がスライド自在に設けられているとと
もに、前記取出板部材の下方のスライド方向前部または
後部に前記落込孔部と連通ずる空間部を有する底板が設
けられていることを特徴とするものである。

（作用）この発明の構成によれば、収容部において取出板部材の
落込孔部の−には、薬剤の−だけが落ち込む、こうして
落込孔部に保持される薬剤は、取出板部材をスライドさ
せ前記落込孔部を底板の空間部と連通させることによっ
て取り出される。

（実施例）以下この発明の実施例を図面にしたがって説明する。添
付の図面第１図はこの発明の薬剤の取り出し機構の第１
実施例を示す薬剤棚の一部を切欠断面で表わした斜視図
、第２図は第１実施例の作動状態を表わす要部断面図、
第３図ないし第５図は同じく第１実施例の作動状態を表
わす要部断面図、第６図は第１実施例における取出板部
材の他の例を示す斜視図、第７図はこの発明の薬剤の取
り出し機構の第２実施例を示す薬剤棚の一部を切欠断面
で表わした斜視図、第８図は第２実施例の作動状態を表
わす要部断面図、第９図は自動調剤装置のシステムを表
わす概略図である。

この発明の薬剤の取り出し機構による実施例の調剤棚は
自動調剤装置に用いるものである０例えば、第９図に図
示されるように、薬剤棚Ｓ、Ｓ・・・はレールＲ上を走
行制御される台車Ｔの左右に配設される。そして、前記
台車Ｔによって処方に応じた薬剤棚Ｓが選択、薬剤が取
り出される。

第１図に図示される第１実施例はこのような薬剤棚の１
例であり、カプセルの取り出しに好ましく形成されたも
のである。

図示したように、第１実施例の薬剤棚ｌＯは、カプセル
を収納する収容部１１と、前記収容部ｌｌの下部に図中
矢印ａで示した方向にスライド自在に設けられた薬剤の
取出板部材２０と、底板２６を備えている。

収容部１１には、実施例では下部に２枚の斜板１２から
薬剤集中ガイド１３が構成されていて、薬剤を取出板部
材２０のスライド方向中央に集中するようにされている
。なお、この収容部１１には脚部１４が一体に設けられ
ている。

取出板部材２０は、実施例では底板２６によって支持さ
れ、この底板２６上をスライドするように構成されてい
る。板面部２１には、前記収容部の集中ガイド１３によ
り薬剤が集中される中央部分に、−の薬剤を保持する落
込孔部２２が一個所形成されている。この落込孔部２２
は必要に応じ複数設けてもよい、また、実施例では板面
部２１に、先端に上側に若干凸のかきこみ部２３Ａを有
する案内部材２３が落込孔部２２位置に設けられている
。また、板面部２１には、攪拌板２４が設けられている
０図の符号２５は取出板部材２０のスライド位置を規制
するストッパを表わす。

底板２６は、実施例では図面手前側に前記取出板部材の
落込孔部２２と連通する空間部２７を有するものである
。自動調剤装置においてはこの空間部２７に非接触性セ
ンサ等のセンサ２８を設けてカプセルの取り出し確認を
図ることがある０図の例では、一対のフォトセンサ２Ｂ
を上述の台車Ｔの薬剤受口部ＴＩに設けている。

この薬剤棚ｌＯの作動を第２図ないし第５図にしたがっ
て説明する。第２図に図示したように、原位置にある取
出板部材２０を、第３図ないし第５図に図示したように
、しだいに図面右側にスライドさせると、薬剤のカプセ
ルＭが一つ、落込孔部２２に落ち込んでいく、この際実
施例のように案内部材２３を設けることにより、カプセ
ルＭは落込孔部２２に入りやすくなる。また攪拌板２４
を設けることにより、取出板部材２０のスライドに伴な
って収容部ｌｌ内のカプセルはよく移動され落込孔部２
２へ入りやすくなる０次に、第５図に二点鎖線で図示し
たように、取出板部材２０を図面左にスライドさせ、落
込孔部２２を底板２６の空間部２７と連通させれば、−
の落込孔部２２から−のカプセルＭが取り出される。こ
うして取り出されたカプセルは、自動調剤装置において
は例えば台車の薬剤受口部ＴＩを介し所定の部署へ配送
するなどされる。また、自動調剤装置ではこの取り出し
の際もし空打ちすることがあればセンサ２８の出力から
この空打ちが検知されるため、取出板部材２０が再度上
述したように作動され確実に所定の数の薬剤が取り出さ
れる。

第６図は上の第１実施例の薬剤棚に用いる取出板部材の
他の例である。この取出板部材３０は、上で説明した取
出板部材２０と同様な構成を有する各部材３０Ａ、３０
Ｂ、３０Ｃ，３００が並列にそれぞれが独立にスライド
自在に組合わされてなる０図の符号３１Ａ、３１Ｂ、３
ＩＣ，３１０は板面部、３２Ａ、３２Ｂ、３２Ｃ，３２
Ｄは落込孔部、３３Ａ、３３Ｂ、３３Ｃ，３３Ｄは案内
部材、３４Ａ、３４Ｂ、３４Ｃ，３４Ｄは攪拌板、３５
Ａ、３５Ｂ、３５Ｃ，３５Ｄ、３５Ｅは各部材間をわか
つ隔離板である。

第７図には第２実施例が図示される。

この第２実施例の薬剤棚は錠剤の取り出しに好ましく形
成されたものである０図示したように、この薬剤棚４０
は錠剤を収納する収容部４１と、前記収容部４１の下部
に図中矢印すで示した方向にスライド自在に設けられた
薬剤の取出板部材５０と、底板５５を備えている。

収容部４１には、実施例では取出板部材５０のスライド
方向の後部に、「＜」字形状の薬剤集中ガイド４２が設
けられていて、薬剤を取出板部材５０のスライド方向中
央に集中するようにされている。なお、この収容部４１
には脚部４３が一体に設けられている。

取出板部材５０は、底板５５によって支持されて、この
底板５５上をスライドするように構成されている。板面
部５１には、前記収容部のガイド４２により薬剤が集中
される中央部分に、−の薬剤を保持する落込孔部５２が
形成されている。落込孔部５２は必要に応じ複数設けて
もよい、この際前記集中ガイド４２は、落込孔部の数に
応じた波形状に形成されることがある０図の符号５３は
取出板部材５０のスライド位置を規制するストッパであ
る。

底板５５は１図面手前側に前記取出板部材５０の落込孔
部５２と連通する空間部５６を有するものである。この
空間部５６にも第１実施例と同様に非接触性センサ等の
センサ５７を設けて錠剤の取り出し確認を図ることがあ
る。

この第２実施例の作動を第８図にしたがって説明する。

取出版部材５０を図面右側にスライドさせると、ガイド
部４２によって中央に集められた錠剤Ｍの−が落込孔部
５２に落込まれていく０次に、取出板部材５０を図面左
にスライドさせ、落込孔部５２を底板５５の空間部５６
と連通させれば、−の落込孔部５２から−の錠剤Ｍが取
り出される。この取り出しの際、もし空打ちがあれば、
自動調剤装置ではセンサ５７の出力にしたがい所定の数
が取り出せるまで取出板部材５０が作動される。

（効果）以上図示し説明したように、この発明は主に薬剤の収容
部の下部にスライド自在に設けた落込孔部が形成された
板面部を有する取出板部材と、前記取出板部材の下方に
設けた前記落込孔部と連通ずる空間部を有する底板を備
える、極めて簡単な低廉な機構によって薬剤の取り出し
を実現できたものである。したがって、この発明の薬剤
取り出し機構によれば、従来のコストやスペースの面で
難しかった非被覆のカプセルや錠剤などの調剤を自動化
し、調剤にかかる業務の負担を減じ、また薬剤に手が触
れるおそれや調剤をあやまる危険性を根本的に解消する
ことができる。

また、この発明は例外的な薬剤など自動化しない薬剤棚
に対しても応用でき、薬剤を、手にふれるおそれなく、
しかもスムーズに取り出すことができるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の薬剤の取り出し機構の第１実施例を
示す薬剤棚の一部を切欠断面で表わした斜視図、第２図
ないし第５図はその作動状態を表わす要部断面図、第６
図は第１実施例における取出版部材の他の例を示す斜視
図、第７図はこの発明の薬剤の取り出し機構の第２実施
例を示す薬剤棚の一部を切欠断面で表わした斜視図、第
８図はその作動状態を表わす要部断面図、第９図は自動
鋼・副装置のシステムを表わす概略図である。１０・・・第１実施例の薬剤棚、ｉｉ・・・収容部、２
０・・・取出板部材、２１・・・板面部、２２・・・落
込孔部、２６・・・底板、２７・・・空間部、４０・・
・第２実施例の薬剤棚、４１・・・収容部、５０・・・
取出板部材、５１・・・板面部、５２・・・落込孔部、
５５・・・底板、５６・・・空間部１Ｍ・・・薬剤。

Claims

【特許請求の範囲】

カプセルや錠剤等の薬剤を収納する収容部の下部に前記
薬剤の一を保持する落込孔部が一ないし複数形成された
板面部を有する取出板部材がスライド自在に設けられて
いるとともに、前記取出板部材の下方のスライド方向前
部または後部に前記落込孔部と連通する空間部を有する
底板が設けられていることを特徴とする薬剤の取り出し
機構。