JPH01138112A - 青緑色ダイヤモンドおよびその製造方法 - Google Patents
青緑色ダイヤモンドおよびその製造方法Info
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- JPH01138112A JPH01138112A JP62296875A JP29687587A JPH01138112A JP H01138112 A JPH01138112 A JP H01138112A JP 62296875 A JP62296875 A JP 62296875A JP 29687587 A JP29687587 A JP 29687587A JP H01138112 A JPH01138112 A JP H01138112A
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 8
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 38
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 claims abstract description 31
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- 229910003460 diamond Inorganic materials 0.000 claims abstract description 15
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 6
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- ZOXJGFHDIHLPTG-UHFFFAOYSA-N Boron Chemical compound [B] ZOXJGFHDIHLPTG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Landscapes
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は、青緑色ダイヤモンドおよびその製造方法、特
に、装飾用途に用いるのに適した青緑色ダイヤモンドお
よびその製造方法に関するものである。
に、装飾用途に用いるのに適した青緑色ダイヤモンドお
よびその製造方法に関するものである。
従来、青緑色を呈する着色ダイヤモンドは、天然原石に
電子線照射をすることによって製造されていた。
電子線照射をすることによって製造されていた。
青緑色に着色する原因は、電子線照射によって結晶内に
格子欠陥ができ、この欠陥により吸収波長が550nm
〜740nmであるGRIカラーセンターができるた
めである。このカラーセンターの作製法および光学的特
性については、C,D。
格子欠陥ができ、この欠陥により吸収波長が550nm
〜740nmであるGRIカラーセンターができるた
めである。このカラーセンターの作製法および光学的特
性については、C,D。
CLARKとJ、WALKERによるDiammond
Re5earch (1972年)の2〜5頁に記
載されている。
Re5earch (1972年)の2〜5頁に記
載されている。
青緑色に着色する場合には、上記GRIセンターを電子
線照射によって作製する条件だけでなく、原石の下地の
色も重要である。天然原石の場合には無色透明な原石か
ら、淡黄色、黄色、茶色、褐色と様々な色の原石がある
。青緑色に着色するには、上述の原石のうち、無色透明
か淡黄色の原石を用いる必要がある。その他の色の原石
では、原石自体の色の方が濃くなり、青緑色が得られな
い。
線照射によって作製する条件だけでなく、原石の下地の
色も重要である。天然原石の場合には無色透明な原石か
ら、淡黄色、黄色、茶色、褐色と様々な色の原石がある
。青緑色に着色するには、上述の原石のうち、無色透明
か淡黄色の原石を用いる必要がある。その他の色の原石
では、原石自体の色の方が濃くなり、青緑色が得られな
い。
原石に黄色味を帯びさせるのは、はとんどの天然原石中
に存在するN3センターである。N3センターは、3個
の窒素原子が凝集した際にできる色中心(カラーセンタ
ー)で、その吸収は400nm付近にある。この付近の
吸収は紫色で、補色の黄色が人間の目に入る。また、こ
の波長域は人間の視覚限界波長(380nm)に近いの
で、N3センターが少ない場合には透明に近く見え、多
くなると淡黄色を呈して見える。この現象についてはA
、T、Co11insのNew Diammond、
第3巻、 No、 2 (佐藤洋一部訳)に詳しい記
載がある。
に存在するN3センターである。N3センターは、3個
の窒素原子が凝集した際にできる色中心(カラーセンタ
ー)で、その吸収は400nm付近にある。この付近の
吸収は紫色で、補色の黄色が人間の目に入る。また、こ
の波長域は人間の視覚限界波長(380nm)に近いの
で、N3センターが少ない場合には透明に近く見え、多
くなると淡黄色を呈して見える。この現象についてはA
、T、Co11insのNew Diammond、
第3巻、 No、 2 (佐藤洋一部訳)に詳しい記
載がある。
なお、青色を呈するダイヤモンドとしては、結晶中にホ
ウ素を含有したIla型ダイヤモンドがある。しかし、
これは、本発明による青緑色を呈するダイヤモンドとは
色調が明らかに異なり、本発明の範囲に含まれるもので
はない。
ウ素を含有したIla型ダイヤモンドがある。しかし、
これは、本発明による青緑色を呈するダイヤモンドとは
色調が明らかに異なり、本発明の範囲に含まれるもので
はない。
[発明が解決しようとする問題点]
従来の青緑色ダイヤモンドには、下記のような欠点があ
る。
る。
i) 600℃に加熱すると、黄色味を増して変色す
る。
る。
if) 太陽光にさらすと、青色の螢光(ルミネッセ
ンス)を発して変色する。
ンス)を発して変色する。
1)の原因は、天然ダイヤモンド中に窒素原子が数多く
存在することにある。電子線照射によってできた格子欠
陥は、加熱によってこれらの窒素原子と結合し、新たな
カラーセンターを構成する。
存在することにある。電子線照射によってできた格子欠
陥は、加熱によってこれらの窒素原子と結合し、新たな
カラーセンターを構成する。
これらのカラーセンターは、H3,H4,N−Vセンタ
ーと呼ばれるもので、これらにより結晶は黄色および赤
系の色を呈するようになる。各カラーセンターの作製法
および光学特性に関しては、Reports on
Progress 1nPhysics、John
Walker、第42巻(1979年)に記載があ
る。
ーと呼ばれるもので、これらにより結晶は黄色および赤
系の色を呈するようになる。各カラーセンターの作製法
および光学特性に関しては、Reports on
Progress 1nPhysics、John
Walker、第42巻(1979年)に記載があ
る。
H)の原因は、天然原石中のほとんどの結晶に存在する
N3センターにある。N3センターの吸収は視覚限界波
長に近い400nm付近にあるため、少々存在しても透
明に見える。しかし、N3センターは強力な青色(40
0〜470nm)の螢光(ルミネッセンス)を発するた
め、太陽光にさらすとダイヤモンドを青色に変色させる
。
N3センターにある。N3センターの吸収は視覚限界波
長に近い400nm付近にあるため、少々存在しても透
明に見える。しかし、N3センターは強力な青色(40
0〜470nm)の螢光(ルミネッセンス)を発するた
め、太陽光にさらすとダイヤモンドを青色に変色させる
。
本発明は、600℃以上に加熱しても、また太陽光にさ
らしても変色しない安定した色調を持つ青緑色ダイヤモ
ンドを提供することにある。
らしても変色しない安定した色調を持つ青緑色ダイヤモ
ンドを提供することにある。
[問題点を解決するための手段]
本発明に係る青緑色ダイヤモンドは、結晶中のGRIセ
ンターの650nmにおける吸収係数が0.3〜8cm
−” であり、380nm〜780nmの波長範囲内で
他の吸収による吸収係数が0゜2cm〜1以下であり、
結晶中のIb型窒素含有工が5×1017原子/cm3
以下であることを特徴としている。
ンターの650nmにおける吸収係数が0.3〜8cm
−” であり、380nm〜780nmの波長範囲内で
他の吸収による吸収係数が0゜2cm〜1以下であり、
結晶中のIb型窒素含有工が5×1017原子/cm3
以下であることを特徴としている。
本発明に係る青緑色ダイヤモンドの製造方法は、次の工
程を含んでいる。
程を含んでいる。
■ 結晶中のIb型窒素の含有量が5X10”原子/
c m ’以下の範囲にある人工合成ダイヤモンド結晶
に、2〜4 M e Vの加速電圧かつ5×1016〜
2X10’ 8電子/Cm2の電子線を照射する工程。
c m ’以下の範囲にある人工合成ダイヤモンド結晶
に、2〜4 M e Vの加速電圧かつ5×1016〜
2X10’ 8電子/Cm2の電子線を照射する工程。
■ その後に、10Torr以下の真空下で、550〜
600℃において30分以上アニーリングを行なう工程
。
600℃において30分以上アニーリングを行なう工程
。
[手段の説明]
(I) 青緑色ダイヤモンド
(1) 窒素の含有量について:
従来法のように天然原石を用いた場合には、600℃に
加熱すると黄色または赤味を増して変色するという問題
および、太陽光にさらすと青色の螢光を発して変色する
という問題があった。この原因は、天然ダイヤモンド中
に多くの窒素が存在することにある。また、天然原石の
うち窒素含有量の極めて少ないものは、直接に装飾用ダ
イヤモンドとして使用され、工業的に加工して使用する
にはあまりにも高価すぎて実用化することは困難である
。
加熱すると黄色または赤味を増して変色するという問題
および、太陽光にさらすと青色の螢光を発して変色する
という問題があった。この原因は、天然ダイヤモンド中
に多くの窒素が存在することにある。また、天然原石の
うち窒素含有量の極めて少ないものは、直接に装飾用ダ
イヤモンドとして使用され、工業的に加工して使用する
にはあまりにも高価すぎて実用化することは困難である
。
本発明では、窒素をほとんど含まない人工合成ダイヤモ
ンドを用いることによりその問題点を解決した。具体的
には、窒素含有量が5X10”原子/ c m 3以下
であれば、600℃に加熱されても黄色または赤色系の
カラーセンター(N−Vセンター)はほとんどできず、
ダイヤモンドは変色しない。このように窒素含有量の少
ないダイヤモンドは、Ti、AIL、Zr、Hf等のゲ
ッターを用いる公知の方法で作ることができる。また、
人工合成ダイヤモンドではN3センターが存在せず、青
色の螢光を発する問題は解決される。しかし、人工合成
ダイヤモンドの場合は、含有窒素量が多くなると、50
0nm付近に吸収のあるS3センターができる。このた
め、強い光を当てると黄緑色の螢光を発して変色すると
いう問題が新たに生じる。しかし、この螢光はあまり強
くなく、窒素含有量が1.7X10’ ”原子/ c
m ’以下の場合では問題にならない。したがって、本
発明のように窒素含有量が5X10”原子/ c m
’以下の場合には、この螢光による変色は全く問題にな
らない。
ンドを用いることによりその問題点を解決した。具体的
には、窒素含有量が5X10”原子/ c m 3以下
であれば、600℃に加熱されても黄色または赤色系の
カラーセンター(N−Vセンター)はほとんどできず、
ダイヤモンドは変色しない。このように窒素含有量の少
ないダイヤモンドは、Ti、AIL、Zr、Hf等のゲ
ッターを用いる公知の方法で作ることができる。また、
人工合成ダイヤモンドではN3センターが存在せず、青
色の螢光を発する問題は解決される。しかし、人工合成
ダイヤモンドの場合は、含有窒素量が多くなると、50
0nm付近に吸収のあるS3センターができる。このた
め、強い光を当てると黄緑色の螢光を発して変色すると
いう問題が新たに生じる。しかし、この螢光はあまり強
くなく、窒素含有量が1.7X10’ ”原子/ c
m ’以下の場合では問題にならない。したがって、本
発明のように窒素含有量が5X10”原子/ c m
’以下の場合には、この螢光による変色は全く問題にな
らない。
天然原石としても、結晶中に窒素をほとんど含まないI
la型と呼ばれるダイヤモンドが稀に産出されるが、そ
の割合は1%以下とされている。したがって、この原石
を用いて青緑色ダイヤモンドを大量に供給することは極
めて困難である。また、天然のUa型原石は、着色した
ダイヤモンドに比較して10倍以上高価なため、この原
石を用いた青緑色ダイヤモンドは事実上供給され得ない
。
la型と呼ばれるダイヤモンドが稀に産出されるが、そ
の割合は1%以下とされている。したがって、この原石
を用いて青緑色ダイヤモンドを大量に供給することは極
めて困難である。また、天然のUa型原石は、着色した
ダイヤモンドに比較して10倍以上高価なため、この原
石を用いた青緑色ダイヤモンドは事実上供給され得ない
。
(2) 吸収係数について:
本発明の最大の特徴の1つは、GR1センターの吸収係
数が装飾的価値と相関があることを見出し、その吸収係
数の最適値を0. 3〜8cm−’の範囲とした点にあ
る。GR1センターの吸収係数が0.3cm−’未満と
なれば、青緑色を呈しなくなる。また、8cm−”を超
えると、結晶に透明感がなくなり、装飾的価値がなくな
る。
数が装飾的価値と相関があることを見出し、その吸収係
数の最適値を0. 3〜8cm−’の範囲とした点にあ
る。GR1センターの吸収係数が0.3cm−’未満と
なれば、青緑色を呈しなくなる。また、8cm−”を超
えると、結晶に透明感がなくなり、装飾的価値がなくな
る。
本発明の最大の特徴の他の1つは、H2センターなどに
基づく他の吸収が結晶の色の鮮明感を低下させることを
見出し、その吸収係数の最適値を0.2cm””以下に
した点にある。この値が0゜2cm−’以下であれば、
結晶の鮮明感に影響を全く与えない。
基づく他の吸収が結晶の色の鮮明感を低下させることを
見出し、その吸収係数の最適値を0.2cm””以下に
した点にある。この値が0゜2cm−’以下であれば、
結晶の鮮明感に影響を全く与えない。
(II) 製造方法
本発明のもう1つの大きな特徴は、特殊な製造方法によ
って青緑色ダイヤモンドを製造可能にした点にある。
って青緑色ダイヤモンドを製造可能にした点にある。
(1) 人工合成ダイヤモンドについて:この要件につ
いては、前記(I)の(1)項で説明したとおりである
。
いては、前記(I)の(1)項で説明したとおりである
。
(2) 電子線照射について:
電子線照射は、2〜4 M e Vの加速電圧かつ5X
IO” 〜2X10” 8電子/Cm2の条件で行なう
。電子線照射において加速電圧が2 M e V未満で
は、結晶中において均一にGRIカラーセンターが作製
されない。また、4 M e Vを超えると、放射化の
可能性が出てくる。照射量が5×1016未満では、0
.3cm−’以上の吸収係数を持つGRIセンターを作
製できない。また、2x10+8電子/cm2を超える
と、吸収係数が8cm−’を超えるようになる。
IO” 〜2X10” 8電子/Cm2の条件で行なう
。電子線照射において加速電圧が2 M e V未満で
は、結晶中において均一にGRIカラーセンターが作製
されない。また、4 M e Vを超えると、放射化の
可能性が出てくる。照射量が5×1016未満では、0
.3cm−’以上の吸収係数を持つGRIセンターを作
製できない。また、2x10+8電子/cm2を超える
と、吸収係数が8cm−’を超えるようになる。
(3) アニーリングについてニ
アニーリングは、10Torr以下の真空下で、550
〜600℃において、30分以上行なう。
〜600℃において、30分以上行なう。
550〜600℃で30分間アニーリングすることによ
り、GRIセンター以外の吸収を十分減少させることが
できる。550℃未満では、他の吸収を十分に減少させ
ることができない。また、600℃を超えると、GRI
センターが急速に減少し始める。30分未満のアニーリ
ングでは、他の吸収を十分減少させることが困難である
。なお、10To r rを超える雰囲気下でアニーリ
ングを行なうと、ダイヤモンド表面が黒鉛化する場合が
生じてくる。
り、GRIセンター以外の吸収を十分減少させることが
できる。550℃未満では、他の吸収を十分に減少させ
ることができない。また、600℃を超えると、GRI
センターが急速に減少し始める。30分未満のアニーリ
ングでは、他の吸収を十分減少させることが困難である
。なお、10To r rを超える雰囲気下でアニーリ
ングを行なうと、ダイヤモンド表面が黒鉛化する場合が
生じてくる。
[実施例]
実施例1
温度差法で合成した6個の人工合成ダイヤモンド(窒素
含有量は2X10”原子/cm3)に、3MeV、lX
l0” 〜5X10”電子/Cm2の条件で電子線を照
射した後、ITorrの真空下、600℃の温度で10
分〜1時間アニーリングを行なった。
含有量は2X10”原子/cm3)に、3MeV、lX
l0” 〜5X10”電子/Cm2の条件で電子線を照
射した後、ITorrの真空下、600℃の温度で10
分〜1時間アニーリングを行なった。
得られた試料につき、紫外可視分光分析装置により、G
RIセンターおよび他の吸収係数を測定した。
RIセンターおよび他の吸収係数を測定した。
また、得られた試料を0.8〜1,0力ラツト/個の大
きさにブリリアンカットした。そして、装飾用途として
の価値を評価するために、無作為に選出した18〜65
才までの1 ’00人の女性に試料を観察してもらい、
下記の項目についてアンケートをとった。その結果を第
1表に示す。なお、第1表において、アンケート結果は
「はい」と答えた人数を示している。
きさにブリリアンカットした。そして、装飾用途として
の価値を評価するために、無作為に選出した18〜65
才までの1 ’00人の女性に試料を観察してもらい、
下記の項目についてアンケートをとった。その結果を第
1表に示す。なお、第1表において、アンケート結果は
「はい」と答えた人数を示している。
■ 透明感があるか?
■ 鮮明な色彩か?
■ 装飾的価値はあるか?
(以下余白)
実施例2
温度差法で合成した2個の人工合成ダイヤモンド(窒素
含有量は5X10”〜lXl0’ 8原子/cm3)お
よび3個の天然ダイヤモンド(窒素含有量は2.2X1
0’ 9〜3.4X102゜原子/cm’)に、2Me
V、7X10”電子/am2の条件で電子線を照射した
。その後、人工合成ダイヤモンドのみ、l QTo r
rの真空下で、600℃、30分間のアニーリング処
理を行なった。
含有量は5X10”〜lXl0’ 8原子/cm3)お
よび3個の天然ダイヤモンド(窒素含有量は2.2X1
0’ 9〜3.4X102゜原子/cm’)に、2Me
V、7X10”電子/am2の条件で電子線を照射した
。その後、人工合成ダイヤモンドのみ、l QTo r
rの真空下で、600℃、30分間のアニーリング処
理を行なった。
得られた試料につき、紫外可視分光分析装置により、G
RIセンターおよび他の吸収による吸収係数の測定を行
なった。
RIセンターおよび他の吸収による吸収係数の測定を行
なった。
その後、各試料を太陽光にさらして、青色の螢光を発す
るか否かを調べた。また、600℃で10分間加熱した
後、変色が生じたか否かを調べた。
るか否かを調べた。また、600℃で10分間加熱した
後、変色が生じたか否かを調べた。
その結果を第2表に示す。
(以下余白)
実施例3
温度差法で合成した4個の人工合成ダイヤモンド(窒素
含有量は3X10”原子/cm3)に、4MeV、1x
lQ’ 8電子/Cm2の条件で電子線照射を行なった
後、10To r rの真空下において500〜650
℃の範囲で30分間のアニーリング処理を行なった。
含有量は3X10”原子/cm3)に、4MeV、1x
lQ’ 8電子/Cm2の条件で電子線照射を行なった
後、10To r rの真空下において500〜650
℃の範囲で30分間のアニーリング処理を行なった。
得られた試料につき、紫外可視分光分析装置により、G
RIセンターおよび他の吸収による吸収係数の測定を行
なった。
RIセンターおよび他の吸収による吸収係数の測定を行
なった。
また、得られた試料を、0.5〜0.6力ラツト/個の
大きさにブリリアンカットした。装飾用途としての価値
を評価するため、実施例1と同一の方法で評価した。そ
の結果を第3表に示す。なお、第3表におけるアンケー
ト結果は「はい」と答えた人数を示している。
大きさにブリリアンカットした。装飾用途としての価値
を評価するため、実施例1と同一の方法で評価した。そ
の結果を第3表に示す。なお、第3表におけるアンケー
ト結果は「はい」と答えた人数を示している。
(以下余白)
[発明の効果]
以上説明したように、本発明によれば、600℃で加熱
しても、太陽光にさらしても変色しない安定した色調を
持つ青緑色ダイヤモンドが得られるようになる。本発明
によるダイヤモンドは、装飾用途に利用すると特に効果
的である。
しても、太陽光にさらしても変色しない安定した色調を
持つ青緑色ダイヤモンドが得られるようになる。本発明
によるダイヤモンドは、装飾用途に利用すると特に効果
的である。
Claims (3)
- (1)結晶中のGR1センターの650nmにおける吸
収係数が0.3〜8cm^−^1であり、380nm〜
780nmの波長範囲内で他の吸収による吸収係数が0
.2cm^−^1以下であり、結晶中の I b型窒素含
有量が5×10^1^7原子/cm^3以下であること
を特徴とする青緑色ダイヤモンド。 - (2)600℃に加熱しても色調の変化を起こさず、ま
た太陽光にさらしても青色の螢光を発しない安定な色調
を保つ特許請求の範囲第1項記載の青緑色ダイヤモンド
。 - (3)結晶中の I b型窒素の含有量が5×10^1^
7原子/cm^3以下の範囲にある人工合成ダイヤモン
ド結晶に、2〜4MeVの加速電圧かつ5×10^1^
6〜2×10^1^8電子/cm^2の電子線を照射す
る工程と、 その後に、10Torr以下の真空下で、550〜60
0℃において30分以上アニーリングを行なう工程と、 を含むことを特徴とする青緑色ダイヤモンドの製造方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62296875A JP2571797B2 (ja) | 1987-11-25 | 1987-11-25 | 青緑色ダイヤモンドおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62296875A JP2571797B2 (ja) | 1987-11-25 | 1987-11-25 | 青緑色ダイヤモンドおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01138112A true JPH01138112A (ja) | 1989-05-31 |
JP2571797B2 JP2571797B2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=17839296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62296875A Expired - Fee Related JP2571797B2 (ja) | 1987-11-25 | 1987-11-25 | 青緑色ダイヤモンドおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2571797B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010149776A1 (en) * | 2009-06-26 | 2010-12-29 | Element Six Limited | Method for treating diamond material and product obtained |
US8986646B2 (en) | 2009-06-26 | 2015-03-24 | Element Six Technologies Limited | Diamond material |
-
1987
- 1987-11-25 JP JP62296875A patent/JP2571797B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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