JPH01135588A - 殺菌処理方法及び殺菌処理剤 - Google Patents

殺菌処理方法及び殺菌処理剤

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JPH01135588A
JPH01135588A JP29483487A JP29483487A JPH01135588A JP H01135588 A JPH01135588 A JP H01135588A JP 29483487 A JP29483487 A JP 29483487A JP 29483487 A JP29483487 A JP 29483487A JP H01135588 A JPH01135588 A JP H01135588A
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JP
Japan
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chlorine
amount
added
residual chlorine
sterilization
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JP29483487A
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English (en)
Inventor
Keisuke Fukumoto
福本 圭祐
Sakae Katayama
栄 片山
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Katayama Chemical Inc
Original Assignee
Katayama Chemical Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、殺菌処理方法及び処理剤に関する。
さらに詳しくは、水系ことに用排水系の殺菌や消毒ある
いは静菌を効率良く行なうことができる殺菌処理方法及
び処理剤に関する。
この発明の殺菌処理の方法は、とくに化学工業装置や冷
却塔等の循環冷却水系統の殺菌・殺藻、産業排水や下水
処理場の浄化装置放流水やプールの殺菌・消毒等に有用
である。
(ロ)従来の技術 塩素、次亜塩素酸またはその塩、塩素化イソシアヌール
酸類及び塩素化ヒダントイン類等の塩素系殺菌剤は、低
価格であり、低濃度でも極めて有効で速効性を有する水
系用殺菌剤として知られている。
しかしながらかかる塩素系殺菌剤は、水系中では不安定
であり、殺菌力の指標となる残留塩素量[遊離の塩素量
と塩素を放出しうる化合物の形態の結合塩素量との合計
;例えばオルトトリジン法(JIS−に0102(33
,1))で測定される]が短時間で減少してその殺菌効
力が低下する欠点がある。そのため、長期間殺菌効力を
維持するためには添加量や添加回数を増加することが必
要であった。
この欠点を解決するために、塩素系殺菌剤使用時に、対
象水系中にα−アミノ酸やこれと臭化物、沃化物等を共
存させて、残留塩素の経時的減少をできるだけ防止する
試みもなされている(特公昭60−38198号公報、
特開昭57−119981号公1)。かかる方法は遊離
塩素を一種の安定な塩素結合化合物の形態(結合塩素)
に変換することにより残留塩素の低下を抑制するもので
あると考えられる。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかし、かかる従来の方法においては、残留塩素量の減
少はある程度抑制されるものの、その抑制効果は充分な
ものとはいえなかった。さらに、かかる方法では、残留
塩素量が高く保たれている状態においても、その量に見
合う殺菌効果が得られない場合も生じていた。これは塩
素の安定化か却って殺菌作用にマイナスの影響を生じさ
せているものと考えられる。
さらに、上記方法も含め、塩素系殺菌剤を用いる方法に
おいては、添加対象系中に鉄系や銅系の金属が存在する
場合には、これら金属の腐食が促進され、孔食が生じ易
いという問題もあった。
この発明は、かかる状況下なされたものであり、ことに
、殺菌効果の低下を招くことなく残留塩素量を長期間高
濃度に維持でき、しかも系中の金属の腐食も抑制できる
殺菌処理方法及び処理剤を提供しようとするものである
(ニ)問題点を解決するための手段 上記観点から、本発明者らは鋭意研究を行なった結果、
塩素系殺菌剤使用時に対象水系中に特定のアルカノール
アミンを共存させることにより、上記目的が達成される
事実を見出しこの発明に到達した。
かくしてこの発明によれば塩素系殺菌剤を用いて殺菌処
理される対象水系中に、該対象水系中の残留塩素量に対
して0.1〜10倍量相当の下式(): %式%(1) (式中、Rは分岐を有していてもよい炭素数2〜4のア
ルキレン基を示す) で表わされるアルカノールアミンを添加することを特徴
とする殺菌処理方法が提供される。さらにこの発明によ
れば、上記方法の実施に適した殺菌処理剤が提供される
この発明に用いる塩素系殺菌剤としては、塩素、次亜塩
素酸又はその塩、塩素化イソシアツール酸類、塩素化ヒ
ダントイン類等が挙げられる。ここで次亜塩素酸の塩と
しては、カリウム、ナトリウム、カルシウム塩等が挙げ
られ、塩素化イソシアツール酸類としては、トリクロロ
イソシアヌール酸及びジクロロイソシアヌール酸または
そのナトリウム塩、カリウム塩等が挙げられ、また、塩
素化ヒダントイン類としては、l、3−ジクロロ−5,
5−ジメチルヒダントイン等が挙げられる。ただし、こ
れ以外に、塩素を発生しうる化合物が使用可能である。
この発明に用いる前記式(I)の化合物としては、モノ
エタノールアミン、n−プロパツールアミン、イソプロ
パツールアミン、2−アミノブチルアルコール、4−ア
ミノ−ブタノール−2,2−アミノ−2−メチルプロパ
ツール等が挙げられる。
この発明の殺菌処理方法において、塩素系殺菌剤の添加
量は、殺菌処理を意図する水系の水質や具体的な目的に
よって異なるが、例えば、化学工業装置や冷却塔等の循
環冷却水系統の殺菌・投原には残留塩素として0 、0
5x9/Q〜50xg/(1、産業排水や下水処理場の
浄化装置放流水の殺菌・消毒には、1m 1.; < 
0.0519/(1〜5019/(1、プールの殺菌・
消毒には同じ< 0.4mg/(1〜2.0mg/Qが
適切である。
一方、この発明における式(1)の化合物の添加量は、
塩素系殺菌剤の添加量よりも、塩素系殺菌剤添加時の対
象水系中の残留塩素量(濃度)に基づいて決定するのが
適しており、この残留塩素量の0.1〜10倍量(重量
比)とするのか適している。この添加量が残留塩素量に
対して0.1倍量未満であると塩素系殺菌剤の殺菌効力
の持続性を付与せず、また金属に対する腐食抑制効果も
減少するため好ましくない。また、10倍量よりも多量
に添加しても経済的損失を打ち消す効果が得られないた
め適さない。通常、残留塩素量の0.25〜5倍量とす
るのが好ましい。
上記塩素系殺菌剤及び式(I)の化合物の対象系中への
添加は、少なくともこれらが系中で共存しつるよう行な
えばよく、別々に直接又は製剤化(例えば、水溶液製剤
)して行なってもよく、同一製剤として添加してもよい
同一製剤として添加する場合は、両化合物とも水に可溶
なため水に希釈して製剤化することができる。また無機
担体(例えば、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム等)と
配合して固形状としても製剤化できる。別々の製剤及び
同一製剤を問わす水希釈製剤とする場合には、各々製剤
中に分散性を向上させるための親水性有機溶媒、例えば
エチレングリコールや、界面活性剤、例えばポリオキシ
エチレンアルキルエーテル等が添加されていてもよく、
場合によっては上記両化合物による効果を阻害しない他
の殺菌剤や消泡剤等が含まれていてもよい。また、同一
製剤とした場合には前記添加量の比率に対応するように
両化合物の含有比率を調整するのが適しているが通常、
塩素系殺菌剤の塩素量1に対して式(I)の化合物を0
.1〜10(重量比)とするのが適している。
(ホ)作用 式(1)のアルカノールアミンは、塩素系殺菌剤添加時
の系中の残留塩素を、その殺菌効力の低下を招くことな
く、安定化させるよう作用する。
(へ)実施例 製剤実施例 以下の組成割合でこの発明の種々の殺菌処理剤を作製し
た。なお、百分率はすべて重量%である。
■液状製剤 これらは透明な溶液製剤であった。
■固体製剤 これらは粉末状製剤であり、タブレット状に圧縮固化さ
せて粒状製剤とすることもできる。
実施例1−11(各薬剤添加時の残留塩素の経時的変化
) 各種薬剤添加時における残留塩素の経時的変化を下記方
法により試験した。試験結果を第1表に示す。
〈試験方法〉 500jIaのビー力に湯気して塩素を除いた水道水を
500xQ入れマグネチックスターラーで撹拌し、各種
薬剤を添加後、次亜塩素酸ナトリウム(残留塩素として
43112/12 )及びジクロロイソシアツール酸ナ
トリウム(残留塩素として4.8xy/(1)を添加し
、経時的な残留塩素の変化をオルトトリジン法(JIS
 KO102)で測定した。
(以下余白) 第1表に示すごとく、比較例での残留塩素量は経時的に
減少してブランク(比較例13.14)では24時間後
には0.1f?/12未満となっている。これに対し、
式(夏)のアルカノールアミン類を添加することにより
残留塩素量の減少が抑制され、ことに5zv/(1以上
の添加により減少がほとんど防゛止されていることが判
る。
なお、グリシンや他のアミン類を共存させても残留塩素
量の減少抑制効果は不充分であることも判る。
実施例12.13(各薬剤添加時の残留塩素の経時的変
化と24時間後における殺菌効力の評価)500村のビ
ー力に某工場クーリングタワー出口より採取した冷却水
500xQを入れ、マグネチックスタラーで撹拌し、各
種薬剤を添加後残留塩素として4ppmになるように次
亜塩素酸ナトリウムを添加し、゛24時間後の、生菌数
及び残留塩素量の1〜24時間での変化を測定した(残
留塩素量の測定はオルトトリジン法で行なった)。薬剤
添加後24時間経過時における殺菌効力を評価するため
に、前培養した大腸菌エシェリヒア コリ(E、Co1
1)分散液(1,4X 1G’個/112)を試験水1
0zffJ:対し、0.01、z(l添加し、1時間後
に生菌数を測定した(大腸菌添加試験)、、供試冷却水
の水質を第2表に試験結果を第3表に示す。
第2表 第3表に示されるごとく、この発明の方法によれば、比
較例に比して24時間後においても優れた殺菌効力が維
持されていることが判る。
(以下余白) 実施例14〜16 冷却塔のモデル試験装置に某工場クーリングタワー出口
より採取した冷却水512を入れて循環水量4(/Wi
n、水温30℃にコントロールし、各種薬剤を添加後、
次亜塩素酸ナトリウム又はジクロロイソシアツール酸ナ
トリウムを添加し、経時的に残留塩素を0−トリジン法
で測定した。薬剤添加後24時間経過後の残留塩素の殺
菌効力を評価するために前培養したエシェリヒア コリ
分散液(生菌数1.8X 1G”個/x12)を試験水
1(m2ニ対し0.1m12添加し、1時間後に生菌数
を測定した(大腸菌添加試験)。供試冷却水の水質を第
4表に試験結果を第5表に示す。
−第4表 供試冷却水の水質 この結果に示されるように、実施例においては、24時
間後においても、菌数が104オーダに保たれており、
大腸菌数を添加しても優れた殺菌効力が発現されている
ことが判る。
(以下余白) 実施例17(残留塩素の金属に対する腐食の度合と、薬
剤添加時におけるその抑制効果)く試験方法〉 112のビーカーに実施例14〜!6で使用した某工場
クーリングタワー出口より採取した冷却水1aを入れ、
軟調及び銅のテストピース(形状は30X50X1xi
+の長方形板状である)を浸漬し、北斗電工(株)製H
2−LAを使用して腐食電流密度(μA/c+a’)を
測定した。この腐食電流密度(μA/am” )値が大
きい種金属に対する腐食傾向を示す。試験結果を第6表
にそれぞれ示す。
第6表 (ト)発明の効果 この発明の殺菌処理方法及び殺菌処理前により奏される
効果を以下に示す。
(1)塩素系殺菌剤の殺菌効力が持続するため、添加量
、添加回数を低減でき、経済的及び労力的に大きなメリ
ットがある。
(2)塩素系殺菌剤含有水溶液と接触する鉄系および銅
系金属に対する腐食性を抑制するため、防食剤等の添加
や装置、配管等の取換えの必要性を低減でき経済的及び
労力的に大きなメリットがある。
手続補正書 昭和63年8月17日 1、事件の表示 昭和62年特許願第294834号 2、発明の名称 殺菌処理方法及び殺菌処理剤 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 代表者野村安俊 4、代理人〒530 住 所  大阪市北区西天満5丁目1−3クォーター・
ワンビル6、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 7、補正の内容 補正の内容 明細書第6頁、第10行目の記載「挙げられる。」と、
第11行目の記載「この発明」との間に、「但し、これ
らは対応する塩の形態すなわち、これらの鉱酸塩、臭素
酸塩もしくはスルホン酸塩の形態で添加されてもよい。
」を挿入する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塩素系殺菌剤を用いて殺菌処理される対象水系中
    に、該対象水系中の残留塩素量に対して0.1〜10倍
    量相当の下式( I ): HO−R−NH_2・・・・・・( I ) (式中、Rは分岐を有していてもよい炭素数2〜4のア
    ルキレン基を示す) で表わされるアルカノールアミンを添加することを特徴
    とする殺菌処理方法。
  2. (2)塩素系殺菌剤が塩素、次亜塩素酸及びその塩、塩
    素化イソシアヌール酸類並びに塩素化ヒダントイン類か
    ら選ばれる一種又はそれ以上である特許請求の範囲第1
    項記載の殺菌処理方法。
  3. (3)塩素系殺菌剤と、下式( I ): HO−R−NH_2・・・・・・( I ) (式中、Rは分岐を有していてもよい炭素数2〜4のア
    ルキレン基を示す) で表わされるアルカノールアミンとを有効成分として含
    有してなる殺菌処理剤。
  4. (4)塩素系殺菌剤が塩素、次亜塩素酸及びその塩、塩
    素化イソシアヌール酸類並びに塩素化ヒダントイン類か
    ら選ばれる一種又はそれ以上である特許請求の範囲第3
    項記載の殺菌処理剤。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002254083A (ja) * 2001-02-28 2002-09-10 Hakuto Co Ltd 水系処理法

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