JPH01135232A - チューナ回路の局部発振回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は衛星放送テレビ受信機等のように、ＵＨＦＨＦ
上の周波数帯域におけるチューナ回路の局部発振回路に
関するものである。

「従来の技術」 一般に、衛星放送テレビ受信機は、通常の地上放送テレ
ビ受信機の前段にアダプタとしてのチューナ回路が結合
される。

このチューナ回路について説明すると、パラボラアンテ
ナで１１ＧＨｚ帯と４ＧＨｚ帯の衛星放送信号を受信す
ると、コンバータで、９５０〜１４５０ＭＨｚ帯の第１
の中間周波（ＩＦ）信号に変換し、この第１のＩＦ倍信
号増幅回路で増幅され、ブリセレクタ回路で所定の周波
数の信号を選択してミクサ回路に送り、このミクサ回路
では局部発振回路の局部発振信号と混合し、１３４．２
６ＭＨｚの第２の中間周波（ＩＦ）信号を得、これを増
幅回路で増幅した後、ローパスフィルタ（ＬＰＦ）回路
を経てさらに増幅回路で増幅し、通常のテレビ受信機の
復調回路へと送られる。

しかるに、第３図に示すように、局部発振回路（８）の
共振用インダクタ（１６）に並べてピックアップ用イン
ダクタ（１７）を設け、このインダクタ（１７）でピッ
クアップした局部発振周波数信号と高周波信号（ＲＦ）
とをミクサ回路（７）で混合して中間周波信号を得る。

この場合、従来は、トランジスタを用いたミクサ回路の
場合、第４図に示すように、局部発振共振用インダクタ
（１６）として金属板をコ字形に打抜いたものと、ピッ
クアップ用インダクタ（１７）として導線をコ字形に折
曲したものとを並べて片面銅箔（１９）のプリント基板
（１８）に設けたり、また、ダイオードを用いたミクサ
回路の場合、第５図に示すように細巾金属板をコ字形に
折曲したもの（１６）と、ミクサダイオード（２０）の
リード線（１７）をわずかなしかも一定の間隔をおいて
片面プリント基板（１８）に設けたものであった。

「発明が解決しようとする問題点」 以上のような従来のものは、インダクタの取付上の浮き
、傾き、半田付状態等により特性が変化し、調整が面倒
で、また、部品点数が多く組立に時間がかかるなどの問
題があった。

本発明は上述のような問題点を解決することを目的とす
るものである。

ｒ問題点を解決するための手段」 本発明は、高周波数信号を発振する局部発振の共振用イ
ンダクタと、この局部発振信号のピックアップ用インダ
クタとを具備してなるチューナ回路において、前記プリ
ント基板は誘電体からなりこのプリント基板の表裏に、
前記局部発振用インダクタと局部発振信号ピックアップ
用インダクタとを互いに対向してパターンにより形成し
てなるものである。

「作用」 局部発振用インダクタはプリント基板の一方の面に予め
設定されたある幅と長さをもってパターンにより形成さ
れる。また、このプリント基板の他方の面にも同様にし
てピックアップ用インダクタをパターンにより形成する
。プリント基板は一定厚の誘電体であるから、これら２
つのインダクタによって正確な容量結合となり、ミクサ
回路へ注入する局部発振信号レベルが安定する。

「実施例」 以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。

（１）はパラボラアンテナで、このパラボラアンテナ（
１）はコンバータ（２）を介してチューナ回路（３）の
入力端子（４）に結合されている。この入力端子（４）
は第１ＩＦ用増幅回路（５）、ブリセレクタ回路（６）
を介してミクサ回路（７）に結合され、また、このミク
サ回路（７）には発振回路（８）と発振信号増幅回路（
９）が結合されている。このミクサ回路（７）の出力側
には、第２ＩＦ用の初段増幅回路（１１）、ローパスフ
ィルタ（ＬＰＦ）回路（１２）、第２ＩＦ用の２段増幅
回路（１３）を介して出力端子（１４）が結合されてい
る。また、前記第２ＩＦ用の初段増幅回路（１１）には
自動利得制御（ＡＧＣ）回路（１０）が結合されている
。前記発振信号増幅回路（９）の出力側には第２ＩＦ信
号（１３４，２６ＭＨｚ）のずれ検出用十分周回路（１
５）が結合されている。

前記局部発振回路（８）とミクサ回路（７）を結合する
局部発振の共振用インダクタ（１６）と、この局部発振
信号をピックアップするピックアップ用インダクタ（１
７）とは第１図に示すように、両面プリント基板（１８
）の表裏に、互いに対向してパターンにより形成される
。前記プリント基板（１８）は誘電体からなり、その材
質、厚さ等によって前記両インダクタ（１６）　（１７
）の＠（ｄ）と長さ（Ｑ）が計算により予め設定される
。裏側のピックアップ用インダクタ（１７）はプリント
基板（１８）を貫通して導通するスルーホール（２１）
を介してミクサ回路（７）に結合される。このようにし
てプリント基板（１８）を両インダクタ（１６）　（１
７）で挟むことにより一定の容量が形成される。なお、
これらの両インダクタ（１６）　（１７）の近くには、
発振周波数で影響を受ける素子やパターンは形成しない
ようにする。

つぎに本発明の詳細な説明する。

パラボラアンテナ（１）で１１ＧＨｚ帯と４ＧＨｚ帯の
衛星放送信号を受信すると、コンバータ（２）で、９５
０〜１４５０ＭＨｚ帯の第１の中間周波（ＩＦ）信号に
変換してチューナ回路（３）の入力端子（４）に入力す
る。この入力端子（４）に入力した第１のＩＦ倍信号第
１ＩＦ用の増幅回路（５）で増幅され、ブリセレクタ回
路（６）で所定周波数を選択してミクサ回路（７）に送
られる。局部発振回路（８）の共振用インダクタ（１６
）とピックアップ用インダクタ（１７）とは、プリント
基板（１８）を介して容量結合されているので、局部発
振信号がピックアップ用インダクタ（１７）で取出され
、発振信号増幅回路（９）を介してミクサ回路（７）へ
送られる。すると、このミクサ回路（７）では前記ブリ
セレクタ回路（６）からの高周波信号と局部発振信号と
が混合され、１３４．２６ＭＨｚの第２の中間周波（Ｉ
Ｆ）信号を出力する。この第２のＩＦ倍信号第１ＩＦ用
の初段増幅回路（１１）で増幅されるが、このときＡＧ
Ｃ回路（１０）からのＡＧＣ電圧で所定の利得に制御さ
れる。その後、ローパスフィルタ（ＬＰＦ）回路（１２
）を経て第２ＩＦ用の２段増幅回路（１３）で増幅され
、この１３４．２６Ｍｍの第２のＩＦ倍信号、出力端子
（１４）を経て通常のテレビ受信機の復調回路へと送ら
れる。

「発明の効果」 本発明は上述のように局部発振の共振用インダクタとそ
のピックアップ用インダクタとをプリント基板を挟んで
形成したので、従来のような導電性金属板やリード線に
よるものに比し、製造上のばらつきによる不具合がない
。すなわち、インダクタの取付時の浮き、傾き、半田状
態などにより特性が変化せず、さらに部品点数が減り、
組立ても極めて簡単になるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるチューナ回路中の局部発振回路の
一実施例を示す説明図、第２図は衛星放送テレビ受信機
のチューナ回路のブロック図、第３図は局部発振回路図
、第４図および第５図はそれぞれ従来のインダクタの説
明図である。 （１）・・・パラボラアンテナ、（２）・・・コンバー
タ、（３）・・・チューナ回路、（４）・・・入力端子
、（５）・・・増幅回路、（６）・・・ブリセレクタ、
（７）・・・ミクサ回路、（８）・・・局部発振回路、
（９）・・・発振信号増幅回路、（１０）・・・ＡＧＣ
回路、（１１）・・・第２ＩＦ用初段増幅回路、（１２
）・・・ＬＰＦ回路、（１３）・・・第２ＩＦ用２段増
幅回路、（１４）・・・出力端子、（１５）・・・十分
周回路、（１６）・・・局部発振の共振用インダクタ、
（１７）・・・ピックアップ用インダクタ、（１８）・
・・プリント基板、（１９）・・・銅箔、（２０）・・
・ミクサダイオード、（２１）・・・スルーホール。 第　　１　　図 第　　４　　図 第　　３　　因 第　　５　　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）高周波数信号を発振する局部発振の共振用インダ
   クタと、この局部発振信号のピックアップ用インダクタ
   とを具備してなるチューナ回路において、前記プリント
   基板は誘電体からなり、このプリント基板の表裏に、前
   記局部発振用インダクタと局部発振信号ピックアップ用
   インダクタとを互いに対向してパターンにより形成して
   なることを特徴とするチューナ回路の局部発振回路。