JPH0113482Y2

JPH0113482Y2 -

Info

Publication number: JPH0113482Y2
Application number: JP1982142329U
Authority: JP
Priority date: 1982-09-18
Filing date: 1982-09-18
Publication date: 1989-04-20
Also published as: JPS5946066U

Description

【考案の詳細な説明】この考案はVTRのアンテナ接続を簡易にする
新規なアンテナ分配装置（以下、「分配装置」と
いう）に関し、とくに屋内でのテレビジヨン放送
の録画・再生に使用される据置使用と、屋外での
カメラ録画に使用されるポータブル使用の両用が
可能な分配装置に関するものである。

従来、VTRのアンテナ配線は第１図に示すよ
うに、VTR１のアンテナ端子板２に設置された
VHF入力端子３にVHFアンテナ線７を接続し、
VHF入力端子４にUHFアンテナ線８を接続し、
VHF入力端子５およびUHF出力端子６から、テ
レビジヨン受像機９のVHF入力端子１０および
UHF入力端子１１に、ケーブル１２およびフイ
ーダ線１３を使用してそれぞれ接続していた。こ
れはVTR１とテレビジヨン受像機９の各々のチ
ユーナへアンテナ信号を分配するためと、VTR
１の出力信号（VTRに内蔵されたRFコンバータ
からの出力信号）を、テレビジヨン受像機９の特
定のチヤンネルへ供給してモニターする必要のた
めである。ところが、VTR１にカメラ接続を可
能にするに際して、据置、ポータブル兼用とした
VTRでは、VTRを屋内から屋外へ持ち出す際、
先ずケーブル１２およびフイーダ線１３をテレビ
ジヨン受像機９とVTR１から外して、VTR１に
接続してあるVHFアンテナ線７およびUHFアン
テナ線８を外して、テレビジヨン受像機９で受信
するためには、テレビジヨン受像機９の入力端子
１０および１１にそれぞれ接続する必要がある。
さらに、再び屋内での使用の際は第１図のように
接続し直さなければなない。これでは、ひんぱん
に屋内、屋外での使用を繰り返す場合極めて不便
であり、扱うのは一般ユーザーであるため誤配線
を招き易い。

この考案は上記のような問題点を解決するため
になされたもので、分配装置を介してアンテナ線
をテレビジヨン受像機に接続しておき、この分配
装置をVTRへ着脱するだけで、テレビジヨン受
像機のみでの受信と、VTRとテレビジヨン受像
機とのシステム使用とが自動的に切換えられるよ
うにしたものである。

以下、この考案の一実施例を図を参照して説明
する。

第２図Ａは分配装置２０の斜視図、同図Ｂは同
結線図、第３図はこの分配装置をVTR１に装着
する状態を示す斜視図、第４図はこの分配装置の
使用態様を示す図である。

分配装置２０には、VHFアンテナ線７が接続
されるVHF入力端子２１と、テレビジヨン受像
機９のVHF入力端子１０に接続されるVHF出力
端子２２と、当該分配装置２０をVTR１に装着
したとき、VTR１の端子板３１に配設された
VHF入力プラグ３３と接続されるVHF出力ソケ
ツト２３と、同じくVTR１の端子板３１に配設
されたVHF出力プラグ３４と接続されるVHF入
力ソケツト２４と、これらの入・出力端子２１，
２２およびVHF入・出力ソケツト２４，２３の
間の接続を当該分配装置２０のVTR１への着脱
に応じて切換えるスイツチＡ２７およびスイツチ
Ｂ２８と、UHFアンテナ線８が接続されるUHF
入力端子１７と、この入力されたUHF信号を二
分配する分配器１８と、この分配器１８の一方の
出力端が接続され、当該分配器１８がVTR１に
装着されたとき、VTR１の端子板３１に配設さ
れているUHF入力プラグ３５に接続されるUHF
出力ソケツト２５と、分配器１８の他方の出力端
に接続され、テレビジヨン受像機９のUHF入力
端子１１に接続されるUHF出力フイーダ線２６
と、当該分配装置２０をVTR１の端子板３１に
着脱するための端子板３１に設けられた取付ネジ
座３２に螺合する取付ネジ２９と、当該分配装置
２０をVTR１に着脱する際の把手２０ａとを有
しており、それぞれ基体を兼ねた筐体１９に取り
付けられている。２７ａおよび２８ａは、それぞ
れ筐体１９の面から突出したスイツチ２７，２８
の作動杆で、分配装置２０をVTR１に装着した
ときには端子板３１に当接して押し込まれて、第
２図Ｂ中に実線で示したようにVHF入力端子２
１とVHF出力ソケツト２３、およびVHF入力ソ
ケツト２４とVHF出力端子２２とをそれぞれ接
続し、分配装置２０をVTR１から取り外したと
きは図中の破線で示したように、VHF入力端子
２１とVHF出力端子２２とを接続し、VHF出力
ソケツト２３およびVHF入力ソケツト２４は共
にオープンとなる。

このように構成された分配装置２０を用いて
VTR１の端子板３１に装着すると、VHFアンテ
ナ線７からのVHF信号は、VHF入力端子２１→
スイツチＡ２７→VHF出力ソケツト２３→VHF
入力プラグ３３→VTR１→VHF出力プラグ３４
→VHF入力ソケツト２４→スイツチＢ２８→
VHF出力端子２２→ケーブル１２→テレビジヨ
ン受像機９の経路でVTR１およびテレビジヨン
受像機９の双方にVHF信号が入力される。

他方、UHF信号は、UHF入力端子１７→分配
器１８→UHF出力ソケツト２５→UHF入力プラ
グ３５→VTR１の経路、および分配器１８→
UHF出力フイーダ線２６→テレビジヨン受像機
９の経路でそれぞれVTR１およびテレビジヨン
受像機９にUHF信号が入力される。

また、分配装置２０をVTR１から取り外した
ときは、VHF信号は、VHF入力端子２１→ス→
ツチＡ２７→スイツチＢ２８→VHF入力端子２
２→ケーブル１２→テレビジヨン受像機９の経路
で、UHF信号は、UHF入力端子１７→分配器１
８→UHF出力フイーダ線２６→テレビジヨン受
像機９の経路でそれぞれ入力される。

以上のように、あらかじめアンテナ線とテレビ
ジヨン受像機の間にこの考案に係る分配装置を入
れて接続しておけば、テレビジヨン受像機と
VTRの結合・分離が極めて簡単にできるので、
据置・ポータブル兼用タイプのVTRに適用して
大きな効果が得られると共に、テレビジヨン受像
機ごとにこの考案に係る分配装置を取付けておけ
ば、各部屋間のVTRの移動が簡単にできる効果
が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は一般的な従来のVTR装置のアンテナ
配線を示す図、第２図Ａはこの考案に係るアンテ
ナ分配装置の一実施例の斜視図、第２図Ｂはその
結線図、第３図はこの実施例のVTRへの取付け
を説明するための斜視図、第４図はこの実施例の
アンテナ分配装置の使用態様を示す図である。１……VTR、９……テレビジヨン受像機、１
０……VHF入力端子、１１……UHF入力端子、
１７……UHF入力端子、１８……分配器、１９
……筐体、２０……アンテナ分配装置、２１……
VHF入力端子、２２……VHF出力端子、２３…
…VHF出力ソケツト、２４……VHF入力ソケツ
ト、２５……UHF出力ソケツト、２６……UHF
出力フイーダ線、２７，２８……スイツチ、２９
……取付ネジ、３１……端子板、３２……取付ネ
ジ座、３３……VHF入力プラグ、３４……VHF
出力プラグ、３５……UHF出力プラグ、なお、
各図中、同一符号はそれぞれ同一また相当部分を
示す。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

VTRのVHF入力プラグ、VHF出力プラグお
よびUHF入力プラグが配設されている端子板に
着脱可能に構成されているアンテナ分配装置であ
つて、該アンテナ分配装置は、VHFアンテナ線
が接続されるVHF入力端子と、テレビジヨン受
像機のVHF入力端子に接続されるVHF出力端子
と、当該アンテナ分配装置を上記VTRに装着し
たとき上記VHF入力プラグおよびVHF出力プラ
グにそれぞれ接続されるVHF出力ソケツトおよ
びVHF入力ソケツトと、当該アンテナ分配装置
を上記VTRに装着したとき作動して上記VHF入
力端子と上記VHF出力ソケツトの間、ならびに
上記VHF出力端子と上記VHF入力ソケツトとの
間を接続し、当該アンテナ分配装置を上記VTR
から取り外したときには上記VHF入力端子と上
記VHF出力端子との間のみを接続するスイツチ
と、UHFアンテナ線が接続されるUHF入力端子
と、このUHF入力端子に接続された分配器と、
この分配器の一方の出力端に接続されかつ当該ア
ンテナ分配装置を上記VTRに装着したとき上記
UHF入力プラグに接続されるUHF出力ソケツト
と、上記分配器の他方の出力端と上記テレビジヨ
ン受像機のUHF入力端子との間を接続するUHF
出力フイーダ線とを備えてなるアンテナ分配装
置。