JPH0113273B2 - - Google Patents

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JPH0113273B2
JPH0113273B2 JP58208771A JP20877183A JPH0113273B2 JP H0113273 B2 JPH0113273 B2 JP H0113273B2 JP 58208771 A JP58208771 A JP 58208771A JP 20877183 A JP20877183 A JP 20877183A JP H0113273 B2 JPH0113273 B2 JP H0113273B2
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JP
Japan
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signal
multiplexed
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signals
image
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JP58208771A
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JPS60100891A (ja
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Toshimasa Kumazaki
Kazuyuki Suenaga
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
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Publication of JPS60100891A publication Critical patent/JPS60100891A/ja
Publication of JPH0113273B2 publication Critical patent/JPH0113273B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/80Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
    • H04N9/82Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Color Television Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は多重信号伝送方法に係り、2つの異な
る映像信号(特に色差信号)を多重信号として送
出し、これを高品質な再生画像が得られるように
受信する多重信号伝送方法に関する。
従来技術 映像信号が画面の垂直方向に強い相関を持つて
いる性質(垂直相関性又はライン相関性)を利用
して、2つの互いに異なつた信号(例えば赤色差
信号R−Yと青色差信号B−Y)を同一チヤンネ
ル伝送路を使つて伝送又は記録再生する場合に、
種々の多重方法を用いることができることは従来
より知られている。その一例として本出願人が先
に特公昭52−25061号(発明の名称「同一周期を
有する2つの周期信号の帯域共用多重化及び復元
方式」)にて開示した発明がある。
第1図A,Bは上記の本出願人の提案になる多
重信号伝送方法の記録系及び再生系の一例のブロ
ツク系統図を示す。同図A中、R−Y信号源1か
らは記録再生すべき画像の色差信号R−Yが発生
出力され、B−Y信号源2からは上記画像の色差
信号B−Yが発生出力される。色差信号B−Yは
1H毎位相反転器3に供給され、ここで1水平走
査期間(1H)毎に位相反転(極性反転)された
後、加算回路4に供給され、ここでR−Y信号源
1よりの色差信号R−Yと加算混合される。従つ
て、R−Y信号源1より取り出される色差信号R
−Yの各1H期間の信号成分を第2図Aに模式的
に示し、またB−Y信号源2より取り出される色
差信号B−Yの各1H期間の信号成分を同図Bに
模式的に示すものとすると、加算回路4の出力信
号は同図Cに模式的に示す如き多重信号になる。
この加算回路4の出力多重信号の周波数スペク
トルは第3図に示す如くになり、水平走査周波数
fHの整数倍の周波数位置に存在する同図に実線で
示す色差信号R−Yの周波数スペクトルと、fH
2の奇数倍の周波数位置に存在する同図に破線で
示す色差信号B−Yの周波数スペクトルとからな
ることは、PAL方式カラー映像信号の搬送色信
号の基本理論から容易に理解できる。
第3図に示す周波数スペクトルを有する多重信
号は1チヤンネルの伝送路で伝送することができ
るが、ここでは伝送路として磁気テープの記録再
生系を例にとつて説明する。上記多重信号は磁気
記録再生に適するように、第1図Aに示す周波数
変調器5に供給され、ここで周波数変調(FM)
された後磁気ヘツド6に供給され、これにより磁
気テープ7に記録される。なお、輝度信号は例え
ば別トラツクに記録される。
次に再生系について第1図Bと共に説明する。
磁気テープ7の既記録FM多重信号は磁気ヘツド
6により再生されてFM復調器8に供給され、こ
こでFM復調されてベースバンドの再生多重信号
と再生輝度信号に戻される。再生多重信号は1H
遅延回路9により1H遅延された後加算回路10
及び減算回路11に夫々供給される一方、遅延さ
れることなく直接に加算回路10及び減算回路1
1に夫々供給される。1H遅延回路9、加算回路
10及び減算回路11は公知のくし形フイルタを
構成しており、加算回路10より色差信号R−Y
が取り出されて出力端子13へ出力され、他方、
減算回路11より色差信号B−Yが1H毎に位相
反転された信号が取り出される。
このことにつき第2図C〜Fと共に説明する
に、FM復調器8より取り出される再生多重信号
は第2図Cに模式的に示され、よつて1H遅延回
路9の出力信号は同図Dに模式的に示す如くにな
る。これにより、加算回路10の出力信号は第2
図C,Dに示す両信号を加算して得られた、第2
図Eに模式的に2(R−Y)で示す再生色差信号
R−Yとなる。一方、減算回路11の出力信号
は、第2図Cに示す信号から同図Dに示す信号を
差し引くことによつて得られた、同図Fに模式的
に示す信号、すなわち色差信号2(B−Y)が1H
毎に位相反転された信号となる。
減算回路11の出力信号は1H毎位相反転器1
2に供給され、ここで1H毎に位相反転されるこ
とにより1H毎の位相反転の除去された再生色差
信号B−Yに変換された後出力端子14へ出力さ
れる。
発明が解決しようとする問題点 しかるに、上記の従来方法は1H遅延回路9を
有するくし形フイルタにより再生多重信号を構成
する2種類の色差信号を分離するようにしている
ため、画像に垂直相関性があることが前提であ
り、垂直相関性がない画像を伝送する場合は、2
種類の色差信号を完全には分離することができな
い。例えば第1図Bに示すFM復調器8よりの再
生多重信号が第4図Aに模式的に示す再生多重信
号であるものとする。ここで、第4図A〜D中、
R−Y及びB−Yの添字は色差信号R−Y及びB
−Yの1H期間の情報内容を示しており、相隣る
1H期間において色差信号の添字が同一であると
きは相隣る1H期間の色情報内容が同一か又は極
めて近似しており、垂直相関性があることを示
し、他方、添字が相隣る1H期間で異なるときは
垂直相関性がないことを示す。従つて、第4図A
に示す再生多重信号は、ロで示す1H期間と次の
ハで示す1H期間とで垂直相関性がなく、ハで示
す1H期間以降では垂直相関性がある信号である。
この再生多重信号は1H遅延回路9により1H遅
延されることにより、第4図Bに模式的に示す如
き多重信号となる。従つて、加算回路10からは
第4図Cに模式的に示す信号が取り出され、減算
回路11からは同図Dに模式的に示す信号が取り
出されることになる。しかして、第4図C,Dか
らわかるように、ロ、ニ、ホ、ヘで示す各1H期
間は、加算回路10、減算回路11の各出力信号
は2(R−Y)で表わされる色差信号、2(B−
Y)の1H毎の位相反転信号であり、夫々1種類
のみの色差信号であるのに対し、ハで示す1H期
間は加算回路10の出力信号は第4図Cに示す如
く(R−Y)1+(R−Y)2+(B−Y)1−(B−Y

2となり、減算回路11の出力信号は同図Dに示
す如く−(R−Y)1+(R−Y)2−(B−Y)1−(

−Y)2となり、他方の色差信号が分離できずに混
入された信号となる。このため、1H期間ハでは
再生画像が本来の色とは異なつた色として再生さ
れてしまう(これを擬似信号再生と呼ぶ)。この
ように、従来の方法では、伝送すべき映像信号に
垂直相関性がない場合は疑似信号再生されてしま
うという問題点があつた(なお、疑似信号の発生
は、1H前の信号と現在の信号の情報内容の近似
性が損なわれたときのみ発生する。)。
そこで、本発明は第1及び第2の画像信号のう
ち第2の画像信号を一定周期毎に位相反転した信
号で、かつ、互いに位相反転極性を異ならしめら
れた第3及び第4の画像信号を生成し、第1及び
第3の画像信号が夫々多重された第1の多重信号
と第1及び第4の画像信号が夫々多重された信号
を帯域制限して得た第2の多重信号とを夫々多重
して伝送することにより、上記の問題点を解決し
た多重信号伝送方法を提供することを目的とす
る。
問題点を解決するための手段 本発明は、第1及び第2の画像信号のうち第2
の画像信号を一定周期T毎に位相反転した信号で
あつて、かつ、互いに位相反転極性を異ならしめ
た第3及び第4の画像信号を生成し、該第1の画
像信号と該第3の画像信号とを夫々多重して第1
の多重信号を生成すると共に、該第1の画像信号
と該第4の画像信号とを夫々多重した信号を帯域
制限して得た第2の多重信号を更に帯域の変換又
は時間軸変換をして得た信号を該第1の多重信号
に多重して伝送し、受信側においては、伝送信号
から得た該第1の多重信号を1/(2T)の偶数
倍の周波数を通過域とする第1のくし形フイルタ
と1/(2T)の奇数倍の周波数を通過域とする
第2のくし形フイルタとに夫々供給し、受信した
伝送信号を復調して得た帯域制限された上記第2
の多重信号より分離抽出した前記第1、第3の画
像信号と、上記第1、第2のくし形フイルタの出
力信号とより、上記第1の画像信号の再生信号と
第2の画像信号とを夫々生成出力するよう構成し
たものであり、以下その各実施例について第5図
以下の図面と共に説明する。
実施例 第5図A,Bは夫々本発明方法の送信側の一実
施例と受信側の第1実施例のブロツク系統図を示
す。同図A,B中、第1図A,Bと同一構成部分
には同一符号を付し、その説明を省略する。第5
図Aにおいて、1H毎位相反転器3よりの約1.5M
Hzの帯域を有する色差信号B−Yの1H毎の位相
反転信号はインバータ15により位相反転される
ことにより、1H毎位相反転器3より加算回路4
に供給される色差信号と1H毎の位相反転極性が
逆の信号に変換された後加算回路16に供給さ
れ、ここでR−Y信号源1よりの約1.5MHzの帯
域を有する色差信号R−Yと加算される。加算回
路16の出力信号は低域フイルタ17に供給さ
れ、ここで上限周波数が約300kHzになるように
帯域制限される。低域フイルタ17を設けたのは
次の理由による。まず、後述する如く加算回路4
より取り出される第1の多重信号(メインチヤン
ネル信号)の疑似信号再生を補正するための信号
として、低域フイルタ17より第2の多重信号
(サブチヤンネル信号)が取り出されるが、1つ
の伝送路で両多重信号を多重伝送するには伝送路
の伝送帯域の制約から第2の多重信号の帯域を広
くとれない。
一方、疑似信号再生による誤つた色再現が人間
の目により実際に識別できるのは、約300kHz以
下の長い線画像であり、約300kHz以上の高周波
数による短い線画像の色の変化は実際には識別す
ることができない。従つて、疑似信号の補正のた
めには実際には約300kHzの多重信号で充分であ
ることになる。そこで、発明は以上の点に鑑み、
低域フイルタ17により加算回路16の出力多重
信号の帯域を約300kHzに制限する。
低域フイルタ17よりのサブチヤンネル信号
は、加算回路4の出力メインチヤンネル信号の情
報内容が前記第4図Aに模式的に示す如きもので
あるときは、第6図Aに模式的に示す如くにな
る。ここで、第6図A〜F及び後述の第9図A〜
E中、*印は帯域制限された信号であることを示
す。第6図Aと第4図Aとを夫々比較すると明ら
かなように、色差信号B−Yに関してはメインチ
ヤンネル信号とサブチヤンネル信号とでは同じ
1H期間では互いに位相が180゜異なつている。
このサブチヤンネル信号は周波数変調器18に
供給され、ここでメインチヤンネル信号と共に1
つの伝送路で伝送するために、メインチヤンネル
信号の帯域よりも上側の帯域を占有する被周波数
変調波信号(以下FMサブチヤンネル信号ともい
う)に変換された後、加算回路19に供給され、
ここで加算回路4よりのベースバンドのメインチ
ヤンネル信号と加算される。これにより、加算回
路19からは、第7図にで示す周波数スペクト
ルの上記メインチヤンネル信号と同図にで示す
周波数スペクトルの上記FMサブチヤンネル信号
(搬送波偏移帯域△Fは±200kHz)とが周波数分
割多重された信号が取り出される。この周波数分
割多重信号は更に周波数変調器5により全体が周
波数変調されて磁気ヘツド6により磁気テープ7
に記録される。すなわち、サブチヤンネル信号は
FM−FM変調となる。
次に受信側(ここでは再生系)の第1実施例に
ついて第5図B、第6図A〜Fと共に説明する。
フイルタ20により前記のメインチヤンネル信号
とFMサブチヤンネル信号とが夫々周波数選択さ
れ、メインチヤンネル信号は1H遅延回路9と加
算回路10とからなる、水平走査周波数fHの1/2
の偶数倍の周波数を通過域とする第1のくし形フ
イルタと、1H遅延回路9と減算回路11とから
なる、fH/2の奇数倍の周波数を通過域とする第
2のくし形フイルタに夫々供給される。
一方、第7図にで示す周波数スペクトルの
FMサブチヤンネル信号はFM復調器21に供給
され、ここでFM復調されて第6図Aに模式的に
示す情報内容の再生サブチヤンネル信号に復調さ
れた後、1H遅延回路22と加算回路23とから
なる、fH/2の偶数倍の周波数を通過域をする第
3のくし形フイルタと、1H遅延回路22と減算
回路24とからなる、fH/2の奇数倍の周波数を
通過域とする第4のくし形フイルタとに夫々供給
される。1H遅延回路22の出力信号は第6図B
に模式的に示す如くになるから、加算回路23の
出力信号は同図Cに模式的に示す如くになり、減
算回路24の出力信号は同図Dに模式的に示す如
くになる。第6図C,Dからわかるように、加算
回路23、減算回路24の各出力信号は、通常は
色差信号2(R−Y)のみ、又は2(B−Y)の
1H毎の位相反転信号であるが、ハで示した1H期
間のみは夫々(R−Y)1 *+(R−Y)2 *−(B−
Y)1 *+(B−Y)2 *、又は−(R−Y)1 *+(R−
Y)2 *+(B−Y)1 *+(B−Y)2 *となり、相手側
の色差信号が混入してしまい、疑似信号となつて
しまう。
加算回路23より取り出された信号は加算回路
26に供給され、ここで加算回路10よりの第4
図Cに示す情報内容の信号と加算される。従つ
て、加算回路26の出力信号は第4図Cと第6図
Cの各情報内容の信号を加算して得た第6図Eに
示す如き情報内容の信号、すなわち通常は4(R
−Y)1 *で示され、1H期間ハの場合も約300kHz以
下の帯域においては2(R−Y)1 *+2(R−Y)2 *
で示される再生色差信号R−Yのみとなる。すな
わち、疑似信号が発生する1H期間ハにおいては、
混入している色差信号B−Yのうち約300kHz以
下の信号成分の混入が除去され、しかも前後の
1H期間ロ、ニの平均値の信号が取り出されるか
ら、疑似信号とはならない。
一方、減算回路24より取り出された第6図D
に示す情報内容の信号はインバータ25に供給さ
れ、ここで位相反転されて減算回路11よりの信
号と同一の1H毎の位相反転極性に変換された後、
加算回路27に供給され、ここで減算回路11よ
りの第4図Dに示す情報内容の信号と加算合成さ
れる。これにより、加算回路27からは第6図F
に示す如き情報内容の信号、すなわちメインチヤ
ンネル信号に疑似信号が発生している1H期間ハ
においては、混入している色差信号R−Yのうち
約300kHz以下の信号成分の混入が除去され、し
かも前後の1H期間ロ、ハの平均値の−2(B−
Y)1 *−2(B−Y)2 *で表わされる信号となり、
それ以外の期間では約300kHz以下の帯域におい
て絶対値が4(B−Y)1 *又は4(B−Y)2 *で表わ
される、再生色差信号B−Yの1H毎の位相反転
信号が取り出される。これにより、1H期間ハに
おける疑似信号の発生が約300kHzの帯域におい
て除去される。
加算回路26,27の上記の各出力信号は約
300kHz以下の帯域のサブチヤンネル信号と1.5M
Hzの程度の帯域のメインチヤンネル信号との加算
により、約300kHz以下の振幅が2倍になつてい
るため、これをフイルタ28,29により除去さ
れて平坦な振幅特性とされる。フイルタ29の出
力信号は更に1H毎位相反転器12に供給され、
ここで1H毎の位相反転が除去される。このよう
にして、フイルタ28からは再生色差信号R−Y
が出力され、メインチヤンネル信号に疑似信号が
発生している1H期間ハにおいても約300kHz以下
の信号成分に関してはB−Y信号成分の混入が除
去された信号が取り出され、他方、1H毎位相反
転器12からも同様に1H期間ハにおいて約300k
Hz以下の信号成分に関してはR−Y信号成分の混
入が除去された再生色差信号B−Yが取り出され
る。
これにより、テレビジヨン画面の垂直方向に急
激な色画像の変化があつても、その変化点で疑似
信号が目につかず、スムーズな変化となつて再現
される。なお、本実施例によれば、垂直相関性が
ない色画像部分では、約300kHz以上の相手方の
色差信号成分は除去されずにそのまま表示される
こととなるが、前記した如く、それによる誤つた
色は実際には人間の目では識別することができな
いから問題はない。
次に受信側の第2実施例について第8図及び第
9図A〜Eと共に説明する。第8図中、第5図B
と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を
省略する。第8図において、磁気テープ7には第
5図Aに示した記録系によりFM信号が記録され
ている。フイルタ20より取り出された第9図A
に示す如き情報内容の再生メインチヤンネル信号
は、低域フイルタ30に供給される一方、1H遅
延回路9により1H遅延されて第9図Bに示す如
き情報内容の遅延メインチヤンネル信号とされた
後低域フイルタ31に供給される。
低域フイルタ30により約300kHz以上の帯域
の信号成分が除去されてサブチヤンネル信号と同
一の帯域とされた再生メインチヤンネル信号は、
加算回路32及び減算回路33に夫々供給され、
ここでFM復調器21よりの第9図Cに模式的に
示す情報内容の再生サブチヤンネル信号と加算、
減算される。これにより、加算回路32からは第
9図Dに2(R−Y)1 *又は2(R−Y)2 *で示す如
く、300kHz程度に帯域制限された色差信号R−
Yが垂直相関性の有無に関係なく得られ、他方、
減算回路33からも同様に、第9図Eに±2(B
−Y)1 *、又は±2(B−Y)2 *で示される如く、
垂直相関性の有無に関係なく帯域制限された色差
信号B−Yが常に得られる。
一方、低域フイルタ31によりサブチヤンネル
信号と同一の帯域となるように帯域制限された
1H遅延再生メインチヤンネル信号は、振幅比較
回路34に供給され、ここでFM復調器21より
の再生サブチヤンネル信号と振幅が比較される。
ここで、1H期間ロにおいては、1H遅延再生メイ
ンチヤンネル信号は第9図Bに示す如く、(R−
Y)1−(B−Y)1であり、このときのサブチヤン
ネル信号は同図Cに示す如く(R−Y)1 *−(B−
Y)1 *であり、互いに同じ信号成分からなる。し
かし、次の1H期間ハにおいては、1H遅延再生メ
インチヤンネル信号は第9図Bに示す如く(R−
Y)1+(B−Y)1であるのに対し、再生サブチヤ
ンネル信号は同図Cに示す如く、(R−Y)2 *
(B−Y)2 *であり、互いに異なる信号成分からな
る。更に1H期間ニ、ホ、ヘでは1H遅延再生メイ
ンチヤンネル信号と再生サブチヤンネル信号とは
夫々第9図B,Cからわかるように、同一の信号
成分からなる。
すなわち、1H遅延再生メインチヤンネル信号
と再生サブチヤンネル信号とは夫々疑似信号が発
生する1H期間ハのみ、信号成分が異なり、よつ
て振幅が異なることになる。ここで、低域フイル
タ31は1H遅延再生メインチヤンネル信号を再
生サブチヤンネル信号と同一の帯域で振幅比較を
するために設けられており、これにより振幅比較
回路34により正しい振幅比較ができる。振幅比
較回路34は上記の2入力信号に振幅差が殆ど無
いときはスイツチ回路35及び36を端子a側に
接続させ、振幅差があるときはスイツチ回路35
及び36を端子b側に接続させるスイツチング信
号を発生してスイツチ回路35及び36に夫々供
給する。従つて、スイツチ回路35及び36は通
常は端子aに接続されて加算回路10、減算回路
11の各出力信号(第4図C,Dにその情報内容
を模式的に示す)を出力し、振幅差がある1H期
間ハにおいては端子bに切換接続され、加算回路
32、減算回路33の各出力信号(第9図D,E
に示す如く、2(R−Y)2 *、−2(R−Y)2 *)を
選択出力する。スイツチ回路36の出力信号は
1H毎位相反転器12に供給されて1H毎の位相反
転が除去される。
このように、本実施例によれば、疑似信号が発
生する期間のみ、帯域制限された正しい復調信号
をスイツチ回路35,36より選択出力し、疑似
信号が発生しない通常の期間は加算回路10、減
算回路11より得られる、メインチヤンネル信号
から分離された1.5MHz程度の広帯域の再生色差
信号R−Yや、再生色差信号B−Yの1H毎の位
相反転信号を選択出力するので、大部分の画面に
おいてメインチヤンネル信号から分離した広帯域
の色差信号のみの再生画が現われ、サブチヤンネ
ル信号による影響は何ら現われないという特長を
有する。
なお、低域フイルタ30は疑似信号が発生する
期間に出力される加算回路32、減算回路33の
各出力信号中に、約300kHz以上の相手方の色差
信号成分を含まないようにするために設けられた
フイルタであるが、前記した如く、約300kHz以
上の相手方の色差信号成分が含まれていたとして
も、それによる誤つた色再現は人間の目では殆ど
識別することができないから、低域フイルタ30
を設けなくとも実用上は何ら差し支えない。
応用例 なお、本発明は上記の各実施例に限定されるも
のではなく、その他の応用例が考えられるもので
ある。例えば、サブチヤンネル信号の帯域を約
300kHzに選定したが、本発明を適用する伝送路
が持つ伝送帯域に応じて、疑似信号再生による誤
つた色再現が画面上識別できない範囲内で任意に
選定することができるものであり、また理解をし
易くするために1Hを単位とした色画像変化につ
いて説明したが、1Hよりも短い期間の色画像変
化に対しても同様に疑似信号再生を防止すること
ができ、その繰り返し周期が1Hであればよいも
のである。
また、第5図Bにおいて、インバータ25は減
算回路11の出力側に設けてもよく、また1H毎
位相反転器12は減算回路11と24の各出力側
に夫々設けてもよい。また第8図において、振幅
比較回路34の2入力信号は、FM復調器21よ
りの再生サブチヤンネル信号を1H遅延した信号
と、フイルタ20より取り出された遅延されてい
ない再生メインチヤンネル信号とを夫々用いても
よい。
更にサブチヤンネル信号は周波数変調器18に
より周波数変調しているが、振幅比調回路その他
の変調回路、あるいは周波数変調回路を用いてメ
インチヤンネル信号の帯域よりも高い帯域へ変換
し、その信号をメインチヤンネル信号に周波数分
割多重して1つの伝送路を伝送させるようにして
もよい。また更に、周波数分割多重に限らず、時
分割多重でもよい。この場合は一例として、サブ
チヤンネル信号の時間軸を公知の手段により圧縮
してメインチヤンネル信号の水平帰線消去期間
TB内に時分割多重して、第10図に示す如く、
メインチヤンネル信号の有効水平走査期間TS
信号成分と時間軸圧縮サブチヤンネル信号との時
分割多重信号として伝送する。受信側においては
時間軸圧縮サブチヤンネル信号を分離抽出した
後、公知の手段により時間軸伸長してもとの時間
軸に戻した後、前記の実施例を適用することがで
きる。なお、時間軸圧縮により帯域が拡大する
が、時間軸圧縮される信号は帯域制限されたサブ
チヤンネル信号だから、狭い伝送帯域でも伝送す
ることができる。
なお、帯域制限されたサブチヤンネル信号は、
周波数分割多重のために帯域を変調や周波数変換
等の手段によつて変換されるか、又は上記の如く
時分割多重のために時間軸圧縮されて送出される
が、受信側においてもとの帯域に戻したり、時間
軸をもとに戻すことを総称して本明細書では復調
というものとする。
また、本発明において伝送する多重信号を構成
する2つの信号は、実施例では色差信号(R−
Y)、(B−Y)として説明したが、これに限られ
るものではなく、輝度信号の高周波数成分と残
りの低周波数成分、又は1つの色差信号と輝度
信号などでもよく、要は通常の場合、一定周期毎
の情報に近似性(相関)がある画像信号一般に適
用することができるものである。
効 果 上述の如く、本発明によれば、第1及び第2の
画像信号の一定周期毎の情報の近似性(相関)が
崩れたことに起因して疑似信号が発生したときに
は、一定周期前後の平均値で第1、第2の画像信
号の各再生信号を得るようにしたので、上記の疑
似信号を大幅に低減することができ、よつて上記
第1、第2の画像信号が色差信号の場合は不自然
な色の変化を防止することができ、また受信側に
おいて疑似信号が発生するときにのみ帯域制限さ
れた正しい復調信号に置き換えるようにしたの
で、大部分の画面では広帯域の第1、第2の画像
信号による画像が現われ、疑似信号発生部分だけ
には視覚上目立たない程度に正しい画像に置き換
えることができる等の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bは夫々本出願人の先の提案になる
多重信号伝送方法を適用した記録系、再生系の一
例を示すブロツク系統図、第2図A〜Fは夫々第
1図A,Bの各部の信号の情報内容を模式的に示
す図、第3図は第1図A,Bのブロツク系統にお
いて伝送される多重信号の周波数スペクトルの一
例を示す図、第4図A〜Dは夫々第1図A,Bの
各部の信号の情報内容に急激な変化があるときの
情報内容を模式的に示す図、第5図Aは本発明方
法の送信側の一実施例のブロツク系統図、第5図
Bは本発明方法の受信側の第1実施例を示すブロ
ツク系統図、第6図A〜Fは夫々第5図A,Bの
ブロツク系統の動作説明用の各信号内容を模式的
に示す図、第7図は本発明方法で伝送される多重
信号の周波数スペクトルの一例を示す図、第8図
は本発明方法の受信側の第2実施例を示すブロツ
ク系統図、第9図A〜Eは夫々第8図のブロツク
系統の動作説明用の各信号内容を模式的に示す
図、第10図は本発明方法で伝送される多重信号
の他の例の波形図である。 1……R−Y信号源、2……B−Y信号源、
3,12……1H毎位相反転器、4,10,16,
19,23,26,27,32……加算回路、
9,22……1H遅延回路、11,24,33…
…減算回路、17,30,31……低域フイル
タ、18……周波数変調器、21……FM復調
器、34……振幅比較回路、35,36……スイ
ツチ回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1及び第2の画像信号のうち該第2の画像
    信号を一定周期T毎に位相反転した信号であつ
    て、かつ、互いに位相反転極性を異ならしめた第
    3及び第4の画像信号を生成し、該第1の画像信
    号と該第3の画像信号とを夫々多重して第1の多
    重信号を生成すると共に、該第1の画像信号と該
    第4の画像信号とを夫々多重した信号を帯域制限
    して得た第2の多重信号を更に帯域の変換又は時
    間軸変換をして得た信号を該第1の多重信号に多
    重して伝送し、受信側においては、伝送信号から
    得た該第1の多重信号を1/(2T)の偶数倍の
    周波数を通過域とする第1のくし形フイルタと
    1/(2T)の奇数倍の周波数を通過域とする第
    2のくし形フイルタとに夫々供給すると共に、受
    信した伝送信号を復調して得た帯域制限された該
    第2の多重信号を1/(2T)の偶数倍の周波数
    を通過域とする第3のくし形フイルタと1/
    (2T)の奇数倍の周波数を通過域とする第4のく
    し形フイルタとに夫々供給し、該第1及び第3の
    くし形フイルタの両出力信号を夫々加算して該第
    1の画像信号の再生信号を出力し、該第2及び第
    4のくし形フイルタの両出力信号の一方を位相反
    転した後他方の信号に加算し、かつ、上記一定周
    期T毎に位相反転して該第2の画像信号の再生信
    号を出力するように構成したことを特徴とする多
    重信号伝送方法。 2 第1及び第2の画像信号のうち該第2の画像
    信号を一定周期T毎に位相反転した信号であつ
    て、かつ、互いに位相反転極性を異ならしめた第
    3及び第4の画像信号を生成し、該第1の画像信
    号と該第3の画像信号とを夫々多重して第1の多
    重信号を生成すると共に、該第1の画像信号と該
    第4の画像信号とを夫々多重した信号を帯域制限
    して得た第2の多重信号を更に帯域の変換又は時
    間軸変換をして得た信号を該第1の多重信号に多
    重して伝送し、受信側においては伝送信号から得
    た該第1の多重信号を1/(2T)の偶数倍の周
    波数を通過域とする第1のくし形フイルタと1/
    (2T)の奇数倍の周波数を通過域とする第2のく
    し形フイルタとに夫々供給すると共に、受信した
    伝送信号を復調して得た帯域制限された該第2の
    多重信号と、フイルタ回路により該第2の多重信
    号と略同じ帯域に制限された該第1の多重信号と
    を夫々相対的に上記一定周期Tだけ遅延して振幅
    比較手段に夫々供給し、該第1及び第2の多重信
    号を夫々加算する加算回路の出力信号と該第1の
    くし形フイルタの出力信号とを夫々第1のスイツ
    チ回路手段に供給すると共に、該第1及び第2の
    多重信号を夫々減算する減算回路の出力信号と該
    第2のくし形フイルタの出力信号とを夫々第2の
    スイツチ回路手段に供給し、該振幅比較手段の両
    入力信号の振幅に一定値以上の差のあるときにの
    み該振幅比較手段の出力信号により、該第1及び
    第2のスイツチ回路手段より常時出力されている
    該第1及び第2のくし形フイルタの出力信号に代
    えて、該加算回路及び該減算回路の各出力信号を
    夫々選択出力するよう該第1及び第2のスイツチ
    回路手段をスイツチング制御し、該第1のスイツ
    チ回路手段より該第1の画像信号の再生信号を出
    力し、該第2のスイツチ回路手段の出力信号に基
    づいて該第2の画像信号の再生信号を出力するよ
    う構成したことを特徴とする多重信号伝送方法。
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