JPH0112891Y2 - - Google Patents

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JPH0112891Y2
JPH0112891Y2 JP1984044490U JP4449084U JPH0112891Y2 JP H0112891 Y2 JPH0112891 Y2 JP H0112891Y2 JP 1984044490 U JP1984044490 U JP 1984044490U JP 4449084 U JP4449084 U JP 4449084U JP H0112891 Y2 JPH0112891 Y2 JP H0112891Y2
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spindle
chuck
chuck device
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fitting hole
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は工作機械のスピンドルに設ける工作物
保持装置、特にこれを作動させる圧力流体の供給
路の改良に関する。
(従来技術) この種の工作物保持装置は、スピンドルの先端
に装着したチヤツク装置に工作物を把持する複数
個の把持爪及びこの把持爪を開閉作動するシリン
ダ装置を設け、このシリンダ装置の前後室にそれ
ぞれ連通する2個の供給路を前記スピンドルの内
部を通して該スピンドルの後端部に導き、該後端
部に回転可能に嵌合して設置したデイストリビユ
ータ及び前記2個の供給路を介して外部よりの圧
力流体を前記前後室に選択的に供給するようにし
たものであるが、従来はスピンドルと同軸に貫通
穴を設け、その内部に通した二重管により前記2
個の供給路を形成していた。この二重管は引抜管
を使用したものが多く、薄肉であるのとスピンド
ルの両端部においてのみ支持されているので、ス
ピンドルが高速回転すると遠心力により二重管の
中間部が半径方向に撓み、不釣合を生じてスピン
ドルの振動を発生し、これによる加工精度の低
下、主軸受の耐久性の低下の問題を生じていた。
(考案の目的) 本考案は前記供給路を改良して前記不釣合の発
生を防止し、これにより前記問題を解決すること
を目的とする。
(考案の構成) 上記目的達成の為に、本考案はこの種の工作物
保持装置において、前記シリンダ装置は前記チヤ
ツク装置のチヤツク本体に前記スピンドルと同軸
に形成された環状のシリンダ室と同シリンダ室に
嵌合されてその内部を前記前後室に区画するピス
トンよりなり、前記スピンドルの先端には同スピ
ンドルと同軸に嵌合穴を設け、前記2個の供給路
は、前記チヤツク装置の後面中央より同チヤツク
装置と同軸に短かく突出して設けられ前記嵌合穴
に嵌合する二重管により同心状に形成されて前記
チヤツク本体に形成した半径方向ポートによりそ
れぞれ内側から前記前後室に連通された2個の管
路と、前記スピンドルにその軸心の両側にそつて
前記後端部より前記嵌合穴附近にわたつて穴明加
工により形成され前記後端部において前記デイス
トリビユータに接続された2本の通路よりなり、
前記チヤツク装置が前記スピンドルの先端に装着
された状態において前記嵌合穴と二重管外周の嵌
合面を通つて前記2本の通路がそれぞれ前記2個
の管路と連通するよう構成したことを特徴とする
ものである。
(考案の効果) かかる構成の本考案による工作物保持装置にお
いては、シリンダ装置の前後室に外部よりの圧力
流体を供給する供給路のうち、スピンドルに穴明
加工により形成された2本の通路は遠心力により
半径方向に撓むことはなく、従つて遠心力により
半径方向に撓んで不釣合の原因となるのはチヤツ
ク装置より短かく突出して設けられた二重管の内
管のみであるが、その長さは極めて短かいのでこ
れによる不釣合は極めて微量なものとなり、従つ
てスピンドルの振動は殆んど発生せず、高精度の
加工を行うことができ、また主軸受の耐久性を向
上させることができる。また、チヤツク装置の交
換に際して二重管外周の嵌合面を嵌合穴に嵌合抜
出しすることにより各通路と管路の接続離脱を行
うことができるのでチヤツク装置の交換が容易と
なり、更に環状のシリンダ室への二重管の連通は
チヤツク本体に形成した半径方向ポートにより内
側から行つているのでその構造が極めて簡単とな
る。
(実施例) 第1図〜第3図に示す実施例の概要を先ず説明
すれば、主軸頭本体10に軸支されたスピンドル
20の先端20aにはチヤツク装置30を装着
し、その把持爪36はシリンダ装置40の前後室
43,44に圧力流体を選択的に供給することに
より開閉作用を行う。デイストリビユータ70の
供給口72a,72bに選択的に供給された圧力
流体は、スピンドル20内に形成された通路61
a,61b,62a,62b及び二重管50によ
り形成された管路63a,63bを通つて前後室
43,44に送り込まれる構造に本考案の特徴が
具体化されている。
次に実施例の詳細を具体的に述べる。
第1図に示す如く、ベツド等(図示せず)に載
置された主軸頭本体10はスピンドル20を、主
軸受14,15を介して回転可能に、かつカラー
25及びリングナツト26により軸動不能に軸支
する。スピンドル20の後部20cは主軸頭本体
10より突出させ、フランジ部材11を介して主
軸頭本体10に固定した保持ケース12と前後部
20cとの間に駆動モータ17を設けてスピンド
ル20を回転駆動する。保持ケース12の後端に
は端板13を固定し、スピンドル20の後端部2
0bは端板13の中央を貫通して後方に突出させ
る。スピンドル20の先端20aにはチヤツク装
置30を装着し、後端部20bには端板13に固
定されたデイストリビユータ70を回転可能に嵌
合する。
スピンドル20の先端20aには取付ボルト
(図示せず)によりチヤツク装置30を装着する。
第2図及び第3図に示す如く、チヤツク装置30
のチヤツク本体31は後面に固定された基板32
と中心に固定された分配芯33をその一部として
備え、シリンダ装置40はこのチヤツク本体31
内に形成された環状のシリンダ室41とこれに嵌
合してその内部を前室43及び後室44(第2図
は前室43が最小、後室44が最大の状態を示
す)に区画するピストン42により構成される。
ピストン42には円周方向三等分位置に取付ねじ
部35bを介して3本の進退軸35をスピンドル
20の軸線と平行に固定し、チヤツク本体31に
設けた案内穴31bにより案内支持する。チヤツ
ク本体31の前部には案内穴31bと一部重合す
る3つの半径方向案内溝31aを設け、摺動部材
34を案内支持する。各進退軸35の摺動部材3
4側には平面35cを設けると共に傾斜した係合
突起35aを設け、一方各摺動部材34の進退軸
35側に設けた摺動突起34aには係合突起35
aと係合する係合溝34bを設け、この両者34
b,35aの係合により、3本の進退軸35がピ
ストン42と共に軸動すれば3本の摺動部材34
は連動して同時に半径方向に移動し、各摺動部材
34に固定された把持爪36も連動して開閉する
よう構成する。
チヤツク装置30の中心に位置する分配芯33
よりこれと同軸に後方に短かく突出して二重管5
0を設ける。二重管50は後端が閉じ外周に嵌合
面51cを有する外管51と、後端において外管
51により嵌合支持され先端が外管51よりも前
方に突出した内管52よりなる。外管51及び内
管52の先端はそれぞれ分配芯33の大径穴部と
小径穴部とに嵌合固定される。外管51と内管5
2との間に第1管路63aを形成し、内管52の
内側に第2管路63bを形成する。第1及び第2
管路63a,63bの先端はそれぞれ分配芯33
に設けたポート33a,33bを介してシリンダ
装置40の後室44及び前室43に連通し、また
同管路63a,63bの後端は軸方向位置を変え
て外管51に設けたポート51a,51bを介し
て嵌合面51cに導かれる。従つてポート51a
に空気圧が加われば第1管路63a、ポート33
aを経て後室44に圧力が加つてピストン42及
び進退軸35を右動させ、摺動部材34を介して
把持爪36を閉じる(第2図の状態)。ポート5
1bに空気圧が加れば、上記と逆の作用より把持
爪36を開く。
第2図に示す如く、スピンドル20の先端20
aに一体に圧入固定したアダプタ21には二重管
50の外管51の嵌合面51cを着脱可能に嵌合
する嵌合穴22を設けると共に、チヤツク装置3
0をスピンドル20に装着した状態で、外管51
のポート51a及び51bに対応する軸方向位置
には環状溝22a,22bを設ける。一方、第1
図に示す如く、端板13に固定され、スピンドル
20の後端部20bに嵌合するデイストリビユー
タ70の嵌合面71には軸方向に間を隔てて2つ
の環状溝71a,71bを設け、これに対応する
後端部20bの外周面にはポート61d,62d
を設ける。そして嵌合穴22に形成された環状溝
22aをポート61dに接続する第1通路61
と、嵌合穴22に形成された環状溝22bをポー
ト62dに接続する第2通路62を、スピンドル
20内に、その軸心の両側に沿つて形成する。第
1通路61はスピンドル20内に深穴明加工によ
り形成された第1A通路61aと、アダプタ21
内に穴明加工により形成された第1B通路61b
と、アダプタ21の端面に切削形成された第1C
通路61cよりなり、第2通路62も同様に形成
された第2A通路62a、第2B通路62b及び第
2C通路62cより成る。
以上に説明した如く、本実施例においては、デ
イストリビユータ70よりシリンダ装置40へ圧
力流体を供給する2個の供給路は、スピンドル2
0内に形成された第1、第2通路61,62と、
二重管50により形成される第1、第2管路63
a,63bと、此等を接続する環状溝22a,2
2b及びポート51a,51bとよりなるもので
ある。
次に本実施例の作動につき説明する。デイスト
リビユータ70の供給口72aに供給源(図示せ
ず)よりの空気圧が加われば、この空気圧は第1
通路61、環状溝22a、ポート51a及び第1
管路63aよりなる第1供給路ならびにその前後
に設けられたポート33a,61d及び環状溝7
1aを経てシリンダ装置40の後室44に印加さ
れ、第2図の如くピストン42及び進退軸35を
右動させ、把持爪36を閉じる。この作動に際
し、前室43内の空気は第2通路62、環状溝2
2b、ポート51b及び第2管路63bよりなる
第2供給路ならびにその前後に設けられたポート
33b,62d及び環状溝71bを経て開放状態
の供給口72bより大気中に放出される。供給口
72bに供給源よりの空気圧が加れば、上記と逆
の作用によりシリンダ装置40の前室43に空気
圧が印加され、ピストン42及び進退軸35を左
動して把持爪36を開く。
本実施例においては、圧力流体を供給する2個
の供給路の大部分を占める第1、第2通路61,
62はスピンドル20内に穴明加工により形成さ
れているのでスピンドル20と別個に撓んで不釣
合を生ずることはない。2個の供給路を形成する
部材のうち半径方向に撓む可能性があるのは内管
52のみであるが、その長さは極めて短かいので
スピンドル20の回転にもとずく遠心力により撓
んで不釣合を生じることはない。また、二重管5
0の外周の嵌合面51cを着脱可能に嵌合穴22
に嵌合し、前者に設けたポート51a,51bと
後者に設けた環状溝22a,22bによりスピン
ドル20内の通路61,62と二重管50内の管
路63a,63bを接続するようしたので、工作
物に応じたチヤツク装置30の交換が容易とな
る。
本実施例においては半径方向に摺動する部材3
4を備えたチヤツク装置30を用いたが、コレツ
トタイプその他任意のタイプのチヤツク装置を使
用することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示し、第
1図はチヤツク装置を除く全体の縦断面図、第2
図はチヤツク装置及びスピンドル先端附近の拡大
断面図、第3図は第2図の−断面図である。 符号の説明、10……主軸頭本体、20……ス
ピンドル、20a……先端、20b……後端部、
22……嵌合穴、30……チヤツク装置、31…
…チヤツク本体、33d,33b……ポート、3
6……把持爪、40……シリンダ装置、41……
シリンダ室、42……ピストン、43,44……
前後室、50……二重管、51c……嵌合面、6
1,62……通路、63a,63b……管路、7
0……デイストリビユータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主軸頭本体に軸支されモータにより回転駆動さ
    れるスピンドルの先端にチヤツク装置を装着し、
    このチヤツク装置は工作物を把持する複数個の把
    持爪及びこの把持爪を開閉作動するシリンダ装置
    を備え、このシリンダ装置の前後室にそれぞれ連
    通する2個の供給路を前記スピンドルの内部を通
    して該スピンドルの後端部に導き、該後端部に回
    転可能に嵌合して設置したデイストリビユータ及
    び前記2個の供給路を介して外部よりの圧力流体
    を前記シリンダ装置の前後室に選択的に供給する
    ようにした工作物保持装置において、前記シリン
    ダ装置は前記チヤツク装置のチヤツク本体に前記
    スピンドルと同軸に形成された環状のシリンダ室
    と同シリンダ室に嵌合されてその内部を前記前後
    室に区画するピストンよりなり、前記スピンドル
    の先端には同スピンドルと同軸に嵌合穴を設け、
    前記2個の供給路は、前記チヤツク装置の後面中
    央より同チヤツク装置と同軸に短かく突出して設
    けられ前記嵌合穴に嵌合する二重管により同心状
    に形成されて前記チヤツク本体に形成した半径方
    向ポートによりそれぞれ内側から前記前後室に連
    通された2個の管路と、前記スピンドルにその軸
    心の両側にそつて前記後端部より前記嵌合穴附近
    にわたつて穴明加工により形成され前記後端部に
    おいて前記デイストリビユータに接続された2本
    の通路よりなり、前記チヤツク装置が前記スピン
    ドルの先端に装着された状態において前記嵌合穴
    と二重管外周の嵌合面を通つて前記2本の通路が
    それぞれ前記2個の管路と連通するよう構成した
    ことを特徴とする工作物保持装置。
JP4449084U 1984-03-27 1984-03-27 工作物保持装置 Granted JPS60157110U (ja)

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JP4449084U JPS60157110U (ja) 1984-03-27 1984-03-27 工作物保持装置

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JP4449084U JPS60157110U (ja) 1984-03-27 1984-03-27 工作物保持装置

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JPS60157110U JPS60157110U (ja) 1985-10-19
JPH0112891Y2 true JPH0112891Y2 (ja) 1989-04-14

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ID=30557113

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JP4449084U Granted JPS60157110U (ja) 1984-03-27 1984-03-27 工作物保持装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS553085A (en) * 1978-06-22 1980-01-10 Shin Nippon Koki Kk Automatic weight balancing device
JPS55101302A (en) * 1979-01-30 1980-08-02 Hitachi Seiki Co Ltd Chuck device for machine tool

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS553085A (en) * 1978-06-22 1980-01-10 Shin Nippon Koki Kk Automatic weight balancing device
JPS55101302A (en) * 1979-01-30 1980-08-02 Hitachi Seiki Co Ltd Chuck device for machine tool

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JPS60157110U (ja) 1985-10-19

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