JPH0112818Y2 - - Google Patents

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JPH0112818Y2
JPH0112818Y2 JP1984019992U JP1999284U JPH0112818Y2 JP H0112818 Y2 JPH0112818 Y2 JP H0112818Y2 JP 1984019992 U JP1984019992 U JP 1984019992U JP 1999284 U JP1999284 U JP 1999284U JP H0112818 Y2 JPH0112818 Y2 JP H0112818Y2
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JP
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rod
sub
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upper sub
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JP1984019992U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、義足装具に添設せしめる膝関節装置
の改良に関する。
〈従来の技術〉 一般に膝関節運動は、一点を中心軸として回動
する単軸運動ではなく多軸にて回動する多軸運動
を呈している。従つて、義足装具用の膝関節装置
には、このような膝関節の複雑な運動に応じた動
作が要求される。
ところが、従来周知の義足装具用関節装置は、
上側副杆を1つの固定軸を中心として回動せしめ
る単関節構造のものであつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 従つて、義足装具の膝関節部の回動と膝関節装
置の回動との軌跡が一致せず、その結果、膝関節
部を折曲げることはできても、その折曲げ動作が
円滑に行なわれ得ないばかりか、単関節構造の単
純な回動動作では、正座するに必要な折曲げ角度
(150度位)まで折曲げると、上述の如き回動軌跡
の相違から膝関節装置に無理が生じて該装置の破
損を招く虞れがあつた。
本考案は斯る事情に鑑み、膝関節装置の上側副
杆の回動運動が義足装具の膝関節部の回動運動と
同じ軌跡を描き得るように多軸構造に構成し、こ
れによつて膝関節部を滑らかに折曲げ得ると共
に、正座するに必要な折曲げ角度まで円滑に折曲
げ得る関節装置の提供を目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 上記問題点を解決するために本考案が講ずる技
術的手段は、腿用装具に取付ける上側副杆と、臑
用装具に取付ける下側副杆と、該両副杆の対向当
接端部側に添設する接続片とからなり、上側副杆
は、対向当接端部を曲率半径が大きく且つ後下り
の凸弯曲部と、その後側に凸弯曲部よりも曲率半
径が小さく連設された後方膨出部とで成形すると
共に、該凸弯曲部及び後方膨出部に沿つて曲率半
径の大きい前方部と曲率半径の小さい後方部とか
らなる弯曲回動孔を凸弯曲部及び後方膨出部と相
似形に開穿して構成し、下側副杆は、対向当接端
部の前側に上向突出部を成形せしめると共に、該
上向突出部の後側に上記凸弯曲部に適合する後下
りの凹弯曲部を連設せしめ、更にその凹弯曲部の
後側を上側副杆の凸弯曲部と後方膨出部との境辺
りに対向する部位辺りから下向きに成形せしめて
構成し、接続片は正面略三角形状に成形せしめ、
その接続片を上側副杆及び下側副杆の各対向当接
端部に添設せしめると共に、接続片及び上側副杆
の弯曲回動孔に導杆を貫通固定せしめて上側副杆
を接続片に対して回動可能に取付け、且つ下側副
杆を接続片に固定せしめたことである。
〈作用〉 義足装具の屈曲に伴ない、まず、上側副杆の対
向当接端部に開穿された弯曲回動孔の曲率半径の
大きい前方部が、接続片に固定された導杆に案内
されると共に凸弯曲部が下側副杆の凹弯曲部に摺
接しながら上側副杆が滑らかに回動し、更に義足
装具を屈曲させることによつて、接続片に固定さ
れた上記導杆が弯曲回動孔の上記前方部からそれ
より曲率半径の小さい後方部へと移行し、該後方
部が案内されることによつて、上側副杆はその回
動軸を変え、正座するに必要な折曲げ角度まで滑
らかに屈曲する。
〈実施例〉 実施例を図面について説明すれば、上側副杆
1、下側副杆2、接続片3の材質は、熱硬化性合
成樹脂、アルミ軽合金など軽量で硬質のものを使
用する。
上側副杆1は、腿用装具イに鋲止め、ねじ止
め、テープ止め等適当な取付け手段で添設するた
めのもので、下側副杆2との対向当接端部100
に、曲率半径が大きく且つ前側(図で左側)から
後側(図で右側)に至るに従つて次第に下向きと
なる後下りの下向きに膨出せる弧状の凸弯曲部1
01と、この凸弯曲部101に連続して後側に、
該凸弯曲部101よりも曲率半径の小さい後方膨
出部102を形成せしめ、それら凸弯曲部101
及び後方膨出部102に沿つて、それらと相似す
る曲率半径の大きい前方部a′と曲率半径の小さい
後方部a″とからなる略釣針形を呈する弯曲回動孔
1aを開穿し、膝の折曲げに際して第4図示、第
5図示の如く上側副杆1が正座するに必要な折曲
げ角度(150度位)まで回動し得るように構成す
る。
下側副杆2は、上側副杆1との対向当接端部2
00の前側を上方に尖らせて上向突出部201を
成形すると共に、該当接端部200を上向突出部
201から上側副杆1の凸弯曲部101に適合す
る後下りの下向きに凹曲せる凹弯曲部202に成
形し、この凹弯曲部に連なる後側を、上側副杆1
の凸弯曲部101及び後方膨出部102の境辺り
に対向する部位辺りから下向き弧状203に成形
し、上側副杆1がなめらかに摺動しながら回動し
えるように構成する。
接続片3は、上記上側副杆1及び下側副杆2の
両対向当接端部100,200を覆うように正面
ほぼ三角形に成形し、上側副杆1及び下側副杆2
の両対向当接端部100,200の両側面又は片
側面に下向きに添わしめ、弯曲回動孔1aに貫通
せしめた導杆4を接続片3に固定して上側副杆1
を回動可能に接続し、かつ上側副杆接続側と反対
側に下側副杆2の対向当接端部側200を複数本
の止具5で固定し、下側副杆2及び接続片3に対
して上側副杆1を回動可能に構成する。
第1図〜第5図における符号1bは、上側副杆
1の対向当接端部100前側に形成したストツパ
ーで、上側副杆1が前倒れになることを防止せし
める。
第6図は、上側副杆1が前倒れすることを止輪
6で防止するように構成した他の実施例を示すも
ので、接続片3の上側部を上側副杆1と等幅に成
形して上側に延設せしめ、止輪6を接続片3の上
側延設部301に脱着せしめる構成である。
〈効果〉 本考案は叙上の如く構成してなるので、義足の
膝関節部を折曲げれば、上側副杆が下側副杆及び
接続片に対して、曲率半径の異なる前方部及び後
方部を有する弯曲回動孔で摺動しながら回動し、
義足の膝関節部と同様の多軸運動を行なう。従つ
て、両者の軌跡を一致させることができ、その回
動運動を滑らかに行なわせることができる。
しかも、第5図に示す如く、接続片に固定した
導杆が弯曲回動孔の終端、即ち曲率半径の小さい
後方部の終端に到達するまで上側副杆を深く折曲
げれば、正座するに必要な折曲げ角度(150度位)
を容易且つ円滑に確保することができ、特に日本
の老人のように正座することを好む人達にとつて
使用し易い便利な関節装置を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案関節装置の使用態様の概略を示
す斜視図、第2図は要部の拡大正面図、第3図は
3−3線、第4図は4−4線に沿える各縦断面
図、第5図は作用の説明図、第6図は他の実施例
を示す斜視図である。 図中、イ……腿用装具、ロ……臑用装具、1…
…上側副杆、101……凸弯曲部、100……上
側副杆側対向当接端部、102……後方膨出部、
1a……弯曲回動孔、a′……弯曲回動孔前方部、
a″……弯曲回動孔後方部、2……下側副杆、20
1……上向突出部、200……下側副杆側対向当
接端部、202……凹弯曲部、3……接続片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 腿用装具イに取付ける上側副杆1と、臑用装具
    ロに取付ける下側副杆2と、該両副杆1,2の対
    向当接端部100,200側に添設する接続片3
    とからなり、上側副杆1は、対向当接端部100
    を曲率半径が大きく且つ後下りの凸弯曲部101
    と、その後側に凸弯曲部101よりも曲率半径が
    小さく連設された後方膨出部102とで成形する
    と共に、該凸弯曲部101及び後方膨出部102
    に沿つて曲率半径の大きい前方部a′と曲率半径の
    小さい後方部a″とからなる弯曲回動孔1aを凸弯
    曲部101及び後方膨出部102と相似形に開穿
    して構成し、下側副杆は、対向当接端部200の
    前側に上向突出部201を成形せしめると共に、
    該上向突出部201の後側に上記凸弯曲部101
    に適合する後下りの凹弯曲部202を連設せし
    め、更にその凹弯曲部202の後側を上側副杆1
    の凸弯曲部101と後方膨出部102との境辺り
    に対向する部位辺りから下向きに成形せしめて構
    成し、接続片3は正面略三角形状に成形せしめ、
    その接続片3を上側副杆1及び下側副杆2の各対
    向当接端部100,200に添設せしめると共
    に、接続片3及び上側副杆1の弯曲回動孔1aに
    導杆4を貫通固定せしめて上側副杆1を接続片3
    に対して回動可能に取付け、且つ下側副杆2を接
    続片3に固定せしめたことを特徴とする義足装具
    用関節装置。
JP1999284U 1984-02-14 1984-02-14 義足装具用関節装置 Granted JPS60132714U (ja)

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JP1999284U JPS60132714U (ja) 1984-02-14 1984-02-14 義足装具用関節装置

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JPS60132714U JPS60132714U (ja) 1985-09-04
JPH0112818Y2 true JPH0112818Y2 (ja) 1989-04-14

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3779654A (en) * 1971-08-06 1973-12-18 R Horne Artificial joint

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3779654A (en) * 1971-08-06 1973-12-18 R Horne Artificial joint

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JPS60132714U (ja) 1985-09-04

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