JPH0112767Y2 - - Google Patents

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JPH0112767Y2
JPH0112767Y2 JP1981008294U JP829481U JPH0112767Y2 JP H0112767 Y2 JPH0112767 Y2 JP H0112767Y2 JP 1981008294 U JP1981008294 U JP 1981008294U JP 829481 U JP829481 U JP 829481U JP H0112767 Y2 JPH0112767 Y2 JP H0112767Y2
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lever
hook
trip lever
trip
tripping
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JP1981008294U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は遮断器の引き外し装置に関するもの
である。
遮断器の引き外し装置は、器枠に軸支されたス
イツチレバーを有するリンク機構と、該リンク機
構と連動する作動レバーと、一端部を軸支しかつ
ON時に上記作動レバーと係合するトリツプレバ
ーとを有し、過電流や漏電流が流れると上記係合
を解いて線路を遮断する様になつているのであ
る。
従来の引き外し装置は、第1図aに示す様に、
ON時にリンク機構によつて下方(又は上方)に
押圧される作動レバー10の押圧力P0全体によ
つてトリツプレバー20が押圧係合する様になつ
ていたので、係合を解く場合には大きな引き外し
力を要し、従つて特に漏電流遮断器に於ては大き
なトリツプコイルを用いる必要があつたのであ
る。
またこの欠点を改善するため出願人は、第1図
bに示す様に作動レバー10とトリツプレバー2
0との係合面と、トリツプレバー20の支軸21
と係合点とのなす角を鋭角として、ON時にトリ
ツプレバー20に係合を外す方向の回動力を与
え、トリツプレバー20の自由端をフツク30で
掛止することによつてON状態を保ち、フツク3
0を引き外すことによつてOFFとなる引き外し
装置を発明しているのである(特公昭54−9710)。
しかしながら、この場合フツク30及びそれぞ
れに連続する部材をトリツプレバー20の後方
(図面右側)に設けており、従つてリンク機構の
前後に他の部材、例えば電気回路や零相検出コイ
ルを配設する空間的ゆとりがなく、畢竟機構全体
が大きくなつていたのである。
更に実公昭54−9949号公報には、第1図cに示
すようにリンリ機構を介してスイツチレバー(ハ
ンドル)(以下上記公報に記載の数字符号を○
数字で表す)と作動レバー(第2リンク)を連
動し、ON時に該作動レバー(第2リンク)を作
動レバーの後方、(図面上右方向)に配置した第
3リンクとラツチで係止し、過電流あるいは
漏電流が流れたとき上記第3リンクとラツチ
の更に後方にあるアマーチユア〓〓で上記ラツチ
と第3リンクとの係合をはずすようにした構成
の回路遮断器が開示されている。この回路遮断器
ではON時に前記第3リンクの係止部におけ
る係止面を、第3リンクを枢着する軸と第2
リンクの係止軸が係止される係止点Pとを結
ぶ線分に対して角度αに形成し、また、前記ラツ
チの係止部における係合面を、ラツチを枢
着する軸と第3リンクの係止部が係合され
る係合点Qとを結ぶ線分に対して角度βに形成す
るとともに該角度α,βを90°よりやや大きい角
度に設定した構成となつている。上記構成では
ONからOFFに移行する際に必要な引き外し力は
小さくてよいことになるが、上記第1図a,bに
示したトリツプレバー20に代わる第3リンク
とラツチの機構がトリツプレバーに比して複雑
で且つ嵩高である上に、アマーチユア〓〓がその後
方に配置されることから更に前後方向に大きくな
る欠点がある。
この考案は上記従来の欠点を除去し、作動レバ
ーとトリツプレバーの係合を解くに要する力を少
なくし、また前後の方向へも必要な部材を配設で
きる様にして全体を小型化した遮断器を得ること
を目的とするものである。
この考案は、トリツプレバーの前方に軸支した
フツクを用いて、出願人の前記発明を更に改良し
たものであつて、以下更に詳しく説明する。
第2図はこの考案の引き外し装置の種々の状態
に於ける概略を示すものであり、aはOFF bは
ON c,dはその中間の作動状態である。
作動レバー1はリンク機構4を介してスイツチ
レバー41と連動し、またスイツチレバー41の
作動レバー1の上下の動きは、先端に接触子51
を有する開閉レバー5に伝えられる様になつてい
る。作動レバー1はバネ6を用いて常に上方へ付
勢されており、リンク機構の機能を利用して
OFF時(第1図a)及びON時(同図b)には安
定状態を保てる様になつている。
トリツプレバー2は上端あるいは下端のいずれ
かの位置に於て器枠に軸支されていれば足るが、
1例として下端に於て軸支された場合について図
示し説明する。
トリツプレバー2は上述した様に下端に於て器
枠に軸支され、バネ7(第3図)等によつて作動
レバー方向(太矢印)に付勢され、ストツパー2
5によつて安定する。バネ7は第2図に示す様に
作動レバー1を付勢するためのバネ6と共用する
ことによつて部品点数を少なくすることができ
る。
作動レバー1とトリツプレバー2とは、ON時
(第2図b)に於て、作動レバー1がトリツプレ
バー2を強く押圧する様に係合する。この係合面
と、係合点とトリツプレバー2の支軸21を結ぶ
線のなす角θは鋭角となつており、トリツプレバ
ー2に係合を外す方向の回動力を与える様になつ
ている。この鋭角にする構造は第2図に示した場
合の他、第3図a,bに示す様な態様が考えられ
る。この様に鋭角構造にしておくと水平方向の分
力P1と垂直方向(正確には係合点とトリツプレ
バー2の支軸21を結ぶ線の方向)の分力P2
りなる押圧力P0が係合面にかかることになるが、
上記水平方向の分力P1は、トリツプレバー2に
係合を引き外す方向に回動力を与える。従つて後
述するフツク3がない場合には双方の係合はすぐ
に外れてしまうことになる。
フツク3はON時に於て、トリツプレバー2の
自由端に掛けられ上記回動力を阻止する。第4図
はフツク3の1例を示すものであり、第2図に実
線で図示するのは第4図−断面の形状であ
る。このフツク3はトリツプレバー2の前方に設
けた軸31によつて器枠に回動自在に軸支され、
前端部の鈎3″でトリツプレバー2の自由端を係
合し、後端部はトリツプコイル35やバイメタル
36等の引き外し部材と連動している。32は鉄
片であつて漏電流が生じた時に帯磁するトリツプ
コイル35によつて吸引され、トリツプレバー2
との係合を解く。また33はバイメタル36の押
圧力の受け板であつて過電流が生ずると係合を解
く様になつている。フツク3は押圧力P0を全部
受けているのではなく、その分力P1を受けてい
るのであるから上記係合を解くに要する力は少な
くて足りる。
このフツク3はON方向、すなわちトリツプレ
バー2の方向に回転付勢され線路遮断後正常な
OFFの状態(第2図a)に復帰できる様になつ
ている。
フツク3の支軸31はトリツプレバー2より前
方であれば器枠のいずれの部分に取付けてもよい
が、第1図に示す様に、スイツチレバー41の支
軸41′と共用すると部品点数を減少させること
ができる。
尚この考案の引き外し装置の操作方法及び作動
状態は、上記した特徴点を除けば従来のものと変
りないので更に詳しく説明することは省略する。
以上の様にこの考案は、ON時に於て引き外さ
れ様とするトリツプレバー2の自由端を、トリツ
プレバー2の前方に軸支したフツクによつて係脱
する様にしているので、トリツプレバーの引き外
しに要する力が小さくて足り、従つて引き外し用
のコイルを小型化でき、更にトリツプレバーの後
方Bに引き外し部材を配設する必要はなく、例え
ばリンク機構の側部Aに前記の様に小型化された
コイル等を配設することができ、従つて前後の空
間的余裕が出来、他の部材例えば零相電流検出コ
イルや回路類をトリツプレバーの後方に配設して
全体を小型化することができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b,cは従来の実施例を示す概念
図、第2図a,b,cはこの考案の各種の作動状
態を示す作動図、第3図a,bはこの考案の他の
実施例を示す概念図、第4図はフツクの実施例を
示す斜視図である。 図中、1……作動レバー、2……トリツプレバ
ー、3……フツク、21……トリツプレバーの支
軸、31……フツクの支軸、41′……作動レバ
ーの支軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 器枠に軸支されたスイツチレバー41を有する
    リンク機構4と、該リンク機構4と連動する作動
    レバー1と、一端部を軸支し、かつON時に上記
    作動レバー1と係合するトリツプレバー2とを有
    し、過電流や漏電流が流れると上記係合を解いて
    線路を遮断する遮断器の引き外し装置に於いて、 ON時に於いて、係合を外す方向の回動力を与
    えておき、該トリツプレバー2の自由端に、該ト
    リツプレバー2の前方に軸31によつて器枠にフ
    ツク3を軸支し、該フツク3の前端に設けられた
    鉤3′でトリツプレバーの自由端を係合し、上記
    フツク3の後端部はトリツプコイル35やバイメ
    タル等の引き外し部材と連動し、トリツプレバー
    2に対し、作動レバー1を鋭角に係合せしめてト
    リツプレバー2に対するON時の斜下方押圧力P0
    の水平方向分力P1を上記フツク3の鉤3′で受け
    るようにし、漏電流や過電流が生ずると、上記引
    き外し部材を介してフツク3とトリツプレバー2
    及びトリツプレバー2と作動レバー1の係合を解
    く様にしたことを特徴とする遮断器の引き外し装
    置。
JP1981008294U 1981-01-22 1981-01-22 Expired JPH0112767Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981008294U JPH0112767Y2 (ja) 1981-01-22 1981-01-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981008294U JPH0112767Y2 (ja) 1981-01-22 1981-01-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57121044U JPS57121044U (ja) 1982-07-27
JPH0112767Y2 true JPH0112767Y2 (ja) 1989-04-13

Family

ID=29806450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981008294U Expired JPH0112767Y2 (ja) 1981-01-22 1981-01-22

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JP (1) JPH0112767Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS549949U (ja) * 1977-06-23 1979-01-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS549949U (ja) * 1977-06-23 1979-01-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57121044U (ja) 1982-07-27

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