JPH01126719A - 電子黒板装置 - Google Patents

電子黒板装置

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JPH01126719A
JPH01126719A JP62284377A JP28437787A JPH01126719A JP H01126719 A JPH01126719 A JP H01126719A JP 62284377 A JP62284377 A JP 62284377A JP 28437787 A JP28437787 A JP 28437787A JP H01126719 A JPH01126719 A JP H01126719A
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Japan
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signal
coil
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writing
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Application number
JP62284377A
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Azuma Murakami
東 村上
Yoshiaki Tomofuji
友藤 吉明
Hiroshi Mizuno
水野 博志
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Wacom Co Ltd
Original Assignee
Wacom Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、定常的な磁気バイアスが加えられた位置の座
標値を検出するタブレットを用いた電子馬板装置に関す
るものである。
(従来の技術) 従来のこの種の装置として、本件出願人は既に特願昭6
1−2736号の「電子黒板装置」(特開昭62−16
0299号公報参照)に開示されたものを提案した。以
下、その内容を簡単に説明する。
黒板本体は、アモルファス合金等からなる長尺の磁歪伝
達媒体並びにその一端に巻回された第1のコイル及びそ
のほぼ全体に亘って巻回された第2のコイルを主要構成
とする位置検出体をX方向及びY方向に多数並列に配設
してなるタブレットと、非磁性素材よりなり表面を繰返
し使用可能な筆記面となした筐体とを備えている。
前記第1のコイルにパルス電流を印加すると、電磁変換
作用により該第1のコイルの周囲に磁場変動が発生し、
これにより磁歪伝達媒体に磁歪振動波が発生する。該磁
歪振動波は磁歪伝達媒体を固有の速度で伝幡するが、そ
の間、各部位の電気機械結合係数に応じた磁場変動を発
生させる。
而して、画像を表わすため、前記筆記面上にて定常的な
磁気バイアスを発生する磁気発生器、例えば磁石を備え
たマーカやイレーザ等の筆記具を操作すると、該磁気バ
イアスが前記磁歪伝達媒体に加えられ、その部位の電気
機械結合係数を大きくする。このため、前記磁歪振動波
が筆記具の真下の部位に到達すると、大きな磁場変動が
発生し、前記第2のコイルに大きな誘導電圧が生じる。
第1のコイルにパルス電流を印加してから第2のコイル
に大きな誘導電圧が発生するまでの時間は、磁歪振動波
が磁歪伝達媒体の第1のコイルの巻回部位から筆記具の
真下の部位まで伝幡するのに要する時間であり、その間
の距離に比例したものとなるため、この時間を測定する
ことにより筆記具の座標値が検出される。
前述したようにして得られた座標値は通常、筆記具によ
る筆記面上の画像に対応する画像データとして所定のイ
メージメモリに記憶されるが、該画像データは必要に応
じてプリンタからハードコピー化されて出力される外、
該装置に接続された表示装置に表示されたり、遠隔地に
設置された他の同様な電子黒板装置に通信回線を介して
送出され、その表示装置に表示されたりしていた。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、黒板を用いて講義を行なう場合、その筆記面
上の画像の任意の部位を指又は棒状のもので指示しなが
ら進めたいことがある。
しかしながら、前述した電子黒板装置の場合、黒板本体
の筆記面を見ている人はその指示位置を認識できるが、
表示装置を見ている人はその指示位置が全くわからない
という問題点があった。
本発明は前記問題点を除去し、筆記面上の画像に対応す
るデータと、−時的な指示位置等に対応するデータとを
区別して認識し得る電子黒板装置を提供することを目的
とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明では前記問題点を解決するため、定常的な磁気バ
イアスが加えられた位置の座標値を検出するためのタブ
レット及び繰返し使用可能な筆記面を備えた黒板本体と
、定常的な磁気バイアスを発生する磁気発生器及び筆記
面に接している時に動作するスイッチを有し該スイッチ
が動作した時のみ所定のワイヤレス信号を発生する信号
発生手段を備えた筆記具と、定常的な磁気バイアスを発
生する磁気発生器を備えた指示棒と、前記タブレットを
駆動し、定常的な磁気バイアスが加えられた該タブレッ
ト上の位置を検出し、これに対応する座標データを出力
する位置検出回路と、前記所定のワイヤレス信号を検出
し、筆記具の識別信号を出力する信号検出手段と、前記
座標データのうち、筆記具の識別信号がある場合のデー
タは筆記具による画像に対応したデータとして、また、
筆記具の識別信号がない場合のデータは一時的な位置表
示データ等として処理する画像処理手段具備した電子黒
板装置を提案する。
(作 用) 本発明によれば、黒板本体の筆記面上にて筆記具を使用
すると、筆記面上の画像に対応した座標データが位置検
出回路より出力されるとともに、筆記具のスイッチが動
作し信号発生手段より所定のワイヤレス信号が発生する
。このワイヤレス信号は信号検出手段で検出され、これ
によって、筆記具の識別信号が出力される。従って、前
記座標データは画像処理手段により筆記具による画像に
対応したデータとして処理され、例えば表示装置におい
てドツト表示される。
一方、筆記面上にて指示棒を使用するか又は筆記具を筆
記面に接触させないで使用すると、前記同様にその筆記
面上の位置に対応した座標データが出力されるが、指示
棒は信号発生手段を持たず、また、筆記具も筆記面に接
しない状態ではスイッチが動作しないため、所定のワイ
ヤレス信号が発生せず、信号検出手段は筆記具の識別信
号を出力しない。従って、前記座標データは画像処理手
段により一時的な位置表示データ等として処理され、例
えば表示装置においてカーソル表示される。
(実施例) 第1図は本発明の電子黒板装置の一実施例を示すもので
、図中、1は黒板本体、2はマーカ、3はイレーザ、4
は指示棒、5は位置検出回路、6は筆記具判別回路、7
はデータ処理装置、8は出力装置、9は通信回線である
黒板本体1は、非磁性金属の筐体11にタブレット12
、送信用のアンテナコイル(以下、送信用コイルと称す
。)13及び受信用のアンテナコイル(以下、受信用コ
イルと称す。)14を取付けてなるもので、タブレット
12は位置検出回路5に接続され、また、送信用コイル
13及び受信用コイル14は筆記具判別回路6に接続さ
れている。
第2図はタブレット12の構造を示す平面図、第3図は
第2図■−■線矢視方向の断面図である。
図中、121は磁歪伝達媒体であり、X方向及びY方向
にそれぞれ複数本、互いにほぼ平行に配置される。磁歪
伝達媒体121は強磁性体であれば使用できるが、強い
磁歪振動波を発生させるために磁歪効果の大きな材料、
例えば鉄を多量に含むアモルファス合金が特に望ましい
。また、磁石を接近させても磁化され難い保持力の小さ
な材料が好ましい。アモルファス合金としては、例えば
F e ayCo  B  Si  (原子%)、Fe
81B13.5Si   C(原子%)等が使用できる
。磁歪伝8.52 達媒体121は細長い形状をしており、その断面は長方
形の薄帯状か円形の線状が望ましく、薄帯状の場合、幅
は数mm程度、厚さは数μm〜数10μm程度が製造も
容易で且つ特性も良好である。アモルファス合金は製造
上、厚さが20〜50μmの薄いものが作れるので、こ
れを薄板状又は線状に切断すれば良い。本実施例ではF
e81” 13,5Si3.5C2(原子%)から成る
幅2mm、厚さ0.02m+aの磁歪伝達媒体を使用し
ている。
122は、合成樹脂等から成る細長円筒状の補強材で、
前記磁歪伝達媒体121をそれぞれ、その内部に収容し
ている。
128はX方向に配置された磁歪伝達媒体121の一端
の補強材122上に配設されたX方向第1コイルである
。このX方向第1コイル123は、隣接する補強材12
2間でひねられ、互いに隣接する磁歪伝達媒体121毎
に逆方向に巻回されており、コイル123に電流を流し
た時に各磁歪伝達媒体121に対応した部分より生起さ
れる磁束、又はコイル123に一方向の磁束が加わった
時に前記各部分に生起する電圧が逆方向となる如くしで
ある。このため、コイル123にパルス電流を流した時
に発生するパルス雑音や外部からの誘導がコイル12B
の隣接する各部分の間で互いに打ち消し合って弱められ
る。なお、巻回数は図示例では1回であるが、2回以上
にしても良い。このX方向第1コイル123は瞬時的磁
場変動を発生して磁歪伝達媒体121の各々の巻回部位
に磁歪振動波を生起させるためのものであり、コイル1
23の一端は位置検出回路5に接続され、その他端は接
地される。
また、124はY方向に配置された磁歪伝達媒体121
の一端の補強材122上に配設されたY方向第1コイル
であり、隣接する補強材122間でひねられ、互いに隣
接する磁歪伝達媒体121毎に逆方向に巻回されている
。このY方向第1コイル124の一端は、コイル123
と同様に位置検出回路5に接続され、他端は接地される
。なお、作用につぃてはコイル123と同様である。
125はバイアス用磁気発生器、例えば角磁石であり、
X方向第1コイル123の巻回部分及びX方向第1コイ
ル124の巻回部分に長平方向に平行なバイアス磁界を
それぞれ加えるためのものである。このようにバイアス
磁界を印加するのは、少ない電流で大きな磁歪振動波の
発生を可能にすると共に、この磁歪振動波の発生位置を
指定するためである。即ち、磁歪伝達媒体121の電気
機械結合係数(機械的エネルギーから電気的エネルギー
、又は電気的エネルギーから機械的エネルギーへの変換
効率を示す係数)は、例えば第4図に示すようにあるバ
イアス磁界の時、最大となるから、このような磁気バイ
アスをX方向第1コイル123゜X方向第1コイル12
4の巻回部分に印加しておくことにより効率良く磁歪振
動波を発生することができる。
12BはX方向に配置された磁歪伝達媒体121の広い
範囲に亘って補強材122上に配設されたX方向第2コ
イルである。該コイル126は各磁歪伝達媒体121上
に全て同一方向(この実施例では左巻き)に巻回され、
且つ隣接するコイル同士で接続の極性が逆になる如く直
列に接続されている。
従って、全てのコイル12Bに一方向の磁束が加わった
時に各コイル126に生起する電圧、電流の方向、又は
コイル126全体に電流を流した時に各コイル126に
生起される磁束の方向が隣接するフィル同士で逆方向と
なり、外部からの誘導や雑音が隣接するコイル間で互い
に打ち消し合って弱められる。
前記コイル126の巻きピッチはX方向第1コイル12
3に近接している側の一端より反対側の他端に向って徐
々に密に巻回されており、磁歪振動波の減衰により誘導
電圧が小さくなるのを補なっている。−膜内に誘導起電
力を高めるためには巻きピッチは大きい方が好ましい。
このX方向第2コイル126は磁歪伝達媒体121を伝
搬する磁歪振動波による誘導電圧を検出するためのもの
であり、一端は位置検出回路5に接続され、また、他端
は接地され、巻回された領域が位置検出領域となる。
−11= また、127はX方向に配置された磁歪伝達媒体121
の広い範囲にわたって補強材122上に配設されたX方
向第2コイルであり、該コイル127は各磁歪伝達媒体
121上に全て同一方向(この実施例では左巻き)に巻
回され、且つ隣接するコイル同士で接続の極性が逆にな
る如く直列に接続されている。また、このコイル127
の巻きピッチはX方向第1コイル124に近接している
側の一端より反対側の他端に向って徐々に密に巻回され
ており、その一端は、コイル12Bと同様に位置検出回
路5に接続され、他端は接地されている。なお、作用に
ついてはコイル12Bと同様である。
前述したX方向の磁歪伝達媒体121と補強材122と
X方向第1コイル123とX方向第2コイル126とか
ら成るX方向の位置検出部と、X方向の磁歪伝達媒体1
21と補強材122とX方向第1コイル124とX方向
第2コイル127とから成るX方向の位置検出部とは互
いに直交するよう重ね合わされて筐体11のほぼ中央に
収納されている。また、バイアス用角磁石125は磁歪
伝達媒体121の端部に対向するように筐体11に収納
・固定されるが、磁歪伝達媒体121の上方又は下方あ
るいは側方に並列に配置しても良い。
なお、筐体11の前記タブレット12に対応する部分は
表面をほうろう仕上げしたアルミニウムやオーステナイ
ト系のステンレス等からなり、繰返し使用可能な筆記面
15を構成する如くなっている。
送信用コイル13及び受信用コイル14は、それぞれ絶
縁被覆された導体を筆記面15、即ち座標入力範囲の周
囲の筐体11の表面に配設してなるものである。なお、
図面上、送信用コイル13及び受信用コイル14とも1
ターンのコイルで示されているが、実際には数ターンの
コイルからなっている。
第5図はマーカ2の詳細な構造を示すもので、合成樹脂
等の非金属材料からなり且つ互いにネジ込みによって結
合される2つの部分21a及び21bからなるペン軸2
1と、黒色の市販のフェルトペン等のペン体22と、位
置指定用のリング状の磁石23と、リング状の磁石24
a、24bと、スイッチ251.コア入りコイル252
.コンデンサ258及び可変コンデンサ254からなる
同調回路25と、ペン体22のキャップ26とから構成
されている。
前記ペン体22はペン軸21内の部分21aに設けられ
たストッパ21a′と部分21bに収納されるスイッチ
251との間において、わずかに摺動する如く収納され
る。また、磁石24a。
24bは磁石23の磁束をペン体22の軸方向に沿って
伸ばすもので、マーカ2を多少傾けた状態でもペン体2
2の先端と同一位置を指定可能とするためのものである
同調回路25は、第10図にも示すようにコイル252
の一端にスイッチ251を介してコンデンサ253及び
可変コンデンサ254の一端を接続し、また、該コンデ
ンサ25B及び可変コンデンサ254の他端にコイル2
52の他端を接続してなっている。
前記ペン体22の先端が何にも接触していない時、前記
スイッチ251は非動作状態となり、コイル252の一
端とコンデンサ253及び可変コンデンサ254の一端
とは接続されず、また、ペン軸21を手等で保持し、ペ
ン体22の先端を筆記面15等に押付けることによって
ペン軸21内に押込むと、スイッチ251はその後端に
より押圧され動作状態となり、コイル252の一端とコ
ンデンサ253及び可変コンデンサ254の一端とが接
続される如くなっている。なお、コイル252、コンデ
ンサ253及び可変コンデンサ254の数値は所定の周
波数f1、例えば280kHzで共振する周知の共振回
路を構成する値に設定されている。
なお、図示しないが、ペン体22のインクの色が赤色で
あり、同調回路25の同調周波数が所定の周波数f2、
例えば290kHzである点を除いて前述したマーカ2
と同様なマーカ、並びにペン体22のインクの色が緑色
であり、同調回路25の同調周波数が所定の周波数f3
、例えば300kHzである点を除いて前述したマーカ
2と同様なマーカもあるものとする。
第6図はイレーザ3の詳細な構造を示すもので、合成樹
脂等の非金属材料からなるケース31と、該ケース31
の内部31aに収納されたスイッチ821 、322 
、  コア入りコイル323.コンデンサ324及び可
変コンデンサ325からなる同調回路32と、ケース3
1の底面に対応する形状を有する可動板33と、該可動
板33とケース31との間に挿入されたスプリング34
と、ケース31の内部31aの係合部31bに係合し可
動板33のケース31に対する位置を規制するストッパ
35と、可動板33の両端に設けられた位置指定用のリ
ング状の磁石36と、可動板33の外面に取付けられた
フェルト等のイレース部材37とがらなっており、前記
可動板33は前記スイッチ321及び322のいずれか
一方を動作し又は両方同時に動作し得る如くケース31
に対してわずかに動くよう保持されている。
同調回路32は、第10図にも示すようにコイル323
の一端にスイッチ321及び322を介してコンデンサ
824及び可変コンデンサ325の一端を接続し、また
、該コンデンサ324及び可変コンテンサ325の他端
にコイル323の他端を接続してなっている。前記イレ
ース部材37が何にも接触しない時、前記スイッチ32
1及び822は非動作状態となり、コイル323の一端
とコンデンサ324及び可変コンデンサ325の一端と
は接続されず、また、ケース31を手等で保持し、イレ
ース部材37を筆記面15等に押付けることによって可
動板33をケース31内に押込むと、該可動板33によ
りスイッチ321及び322のいずれか一方もしくは両
方が押圧されて動作状態となり、コイル323の一端と
コンデンサ324及び可変コンデンサ325の一端とが
接続される如(なっている。なお、コイル323、コン
デンサ324及び可変コンデンサ325の数値は所定の
周波数f4、例えば310kHzで共振する周知の共振
回路を構成する値に設定されている。
第7図は指示棒4の詳細な構造を示すもので、合成樹脂
、木材、金属等からなり先端部に磁石を収納する凹所4
1aを有する本体41と、該凹所41aに埋め込まれた
位置指定用の磁石42と、前記凹所41gを塞ぐキャッ
プ43とからなっている。なお、本体41は伸縮自在と
なしても良い。
第8図は位置検出回路5の詳細を示すもので、図中、5
01はパルス信号発生器、502は1/2分周器、50
8はX方向パルス電流発生器、504はY方向パルス電
流発生器、505はフリップフロップ、506はカウン
タ、507はアナログマルチプレクサ、508は制御回
路、509は増幅器、510は比較器、511はアンド
回路、512はクロック発振器である。
第9図は第8図の各部における信号波形を示すもので、
以下、第8図の各部の構成とともに動作を説明する。
電源が投入されると、パルス信号発生器501は磁歪振
動波が磁歪伝達媒体121の一端より他端まで伝搬し、
該他端で反射され、再び前記一端に戻るまでの時間に等
しい周期のパルス信号イを発生する。該パルス信号イは
172分周器502にて172分周されXY切替信号口
となり、アナログマルチプレクサ507及び制御回路5
08に送出されるとともに、そのままX方向パルス電流
発生器508、Y方向パルス電流発生器504、フリッ
プフロップ505及びカウンタ506に送出される。
XY切替信号口はアナログマルチプレクサ507におけ
る接続切替を制御するとともに、制御回路508に位置
検出方向の情報を与えるためのもので、ハイレベルの時
、X端子と2端子とが接続され、得られたデータはX方
向の座標データとされ、また、ローレベルの時、Y端子
と2端子とが接続され、得られたデータはY方向の座標
データとされる。
X方向パルス電流発生器503及びY方向パルス電流発
生器504はパルス信号イを受信すると、X方向第1コ
イル123及びY方向第1コイル124にパルス電流ハ
をそれぞれ加え、磁歪振動波をX方向及びY方向の磁歪
伝達媒体121の一端に発生させる。また、フリップフ
ロップ505.カウンタ506は前記パルス信号イによ
りリセットされ、該カウンタ506はアンド回路511
を介して供給されるクロック発振器512のクロックパ
ルスの計数を開始する。
前記X方向及びY方向の磁歪伝達媒体121の一端に発
生した磁歪振動波は所定の速度(約5000m/秒)で
それぞれの他端に向かって伝搬するが、この伝搬中にお
いて、それぞれの磁歪伝達媒体121の各部位の電気機
械結合係数の大きさに応じて機械的エネルギーから電気
的エネルギーへ変換され、X方向第2コイル12B及び
及びY方向第2コイル127に誘導電圧二及びホを発生
させる。該誘導電圧二及びホはアナログマルチプレクサ
507において、XY切替信号口のレベルに応じて交互
に出力され、信号へとなり、さらに増幅器509にて増
幅され、信号トとなって比較器510に送出され、所定
の閾値電圧ETHと比較される。
ここで、マーカ2やイレーザ3等の筆記具又は指示棒4
が黒板本体の筆記面15上において使用され、その磁石
23又は36あるいは42がX方向及びY方向の磁歪伝
達媒体121に電気機械結合係数が大きくなる程度の磁
気を加えているものとすると、前記磁歪振動波がX方向
又はY方向の磁歪伝達媒体121の該磁気を加えている
部位に到達した時点に対応して、信号トに閾値電圧ET
H以上の電圧が発生する。
比較器510は該閾値電圧ETH以上の電圧を検出する
と、ハイレベルの信号を出力し、フリップフロップ50
5をセットするが、この時のフリップフロップ505の
Q出力によりアンド回路511が閉じ、カウンタ506
の計数が停止する。該カウンタ508の計数値は前記パ
ルス信号イが出力されてからの経過時間を示し、さらに
この時間は磁歪振動波が前記所定の速さで進むところの
、X方向又はY方向の磁歪伝達媒体121の第1コイル
の巻回位置から前記磁気が加えられた部位までの距離に
対応したもの、即ち座標データとなる。
制御回路508は前記Q出力を受信すると、前記カウン
タ50Bの計数値とともにXY切替信号口のレベルを読
込み、−時記憶する。前述したようにXY切替信号口は
パルス信号イが発生する毎に切替わるため、X方向及び
Y方向の座標データが交互に得られることになり、これ
らは所定のタイミングでデータ処理装置7に順次、連続
的に送出される。
なお、この際、マーカ2やイレーザ3等の筆記具又は指
示棒4が黒板本体の筆記面15に充分接近しておらず、
その磁石23又は36あるいは42がタブレット12の
磁歪伝達媒体121に充分な磁気バイアスを与えていな
い場合、信号ト中には閾値電圧ETH以上の誘導電圧は
発生せず、従って、比較器510はフリップフロップ5
05をセットすることなく、制御回路508には座標デ
ータが得られない。
前記実施例ではX方向第1コイル121.Y方向第1コ
イル124を磁歪振動波の発生用に使用し、X方向第2
コイル12B、Y方向第2コイル127を磁歪振動波の
検知用として使用したが逆としても良く、その場合には
マーカ2やイレーザ3等の筆記具又は指示棒4の磁石2
3又は36あるいは42の直下で磁歪振動波が発生し、
第1コイル123 、124で誘導電圧が発生すること
になる。
第10図は筆記具、即ちマーカ2及びイレーザ3のうち
で使用中のものを識別する回路を構成する筆記具判別回
路6の詳細とともにマーカ2及びイレーザ3の同調回路
を示すもので、図中、601は基準信号発生回路、60
2は交流信号発生回路、OH,804は送受切替回路、
605は駆動回路、eoe 、 807はコンデンサ、
608は増幅器、609゜610は位相検波器(P S
 D) 、811 、812は低域フィルタ(L P 
F) 、Big 、 814 、615 、818は比
較器、817 、818 、819 、620はパルス
幅検出器、621はオア回路、622はフリップフロッ
プ、623はラッチ回路、B24はモノマルチである。
なお、第10図中、*、*の部分は接続されているもの
とする。
第11図は第10図の各部における信号波形を示すもの
で、以下、第10図の各部の構成とともに動作を説明す
る。
基準信号発生回路601は所定の周波数fk。
例えば9.875k Hzの送受切替信号TR,該送受
切替信号TRを172分周した切替信号A、前記送受切
替信号TRを1/4分周した切替信号B1前記送受切替
信号TRの位相を90’  (1/4波長)遅らせた制
御信号TRQ、前記送受切替信号THの位相を22.5
’  (1/ 16波長)遅らせた制御信号TRD及び
前記送受切替信号TRのハイ(H)レベルの期間を1/
8波長分伸ばした制御信号MUTEを発生する。
前記送受切替信号TRは送受切替回路603及びフリッ
プフロップ822に送出され、切替信号A。
Bは交流信号発生回路602及びラッチ回路623に送
出され、制御信号TRQはパルス幅検出器617〜62
0に送出され、制御信号TRDはフリップフロップ62
2のクロック端子に送出され、また、制御信号MUTE
は送受切替回路604に送出される。
交流信号発生回路602は周波数fl、f2゜f8.f
4の矩形波信号をそれぞれ発生する矩形波信号発生器を
備え、前記切替信号A、Bのレベルが所定の時間2T 
(−1/fk)毎に“L(ローレベル)、Ll、”H,
L”、“L、H″、“H,H’と順次繰返して変化する
のに対応して前記周波数fl、f2.f3.f4の矩形
波信号を順次繰返す信号Fl、並びに前記周波数fl。
f2.f3.f4の矩形波信号の位相を90゜(1/4
波長)遅らせた信号を前記同様に所定の時間2T毎に順
次繰返す信号FIQを発生する。
前記信号FIは位相検波器609に送出されるとともに
図示しない低域フィルタにより正弦波信号に変換されて
送受切替回路808の−の入力端子に送出され、また、
信号FIQは位相検波器610に送出される。
前記送受切替回路603の他の入力端子は接地されてお
り、送受切替信号TRがハイレベルの期間は−の入力端
子を選択し、また、ローレベルの期間は他の入力端子を
選択するため、その出力には時間2T毎に周波数f1〜
f4の正弦波信号を時間Tの間のみ順次出したり、出さ
なかったりする送信信号Cが出力される。
信号Cは駆動回路605に送出され、さらにコンデンサ
80Bを介して送信用コイル13に送出されるが、該コ
ンデンサ806と送信用コイル13とは周波数f1〜f
4を中心とした共振周波数を有する直列共振回路を構成
するため、該直列共振回路は共振し、該送信用コイル1
3からは時間2T毎に周波数f1〜f4の電波が時間T
の間のみ順次発信される。
この際、黒板本体1の筆記面15上において、筆記具、
例えばマーカ2が使用される、即ちペン軸21と該筆記
面15とのなす角度が90°〜45″程度以内になるよ
うに保持され且つペン体22の先端が該筆記面15に接
しスイッチ251が動作状態になっていると、前記電波
のうちの周波数f1の成分が該マーカ2のコイル252
を励振し、その同調回路25に前記信号Cの周波数f1
の成分に同期した誘導電圧を発生させる(なお、実際に
は前記電波のうちの他の周波数f2〜f4の成分によっ
てもコイル252は励振されるが、周波数が若干具なる
ため、その振幅は小さくなる。)。
その後、信号Cにおいて信号オフの期間、即ち受信期間
に入ると、送信用コイル13は接地されるため、前述し
た直列共振回路中の交流信号は速やかに0となり、その
電波は直ちに消滅するが、前記誘導電圧は同調回路25
内の損失に応じて徐々に減衰する。
一方、前記誘導電圧に基づいて同調回路25を流れる電
流は、コイル252より周波数f1の電波を発信させる
。該電波は受信用コイル14を励振し、該受信用コイル
14及びこれに並列に接続されたコンデンサ607から
なる周波数f1〜f4を中心とした共振周波数を有する
並列共振回路を共振させ、該並列共振回路に周波数f1
の誘導電圧を発生させる(なお、実際には送信用コイル
13より発信された電波によっても受信用コイル14は
励振されるが、この期間においては後述するように接地
されるため、誘導電圧は全く発生しない。)。該誘導電
圧は増幅器608に送出され増幅され、さらに送受切替
回路604に送出される。
送受切替回路604は前記制御信号MUTEに基づいて
、前記増幅器608の出力を位相検波器609゜810
又はグランドのいずれに接続するかを切替えるもので、
前記制御信号MUTEがローレベルの期間は位相検波器
609 、610に接続し、ハイレベルの期間はグラン
ドに接続するため、その出力には信号C中の周波数成分
子1に基づく周波数f1の誘導電圧とともに、信号C中
の周波数成分子2〜f4に基づく周波数f1の誘導電圧
を備えた信号りが得られる。
前記信号りは位相検波器809 、810に送出される
が、該位相検波器609には前述した信号FIが検波信
号として入力されており、信号りに含まれる誘導電圧の
うち、信号FI中の周波数f1の成分に対応する部分に
ついては周波数、位相とも一致するが、その他の周波数
f2〜f4の成分に対応する部分については周波数が一
致しない。また、位相検波器810には前述した信号F
IQが検波信号として入力されており、信号りに含まれ
る誘導電圧のうち、信号FIQ中の周波数f1の成分に
対応する部分については周波数は一致するが位相は一致
せず、その他の周波数f2〜f4の成分に対応する部分
については周波数が一致しない。
従って、信号りに含まれる誘導電圧のうち、信号FI中
の周波数f1の成分に対応する部分については正側の信
号成分のみを有し、また、その他の周波数f2〜f4の
成分に対応する部分については正側及び負側に信号成分
を有する信号が位相検波器609から出力され、また、
信号りに含まれる誘導電圧のうち、信号FI中の周波数
f1〜f4の成分に対応する各部分について正側及び負
側に信号成分を有する信号が位相検波器610から出力
される。
前記位相検波器609の出力信号は充分遮断周波数の低
い低域フィルタ811に送出され、前記信号FI中の周
波数f1の成分に対応する部分については所定の時間幅
及び電圧値を備えた正の直流電圧を有し、また、その他
の周波数f2〜f4の成分に対応する部分については該
周波数f2〜f4と周波数f1との周波数の差に対応す
る交流電圧を有する信号Eに変換され、比較器613゜
614に送出される。また、前記位相検波器610の出
力信号は同じく充分遮断周波数の低い低域フィルタ61
2に送出され、前記信号FI中の周波数f1〜f4の成
分に対応する各部分について該周波数f1〜f4と周波
数f1との周波数又は位相の差に対応する交流電圧を有
する信号Fに変換され、比較器615 、816に送出
される。
比較器613及び615は約0.5[V]を閾値電圧と
して、入力信号の電圧が閾値電圧以上の時にローレベル
の電圧を、また、閾値電圧より小さい時にハイレベルの
電圧を出力する。また、比較器814及び61Bハ約−
0,5[V]を閾値電圧として、入力信号の電圧が閾値
電圧より小さい時にローレベルの電圧を、また、閾値電
圧以上の時にハイレベルの電圧を出力する。
従って、比較器613〜81Bの出力には信号G。
H,I、Jがそれぞれ得られ、これらはそれぞれパルス
幅検出器617〜620へ送出される。
パルス幅検出器617〜620はその入力信号中に所定
の時間幅、例えばT/2以上のパルスを検出した時に検
出パルスを出力するが、前述した信号G−Jの場合、パ
ルス幅検出器617が信号Gの前記信号Fl中の周波数
f1の成分に対応する正の直流電圧を検出して検出パル
スを発生し、その信号Kをオア回路621を介してフリ
ップフロップ622に送出する。
ここで、位相検波器及び低域フィルタをそれぞれ2個用
い、また、比較器及びパルス幅検出器をそれぞれ4個用
い、さらに各パルス幅検出器の出力の和をオア回路にて
取るようになしたのは、経時変化等により同調回路の周
波数が若干ずれても、該同調回路より反射された電波を
検出可能とするためである。
フリップフロップ622は信号に、制御信号TRD及び
TRから信号りを発生し、これをラッチ回路623のデ
ータ入力端子及びクロック端子並びにモノマルチ624
に送出する。
ラッチ回路623は信号りの立上がりで各データ端子に
入力された信号、即ち切替信号A、B及び信号り自体を
ラッチする。該ラッチされた信号りは筆記具、ここでは
マーカ2が入力すべき座標を指定した状態であることを
ハイレベルで示す信号(以下、ペンダウン信号と称す。
)mlとして、データ処理装置7に送出される。
また、切替信号A、Hのレベルは前述したようにその時
点における送信信号FIの周波数がfl、f2.f8.
f4のいずれであるかを示し、該ラッチされた信号A、
Bは使用中の筆記具の同調回路の同調周波数がf1〜f
4のいずれであるか、即ち使用中の筆記具がマーカ2及
びイレーザ3のいずれであるかを示す2ビツトの判別情
報m2.rrl(ここでは“L、L″)として、データ
処理装置7に送出される。なお、前記ペンダウン信号m
1及び筆記具の判別情報m2.rrlを合せて筆記具の
識別信号Mと称するものとする。
モノマルチ624は信号りの立上がりを受信した時、時
間8Tよりやや長い時間幅のパルス信号を発生し、次の
サイクルで信号りが出力されない、即ち使用中の筆記具
、ここではマーカ2のスイッチ251がオフ(ペンアッ
プ)となった場合に速やかにラッチ回路628をクリア
し、前記筆記具の識別信号Mの送出を停止するためのも
のである。
また、黒板本体1の筆記面15上において、イレーザ3
が使用される、即ちイレース部材37の一部又は全部が
該筆記面15に押当てられ、その同調回路32のスイッ
チ821 、 H2のいずれか一方又は両方が動作状態
となれば、その同調回路32から周波数f4に対応した
電波が反射されるため、筆記具判別回路6は前記同様に
これを判別し、ペンダウン信号m1及び筆記具の判別情
報m2.m8(ここでは’H,H”)をデータ処理装置
7に送出する。
さらにまた、黒板本体1の筆記面15上において、指示
棒4が使用されるか、又はマーカ2あるいはイレーザ3
が筆記面15に接触しない状態、即ちスイッチ251あ
るいは821 、822がオフの状態で使用されると、
反射される電波が全くないため、筆記具判別回路6は筆
記具なしという意味を示すローレベルのペンダウン信号
m1を出力する。
一方、位置検出回路5は前述したようにマーカ2の磁石
23又はイレーザ3の磁石36あるいは指示棒4の磁石
42による磁気バイアスが、タブレット12の座標検出
可能な範囲内に入った時点より位置検出を行ない、その
座標値をデータ処理装置7に送出し続けている。
第12図はデータ処理装置7の構成を示すもので、図中
、71はマイクロプロセッサ、72はイメージメモリ、
73はオーバレイメモリ、74はデイスプレィコントロ
ーラ、75はビデオプロセッサ、76はプリンタインタ
フェース、77は通信インタフェースである。
また、第13図はマイクロプロセッサ71の概略フロー
を示すもので、以下、データ処理装置7の動作を説明す
る。
まず、マイクロプロセッサ71は位置検出回路5より座
標データを受信すると、その時、識別信号Mがあるか否
か(実際には、ペンダウン信号m1がハイレベルか又は
ローレベルか)を判定する。
識別信号Mがあれば、さらにそのうちの判別情報m2.
rnllからマーカ2によるデータかイレーザ3による
データかを判定する。ここで、マーカ2によるデータで
あれば、イメージメモリ72の対応する座標にビット“
1″を書込む。なお、厳密にいえば、イメージメモリ7
2はマーカ2の各インクの色(黒、赤、緑)にそれぞれ
対応したフレームメモリからなっており、前記判別情報
m2.m3によって判別される色(例えば、前述した例
ではm2.m3−“L、L”であるから黒)に対応する
フレームメモリにビット“1”を書込む。また、イレー
ザ3によるデータであれば、該データをイレーザ3によ
る所定の消去領域の設定座標値として認識し、イメージ
メモリ72中の該座標値によって決定される所定の範囲
にビット“0′を書込み、画像データを消去する。
一方、識別信号Mがなければ、図示しないキャラクタジ
ェネレータよりカーソルのパターン、例えば矢印「↑」
を発生させ、これをオーバレイメモリ73の対応する座
標に書込む。なお、イメージメモリ72の内容は一旦、
書込まれると、他のデータが書込まれない限り保持され
る如くなっているが、オーバレイメモリ73の内容は所
定時間(通常、数ミリ秒)以内にデータの再書込みが行
なわれないと失われる如くなっており、位置検出回路5
から送出される座標データが変化すると、前記カーソル
の位置もこれに従って変化する。
前述したイメージメモリ72及びオーバレイメモリ73
の内容は同時に読出されてビデオプロセッサ75に送出
され、ビデオ信号に変換され、さらにカラーCRT等の
表示装置81に送出されて表示される。
なお、前述したメモリ72及び73に対するデータの書
込みや読出しはデイスプレィコントローラ74によって
制御される。
このように、筆記面15上にてマーカ2又はイレーザ3
を使用した場合はその時の画像に対応してイメージメモ
リ72の内容が書換えられ、また、指示棒4を使用した
場合もしくはマーカ2又はイレーザ3を筆記面15に触
れることなく使用した場合はその時の画像上の位置に対
応してオーバレイメモリ73にカーソルが書込まれるた
め、表示装置81の画面上に筆記具による画像をドツト
表示できるとともに、該画像上の任意の部位をカーソル
により指示することができる。
また、表示装置81の表示画面に筆記面15上の特定エ
リアの画像を拡大して表示し、該特定エリアの画像を表
示画面上にて指示棒4の動きに従って移動させるような
こともできる。
また、この際、通信インタフェース77及び通信回線9
を介して他の同様な電子黒板装置と接続されデータ送受
が行なわれていれば、前述した座標データ及び識別信号
Mがそのまま送出され、該他の電子黒板装置の表示装置
にも前記同様な画像及びカーソルが表示されることにな
る。
なお、画像のハードコピーをとる場合、プリンタインタ
フェース76を介してプリンタ82に送出されるのはイ
メージメモリ72の内容だけであり、前記カーソルがハ
ードコピー中に記録されるようなことはない。
また、前記実施例において、送信用コイル1.3と受信
用コイル14とはあまり影響し合わない程度、互いに離
して配設するが、その位置は逆でも良く、また、黒板本
体1の板面に対して上下方向に設けても良い。また、前
記実施例において、電波の送受信をより安定に行なうた
め、送受切替回路6ol 、 604のグランドと金属
製の筆記面15とを接続しても良い。
また、前記実施例ではワイヤレス信号として電波を用い
たが、周知の超音波や赤外線等を用いても良く、その場
合は筆記具に発信機を設けて、黒板本体側に受信機を設
ければ良い。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、黒板本体の筆記面
上にて筆記具を使用すると、その画像に対応したデータ
が出力され、また、指示棒を使用するか又は筆記具を筆
記面に接触しない状態で使用すると一時的な位置表示デ
ータ等が出力されるため、該装置に接続された表示装置
や遠隔地に設置された他の同様な電子黒板装置の表示装
置に筆記具による画像を表示させることができるととも
に一時的な指示位置をカーソル等により表示させること
ができ、従って、黒板本体の筆記面を見ている場合と同
様な感覚で表示内容を認識できる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電子黒板装置の一実施例を示す図、第
2図はタブレットの構造を示す平面図、第3図は第2図
■−■線矢視方向の断面図、第4図は磁気バイアス対電
気機械結合係数の特性図、第5図はマーカの断面図、第
6図はイレーザの断面図、第7図は指示棒の断面図、第
8図は位置検出回路の詳細を示す構成図、第9図は第8
図の各部の信号波形図、第10図はマーカ及びイレーザ
の同調回路とともに筆記具判別回路の詳細を示す構成図
、第11図は第10図の各部の信号波形図、第12図は
データ処理装置の詳細を示す構成図、第13図はデータ
処理装置のマイクロプロセッサにおける概略フローチャ
ートである。 1・・・黒板本体、2・・・マーカ、3・・・イレーザ
、4・・・指示棒、5・・・位置検出回路、6・・・筆
記具判別回路、7・・・データ処理装置、8・・・出力
装置、9・・・通信回線、12・・・タブレット、13
゜14・・・アンテナコイル、15・・・筆記面、25
゜32 ・・・同調回路、23.24a、24b。 36.42・・・磁石、81・・・表示装置、82・・
・プリンタ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)定常的な磁気バイアスが加えられた位置の座標値
    を検出するためのタブレット及び繰返し使用可能な筆記
    面を備えた黒板本体と、 定常的な磁気バイアスを発生する磁気発生器及び筆記面
    に接している時に動作するスイッチを有し該スイッチが
    動作した時のみ所定のワイヤレス信号を発生する信号発
    生手段を備えた筆記具と、定常的な磁気バイアスを発生
    する磁気発生器を備えた指示棒と、 前記タブレットを駆動し、定常的な磁気バイアスが加え
    られた該タブレット上の位置を検出し、これに対応する
    座標データを出力する位置検出回路と、 前記所定のワイヤレス信号を検出し、筆記具の識別信号
    を出力する信号検出手段と、 前記座標データのうち、筆記具の識別信号がある場合の
    データは筆記具による画像に対応したデータとして、ま
    た、筆記具の識別信号がない場合のデータは一時的な位
    置表示データ等として処理する画像処理手段とを具備し
    た ことを特徴とする電子黒板装置。
  2. (2)信号発生手段として少なくともコイル、コンデン
    サを含み所定の周波数を同調周波数とする同調回路を用
    い、信号検出手段としてタブレットの座標入力範囲の周
    囲に設けられたアンテナコイルと該アンテナコイルに前
    記所定の周波数の交流信号を加えて電波を発信させ、そ
    の後、前記交流信号を切断した時のアンテナコイルに前
    記所定の周波数の誘導電圧が発生するか否かを検出し、
    該誘導電圧を検出した時に筆記具の識別信号を出力する
    筆記具判別回路とを用いたことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の電子黒板装置。
JP62284377A 1987-09-14 1987-11-12 電子黒板装置 Pending JPH01126719A (ja)

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DE3853241T DE3853241T2 (de) 1987-09-14 1988-09-14 Elektronische Tafeleinrichtung mit einem Markierer und einem Löscher dafür.
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CN88107285A CN1018590B (zh) 1987-09-14 1988-09-14 电子黑板装置及其书写器和黑板擦
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