JPH0112624Y2 - - Google Patents

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JPH0112624Y2
JPH0112624Y2 JP11260385U JP11260385U JPH0112624Y2 JP H0112624 Y2 JPH0112624 Y2 JP H0112624Y2 JP 11260385 U JP11260385 U JP 11260385U JP 11260385 U JP11260385 U JP 11260385U JP H0112624 Y2 JPH0112624 Y2 JP H0112624Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はトラクタに牽引される多連式土壌消毒
機に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
近年トラクタの普及に伴つて多連式土壌消毒機
が盛んに使用されるようになり、土壌中の線虫を
駆除して農耕地の有効な利用がはかられるように
なつた。この土壌消毒機はトラクタに牽引される
ツールバーに数台のポンプと注入爪を装着して薬
液を地中へ注入し、その後方を鎭圧ローラで押さ
えつけて地面を固めてゆくもので、種々の土壌消
毒機が使用されているが、ポンプの駆動や地面の
均らし及び固め等に関して実用上問題がある。例
えば土壌消毒機(実公昭58−11182号)は接地輪
の軸受箱を縦長に作つて鎖輪とチエンを納め、接
地輪の回転によりチエンを介してポンプを駆動
し、均平板をチエンで牽引しているが、軸受箱の
構成が複雑であり、均平板を地面に載せているだ
けであるから、薬液を注入した地面を十分に均ら
して固めることができず、従つて薬液が大気中に
発散しやすいという問題点がある。
本考案の目的はこのような問題点を解決した土
壌消毒機を提供することにある。
〔問題点の解決手段〕
本考案はトラクタに連結されるフレームの前下
部にトラクタの後輪と同じ間隔に一対の接地輪を
軸承し、フレームの後部に備えるツールバーに複
数のタンクとポンプ及び注入爪を取付け、ポンプ
の作動軸を鎖輪とチエンにより接地輪の車軸に連
結し、注入爪の後側にトラクタの機体の両側方へ
長く突出する均平板を配置し、ツールバーに取付
けた保持杆の後端に均平板の前縁に枢着した吊持
杆を結合し、この吊持杆に突設した保持板に均平
板に連結された加圧杆を挿着し、加圧杆に捲装し
たばねで均平板を圧下し又は均平板を固定し、ツ
ールバーにフレームパイプを枢着してばねを捲装
した加圧棒で圧下し、フレームパイプの後端に横
長の鎭圧ローラを揺動自由に吊持させる。
〔実施例〕
第1〜5図に示す実施例において、1はトラク
タの機体で、後部の下面に大径の後輪2,2を備
え、後端に2本のロアリンク3,3と1本のトツ
プリンク4からなる3点リンクを枢着する。Fは
土壌消毒機のフレームで、2本の側杆5,5の前
端寄りにL字形の支柱6,6を背中合せに樹立
し、側杆の後端に機体1の横巾方向に長く延びる
ツールバー7を溶接し、ツールバーの中央部に溶
接した斜めマスト8を支柱6の頂端にピンで連結
する。フレームFは側杆5,5の前端のピンにロ
アリンク3,3を嵌込み、マスト8の頂端にトツ
プリンク4を連結し、これらの3点リンクにより
フレームFをトラクタの機体1に連結し、アーム
とロツド(図示なし)によりフレームFを持上げ
て地面から離す。
10はかなりの長さをもつ車軸で、側杆5,5
の下縁に突設した軸受板11,11に軸承して接
地輪12,12を取付け、車軸10の両端に数個
の止め孔13…を穿つて接地輪の間隔を変え、接
地輪12,12がトラクタの後輪2,2のトレツ
ドを進行して確実に回転するように配置する。1
4,14は左右のタンクで、ツールバー7の両端
に取付けた斜めの台枠15に載せてバンド16で
締付ける。17…は4つのポンプで、2つずつを
左右に分けてツールバー7に取付け、左右のタン
ク14,14から出る2本ずつのチユーブ18,
18を左右のポンプ17,17に連結する。20
は4つのポンプ17…を貫通する1本の作動軸
で、中央部の鎖輪22と接地輪の車軸10に固定
した鎖輪21にチエン23をかけてチエンケース
(図示なし)をかぶせ、接地輪12,12を駆動
源として4つのポンプ17…を一斉に作動させ
る。24…は4本の注入爪で、ツールバー7に止
めた取付金具25に斜めにかつ着脱自在に取付け
て等間隔に配置し、背面に納めた吐出管26に各
ポンプ17からくるチユーブ27を挿着し、上端
部に数個の止め孔28をあけて取付け位置を変更
できるようにし、地質に応じて地面Aへの喰込み
深さを調節する。
30は一体物の均平板で、トラクタの機体1の
側方へ長く突出する横巾に作り、後下りの傾斜姿
勢にして注入爪24…の後側に配置し、ツールバ
ー7に固定した2本の角パイプの保持杆31,3
1に高さを調節できるように取付ける。保持杆3
1は第4図に示す如く前端にコの字形の取付片3
2と後端に角形の筒金33を溶接し、取付片に2
本の短いボルト34を溶接してツールバー7に後
からかぶせ、2組のナツトとボルト34で端片3
5を締付けて取付片32をツールバー7に固定す
る。36,36は均平板30の前縁の両端部に溶
接したヒンジ金具で、その中央片に植設した吊持
杆37を筒金35に挿込んでボルト39で固定
し、吊持杆37の背面に保持板38を水平に突設
する。40はばね41を捲装した加圧杆で、下端
を均平板の後縁に溶接した突片39に連結し、上
端を保持板38に挿通してβピン42にて抜止め
を施こし、加圧杆に幾つかの止め孔(図示なし)
をあけてβピン42を挿しかえることによりばね
41の弾力を調節し、保持板38の上下で加圧杆
40にβピン42を挿込むことにより均平板30
を固定する。
43,43は2本のフレームパイプで、第5図
に示す如く平行に並べて前端と後端寄りに横長コ
の字形のヒツチ金具44及び連継杆45を溶接
し、ツールバー7の中央部に固植した2枚の突片
46,46にヒツチ金具44の両側片を重ね、そ
れぞれにねじ付きピン47,47を挿通してナツ
ト48,48を螺合し、ピン47,47を支点と
して2本のフレームパイプ43,43を上下に揺
動自由に支持する。50はコイルばね51を捲装
した加圧棒で、下端の筒金32をフレームパイプ
の連継杆45にかぶせ、上端をツールバー7の背
面に斜めに溶接した溝形の保持杆53に挿通し、
上下の両端部にあけた数個ずつの小孔54…の1
つにβピン55を挿込んで抜け止めとなす。加圧
杆50はばね51の弾力で連継杆45を介してフ
レームパイプ43,43の後端部を圧下し、βピ
ンを嵌めかえることによつて圧下力を調節する。
56,56は2つの筒金で、2枚の連継片57,
57にて一体に結合し、フレームパイプ43,4
3の後端にかぶせてボルト58,58で可調的に
固定する。60はフレームパイプ43,43に吊
持させた鎭圧ローラで、4本の注入爪24の両側
にわたる横巾に作つてアーム61に軸承し、アー
ムの中央部に溶接した突片62,62を連継片5
7,57に重ねてピン63を挿通し、このピンに
カラー64をかぶせると共にβピン65,65を
挿込んで抜け止めとなし、ピン63を支点として
この鎭圧ローラを軸線と直角の上下方向に揺動自
由に吊持する。66は横長のスクレーパで、アー
ム61に突設した支持杆67に取付けて鎭圧ロー
ラ60の後縁に添わせる。
本考案の実施例は以上の構成からなり、作業者
がトラクタを運転すると、接地輪12,12がト
ラクタの後輪2,2にて踏み固められたトレツド
を進行して確実に回転し、鎖輪21,21とチエ
ン23により作動軸20を回転させ、作動軸は4
つのポンプ17…を一斉に作動させてタンク1
4,14から薬液を繰出し、これを4本の注入爪
24の背面に取付けた吐出管25…から吐出す
る。こゝに注入爪24は耕地が砂質の場合は約20
cm、壌土の場合は約15cm、火山灰の場合は約15〜
20cmの深さで地中へ喰込ませ、それぞれの地質に
応じた深さで薬液を地中へ注入する。
本実施例においては注入爪24…の後側に、ト
ラクタの機体1の両側方へ長く突出する一体物の
均平板30を配置してツールバー7に吊持させて
おり、この均平板はボルト39を緩めて吊持杆3
7を上下に動かすことにより高さを簡単に調節す
ることができる。又均平板30をヒンジ金具3
6,36を支点として揺動自由に吊持し、かつ加
圧杆40,40に捲装したばね41,41で常に
圧下するので、均平板40は自重とばね41,4
1の弾力によりトラクタの後輪2,2の両側へ盛
上つた土を掻き寄せて深いトレツドを確実に埋
め、4本の注入爪24…が進行した地面を十分に
均らしてゆく。なお耕地が比較的固い場合は保持
板38の上下で加圧杆40はβピン42を挿込
み、均平板30を固定してばね41,41の働き
を無くし、均平板30が地面を削つて地面を均ら
してゆくようにする。
次に本実施例においては鎭圧ローラ60を中央
のピン63を支点としてフレームパイプ43,4
3に揺動自由に吊持し、フレームパイプを加圧棒
50に捲装したばね51により常に圧下するの
で、地面に傾きがあつても鎭圧ローラはそれに応
じて傾斜する。その結果鎭圧ローラが全巾にわた
つて自重とばね51の弾力で地面を圧封し、薬液
を注入した地面をさらにならして確実に固めるか
ら、薬液が大気中に発散することがない。
以上は本考案の一実施例を説明したもので、本
考案はこの実施例に限定されることなく、考案の
要旨内において設計変更しうる。
本考案においては複数のタンクとポンプ及び注
入爪を取付けたツールバーに、トラクタの機体の
両側方へ長く突出する均平板を揺動自由に吊持さ
せ、この均平板を自重と加圧杆に捲装したばねで
圧下させるから、車輪のトレツドを確実に埋めて
注入爪の進行した地中をならすことができ、耕地
が固い場合には均平板を固定して地面を削るよう
にするから固い耕地でも地面をならすことができ
る。次に本考案においては鎭圧ローラを加圧杆の
ばねで圧下されるフレームパイプに揺動自由に吊
持させており、鎭圧ローラの全巾にわたつて自重
とばねの弾力で地面を圧封するから、薬液を注入
した地面をさらにならして確実に固めることがで
きる。この故に本考案によるときはトラクタに連
結される土壌消毒機において、その作業面を綺麗
にならすと共に薬液の発散を確実に防止しうる効
果を有す。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は実施例の側面図、第2図はその平面図、第3図
はタンクとポンプをはずした平面図、第4図は均
平板とその吊持部材を分解した斜視図、第5図は
鎭圧ローラを吊持する部材の分解斜視図である。 なお1はトラクタの機体、2はその後輪、Fは
フレーム、7はツールバー、10は車軸、12は
接地輪、14はタンク、17はポンプ、21と2
2は鎖輪、23はチエン、24は注入爪、30は
均平板、31は保持杆、33は筒金、37は吊持
杆、38は保持板、40は加圧杆、41はばね、
42はピン、43はフレームパイプ、50は加圧
棒、51はばね、60は鎭圧ローラである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トラクタに連結されるフレームの前下部にトラ
    クタの後輪と同じ間隔に一対の接地輪を軸承し、
    フレームの後部に備えるツールバーに複数のタン
    クとポンプ及び注入爪を取付け、ポンプの作動軸
    を鎖輪とチエンにより接地輪の車軸に連結し、注
    入爪の後側にトラクタの機体の両側方へ長く突出
    する均平板を配置し、ツールバーに取付けた保持
    杆の後端に均平板の前縁に枢着した吊持杆を結合
    し、この吊持杆に突設した保持板に均平板に連結
    された加圧杆を挿着し、加圧杆に捲装したばねで
    均平板を圧下し又は均平板を固定し、ツールバー
    にフレームパイプを枢着してばねを捲装した加圧
    杆で圧下し、フレームパイプの後端に横長の鎭圧
    ローラを揺動自由に吊持させたことを特徴とする
    土壌消毒機。
JP11260385U 1985-07-22 1985-07-22 Expired JPH0112624Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11260385U JPH0112624Y2 (ja) 1985-07-22 1985-07-22

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JP11260385U JPH0112624Y2 (ja) 1985-07-22 1985-07-22

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Publication Number Publication Date
JPS6221878U JPS6221878U (ja) 1987-02-09
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