JPH01124967A - リチウムイオン伝導性固体電解質 - Google Patents
リチウムイオン伝導性固体電解質Info
- Publication number
- JPH01124967A JPH01124967A JP62284058A JP28405887A JPH01124967A JP H01124967 A JPH01124967 A JP H01124967A JP 62284058 A JP62284058 A JP 62284058A JP 28405887 A JP28405887 A JP 28405887A JP H01124967 A JPH01124967 A JP H01124967A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dimethoxyethane
- lithium
- addition compound
- mol
- solid electrolyte
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000007784 solid electrolyte Substances 0.000 title claims abstract description 18
- 229910001416 lithium ion Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 13
- HBBGRARXTFLTSG-UHFFFAOYSA-N Lithium ion Chemical compound [Li+] HBBGRARXTFLTSG-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 12
- XTHFKEDIFFGKHM-UHFFFAOYSA-N Dimethoxyethane Chemical compound COCCOC XTHFKEDIFFGKHM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 46
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 claims abstract description 16
- 229910052744 lithium Inorganic materials 0.000 abstract description 21
- WHXSMMKQMYFTQS-UHFFFAOYSA-N Lithium Chemical compound [Li] WHXSMMKQMYFTQS-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 17
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 abstract description 16
- 229910001496 lithium tetrafluoroborate Inorganic materials 0.000 abstract description 9
- 239000007787 solid Substances 0.000 abstract description 9
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 abstract description 4
- 230000009257 reactivity Effects 0.000 abstract description 3
- 239000010409 thin film Substances 0.000 abstract description 3
- 230000008018 melting Effects 0.000 abstract description 2
- 238000002844 melting Methods 0.000 abstract description 2
- 238000007614 solvation Methods 0.000 abstract 1
- 239000003792 electrolyte Substances 0.000 description 10
- NUJOXMJBOLGQSY-UHFFFAOYSA-N manganese dioxide Chemical compound O=[Mn]=O NUJOXMJBOLGQSY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 5
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 5
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 5
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 5
- 229910013075 LiBF Inorganic materials 0.000 description 4
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 4
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 4
- 239000005486 organic electrolyte Substances 0.000 description 3
- 229910013115 LiBFn Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000003960 organic solvent Substances 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000007774 positive electrode material Substances 0.000 description 2
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 2
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 2
- SPEUIVXLLWOEMJ-UHFFFAOYSA-N 1,1-dimethoxyethane Chemical compound COC(C)OC SPEUIVXLLWOEMJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 229910003002 lithium salt Inorganic materials 0.000 description 1
- 159000000002 lithium salts Chemical class 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000007773 negative electrode material Substances 0.000 description 1
- 230000008023 solidification Effects 0.000 description 1
- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 1
- 239000012453 solvate Substances 0.000 description 1
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 1
- CFJRPNFOLVDFMJ-UHFFFAOYSA-N titanium disulfide Chemical compound S=[Ti]=S CFJRPNFOLVDFMJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/05—Accumulators with non-aqueous electrolyte
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M6/00—Primary cells; Manufacture thereof
- H01M6/14—Cells with non-aqueous electrolyte
- H01M6/18—Cells with non-aqueous electrolyte with solid electrolyte
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、リチウム電池などの電解質として好適に使用
されるリチウムイオン伝導性固体電解質に関する。
されるリチウムイオン伝導性固体電解質に関する。
従来、リチウム電池用の電解質としては、有機溶媒中に
リチウム塩を溶解して調製した、いわゆる有機電解液が
使用されていた(例えば、吉澤四部編[電池J 、(1
982)、講談社)。
リチウム塩を溶解して調製した、いわゆる有機電解液が
使用されていた(例えば、吉澤四部編[電池J 、(1
982)、講談社)。
しかし、上記有機電解液は、負極活物質として使用され
ている金属リチウムがこの電解液(特に電解液溶媒とし
て使用されている有機溶媒)と反応するため、電池に用
いた場合、内部抵抗を増加させ、かつ貯蔵性を低下させ
るという問題があった。
ている金属リチウムがこの電解液(特に電解液溶媒とし
て使用されている有機溶媒)と反応するため、電池に用
いた場合、内部抵抗を増加させ、かつ貯蔵性を低下させ
るという問題があった。
特に二次電池に用いた場合には、充電時の電着リチウム
が非常に活性で電解液と反応しやすいため、上記問題点
がより一層顕著に表面化することとなった。
が非常に活性で電解液と反応しやすいため、上記問題点
がより一層顕著に表面化することとなった。
そのような有機電解液の問題点を解決するものとして、
固体電解質が提案されているが、これまで提案されてき
た固体電解質は分解電圧が低いか、あるいはイオン伝導
度が低いために、電池に応用した場合に良好な結果が得
られなかった0例えばLi5Nなとは、イオン伝導度は
比較的良好であるが、分解電圧が低いために酸化物系の
正極活物質を用いた場合、正極活物質とLi、Nとが反
応し、Li5NがN2を発生して分解するおそれがあリ
、また二次電池に応用した場合、充電電圧によってLi
、Nが分解を受けるおそれがあった。
固体電解質が提案されているが、これまで提案されてき
た固体電解質は分解電圧が低いか、あるいはイオン伝導
度が低いために、電池に応用した場合に良好な結果が得
られなかった0例えばLi5Nなとは、イオン伝導度は
比較的良好であるが、分解電圧が低いために酸化物系の
正極活物質を用いた場合、正極活物質とLi、Nとが反
応し、Li5NがN2を発生して分解するおそれがあリ
、また二次電池に応用した場合、充電電圧によってLi
、Nが分解を受けるおそれがあった。
これに対して、Lilなどは、分解電圧が高いがイオン
伝導度が低いために、電池の内部抵抗が高くなり、実用
性を欠くという問題があった。
伝導度が低いために、電池の内部抵抗が高くなり、実用
性を欠くという問題があった。
さらに、従来提案の固体電解質では、薄膜状にする場合
、蒸着などのコストのかかる手段をとらざるを得す、そ
のため、高コストになるので、容易に薄層化が可能な固
体電解質という面からも、これに適した新しい材料の出
現が要望されていた。
、蒸着などのコストのかかる手段をとらざるを得す、そ
のため、高コストになるので、容易に薄層化が可能な固
体電解質という面からも、これに適した新しい材料の出
現が要望されていた。
本発明は、上記従来のリチウムイオン伝導性材料が持っ
ていた液体系におけるリチウムとの反応性による問題点
や、固体系における分解電圧やイオン伝導度が低いとい
う問題点、さらには薄膜化が高コストにつくといった問
題点を解決し、リチウムに対して安定で、かつイオン伝
導度、分解電圧が高く、しかも容易に薄層化し得るリチ
ウムイオン伝導性固体電解質を提供することを目的とす
る。
ていた液体系におけるリチウムとの反応性による問題点
や、固体系における分解電圧やイオン伝導度が低いとい
う問題点、さらには薄膜化が高コストにつくといった問
題点を解決し、リチウムに対して安定で、かつイオン伝
導度、分解電圧が高く、しかも容易に薄層化し得るリチ
ウムイオン伝導性固体電解質を提供することを目的とす
る。
本発明は、LiBF4(ホウフッ化リチウム)と1.2
−ジメトキシエタンとの特定割合の付加化合物が室温下
で固体状で、高いリチウムイオン伝導性を有し、かつ薄
層化が容易であることを見出すことによって完成された
ものである。
−ジメトキシエタンとの特定割合の付加化合物が室温下
で固体状で、高いリチウムイオン伝導性を有し、かつ薄
層化が容易であることを見出すことによって完成された
ものである。
すなわち、LiBFsと1.2−ジメトキシエタンとは
溶媒和の形態で付加化合物を形成し、特定割合において
固体状になり、しかもそのイオン伝導性は高い、この固
体状になる組成範囲は、温度が高くなると範囲が狭くな
っていくが、25℃では、LiBF4が24〜44モル
%、1.2−ジメトキシエタンが76〜56モル%の範
囲で固体状になる。ちなみに、O′Cでは、LiBFa
が18〜52モル%、1.2−ジメトキシエタンが82
〜48モル%と、25℃時に比べて固体状を保ち得る組
成範囲が広くなる。
溶媒和の形態で付加化合物を形成し、特定割合において
固体状になり、しかもそのイオン伝導性は高い、この固
体状になる組成範囲は、温度が高くなると範囲が狭くな
っていくが、25℃では、LiBF4が24〜44モル
%、1.2−ジメトキシエタンが76〜56モル%の範
囲で固体状になる。ちなみに、O′Cでは、LiBFa
が18〜52モル%、1.2−ジメトキシエタンが82
〜48モル%と、25℃時に比べて固体状を保ち得る組
成範囲が広くなる。
しかし、この固体電解質をリチウム電池の電解質として
使用するとき、室温下での使用を考えなければならない
ので、25℃で固体化する範囲に特定すると、前述のご
とく、LiBFaが24〜44モル%で、1.2−ジメ
トキシエタンが76〜56モル%である。さらに30℃
程度までの使用を考えると、LiBFnが30〜37モ
ル%で、1.2−ジメトキシエタンが70〜63モル%
に特定するのが好ましい。
使用するとき、室温下での使用を考えなければならない
ので、25℃で固体化する範囲に特定すると、前述のご
とく、LiBFaが24〜44モル%で、1.2−ジメ
トキシエタンが76〜56モル%である。さらに30℃
程度までの使用を考えると、LiBFnが30〜37モ
ル%で、1.2−ジメトキシエタンが70〜63モル%
に特定するのが好ましい。
とりわけ、LiBFn1モルに対して1.2−ジメトキ
シエタンが2モルの場合、つまりLiBFaが約33.
3モル%で、1.2−ジメトキシエタンが約66.7モ
ル%の場合は、融点が最も高<35℃であり、1.2−
ジメトキシエタンのリチウムとの反応性が最も低くなる
ので特に好ましい。
シエタンが2モルの場合、つまりLiBFaが約33.
3モル%で、1.2−ジメトキシエタンが約66.7モ
ル%の場合は、融点が最も高<35℃であり、1.2−
ジメトキシエタンのリチウムとの反応性が最も低くなる
ので特に好ましい。
このLiBFa と1,2−ジメトキシエタンとの付加
化合物からなるリチウムイオン伝導性固体電解質は、L
iBFn と1.2−ジメトキシエタンとを化学量論的
量で混合し、加熱して溶解したのち、冷却することによ
って得られる。したがって、薄層の固体電解質を得よう
とする場合、LiBF。
化合物からなるリチウムイオン伝導性固体電解質は、L
iBFn と1.2−ジメトキシエタンとを化学量論的
量で混合し、加熱して溶解したのち、冷却することによ
って得られる。したがって、薄層の固体電解質を得よう
とする場合、LiBF。
と1.2−ジメトキシエタンとの付加化合物を一旦溶融
し、それを薄いシート状に流延し、冷却すればよいし、
また、正極と負極との間に微細な隙間を設けておき、そ
こにLiBFaと1.2−ジメトキシエタンとの付加化
合物を溶融状態で流し込み、冷却してもよい、さらに、
例えばポリプロピレン不織布などの空隙率の高いスペー
サを用い、その空隙にLiBF4と1.2−ジメトキシ
エタンとの付加化合物を流し込んで充填し、冷却しても
よい。
し、それを薄いシート状に流延し、冷却すればよいし、
また、正極と負極との間に微細な隙間を設けておき、そ
こにLiBFaと1.2−ジメトキシエタンとの付加化
合物を溶融状態で流し込み、冷却してもよい、さらに、
例えばポリプロピレン不織布などの空隙率の高いスペー
サを用い、その空隙にLiBF4と1.2−ジメトキシ
エタンとの付加化合物を流し込んで充填し、冷却しても
よい。
つぎに本発明の実施例ならびに本発明のリチウムイオン
伝導性固体電解質を用いた電池を応用例として説明する
。
伝導性固体電解質を用いた電池を応用例として説明する
。
実施例1
LiBFaと1.2−ジメトキシエタンとのモル比を種
々に変えて混合し、密閉容器に入れて、50°Cに加熱
して一旦完全に溶解した。
々に変えて混合し、密閉容器に入れて、50°Cに加熱
して一旦完全に溶解した。
これを0〜35℃の間で温度を変化させ、5℃変化する
ごとに固体化するモル%を測定した。その結果は第1表
に示すとおりである。
ごとに固体化するモル%を測定した。その結果は第1表
に示すとおりである。
第 1 表
なお、上記第1表において、温度が0℃の場合を例にあ
げて説明すると、LiBFaが18モル%のとき、対応
する1、2−ジメトキシエタンのモル%は82モル%で
あり% L I B F 4が52モル%のとき、対応
する1、2−ジメトキシエタンのモル%は48モル%で
ある。
げて説明すると、LiBFaが18モル%のとき、対応
する1、2−ジメトキシエタンのモル%は82モル%で
あり% L I B F 4が52モル%のとき、対応
する1、2−ジメトキシエタンのモル%は48モル%で
ある。
上記LiBFaと1.2−ジメトキシエタンとの付加化
合物中、LiBFaが約33.3モル%で、l。
合物中、LiBFaが約33.3モル%で、l。
2−ジメトキシエタンが約66.7モル%の付加化合物
、つまり、LiBF41モルに対して1.2−ジメトキ
シエタンが2モルの付加化合物(以下、LiBFs・2
DMEで示す)の25℃におけるイオン伝導度を測定し
たところ、1.8X10−”S/cmであり、分解電圧
は3.9v以上であった。
、つまり、LiBF41モルに対して1.2−ジメトキ
シエタンが2モルの付加化合物(以下、LiBFs・2
DMEで示す)の25℃におけるイオン伝導度を測定し
たところ、1.8X10−”S/cmであり、分解電圧
は3.9v以上であった。
ちなみに、Li5Nの25℃におけるイオン伝導度はI
Xl0−’S/cmテあり、分解電圧は0.45Vテ
あって、上記LiBFa・2DMEは、これまでイオン
伝導度が良好であるとされてきたLi5Nよリイオン伝
導度が高く、しかも高い分解電圧を有していた。
Xl0−’S/cmテあり、分解電圧は0.45Vテ
あって、上記LiBFa・2DMEは、これまでイオン
伝導度が良好であるとされてきたLi5Nよリイオン伝
導度が高く、しかも高い分解電圧を有していた。
応用例1
LiBFa ・2DMEを40℃に加熱して溶融させ
、これを厚さ100μm、空隙率80容量%のポリプロ
ピレン不織布の空隙内に流し込んで充填し、冷却して、
これをセパレータとして用いた。負極にはリチウム(約
45mAh相当)、正極には二酸化マンガンを主材とす
るペレット状成形体(約25mAh相当)を用いて、第
1図に示すような構造の電池を作製した。第1図におい
て、lはステンレス鋼製の正極集電機、2はステンレス
鋼製の負極集電板で、3は正極集電板1の周辺部1aと
負極集電板2の周辺部2aとを接着して封止する接着剤
層である。4は前記二酸化マンガンを主材とするペレッ
ト状成形体からなる正極で、5はリチウムからなる負極
である。6はセパレータであるが、このセパレータ6は
前記のごとくポリプロピレン不織布の空隙にLiBF4
・2DMEを充填したものである。7はポリプロピレ
ン製のスペーサである。
、これを厚さ100μm、空隙率80容量%のポリプロ
ピレン不織布の空隙内に流し込んで充填し、冷却して、
これをセパレータとして用いた。負極にはリチウム(約
45mAh相当)、正極には二酸化マンガンを主材とす
るペレット状成形体(約25mAh相当)を用いて、第
1図に示すような構造の電池を作製した。第1図におい
て、lはステンレス鋼製の正極集電機、2はステンレス
鋼製の負極集電板で、3は正極集電板1の周辺部1aと
負極集電板2の周辺部2aとを接着して封止する接着剤
層である。4は前記二酸化マンガンを主材とするペレッ
ト状成形体からなる正極で、5はリチウムからなる負極
である。6はセパレータであるが、このセパレータ6は
前記のごとくポリプロピレン不織布の空隙にLiBF4
・2DMEを充填したものである。7はポリプロピレ
ン製のスペーサである。
上記電池の25℃における開路電圧を測定したところ、
3.5vであり、はぼ予期したとおりの電圧値であって
、電解質としてのLiBF4 ・2DMEの分解による
電圧低下は認められなかった。
3.5vであり、はぼ予期したとおりの電圧値であって
、電解質としてのLiBF4 ・2DMEの分解による
電圧低下は認められなかった。
比較例1
厚さ300μmのLi5N板をセパレータを兼ねた固体
電解質として用いたほかは実施例1と同様の電池を作製
した。
電解質として用いたほかは実施例1と同様の電池を作製
した。
この電池の25℃における開路電圧は3.IVであり、
応用例1のものより約0.4v低かった。これは二酸化
マンガンによって電解質として用いたLi、Nが分解を
受けた結果によるものと考えられる。
応用例1のものより約0.4v低かった。これは二酸化
マンガンによって電解質として用いたLi、Nが分解を
受けた結果によるものと考えられる。
応用例2
負極にリチウム(約45mAh相当)、正極に二硫化チ
タン(T i Sよ)を主材とするペレット状成形体(
約4mAh相当)を用いたほかは応用例1と同様の電池
を作製した。この電池のセパレータは応用例1の場合と
同様に厚さ100μmで、空隙率80容量%のポリプロ
ピレン不繊布の空隙にLiBF、 ・2DMEを充填
したものである・。
タン(T i Sよ)を主材とするペレット状成形体(
約4mAh相当)を用いたほかは応用例1と同様の電池
を作製した。この電池のセパレータは応用例1の場合と
同様に厚さ100μmで、空隙率80容量%のポリプロ
ピレン不繊布の空隙にLiBF、 ・2DMEを充填
したものである・。
この電池を50μAの定電流で放電終止電圧1.5v1
充電終止電圧2.7vの条件下で充放電させ、第1回目
の放電容量に対して放電容量が50%になったときのサ
イクル数を調べた。その結果を第2表に示す。
充電終止電圧2.7vの条件下で充放電させ、第1回目
の放電容量に対して放電容量が50%になったときのサ
イクル数を調べた。その結果を第2表に示す。
比較例2
厚さ300μmのl、hNIをセパレータを兼ねた固体
電解質として用いたほかは応用例2と同様の電池を作製
した。
電解質として用いたほかは応用例2と同様の電池を作製
した。
この電池を応用例2と同様に50μAの定電流で放電終
止電圧1.5■、充電終止電圧2,7Vの条件下で充放
電させ、第1回目の放電容量に対して放電容量が50%
になったときのサイクル数を調べ、その結果を第2表に
示した。
止電圧1.5■、充電終止電圧2,7Vの条件下で充放
電させ、第1回目の放電容量に対して放電容量が50%
になったときのサイクル数を調べ、その結果を第2表に
示した。
第 2 表
第2表に示すように、LiBF4・2DMEを電解質と
して用いた応用例2の電池は、Li5Nを電解質として
用いた比較例2の電池に比べて、放電容量が50%に低
下するまでのサイクル数が多く、充放電サイクル特性が
優れていた。このような充放電サイクル特性の相違は、
比較例2の電池では、Li5Nの分解電圧が低いために
充電時にLi、Nが分解され、充電電気量がLlsNの
分解に消費されたのに対し、応用例2の電池では、Li
BFn・2DMEの分解電圧が高(、充電時にLiBF
a・2DMEの分解が生じることなく、充放電サイクル
がスムーズに進行したことによるものと考えられる。
して用いた応用例2の電池は、Li5Nを電解質として
用いた比較例2の電池に比べて、放電容量が50%に低
下するまでのサイクル数が多く、充放電サイクル特性が
優れていた。このような充放電サイクル特性の相違は、
比較例2の電池では、Li5Nの分解電圧が低いために
充電時にLi、Nが分解され、充電電気量がLlsNの
分解に消費されたのに対し、応用例2の電池では、Li
BFn・2DMEの分解電圧が高(、充電時にLiBF
a・2DMEの分解が生じることなく、充放電サイクル
がスムーズに進行したことによるものと考えられる。
以上説明したように、本発明では、LiBF4と1.2
−ジメトキシエタンとを特定割合の付加化合物にさせる
ことにより、室温下で固体状で、かつイオン伝導度や分
解電圧が高く、しかもリチウムに対して安定で、薄層化
が容易なリチウムイオン伝導性固体電解質を提供するこ
とができた。
−ジメトキシエタンとを特定割合の付加化合物にさせる
ことにより、室温下で固体状で、かつイオン伝導度や分
解電圧が高く、しかもリチウムに対して安定で、薄層化
が容易なリチウムイオン伝導性固体電解質を提供するこ
とができた。
第1図は本発明のリチウムイオン伝導性固体電解質を応
用したリチウム電池の一例を示す断面図である。 6・・・セパレータ(固体電解質層)
用したリチウム電池の一例を示す断面図である。 6・・・セパレータ(固体電解質層)
Claims (2)
- (1)LiBF_424〜44モル%と1、2−ジメト
キシエタン76〜56モル%との付加化合物からなるリ
チウムイオン伝導性固体電解質。 - (2)LiBF_4が約33.3モル%で、1、2−ジ
メトキシエタンが約66.7モル%の付加化合物からな
る特許請求の範囲第1項記載のリチウムイオン伝導性固
体電解質。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62284058A JPH01124967A (ja) | 1987-11-10 | 1987-11-10 | リチウムイオン伝導性固体電解質 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62284058A JPH01124967A (ja) | 1987-11-10 | 1987-11-10 | リチウムイオン伝導性固体電解質 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01124967A true JPH01124967A (ja) | 1989-05-17 |
Family
ID=17673746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62284058A Pending JPH01124967A (ja) | 1987-11-10 | 1987-11-10 | リチウムイオン伝導性固体電解質 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01124967A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013214510A (ja) * | 2012-03-08 | 2013-10-17 | Nagoya Univ | イオン伝導性固体電解質およびそれを用いたイオン二次電池 |
JP2018172358A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 三井化学株式会社 | リチウム塩錯化合物、電池用添加剤、電池用非水電解液、及びリチウム二次電池 |
-
1987
- 1987-11-10 JP JP62284058A patent/JPH01124967A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013214510A (ja) * | 2012-03-08 | 2013-10-17 | Nagoya Univ | イオン伝導性固体電解質およびそれを用いたイオン二次電池 |
JP2018172358A (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 三井化学株式会社 | リチウム塩錯化合物、電池用添加剤、電池用非水電解液、及びリチウム二次電池 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4463071A (en) | Secondary batteries using room-temperature molten non-aqueous electrolytes containing 1,2,3-trialkylimidazolium halides or 1,3-dialkylimidazolium halide | |
JPS63102173A (ja) | リチウム二次電池 | |
JP2003100347A (ja) | 非水電解液電池および非水電解液 | |
JPH11135148A (ja) | 有機電解液及びこれを採用したリチウム2次電池 | |
JP3291528B2 (ja) | 非水電解液電池 | |
JPH11120993A (ja) | 非水電解質二次電池 | |
JP2830365B2 (ja) | 非水電解液二次電池 | |
JP2002313416A (ja) | 非水電解質二次電池 | |
JPH01124967A (ja) | リチウムイオン伝導性固体電解質 | |
JP2839627B2 (ja) | 二次電池 | |
JP3223035B2 (ja) | 非水電解質二次電池 | |
JPH0495362A (ja) | 非水系電解液電池 | |
TW474041B (en) | Sulfite additives for nonaqueous electrolyte rechargeable cells | |
JP2001217004A (ja) | 非水電解液二次電池 | |
JPH0415584B2 (ja) | ||
JPH0424828B2 (ja) | ||
JPS5996666A (ja) | リチウム電池用電解液 | |
JPH02215043A (ja) | 非水溶媒二次電池 | |
JPH11135147A (ja) | リチウムイオン二次電池 | |
JPH0456428B2 (ja) | ||
JPH04171676A (ja) | 固体電解質電池 | |
JPS62150657A (ja) | 二次電池 | |
JPH04206273A (ja) | 非水電解液電池 | |
JPS61206169A (ja) | リチウム二次電池 | |
JPS62222575A (ja) | リチウム二次電池 |