JPH01122784A - 非流線形のベース部を有する物体及び陸上車輌 - Google Patents

非流線形のベース部を有する物体及び陸上車輌

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JPH01122784A
JPH01122784A JP63164067A JP16406788A JPH01122784A JP H01122784 A JPH01122784 A JP H01122784A JP 63164067 A JP63164067 A JP 63164067A JP 16406788 A JP16406788 A JP 16406788A JP H01122784 A JPH01122784 A JP H01122784A
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downstream
valley
ridges
valleys
extending
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JP63164067A
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English (en)
Inventor
Robert W Paterson
ロバート・ウィリアム・パターソン
Michael J Werle
マイケル・ジョセフ・ワール
Jr Walter M Presz
ウォルター・マイケル・プレズ・ジュニア
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Original Assignee
United Technologies Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42BEXPLOSIVE CHARGES, e.g. FOR BLASTING, FIREWORKS, AMMUNITION
    • F42B10/00Means for influencing, e.g. improving, the aerodynamic properties of projectiles or missiles; Arrangements on projectiles or missiles for stabilising, steering, range-reducing, range-increasing or fall-retarding
    • F42B10/02Stabilising arrangements
    • F42B10/22Projectiles of cannelured type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D35/00Vehicle bodies characterised by streamlining
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C23/00Influencing air flow over aircraft surfaces, not otherwise provided for

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はベース抗力を低減することに係る。
従来の技術 抗力は粘性効果、特に流体の剥離により生じる泡や剥離
領域(即ち低圧のウェーク)により誘発される表面摩擦
や表面圧力変化に起因して生じる。
剥離領域は境界層が二次元又は三次元的に物体の表面よ
り離れる場合に生じる。切立った形状、即ち非流線形の
物体は、その物体の周りの流体の流れ中に於ける下流側
の圧力勾配を急激に増大させる形状を有し、このことに
より流体バルクが物体の表面より離れて流れるようにな
る。かかる現象は自動車、トラクタトレーラ、非流線形
の端面を有する飛翔体の如く非流線形の端面を有する物
体の場合に特に生じやすい。かかる物体が空気中を移動
する際にそれらの背後に形成される剥離泡は高いベース
抗力を発生する。
航空機の翼、船の舵やセール、ガスタービンエンジンの
ロータブレードやステータベーンの如きエーロフオイル
状物体は、適度の仰角(約15@未満)に於てはその全
面に亙り境界層が流れ方向に二次元的に剥離するこを回
避する流線形を有している。仰角が比較的高くなると(
或いは負荷が増大すると)、流体の剥離が発生し、再循
環の流れ領域、即ち低圧ウェークが発生し、これにより
抗力が大きく増大し、また揚力が大きく減少する。
本明細書に於て、「境界層が流れ方向に二次元的に剥離
する」とは、流体バルクが物体の表面より離れた状態に
なり、その結果物体の表面近傍に流体バルクの流れ方向
とは逆方向に移動する流れが生じることを意味する。
流動する流体中に配置された物体に於ける抗力を低減し
、その揚力及び失速特性(若しあれば)を改善すること
が従来より空気力学の一つの目標であった。エーロフォ
イル(又は他の流線形の物体)に於ける境界層の剥離を
回避し、又は抗力を最小限に抑えるべく、境界層の剥離
がエーロフオイルの表面に沿ってできるだけ下流側の位
置に於て生じるよう少なくとも境界層の剥離を遅延させ
る一つの共通の方法は、例えば流体バルクの流れ方向に
見てエーロフオイルの長さに沿う表面形状を調整するこ
とにより、下流側方向に沿う圧力上昇を低減することで
ある。
エーロフォイルに於ける抗力を低減する他の−つの周知
の方法は、境界層の流体にそれを好ましからざる圧力勾
配に抗して物体の表面に沿って更に下流側へ導くより高
い平均運動量を付与し、こ゛  れにより境界層の剥離
を遅延させるべく、境界層中に乱流を発生させることで
ある。例えば米国特許第4,455,045号には、物
体の表面に形成され次第に拡張する細長い溝が記載され
ている。
これらの溝は鋭敏な長手方向のエツジを有している。物
体の表面上の境界層は溝内へ流入し、溝のエツジは垂直
の流れ面の場合のレベルよりも低いレベルにて流れ方向
の渦を発生し、このことにより溝内の流れが増強され、
境界層が溝の底面に付着した状態に維持される。
同様に米国特許第2,800,291号に於ては、互い
に隣接して流れ方向に延在する複数個の溝が流れ面に形
成される。これらの溝は幅の狭い入口より幅の広い出口
まで次第に横方向に拡大している。実質的に三角形をな
すランプが互いに隣接する溝の間に形成されている。こ
の米国特許に於ては、境界層の流れがランプと溝との間
に分割されると説明されている。溝内の流体の流れは溝
内に於て広がり、境界層が次第に薄くなり、これにより
より長い距離に亘り流れ面に付着した状態に留まる。ラ
ンプの流れは一般的な流れに転換される。一つの用途(
前記米国特許の第6図参照)は、通常よりも長い距離に
亘り流体の流れが湾曲した表面に付着した状態に留まる
よう、自動車のルーフとリヤウィンドとの間に適用する
ことである。
米国特許第1.773,280号に於ては、航空機の翼
の上面に沿ってそのリーディングエツジよりトレーリン
グエツジまで翼弦方向に延在し、翼の最も厚さの大きい
部分近傍に最も高い点を有する複数個の互いに横方向に
並べられた畝を設けることにより、翼の抗力を増大する
ことなく揚力が増大されるようになっている。畝それ自
身は上方より見てエーロフオイル状をなしており、翼の
・トレーリングエツジに於て尖鋭になるようテーバ状を
なしている。この発明に於ては粘性により誘発される境
界層の剥離の影響は考慮されておらず、従ってこの発明
によっては高揚力条件下に於ける境界層の剥離を回避す
ることができない。
米国特許第3,588.005号に於ては、境界層にエ
ネルギを付与し、通常の好ましからざる圧力勾配の領域
に層流を維持すべく、自由な流れ方向に加速された流れ
のための溝を設けることにより、境界層の剥離の開始を
遅延させる翼弦方向に延在する畝がエーロフォイルの上
面に設けられている。畝は境界層の厚さと同程度の高さ
までエーロフォイルの表面より突出している。横方向の
流れ成分は畝を越えて流れる際に加速され、流体の流れ
が非流線形の後端により惹起こされる自由な流れ方向の
好ましからざる急激な圧力勾配に出会うのではなく、後
端より螺旋状に滑かに離れるようにすることにより、物
体の後端近傍に於ける境界層の剥離の虞れを低減する。
上述の米国特許第1,773,280号の畝の場合と同
様、流体の流れは畝の間に於て加速さし、このことによ
ってもエーロフォイルの表面全体に層流を維持すること
が補助される。
米国特許第3,741,235号及び同第3゜578.
264号に於ては、実質的に流体の流れ方向を横切る方
向に延在する一連の突起又は窪みを用いて渦を発生させ
ることにより境界層の剥離を遅延させることが記載され
ている。またこれらの米国特許に於ては、突起の最大高
さ又は窪みの最大深さは境界層の厚さよりも小さいこと
が好ましいと記載されている。
1982年に英国にてケンブリッジ大学により出版され
デイ−ゆエル・ホワイトヘッド、(D、 L。
Whltehead ) 、エム・コズ(M、 Kod
z ) 、及びピー・エム・ヒールド(P、 S、 H
leld )により著わされた「トレーリングエツジを
波状することによる抗力の低減」と題する論文に於ては
、非流線形のトレーリングエツジを有するブレード(ス
パン201nch (51cll) 、翼弦長さ201
nch (51cn+)、厚さ1. 5inch(3,
8c+a)の一定値)のベース抗力が、翼弦長さのトレ
ーリングエツジ側の7inch (18cm)の部分を
流れ方向に延在し交互に配列された谷及び畝(波状)に
形成することにょり低減されることが記載されている。
トレーリングエツジ及びそれより上流側の断面波状の部
分は波長8. 0inch(20cm)の正弦曲線の形
状を有している。ブレードの材料の厚さは6谷及び畝の
全長に亙り一定に維持されているが、谷の深さ又は畝の
高さ(即ち波の振幅)はトレーリングエツジに於ける2
、  0inch(5,1cs)の最大値よりトレーリ
ングエツジの上流側に於ける零まで変化している。谷の
出口の全面積は非流線形の端面の面積の50%以上であ
る。第19図乃至第21図はraJの単位長さにて寸法
が表わされた上述のブレードを示している。波状部を有
しない基準プレートに比して、ベース抗力が約3分の1
低減された。波状部を有しない基準ブレードの後端の上
縁及び下縁より交互に放出されるスパン方向の渦は、波
状部により排除されたと説明されている。
一般に、従来の剥離遅延装置は本質的に大きい抗力を発
、生し、これによりそれらが発揮する効果の幾つかを相
殺してしまうものと考えられる。このことによりそれら
の装置の有効性が制限されることがある。従来の多くの
装置は抗力を低減する点に於て有効であることが解って
いるが、非流線形の端面ををする物体のベース抗力を低
減するなどの如く抗力を更に改善することが必要とされ
ている。
発明の開示 本発明の一つの目的は、非流線形の端部を有する物体の
抗力を低減することである。
本発明の他の一つの目的は、非流線形の端部を有する物
品の下流側に於ける剥離泡の大きさを減少させることで
ある。
従って本発明は、プレート状部材に隣接して流れる流体
バルクの流れ方向に延在する対応する軸線の周りに互い
に逆方向に回転する複数個の互いに隣接する渦流を形成
する波状の下流側部分を有し、渦流によってベース抗力
が低減されるよう非流線形の端面の上流側に配置される
よう構成されたプレート状部材に関するものである。
より詳細には、相対的に下流側方向へ移動する流体中に
配置されるよう構成された物品が、実質的に下流側方向
へ面する非流線形の端面として終る実質的に流体の流れ
方向に延在する本体面を有している。波形をなすプレー
ト状部材は非流線形の端面の上流側に配置され、本体面
に対しこれに近接してこれより隔置された状態に支持さ
れる。
プレート状部材の波形の部分は、該プレート状部材に隣
接して流れる流体バルクの流れ方向に延在し波形をなす
下流側エツジにて終る互いに隣接して交互に配列された
複数個のU形の畝及び谷を含んでいる。谷の深さ及び畝
の深さは下流側方向に向かうにつれて増大しており、谷
及び畝の形状及び寸法は6谷がプレート状部材の下流側
エツジの下流側に一対の互いに隣接する渦流を形成する
ような形状及び寸法である。本体面が湾曲面として非流
線形の端面に滑らかに移行している場合には、渦流は境
界層を本体面に対し付勢し、これにより境界層が本体面
より剥離することを遅延させ、これにより抗力を低減す
る。また本体面及び非流線形の端面がそれらが互いに出
会う位置に於て比較的鋭敏なエツジを形成している場合
に於ても、渦流は流体が非流線形の端面の直ぐ下流側の
空間内へ流れるようにし、これにより剥離泡の大きさを
低減する。
より詳細には、流体は該流体を非流線形・の端面を越え
て端面の背後の通常停滞する領域中へもたらす方向の運
動量を伴なって、波状部を含む壁部材(プレート状部材
)の谷より離れる(即ち吹下しが生じる)ものと考えら
れる。更に6谷はその出口に於て各側壁面より一つの大
きいスケールの軸線方向の渦流を発生するものと考えら
れる(この場合「大きいスケールの」とは渦流が谷の全
深さにほぼ等しい直径を有することを意味する)。
かくして発生される互いに隣接する二つの渦流は互いに
反対方向に回転し、谷よりの流体及び近傍の流体バルク
よりの流体を非流線形の面の背後の領域へ移動させんと
する流れ場を形成する。かかる現象単独の正味の効果又
は吹下しの効果との組合せでの効果は、通常非流線形の
端面の背後に形成される低圧ウェークの強度を低減し、
これによりベース抗力を低減することである。更にスパ
ン方向の渦流が放出されることによりベース抗力が増大
される場合には、本発明はかかる渦流が放出されること
を抑制するものと考えられる。
本発明の部材の谷及び畝はそれらに流体が十分に流れる
(即ち谷内に於て流れ方向の二次元的な境界層の剥離が
生じない)ような形状であることが好ましい。かくして
谷のすぐ上流側に於て流体の境界層が流れ方向に二次元
的に剥離していないことが重要である。何故ならば、さ
もなくば剥離した流体の流れが谷内へ流入し、これによ
り強力な渦流の形成が阻害されるからである。谷内に於
ける流れ方向の二次元的な境界層の剥離を防止すること
は谷の構造に関し考慮すべき一つの重要な点である。例
えば谷の底面の傾斜がその近傍の流体バルクの流れ方向
に対し急峻過ぎる場合には二次元的な境界層の剥離が生
じることがある。
谷及び畝は下流側方向に垂直な断面で見てU形であるこ
とが好ましく、損失が低減されるよう、滑かに湾曲して
いる(例えば谷の側壁面が谷の底面に出会う位置に鋭角
が存在しない)ことが好ましい。特に谷及び畝は下流側
方向に垂直な断面で見て波形をなす滑らかに起伏する面
を形成していることが好ましい。
本発明の一つの重要な利点は、流れ場内に谷及び畝が存
在することにより、実質的な抗力を招来することなくベ
ース抗力を低減することができるということである。こ
のことは従来の抗力低減装置に比してかなり有利な点で
ある。
本願出願人と同一の出願人の出願にかかる特願昭62−
107920号には、波形の薄いトレーリングエツジを
郭定する流れ方向の谷及び畝が形成されたエーロフォイ
ルのトレーリングエツジ領域が記載されている。一方の
面の谷は他方の面の畝を郭定している。谷及び畝は、運
動量の小さい境界層の流れを三次元的に解放することに
より、エーロフォイルの吸入側面に於ける二次元的な境
界層の剥離の重大な影響が生じることを遅延させ又は阻
止することを補助する。これに対し本発明は非流線形の
端面を有する物品の背後に発生されるベース抗力を低減
するものであり、このことを達成するために独立の波形
の壁部材を使用するものである。
本発明の他の一つの局面によれば、6谷より流出する流
体はできるだけ小さい横方向の速度成分しか有しておら
ず、これにより流れの二次損失が低減されることが好ま
しい。かかる理由から、谷の側壁は谷の出口より上流側
方向十分な距離に亘り、谷へ流入する流体バルクの流れ
方向に平行であることが好ましい。
本発明の他の一つの局面によれば、谷の出口に於ける側
壁は急峻であることが好ましい。このことは側壁により
発生される渦流の強度を増大させるものと考えられる。
本明細書に於ける「急峻」とは、谷の長さ方向に垂直な
断面で見て、各側壁上の最も急峻な点に於ける接線が約
120度以下の角度にて交差することを意味する。側壁
は互に他に対し平行であることが最も好ましい。本発明
を説明する目的で、側壁が互いに平行である場合には、
交差角は0度であると見做される。
また本発明は互いに対向し互いに隔置され流れ方向に延
在する面であって、流れ方向に対し実質的に垂直な下流
側方向へ面する非流線形の端面により互いに接続された
面を有する物体に対し適用されるのに特に適している。
かかる場合には、波形をなす壁部材が各流れ方向へ延在
する面に隣接して配置されてよい。、波形の壁部材が一
方の面の側にしか設けられていないか両方の面の側に設
けられているか否かに拘らず、各壁部材の谷は本発明が
使用されない場合に一般に発生する剥離泡に対し有意義
な効果が得られるよう、それらの出口に於て成る十分な
深さを有していなければならず、また非流線形の端面の
全表面積に対し十分な流路断面積を有していなければな
らない。谷の出口に於ける深さが非流線形の端面に於け
る互いに対向する面の間の距離の数パーセントでしかな
い場合にもその谷は有効である。
以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施例について
詳細に説明する。
発明を実施するための最良の形態 第1図は非流線形の下流側端部を有する物体の表面を越
えて流体が流れる場合に何が生じるかを示している。第
1図に於て、物体が符号10にて示されており、平滑で
平坦な上面12及び下面14を含んでおり、これらの表
面を越えて流体が流れている。幅の広い矢印16は下流
側方向を示しており、線18は面12及び14に隣接し
て流れる流体バルクの流線を示している。当技術分野に
於てよく知られている如く、流体は広範囲の条件下に於
て平滑な表面12及び14に付着した状態に留まるが、
流体バルクが非流線形の端面20に到達すると角を曲る
ことかできず、その結果上縁22及び下縁24又はその
近傍に於て流体の剥離が生じる。下面及び上面より離れ
た流体の流れは端面20の下流側の成る点に於て互いに
出会う。
この点の上流側には、非流線形の端面20のすぐ下流側
にて上部流線と下部流線との間に低圧の領域21(即ち
剥離泡)が存在する。流体の流れが物体10が上流側方
向へ流体中を移動することによるものである場合には、
かかる低圧の停滞領域は物体を上流側方向へ移動させん
とする力に対抗する下流側方向の力を発生する。この力
はベース抗力と呼ばれ、実質的な値になることがある。
本願発明の詳細な説明であって、本願出願人と同一の出
願人の出願にかかる特願昭62−336824号の発明
は、ベース抗力が低減されることにより得られる利益を
相殺する損失を抑えつつベース抗力を低減するものであ
る。この先の出願にかかる発明を第2図乃至第6図を参
照して説明する。第2図に示されている如く、先の出願
にかかる発明が組込まれた物品が符号30にて全体的に
示されている。物品30は上面32及び下面34を有し
ている。物品は矢印36にて全体的に示された上流側方
向へ空気の如き流体中を移動しているものと仮定する。
下流側方向は矢印38により示されている。本発明によ
れば、下流側方向へ延在する複数個の谷40が上面32
に形成されており、同様に下流側方向へ延在する複数個
の谷42が下面34に形成されている。これらの谷は下
流側方向に垂直な断面で見て実質的にU形をなしている
。6谷はそれぞれ対応する入口43より非流線形の端面
44まで延在しており、端面44は上面32及び下面3
4と接続されており、実質的に下流側方向へ向いている
谷はそれらの全長に亘り流体が十分に流れるような、即
ち流れ方向の境界層の剥離が谷内に於て生じることがな
いような形態、大きさ、形状にて形成されていなければ
ならない。この点に関し、面32及び34に沿って流れ
る流体はそれら谷の入口へ流入する際にこれらの面に付
着した状態になければならない(即ち流れ方向の境界層
の剥離が生じてはならない)。端面44に於ける谷の出
口45は振幅A(第6図参照)を有している。谷はそれ
らの上流側端部に於ては深さが零であり、上流側端部に
於てそれらの長さ方向にそれぞれ対応する上面及び下面
に滑らかに接続されている。
6谷の深さはその上流側端部よりその出口まで次第に増
大していることが好ましい。しかしこのことは必須では
ない。例えば谷の深さは谷の出口の上流側に於て最大値
になり、その後出口まで一定値であってもよい。
谷は下流側方向に垂直な断面で見てそれらの長さ方向に
沿って平滑なU形をなしており、下流側方向に垂直な断
面が波形である滑らかに起伏する面を郭定していること
に留意されたい。6谷は一対の互いに対向する側壁面4
6を有しており、これらの側壁面は谷の出口45の側縁
48まで延在している。側壁面46は、谷の長さの実質
的な連続的な部分(谷の出口を含む)に亘り側壁面が設
けられた表面を越えて流れる流体バルクの流れ方向に実
質的に平行であることが好ましい。側壁面46が平行で
ある場合が第5図に示されている。
側壁が末広状をなしていることは好ましくない。
何故ならばかかる側壁の場合には谷内に於て流体が流れ
方向に剥離し、谷より流出する流体に横方向の速度成分
が生じ、このことにより好ましからざる二次的な流れ損
失が発生されるからである。
上述の谷により達成されるベース抗力の低減には一組の
互いに異なる流体力学的メカニズムが存在するものと考
えられるが、これらのメカニズムは十分には解っていな
い。例えば谷より流出する流体バルクの運動であって、
あたかも流体バルクが谷より流出した後にある程度まで
物品の非流線形の端面に付着した状態に残存しているか
の如く非流線形の端面のすぐ背後にてそれに隣接する空
間中へ流入する運動が存在するものと考えられる。
第二に、6谷は一対の大きいスケールの軸線方向(下流
側方向)の渦流を発生するものと考えられる。各渦流は
谷の二つの側縁48の対応する側縁より離れた位置にて
発生される。6対の渦流は互いに反対方向に回転する。
これらの渦流は谷より及び近傍の流体バルクより流体を
非流線形の端面の背後にてこれに隣接する領域へ移動さ
せる流れ場を発生する。
一つの谷の出口の側縁48より離れた位置にて発生され
た渦流が隣接する谷の側縁より離れた位置にて発生され
た逆方向に回転する渦流によっては干渉されない(即ち
相殺されない)ようにするためには、互いに隣接する谷
の側縁は十分な距離にて互いに隔置されていなければな
らない。従って非流線形の端面44の領域の一部が各側
縁の全長に亘り6谷の出口の側縁48よりそれに隣接す
る谷の出口の側縁48まで横方向に延在していることが
必要である。非流線形の端面のかかる領域が第6図に於
て48Aと48Bとの間のクロスハツチングが施された
領域50により示されている。
一般に互いに隣接する谷の側縁の間の領域50の下流側
方向への投影面積は、谷の下流側方向へ投影された出口
面積の少なくとも1/4でなければならない。
更に最良の結果は出口に於ける側縁が急峻である場合に
得られるものと考えられる。谷の長さ方向である下流側
方向に垂直な断面で見て、側縁48に沿う最も急峻な点
に於ける接線52は約120度よりも大きくはない交差
角C(第6図参照)を形成することが好ましい。角度C
は0〜60度でなければならず、0度に近ければ近いほ
ど好ましい。
ベース抗力低減の効果をあらしめるためには、谷の出口
に於ける断面積の下流側方向への投影面積は非流線形の
端面の下流側方向への全投影面積に対し十分な大きさで
なければならない。用途によっては谷の全面積が非流線
形の端面の数パーセントでしかない場合にも測定し得る
ほどベース抗力が低減される。多くの用途に於ては、実
際的な問題を考慮して、非流線形の端面の全面積の30
%よりは大きくない谷の出口面積が採用される。
また谷はそれらの深さに比して幅が狭すぎるものであっ
てはならず、さもなくば谷内に適正な流れパターンが形
成されず、ベース抗力を好ましく低減することができな
いものと考えられる。第6図に於て、谷の出口に於ける
幅は峰から峰までの波長Pと看做され、谷の出口に於け
る深さは峰から峰までの振幅Aと看做される。比P/A
は約0625以上、好ましくは少なくとも0.5でなけ
ればならない。更に比P/Aは約4.0以下でなければ
ならない。
谷がその出口に於ける深さ(振幅)に比して長さが大き
すぎる場合にも有効な結果が得られない。
何故ならば、谷内に於て発生される適正な流れ場はそれ
が出口へ到達する前に減衰するからである。
出口の振幅に対する谷の長さの比は約12〜1゜0でな
ければならない。
第7図乃至第9図に於て、第2図乃至第6図に示された
谷の形態と同様の谷の形態が符号100により全体的に
示された自動車の後端部に組込まれている。谷101が
上部トランク面102及び車輌の下面104に形成され
ている。これらの谷は後方へ面する非流線形の端面10
6に交差している。第7図乃至第9図に示された実施例
と第2図乃至第6図に示された実施例との間の一つの差
異は、谷101が線112及び114により示された車
輌の元の外形に畝110を付加することにより形成され
ているということである。
試験として、ボンティアツク・ファイヤーバード・トラ
ンザム(Pontlac Firebird Tran
s−Am )の1/25スケールの模型が購入され、材
料を除去するのではなく材料を付加することにより、ト
ランクリッド面及び車の下面に谷が形成された。
このことにより自動車の非流線形の端面の面積が増大さ
れた。6谷の底面は車輌の元の表面の外形にほぼ一致し
ていた。第8図及び第9図に於て、非流線形の端面の寸
法Hは1.4inch(3,6cm)であり、Wは2.
 9inch(7,4cm)であった。
また谷の長さしは1.4inch(3,60111)で
あった。谷は滑らかに起伏する面を形成し、該面は下流
側方向に垂直な断面で見て波形をなしていた。
波は0. 61nch(1,5cm)の波長を有し、0
゜31nch(0,8cv+)の峰から峰までの振幅を
有していた。第6図の角度Cに対応する角度は90度で
あった。面112及び114はそれぞれ水平面と約12
度の角度をなしていた。
風速75 ft/sec (22、9m /5ec)に
於ける風洞試験に於て、本発明が組込まれた修正された
模型の端面の面積が約12.5%増大されたにも拘らず
、上述の修正された車輌の模型の全体としての抗力は修
正前の模型の全体としての抗力よりも16%小さかった
。車輌の後端部のみが修正されたので、全体としての抗
力の低減が実質的にベース抗力の低減によるものと考え
られる。
第10図及び第11図は符号150により全体的に示さ
れたトレーラトラックに適用された同一の谷の概念を示
している。図示の如く、谷152はトレーラの通常平坦
な側面、上面、及び下面に窪みとして形成されている。
谷の出口154は非流線形の後端面156に位置してお
り、端面156の四つ゛のエツジに沿って滑らかな波形
を形成している。谷は窪みとして形成されているが、第
7図乃至第9図に示された自動車100の場合と同様ト
レーラの表面に材料を付加することにより形成されても
よい。
上述の如き谷構造が第12図及び第13図に示された弾
丸シェル400の如き飛翔体のベース抗力を低減するた
めに使用されてもよい。かかる種類の飛翔体は一般に空
気力学的安定性を確保する目的で、シェル400の軸線
402の如き長手方向軸線の周りに飛翔中回転する。回
転方向が矢印Rにより示されている。シェル400はベ
クトルvIにより示された軸線方向速度を有している。
シェルの表面406に対し接線方向に延びるベクトルV
!は、シェルの下流側端部404に於けるシェルの外面
406の回転速度を示している。3谷はベクトルvIと
v2の合成ベクトルの方向にほぼ平行に延在している。
かかる谷の配向は、流体が谷の長さ方向に実質的に平行
な方向にて谷内に流入することを確保するために必要と
される。
この実施例に於ては、実質的に断面半円形の谷が図示さ
れているが、谷は第4図乃至第6図の実施例に於て図示
された形態(即ち下流側方向に対し垂直な断面で見て波
形をなす滑らかに起伏する面により形成されたU形の谷
)であってもよい。
また第1図乃至第13図について上述した発明に於て採
用されている流体力学的概念と同一の概念の一部を使用
することにより、非流線形のベース部を有する物品の形
状を修正する必要もなくベース抗力を低減することがで
きる。本発明は、非流線形の端部の上流側に配置され物
品それ自身に形成された谷及び畝により発生される互い
に逆方向に回転する渦流と同一の種類の渦流を形成する
波状部を含む壁部材、即ち波形プレートを使用するもの
である。第14図はかかる波状部を含む壁部材及びその
谷及び畝により形成された互いに逆方向に回転する渦流
を示している。
第14図に於て、非流線形のベースを有する物品が符号
200にて全体的に示されている。物品200は平滑で
比較的平坦な上面202を有し、矢印204により示さ
れている如く流体が上面202上を実質的に下流側方向
へ流れる。物品200は非流線形のベース、即ち後端面
206を有している。本発明が組込まれなければ、上面
202に沿う流体の流れは線208に沿って物品より剥
離するものと仮定する。本発明を説明する目的で、剥離
線208は非流線形の端面206の始点、即ち上流側エ
ツジであると見做す。
本発明による波状部を含む壁部材(プレート)210が
上面202上に配置されており、支持部材212(その
内の一つが図面に示されている)により上面202より
隔置されている。プレート210は上流側エツジ即ちリ
ーディングエツジ214と、下流側エツジ即ちトレーリ
ングエツジ216とを有している。プレートはかなり薄
いものではあるが、プレートの上面218及び下面22
0上を流体の均一な流れがそれらに付着した状態にて流
れ始めるよう、リーディングエツジ214はエーロフオ
イルのリーディングエツジと同様丸みを帯びていなけれ
ばならない。例えばプレートの重量を低減したりプレー
トそれ自身のベース抗力を低減すべく、プレートはもし
必要ならばトレーリングエツジ216へ向かうにつれて
その厚さが次第に減少していてよい。
図示の実施例に於ては、プレートにはU形の複数個の溝
222及び畝224が形成されている。
互いに隣接する谷及び畝は互いに滑らかに接続され、こ
れによりトレーリングエツジ216に於て波形をなすプ
レートの起伏する即ち波状の下流側部分を形成している
。渦流が形成されるよう、谷の深さは下流側方向へ向か
うにつれて増大していなければならないが、谷の深さは
谷の出口より上流側に於てその最大値に到達し、しかる
後谷の出口まで一定値であってもよい。第14図に於て
、プレートのリーディングエツジ214は直線状であり
、プレートは最初の短い距離の範囲に於ては平坦である
。谷及び畝はその平坦な部分に滑かに接続されている。
図示の如く、谷の深さ(及び畝の高さ)はそれらの上流
側端部に於ては0であり、下流側エツジ216に於て最
大値であることが好ましいが、プレートのリーディング
エツジ214は振幅の小さい波形をなし、谷の深さがリ
ーディングエツジよりトレーリングエツジへ向かうにつ
れて次第に増大していてもよい。谷及び畝の形状は、谷
にそれらの全長に亙り流体が十分に流れるよう選定され
る。
プレート210は物品200に取付けられているので、
プレートそれ自身も損失(抗力)を生じ、従ってその抗
力が低減されなければならない。先ず波状部を有しない
仮想上の平滑なプレートであって、それが配置される面
に対し局部的にほぼ平行であるプレートを考えると、谷
の谷底及び畝の峰はかかる仮想上の平面の上下に等距離
延在していることが好ましい。
プレートの両側に於て谷及び畝により発生される渦流が
第14図に解図的に示されている。流体バルクの流れ方
向に延在する軸線を有する一つの渦流が3谷の各側壁よ
り発生される。かくして谷226は第14図で見てその
右側の側壁より時計周り方向に回転する渦流228を形
成し、またその左側の側壁より反時計廻り方向に回転す
る渦流230を形成する。プレートの反対側に設けられ
谷226の図にて左側の谷232もその図にて右側の側
壁より反時計廻り方向に回転する渦流234を形成し、
この渦流は反時計廻り方向に回転する渦流230と組合
さってその渦流を強化し、これにより一つのより一層強
力な渦流を形成する。
同様に谷236の図にて左側の側壁は時計廻り方向に回
転する渦流238を形成し、該渦流は谷226より形成
された時計廻り方向へ回転する渦流228と組合される
プレート210が上面202及び非流線形の端面206
の両方に対し適正に隔置され配向されると、それらより
形成される渦流は境界層の流れをプレートより下流側の
上面202に対し付勢し、これによりその流体の流れは
仮想上の剥離線208を越えても物品の表面に付着した
状態を維持する。更に溝より上面202上を流れる流体
バルクは非流線形の端面206の背後の空間内へ第14
図で見て下方へ導かれ、これによりさもなくば発生され
る剥離泡を低減し、これによりベース抗力を更に低減す
る。
以下の説明の目的で、第14図に於て、Pはプレートの
トレーリングエツジ216に於ける峰から峰までの波長
であり、Aは峰から峰までの波の高さ、即ち振幅(谷の
、深さとも呼ばれる)であり、Hは上面202とトレー
リングエツジ216の上面202に最も近い波の峰との
間の距離であり、Dはトレーリングエツジ216と非流
線形の端面の上流側エツジ(上述の如く剥離線208で
ある)との間の距離であるものとする。峰から峰までの
波長Pは谷の全長に亙り一定であることが好ましい。
本発明の一つの目的は上面202よりの境界層の剥離を
できるだけ長く遅延させることである。
換言すれば、本発明を機能させることにより剥離線20
8を越える位置まで流体の流れが物品に付着した状態を
維持することが好ましい。このことを達成するためには
境界層を上面202に対し付勢することが必要である。
上面202が端面206に出会って比較的鋭敏なエツジ
を形成している場合には、境界層の剥離を遅延させるこ
とは不可能である。その場合には、谷の出口を鋭敏なエ
ツジと実質的に整合させまたはできるだけ鋭敏なエツジ
に近い位置に配置する(即ち寸法りが小さい値または零
である)ことが好ましい。このことによりできるだけ多
くの流体の流れがベース抗力領域へ流入するようにされ
る。
第14図の実施例の場合と同様、上面202と端面20
6との間に滑らかに湾曲した遷移領域が存在する場合に
は、種々の点が考慮される。渦流はプレートのトレーリ
ングエツジ216より下流側方開成る距離の範囲に亙り
十分には形成されないので、また渦流によって剥離線2
08より上流側の境界層を付勢することが好ましいので
、トレーリングエツジ216は非流線形の端面206よ
りその上流側方向へ振幅Aの1倍乃至2倍に等しい距離
りの位置に配置されることが好ましい。このことは、距
離りがAよりも小さいか0である場合に効果が全く得ら
れないことを意味するのではなく、本発明の効果が低減
されるだけであると考えられる。同様にプレートが端面
206より上流側方向へ遠く離れた位置に設けられると
、渦流はそれが端面206に到達する前にかなり又は完
全に減衰し、これにより殆ど又は全く効果が得られない
距離Hは境界層が剥離線208に到達する前に上面20
2上の境界層を乱したり剥離させたりする二次的な流れ
場や障害部が上面202に近接した位置に生じることを
回避するに十分な程大きい値でなければならない。これ
と同時に、距離Hは渦流ができるだけ上面202に近接
した位置に留まるようでききるだけ小さい値でなければ
ならない。また距離Hは少くとも境界層の厚さにほぼ等
しい値でなければならないものと考えられる。
プレートに近接した液体バルクの流れ方向に対する谷の
底面の傾斜角θは小さ過ぎる値であってもまた大き過ぎ
る値であってもならない。この傾斜角が小さ過ぎると、
形成される渦流の強度が弱過ぎ、或いは表面摩擦による
損失に起因して渦流が全く形成されない。傾斜角θは少
なくとも約50でなければならないものと考えられる。
逆に傾斜角が急峻である過ぎると、谷に流体が十分には
流れなくなる(即ち谷内に於て二次元的な流れ方向の境
界層の剥離が生じる)。このことにより渦流の形成が阻
害される。傾斜角は約30°以下、最も好ましくは20
°以下でなければならないものと考えられる。
3谷の側壁の傾斜角に関する限り、トレーリングエツジ
216及びそれより上流側方向の成る距離範囲に亙り側
壁は互いに実質的に平行であることが好ましい。好まし
い側壁の角度Cについては第6図との関連で既に説明し
た。
プレートのリーディングエツジ214よりトレーリング
エツジ216までの全長は谷及び畝の長さLに等しいか
又はこれよりも僅かに大きいことが好ましい。この長さ
が過剰であると、流れの乱れは生じないが、そのことに
よっては何ら利点が得られず、只単に表面抗力、コスト
、及び重量が増大されるに過ぎない。前述の如く、リー
ディングエツジ214は丸みを帯びていなければならず
、谷及び畝は谷にその全長に亙り流体が十分に流れ、特
定の用途の要件に鑑み有効であると考えれる利益(即ち
抗力の低減)が得られるに十分な程強力な渦流を発生さ
せる形状及び寸法にそれらの全長に亙り設定されていな
ければならない。
一般に、過剰の圧力損失を招来することなく強力な渦流
を形成させるためには、波長Pは振幅Aの約半分以上で
あり且振幅の約4倍以下でなければならない。物品の流
れ面に直接形成された谷について上述した如く、谷の出
口の下流側方向へ投影された流路断面積の合計は、ベー
ス抗力を有効に低減し得るよう、非流線形の端面の下流
側方向へ投影された総面積に比して十分に大きい値でな
ければならない。用途によっては非流線形のベース部の
面積に対する谷の出口の面積の比が1/20又はそれ以
下であってよいが、この比は1/10よりも高い値であ
ることが好ましい。物理的制限、コスト、重量、更には
審美性の如き実際上考慮すべき点も最終的に選定される
形状にそれぞれ種々の程度にて影響する。
第15図乃至第18図は自動車のボディーに適用された
本発明を示している。第15図に於て、非流線形の端面
であるリヤウィンドの領域302の背後に於けるベース
抗力を低減すべく、波形プレート300が自動車のルー
フに取付けられている。また自動車の後端面により発生
されるベース抗力を低減すべく、他の一つの波形プレー
ト304がアッパートランク面306上に配置されてい
る。第16図に最もよく示されている如く、プレート3
00及び304は対応する非流線形の端面308の実質
的に全幅に亙り横断方向に延在している。
第15図に示されている如く、また第17図に於て、プ
レート304の拡大図として示されている如く、端面3
08はトランク面306に対し実質的に垂直であり、そ
れらが互いに出会う位置に於て比較的鋭敏な角部310
を形成している。鋭敏な角部310が存在するので、本
発明によっても境界層の剥離を遅延させることはできな
いが、その場合にも流体を端面308のすぐ背後に位置
するベース抗力領域中へ導くことに関し渦流が作用する
のでベース抗力が低減される。
端面308の高さZが20in(51cm)であり幅W
が721n(180cm)であるものと仮定する。
かかる仮定に基づき、谷の長さLは約7.5in(19
cm)であり、プレートの全長Y、即ちリーディングエ
ツジ314よりトレーリングエツジ312までの長さは
約9.0in(23cm)であることが提案される。こ
の場合長さはトランク面306に近接して流れる流体バ
ルクの流れ方向、即ち車輌の後方へ向かう方向であって
トランク面306に対し実質的に平行な方向に測定され
る。プレートの平坦な上流側部分316は流体バルクの
流れ方向に平行であり、谷及び畝は平坦な上流側部分3
16の延長の平面である仮想平面の上下に互いに対称で
ある。波形の峰から峰までの振幅Aは41n(10cm
)であり、波長Pは61n(15cm)である。流体バ
ルクの流れ方向に対する3谷の底面の傾斜各θは15″
である。谷の底面は平坦な上流側部分316に滑らかに
接続されている。プレートのトレーリングエツジ312
は非流線形の端面308より41n(10cm)の距離
りの位置に配置されている。またトレーリングエツジ3
12はトランク面306よりその上方に1.0in(2
゜5cm)の距離H隔置されている。この距離は境界層
の厚さの99%が0.5in(1,3cm)であるると
の仮定に基づき選定された。
3谷の互いに対向する側壁318は流体バルクの流れ方
向に平行であり、トレーリングエツジ312に於ける最
も急峻な点及び下流側エツジより上流側方向3.0in
(7,6cm)の距離の範囲に於ては実質的に垂直であ
る。谷及び畝の大きさ及び形状はプレートの上面及び下
面の間に於て互いに同一であり、それらの湾曲部は実質
的に円形である。第8図に示されている如く、トレーリ
ングエツジに於ける半径Rは1.5in(3,8■)で
ある。上述の各寸法より、図示の実施例に於ては、プレ
ート304の谷の出口に於ける断面積の合計は非流線形
の端面308の面積の約20%に等しいことが理解され
よう。
以上に於ては本発明を特定の実施例について詳細に説明
したが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
く、本発明の範囲内にて他の種々の実施例が可能である
ことは当業者にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は流体の流れに対し相対的に移動する非流線形の
端面を有する物体に関する流体力学的メカニズムを示す
解図である。 第2図は本発明の詳細な説明の特徴が組込まれた非流線
形の端面を有する物品の斜視図である。 第3図は第2図の線3−3に沿う断面図である。 第4図は第3図の線4−4に沿う矢視図である。 第5図は第4図の線5−5に沿う断面図である。 第6図は第4図のYにて示された領域を示す拡大部分図
である。 第7図は本発明の詳細な説明の特徴が組込まれた自動車
を示す斜視図である。 第8図は第7図の線8−8に沿う自動車の端面図である
。 第9図は第8図の線9−9に沿う部分断面図である。 第10図は本発明の詳細な説明の特徴が組込まれたトラ
クタトレーラを示す側面図である。 第11図は第10図に示されたトラクタトレーラの背面
図である。 第12図は本発明の詳細な説明の特徴が組込まれた飛翔
体を示す側面図である。 第13図は第12図の線13−13に沿う飛翔体の端面
図である。 第14図は本、発明が如何に機能するかを示す解図であ
る。 第14A図は第14図の線14A−14Aに沿う断面図
である。 第15図は本発明が組込まれた自動車の部分側面図であ
る。 第16図は第15図に示された自動車をその後方より見
た背面図である。 第17図は第15図に示された本発明のプレートを示す
拡大図である。 ff118図は第17図に示されたプレートをその後方
より見た解図である。 第19図は従来のブレードを示す部分斜視図である。 第20図は第19図の線20−20に沿う部分断面図で
ある。 第21図は第19図の線21−21に沿う断面図である
。 10・・・物体、12・・・上面、14・・・下面、2
0・・・端面、21・・・低圧領域、22・・・上縁、
24・・・下縁。 30・・・物品、32・・・上面、34・・・下面、4
0.42・・・谷、43・・・入口、44・・・端面、
45・・・出口。 46・・・側壁面、48・・・側縁、100・・・自動
車、101・・・谷、102・・・トランク面、104
・・・下面。 106・・・端面、110・・・畝、112.114・
・・面。 150・・・トレーラトラック、152・・・谷、15
4・・・出口、156・・・端面、200・・・物品、
202・・・上面、206・・・端面、208・・・剥
離線、210・・・波状部を含む壁部材(波形プレート
)、212・・・支持部材、214・・・リーディング
エツジ、216・・、トレーリングエツジ、218・・
・上面、220・・・下面、222・・・谷、224・
・・畝、226・・・谷、228.230・・・渦流、
232・・・谷、234・・・渦流。 236・・・谷、238・・・渦流、300・・・波形
プレート、302・・・リヤウィンドの領域、304・
・・波形プレート、306・・・トランク面、308・
・・端面。 310・・・角部、312・・・トレーリングエツジ、
314・・・リーディングエツジ、318・・・側壁、
400・・・シェル、404・・・下流側端部、406
・・・外面特許出願人   ユナイテッド・チクノロシ
ーズ・コーポレイション 代  理  人     弁  理  士   明  
石  昌  毅FIG、 1 FIG、 5

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)相対的に下流側方向へ移動する流体中に配置され
    るよう構成された非流線形のベース部を有する物体にし
    て、前記物体は実質的に下流側方向へ延在する第一の面
    と、前記第一の面のすぐ下流側に配置され前記第一の面
    に接続され実質的に下流側方向へ面する非流線形の端面
    とを有し、前記物体は前記端面の上流側に位置され、互
    いに対向し下流側方向へ延在する流れ面と上流側エッジ
    と下流側エッジとを有する渦流形成プレート状部材を含
    み、前記流れ面の一方は前記第一の面に面し且これより
    隔置されて前記第一の面との間に前記流体が流れるため
    の流路を形成しており、前記プレート状部材の前記下流
    側エッジは前記下流側方向を横切って前記非流線形の端
    面の幅の実質的な部分に亙り延在しており、前記プレー
    ト状部材はそれに隣接して流れる流体バルクの流れ方向
    に延在し且前記下流側エッジにて終る複数個の互いに隣
    接して交互に配列されたU形の畝及び谷を含む波形の下
    流側部分を有しており、前記谷の深さ及び前記畝の高さ
    は下流側方向へ向うにつれて増大しており、前記谷及び
    畝の形状及び寸法は各谷がベース抗力を低減するに十分
    なほど前記非流線形の端面に近接した位置にて前記下流
    側エッジの下流側に一対の互いに隣接する渦流を形成す
    ることが確保されるよう選定されており、各谷により形
    成される互いに隣接する渦流は谷の長さ方向に延在する
    対応する軸線の周りに互いに逆方向に回転するよう構成
    された非流線形のベース部を有する物体。
  2. (2)相対的に下流側方向へ移動する流体中に配置され
    るよう構成された渦流形成プレート状壁部材にして、前
    記壁部材は第一の方向に延在する互いに対向する流れ面
    と、前記第一の方向を横切って延在する上流側エッジと
    、前記第一の方向を横切って延在する下流側エッジとを
    有し、前記流れ面の少くとも一方は前記第一の方向に延
    在し且前記下流側エッジにて終る複数個の互いに隣接し
    て交互に配列されたU形の畝及び谷を含み、前記畝の高
    さ及び前記谷の深さは下流側方向へ向うにつれて次第に
    増大しており、これにより前記壁部材の下流側部分は波
    形をなしており、前記谷及び畝の形状及び寸法は前記プ
    レートの使用中に各谷が前記下流側エッジの下流側に一
    対の互いに隣接する大きいスケールの渦流を形成するこ
    とが確保されるよう選定されており、各谷により形成さ
    れる前記一対の渦流は前記第一の方向に延在する対応す
    る軸線の周りに互いに逆方向に回転し、前記壁部材は車
    輌の下流側方向へ延在する外面にこれに近接してこれよ
    り隔置された状態に固定されるよう構成された渦流形成
    プレート状壁部材。
  3. (3)前方方向へ移動するよう構成され、非流線形の後
    端面と、一つの線に沿って前記後端面に接続された前方
    へ延在する本体面とを有する陸上車輌にして、前記車輌
    は互いに対向する流れ面を有する渦流形成プレート状壁
    部材を含み、前記流れ面の一方は前記本体面よりこれに
    近接して隔置され且前記本体面に面しており、前記壁部
    材は前記前方方向を横切って延在する上流側エッジ及び
    下流側エッジを有しており、前記壁部材は前記後端面の
    上流側に配置され、前記前方方向に延在する複数個の互
    いに隣接して交互に配列されたU形の畝及び谷を含む波
    形部分を含んでおり、前記畝の高さ及び谷の深さは後方
    へ向うにつれて増大しており、前記畝及び谷は前記下流
    側エッジにて終っており、前記車輌が前方方向へ移動し
    ている間各谷が前記後端面により発生されるベース抗力
    を低減する一対の互いに隣接する大きいスケールの互い
    に逆方向に回転する渦流を形成することが確保されるよ
    う前記谷及び前記畝の形状及び寸法が選定され、前記壁
    部材の下流側エッジが位置決めされていることを特徴と
    する陸上車輌。
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