JPH01120483A - メタルガスケット材料とその製法 - Google Patents

メタルガスケット材料とその製法

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JPH01120483A
JPH01120483A JP27585987A JP27585987A JPH01120483A JP H01120483 A JPH01120483 A JP H01120483A JP 27585987 A JP27585987 A JP 27585987A JP 27585987 A JP27585987 A JP 27585987A JP H01120483 A JPH01120483 A JP H01120483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stainless steel
silicate
film
steel plate
gasket material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27585987A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasusuke Irie
入江 泰佑
Masayoshi Tadano
政義 多々納
Eiji Watanabe
栄次 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nisshin Steel Co Ltd filed Critical Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔利用分野〕 本発明はエンジン用メタルガスケット用材料に関する。
〔従来技術のその問題点〕
エンジン用メタルガスケット材としてアスベストが長年
使用されてきたが、アスベスト公害が明らかになるにつ
れて非アスベスト化が試行されている。その−環として
、メタルガスケットが脚光をあび、材質としては、普通
鋼、銅、ステンレス鋼等が使用され始めている。
この中で、ステンレス鋼はバネ性に優れていることから
、多用されようとしている。ただし、バネ用ステンレス
鋼は硬いためにシリンダーヘッドまたはシリンダーブロ
ックとの気密性に劣ることから、表面を耐熱性のゴムで
被覆している。しかし、ステンレス鋼を直接ゴムで被覆
しても両者の密着性が悪くその改善が急務となっている
6該密着性を改善するにはゴム被覆前にステンレス鋼表
面のクロム酸処理、修酸塩皮腹処理等が有効であるが、
ガスケットは使用時に200℃〜300℃に昇温するた
め耐熱性を必要とする。この点で前記化成処理皮膜は不
満足である。
このように、耐熱性とゴムの密着性を向上させる処理方
法がないため、問題がありながらもステンレス鋼を直接
ゴムで被覆し使用しているのが実情である。従って、高
い信頼性を必要とする用途、例えば、自動車用エンジン
には使用できない。
300°C以上の耐熱性があり、かつゴムとステンレス
鋼との密着性に優れた皮膜は極めて限定され、特にステ
ンレス鋼は化学的に安定で、ステンレス鋼と密着性に優
れた皮膜を形成させるのは難しい。
〔問題を解決するための手段〕
種々の検討を行った結果、珪酸塩の皮膜を薄く被覆する
方法が上記の目的に適い優れた塗膜密着性を示すことが
判った。
〔発明の構成〕
本発明は0.05〜1μm厚の珪酸塩の皮膜で被覆した
バネ用ステンレス鋼板からなるメタルガスケット材料を
提供する。
本発明はまた珪酸塩の皮膜で被覆したバネ用ステンレス
鋼板からなるメタルガスケット材料の製法であって、5
〜35wt%のアルカリ金属珪酸塩と。
1〜15%lt%のII〜V族金属の酸化物、水酸化物
、珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム、リン酸アルミニ
ウムからなる群から選ばれる少くとも1種を含む水溶液
をバネ用ステンレス鋼板に塗布し、80〜300℃焼成
することからなる方法を提供する。
本発明はさらに珪酸塩の皮膜で被覆したバネ用ステンレ
ス鋼板からなる矛タルガスケット材料の製法であって、
15〜45tzt%のコロイダルシリカを含む水性懸濁
液をバネ用ステンレス鋼板に塗布し、200〜300℃
で焼成することからなる方法を提供する。
本発明のガスケット材料の基体であるバネ用ステンレス
鋼とはオーステナイト系、マルテンサイト系、2相系析
出硬化ステンレス鋼で、代表的にはSO3301H材料
である。
本発明のガスケット材料において珪酸塩被覆の基体に対
する密着性は良好である。これは加熱による焼成時に金
属と珪酸塩が反応するためと思われる。このように強固
に金属に接着された皮膜はフッ素ゴム、NBRおよびシ
リコンゴムに対する密着も良好である。ただ、上記皮膜
は固くてもろく加工性に乏しいので皮膜を薄くすること
が重要で、この点から1μm以下にする必要がある。1
μm以下であれば曲げ加工に対し剥雅するようなことは
ない。また、皮膜厚みを0.05μm以上としたのはそ
れ未満では連続した皮膜ができないからである。
本発明の方法において、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリ
ウム、もしくはケイ酸リチウムのようなアルカリ金属珪
酸塩の水溶液またはコロイダルシリカの水性懸濁液をバ
ネ用ステンレス鋼板上に塗布し、高温で焼成する。アル
カリ金属珪酸塩の場合、それ単味でも焼成して皮膜にす
ることができるが、300℃以上で焼成しても耐水性は
必ずしも十分でなく、多湿の環境下で徐々に皮膜が溶出
してくることが懸念される。従って、耐水性の改善が必
要であり、硬化剤としてZn、 Al、 Ca等を代表
とするII〜V族の酸化物または水酸化物、および珪酸
カルシウム、珪酸アルミニウム、リン酸アルミニウムの
1種又は2種以上を1〜15wt%添加する。
これにより皮膜の硬化温度を80〜300°Cに下げる
ことができるとともに耐水性を大幅に改善することがで
きる。ここで、硬化剤を1〜15wt%としたのは1w
t%未満ではその効果がほとんどなく、15wt%をこ
えると上記水溶液の安定性が悪くなり長く貯液できなく
なるからである。
コロイダルシリカの場合、硬化剤の添加は必要なく、2
00〜300℃で焼成することで耐水性の良い皮膜を得
ることができる。この皮膜は焼成時にFe系金属との反
応性に乏しいため、ステンレスとの密着はファン・デル
・ワールスカだけと思われるが、通常のメタルガスケッ
ト用材料としては何ら問題なく1本発明の厚み範囲であ
れば剥雛することはない。
アルカリ金属珪酸塩は、その濃度は5〜35wt%であ
る。それは1μm以下の薄い皮膜をえるために薄い溶液
が必要であるためで、51%未満では1回の塗布、焼成
で皮膜厚みが0.05μm未満となり、35wt%をこ
えると1回の塗布→焼成で皮膜厚みが1μmをこえる。
また、アルカリ金属珪酸塩のSiO□/R20(R=N
a、 K。
Li)のモル比は、Naの場合2.0以上、Kの場合2
.8以上Liの場合4.7以上を必要とする。これは皮
膜の耐水性に大きく影響し、これらのモル比未満では焼
成後も皮膜の溶出が起るからである。
コロイダルシリカの場合、その濃度は15〜45tit
%が皮膜厚み0.05〜1μmを満足する。
つぎに、焼成温度であるが、アルカリ珪酸塩の場合80
〜300℃が良く、80℃未満では脱水による重合反応
が起り難<、  300℃をこえるとそれ以上の温度で
加熱する必要はなく、80〜300℃で十分に重合反応
が起る。また、300℃をこえると高温から低温に急速
に冷却されると皮膜にクラックが発生し易いという欠点
を有する。コロイダルシリカにおいては200〜300
℃が良く、200℃未満では十分な重合反応が起り難く
、300℃をこえるとそれ以上の温度で加熱する必要が
ない。
〔発明の具体的記載〕
以後は実施例で説明する。
(実施例) 0.2mm厚のSUS 301H材に通常の脱脂処理を
施し、第1表に示す条件で珪酸塩皮膜を有するバネ用ス
テンレス鋼板を製造した。
該サンプルに第1表に示す条件でフッ素ゴムを塗装し塗
膜密着性を調査した。塗膜密着性の評価方法は鋭利なカ
ッターによりlam間隔でステンレスまで達するゴバン
目状の切り傷を100マス付け。
その部分にセロテープを強くおしつけた後に強制はくす
した。そして100マス中のはくリマス数で評価した。
結果を第1表に示す。
また、皮膜の耐水性および皮膜の加工性をも調査した。
評価方法は耐水性の場合沸とう水に1時間浸漬し、皮膜
の重量減で評価した。加工性についてはIRの90度曲
げ加工を行い、曲げ部をセロテープではくすし、はくり
の有無で評価した。結果を第1表に示す。
第1表の結果から明らかなように、本発明は耐水性、加
工性に優れ、かつ、優れた塗膜密着性を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、0.05〜1μm厚の珪酸塩の皮膜で被覆したバネ
    用ステンレス鋼板からなるメタルガスケット材料。 2、珪酸塩の皮膜で被覆したバネ用ステンレス鋼板から
    なるメタルガスケット材料の製法であって、5〜35w
    t%のアルカリ金属珪酸塩と、1〜15wt%のII〜V
    族金属の酸化物、水酸化物、珪酸カルシウム、珪酸アル
    ミニウム、リン酸アルミニウムからなる群から選ばれる
    少くとも1種を含む水溶液をバネ用ステンレス鋼板に塗
    布し、80〜300℃焼成することからなる方法。 3、珪酸塩の皮膜で被覆したバネ用ステンレス鋼板から
    なるメタルガスケット材料の製法であって、15〜45
    wt%のコロイダルシリカを含む水性懸濁液をバネ用ス
    テンレス鋼板に塗布し、200〜300℃で焼成するこ
    とからなる方法。
JP27585987A 1987-11-02 1987-11-02 メタルガスケット材料とその製法 Pending JPH01120483A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006502882A (ja) * 2002-10-11 2006-01-26 ギュンター・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・メタルフエルアルバイトウング 複合体及びこの複合体を製造するための方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006502882A (ja) * 2002-10-11 2006-01-26 ギュンター・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・メタルフエルアルバイトウング 複合体及びこの複合体を製造するための方法

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