JPH01120456A - 無段変速機用チェーン式スチールベルト - Google Patents

無段変速機用チェーン式スチールベルト

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JPH01120456A
JPH01120456A JP27963987A JP27963987A JPH01120456A JP H01120456 A JPH01120456 A JP H01120456A JP 27963987 A JP27963987 A JP 27963987A JP 27963987 A JP27963987 A JP 27963987A JP H01120456 A JPH01120456 A JP H01120456A
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friction
chain
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piece
link
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Naoyuki Akamaru
赤丸 直行
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は相向き合った円錐形状の2組のプーリー(以下
プーリーと省略)を使用した無段変速機に巻き掛けられ
るチェーン式スチールベルトに関するものである。
(従来技術) プーリーに巻き掛けられて動力を伝達するチェーン式ス
チールベルトの基本的形態は、上記プーリーに摩擦接触
するための摩擦片と、該摩擦片を装着するチェーンとか
ら構成されている。勿論、これら摩擦片並びにチェーン
の形態は種々存在し、さらに該摩擦片の形態によってチ
ェーンへの!It着手段も異なっている。第28図、第
29図は従来のチェーン式スチールベルトを例示したも
のであって、該ベルトを大別すると摩擦片がチェーンを
抱くように装着される場合(第28図)と、チェーンの
リンクプレートに形成された貫通孔に該摩擦片が止着さ
れている場合(第29図)とが存在する。それぞれ各ベ
ルトには長所、短所が存在する訳であるが、プーリーに
安定して巻き掛け、しかも大動力の伝達を得るためには
、必然的に摩擦片を大きくして該プーリーとの接触面積
の増大を図った第28図に示す型式のベルトが好ましい
、しかし、この種のベルトには次のような問題が残され
ている。すなわち、摩擦片はチェーンに装着され易いよ
うに上部が大きく開口しており、そのため該摩擦片の曲
げ剛性は低く、プーリーから両側面である摩擦面に作用
する圧力によって曲げ変形を生じてしまい、よって高い
血圧を発生することはできず、発生する摩擦力も低く、
ひいては大動力の伝達が不可能となる。したかって、両
側面に作用する圧力によっても摩擦片が変形しない為に
は同図に示すごとく、該摩擦片の厚ざを非常に大きくす
ることで対処し得るが、摩擦片の重量の増大といった不
利益を与えてしまう、このような厚さ方向の増大は円錐
状のプーリーに巻き付く際に、実質的な接触面積の増大
並びに安定性をもたらしめることはなく、上記のごとく
単に重量の増加を招くに過ぎない。
さらにこの種のベルトは摩擦片がチェーンを抱くように
装着されているため、第28図のような直線状に伸ばし
ても平坦な面は形成されず、テンショナーを該無段変速
機に装着することはできない、チェーン式ベルトである
限り、屈曲部は必然的に摩耗を生じ、該摩耗はチェーン
の伸びとして現われる訳であり、該伸びによって生じる
弛るみをチェーンテンシ百ナーによって是正することも
必要である。
(本発明の目的) このようにチェーンを抱くように摩擦片を装着して成る
チェーン式スチールベルトにおいては、上記のごとき問
題が残されている。そこで、本発明はこれら問題点の解
決を図る目的をもって開発された技術であり、摩擦片の
!を量を軽減するために該摩擦片の厚さを極力薄くし、
しかも側面からの圧力の作用に対し変形することなく、
一方ではテンショナーを用いることができるように、外
周面、若しくは内周面の何れかに平坦面を持つチェーン
式スチールベルトを提供するものである。
(本発明の構成) 本発明に係るチェーン式スチールベルトは、上記問題点
の解決を図るため、次の特徴をもって構成されている。
まず、摩擦片は開口部を持つことなく、外形は台形状を
成していて、その中央にはチェーンが組込まれる切欠穴
が形成されている。
このように開口部を持たないため、両側面に作用する圧
力に対しての曲げ変形は生ぜず、従来の摩擦片に比較す
るならば非常に薄くて軽いff擦片である。又チェーン
には該摩擦片を固定しなければならないため、すなわち
、チェーンを構成するリンクプレートが摩擦片の切欠穴
に挿入されて、摩擦片が離脱しないように止着され得る
ために、該摩擦片の切欠穴の上・下辺にはリンクプレー
トの板厚に相当する溝が形成されている。線溝の底間距
離はリンクプレートの幅に相当する大きさであって、線
溝を通してリンクプレートは摩擦片の切欠穴内に挿入さ
れ、リンクプレートの上・下辺中央に形成された切欠溝
を介して左右に配列され、上記切欠穴の上・下辺部と切
欠溝が互いに嵌合することで固定される。・すなわち、
摩擦片の切欠穴には所定枚数のリンクプレートが、一定
間隔をおいて配列された状態であるリンクプレートブロ
ックを構成し、内・外リンクプレートブロックを交互に
連結している。但しこのようなスチールベルトでは摩擦
片がチェーンの1ピッチ当り1個づつ装着された状態に
あって、該摩擦片間には空間を生じてしまうため、テン
ショナーを用いることはできない、そこで、本発明では
リンクプレートには摩擦片を装着するための上記切欠溝
のみならず、ガイド片を形成している。ガイド片はチェ
ーンに摩擦片を装着した状態で、該摩擦片の上端面に一
致するようにリンクプレートの幅を−部拡大することに
よって形成されたもので、ピンの上下中心線から切欠溝
までの左右いづれかの上辺若しくは下辺の片側に設けら
れている。したがって、組立てる際にはベルトの長手方
向の全ての断面に上記ガイド片がバランスよく位置する
ように、該摩擦片との組合わせが適当に考慮されなけれ
ばならない。
以下、本発明に係るチェーン式スチールベルトの実施例
を、図面に基づいて詳細に説明する。
(実施例) 本発明は平行に相対する2組の軸に、相向合って取付け
た円錐形状の2組のプーリー(第1図)に、チェーンの
リンクプレートの各ピッチの中央に取付けた薄鋼板製の
台形状摩擦片を持つ1本発明スチールベルト1(第4図
、第5図)を無端状態として掛は渡し、1組のプーリー
の相互の出入により、ベルトとプーリーとの接触半径を
無段に変更して変速を行なう無段変速機用のチェーン式
スチールベルトである。そして、2軸間の適当な位置に
設けた筒状、或いは橋状のテンショナーの機能を十分に
作動させる目的で発明されている。
本発明のベルトは第2図に示す公知のビンリンクチェー
ン2において、組立てられた時のチェーンの内リンクプ
レート3.3・・・及び外リンクプレート4,4・・・
に相当するリンクプレートの各々のピッチの上下中心線
上に、その上方及び下方部に後述の摩擦片8の板厚と等
しい幅を持つ切欠溝5a、5bを内リンクプレートに、
又6a、6bを外リンクプレートに設けている(第7図
、第8図)、一方、薄鋼板製の台形状の摩擦片8(第9
図、第10図)には上述の内、外リンクプレートの切欠
溝5a、5b及び6a、6bと嵌合する3部分を、その
上部及び下部に持つ切欠穴12を中央部に開け、該切欠
穴にリンクプレートが自由に挿入できる溝9を設け、チ
ェーンを構成する内、外リンクプレートの必要枚数を摩
擦片に対し左右から予め定めた順に従って、上記溝9へ
挿入し左右へ夫々に順次嵌合を行ない、外リンクプレー
トブロック10(第11図、第12図)、内リンクプレ
ートブロック11(第13図。
第14図)を組立て、これをピン7で連結しピン頭部を
カシメて一連のチェーン式スチールベルトとして構成し
たものである0本発明の夫々の部品及び形状について更
に詳述するに、内リンクプレート3.3・・・外リンク
プレート4.4・・・は第8図に示すように、リンクプ
レートの幅Bはその両端部の外形を形成するピン7を中
心とする半径Rの2倍、又はそれ以上の幅とする。ここ
に半径R≦XA(チェーンのピッチ寸法−摩擦片の厚さ
寸法)の関係にある。リンクプレートの幅寸法を上記の
条件とするのは、リンクプレートに摩擦片取付用の切欠
溝5.6を、溝底部間距離を5寸法として設けることに
よりリンクプレートの強度が低下するのを防止し、又リ
ンクプレートの幅を広くする事によって切欠溝を充分深
くとることが可能となり、摩擦片8とリンクプレート3
.4との止着度をより高め、高速回転でしかも変動負荷
による使用条件においても、強固な止着を維持すること
ができるためであり、又このような形状、構造とするこ
とによりチェーンのピッチを縮めることが可能となり、
単位長さにおける摩擦片の数を増し、機能向上に大きく
役立つことになる。これは本発明ではチェーンの内、外
リンクプレート3.4の最外側側面と摩擦片8の切欠穴
12の内面とは、振動を防止し、機能向上のため、密着
する構造としであるため、チェーンのピッチは計算上は
外リンクプレートの端面部のピンを中心とする半径Rの
2倍と、それに摩擦片の厚さを加えた寸法が最小ピッチ
となる。
次にリンクプレートの幅を上記のように定めたが、チェ
ーン緊張用のテンショナーの作動を充分にする目的で、
リンクプレートのピンとピンとを結ぶ水平中心線に垂直
なピン7を通る上下垂直線と、リンクプレートの中央に
設けた切欠溝までとの間の、左右何れかの部分のリンク
プレートの上方或いは下方の片側幅を、装着された時の
摩擦片の上端面迄の高さ或いは下端面までの高さと同一
とした片側山高形状としたガイド片14を形成し、その
幅をK(第8図参照)とする、該実施例はテンショナー
の位置が第23図に示すように、ベルトの外周面と接し
合う場合はガイド片は摩擦片の上端面と一致し、逆に第
24図のごとく、ベルト内周面と接触させる場合には、
上記ガイド片14の位置は摩擦片8の下側に形成するこ
とになる。
ところで、上記形状のリンクプレートを摩擦片8に対し
次のように組入れる0本発明の説明の都合上、チェーン
は外リンクプレート4が5枚、内リンクプレート3が4
枚の構成のチェーンに就いて説明する。
先ず最外側の左右の外リンクプレート4は第15図に示
すように、ガイド片14の部分を左側として摩擦片8の
溝9へ挿入し、外リンクプレート4の切欠溝6と摩擦片
8と位置合わせのうえ、左右へ嵌合し摩擦片8の切欠き
穴12の内面へ密着させる。2枚目の外リンクプレート
4は屈曲が円滑に行なえるように、内リンクプレート3
の厚さに若干の隙間の分を加えた間隔で、最外側の外リ
ンクプレート4の次の位置へガイド片14の部分を右側
として摩擦片8の溝9へ挿入し、左右へ所定の位置に嵌
合する。中央の外リンクプレートはガイド片14の部分
を左側として摩擦片8に溝9より挿入し中央へ嵌合する
。内リンクプレートブロックも同様にして(f513図
、第14図)、左右の内リンクプレートのガイド片部を
、摩擦片に対し左側として切欠穴の溝9へ挿入し、切欠
溝と摩擦片と位置合わせの上左右へ嵌合し、切欠穴の内
面へ密着させる。あとの2枚はガイド片を右側として溝
9へ挿入し、中心より必要間隔にて左右へ嵌合し、内リ
ンクプレートブロックを構成する。このようにガイド片
14を持つリンクプレートを左と右に振分けて、P1擦
片に挿入嵌合することにより、テンショナー側のチェー
ンのリンクプレートのビン7とビン7との間、即ちチェ
ーンの1ピツチ間はリンクプレートの高さが摩擦片8の
高さと、切れ目なく同一となりテンショナーの機能を充
分に作動させることができるものである。
本発明では摩擦片8を薄鋼板の一体もので形成しである
ため、摩擦片8を分割型とした場合に比べ極めて強度が
大であり、且つ摩擦片8が分割型の場合は、チェーンへ
の止着には一般的な考えとしてビン或いはボルト等を利
用しなければならない訳であって、必然的に摩擦片8は
その分厚くなり、チェーンの1ピツチも本発明に比べ必
然的に大きくならざるを得なく、重量もまた大となる。
本発明ではチェーンピッチを更に短小とするために、内
リンクプレート用摩擦片8に近接する左右の最外側の外
リンクプレートの両端部が向い合うところに相当する内
リンクプレート用摩擦片8のF、F部(第16図)を第
18図のように薄くしたり、或いは切除することにより
、最短ピッチはほぼ半径Hの2倍近くまで短くすること
がでさ、単位長さにおける摩擦片の数を増加することが
でき、より円滑な運転と伝導力の向上に役立つものであ
る。
次に摩擦片8はその外形が第9図、第10図に示すよう
に、相向き合う円錐形プーリーと接触係合するために台
形状を呈し、該プーリーと合致する傾斜面を両側部にも
ち、その中央部分にはリンクプレート3.4の切欠溝5
a、5b或いは6a、6bと嵌合する5部分をその上辺
と下辺に持つ切欠穴12を有する薄鋼板製の一体もので
ある。この切欠穴12は、その内幅をチェーンを組立て
た時の外リンクプレート4.4同士の外幅、又内リンク
プレート3.3同士の外幅と一致させ、その高さは内、
外リンクプレート3.4の上下に設けた切欠溝5.6の
底部から底部迄の寸法(第8図参照)のbと一致し、又
リンクプレート3.4を自由に挿入可能な溝9を、組立
時リンクプレート3.4の枚数が偶数枚数となる摩擦片
では、その中央に、奇数枚数の構成となる摩擦片では、
中心線より左右何れかへリンクプレート約1枚分位はの
ずれた所に設ける。又組立時に内、外リンクプレート3
.4共偶数枚の時は(第3図参照)内リンクプレート3
用摩擦片8ではその中央に、外リンクプレート4用のS
擦片8では最外側のリンクプレートよりリンクプレート
約1枚分内側に溝9を設ける。溝9の高さはリンクプレ
ートの幅Bより若干大きい寸法とし1幅はリンクプレー
ト3.4の厚さより若干広い寸法である。
一般にチェーンの構成においてリンクプレートの枚数は
、伝達力の大きさにより異なるが、本発明の説明におい
ては内リンクプレート3を偶数枚(4枚)、外リンクプ
レート4を奇数枚(5枚)として図示をした。説明も図
示の構成のもので行なっているがこれら枚数に拘束され
る必要はない、但し組立時のリンクプレートの枚数が7
枚以上の構成であることが好ましい、溝9は摩擦片8と
リンクプレート3.4との組立を容易にするために設け
た溝であり、上述のように摩擦片8に挿入されるリンク
プレート3.4が偶数枚の時はFtl擦片の切欠穴12
の上下中心線上に、奇数枚の場合は中心線より左右何れ
かへリンクプレート約1枚の厚さの分だけ位置をずらし
て形成する。
説明図では左側へ位置をずらしたもので図示をした。溝
部9の位置は上述のように規定したが、要は内、外リン
クプレート3.4が夫々干渉することなく、組立容易な
位置に設ければよい。
又摩擦片8は円錐形状プーリーとの係合いにより常に進
行方向に対しては伝達力を5又左右方向には押圧力が働
くため、大きな剛性と強度と#摩性が要求される訳であ
って、本発明スチールベルトの摩擦片は分割型でなく一
体ものであり、鋼板よりのプレス加工と切削、熱処理(
金属浸透、各コーティングを含む)、研磨の工程を経て
製作されるため、上記の条件を充分に満足し、特に摩擦
片が一体ものであることで、チェーンへの止着に、ピン
、ボルト類を使用しないため、必要最少限に薄くするこ
とができる。さらに前にも述べたがチェーンピッチの短
小化と軽量化が可能であり1強度的にも分割型に比べ極
めて堅牢であり。
高速回転、変動負荷に対し、止着部において緩みの発生
等の不安定要因がなく優れた効果を持つものである。
次に摩擦片8とチェーンとの止着方法は、外リンクプレ
ート4においては外リンクプレート4用摩擦片8に設け
た切欠穴12の溝9へ外リンクプレート4を挿入し、リ
ンクプレートの上下中心線上に設けた切欠溝6a、6b
を摩擦片8と合致させ、外側方向へ嵌合させ、切欠穴1
2の内面へ密着させる。この時、外リンクプレート4の
ガイド片14を外リンクプレート5枚、内リンクプレー
ト4枚の9枚構成の時は今迄の説明にあるように(第2
6図参照)、外リンクプレート4のガイド片14を左と
し両端と中央へ、後の2枚は該ガイド片14を右側とし
て前記ガイド片14が左側のリンクプレートの夫々中間
部に必要間隔にて配列して外リンクプレートブロック1
0を組立てる。
内リンクプレート3についても同様に、内リンクプレー
ト用摩擦片8の切欠穴12の溝9へ、ガイド片14を左
側として挿入し、左右へ嵌合し切欠穴12の内面へ密着
させる。後の2枚はガイド片14を右側として溝9へ挿
入し中心より必要間隔にて左右へ嵌合し、内リンクプレ
ートブロック11を組立てる。又外リンクプレート4枚
、内リンクプレート3枚の7枚構成の時は第25歯のよ
うに、又外リンクプレート6枚、内リンクプレート5枚
の11枚構成では第27図のような配列とし、テンショ
ナー側のリンクプレートの高さを摩擦片8の上面と同一
としてテンショナーの機能を充分に作動できるように考
慮しである。上記の配列は例として挙げたが、リンクプ
レートの枚数が多くなれば、それに応じて1ピツチにお
けるガイド片14の左右の配列を例に合わせ最適となる
ようにする。
このように構成された上記の決、2リンクプレートブロ
ツク10及び11をピン7で連結し、ピン頭をカシメて
チェーン式の本発明スチールベルトとする。
又摩擦片8は、その両側部の円錐プーリーとの接触部分
である傾斜部の長さを必要により長く、或いは短く形成
することは自由に出来ることである。第17図は短くし
て重量の軽減を計った場合である。又必要によりチェー
ンのピン7とピン7を結ぶ水平中心線より上方のみ(第
20図)。
又下方のみ(第21図)とすることも可能である。又摩
擦片8の強度向上に、その上下面を第16図のように曲
面とし、剛性をあげることも可能であり、さらに押圧力
を変えないで円錐プーリーとの接触面圧をあげるため、
第22図のように両端傾斜部の端面の肉厚を薄くし、或
いは端面に第19図のように切り溝を設けて接触面の油
膜切りに役立たせる場合もあり得る0本発明は上記構゛
造を持つため説明の中でもその利点を挙げてきたが、次
のように優れた効果を持つものである。
(効果) (+)摩擦片が一体物の薄鋼板製のため分割型とした場
合に比べ、強度が極めて大であり、その上、重量の軽減
ができ、又チェーンピッチの短小化を図れるため、単位
長さにおける摩擦片の数を増加して、伝導力の増大と円
滑な高速運転が可能である。
(2)チェーンのリンクプレートの幅を、リンクプレー
トを形成するビンを中心とする半径の2倍、又はそれ以
上とすることにより、摩擦片の取付けに邑り、摩擦片止
着用の切欠溝を充分に深く取ることが可能となり、適正
嵌合により高速変動負荷の使用に対しても、止着部より
摩擦片に緩みを発生することもなく、又分割型摩擦片で
考えられるようなボルト類の破損という問題も発生する
こともなく、常に安定した運転が可能である。
(3)リンクプレートのビンの中心から、リンクプレー
トのピッチの中央に取付けられる摩擦片迄の左右どちら
かのリンクプレートの幅を、テンショナー取付側の摩擦
片のリンクプレートの水平中心線よりの高さと同一とし
たガイド片を形成しているため1組立に当り摩擦片への
挿入を左右へ適当枚数にて嵌合することにより、テンシ
ョナー側のガイド片のリンクプレートの高さが、切れ目
なく摩擦片の高さと同一となるため、筒状或いは橋状の
テンショナーに対し、極めて滑らかに接触しテンショナ
ーの機能を充分に作動させることができる。
(0摩擦片の切欠穴に設けた組立用の溝9ヘリンクプレ
ートのガイド片を摩擦片に対し、左右へ適数振分は挿入
し、所定位置へ順次嵌合して外リンクプレートブロック
10、内リンクプレートブロック11を組立てビン7で
連結し、カシメをすれば本発明のチェーン式スチールベ
ルトができ上がるという、加工及び組立も極めて簡単で
あり容易であるという、機能上はもとより製作上も優れ
た利点、特徴を持つものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はスチールベルトの取付図 第2図は公知のビンリンクチェーン 第3図は偶数枚構成のビンリンクチェーン第4図、第5
図は本発明のスチールベルトであり、第4図は平面図、
第5図は正面図 第6図は第5図のX−X断面図 第7図、第8図はリンクプレートで側面図と正面図を示
す 第9図、第10図は摩擦片で正面図と側面図を示す 第11図は第5図のY−Y断面図で、第12図は第11
図のE矢視図 第13図は第5図のZ−Z断面図で、第14図は第13
図のC矢視図で内リンクプレートブロックの平面図 第15図は外リンクプレートブロックの平面図第16図
、第17図、第20図、第21図は摩擦片の他の形態図 第18図は第16図のP−P断面図 第19図、第22図は摩擦片の側面形態図第23図、第
24図はテンショナーの配置図第25図、第26図、第
27図は該ベルトの実施形態でガイド片の配置例を示し
ている 第28図、第29図は従来例を示す 1・・・・・スチールベルト 2・・・・・ピンリンクチェーン 3・・・・・内リンクプレート 4・・・・・外リンクプレート 5.6・・・・切欠溝 7・・・・・ビン 8・・・・・摩擦片 9・・・・・溝 10・・・・・外リンクプレートブロックll・・・・
・内リンクプレートブロック12・・・・・切欠穴 14・・・・・ガイド片 持  許  出  願  人      赤  丸  
直  行第1図 1  (α) (b) 第2図 第4図 第5図 〆 第3図 第8図 第9図 第7図 第10図 第110 第15図 第12C¥1 第130 第16図 第14図 第180 第25図 第26図 第270 第23図 手続補正書 昭和63年6月  日 昭和63年6月27:a;am 特許庁長官 小 川 邦 夫 殿 1、事件の表示 昭和62年特許願第279639号 2、発明の名称 無段変速機用チェーン式スチールベルト3、補正をする
者 事件との関係    特許出願人 住 所   石川県加賀市大を寺鷹匠町35番地の14
、補正命令の日付 自  発 5、補正の対象 明細書の「特許請求の範囲」の欄、「発明の詳細な説明
」の欄及び「図面」 6・補正の内容 1、「特許請求の範囲」の欄を別紙のように補正する。 2、明細書第4頁第8行「くように装着されているため
・・・」とあるを「くように1ピツチ毎に断続的に装着
されているため・・・」と補正する。 3、明細書第1頁第20行「上端面に一致するように・
・・」とあるを「上端面に或いは下端面に一致するよう
に・・・」と補正する。 4、明細書第8頁第17行「対し左右から予め・・・」
とあるを「対し前後から予め・・・」と補正する。 5、明細書第8頁第19行「・・・ (第11図。 第12図)、」とあるを「・・・ (第11図、第12
図、第15図)、」と補正する。 6、嬰細書第11頁第4行「・・・摩擦片8の下側に形
成・・・」とあるを「・・・摩擦片8の下方向に形成・
・・」と補正する。 7、明細書第11頁第12行「・・・ガイド片14の部
分を左」とあるを「・・・ガイド片14の部分を前」と
補正する。 8、明細書第11頁第20行r14の部分を右側として
・・・」とあるを「14の部分を後側として・・・」と
補正する。 9、明細書第12頁第2行「・・・ガイド片14の部分
を左側として摩」とあるを「・・・ガイド片14の部分
を前側として摩」と補正する。 10、明細書第12頁第3行「・・・中央へ嵌合する。 ・・・」とあるを「・・・中央へ嵌合し外リンクプレー
トブロックを構成する。・・・」と補正する。 11、明細書第12頁第6行「・・・摩擦片に対し左側
として・・・」とあるを「・・・II擦片に対し前側と
して・・・」と補正する。 12、明細書第12頁第9行rガイド片を右側として溝
・・・」とあるを「ガイド片を後側として溝・・・」と
補正する。 13、明細書第12頁第12行rつリンクプレートを左
と右に振分けて・・・」とあるを「っリンクプレートを
前と後に振分けて・・・Jと補正する。 14、明細書第12頁第18行「できるものである、」
の次に「チェーンピッチの短小化についてさらに詳述す
るに」を挿入する。 +5.明細書第16頁第11行「・・・することができ
る、さらに前にも・・・」とあるを「・・・することが
できる。従って前にも・・・」と補正する。 18、明細書第17頁第7行「片14を左とし両端と中
央へ・・・」とあるを「片14を前側とし両端と中央へ
・・・」と補正する。 17、明細書第17頁第8行「ド片14を右側として前
記ガイド片14が左側の」とあるを「ド片14を後側と
して前記ガイド片14が前側の」と補正する。 18、明細書第17頁第13行「ド片14を左側として
挿入し、・・・」とあるを「ド片14を前側として挿入
し、・・・」と補正する。 +9.明細書$17頁第15行r14を右側として;(
が9へ・・・」とあるをr14を後側として溝9へ・・
・」と補正する。 20、明細書第18頁第2行「擦片8の上面と同一とし
て・・・」とあるを「擦片8の上面或いは下面と同一と
して・・・」と補正する。 21、明細書第18頁第6行「ド片14の左右の配列を
・・・」とあるを「ド片14の前後の配列を・・・」と
補正する。 22、明細書第20頁第9行「・・・摩擦片への挿入を
左右へ適当」とあるを「・・・摩擦片への挿入を前後へ
適当」と補正する。 23、明細書第20頁第17行「・・・摩擦片に対し、
左右へ適」とあるを「・・・摩擦片に対し、前後へ適」
と補正する。 24、第12図及び第29図を別紙のように補正する。 2、特許請求の範囲 (1)相向き合った円錐形状の2組のプーリーに巻き掛
けられ、チェーンのリンクプレートに一定間隔をおいて
該プーリーと摩擦接触する摩擦片を装着して成る無段変
速機用チェーン式スチールベルトにおいて、上記チェー
ンは複数枚のリンクプレートをピンで連結して成るピン
リンクチェーンとし、上記摩擦片はモの外形を台形状と
し、その中央に開口しない閉じた切欠穴を形成し、該切
欠穴の上辺及び下辺にリンクプレートが挿入可能な溝を
設け、一方リンクプレートの上、下辺中央には摩擦片と
係合いをもつ切欠溝を形成すると共に、ピンの上下中心
線より該切欠溝までの左右何れかの上方或いは下方の片
側幅を拡大してガイド片を形成し、該ガイド片の端面を
摩擦片の上端面若しくは下端面に一致させ、必要枚数の
リンクプレートを摩擦片に対して該ガイド片部を証憑に
振り分けて計11へ申 し、切欠溝  して 右に嵌着
してリンクプレートブロックを形成し、ピンで該リンク
プレートブロックを互いに連結したことを特徴とする無
段変速機用チェーン式スチールベルト。 第12図 手続補正書 1・事件の表示 昭和62年特許願第279639号 2・発明の名称 無段変速機用チェーン式スチールベルト3・補正をする
者 事件との関係     特許出願人 4・補正命令の日付 自  発 5・補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 6・補正の内容 別紙の通り 6・補正の内容 1・明細書第9頁第3行[・・・構成したものである。 本発明の・・・」とあるを「・・・構成したものである
。説明の都合上チェーンの進行方向を前側とする。本発
明の・・・」と補正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)相向き合った円錐形状の2組のプーリーに巻き掛
    けられ、チェーンのリンクプレートに一定間隔をおいて
    該プーリーと摩擦接触する摩擦片を装着して成る無段変
    速機用チェーン式スチールベルトにおいて、上記チェー
    ンは複数枚のリンクプレートをピンで連結して成るピン
    リンクチェーンとし、上記摩擦片はその外形を台形状と
    し、その中央に開口しない閉じた切欠穴を形成し、該切
    欠穴の上辺及び下辺にリンクプレートが挿入可能な溝を
    設け、一方リンクプレートの上、下辺中央には摩擦片と
    係合いをもつ切欠溝を形成すると共に、ピンの上下中心
    線より該切欠溝までの左右何れかの上方或いは下方の片
    側幅を拡大してガイド片を形成し、該ガイド片の端面を
    摩擦片の上端面若しくは下端面に一致させ、必要枚数の
    リンクプレートを摩擦片に対して該ガイド片部を左右に
    振り分けて挿入嵌着してリンクプレートブロックを形成
    し、ピンで該リンクプレートブロックを互いに連結した
    ことを特徴とする無段変速機用チェーン式スチールベル
    ト。
JP27963987A 1987-11-04 1987-11-04 無段変速機用チェーン式スチールベルト Pending JPH01120456A (ja)

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