JPH0111858Y2 - - Google Patents

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JPH0111858Y2
JPH0111858Y2 JP15847385U JP15847385U JPH0111858Y2 JP H0111858 Y2 JPH0111858 Y2 JP H0111858Y2 JP 15847385 U JP15847385 U JP 15847385U JP 15847385 U JP15847385 U JP 15847385U JP H0111858 Y2 JPH0111858 Y2 JP H0111858Y2
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JP
Japan
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steam
waterproof layer
concrete
guideway
joint
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JP15847385U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はコンクリート建築物の屋根に施工する
水蒸気排出装置に関する。
従来技術と問題点 コンクリート建築物のコンクリート中に含有さ
れている水分は、コンクリート特有の吸水性、外
装施工、その他の要因のために絶乾状態に保つこ
とが困難である。この含有水分コンクリートの表
面を防水(密封)した場合、外気温が上昇する
と、表面温度も上昇し、含有水分が膨張し、水蒸
気圧として防水層を押上げる。これがフクレと通
称されている現象であり、防水層の疲労を促進せ
しめ、漏水事故につながり、内部結露発生の要因
になり、建築物の破損につながる。
このような問題点を予防する技術手段或は簡単
に改良できる技術手段の提案が要望されている
が、未だ有効な技術手段が提案されていないのが
現状である。
本考案は、かかる要望に対して提案するもの
で、コンクリート建築物を新築する場合には、簡
単に施工し得て上記問題点を予防でき、既存のコ
ンクリート建築物を改築する場合には、防水層と
目地内の目地材とを除去すれば、簡単に施工でき
て上記問題点を容易に改良できる有益な水蒸気排
出装置の提供を目的とする。
問題点解決のための技術手段 上記目的を達成するための本考案の技術手段
は、コンクリート屋根の目地内に蒸気誘導路を形
成すると共に、該蒸気誘導路上に目地を覆う防水
層を成形し、屋根面の上流側位置において蒸気誘
導路に連通する脱気筒を防水層に立設した構成で
ある。
作用効果 本考案は、上記技術手段からなるので、コンク
リート屋根の含有水分が、表面温度の上昇に伴つ
て水蒸気となつて蒸気誘導路内に流出し、その誘
導路内を脱気筒に向つて流動し、この脱気筒から
排出される。従つて、防水層が水蒸気圧によつて
押上げられること自体を防止することができると
共に、このフクレによる前記諸種の問題点の発生
を防止できる効果がある。そして、新築の場合に
は、最初から屋根に上記技術手段を施工すれば、
前記問題点を予防でき、改築の場合には、防水層
及び目地材を徹去して上記技術手段を施工すれ
ば、前記問題点を簡単に改良できる。
実施例 図面について説明すれば、コンクリート建築物
のコンクリート躯体aにおけるコンクリート屋根
1は、縦横に目地2,2…を形成して多くの四角
形にブロツク化し、収縮やクラツクの発生を各ブ
ロツクごとの最小限にとどめ得るように建築す
る。コンクリート屋根1を多くのブロツクに画成
する縦横の目地2,2…内に独立気泡の合成樹脂
発泡体を伸縮目地材6,6…として配設し、コン
クリート屋根1の緩衝材として使用するが、これ
らの目地材上に蒸気誘導路3を形成するための導
路材3′を予め取付けてから目地2,2…内に配
設する。蒸気誘導路3は伸縮目地材6と導路材
3′とで構成する。その詳細は断面門型(型)
部材の両縦側壁内面における対向位置において向
い合せ方向へ係合縁3′−1を突設して断面〓型
に構成した導路材3′を、伸縮目地材6上に係合
縁3′−1を利用して嵌装せしめることにより、
伸縮目地材6上の導路材3′内に構成する。従つ
て、蒸気誘導路3は、縦横の目地2,2…と同数
構成され、コンクリート屋根1から流出した水蒸
気が流動し、屋根面の上流において各蒸気誘導路
3,3…の交差部から脱気筒5内に流入して排出
される。しかして、導路材3′及び伸縮目地材6
の幅寸法は、目地2の幅寸法よりも若干狭い寸法
に成形し、該目地内に配設したとき、導路材3′
及び伸縮目地材6の両側に蒸気用の流動間隙7が
目地2の全長にわたつて構成されるようにし、コ
ンクリート屋根1からの水蒸気が流動間隙7内に
流出して流動しえるように構成する。防水層4は
縦横の目地2,2…を覆う防水材(たとえば、防
水シート、アルフアルト、その他)で構成し、屋
根面の上流側における該各目地の交差部において
脱気筒5が貫通立設され、蒸気誘導路3内及び流
動間隙7内を流動する水蒸気が脱気筒5に集めら
れて排出されるように構成する。脱気筒5は管体
5′の上側周縁部に折返縁5′−1を形成して脱気
孔5′−2を開穿し、かつ管体5′の下側周縁部に
外向の取付縁5′−3を形成した管体部材と、帽
体5″の下側周縁に適数の係止片5″−1を形成し
て管体5′の折返縁5′−1に係止せしめる帽体部
材とで構成し、屋根面の上流における縦横の目地
2,2…の交差部において防水層4を貫ぬいて立
設せしめ、蒸気誘導路3及び流動間隙7に連通せ
しめて、コンクリート屋根1から流出する水蒸気
を排出せしめるように構成する。脱気筒5の立設
手段は、図示例の場合、防水層4に脱気孔を開穿
し、この脱気孔に位置合せして管体5′の取付縁
5′−3を防水層4上に止着しているが、防水層
4の材質、厚さ寸法、施工手段などによつては、
その防水層に脱気孔を開穿することなく管体5′
を貫挿通せしめ、取付縁5′−3を防水層4の裏
面に止着するという手段を施工することができ
る。いずれの施工手段であつても、要するに脱気
筒5を蒸気誘導路3に連通せしめることが重要な
構造である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案水蒸気排出装置を施工したコン
クリート躯体の要部の概略を示す要部縦断斜視
図、第2図は要部の一部を拡大して表わした縦断
斜視図、第3図は第2図の−線に沿える拡大
縦断面図である。 図中、1…コンクリート屋根、2…目地、3…
蒸気誘導路、4…防水層、5…脱気筒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンクリート屋根の目地内に蒸気誘導路を形成
    すると共に、該蒸気誘導路上に目地を覆う防水層
    を成形し、屋根面の上流側位置において蒸気誘導
    路に連通する脱気筒を防水層に立設したコンクリ
    ート建築物の水蒸気排出装置。
JP15847385U 1985-10-15 1985-10-15 Expired JPH0111858Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15847385U JPH0111858Y2 (ja) 1985-10-15 1985-10-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15847385U JPH0111858Y2 (ja) 1985-10-15 1985-10-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6267035U JPS6267035U (ja) 1987-04-25
JPH0111858Y2 true JPH0111858Y2 (ja) 1989-04-07

Family

ID=31081996

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JP15847385U Expired JPH0111858Y2 (ja) 1985-10-15 1985-10-15

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JPS6267035U (ja) 1987-04-25

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