JPH0111748Y2 - - Google Patents

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JPH0111748Y2
JPH0111748Y2 JP17878585U JP17878585U JPH0111748Y2 JP H0111748 Y2 JPH0111748 Y2 JP H0111748Y2 JP 17878585 U JP17878585 U JP 17878585U JP 17878585 U JP17878585 U JP 17878585U JP H0111748 Y2 JPH0111748 Y2 JP H0111748Y2
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JP
Japan
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pile
knitting
sinker
movable piece
midfoot
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JP17878585U
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JPS6288784U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、パイルメリヤス編立用シンカに関
するものである。
〔従来の技術〕
従来、編地にループパイルを立設したパイルメ
リヤスを編成する場合に使用するシンカとして、
第7図に示すように、編地形成用中足1と、この
中足1の上方に位置したパイルループ形成用上爪
21と、中足1の下方に位置した下足2と、下足
2の後方に突出したバツド3等からなるものがあ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、この従来のパイルメリヤス編立用シ
ンカにおいては、新編目を作るため編針Nが地糸
aとパイル糸bをくわえて既成編目から下方へ抜
けて下がり(第7図参照)、次に新編目からこの
編針Nが上昇して突出する際、パイル糸bのみが
緩み編地の編目が不揃になりウエールが汚なくな
りやすい問題点があつた。
この現象は、パイル糸の素材即ちその伸縮弾性
に起因するところが大きく、伸縮弾性の少ない綿
糸、アクリル糸の場合特にその傾向があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記のような問題点を解決するた
めに、前記中足の上方の位置に、上爪の代りとし
て、パイルループを形成すると共に所要の往復運
動をしてこれを緊張せしめる可動片を付設したも
のである。
〔作用〕
この考案によれば、新編目から編針が上昇して
突出する際、これに対応してパイルループが引掛
かつている可動片の先端がパイルループを緊張せ
しめる方向、即ち上方又は前方に動くようになり
パイル糸が緩むようなことがない。
〔実施例〕
第1図及び第2図は、この考案の第1実施例を
示すものである。この第1実施例のパイルメリヤ
ス編立用シンカは、中央部の位置にあり先端がな
だらかに傾斜した編地形成用中足1と、この中足
1の下方の位置にある下足2と、下足2の後方に
突出したバツト3と、中足1の後部で上方に突出
した突片4とからシンカ本体5が形成され、この
シンカ本体5の突片4に支軸6を介して、先端が
細く且つなだらかに傾斜した上縁を有する可動片
7が揺動自在に付設されたものである。
前記シンカ本体5には、突片4の付け根前方に
深く入り込み且つ中足1の上縁に連なる凹所8が
形成されており、編地形成時地糸aが入り込み安
定するようになる。
前記可動片7は、膨らんだ中央部下面に深い溝
9(第2図詳細参照)が設けられ、この溝9の中
にシンカ本体5の突片4を挿入し両者を貫通した
支軸6によつて揺動自在(第1図矢印参照)に取
付けられている。この可動片7は、編針が新編目
から上方へ突出する際パイル糸bが緩まないよう
に、これに合せて先端が上方へ所要量回わり先端
に引掛かつているパイルループを適宜緊張せしめ
るようになり、第3図に示すように、編目の揃つ
た編地10と大きさの揃つたパイル11とが得ら
れる。
第4図は、この考案の第2実施例を示すもので
ある。この第2実施例のパイルメリヤス編立用シ
ンカは中足1と突片4との間に小爪14が連設さ
れた別の型のシンカ本体5において、このシンカ
本体5の突片4に可動片7が支軸6を介して揺動
自在に取付けられたものである。
第5図及び第6図は、この考案の第3実施例を
示すものである。この第3実施例のパイルメリヤ
ス編立用シンカは、シンカ本体5の突片4に可動
片7が突片4に刻設した水平状スリツト12に嵌
合するピン13を介して前後方向にスライド自在
(第5図矢印参照)に取付けられたものである。
この第3実施例は、編針が新編目から上方へ突出
する際、パイル糸bが緩まないようにこれに合せ
て前方に所要量進み先端に引掛かつているパイル
ループを適宜緊張せしめるものである。
なお、前記各実施例とも、パイル糸の伸縮弾性
に係る素材、番手等に対応して、可動片の運動量
を適宜調節する。また、可動片7は、その他いろ
いろな型のシンカ本体に付設することができる。
〔効果〕
以上のように、この考案に係るパイルメリヤス
編立用シンカは、従来品の上爪の代りとして、パ
イルループを形成すると共に上下方向又は前後方
向の往復運動をしてこれを緊張せしめる可動片を
付設したものであつて、編針が新編目から上方へ
突出する際にパイルループが可動片によつていつ
も同様に緊張されるため、従来品のようにパイル
糸が緩むようなことがなく、パイルメリヤス編立
時最も重要なパイル糸の張力が自由に調節可能と
なり、パイル糸の素材が例えば伸縮弾性の大きい
毛糸から、伸縮弾性の小さい綿糸に変つても美し
い編目が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の第1実施例を示す側面
図、第2図は同上の要部縦断面図、第3図は編成
されたパイルメリヤスを示す概略図、第4図はこ
の考案の第2実施例を示す側面図、第5図及び第
6図はこの考案の第3実施例を示す側面図及び要
部縦断面図、第7図は従来例を示す側面図であ
る。 1……中足、4……突片、6……支軸、7……
可動片、9……溝、12……スリツト、13……
ピン、21……上爪、a……地糸、b……パイル
糸、N……編針。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 編地形成用中足と、この中足の上方に位置し
    たパイルループ形成用上爪と、中足の下方に位
    置した下足と、下足の後方に突出したバツト等
    からなるパイルメリヤス編立用シンカにおい
    て、前記中足の上方の位置に、上爪の代りとし
    て、パイルループを形成すると共に所要の往復
    運動をしてこれを緊張せしめる可動片を付設し
    たことを特徴とするパイルメリヤス編立用シン
    カ。 (2) 前記可動片が、支軸を支点として上下方向に
    揺動自在である実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のパイルメリヤス編立用シンカ。 (3) 前記可動片が、シンカ本体に設けたスリツト
    に嵌合するピンを介して前後方向にスライド自
    在である実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    パイルメリヤス編立用シンカ。
JP17878585U 1985-11-19 1985-11-19 Expired JPH0111748Y2 (ja)

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JP17878585U JPH0111748Y2 (ja) 1985-11-19 1985-11-19

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JP17878585U JPH0111748Y2 (ja) 1985-11-19 1985-11-19

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JPS6288784U JPS6288784U (ja) 1987-06-06
JPH0111748Y2 true JPH0111748Y2 (ja) 1989-04-06

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