JPH01117203A - 電線及びケーブル - Google Patents
電線及びケーブルInfo
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- JPH01117203A JPH01117203A JP27502787A JP27502787A JPH01117203A JP H01117203 A JPH01117203 A JP H01117203A JP 27502787 A JP27502787 A JP 27502787A JP 27502787 A JP27502787 A JP 27502787A JP H01117203 A JPH01117203 A JP H01117203A
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Landscapes
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- Organic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、導体上に押出し絶縁被覆層を有する電線、ケ
ーブルに関し、特に、優れた機械的強度。
ーブルに関し、特に、優れた機械的強度。
耐熱性、耐外傷性を持った特殊シリコーンゴム絶縁被覆
層を有する電線及びケーブルに関するものである。
層を有する電線及びケーブルに関するものである。
従来、シリコーンゴムを被覆層に用いた電線や電気絶縁
ケーブルは公知である。事実、過酸化物加硫型シリコー
ンゴムや付加反応型シリコーンゴムを絶縁体として被覆
形成させた電線やケーブルについて多くの提案がなされ
、実用されている。
ケーブルは公知である。事実、過酸化物加硫型シリコー
ンゴムや付加反応型シリコーンゴムを絶縁体として被覆
形成させた電線やケーブルについて多くの提案がなされ
、実用されている。
しかし、このようなシリコーンゴムを絶縁層として被覆
形成させた電線類は、その被覆ゴム層の引裂き強度が小
さく、その改善のためにシリコーンゴムに酸化けい素粉
束等の充てん剤を配合して補強する方法が採用されてい
るが、なお、その引裂力は３０ｋｇ／ｃｎ以下程度の低
いものであり、ひっ掻き等に対する耐外傷性は、実用的
に満足できるものではない。電線、ケーブル等に形成さ
れた被覆層にこのような外傷が発生した場合には、その
外傷が破壊孔となって絶縁破壊（短絡）が起こる可能性
が極めて高い、そのような危険性を軽減するために、引
裂き力が４０ｋｇ／ａｎ程度の高強度のシリコーンゴム
が実用されているが、これでもまだ耐外傷性については
物足りないものがあり、例えば、ＩＥＣ法による加熱変
形率試験を荷重５ｋｇを加えて行うと、１７０℃程度の
温度以上では、そのシリコーンゴムが容易に引き裂かれ
てしまい、加熱時における機械的特性の一層の向上が望
まれている。
形成させた電線類は、その被覆ゴム層の引裂き強度が小
さく、その改善のためにシリコーンゴムに酸化けい素粉
束等の充てん剤を配合して補強する方法が採用されてい
るが、なお、その引裂力は３０ｋｇ／ｃｎ以下程度の低
いものであり、ひっ掻き等に対する耐外傷性は、実用的
に満足できるものではない。電線、ケーブル等に形成さ
れた被覆層にこのような外傷が発生した場合には、その
外傷が破壊孔となって絶縁破壊（短絡）が起こる可能性
が極めて高い、そのような危険性を軽減するために、引
裂き力が４０ｋｇ／ａｎ程度の高強度のシリコーンゴム
が実用されているが、これでもまだ耐外傷性については
物足りないものがあり、例えば、ＩＥＣ法による加熱変
形率試験を荷重５ｋｇを加えて行うと、１７０℃程度の
温度以上では、そのシリコーンゴムが容易に引き裂かれ
てしまい、加熱時における機械的特性の一層の向上が望
まれている。
従って、本発明の目的は、優れた引裂強度、耐外傷性を
有し、高温においても高い高い機械的特性をもった絶縁
被覆電線及びそのケーブルを提供するにある。
有し、高温においても高い高い機械的特性をもった絶縁
被覆電線及びそのケーブルを提供するにある。
本発明者らは、上記目的を達成する手段として、ベース
となるシリコーンゴムに着目し、これについて多くの試
作研究を重ねた結果、付加反応型の特定のシリコーンゴ
ム組成物を硬化反応させることによって形成された高い
１００％モジュラスと引裂力の特殊シリコーンゴムが実
用的に望ましい絶縁被覆層が形成し得ることを見出し、
本発明をなすに到った。
となるシリコーンゴムに着目し、これについて多くの試
作研究を重ねた結果、付加反応型の特定のシリコーンゴ
ム組成物を硬化反応させることによって形成された高い
１００％モジュラスと引裂力の特殊シリコーンゴムが実
用的に望ましい絶縁被覆層が形成し得ることを見出し、
本発明をなすに到った。
すなわち１本発明は、 ４０ｋｇ／ｃｍ２以上の１００
％モジュラスと５０ｋｇ／ａｍ以上の引裂力を有する特
殊シリコーンゴムを絶縁被覆層として導体上に形成して
成る電線及びケーブルを提供するものである。
％モジュラスと５０ｋｇ／ａｍ以上の引裂力を有する特
殊シリコーンゴムを絶縁被覆層として導体上に形成して
成る電線及びケーブルを提供するものである。
本発明の電線あるいはケーブルの被覆絶縁層に用いられ
る特殊シリコーンゴムは、けい素原子に結合したビニル
基を含有するオルガノポリシロキサンとメチルハイドロ
ジエンポリシロキサンとを含む組成物を硬化触媒の存在
下に付加反応させたものであって、好ましくは、通常、
そのゴムに対し微粉末シリカが添加使用される。そのよ
うな特殊シリコーンゴムは、ビニル基含有オルガノポリ
シロキサン１モルに対しメチルハイドロジエンポリシロ
キサンを０．６〜２．０モルの割合の組成物を付加反応
させることにより、１００％モジュラス及び引裂力の優
れたシリコーンゴム効果的に得ることができる。その反
応は、例えば、ジクミルパーオキシドのような１３０℃
以上の温度で分解する過酸化物型触媒又は白金系触媒を
用いて反応させることが好ましく、けい素原子に結合し
たビニル基とＳｉＨ基との選択的な付加反応により望ま
しい物性を有する加硫（硬化）特殊シリコーンゴムを得
ることができる。
る特殊シリコーンゴムは、けい素原子に結合したビニル
基を含有するオルガノポリシロキサンとメチルハイドロ
ジエンポリシロキサンとを含む組成物を硬化触媒の存在
下に付加反応させたものであって、好ましくは、通常、
そのゴムに対し微粉末シリカが添加使用される。そのよ
うな特殊シリコーンゴムは、ビニル基含有オルガノポリ
シロキサン１モルに対しメチルハイドロジエンポリシロ
キサンを０．６〜２．０モルの割合の組成物を付加反応
させることにより、１００％モジュラス及び引裂力の優
れたシリコーンゴム効果的に得ることができる。その反
応は、例えば、ジクミルパーオキシドのような１３０℃
以上の温度で分解する過酸化物型触媒又は白金系触媒を
用いて反応させることが好ましく、けい素原子に結合し
たビニル基とＳｉＨ基との選択的な付加反応により望ま
しい物性を有する加硫（硬化）特殊シリコーンゴムを得
ることができる。
本発明電線等においては、硬化反応により、特に、１０
０％モジュラスが４０ｋｇ／Ｊ以上で、引裂力（ＪＩＳ
のＡ型ダンベルで測定）が５０ｋｇ／ａｍ以上を有する
特殊シリコーンゴムの絶縁被覆層を形成させることが重
要である。シリコーン被覆層の１００％モジュラス及び
引裂力がいづれも上記値より小さいと本発明の目的が達
成されないので好ましくな塾）。
０％モジュラスが４０ｋｇ／Ｊ以上で、引裂力（ＪＩＳ
のＡ型ダンベルで測定）が５０ｋｇ／ａｍ以上を有する
特殊シリコーンゴムの絶縁被覆層を形成させることが重
要である。シリコーン被覆層の１００％モジュラス及び
引裂力がいづれも上記値より小さいと本発明の目的が達
成されないので好ましくな塾）。
また、本発明の絶縁電線の被覆層に用いられる付加反応
型特殊シリコーンゴムには、補強剤として１例えば、粒
径が１００ｍμ以下、好ましくは５０■μ以下粉砕され
た特殊微粉末シリカを添加配合するとか好ましく、その
配合量は１例えば、シリコーンゴムに基づいて１０〜５
０重量％程度の範囲が有利に採用される。
型特殊シリコーンゴムには、補強剤として１例えば、粒
径が１００ｍμ以下、好ましくは５０■μ以下粉砕され
た特殊微粉末シリカを添加配合するとか好ましく、その
配合量は１例えば、シリコーンゴムに基づいて１０〜５
０重量％程度の範囲が有利に採用される。
このような特殊シリコーンゴムを銅線等の導体表面に被
覆してなる本発明の絶縁被覆電線は、更にその複数本を
束ね、それらを例えば、金属水酸化物等により難燃化し
た充実介在層で包み、その外側を、同様に金属水酸化物
等により難燃化したアクリルゴム、ニトリルゴム、水素
添加ニトリルゴム、ウレタンゴム、ポリオレフィンエラ
ストマー等を素材とするシース層で被覆して、実用性の
優れたケーブルを容易に製造することができる。
覆してなる本発明の絶縁被覆電線は、更にその複数本を
束ね、それらを例えば、金属水酸化物等により難燃化し
た充実介在層で包み、その外側を、同様に金属水酸化物
等により難燃化したアクリルゴム、ニトリルゴム、水素
添加ニトリルゴム、ウレタンゴム、ポリオレフィンエラ
ストマー等を素材とするシース層で被覆して、実用性の
優れたケーブルを容易に製造することができる。
本発明の電線及びケーブルは、引裂強度、耐外傷性に優
れ、高温における機械的特性も高いので、その実用的価
値は極めて高い。
れ、高温における機械的特性も高いので、その実用的価
値は極めて高い。
次に、具体例により１本発明を更に詳細に説明する。
実施例１
硬化反応によって１００％モジュラスが４０ｋｇ／ｆｆ
ｌ。
ｌ。
引裂力が５３ｋｇ／ａｍの硬化シリコーンゴムを形成す
る付加反応型シリコーンゴム組成物に、該ゴム１００重
量部に対し白金系加硫触媒を０．１５重量部の割合で配
合した組成物を加熱条件下に押し出して導体上に被覆層
を形成させた。
る付加反応型シリコーンゴム組成物に、該ゴム１００重
量部に対し白金系加硫触媒を０．１５重量部の割合で配
合した組成物を加熱条件下に押し出して導体上に被覆層
を形成させた。
得られた電線の被覆層の加熱変形試験における引裂き限
界温度の測定結果は２００℃以上であり。
界温度の測定結果は２００℃以上であり。
優れた耐熱性を有することが認められた。
比較のために、従来の過酸化物加硫型シリコーンゴム１
００重量部と過酸化物（２，４−ジクロロベンゾイルパ
ーオキシド：５０％ペースト）１．５重量部との組成物
について同様の加熱加硫を行い、得られたゴムについて
同様の測定を行ったところ、その限界温度は１６０℃で
あった。また、上記の過酸化物硬化シリコーンゴムは、
１００％モジュラスが２０ｋｇ／ｃｄで、引裂力が２７
ｋｇ／Ｑｌのものである。
００重量部と過酸化物（２，４−ジクロロベンゾイルパ
ーオキシド：５０％ペースト）１．５重量部との組成物
について同様の加熱加硫を行い、得られたゴムについて
同様の測定を行ったところ、その限界温度は１６０℃で
あった。また、上記の過酸化物硬化シリコーンゴムは、
１００％モジュラスが２０ｋｇ／ｃｄで、引裂力が２７
ｋｇ／Ｑｌのものである。
なお、上記の白金触媒に代えて、ジクミルパーオキシド
１．５重量部を用いて同様に加熱硬化させた特殊シリコ
ーンゴム被覆層も２００℃以上の高い限界温度が確認さ
れた。
１．５重量部を用いて同様に加熱硬化させた特殊シリコ
ーンゴム被覆層も２００℃以上の高い限界温度が確認さ
れた。
実施例２
硬化反応によって１００％モジュラスが４０ｋｇ／ｄ以
上、引裂力が５３ｋｇ／ａｍ以上の特殊シリコーンゴム
を形成する付加反応型シリコーンゴム組成物に。
上、引裂力が５３ｋｇ／ａｍ以上の特殊シリコーンゴム
を形成する付加反応型シリコーンゴム組成物に。
該ゴム１００重量部に対し白金系加硫触媒を０．２重量
部を添加配合したもの、及び該白金触媒に代えて、ジク
ミルパーオキシド２重量部を添加配合した組成物を調製
し、それぞれの組成物を加熱条件下に押し出して導体上
に被覆層を形成させた。
部を添加配合したもの、及び該白金触媒に代えて、ジク
ミルパーオキシド２重量部を添加配合した組成物を調製
し、それぞれの組成物を加熱条件下に押し出して導体上
に被覆層を形成させた。
得られた電線の被覆層の加熱変形試験における引裂き限
界温度の測定結果は、いづれも２００℃以上であった。
界温度の測定結果は、いづれも２００℃以上であった。
比較のために、従来の付加反応型シリコーンゴム１００
重量部と白金系加硫触媒０．２重量部との組成物につい
ての同様な測定結果は、１８５℃の引裂き限界温度を示
した。
重量部と白金系加硫触媒０．２重量部との組成物につい
ての同様な測定結果は、１８５℃の引裂き限界温度を示
した。
本発明の電線及びケーブルは、以下のような優れた効果
を有する。
を有する。
１）引裂力１００％モジュラスが向上することにより、
従来のシリコーンゴムでは達成できなかった１８０℃に
おけ・るＩＥＣ法による加熱変形率試験（５ｋｇ荷重）
でも引裂きが起こらないなどの機械的強度が向上する。
従来のシリコーンゴムでは達成できなかった１８０℃に
おけ・るＩＥＣ法による加熱変形率試験（５ｋｇ荷重）
でも引裂きが起こらないなどの機械的強度が向上する。
２）シリコーンゴムは、ハロゲン元素を含まないので、
ケーブル燃焼時に人体に有害なハロゲン化水素ガスを発
生しない。
ケーブル燃焼時に人体に有害なハロゲン化水素ガスを発
生しない。
Claims (2)
- １．４０ｋｇ／ｃｍ＾２以上の１００％モジュラス及び
５０ｋｇ／ｃｍ以上の引裂力を有する特殊シリコーンゴ
ムを絶縁被覆層として導体上に形成して成る電線及びケ
ーブル。 - ２．シリコーンゴムが、けい素原子に結合したビニル基
を有するオルガノポリシロキサンとメチルハイドロジエ
ンポリシロキサンとの付加反応生成物である特許請求の
範囲第１項に記載の電線及びケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27502787A JPH01117203A (ja) | 1987-10-30 | 1987-10-30 | 電線及びケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27502787A JPH01117203A (ja) | 1987-10-30 | 1987-10-30 | 電線及びケーブル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01117203A true JPH01117203A (ja) | 1989-05-10 |
Family
ID=17549854
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27502787A Pending JPH01117203A (ja) | 1987-10-30 | 1987-10-30 | 電線及びケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01117203A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110591363A (zh) * | 2019-09-24 | 2019-12-20 | 中辰电缆股份有限公司 | 一种耐极寒电缆材料及其制备方法 |
-
1987
- 1987-10-30 JP JP27502787A patent/JPH01117203A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110591363A (zh) * | 2019-09-24 | 2019-12-20 | 中辰电缆股份有限公司 | 一种耐极寒电缆材料及其制备方法 |
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