JPH01116749A - データ転送制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 本発明はシステム拡張装置を接続したコンピュータシス
テムにおけるＤＭＡ転送時のデータ転送制御方式に関し
、 拡張用アダプタがタイムアウトしてハングアップしても
自動的にエラー処理を行ない、システム全体のダウンを
防止することを目的とし、本発明によれば、中央処理装
置に基本バスを介して接続されたシステム拡張装置と、
前記システム拡張装置に拡張バスを介して接続された入
出力制御装置により構成されるコンピュータシステムに
おけるＤＭＡ転送を制御するデータ転送制御方式におい
て、前記システム拡張装置は、バス使用許可信号および
バス使用中信号を時間監視することによりタイムアウト
検出を行なう時間監視手段を備え、前記時間監視手段は
、前記入出力制御装置が前記バス使用許可信号を受信し
たのち、規定時間内にバス使用中信号を送出しないとき
は、擬似的にバスを使用中とする擬似バス使用中信号を
拡張バスに送出すると共に基本バスに対してタイムアウ
トを通知し、一方、前記入出力制御装置がバス使用中信
号を規定時間内に送出を停止しないときは、拡張バスに
対して初期状態に戻すためのシステムリセット信号を拡
張バスに送出すると共に基本バスに対してタイムアウト
を通知するように構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明はシステム拡張装置を接続したコンピュータシス
テムにおけるデータ転送制御方式比関し、特に、システ
ム拡張装置に、拡張バスに接続される各入出力制御装置
（アダプタ）のバス使用許可信号、バス使用中信号、デ
ータ転送シーケンス等のタイムアウト検出を行なうため
の時間監視機能を設け、アダプタがハングアップしたと
きにハングアップ時間の監視により当該アダプタを切り
離し基本バスまでのハングアップを防止するようにした
データ転送制御方式に関する。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕第７
図は従来のシステムの概略構成図である。

システム拡張装置ＢＳＥは拡張バスＢ２を基本バスＢ１
と同一の機能で拡張させる装置であり、拡張バスにはＡ
ＤＰが接続されている。これら拡張用の複数のアダプタ
はＤＭＡ転送用でシステム拡張装置を介して基本バスと
接続されている。

第８図は従来のＤＭＡ転送の通常のシーケンスである。

まず、拡張用アダプタからバス支配権要求信号ＢＲＯＩ
をシステム拡張装置に送出する。システム拡張装置は拡
張バス上で優先順位が最も高い゛アダプタを選択し要求
信号ＢＲを作成する。システム拡張装置は要求信号ＢＲ
を基本バスでのシステム拡張装置のアダプタの優先順位
に直して基本バスに要求信号ＢＲｎを送出する。基本バ
スから許可信号ＢＧｎを返し、システム拡張装置のバス
使用が許可されたならば、システム拡張装置から拡張バ
スの選ばれたアダプタに許可信号ＢＧ■を送出する。そ
して拡張用アダプタが拡張バスを使用しバス使用中信号
ＢＢＳＹを送出してデータ転送ＴＦを開始する。

しかしながら、上述したシーケンスにおいて、拡張用ア
ダプタゐ（要求信号ＢＲｓを送出した後に何らかのバー
ドウェアのエラーがそのアダプタに発生した場合、シス
テム拡張装置から許可信号ＢＧｍを受けても、アダプタ
は拡張バスにバス使用中信号ＢＢＳＹを返送することが
できない、さらに、データ転送中に同様のエラーがアダ
プタに発生した場合にはアダプタからのバス使用中信号
の送出が停止されないこともある。このように、従来の
システムではタイムアウトが送出されてもバス支配権要
求の時間監視が行なわれていないためハングアップして
しまうことになる。即ち、従来はシステム拡張装置に時
間監視の機能は設けられておらず、時間監視が行なわれ
ているのはデータ転送が正常に行なわれていることを示
すデータ転送応答信号の時間監視を行なっているだけで
、ＤＭＡ転送時にバス支配権要求中に拡張用アダプタが
エラー（タイムアウト）してハングアップした場合にシ
ステム全てがダウンしてしまう問題があった。

本発明の目的は、拡張用アダプタがタイムアウトしてハ
ングアンプしても自動的にエラー処理を行ない、システ
ム全体のダウンを防止することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段および作用〕第１図は本
発明の原理構成図である０図に示すように、本発明では
バス使用許可信号とバス使用中信号のタイムアウト検出
を行なうための時間監　　　゛視手段をシステム拡張装
置内に設け、拡張用アダプタがバス使用許可信号を受け
てから規定時間内にバス使用中信号を送出しない場合に
は時間監視手段は擬似バス使用中信号ＨＢＢＳＹを送出
し、同時に拡張バス上でのＤＭＡ転送失敗のエラー通知
（タイムアウト）を行なう。この信号によってシーケン
スを強制的に終了させる。さらに、逆に拡張用アダプタ
がバス使用中信号を規定時間内に送出を停止しないとき
には、時間監視手段は拡張バスにアダプタのハードウェ
ア障害を示すシステムリセット信号を送出し、同時に上
述と同様基本バスに対してエラー通知を行なう。これに
よって、時間監視手段はエラー要因によって時間設定が
でき、個別の処理が可能となる。

このようにシステム拡張装置に時間監視手段を設け、上
述の２つの監視機能を使用すると、例えば拡張用アダプ
タが何らかの原因でハングアンプしても自動的にエラー
処理を行ない、そのハングアップしたアダプタを拡張バ
スより切り離すためにシステムダウンすることを防止す
ることができる。

〔実施例〕

第２図は本発明による時間監視手段を備えたシステム拡
張装置を接続したコンピュータシステムの構成図である
。図に示すように、中央処理装置ＣＰＵ配下の基本バス
Ｂ１には複数のアダプタＡＤＰとシステム拡張装置ＢＳ
Ｅが接続され、システム拡張装置の配下の拡張バスＢ２
には拡張用アダプタＡＤＰが接続されている。そしてシ
ステム拡張装置内には時間監視手段Ｔが備えられている
。ここで、ＢＲはバス支配権要求信号であって、ＢＲ＋
ｓは拡張バスのアダプタから、ＢＲｎは基本バスのアダ
プタからのものである。また、ＢＧはバス使用許可信号
であって、ＢＧａ＋は拡張バスのアダプタから、ＢＧｎ
は基本バスのアダプタからのものである。さらに、ＢＢ
ＳＹはバス使用中信号、ＴＦはデータ転送信号である。

このような構成において、通常のデータ転送は次のよう
になる。即ち、基本バス用アダプタと中央処理装置の間
ではアダプタから基本バスを介して要求信号ＢＲｎが送
出されると、中央処理装置から許可信号ＢＧｎが返され
、アダプタから使用中信号ＢＢＳＹが送出されてデータ
転送ＴＦが行なわれる。一方、システム拡張装置と拡張
用アダプタの間でも同様に、アダプタから拡張バスを介
して要求信号ＢＲｍが送出されると、拡張装置から許可
信号ＢＲ＋ｗが返され、アダプタから使用中信号ＢＢＳ
Ｙが送出されてデータ転送ＴＦが行なわれる。

第３図は本発明に係る時間監視手段の機能を説明するシ
ーケンスであって、許可信号（ＢＧ　、　ＢＧｍ）によ
る時間監視を示している。

まず、拡張用アダプタが要求信号ＢＲｍを拡張バスに送
出する。要求信号ＢＲｍを受信したシステム拡張装置は
他のアダプタから送出されている要求信号と比較し、そ
の時点で優先順位の最も高いアダプタの要求信号ＢＲＩ
１１を選択してバス支配権要求信号とする。基本バスに
ついてのシステム拡張装置のアダプタ番号に対応して要
求信号ＢＲｎを基本バスに送出する。そして、基本バス
上の優先順位が最も高かった場合、基本バス用の当該ア
ダプタから許可信号ＢＧｎがシステム拡張装置に送出さ
れ、システム拡張装置ではその内部にて許可信号ＢＧと
し、上述の当該拡張用アダプタに対して許可信号ＢＧ＋
ｓを送出する。この場合、システム拡張装置の許可信号
ＢＧの送出時点から時間監視手段Ｔによって時間監視を
開始し規定時間（ｔｏ）内に拡張用アダプタからの使用
中信号ＢＢＳＹを受信できなかった場合、システム拡張
装置は擬似バス使用中信号（以下擬似ＢＢＳＹ信号）＊
ＢＢＳＹを拡張バスに送出しシーケンスを強制的に終了
させる。そして、この擬似ＢＢＳＹ信号を送出した後に
基本バスに対してエラー通知信号であるＴｌ肝−０ＵＴ
を送出する。

第４図は第３図のＴＩＭＥ−ＯＵＴの検出前と検出後の
処理フローチャートを示す。ここで実線はＴＩＭＥ−Ｏ
ＵＴ検出前、点線は検出後である。拡張用アダプタが拡
張装置ＢＳＥからの許可信号を受信（ステップ４１）か
ら時間監視が開始され、拡張装置の時間監視手段Ｔにお
いて、ＴＩＭＥ−ＯＵＴの検出がなされたか否かを判断
する（ステップ４２）。まだ（ＮＯ）のときは時間監視
のカウンタ（図示せず）のカウントが開始され（ステッ
プ４３）、検出したときにはカウンタがクリアされる。

次に、拡張用アダブ夕においてｔ秒後にまだ許可信号Ｂ
Ｇを受信しているか否か判断され（ステップ４４）、受
信しているときはシーケンス異常と判定され（ステップ
４５）、基本バスに対してエラー通信を示すＴＩＭＥ−
ＯＵＴ信号を送出する（ステップ４６）、一方、ステッ
プ４４において、拡張用アダプタが許可信号を受信して
いないときは正常なシーケンスであり、ＴＩＭＩＥ−Ｏ
ｔｌＴ検出はなく　（ステップ４７）、最初のステップ
に戻る。また、ステップ４４において、すでにＴＩＭＥ
−ＯＵＴ信号と擬似Ｂβｓｙ信号を送出しているときは
これらを停止しくステップ４８）、終了する。そしてス
テップ４５において、シーケンス異常と判定されたとき
ば拡張バスに対して擬似ＢＢＳＹ信号を送出する（ステ
ップ４９）。この擬似ＢＢＳＹ信号を送出後ｌクロック
後に基本バスに対して前述のステップ４６の如＜　ＴＩ
ＭＥ−ＯＵＴ信号を送出する。

第５図は第３図と同様、時間監視手段の機能を説明する
シーケンスであって、バス使用中信号ＢＢＳＹによる時
間監視を示している。

まず、前述と同様に、拡張用アダプタが要求信号ＢＲｍ
を拡張バスに送出する。この信号を受信した拡張装置は
他のアダプタからの要求信号と比較し、最も高い優先順
位の拡張用アダプタの要求信号ＢＲｍを選択する。一方
、基本バスのアダプタに対しても要求信号ＢＲｎを送出
すると、許可信号ＢＧｎが拡張装置に送出される。拡張
装置は当該拡張用アダプタに対して許可信号ＢＧｍを送
出する。そして、許可信号ＢＧｍを受けた拡張用アダプ
タは使用中信号ＢＢＳＹを拡張装置に送出する。

使用中信号ＢＢＳＹを受けた拡張装置は基本バスに対し
て使用中信号ＢＢＳＹを返すと共にＢＢＳＹの時間監視
を開始する。この場合、使用中信号ＢＢＳＹが規定時間
（ｔｏ）内に停止しないときはシステムリセット信号Ｓ
　ＲＳ、　Ｔを拡張バスに送出し、ハングアップした拡
張用アダプタをバスから切り離す。拡張装置からのシス
テムリセット信号送出後、ＴＩＭＥ−ＯＵＴ信号を基本
バスに送出し中央処理装置に通知する。

第６図は第５図のＴＩＭＥ−ＯＵＴの検出前と検出後の
フローチャートである。ここで実線はＴＩＭＥ−ＯＵＴ
検出前、点線は検出後である。拡張装置がバス使用中信
号を拡張バスから受信すると（ステップ６１）、時間監
視が開始され、時間監視手段においてＴＩＭＥ−ＯＵＴ
の検出がなされたか否かを判断する（ステップ６２）。

まだ（Ｎｏ）のときは時間監視のカウンタが開始され（
ステップ６３）、検出したときにはカウンタがクリアさ
れる。次に拡張用アダプタにおいて、を秒後にまだ使用
中信号を受信しているか否かを判断しくステップ６４）
、受信しているときは拡張用アダプタのハードウェアエ
ラーと判断しくステップ６５）、拡張バスに対してシス
テムリセット信号を送出しくステップ６６）、その後基
本バスに対してＴＩＭＥ−ＯＵＴ信号を送出する。一方
、ステップ６４において、拡張用アダプタが使用中信号
ＢＢＳＹを受信していないときはＴＩＭＥ−ＯＵＴ検出
はなく　（ステップ６８）、最初のステップに戻る。さ
らに、すでにＴＩＭＥ−ＯＵＴ信号とシステムリセット
信号を送出しているときにはこれらを停止しくステップ
６９）、終１する。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、ＤＭＡ転送時に
おける拡張用アダプタのハングアップによるシステムダ
ウンを防止することができ、ホストシステムに対してハ
ングアップした当該アダプタを通知することで障害を生
じたアダプタの切り離しが容易になる。さらにアダプタ
内部でもデータ転送の時間監視を行なっているので信頼
性のより高いシステムを構築することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理構成図、 第２図は本発明を適用したシステム構成図、第３図は本
発明の一実施例時間監視シーケンス、第４図は第３図に
おけるＴＩＭＥ−ＯＵＴ検出の処理フローチャート、 第５図は本発明の他の実施例時間監視シーケンス、 第６図は第５図におけるＴＩＭＥ−ＯＵＴ検出の処理フ
ローチャート、 第７図は従来のシステム構成図、および・第８図は従来
のＤＭＡ転送のシーケンスである。 （符号の説明） ＣＰＵ・・・中央処理装置、 ＢＳＥ・・・システム拡張装置、 Ｔ・・・・・・時間監視手段、 ＡＤＰ・・・アダプタ、 Ｂ１・・・基本バス、 Ｂ２・・・拡張バス。　　　　　゛

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、中央処理装置に基本バスを介して接続されたシステ
   ム拡張装置と、前記システム拡張装置に拡張バスを介し
   て接続された入出力制御装置により構成されるコンピュ
   ータシステムにおけるＤＭＡ転送を制御するデータ転送
   制御方式において、前記システム拡張装置（ＢＳＥ）は
   、バス使用許可信号（ＢＧ）およびバス使用中信号（Ｂ
   ＢＳＹ）を時間監視することによりタイムアウト検出を
   行なう時間監視手段（Ｔ）を備え、 前記時間監視手段は、前記入出力制御装置（ＡＤＰ）が
   前記バス使用許可信号を受信したのち、規定時間内にバ
   ス使用中信号を送出しないときは、擬似的にバスを使用
   中とする擬似バス使用中信号（＊ＢＢＳＹ）を拡張バス
   （Ｂ２）に送出すると共に基本バス（Ｂ１）に対してタ
   イムアウト（ＴＩＭＥ−ＯＵＴ）を通知し、一方、前記
   入出力制御装置がバス使用中信号を規定時間内に送出を
   停止しないときは、拡張バスに対して初期状態に戻すた
   めのシステムリセット信号（ＳＲＳＴ）を拡張バスに送
   出すると共に基本バスに対してタイムアウトを通知する
   ようにしたことを特徴とするデータ転送制御方式。