JPH01115747A - 自動クラッチ制御装置 - Google Patents

自動クラッチ制御装置

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Publication number
JPH01115747A
JPH01115747A JP62275105A JP27510587A JPH01115747A JP H01115747 A JPH01115747 A JP H01115747A JP 62275105 A JP62275105 A JP 62275105A JP 27510587 A JP27510587 A JP 27510587A JP H01115747 A JPH01115747 A JP H01115747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
state
vehicle
control device
accelerator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62275105A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Hattori
俊宏 服部
Shohachi Nakatani
中谷 捷八
Seiichi Hatake
畠 精一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd, Isuzu Motors Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP62275105A priority Critical patent/JPH01115747A/ja
Publication of JPH01115747A publication Critical patent/JPH01115747A/ja
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、車両用摩擦クラッチ等の操作を、電子制御装
置を用いて自動的に行うようにした自動クラッチ制御装
置に関するものである。
【従来の技術】
自動クラッチには、従来、トルクコンバータを用いるも
のの外、摩擦クラッチや磁粉式電磁クラッチの操作を電
子#御装置によって自動化し、クラッチペダルの煩雑な
操作を無くした自動クラッチがある。− 摩擦クラッチや磁粉式電磁クラッチを用いた自動クラッ
チでは、不必要なりラッチの滑りにより摩擦材が発熱し
たり摩耗したり或いは電磁粉が劣化したりするのを防止
するため、停車していて変速機をニュートラル以外に投
入している時には、クラッチを切った状態にしている。 そして、ドライバーがアクセルペダルを踏み込んだとき
初めて、その踏み込み量やその時の車両状態に応じて半
クラッチ位置を決定し、その半クラッチ位置でクラッチ
がつながるように制御している。 第5図に、ダイヤフラム型乾式単板の摩擦クラッチを用
いた従来の自動クラッチ制御装置の具体的構成図を示す
、第5図において、1はクランクシャフト、1aはエン
ジン回転数を検出するための歯車、1bはフライホイー
ル、2はクラッチ、2aはプレッシャープレート、2b
はクラッチディスク、2Gはレリーズ軸受、3はレリー
ズレバ−14はピストンロッド、5はクラッチアクチエ
エータ、6はオイルタンク、7ばトランスミッション・
アクチュエータ、8はギヤポジションセンサ、9はイン
ターフェイス、lOは電子制御装置、11はROM、1
2はCPU、13はセレクトレバー、14はセレクト位
置センサ、15はアクセルセンサ、16はアクセルペダ
ル、19は車速センサ、20はプロペラシャフト、21
は変速機、22はインプットシャフト回転数を検出する
ための歯車、23はインプットシャフト回転数センサ、
24はエンジン回転数センナ、50はエンジン、51は
スロットルバルブ、52はスロットルアクチュエータで
ある。クラッチ2と組み合わせて用いる変速1a21と
して、電子制御装置10によって電子制御される変速機
が示しであるが、これは手動式のものであっても良い。 アクセルペダル16の踏み込み量がアクセルセンサ15
により検出され、電子制御装置10のインターフェイス
9に入力される。電子制御装置10は、演算処理によっ
てアクセルペダル踏み込み量に応じてスロットルアクチ
ュエータ52を駆動し、スロットルバルブ51の開度を
調節する。それによりエンジン50の出力が制御される
が、その出力トルクはクランクシャフト1からクラッチ
2に伝えられる。出力トルクは、クラッチのつながり(
「接」)の程度(即ち、プレッシャープレート2aがク
ラッチディスク2bをフライホイール1bに押し付ける
程度)に応じて変速機21に伝達される。変速機21で
変速された後、トルクはプロペラシャフト20を介して
駆動軸へ伝達される。 プレッシャープレート2aの押し付は力は、レリーズ軸
受2Cの摺動位置によって決まるが、その位置は電子制
御装置10からの指令によりクラッチアクチュエータ5
によって制御される。即ち、クラッチアクチエエータ5
が作動すると、ピストンロフト4が進出または後退し、
レリーズレバ−3を介してレリーズ軸受2Cの位置を制
御する。 第6図に、クラッチアクチエエータの構成を示す、第6
図において、4はピストンロッド、5はクラッチアクチ
ュエータ、6はオイルタンク、31はポンプ、32ない
し35は電磁弁、36はビストンストロークセンサ、3
7はピストン、38はセンサロフト、39.40は油室
、41は片コンド単動型油圧シリンダである。 クラッチアクチュエータの制御は、電子制御袋210か
らの信号によって、電磁弁32ないし35が制御される
ことによって行われる。 クラッチを切る(「断」にする)には、電磁弁32.3
3を開き、電磁弁34.35を閉じる。 この時、ポンプ31→電磁弁32−電磁弁33−油室3
9へと油が供給され、ピストン37を右方に押す押圧力
を加える。ピストンロッド4には、プレッシャープレー
ト2aのダイヤフラムスプリング(図示せず)により、
左方向への力が働いているが、ポンプ31によって与え
られる油圧による力の方が大になるようにしであるので
、ピストン37は右方に押される。そのため、油室40
の油はオイルタンク6へ流出する。ピストンロッド4は
右方へ移動(つまり後退)し、クラッチは「断」とされ
る。 クラッチをつなぐ(「接」にする)には、逆に、電磁弁
32.33を閉じ、電磁弁34.35を開く、油室39
内の油は、ポンプ31による圧力から解放され、ピスト
ン37を右方に押圧しなくなる。ピストンロッド4には
、前記ダイヤフラムスプリング(図示せず)による左方
向への力が働いているから、油室39内の油はピストン
37に押されてオイルタンク6へ流出する。油室40に
は、ピストン37の左方への移動に伴い油が流入する。 このようにしてピストンロッド4が左方に移動し、クラ
ッチは「接」にされる。 半クラッチにするには、ビストンストロークセンサ36
によりピストン37の位置を検出し、所望の半クラッチ
位置に来たところで全ての電磁弁を閉じる。すると、ピ
ストン37はその位置より動かず、クラッチは「断」と
「接」との間の所望の半クラッチ位置に留まる。 第7図に、従来の自動クラッチ制′a装置における停車
状態から発進状態までの制御フローを示す。 なお、入出力処理は省略しである。 第8図に、発進時の半クラッチ位置を算出するため使用
する、データテーブル1ないし3を示す。 これらのデータテーブルは、電子制御装置10の中のR
OMIIに記憶させておく。 以下、第7図の説明における■〜■は、第7図中の処理
■〜■に対応する。第7図のブロックAは車両状態のチ
エツクを行う部分であり、ブロックBはアクセル踏み込
み時の半クラッチ位置を演算する部分である。 ■ ギヤチェンジ中であるかどうかをチエツクする。ギ
ヤチェンジ中であれば、当然クラッチを切っておく必要
があるから、■のクラッチ断へ進む。もともとクラッチ
断であれば、その状態を維持すれば良い。 ■ ギヤ位置がニュートラルかどうかチエツクする。ニ
ュートラルなら処理■へ進み、クラッチを「接」にする
が、これは、クラッチとしてダイヤフラム型の乾式摩擦
クラッチを用いた場合を考慮しての処理である。即ち、
この時クラッチを「接」にしておかないと、レリーズ軸
受2Cの押圧部分を無用に摩耗してしまうからである。 ■ ギヤ位置がニュートラル以外であって、アクセルを
踏み込んでいるかどうかをチエツクする。 踏み込んでいれば、車両を発進させる意志ありというこ
とであるから、アクセル踏み込み時の半クラッチ位置を
演4算するところのブロックBへ進む。 ■ アクセルが踏まれていない場合には、車速か設定車
速以上かどうかチエツクする。設定車速以上であれば、
エンジンブレーキを効かせるため、クラッチをつなぐ処
理■へ進む、以下であれば、エンジンストールや車体振
動を防止するべく、処理■へ進んでクラッチを切る。 設定車速は、概ね10〜20km/h’Cらいであるが
、車両の用途、エンジンの種類、ギヤ比等によって適宜
状める。 ■ 電子制御装置10よりクラッチアクチュエータ5に
指令を送り、クラッチを切る。 ■ 電子制御装置10よりクラッチアクチエエータ5に
指令を送り、クラッチをつなぐ。 ■ アクセルセンサ15によりアクセルペダル踏み込み
量を検出し、第8図(イ)のデータテーブル1よりデー
タa、を求める。データa1は、適切な半クラッチ位置
を算出するために使用される(処理[相]参照)。a、
の値が大きい程、よりクラッチ「接」に近い半クラッチ
に決められるようにしである。 アクセル踏み込み量が大きいと、クラッチ「断」に近い
半クラッチよりも、クラッチ「接」に近い半クラッチに
した方が適切であるから、第8図(イ)のデータテーブ
ル1は、アクセル踏み込み量が大になる程、a、の値が
大になるよう作っである。 ■ エンジン回転数センサ24によりエンジン回転数を
検出し、第8図C口)のデータテーブル2よりデータa
2を求める。これも、適切な半クラッチ位置を算出する
ために使用される。 エンジン回転数が大だとクラッチをよりクラッチ「接」
側にな諷ようにし、逆にエンジン回転数が低下してエン
ストしそうな時には、クラッチをよりクラッチ「断」側
になるようにしてやる必要がある。そこで、データテー
ブル2は、エンジン回転数が大だとa、が大になり、小
だと小になるよう作っである。 ■ インプットシャフト回転数センサ23により、変速
機21のインプットシャフト回転数を検出し、第8図(
ハ)のデータテーブル3よりデータa3を求める。これ
も、適切な半クラッチ位置を算出するために使用される
。 エンジン回転数に対してと同様にして、インプットシャ
フト回転数が大だとa、が大になり、小だと小になるよ
うにデータテーブル3は作っである。 [相] データaI +  a2 +  a3を加えて
、半クラッチ位置aを算出する。 ■ 算出した半りラッチ位Waに従いクラッチ位置を制
御すると、ドライバーの加速意図、エンジンの状態、車
速等に応じた適切な半クラッチとすることが出来る。 第9図に、従来の自動クラッチ制御装置のブロック構成
図を示す、変速状態検出手段29 (ギヤポジションセ
ンサ8.セレクト位置センサ14)。 アクセルセンサ15.車速センサ19.エンジン回転数
センサ24.インプットシャフト回転数センサ23等か
らの情報を基に、クラッチを「断」とすべきか、「接」
とすべきか、半クラッチとすべきかを電子制御装置10
において判断する。クラッチアクチュエータ5に指令を
送りクラッチ2を制御する。
【発明が解決しようとする問題点】
(問題点) 前記した従来の技術には、次のような問題点があった。 第1の問題点は、アクセルペダルを踏み込んでから発進
するまでに、応答遅れを感じるという問題点である。 第2の問題点は、車庫入れ等の際に必要な極低速走行あ
るいは短距離移動のための操作が、煩雑であるという問
題点である。 (問題点の説明) まず、第1の問題点について説明する。トルクコンバー
タを利用している車(以下「トルコン車」という)には
クリープ現象(ギヤ位置がニュートラル以外の時にアク
セルを踏まなくても車両がゆっくりと動く現象)がある
ため、ブレーキペダルから足を離しただけで車両は動き
出す。しかし、トルクコンバータを利用していない前記
したような自動クラレチを搭載した車では、第7図の処
理■、■、■から分かるように、停車または極低速の状
態で(つまり設定車速以下で。処理■)アクセルを離し
ていると(処理■)、クラッチは「断」とされている、
そして、発進しようとしてアクセルを踏み込んで初めて
、クラッチがつながり始める(ブロックB、処理0)。 そのため、実際に発進するまでに、どうしても多少の応
答遅れ感が出てしまっていた。 次に、第2の問題点について説明する。狭い車庫に入れ
る時や、はんの数十センチだけ動かしたいという場合、
トルコン車ではブレーキペダル1つを操作するだけで良
い、これに対して、前記した自動クラッチでは、アクセ
ルとブレーキの両方を交互に操作しなければならず、運
転が難しかった。 なお、トルクコンバータを利用しない自動クラッチに、
クリープ動作を付与するような提案が幾つかなされてい
る(例えば、特開昭61−132424号公報、特開昭
61−157443号公報)が、これらは、車両速度を
考慮することなくクリープ運転時の半クラッチ位置を決
めているので、空車等で車両負荷が軽い時には、クリー
プ動作だけでスピードが出過ぎてしまうなどして、未だ
充分なものではなかった。 本発明は、以上のような問題点を解決し、クリープ動作
を付与すると共に、車両総重量が変化した時にも、クリ
ープ効果だけで車両が運転者の意志に無関係に走り出し
、スピードが出過ぎてしまうことを防止することを目的
とするものである。
【問題点を解決するための手段】
前記問題点を解決するため、本発明の自動クラッチ制御
装置では、ブレーキ状態検出手段と、クラッチ位置制御
手段とを少なくとも備え、ギヤ位置がニュートラル以外
であり且つアクセルを踏んでいない場合においてクラッ
チを半クラッチ状態に制御すると共に、該半クラッチ状
態で車速か設定車速以上となった時には、クラッチを断
に制御することとした。
【作  用】
ブレーキ状態検出手段と、クラッチ位置制御手段とを少
なくとも備えた自動クラッチ制御装置において、ギヤ位
置がニュートラル以外であり且つアクセルを踏んでいな
い場合においてクラ7チを半クラッチ状態に制御するこ
とにより、クリープ効果が生ぜしめられる。 また、該半クラッチ状態で車速か設定車速以上となった
時にはクラッチを断状態にItIIImすることにより
、クリープ効果だけでスピードが出過ぎてしまうことが
防止される。
【実 施 例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。 第2図に、本発明の実施例にかかわる自動クラッチ制御
装置の具体的構成を示す、第2図において第5図と同じ
符号は、第5図と同じものを指す。 そして、25はハンドブレーキセンサ、26はハンドブ
レーキ、17はフットブレーキセンサ、18はフットブ
レーキである。この自動クラッチ制御装置の動作を第3
図、第4図によつて説明する。 第3図、第4図は、本発明の実施例にかかわる自動クラ
ッチ制御装置における停車状態から発進状態までの制御
フローを示す、入出力処理は省略しである。 本発明における制御の第1の特徴は、停車あるいはそれ
に近い状態でギヤがニュートラル以外に操作されている
時、アクセルペダルが踏まれていなくてもクラッチを半
クラッチにし、トルコンのクリープと同じ作用を持たせ
た点である。 第2の特徴は、このクリープ動作によって車速か上昇し
過ぎた時には、クリープ動作を中止してクラッチを断と
し、それ以上加速することのないよう、車速監視機能を
設けたことである。 第2の特徴を持たせた理由は、同じ半クラッチ位置でク
リープ運転をする場合であっても、車両負荷の状態によ
って車速は異なってしまい、スピードが出過ぎてしまう
ことがあるからである。即ち、積車状態とか上り坂走行
という時には、空車とか平地走行の時に比し車両負荷は
大となる。積車時に充分なりリープ効果を出すように半
クラッチの制御を調整しておくと、空車時にはスピード
が出過ぎてしまい危険である。 そこでこれを防ぐために設定車速を設け、半クラッチに
よるクリープ動作時の車速か該設定車速より高いか低い
かを常にチエツクし、高い時にはクリープ動作を中止す
る。 以下の説明におけるΦ〜[相]は、第3図、第4図の処
理Φ〜[相]に対応する。制御フローのうち、ブロック
Aは車両状態をチエツクする部分であり、ブロックB(
第4図)はアクセル踏み込み時の半クラッチ位置を演算
する部分であり、ブロックCはアクセル非踏み込み時の
半クラッチ位置を演算する部分である。 ■〜■ これらの処理は、第7図の■〜■の処理と同じ
であるので、説明は省略する。なお、■。 は第1の設定車速であり、第7図■の「設定車速」に対
応している。 ■ 車速か第2の設定車速v2より大かどうかチエツク
する。 このチエツクは、クリープ効果だけでスピードが出過ぎ
ていないかどうかのチエツクであり、停車状態からスタ
ートしてドライバーがアクセルペダルを踏まない状態で
達する車速に上限を設け、車速かそれより大かどうかを
チエツクする。従って、■寡は約3〜5km/h程度に
する。(なお、処理■のチエツクは、エンジンブレーキ
が必要であるか否かのチエツクであるから、第1の設定
車速Vlは約2Qkm/hと比較的大きい、) v2より大の時は、クラッチを「断」にするべく処理[
相]へ進み、小の時は半クラッチにするべく処理■へ進
む。 ■、■ ブレーキを作動させているか否かをチエツクす
る。ブレーキを作動させていない時は後述する時間積分
項■の値を増加させ、作動させている時は減少させて行
くということを後の処理■、■で行うのであるが、その
どちらの処理に進むのかの分岐点がここである。 ■ ここから処理Oまでは、アクセル非踏み込み時の半
クラッチ位置演算のためのブロックCを形成する。 ここでは、時間積分項Iが上限値Is以上か否かをチエ
ツクする。上限値■。を設ける理由は次の通りである。 処理■で述べるように、クリープ動作ウニの値は徐々に
増大するから、もし上限を設けておかないと、やがては
クラッチ「接」に対応する値となってしまい、クラッチ
は完全につながってしまう。しかし、クリープ動作でド
ライバーが必要とするのは、はどほどの半クラッチ状態
であり、上記のように完全につながって加速してしまっ
たのではドライバーの意図に反することになる。そこで
、■に上限値を設け、車両の動きがクリープ動作からは
逸脱しないような半クラッチ状態に留めることとしたの
である。 ■ 時間積分項■に定数αを加算する。αは、積分のた
めに加算する量であり、その値は適宜定めることが出来
る。 第3図9第4図の制御フローは、電子制御装置lOにお
いて一定の時間間隔をおいて流されているから、制御フ
ローが巡ってくる度にIの値はαづつ加算され、2α9
3α、4α・・・と増大して行く、従って、車両の状態
が処理@からNoの方へ進む状態(即ち、クリープ動作
が要求される状B)になった時点から、制御フローが流
される時間間隔の10倍の時間が経過した時点では、■
の値は10αとなっている。 時間積分項Iを設けた理由は、クリープ動作をさせる際
、半クラッチの位置を最初クラッチ「断」に近い位置と
し、徐々にクラッチ「接」に近い位置へ移動させ、クリ
ープ動作を滑らかなものにするためである。 [相] ブレーキが使用されている時には、■の値が0
以下かどうかチエツクする。0より大であれば、減算す
べく処理■に進む、0以下であれば、クラッチ「断」と
すべく処理0を経て処理[相]へ向かう。 ■ 工の値をβだけ減じる。処理■の時と同様にして、
制御フローが巡って来る度にβづつ減じられる。これは
、半クラッチの位置をクラッチ「断」の方へ向かって移
動させることに相当する。そして、ブレーキを長時間使
用していると、■の値はOより小になってしまう。0よ
り小さいIの値に対応したクラッチ位置を「断」として
おけば、結局、ブレーキを長時間使用(例、長時間停車
)しているとクラッチは「断」にされるという具合にす
ることが出来る。これにより、クラッチ板の無用の摩耗
が防止出来る。 ■ 再度、時間積分項Iの値がO以下かどうかチエツク
する。ここで、クラッチを「断」にすべきか半クラッチ
にすべきかの判定をする。 ■ 時間積分項Iに定数δを掛けて、保つべき半クラッ
チ位置aとする。即ち、半クラッチ位置aを演算する。 rIXδ」の演算より明らかなように、δは半クラッチ
位置の変化速度ということになる。δの値は、この自動
クラッチ制御装置が搭載される車両の諸元、エンジンの
性能等によって適宜決定する。 ■ 電子制御装置10からクラッチアクチュエータ5に
信号を送り、クラッチ2の位置を処理◎で求めた半クラ
ッチ位置aにする。 ■ エンジンのスロットルバルブ(または燃料噴射ポン
プ)を予め設定された開度まで開く。 この処理は、処理■から分かるように、アクセル解放状
態の時の処理であるが、アクセルが解放されている時は
、エンジンは通常アイドリング状態である。この時、ク
ラッチが半クラッチ状態になってエンジンに負荷がかか
ると、エンジンストールなどが発生してしまう。それを
防ぐためである。 ■ この段階で車速か第1の設定車速75以上の時は、
エンジンブレーキを効かせるべくクラッチを「接」にす
るが、それに先立ち時間積分項Iの値をリセットする(
0にする)。そうする理由は、車両の思わぬ飛び出し事
故を防止するためである。 一度クリープ動作のための半クラッチ制御が行われると
、処理■の時間積分動作により増大した■の値が存在す
ることになるが、これを残したまま他のクラッチ操作(
例えば、「接」。 「断」)をした後再度クリープ動作をすると、いきなり
残っていた大きな値のIに対応した半クラッチ位置に入
ることになる。その結果、車両は急激に飛び出してしま
う。このようなことを防止するために、クリープ動作の
ための半クラッチ制御以外のクラッチ操作をする時には
、予め時間積分項Iの値をリセットしておく (処理[
相]、■参照)。 ■ 電子制御装置10よりクラッチアクチュエータ5に
指令を送り、クラッチをつなぐ。 [相] クラッチを「断」にするに先立ち、時間積分■
を0にリセットしておく。 [相] 電子制御装置10によりクラッチアクチュエー
タ5に指令を送り、クラッチを切る。 [相] ここでは、処理■とは異なり、アクセル踏み込
み量に応じて、スロットルバルブを開閉する。 この段階では、アイドリング状態のエンジンに、半クラ
ッチのような負荷をかけるというようなことはないから
である。 ■ アクセルペダルを踏み込んで行う発進の際の半クラ
ッチ制御に先立ち、時間積分項IをOにリセットしてお
く。 @〜[相] これらの処理は、第7図の■〜■の処理と
同じであるので、説明は省略する。 以上述べた本発明にかかわる自動クラッチ制御装置をブ
ロック構成図で示すと、第1図の如くになる。第9図の
従来の自動フランチ制御装置と異なる点は、ブレーキ状
態検出手段30 (ハンドブレーキセンサ25.フット
ブレーキセンサ17)を設けた点と、電子制御装置10
の中に、設定車速以上時クラッチ断部10−3を含むア
クセル昇路み込み時半クラッチ位置演算部10−2とを
設けた点である。 なお、上側の自動クラッチ制御装置では、クリープ動作
を得るための半クラッチ制御を時間積分項を用いて行う
ものであるが、半クラッチ状態で車速か所定の設定車速
以上になった時クラッチを断とする技術思想は、単にそ
のような自動クラッチ制御装置のみにだけ適用可能とい
うわけではない。クラッチを半クラッチ状態に制御して
クリープ動作を得るようにしている自動クラッチ′@御
装置であれば、どのようなものに対しても適用可能であ
る。
【発明の効果】
以上述べた本発明によれば、次のような効果が得られる
。 1、ギヤをニュートラル以外の位置に投入している状態
でアクセルから足を離していても、ブレーキが長時間作
動していない限り、いつでもクラッチが半クラッチ位置
にされている。そのため、車両はクリープ動作をし得る
。 また、この状態からアクセルペダルを踏んで発進する場
合、既に半クラッチになっているわけであるから、アク
セルペダルが踏み込まれて初めてクラッチがつながり始
めるという従来のものに比し、発進時に応答遅れを感じ
ることがない。 2、クリープ動作が出来るようになったため、車両の僅
かの移動とか極低速での走行とかが、ブレーキペダルだ
けの操作で出来るようになった。 3、ブレーキを長時間作動させる時には、クラッチは断
位置にされ、クラッチが滑っている半クラッチ状態が長
時間続くことが無くなるので、クラッチの摩耗を少なく
することが出来る。 4、アクセル昇路み込み時の半クラッチ位置を定めるに
当たっては、最初はクラッチ「断」に近い半クラッチ位
置とし、時間の経過と共に徐々にクラッチ「接」に近い
半タラ、千位置に変化するように定めたので、車両が急
激に飛び出したりエンジンに大きなショックを与えたり
することが無く、滑らかなりリープ動作が得られる。 また、この時の半クラッチ位置に上限を設け、ある程度
以上はクラッチ「接」には近づかないようにしたので、
ドライバーの意志に無関係にクラッチがつながって加速
されてしまうという危険が無い。 5、クリープ運転の際、車速か必要以上に大きくなった
らクラッチ断となるようにしたので、空車等で車両負荷
が軽い時でもスピードが出過ぎてしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図・・・本発明にかかわる自動クラッチ制御装置の
ブロック構成図 第2図・・・本発明の実施例にかかわる自動クラッチ制
御装置の具体的構成図 第3図、第4図・・・本発明の実施例にかかわる自動ク
ラッチ制御装置における停車状態から発進状態までの制
御フローを示す同 第5図・・・従来の自動クラッチ制御装置の具体的構成
図 第6図・・・クラッチアクチュエータの構成を示す同第
7図・・・従来の自動クラッチ制御装置における停車状
態から発進状態までの制御フローを示す図 −第8図・・・アクセル踏み込み時の半クラッチ位置を
算出するため使用するデータテーブル 第9図・・・従来の自動クラッチ制御装置のブロック構
成図 図において、1はクランクシャフト、1aは突起、1b
はフライホイール、2はクラッチ、2aはプレッシャー
プレート、2bはクラッチディスク、2cはレリーズ軸
受、3はレリーズレバ−14はピストンロッド、5はク
ラッチアクチュエータ、6はオイルタンク、7はトラン
スミッション・アクチュエータ、8はギヤボジシジンセ
ンサ、9はインターフェイス、10は電子制御装置、1
1はROM、12はCPU、13はセレクトレバー、1
4はセレクト位置センサ、15はアクセルセンサ、16
はアクセルペダル、17はフットブレーキセンサ、18
はフットブレーキ、19は車速センサ、20はプロペラ
シャフト、21は変速機、22は歯車、23はインプッ
トシャフト回転数センサ、24はエンジン回転数センサ
、25はハンドブレーキセンサ、26はハンドブレーキ
、31はポンプ、32ないし35は電磁弁、36はビス
トンストロークセンサ、37はピストン、38はセンサ
ロッド、39.40は油室、41は片コンド単動型油圧
シリンダ、50はエンジン、51はスロットルバルブ、
52はスロットルアクチュエータである。 153図 第4 m

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ブレーキ状態検出手段と、クラッチ位置制御手段とを少
    なくとも備え、ギヤ位置がニュートラル以外であり且つ
    アクセルを踏んでいない場合においてクラッチを半クラ
    ッチ状態に制御すると共に、該半クラッチ状態で車速が
    設定車速以上となった時には、クラッチを断に制御する
    ことを特徴とする自動クラッチ制御装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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