JPH01114215A - アナログ・ディジタル変換装置 - Google Patents

アナログ・ディジタル変換装置

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JPH01114215A
JPH01114215A JP27379387A JP27379387A JPH01114215A JP H01114215 A JPH01114215 A JP H01114215A JP 27379387 A JP27379387 A JP 27379387A JP 27379387 A JP27379387 A JP 27379387A JP H01114215 A JPH01114215 A JP H01114215A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、逐次比較形のアナログ・ディジタル変換装置
に関し、特に局部ディジタル・アナログ変換回路が電荷
再分配形の容量アレーで構成されているものの精度の向
上に関する。
〔従来の技術〕
近年、多くの分野においてディジタル化が進められてい
るが、アナログ信号とディジタル信号とのインターフェ
イスとして、アナログ・ディジタル変換装置(以下、A
DCと記す)およびディジタル・アナログ変換装置(以
下、DACと記す)等が非常に重要になってきている。
上記ADCにおいて、比較的高速・高精度で変数ビット
数の多くとれるため、LSI化された例の最も多い変換
方式として逐次比較形ADCがある。
第2図に逐次比較形ADCの構成ブロック図を示す。ア
ナログ信号入力端子1から入力されたアナログ信号をサ
ンプル・ホールド回路7で標本化および保持し、まず、
第1番目に逐次近似レジスタ9より最上位ビット(MS
B)のみをパ1°゛とし他のビットを°“0″として、
出力をフルスケール値(以下FSと記す)の1/2に設
定した値を局部ディジタル・アナログ変換回路4のディ
ジタル入力とする。この1/2FSとサンプル・ホール
ド回路7に保持されているアナログ信号との大小関係を
比較回路8で比較し、出力を逐次近似レジスタ9へ転送
する。逐次近似レジスタ9は、比較回路8の出力によっ
て次に局部DAC4に与えるディジタル・データを制御
する。つまり、入力されたアナログ信号の方が172F
Sより太きかった場合は、局部DAC4へ与えるMSB
は1′″のままとし、2番目のビ゛ッ1−(28B)に
も“1″を与えて、局部D A C,4の出力を3/4
FSとする。また、入力されたアナログ信号の方が1.
 / 2 F Sより小さかった場合は、MSBを0°
″に戻し、28Bに“1′″を与えて、局部DAC4の
出力を174.FSとする。ここで定まった局部DA、
C4の出力とアナコグ信号との大小関係を比較して、2
8Bを決定する。このようにして最下位ピッ1−(LS
E)まで逐次比較していき、アナログ・ディジタル変換
を行う。
以上述べたような逐次比較形A、DCにおける局部DA
Cの回路形式として、抵抗ストリングを用いたもの、お
よび容量アレイを用いたものなどがある。
上述した従来の逐次比較形ADCに用いられている局部
DACを構成する回路形式のうち、抵抗ストリングを用
いた回路形式では、アナログ・ディジタル変換で取り扱
うビット数をnとした場合、最低2″個の抵抗が必要と
なり、ビット数が多いと抵抗の数が非常に多くなってし
まい、半導体集積回路等に組み込む場合、全回路に対し
この抵抗ストリングの占有する面積が非常に大きくなっ
てしまう。また、面積を小さく押さえようとすると、各
単位抵抗の抵抗値が小さくなり、単位抵抗間の接続点に
おけるコンタクトの抵抗が全体の精度に大きく影響を与
えてしまうという欠点がある。
このため、高分解能、つまりビット数の多いアナログ・
ディジタル変換装置における局部DACの回路形式とし
て、容量アレーを用いた電荷再配分形の回路形式が使わ
れることが多い。
第3図は、従来の逐次比較形ADCにおける局部DAC
に電荷再配分形の容量アレーを用いた回路構成図であり
、これは、サンプル・ホールド回路をも含めた局部DA
C4、比較回路8.逐次比較レジスタ9および基準電位
発生回路11より構成されており、ディジタル回路にお
ける消費電力が少ないという理由により、相補形MO8
電界効果トランジスタ(以下、相補形MO8FETと記
す)を用いた回路構成が主流となってきている。
以下、簡単のため逐次比較形ADCの動作をビット数n
=4として第3図を用いて説明すると、容量アレーはC
6400,C+410. C2420゜C1030,C
(440となり、単位容量をCとすると、Co=C,’
=C/8.C2=C/4.C3=C/2.C4=Cとな
る。
まず、第1にスイッチ40,41,42゜−5= 43.44は、401,400,421゜431.44
1が導通し、402,403゜412、 413. 4
22. 423. 432゜433.442,443が
開放されて、すべてアナログ信号入力端子1に接続され
、またスイッチ6も導通して、基準電位発生回路11に
て発生される第1の参照電圧vR+2と第2の参照電圧
■13との中点電位12である(VR+十V□−)/2
に対して容量アレーC0400〜C4440にアナログ
信号人力vrsがサンプリングされる。
つまり、 Q c o = (V r、−(V、”十V、つ/2)
・C/8Qc+ = (VIN  (VR”+VR) 
/ 2 ) ・c/ 8Qc2=(Vrn  (VR”
十VR−)/2) ・c/4Qcs−(Vrw  (V
R”+VR)/2) ・c/2QC4””(VIN  
(vR”+vi)/z)・cとなり、全電荷QTは QT= (VIN  (VR++VB−) / 2) 
 ・2 C・・・ (1) となる。次に、スイッチ6が開放され、またスイッチ4
0,41,42,43.44が逐次近似レジスタ9から
のディジタル・データにより切り換わる。MSHの比較
の時は、スイッチ44は442が導通し、441,44
3は開放され、第1の参照電圧VR+2に接続され、ス
イッチ40゜41.42.43は403,413,42
3゜433が導通し、他はすべて開放されて第2の参照
電圧vR′−3に接続される。ここで比較回路8の反転
入力1.13の電位をVr、非反転入力■、の電位をv
Nとすると、VN= (VR”+VR−)/2゜また、 Qo。=(vR−−■、)・C0=(vR−−v1)・
Qc1=(Vn−Vr)  ・CI=(VR−Vr) 
 ・7g QC2=(V7!”  Vr)” C2=(VR−Vr
)’C/4 Qcs−CVn−Vt)  ・C5=(VB−Vr) 
 ・C/2 QC4=(VR+ Vr)  ・C4=(vR”  V
l)  ・QT= (vR−VI)  ・C+(VR”
  、Vt)  ・C” (、(VR”+VR) / 
2−Vr)・2 C・・・ (2) (1)式と(2)式の電荷保存則により’VX=CVn
++Vn−)−vr、  ・(3)となり、比較回路8
は、(3)式とvN== cv、R” 十VR−) /
 2との比較を行う。ここで、VIN>(VR”+VR
−)/2とするとVr <VNとなり、比較回路8の出
力は“1”が出て逐次比較レジスタ9に“1″を転送す
る。また、  VIN<(Vll”十VR−)/2とす
るとVT>V)Jとなり、比較回路8の出力は“0”・
となる。このようにしてMSBが定まると、次は2番目
のピッ)、28Bの比較に入る。MSBが“′1″に定
まったとすると、28Bの比較時の逐次近似レジスタ9
の出力は′“1100”となり、局部DAC4のスイッ
チ40.41,42,43,44は403゜413.4
23,432,442が導通し他は開放される。つまり Qco= (VR−Vt)  ・c/8QC+” (V
R−Vt)  ・C/8Qc2= (VR−+VI) 
 ・C/4QC3= (VII”+Vt)  ・0/ 
2Qc4−(Vu”+Vt)  ・c Q、= (VR−−Vr)−C/2+ (V、”−VI
)・3C/2 = ((3VR”+VB−) / 4  Vl)・2C
・・・(4) (1)式と(4)式の電荷保存則によりVよ−(5VR
”+3VRつ/4  VT、・・・ (5)トナリ、比
較回路8ハ、(5)式とV N、= (V R++ V
 n −)/2との比較を行う。ここで、VIN>(3
V、++VR−)/4とするとVI <’VNとなり、
比較回路8の出力は“1′′が出て逐次比較レジスタ9
にII I ++を転送する。また、VIN <(3V
R++VTL−)/4とするとV□>VNとなり、比較
回路8の出力は“0″となる。一方、MSBが“0”に
定まった場合、28B比較時の近似比較レジスタ9の出
力は”0100”となり、局部DAC4のスイッチ40
,41,42,43.44は、403゜413.423
,432,433が導通し他は開放される。つまり Qco、= (VRVl)  ・c/ 8QC+=(V
RVt)・0/8 QC2= (VR−Vt)  ・C/4Qcs= (V
R”、 十Vr、)  ・c、’2Qo4= (VB−
VI)  ・C Q T = (V R−V r )・3 C/ 2 +
(VR”−vr)  ・C/2 ” ((VR++3VRつ/4  vr)・2C・・・
(6) (1)式と(6)式の電荷保存則によりVr= (3V
R++5 VR) / 4  VIN・・・(7) となり、比較回路8は、(7)式とV、= (VR+十
VR−)/2との比較を行う。ここで、VIN> (V
R”+3 VR) / 4とするとVI<VNとなり、
比較回路8の出力は“1”が出て逐次近似レジスタ9に
u 1 ++を転送する。また、VTN〈(vTl++
3■R−)/4とするとV 1> VNとなり、比較回
路8の出力は0″となる。このようにして23Bが定ま
り、以下同様にして38B、LSBと求める。
以上説明してきた従来の電荷再配分形の局部DACを用
いた逐次比較形ADCを相補形MO8FETによる半導
体集積回路で構成した場合について第1図に局部DAC
4の一部とスイッチ6を示し、その動作を説明する。
例えば、電源電圧を5V、OVとし、第1の参照電圧■
、+1を5V、第2の参照電圧VR−αをOVとして、
またN型MO8FETとP型MO8FETのチャネル幅
対チャネル長の比率が等しいことを前提とする。ここで
、第1の参照電圧v8+1と第2の参照電圧V□−2の
値を前述の各式に当てはめると、サンプリング時の全電
荷のQTSおよびMSE比較時の全電荷Q7Mはそれぞ
れQT3” (VrN 2.5)  ・2C・・・ (
8)Qrh+= (2,5Vr) 2 C・・・ (9
)となり、MSB比較時のvlは(3)式より■□=5
  VIN            ・・・ GO)と
なる。つまり、VrN=5VとするとV r−OV 。
V IN = OVとするとV、=5Vとなる。アナロ
グ信号入力をサンプリングする際は、スイ、ッチ5W3
43のうち431のN型とP型のMOSFET対、スイ
ッチ5W444のうち441のN型とP型のMOSFE
T対およびスイッチSW6のN型とP型のMOSFET
対が導通する。アナログ信号人力vrNを5■とすると Q3=(5−2,5)・C/2=2.5・C/2・・・
 01) Q4=(52,5)  ・C=2.5・C・・・ 0■
次にMSHの比較動作に入ると、スイッチ6゜431.
441が開放され、スイッチ5W343のうち433の
N型とP型のMOSFET対が導通して容量C3430
は第2の参照電圧vR−3(OV)に接続され、スイッ
チ5W444のうち442のN型とP型のMOSFET
対が導通して容量0.440は第1の参照電圧VR” 
2 (5V )に接続されるので、容量アレーの共通接
続点工。
13の電位vrは理論値であるOvになる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した従来の逐次比較形ADCにおいて、局部DAC
4のスイッチ433とスイッチ442についてもう少し
詳しく説明すると、スイッチ433の場合、N型MO3
FETは、ソース側が第2の参照電圧V、−3(OV)
、ドレイン側が5vに接続されており、ゲート入力が制
御信号発生回路5よりOv→5■に変化したとすると、
V Ds= 5 V 、 V os = 5 Vとなり
完全に導通状態であり、またP型MO8FETも、ソー
ス側が5V、  ドレイン側が第2の参照電圧VR−3
(Ov)に接続されており、ゲート入力が制御信号発生
回路5より5v→Ovに変化したとすると、V、5=−
5V、V、、=−5Vとなり完全に導通状態である。こ
れに対してスイッチ442の場合、N型のMOSFET
は、ソース側が第1の参照電圧■8″2(5V)、ドレ
イン側も5vに接続されており、ゲート入力が制御信号
発生回路5よりOV→5Vに変化したとすると、VDS
 = OV 。
V as ” OVとなり完全にオフ状態であり、また
P型MO8FETはソース側、ドレイン側共に5vに接
続されており、ゲー■・入力が制御信号発生回路5より
5■→Ovに変化したとするとVl)S=OV、Vos
=5Vとなり導通状態である。つまり、スイッチ433
ではN型とP型両方のMOSFETが導通しているのに
対して、スイッチ442ではP型MO8FETのみが導
通しているわけであるが、ここでgmについて考えると
、gmはg m=μy ’ W/ L ’ Co (V
G  VT)で与えられる。但し、μ、はチャネルの平
均ドリフト移動度、W/Lはチャネル幅対チャネル長の
比率、Coは単位面積当たりの絶縁体の容量、V。
はゲート電圧、■アはしきい値である。」二式において
、gmはμ、とW/Lによって決定されるが、μ、はN
型MO8FETとP型MO8FETとでは値が異なり、
通常N型MO8FETのμ、はP型MO8FETの2倍
であるため、W/LがN型MO8FETとP型MO8F
’ETとで等しい場合は次式が成立する。
gm (N)= 2 gm  (P) 但し、gm(N)はN型MO8FETのgm。
gm (P)はP型M OS F E T I7)g 
mである。
従って先に述べたスイッチ433とスイッチ442の導
通している状態と上式により、スイッチ433とスイッ
チ442のgmの比は3:lとなりgmに大きな差が生
じてしまうために、制御信号発生回路5からの信号がス
イッチ433とスイッチ442に同時に入ってもスイッ
チ433の方がスイッチ442よりも早く導通するので
、容量C4440のスイッチ5W444に接続されてい
る端子は開放状態で、容tc3430のスイッチ5W3
43に接続さhている端子は第2の参照電圧VR−3で
あるOvになる。また、容量アレーの共通接続点I、1
3は高インピーダンス状態であるため、容量C3430
に蓄えられている電荷により端子Irl 3の電位Vr
は−2,5vまで下げられてしまう。これにより容量ア
レーの共通接続端子に接続されているスイッチ6のN型
MOS F E Tにおいて端子工□側の拡散領域は−
2,5vまで下げられ、N型MO8FETが形成されて
いるP型基盤に対しN型とP型の領域においてN型が−
2,5V、P型がOvと順方向バイアスになって容量C
3430に蓄えられていた電荷が移動してしまう。する
と、この彼達れてスイッチ442が導通しスイッチ5W
444に接続されている端子が第1の参照電圧V、、”
lである5■になっても、容量C3430の電荷量が変
化してしまっているので、容量アレーの共通接続端チエ
□13の電位V□は理論値であるOvにはならず、アナ
ログ・デイ、ジタル変換の精度に大きな誤差を生じると
いう欠点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の逐次比較形アナログ・ディジタル変換装置は、
アナログ・スイッチとして用いる電荷再配分局部ディジ
タル・アナログ変換器の容量アレーに接続されている第
1導電形の電界効果トランジスタのチャネル幅対チャネ
ル長の比率と、第2導電形の電界効果トランジスタのチ
ャネル幅対チャネル長の比率とを異ならせ、上記第1導
電形および第2導電形の電界効果トランジスタのトラン
スコンダクタンスを等しくしたという特徴を有している
〔実施例〕
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例の回路構成図である。
この図は4ピツ)ADCの場合の電荷再配分形の容量ア
レーを用いた局部DACにおいて、スイッチに相補形M
O3F’ETを用いた場合の部分構成図であるが、アナ
ログ信号入力端子1.第1の参照電圧2.第2の参照電
圧31局部ディジタル・アナログ変換装置のスイッチS
W343 、5W444、制御信号発生回路5.スイッ
チ6、容量C3430,C4440より構成されている
。まず、gmを表わす式を下に示す。
g m = a I n/ a Vo=W/ L ・μ
NC0(V(1−VT)          ・・・ 
0■但し、Wはチャネル幅、Lはチャネル長、μ、はチ
ャネル電子の平均ドリフト移動度、coは単位面積当た
りの絶縁体容量、■oはゲート電圧、■7はしきい電圧
である。α湯式においてC8(V O−Vア)はプロセ
スによって決定する。N型MO3FETのgmをgm(
N)、チャネル幅対チャネル長の比率をW N / L
 N 、またP型MO8FETのgmをgm (P)、
チャネル幅対チャネル長の比率をW p / L pと
すると、ここで扱うのはg m (N) αμN ・W
N/ LN    ”・QCgm (P)Uμp ・W
p/Lp    −C6)の関係であるが、Nチャネル
の平均ドリフト移動度μ、の方がPチャネルの平均ド 
リフト移動度μ、に較べて大きく、通常 μ、=2μア           ・・・ 0Qの関
係が成立するので、W N / L N = W p 
/ L pの場合には gm (N)=2gm (P)     ・・・ αη
となり、gm(N)とgm (P)の値を等しくするた
めには、W/Lを変更する必要があるがOQと071式
よりWN/LNとw p / L Pの関係をW N 
/ L N = 1 / 2・WP/LPとすることで
、gm(N)とgm (P)の値を等しくすることがで
きる。
第1図において局部DACの動作は既に述べている。こ
こでは局部DACの容量アレーに接続されているスイッ
チ43.44のgmについて場合分けをして説明する。
アナログ信号入力vrN1を5V、OV、2.5Vと3
つの場合を考えて、第1の参照電圧■、l+2を5V、
第2の参照電圧vR−3をOVとする。まず、アナログ
信号入力V、N1が5vでサンプリングされた場合、M
SB比較時には、ゲート入力となる制御信号発生回路5
の信号がスイッチ433とスイッチ442のN型MO8
FET側で0■→5vSP型MO8FET側で5■→O
vと変化して、スイッチ433とスイッチ442が○N
するが、この時スイッチ433ではN型MO8FETが
V Ds = 5 V 、 V as = 5 Vと完
全にオンしており、P型のMOSFETもVDS=−5
V、Vos=−5Vと完全にオンしているのに対して、
スイッチ442ではN型MO8FETがVDs=OV、
Vos=OVと完全Et7しており、P型MO8FET
もV’n5=OV、Vos”  5VとP型MO8FE
Tのみのgmでオンしている。ここで、P型のMOSF
ETのgm (P)を基準としてgm (P)=gmと
考えるとa′?)式および上述よ弘スイッチ4330g
m (433)、スイッチ442のgm(442)は gm (433)=gm (N)+gm (P)=2g
m             ・・・ 0秒gm (4
42) =gm (P) =gm−Qlと表せる。次に
アナログ信号人力V工N1がo■でサンプリングされた
場合、IViSB比較時には、ゲート入力となる制御信
号発生回路5の信号がスイッ−)433とスイッチ44
2のN型MO8FET側テOV →5 V、P型MO8
FET側で5v→0■と変化してスイッチ433とスイ
ッチ442が導通するが、この時スイッチ433ではN
型MO8FETがV Ds= OV 、 V os =
 5 VとN型MO8FETのみのgmでオンしており
、P型MO8FETがvD、= o v、 vo、= 
o vと完全にオフしているのに対して、スイッチ44
2ではN型MO8FETがvDS= 5 V 、 V 
os = 5 Vと完全にオンしており、P型MO8F
ETもVDs=  5V。
V、、=−5Vと完全にオンしている。P型MO8FE
Tのgm (P)を基準として考えると07)式および
上記より、スイッチ433のgm(433)、スイッチ
442のgm(442)は gm (433) =gm (N) =gm−G!(I
tgm (442) =gm (N) 十gm (P)
 =2gm            ・・・ (2I)
と表せる。最後にアナログ信号人力V工N1が2.5V
でサンプリングされた場合、MSB比較時には、前述と
同様にしてスイッチ433とスイッチ442が導通する
が、この時スイッチ433ではN型MO8FETがVD
S = 2.5 V 、 Vos =2.5vとオンし
ており、P型MO8FETもVns =2.5 V 、
 V os ””  2.5とオンしているのに対し、
スイッチ442でもN型MO8FETがVDS= 2.
5 、 Vos = 2.5とオンしており、P型MO
8FETもVD8= −2,5V、 Vo、= −2,
5Vとオンしている。スイッチ433のgm、(433
)およびスイッチ442のgm(442)を前述と同様
にして表わすと、 gm (433) =gm (N) 十gm (P) 
−2gm’           ・・・ (221g
m (442)=gm (N)+gm (P)=2gm
’           ・・・ (2のとなる。但し
、gm’はV。s=2.5の時もトランスコンダクタン
スである。以下28B比較時も同様にして考えていくと
、容量アレーの共通接続端子L13の電位■1を理論値
に近づけるために、各場合においてgm(433)とg
m(442)の差を小さくするには、前述したごとくN
型MO8FETのgm(N)をほぼ1/2にすればよく
、実際には04)式よりN型MO8FETのチャネル幅
対チャネル長の比率W N / L Nを1/2にすれ
ばよい。
このようにして、各スイッチのgmが等しくなるように
すれば、スイッチがオンする時間差を小さくでき、容量
アレーに蓄えられる電荷の移動も起こりにくいので、容
量アレーの共通接続端子エエ13の電位■1は理論値を
保ち、アナログ・ディジタル変換の誤差を小さくするこ
とができ、高精度化することが可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、逐次比較形のアナログ・
ディジタル変換において、電荷再配分形の容量アレーに
接続されているアナログ・スイッチとして用いているN
型のMO8電界効果トランジスタのチャネル幅対チャネ
ル長の比率WN/LNをP型のMO8電界効果トランジ
スタのチャネル幅対チャネル長の比率w p / L 
Pの1/2にして、P型とN型のMO8電界効果トラン
ジスタのgmを等しくすることにより、容量アレーの共
通接続端子の電位を理論値に近い値に保つことができる
ので、サンプル・ホールド回路において標本化したアナ
ログ信号入力の値に変換途中で誤差が生じず、アナログ
・ディジタル変換の精度の向上に関して大きな効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の構成を示すブロック図で
、第2図は従来の逐次比較形アナログ・ディジタル変換
装置の構成を示すブロック図、第3図は、従来の逐次比
較形アナログ・ディジタル変換装置における局部ディジ
タル変換回路に電荷再配分形の容量アレーを用いた回路
構成を示すブロック図である。 l・・・・・・アナログ信号入力端子、2・・・・・・
第1の参照電圧、3・・・・・・第2の参照電圧、4・
・・・・・局部ディジタル・アナログ変換装置、訃・・
・・・制御信号発生回路、7・・・・・・サンプル・ホ
ールド回路、8・・団・比較回路、9・・・・・・逐次
近似レジスタ、1o・・川・ディジタル信号出力端子、
11・・・・・・基準電位発生回路、I2・・・・・・
中点電位、13・・・・・・比較回路の反転入力、6.
40〜44,401〜403’、411〜413.42
1〜423,431〜433゜441〜443・・・・
・・スイッチ、400〜440・・・・・・容量。 代理人 弁理士  内 原   音

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 相補形電界効果トランジスタをアナログ・スイッチとし
    て用いている電荷再分配形局部ディジタル・アナログ・
    変換器を構成要素とした逐次比較形のアナログ・ディジ
    タル変換器において、該局部ディジタル・アナログ変換
    器の容量列に接続されている第1導電形の電界効果トラ
    ンジスタのチャネル幅対チャネル長の比率と、第2導電
    形を電界効果トランジスタのチャネル幅対チャネル長の
    比率とを異ならせ、該第1導電形および該第2導電形の
    電界効果トランジスタのトランスコンダクタンスを等し
    くしたことを特徴とするアナログ・ディジタル変換装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010166298A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Fujitsu Ltd アナログデジタル回路

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