JPH01113108A - タンデムミルのルーパー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、パスラインの上下変動に対して、ルーパー制
御性を変えずにルーパー位置を調整し得るタンデムミル
のルーパーに関するものである。

［従来の技術］ 連続式のストリップミルにおいて、ストリップを圧延す
る場合に、ロールスタンド間のストリップ張力か変動す
ると、板厚が変化し、ストリップの品質に与える影響は
極めて大きい。そこで従来からストリップミルにおいて
は、ロールスタンド間にルーパーを設け、ルーパーロー
ルを所定の位置に保持させてストリップ張力の制御を行
っている。

ところか、上述のルーパーではミルワークロールを組替
えロール径が変化した場合には、パスラインか変動し、
ルーパーロールの位置を一定にしておくと、ストリップ
張力も変動してしまう。このため、従来は、ルーパーア
ームを回動させてルーパーロールの位置を調整すること
により、ストリップ張力が一定になるよう制御している
。

［発明が解決しようとする問題点コ しかしながら上述のように、′ルーパーアームを回動さ
せると、ルーパーロールは上下方向位置のみならずスト
リップ進行方向位置も変化し、ストリップの傾きも変化
する。而してスト」ノツプの傾きか変化すると、ルーパ
ーロール部に設けた荷重計で検出した値とストリップ張
力との相関関係が当初の状態とは異なってしまい、従っ
て、ストリップ張力を所定の値に制御することが難しい
という問題がある。

本発明は、上述の実情に鑑み、パスラインが変動した場
合にも、ストリップ張力を所定の値に容易に制御できる
タンデムミルのルーパーを提供するためになしものであ
る。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、ミルスタンド間に配設したルーパーのルーパ
ーピボットを、上下方向へ昇降する部材に回動自在に装
置した構成としている。

［作　　　用］ 従って、本発明では、ルーパーピボットを上下方向にパ
スラインの変化量と同じだけ移動すれば、パスライン変
動以前と同様のストリップ張力か得られる。

［実　施　例］ 以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ説明する
。

第１図は、本発明の第１実施例を示すもので、ロールス
タンド１３間の所定場所に垂直方向のスライド面１を有
するガイドフレーム２を設け、該ガイドフレーム２に昇
降自在に装着した軸箱３には、ピボット４か適宜の手段
によって回動し得るように枢着されており、該ピボット
４には、ルーパーアーム５が固着され、ルーパーアーム
５の先端にルーパーローラ６が回転自在に枢着されてい
る。

前記ガイドフレーム２の下端に電動機７で駆動される昇
降駆動装置８を配設する。該昇降駆動装置８のウオーム
ホイール９は水平でその上下部を軸受１２により回転自
在に支持され且つウオームホイール９センターのネジ穴
ｌＯは前記軸箱３から下方に延びる垂線上にあるように
設けられ、該ネジ穴１０には、上端が前記軸箱３に連結
され下端がウオームホイール９下方へ延びるネジ棒１１
が螺合されている。なお、１４はワークロール、１５は
バックアップロール、１６はパスラインである。

例えば、ワークロール１４を組替えたために、パスライ
ン１６が変化した場合（例えば第１図に破線で示すよう
にロール径の小さいものに交換され、パスライン１６が
上がると）、ルーパーロール６の位置がそのままではス
トリップの張力が変動する。そこで電動機７を作動させ
てネジ棒１１が上昇する回転方向にウオームホイール９
を回転させると、ネジ棒１１に連結した軸箱３の位置が
上がるからパスライン１６の変化量に相当する高さｔた
け軸箱３の位置が上昇し、軸箱３に枢着されたピボット
４に固着されたルーパーアーム５先端のルーパーロール
６の位置がパスライン１６に対してワークロール１４交
換以前と同様の位置関係となるので、ストリップの張力
は従前同様の値となる。なお、この際ピボット４は回転
させられず、ルーパーアーム５の傾きも変化しない。

第２図は、本発明の第２実施例であり、軸箱３の下方に
油圧等で垂直方向に伸縮するシリンダー１７を設け、該
シリンダー１７のロッド１８を軸箱３に連結したもので
あり、それ以外は第１の実施例と変わるところはない。

上述の第１実施例のごとく、パスライン１６が変化した
場合、本発明においては、シリンダー１７を作動して、
ロッド■８を伸長または短縮せしめて軸箱３の位置を変
化させる。

第３図及び第４図は本発明の第３実施例で、シリンダー
１９により、パスラインと平行に移動し得るよう軸箱２
０を配設し、該軸箱２０に偏心軸２１を回転自在に支持
せしめ、偏心軸２１の一端に偏心部２１ａを設けると共
に他端に、駆動装置により駆動されるピニオン２２と噛
合するギア２３を固着し、偏心部２１ａに第１図や第２
図に示すルーパーアームを固着する。

パスラインが変化した場合には、ルーパーアームが回転
しないよう保持したままビニオン２２を駆動することに
よりギア２３を介して偏心軸２１を回転させる。これに
よって、偏心軸２１の偏心部２１ａは回転しつつ昇降す
るが、このとき偏心部２１ａはパスラインと平行な方向
へも移動する。

このパスラインと平行な方向への移動はルーパーロール
のストリップ進行方向位置への変動も生じるので、これ
を解消するため、シリンダー１９により軸箱２０をルー
パーロールのストリップ進行方向への移動が相殺される
よう移動させる。

これによって、ルーパーロールはパスラインの変動に合
わせて高さ方向位置のみが調整される。

なお、本発明は前述の実施例にのみ限定されるものでは
なく、例えば軸箱の昇降用として、ネジ棒やシリンダー
を採用した代わりにカム機構を設けてもよいことなど、
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々
の変更を加え得ることは勿論である。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明のタンデムミルのルーパーピ
ボット位置調整装置によれば、パスラインの変化に対応
して、ルーパーピボット位置を垂直方向に変動せしめる
ことにより、ルーパーピボットを回動させずとも簡単に
ストリップ張力を所定の値にすることができるという優
れた効果を奏し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例の説明図、第２図は本発明
の第２実施例の説明図、第３図及び第４図は本発明の第
３実施例の説明図である。 図中、２はガイドフレーム、３は軸箱、４はピボット、
５はルーパーアーム、６はルーパーロール、７は電動機
、８は昇降駆動装置、１１はネジ棒、１７はシリンダー
、Ｌ９はシリンダー、２０は軸箱、２１は偏心軸、２１
ａは偏心部を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）ミルスタンド間に配設したルーパーのルーパーピボ
   ットを、上下方向へ昇降する部材に回動自在に装置した
   ことを特徴とするタンデムミルのルーパー。