JPH01112944A - 青果物の鮮度保持剤及びその利用方法 - Google Patents

青果物の鮮度保持剤及びその利用方法

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JPH01112944A
JPH01112944A JP62271542A JP27154287A JPH01112944A JP H01112944 A JPH01112944 A JP H01112944A JP 62271542 A JP62271542 A JP 62271542A JP 27154287 A JP27154287 A JP 27154287A JP H01112944 A JPH01112944 A JP H01112944A
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JP
Japan
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freshness
vegetables
fruits
coffee beans
preserving agent
Prior art date
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Pending
Application number
JP62271542A
Other languages
English (en)
Inventor
Yayoi Nabumoto
撫本 弥生
Noritomi Watabe
徳富 渡部
Katsuhiko Tajima
田嶋 克彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suntory Ltd
Original Assignee
Suntory Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は焙煎、粉砕したコーヒー豆及び/又はコーヒー
抽出残渣を用いた鮮度保持剤、及びこれを密閉状態で青
果物と共存させることにより、その鮮度を長く保持でき
るようにした青果物の鮮度保持方法に関する。
[従来の技術] 自然条件下での果実の成熟は、果実自身が生成するエチ
レン(植物ホルモンの一種)によって引き起こされる。
一般に収穫後の青果物においても、呼吸および水の蒸散
を絶えず行いエチレン等のガスを発散し、成熟を促進さ
せる。更に成熟した青果物は大量のエチレンを発生し、
青果物はやがて変色、軟化し、腐敗に至る。
従って収穫後の青果物の鮮度を保持する方法として、特
開昭49−66433号公報では活性炭を、又特開昭5
2−38053号公報ではゼオライトを利用してエチレ
ンを物理的に吸着除去したり、過マンガン酸カリウム(
特開昭58−18901号、58−20149号、58
−220648号公報)等の酸化剤やパラジウム化合物
(特開昭58−55147号)を利用してエチレンを化
学変化させて除去したり、エチレン分解能又はエチレン
資化性能をもつ微生物(特開昭61−100153号公
報)を利用する方法等が提案されている。
また呼吸や水分蒸散を抑えて、輸送、貯蔵中の腐敗や鮮
度低下を防止するために現在、冷蔵貯蔵、CA貯蔵、真
空貯蔵およびこれらを組み合せた方法、また特殊な被覆
剤の散布、塗布等が行われている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら従来方法では、過マンガン酸カリウムやパ
ラジウム化合物のように食品には適さない物質が使用さ
れ、実用的でなかったり、又は化学反応により生成する
副産物の食品に対する安全性が確認されていないものも
あった。更にガスコントロール設備や気密性の高い貯蔵
庫等、大規模な設備を必要としたり、過剰な吸着や減圧
による青果物の芳香の減少など、多くの問題を残してい
る。
そこで本発明では、簡単かつ安価に製造でき、かつ青果
物に接触しても安全な青果物の鮮度保持剤を提供し、更
にこれを用いることにより流通段階だけでなく、一般消
費者も安心して使用できる様な、青果物の鮮度保持方法
を提供するものである。[問題を解決するための手段] 本発明者らは、焙煎、粉砕後のコーヒー豆又はその抽出
残渣を、水分含量が20%以下になるまで乾燥すること
によって製造される鮮度保持剤を通気性包材に青果物1
kgに対し約1〜70g1好ましくは1〜50gの量で
充填し、密閉状態で青果物と共存させることにより、青
果物の鮮度を安全にかつ手軽に保持する方法を見い出し
た。
[詳細な説明] 今日、コーヒー豆は大全に輸入され、インスタントコー
ヒーや種々のコーヒー飲料の原料などに使用されている
。その産地や品種は様々であるが、本発明において使用
するコーヒー豆は、それらの条件を特に限定するもので
なく、焙煎度や粉砕の程度についても特別に限定されな
い。
また焙煎、粉砕コーヒー豆の抽出残渣を使用する場合、
その抽出方法は、熱水やエタノール抽出など食品に対し
安全な方法であれば特に問題ないが、熱水抽出の場合、
抽出液を他の用途に利用でき、たいへん経済的であり好
ましい。
次に焙煎後、粉砕したコーヒー豆又はその抽出残渣を、
水分含量が20%以下になるように乾燥する。含有水分
はlO%程度でも充分効果があるが、取り扱い易さや鮮
度保持剤自身の安定性の面から、10%以下が好ましい
。乾燥方法としては加熱乾燥が一般的であるが、特にこ
れに限定されるものでなく、天日乾燥、真空乾燥、高周
波乾燥等が利用できる。このようにして得られた鮮度保
持剤を、紙、布、不織布等の通気性包材に充填し、青果
物と共にポリエチレン等の適当なフィルムに包装する。
使用出は青果物1 kgに対し、1〜70g1好ましく
は1〜50g程度で、青果物の種類により適宜調整する
青果物としては特に水分の蒸散の少ない柿、リンゴ、バ
ナナ、梨、メロン等に有効であるが、花茎菜、葉菜、根
菜、莢菜、果菜などの野菜類、菌類または果実類など全
ての青果物に効果的である。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明する。
実施例 1 鮮度保持剤の調製 エチオピア産のコーヒー豆を焙煎(フレンチロースト)
、粉砕(細びき)後、通常の方法で熱水抽出する。この
抽出残渣を、105℃で4時間、加熱乾燥し、水分含量
的0.5%とする。これをデシケータ−中で放冷した後
、不織布製の袋に充填し、鮮度保持剤を調製した。
実施例 2 市場から購入したばかりの富有柿1個(200g程度の
もの)と上記の実施例1のコーヒー抽出残渣を用いた鮮
度保持剤3gとを透明ポリエチレン袋(厚さ0.04m
n+)で密閉包装し、室温に保存した。
比較例として、活性炭3gを同様に用いたもの、保持剤
、吸着剤を使用しないものについても、室温で保存し、
鮮度保持効果を観察した。結果を次第1表に示す。
く第 1 表〉 実施例 3 市場から購入したばかりのみかん2個(1個100g程
度のもの)を実施例2と同様に、上記の実施例1の鮮度
保持剤3gと共に透明ポリエチレン袋中に密封し、室温
に保存した。比較のために実施例2と同様に活性炭3g
使用のものと、保持剤および吸着剤のいずれも使用しな
いものについて“実験を行った。結果を第2表に示す。
〈第 2 表〉 実施例 4 わずかに青みの残った硬めのトマト2個(1個200g
程度)と、上記実施例1の鮮度保持剤4g−を不織布に
封入したものとを透明ポリエチレン袋(厚さ0.04m
m)で密閉包装し、4℃に保存した。
比較例として、活性炭4gと同様に用いたもの、保持剤
、吸着剤のいずれをも使用しないものについて、4℃で
保存した。結果を第3表に示す。
く第 3 表〉 実施例 5 市販のニンジンを、水洗後、皮をむき、厚さ2mmにス
ライスする。これをプラスティックトレーに並べ(80
g程度)、上記の実施例1の鮮度保持剤2gと共に、全
体をポリ塩化ビニリデンフィルムで包み4℃に保存した
。比較例として活性炭2gを用いたもの、保持剤、吸着
剤のいずれをも使用しないものについても、4℃で保存
した。
結果を第4表に示す。
〈第 4 表〉 [効  果1 本発明は安価で手軽に利用できかつ安全な、青果物全般
に有効な鮮度保持方法である。
また本発明は食品加工廃棄物の一つであるコーヒー抽出
残渣の有効な利用方法でもある。
(外4名) 手続補正書 昭和43年1月り日

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)焙煎、粉砕したコーヒー豆及び/又はその抽出残
    渣の乾燥品から成る青果物の鮮度保持剤。
  2. (2)前記乾燥品又は焙煎、粉砕したコーヒー豆の水分
    含量が20%以下であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の鮮度保持剤。
  3. (3)前記乾燥品が熱水抽出された抽出残渣から加熱乾
    燥により製造されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の鮮度保持剤。
  4. (4)焙煎、粉砕したコーヒー豆又はその抽出残渣を、
    水分含量が20%以下になるように乾燥して得た鮮度保
    持剤を密閉の状態で青果物と共存させることにより、青
    果物の鮮度を保持する方法。
  5. (5)前記鮮度保持剤を、青果物1kgに対し1〜70
    g程度使用することを特徴とする特許請求の範囲第4項
    記載の鮮度保持方法。
  6. (6)前記抽出が熱水抽出であることを特徴とする特許
    請求の範囲第4項記載の鮮度保持方法。
JP62271542A 1987-10-27 1987-10-27 青果物の鮮度保持剤及びその利用方法 Pending JPH01112944A (ja)

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