JPH01108966A

JPH01108966A - かぎタバコ

Info

Publication number: JPH01108966A
Application number: JP26778087A
Authority: JP
Inventors: Kimitaka Araho; 新穂　公崇
Original assignee: KOWA DISPLAY KK
Current assignee: KOWA DISPLAY KK
Priority date: 1987-10-22
Filing date: 1987-10-22
Publication date: 1989-04-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、着火して経口吸引する一般的なタバコに比し
て、健康上の害が少なく、周囲に対して煙や臭気や灰等
による不快感や悪影響を与えることが無く、火災の危険
が無い等の利点を有し、しかも、−船釣なタバコと同様
に経口吸引して、喫煙の香りと雰囲気が得られるかぎタ
バコに間する。

〔従来の技術〕

従来、紙巻きタバコに外観が類似した円筒状ケース内に
、タバコエキスを含浸させた繊維質又は樹脂類などの通
気性の担体を充填し、ケースの一端から口で吸って、タ
バコエキスの独特の香りと辛苦味を味わえるように構成
していた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、タバコの葉から抽出したタバコエキスだけでは
、紙巻きタバコのように天然タバコの独特の香りと辛苦
味が得られない。その上、繊維質又は樹脂類などの担体
にタバコエキスを含浸させるだけでは、担体の通気性を
良くして吸った時に香りや辛苦味を十分に味わえるよう
にすると、香りや辛苦味が吸っていない時にも逃げやす
くて長持ちせず、逆に、香りや辛苦味が長持ちするよう
に担体を緻密なものにすると、吸った時の香りや辛苦味
が薄くなる等の欠点があった。

本発明の目的は、天然タバコの独特の香りと辛苦味を十
分に味わえると共に、その香りと辛苦味が時間的に十分
に長持ちして保持されるように改良する点にある。

〔問題点を解決するための手段〕

本第１発明の特徴構成は、天然タバコの微粉砕物を、食
品に添加可能なカプセル材によって気体透過性のあるマ
イクロカプセルに形成したことにあり、その作用効果は
次の通りである。

〔作　用〕

つまり、天然タバコを微粉砕物にしたものを含んでいる
から、天然タバコの独特の香りと辛苦味を十分に味わえ
、風味において一段と優れた経口吸引式のかぎタバコが
得られる。

そして、人体に無害な食品に添加可能なカプセル材によ
って天然タバコの微粉砕物を気体透過性のあるマイクロ
カプセルに形成してあるから、吸った時に天然タバコ独
特の香りと辛苦味を十分に味わえると共に、吸わない時
にはカプセル材による被覆作用で香りや辛苦味が逃げる
ことを十分に防止できて、天然タバコ独特の香りと辛苦
味を十分に長持ちさせることができる。

〔発明の効果〕　” その結果、天然タバコ独特の風味が長時日にわたって十
分に味わえて、周囲に喫煙による害を与えず、また、火
災を防止できる等、喫煙者及び非喫煙者に対して極めて
有効な、経口吸引式のかぎタバコを提供できるようにな
った。

〔問題点を解決するための手段〕

本第２発明の特徴構成は、天然タバコの微粉砕物を食品
に添加可能な天然物接着剤で造粒して多孔質の顆粒に形
成したことにあり、その作用効果は次の通りである。

〔作　用〕

本第１発明と同様に、天然タバコを微粉砕物にしたもの
を含んでいるから、天然タバコの独特の香りと辛苦味が
出やすくて十分に味わえる。

そして、天然タバコの微粉砕物を造粒して多孔質の顆粒
に形成してあるから、天然タバコ独特の香りと辛苦味を
、顆粒の間を通して十分に吸って味わえる。

〔発明の効果〕

その結果、天然タバコ独特の風味が十分に味わえて、周
囲に喫煙による害を与えず、また、火災を防止できる等
、喫煙者及び非喫煙者に対して極めて有効な、経口吸引
式のかぎタバコを提供できるようになった。

（実施例〕次に実施例を示す。

第１図に示すように、天然タバコの微粉砕物を含む顆粒
（１）を充填したカプセル（２）を円筒状のホルダー（
３）に内嵌保持させ、ホルダー（３）に円筒状のチュー
ブ（４）を外嵌させて連結し、全体形状が紙巻きタバコ
に類領した経口吸引式のかぎタバコを形成してある。

カプセル（２）の両端に多数の小さい空気孔（５）を形
成し、ホルダー（３）側から口で吸うと、チューブ（４
）からの空気がカプセル（２）を通って吸われると共に
、カプセル（２）内の顆粒（１）により天然タバコ独特
の香りと辛苦味が得られるように構成してある。

カプセル（２）を２つ割に形成し、両分側部分（２ａ）
　、　（２ｂ）どうしの抜き差しで、必要に応じて顆粒
（１）の入れ換えを行えるように構成してある。

顆粒（１）の製造法を第２図により以下に説明する。

（イ）天然タバコの葉を粉砕して、天然タバコの微粉砕
物を造る。

（ロ）天然タバコの微粉砕物、香料、タバコエキス、カ
プセル材、水を夫々適量づつ添加して混合し、懸濁液を
造る。

（ハ）懸濁液を噴霧乾燥して、天然タバコの微粉砕物、
香料、タバコエキスを含むマイクロカブセルを造る。

に）食品に添加可能な天然物接着剤をマイクロカプセル
に添加して造粒し、造粒物を真空乾燥して、適当数のマ
イクロカプセルが結合して成る顆粒を造る。

カプセル材は、例えば、カゼイン、アルブミン、大豆タ
ンパクなどのタンパク質系接着剤、デンプン系やセルロ
ース系などの炭水化物系接着剤、アラビアゴムやグアー
ゴムなどの複合多糖類接着剤等、食品添加物として認め
られているもので、気体透過性のあるマイクロカプセル
を形成できるものから適当に選定する。また、天然物接
着剤も同様のものから選定する。

マイクロカプセルの平均直径は一般的に０．１５〜０．
２５ｍｍ程度とし、顆粒の平均直径は０．５ｎ程度とす
るが、マイクロカプセルや顆粒の大きさは適当に選定で
きる。

〔別実施例〕

次に別実施例を説明する。

本第１発明において、マイクロカプセルを造粒で顆粒に
すると、吸った時の通気性が良（なって、風味を向上で
きると共に、カプセル（２）などに収納しやすくなる利
点があるが、マイクロカプセルをそのまま利用してもよ
い。　　　　−本第１発明において、タバコエキスとし
て純ニコチンを用いてもよく、また、タバコエキスと香
料の一方又は両方を省略して軽い風味にしてもよい。

本第１発明において、天然タバコの微粉砕物を含むマイ
クロカプセルやその顆粒を造るに、例えば、流動床式に
よるマイクロカプセルの製法法を利用するなど１、粉砕
、混合、造粒などの処理夫々において周知の手段を適当
に選択できる。

本第１発明において、マイクロカプセルの構造は、多孔
状のカプセル材に天然タバコの微粉砕物などが包含さ机
たもの、気体透過性のある球状のカプセル材の内部に天
然タバコの微粉砕物などが収容されたもの等、適当に選
択できる。

本第２発明では、天然タバコの微粉砕物を、マイクロカ
プセルに形成しないで、前述のカプセル材と同様の食品
に添加可能な天然物接着剤を添加して造粒処理すること
によって顆粒に形成する。この場合も、タバコエキスと
香料の一方又は両方を必要に応じて天然タバコの微粉砕
物に混入する。そして、本第２発明における顆粒の製造
法は次の通りである。

（ロ）天然タバコの微粉砕物、香料、タバコエキス、天
然物接着剤、水を夫々適蓋づつ添加して混合し、懸濁液
を造る。

（ハ）懸濁液を凍結乾燥する。

に）乾燥物を破砕して篩分けし、所定の粒度範囲の顆粒
を造る。

マイクロカプセルや顆粒を内蔵させた喫煙具の具体構造
は自由に変更でき、また、マイクカプセルや顆粒そのも
のを商品とすることも可能である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図はかぎタバコの断
面図、第２図は本第１発明製造法を説明するためのフロ
ーシートである。

Claims

【特許請求の範囲】１、天然タバコの微粉砕物を、食品に添加可能なカプセ
ル材によって気体透過性のあるマイクロカプセルに形成
してあるかぎタバコ。２、前記マイクロカプセルを造粒で顆粒に形成してある
特許請求の範囲第１項に記載のかぎタバコ。３、前記マイクロカプセルにタバコエキスと香料を含ま
せてある特許請求の範囲第１項又は第２項に記載のかぎ
タバコ。４、天然タバコの微粉砕物を食品に添加可能な天然物接
着剤で造粒して多孔質の顆粒に形成してあるかぎタバコ
。５、前記顆粒にタバコエキスと香料を含ませてある特許
請求の範囲第４項に記載のかぎタバコ。